静岡県牧之原市の認定こども園「川崎幼稚園」の園児置き去り死

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◆社会保険庁職員と社会保険事務局職員は必要なし! ★緑資源談合 ◆公務員の天下り ◆無駄使いの日本 ◆無駄使いの日本 2


知床 観光船「KAZU I(カズワン)」沈没


「カルト」とは何か(消費者法ニュース)

技術倫理について書かれたHPがあります。少なくとも虚偽の内容を書くような造船所は このような技術倫理などないのでしょう。また、これに関与したと推測される検査会社にも 技術倫理など関係ないのでしょう。国立大学を卒業しても、卒業の事実と倫理やモラルが あるかは関係のないことです。日本の不祥事を起こしている企業を見ればわかると思います。 トヨタでさえ、業績(合格者を増やす)のためには試験問題の漏えいが正当化される思う 従業員が存在するのですから。行政が厳しく対応しなければならないでしょう。行政自体にも 問題が存在するのが問題の解決を困難にしているようにも思えます。

昔から行われていれば、それは良いことか?
指摘されなければ、問題ない!!古い体質は、どの業界も同じか??

下記は子供の置き去り死に関して日本は遅れているような感じを個人的に受けるけど、別の考え方をすれば、自治体や行政が問題を放置してきた、又は、管理及び監督を行ってきた結果だと思う。
今回の川崎幼稚園の事故は、「登園確認などのルールが形骸化」の問題以前に、マニュアル事態で確認方法が記載されていなかった。しかし、マニュアルに確認方法を記載する事は義務でも、要求でもない。マニュアルの徹底ではなく、マニュアルの要求事項が明確でもなく、チェックもされない状態。その前に、問題や問題の隠ぺいされ存在したのかさえも分からないのが日本の現状。
そしてバス内に安全装置の設置に話題が飛んでしまう。本当に愚かな国だと思う。たった6人の園児の確認が出来ず、放置したのだから、問題は深刻。両手で数えられる。バスもワンボックスカーだから、チェックも簡単。それでこの始末。ここが大問題だと思う。

個人の意識だけでは限界があるのも事実。海外では新たなシステムを導入するなどの動きも出ている。

同種の死亡事故が相次いだ韓国では2018年に法改正を行い、送迎バス内に置き去りを防ぐ装置の設置を義務付けた。エンジンを切った後、3分以内に車両後方のボタンを押さないと警報音が鳴る仕組み。設置には政府からの交付金が出るが、車内点検を怠った運転手には罰金が科される。


罰金や処分があっても事故はなくならないが、罰金や処分がないよりははるかに良いと思う。罰則が重くなっても、飲酒運転する人は存在するし、生徒と不適切な関係を持つ教諭は存在する。止める事は出来ない。だからと言って、重い処分は不必要とはならない。問題を起こせば処分される。小さい事ではあるが、処分されることにより、簡単には働くことは出来なくなる可能性は高い。
もし経営者が問題のない保育士や運転手を大事にし、それを園児の保護者が評価すれば、多少、高い料金設定であっても納得して払う可能性は高い。人手不足と簡単に言うが、人材にもピンキリがあると思う。良い人材は評価されるべきだろうし、問題の発生軽減に影響はすると思う。ただ、問題が起きるまでは、安さを追及する客は存在するので、生き残りながらサービスを提供する必要があるところが現実の難しさ。

ヤフーコメントに下記のようなコメントがあった。

gla*****

システムを導入するのはとてもいい事だと思う
ただこの手の問題として誤動作や誤報が発生して都度担当者が出向いて確認するのが面倒になって、センサー自体を切ってしまうと言うのがあると思う
ちょっと前に非常用トイレのブザーを切って中で人が死亡していたと言う事故も発生している
結局のところは手間と人手を惜しむくらい現場が大変だと言う事実を上役や経営者が理解しないとこの問題は前進しない
こういった人手や業務タスクを整理する事こそ大事なのに人や資材への投資を惜しむから事故は起こる
システムへの投資、人への投資(教育)どちらも改善しないと事故は減らない

繰り返される子供の置き去り死 「スクールバス大国」の防止策 09/25/22(産経新聞)

幼稚園・保育園のバスの送迎担当者267人のうち、「過去1年に園児だけを残してバスを離れた」と回答したのは15人―。ある企業の調査結果が物語るのは、静岡県牧之原市の認定こども園で今月起きた悲劇が、決して偶然ではないという現実だ。尊い命をどう守るべきか、通園バスでの園児置き去り防止を巡り、各地で対策の見直しが進められている。海外ではバス内に安全装置の設置を義務付けている国もある。専門家は「ミスは必ず起きるとの前提で対策を講じるべきだ」と訴える。

【写真】通園バスの運転席に乗りクラクションを鳴らす年長園児

■「通知」あったのに

「痛ましい事案が再度起きてしまったことは極めて遺憾で断腸の思い。一体あの通知は何であったのかと思う」。9月6日、永岡桂子文部科学相は記者会見で語気を強めた。

静岡県牧之原市の認定こども園「川崎幼稚園」で同月5日、園児の河本千奈(ちな)ちゃん(3)が通園バス内で意識を失っている状態で見つかり、搬送先の病院で熱中症による死亡が確認された。登園時に下車せず、約5時間にわたり置き去りにされたとみられる。静岡県警は園が安全管理を怠ったとみて、業務上過失致死容疑で詳しい経緯を調べている。

永岡氏が言及した「通知」は昨年8月、幼稚園を所管する文科省と厚生労働省などが全国の自治体に出したものを指す。同年7月、福岡県中間市の保育園で送迎バスに取り残された5歳の男児が死亡した事件を受け、登園時の人数確認を複数回行うといった安全管理の徹底を求める内容だった。

■「ルールが形骸化」

悲劇はいつ、どこで起きてもおかしくはない。

合成ゴムなどを扱う三洋貿易(東京)は今年5月、全国の幼稚園・保育園のバスの送迎担当者(運転手、添乗員、運行管理者)267人を対象にオンラインで実態を調べた。

それによると全体の5・6%にあたる15人が「直近1年間で園児を残したままバスを離れた経験がある」と回答。そのうち3人は、園児をバスに残していることを認識していなかったという。

置き去りが発生する理由についても尋ねたところ、いずれの属性の65%以上が「送迎担当者や職員の意識が低いから」と答えた。ただ添乗員からは「人手不足だから」(約56%)、「登園確認などのルールが形骸化しているから」(約43%)といった声も聞かれた。

■米国では1千人死亡

個人の意識だけでは限界があるのも事実。海外では新たなシステムを導入するなどの動きも出ている。

同種の死亡事故が相次いだ韓国では2018年に法改正を行い、送迎バス内に置き去りを防ぐ装置の設置を義務付けた。エンジンを切った後、3分以内に車両後方のボタンを押さないと警報音が鳴る仕組み。設置には政府からの交付金が出るが、車内点検を怠った運転手には罰金が科される。

米国では非営利団体の調査により、2021年までの32年間で約1千人の子供が高温の車内に取り残されて死亡したことが判明。人の動きを検知できるセンサーを搭載したスクールバスも登場し、再発防止を模索している。

■ヒューマンエラーは生じる前提で対策を

置き去りの実態調査を行った三洋貿易は、この検知システムを近く国内に導入することを計画。同社の堀内登志徳(としのり)さん(37)によると、センサーはバスの天井に設置され、置き去りになっている人を検知すると、あらかじめ登録しておいた担当者の携帯電話にメッセージなどが届く仕組みになっている。

ルクセンブルクの企業が開発した同システムは「毛布の下に寝ている乳児の動きも検知できる」(堀内さん)ほどの精度を誇る。座席下に潜りこんだ子供でも容易に発見できるという。

静岡県での事件以降、保育施設や自治体から問い合わせが相次いでいる。堀内さんは「人による降車確認などは継続しつつ、最後のとりでとして検知システムを使ってもらい、二重三重に事故を防いでもらいたい」と話す。

大阪教育大教育学部の小崎恭弘(やすひろ)教授(保育学)は「ヒューマンエラーは必ず生じるという前提で、人的リソース(資源)だけでなく、システムも使いながら子供の安全を確保する『壁』を増やすことが大切だ」と強調する。

海外の先行例のように、バス内の安全装置の設置義務化と国による費用補助の必要性を示した上で「危機管理について学ぶ研修制度を作るなど、子供の命を守るために考えうる対策を講じていくべきだ」としている。(小川原咲)

個人的な意見だが、厳しすぎるマニュアルをずさんな組織が作成すると、時が経てば守られなくなると思う。つまり、厳しいマニュアルはパフォーマンスで、しっかりしていればそのうちに守るのが大変になるので、厳しいマニュアルを守らなくなる事に気付くと思う。今だけ乗り切れば良いと考え、保護者達はそのうちに何も言わなくなると思っていれば、下記のようなマニュアルは良いのかもしれない。
形だけ厳しいマニュアルは、外形化する。そして意味のない事に時間をかけて、何の効果も期待出来なくなる。そして事故が起きた時に、無理な要求だったとか、忙しすぎて対応できなかったと原因究明で記載されるのだろう。身の丈に合わないマニュアルは長続きしないとある業界の内部監査や外部監査を行った経験から思う。

繰り返される子供の置き去り死 「スクールバス大国」の防止策 09/24/22(テレビ静岡NEWS)

幼稚園・保育園のバスの送迎担当者267人のうち、「過去1年に園児だけを残してバスを離れた」と回答したのは15人―。ある企業の調査結果が物語るのは、静岡県牧之原市の認定こども園で今月起きた悲劇が、決して偶然ではないという現実だ。尊い命をどう守るべきか、通園バスでの園児置き去り防止を巡り、各地で対策の見直しが進められている。海外ではバス内に安全装置の設置を義務付けている国もある。専門家は「ミスは必ず起きるとの前提で対策を講じるべきだ」と訴える。

【写真】通園バスの運転席に乗りクラクションを鳴らす年長園児

■「通知」あったのに

「痛ましい事案が再度起きてしまったことは極めて遺憾で断腸の思い。一体あの通知は何であったのかと思う」。9月6日、永岡桂子文部科学相は記者会見で語気を強めた。

静岡県牧之原市の認定こども園「川崎幼稚園」で同月5日、園児の河本千奈(ちな)ちゃん(3)が通園バス内で意識を失っている状態で見つかり、搬送先の病院で熱中症による死亡が確認された。登園時に下車せず、約5時間にわたり置き去りにされたとみられる。静岡県警は園が安全管理を怠ったとみて、業務上過失致死容疑で詳しい経緯を調べている。

永岡氏が言及した「通知」は昨年8月、幼稚園を所管する文科省と厚生労働省などが全国の自治体に出したものを指す。同年7月、福岡県中間市の保育園で送迎バスに取り残された5歳の男児が死亡した事件を受け、登園時の人数確認を複数回行うといった安全管理の徹底を求める内容だった。

■「ルールが形骸化」

悲劇はいつ、どこで起きてもおかしくはない。

合成ゴムなどを扱う三洋貿易(東京)は今年5月、全国の幼稚園・保育園のバスの送迎担当者(運転手、添乗員、運行管理者)267人を対象にオンラインで実態を調べた。

それによると全体の5・6%にあたる15人が「直近1年間で園児を残したままバスを離れた経験がある」と回答。そのうち3人は、園児をバスに残していることを認識していなかったという。

置き去りが発生する理由についても尋ねたところ、いずれの属性の65%以上が「送迎担当者や職員の意識が低いから」と答えた。ただ添乗員からは「人手不足だから」(約56%)、「登園確認などのルールが形骸化しているから」(約43%)といった声も聞かれた。

■米国では1千人死亡

個人の意識だけでは限界があるのも事実。海外では新たなシステムを導入するなどの動きも出ている。

同種の死亡事故が相次いだ韓国では2018年に法改正を行い、送迎バス内に置き去りを防ぐ装置の設置を義務付けた。エンジンを切った後、3分以内に車両後方のボタンを押さないと警報音が鳴る仕組み。設置には政府からの交付金が出るが、車内点検を怠った運転手には罰金が科される。

米国では非営利団体の調査により、2021年までの32年間で約1千人の子供が高温の車内に取り残されて死亡したことが判明。人の動きを検知できるセンサーを搭載したスクールバスも登場し、再発防止を模索している。

■ヒューマンエラーは生じる前提で対策を

置き去りの実態調査を行った三洋貿易は、この検知システムを近く国内に導入することを計画。同社の堀内登志徳(としのり)さん(37)によると、センサーはバスの天井に設置され、置き去りになっている人を検知すると、あらかじめ登録しておいた担当者の携帯電話にメッセージなどが届く仕組みになっている。

ルクセンブルクの企業が開発した同システムは「毛布の下に寝ている乳児の動きも検知できる」(堀内さん)ほどの精度を誇る。座席下に潜りこんだ子供でも容易に発見できるという。

静岡県での事件以降、保育施設や自治体から問い合わせが相次いでいる。堀内さんは「人による降車確認などは継続しつつ、最後のとりでとして検知システムを使ってもらい、二重三重に事故を防いでもらいたい」と話す。

大阪教育大教育学部の小崎恭弘(やすひろ)教授(保育学)は「ヒューマンエラーは必ず生じるという前提で、人的リソース(資源)だけでなく、システムも使いながら子供の安全を確保する『壁』を増やすことが大切だ」と強調する。

海外の先行例のように、バス内の安全装置の設置義務化と国による費用補助の必要性を示した上で「危機管理について学ぶ研修制度を作るなど、子供の命を守るために考えうる対策を講じていくべきだ」としている。(小川原咲)

下記の記事は国や自治体の愚かさはわかる。問題のない所にはセンサーなど必要ない。問題がある施設をチェックしていればよいのに、横着をしたい、又は、管理及び監督権限を持っているが、何をやって良いのかわからない所が厳しくすれば良いと考えて、厳しくするのだろう。
問題のある施設や経営グループにチェックする事が必要。ここをわかっていない国、又は、自治体があれば、そこが問題だと思う。

「これ以上何をすれば」戸惑う保育施設も バスに“園児置き去り”防ぐ最新機器に関心高まる【広島発】 09/21/22(産経新聞)

静岡県の認定こども園で、園児が通園バスに取り残され死亡した事件を受けて、広島県内でも保育の現場と企業がミスを防ごうと努力を続けている。

【画像】センサーで”園児置き去り”を検知する最新機器

“出欠確認・保護者への連絡は基本中の基本” 通知に現場は戸惑いも 広島市の認定こども園「くすの木」では平日の朝、送迎バスを1台走らせている。運転手と保育士の2人体制で、登園する園児と実際の乗車人数に差がないかダブルチェック。

「1、2、3、4、5、6。6名。私もバスの中を見てきます」と点呼する保育士。園のマニュアルに沿って、バスを降りてからも点呼に車内の再点検と、余念がない。

認定こども園くすの木・中川寿恵 主任: 1回でも見落としがあってはいけないので、確認は何回でもした方がいいかなと思っています

9月5日、静岡県の認定こども園で、3歳の女の子が送迎バスに置き去りになり死亡した。園側は「バスから全員が降りたか確認していなかった」と説明し、ずさんな管理体制が問題になった。

認定こども園「くすの木」代表の堀江宗巨さんは安全管理について「ミスや間違いがあっても二重三重のチェックをして、どこかでわかるようになっています。朝、きちんと出欠を確認して、欠席の連絡がない場合は保護者の方に連絡をするというのは、基本中の基本なんですね」と話す。

静岡での事件が発生した後、広島県は安全管理の徹底を求める通知を出し、国も送迎バスを持つ園への緊急点検を決めた。

ただ、さらなる対応を求める雰囲気に、現場は戸惑いを見せる。

認定こども園くすの木・堀江宗巨 代表: 「安全管理の徹底を」という通達がまわってくるんですけど、普段からやっていますし、やっている保育園や幼稚園がほとんどなんですね。「これ以上、何をするんですか?」というのが、現場で一生懸命やっている我々にとっては正直、思うところです。 さらに厳しい基準に合わせざるを得ないとすれば、かなり現場の負担が増して疲弊してしまいます

“ヒューマンエラーの最後の砦” 自治体・保育施設が注目する最新機器 そんな中、新たな動きも出てきている。

自動車部品などを扱う商社「三洋貿易」(本社・東京)は、子どもの置き去り事件をなくすため、広島事務所のメンバーを中心に、ルクセンブルクの企業が開発した”検知センサー”を2023年度に国内導入しようと準備を進めている。

三洋貿易は2022年、幼稚園や保育園の送迎バスの運転手などを対象に「園児置き去り」に関する実態調査を行った。「直近1年間でバスに子どもを残す経験をしたことがある」と答えた人は267人中15人。 そのうち12人は子どもがバスの中にいるということを把握した上で、やむを得ずその場を離れたとのことだが、残りの3人は”無意識”に子どもをバスの中に置き去りにしたことがあるとのことだった。

三洋貿易は「センサーがヒューマンエラーに対して最後の砦になることができる」と期待を寄せている。

三洋貿易 営業グループ グループリーダー・太田直樹さん: レーダーセンサーによって子どもを検知するシステムです。非常に精度が高く、加えて透過性がありますので、シートの下に入っている子どもでも検知することができます

センサーが”置き去り”を検知すると、事前に登録した人にメッセージが送信される仕組みだ。アメリカではすでに50台ほど利用されている。

9月5日の静岡での事件以降、三洋貿易には、国土交通省をはじめ、自治体や保育施設などから50件以上の問い合わせが寄せられているという。センサーの導入に向けて、2022年中に実証実験を行う予定だ。

三洋貿易 営業グループ グループリーダー・太田直樹さん: 広島県とも話をしているところです。まだこれから詳細を詰めていきますが、社会全体で子どもを守っていくということを我々も考えながら進めたいと思います

一方、保育の現場からは「日常的に職員と保護者が密に連絡を取り合う関係性がなければ、最新機器があっても再発防止は難しい」という指摘もある。 二度と悲劇が繰り返されぬよう、基本的な安全管理と最新機器を連携させ、社会の責任として子どもの命を守っていかなければならない。

(テレビ新広島)

テレビ新広島

ヤフーコメントに下記のようなコメントがあった。

rgm*****

ヒヤリハットがあったということは、 ミスをカバーし合う仕組みができているということでもあって、決して全然ダメということではない。 もちろん、ヒヤリハットもなく、全てが完璧に安全にできているなら一番いいんだけど、人間のやることだから、絶対にミスがないとは言い切れない。

問題はヒヤリハットが一件もなかった方。 本当に危険がないように徹底していた結果ならいいが、隠蔽し誤魔化しているパターンもありうる。 ヒヤリハットがあったかなかったかでは、その点は見抜けない。一番危ないのはこういうところなのよ。

ヒヤリハットがあったところに再点検に入るのはいいが、 なかったところこそ、監査で徹底して厳しく見た方が良い。 監査担当の職員だけではなく、保護者に事前にヒヤリングを隠れてやっておくとかしながら、怪しい点はバスに同行してでもついていく。または、カメラを設置して映像を提出させる。 それくらいやって良い。


「降車後の車内点検について、運転手と同乗の補助員ら職員が二重に行っていると回答したのは全体の82%(191施設)だった。乗車名簿や座席表などと突き合わせたチェックに目視点検も合わせて実施しているとしたのは74%(171施設)だった。」に関して静岡県としては明確な方針とか、義務化を考えているのだろうか?
乗車名簿や座席表などと突き合わせたチェックに目視点検も合わせて実施する事を静岡県は義務化すれば、26%の施設には負担になるし、義務化しても事故がなくなる事はないが、ヒヤリハットと事故の件数は減ると思う。
「川崎幼稚園で初歩的なミスがなぜ起きたのか」の検証は難しいとは思わない。関係者達に質問して、マニュアルと記録簿を見るだけの事。
「県は結果を踏まえ、バスを運行する232施設に27日から順次、立ち入り調査を始める予定だ。」に関しては、問題があると思われる施設、又は、乗車名簿や座席表などと突き合わせたチェックに目視点検も合わせて実施していない施設から始める方が良いと思う。

園バス、1年に43件のヒヤリハット 放置も3件 静岡県調査 09/22/22(毎日新聞)

 静岡県牧之原市の認定こども園「川崎幼稚園」に通う女児が送迎バスに取り残されて熱中症で死亡した事件で、県は22日、県内の保育施設を対象に実施した送迎バスの安全管理に関する調査結果を公表した。対象施設の8割超が、園児が降りた後に車内を職員らが二重に点検していると回答した。川崎幼稚園は1度の確認にとどまるとされ、同業者の中でも管理体制の不備が際立った格好だ。

【園が騒然 説明会の最中、保護者らが体調不良に】

 県内で送迎バスを運行する保育所や認定こども園、幼稚園などのうち、川崎幼稚園を除く232施設が記入式のアンケートに回答した。

 降車後の車内点検について、運転手と同乗の補助員ら職員が二重に行っていると回答したのは全体の82%(191施設)だった。乗車名簿や座席表などと突き合わせたチェックに目視点検も合わせて実施しているとしたのは74%(171施設)だった。

 川崎幼稚園は「園児の降車を二重に確認しておらず、降りた園児と乗車名簿を照合する決まりにもなっていなかった」などと説明していた。川勝平太知事は22日の記者会見で「川崎幼稚園で初歩的なミスがなぜ起きたのか、詳細に検証しなくてはいけない」と述べた。

 直近1年間に発生した「ヒヤリハット」事例については、43件の回答が寄せられた。バスでの子供の放置は3件。県は結果を踏まえ、バスを運行する232施設に27日から順次、立ち入り調査を始める予定だ。

 県警などによると、亡くなった河本千奈ちゃん(3)は今月5日午前8時50分ごろ、他の園児5人とともに増田立義前園長(73)が運転するバスで園に到着した。だが、千奈ちゃんは下車せず、5時間以上にわたって車内に放置され、熱中症のうち症状が重篤な熱射病で死亡した。【深野麟之介】

いいですね!これで運が悪ければクラクションを鳴らしても助けてもらえない事が証明された。こうなると高いセンサーシステムを搭載しても、気付いてもらえない可能性が考えられる。
だったら、送迎バスの運転手はバスをロックする前に、必ず車内を確認してロックし、忘れて事故が起きた場合は刑事処分をする法律が必要だと思う。これでも、絶対に事故がなくなる事はないが、法による義務と処分があれば、かなり変わると思う。

市営バスに小学生置き去り 運転手が気づかず施錠 自ら窓を開け脱出 沖縄・糸満市 09/22/22(沖縄タイムス)

 沖縄県糸満市は22日、市営の市内周遊バス「いとちゃんミニ」で今月16日、小学生1人を車内へ置き去りにする事案が発生したと発表した。児童は窓を開けて自ら脱出し無事だった。當銘真栄市長は「命にかかわる問題。市民の安全のため、今後は降車したかどうかのチェックを二重三重に行わせたい」と語った。

【写真】「おかしい」そう思った次の瞬間… 血を流し泣き叫ぶ子、ぐったりする子 沖縄・宜野湾市の事故

 市によると、小学生は16日午後4時12分に乗車。受託会社の運転手が誤って児童が降りるはずのバス停で降車させずに運行を続けた。同5時2分ごろ、発着点の北波平営業所に到着、乗客の有無を確認せずに施錠した。

 市によると、置き去りにされた児童は居眠りをしていた。起きた瞬間、車内にだれもおらず、鍵が掛かっていたため一時パニック状態だったという。小学生は持参していた携帯電話から母親に連絡。母親の指示でクラクションを鳴らしたが、誰も気付かず、その後、自らの判断で窓を開けて下車した。同10分ごろ、近くにいた別の運転手に保護された。

 受託会社は2日後の18日、市と沖縄総合事務局にメールで事案を報告。市職員は3連休明けの20日に事態を把握した。運転手は現在、出勤停止中という。

 市と受託会社は保護者に謝罪した。保護者は「人間なのでミスは起きるが、今後は二度と発生しないようにしてほしい」などと再発防止を訴えたという。

 市は運転手と運行管理者による車内の二重チェックを受託会社に求めたほか、車内に取り残された場合に押す通報ブザーの設置などを検討している。

 イトチャンミニは市内171カ所で乗客を乗せて下車させる市営バス。利用者は事前に予約センターへ乗車するバス停や希望時間、人数を連絡する。乗り合いで他の乗客も乗せるため、目的地には遠回りで運行することもある。

(南部報道部・又吉健次)

ゆとりがないのと、保育士の性格が運悪く園児の死亡となったのだろう。
子供の事はあまり詳しくないので想像の話だが、3歳までだと個人差がかなりあると思うので、時間で管理するのは難しいと思う。時間で管理されると、ストレスを感じやすくなるし、精神的にもゆとりがなくなる。
共働きだと子供が小さくても預けるしかないと思う。預ける方に負担が増えても、3才未満の子供の料金を上げてその分、ゆとりを取れるようにした方が良いと思う。ただ、保育士の能力不足や性格や人間性の問題は料金とは関係なく存在すると思うので、事故はなくならないと思うが、園が監視して保育士を評価して、判断していくしかないと思う。
日本は退職したり、転職すると、引き抜かれたわけではなければリセットされるのが問題。外国みたいに、能力があれば他の会社が働き始めても、それなりの給料がもらえるようになるのが理想。ただ、外国の場合、日本とは違って、デット・エンド・ジョブと呼ばれる仕事がある。つまり、ある一定の賃金に達すると、何年働こうが賃金が上がらない。仕事を変えるか、資格を取るか、もっと上の学位を取るかなどで良い給料を得るしかない。ただ、能力や評価される経験がないと、新しい仕事が見つかる保証はない。昔、知り合いのお姉さんの夫が新しい仕事を探すことが出来ず、主夫の状態が何年も続いていた。妻は、家庭に入りたいが、夫が仕事を見つける事が出来ず、マネージャーとしての評価が高く、給料も良いので辞められないとぼやいていた。アメリカの話で、日本ではあまりないケース。
日本のスタイルが良いのか、外国のスタイルが良いのかは、合う合わないもあるので何とも言えない。実力があれば、アメリカの方が良いと個人的には思った。

【独自】1歳男児が昼食をのどに詰まらせ死亡…保育園の園長ら書類送検 業務上過失致死の疑い 元保育士「時間内に食べきってほしくて口の中にリンゴある状態でハンバーグも食べさせてしまった」 09/21/22(MBSニュース)

 おととし、大阪市の私立保育園で当時1歳2か月の男の子が昼食をのどに詰まらせ死亡した事件で、警察は保育園の園長ら2人を業務上過失致死の疑いで書類送検しました。

【写真を見る】1歳男児が昼食のどに詰まらせ死亡…遺族「何年たっても毎日がつらい」

 おととし2月、大阪市城東区の「ゆりかご第2保育園」で当時1歳2か月の男の子が昼食をのどに詰まらせ死亡しました。捜査関係者によりますと、その後の捜査で保育園が注意義務を怠った結果、窒息死したことが分かり、警察は9月20日に業務上過失致死の疑いで園長(59)と元保育士(27)を書類送検しました。

 取り調べに対し元保育士は、「時間内に食べきってほしかったので口の中にリンゴがある状態でハンバーグも食べさせてしまった」などと供述しているということです。

 男の子の遺族はMBSの取材に「保育園に通うというのは、毎日のこと、当たり前のことで、そこで事故が起こるのはとてもつらい。事故を風化させず、二度と繰り返さないでほしい」と話しています。

ヤフーコメントに下記のようなコメントがあった。

石川一郎

聖ドミニコ学園カリキュラムマネージャー

中学受験市場は活況を呈してます。私自身この市場の関係者ですので喜んでいる反面、この記事のような現況もよくわかり複雑な心境にもなります 現在の活況は、コロナ禍の公立のオンライン対応が十分で無かったことが引き金になっており、また私立学校の生き残りをかけた新学習指導要領対応を含めた各校の教育改革が評価されているからだとは思います。また、将来社会への不安も保護者からすれば私立中学受験に向かわせる要因にもなっているのではないでしょうか ただ、心配なのは中学受験の問題が高度化、複雑化していて、塾に通っていなければ対応が難しくなっており、一部の保護者は小学校一年生から塾に通わせていたり、受験期には複数の塾を掛け持ちしたり、家庭教師を雇うなどの、いわゆる「課金ゲーム」化している状況もみられます 公立学校の教育の充実は、構造的に難しいとは思いますが、将来を考えると急務なのかな、と複雑な気持ちでいます


中国や韓国でも子供の教育費にかかる負担が少子化の原因の一部になっている。その過熱ぶりは日本以上だと思う。
個人的には日本の受験勉強は学びではなく、試験で合格するための勉強や対策なので大金を使うメリットはないと思うが、偏差値の高い大学に入学し、卒業しないと明るい将来が期待できないところに問題があると思う。一部の人達は学歴や偏差値だけが重要でないとはわかっていても、社会の流れを変える事が出来ないのが現状。だから、結局、学歴や偏差値を無視できなくなるし、愚かだと思っていても、少しでも良い学歴や偏差値を求めて計画を立てる。
国の経済が衰退すれば、中流層が減るのは歴史や傾向を見れば明らかだと思う。アメリカの中流家庭がどのように中流から下流の上や下流まで落ちて行ったのかに関する資料を読めば参考になると思う。中流家庭の子供達は、親と同じ、又は、それ以上の学歴を持っていても同じような収入を期待できなくなり、都会では生活費が高いので、大学を出れば自立する傾向があるアメリカでも、遊ぶお金がなくなるので、親と一緒に住んだり、実家から離れると生活が厳しいので実家にする若者が多くなった。教育費が負担になり、返済終了までの期間が長くなった。
アメリカを見れば、日本の問題の回答の全てが見つかるわけではないが、調べるだけで似たような状況があれば、参考になると思う。だから、日本経済の衰退は教育だけでなくいろいろな面で問題として現れるだろう。日本でこれまでと同じことをしていては、「Downstream(ダウンストリーム):下流に」の流れから抜け出せないだろう。 教育費だけの問題ではない事に気付くべきだと思う。人材不足だと言って外国人労働者を入れているが、もっと日本経済が悪くなれば、次は日本人の仕事がなくなり、外国人達を追い出す運動に変わる可能性がある。アメリカで起きた「ジャパンバッシング」を考えるべきだろう。結局、人は我慢できなくなる段階に追いやれれば、国による違いはあっても、似たような行動を取る傾向がある。
これまでのやり方を見直して、効率アップや統合、改善できない会社の倒産や廃業で生き残れる会社や産業は守るべきだと思う。農家で言う間引きは必要。外国人留学生に頼らないと生き残れない大学は「間引き」が必要。退場してもらうしかないと思う。
理系は別として大学は遊ぶところと誰が決めたのか?受験戦争とも呼ばれた勉強によるストレスや長時間の勉強の成功結果が合格だから勉強しなくて良いとは言う事にはならないと思う。アメリカの大学では週末にはパーティーがあって飲んだり、騒いだり、ドラッグしたり、セックスしたりする学生は存在するが、上手くコントロール出来ない、又は、能力がないのに人に流される人は脱落していく。自由だから、自由にしても良いが、結果を出せなければ大学には残れない。よく言われたのは人は人、自己責任で自分が決めればよい。大学から去る人、大学に残る人、大学から去ったら忘れられる人、大学を去ったけど厳しい現実を経験して戻ってくる人などいろいろな人がいた。そして留学生達。エリート留学生の中にはアメリカの一流の大学に入る事を期待され、高校から留学していたが、成績が伸びず、ストレスと期待から逃げたいために自殺のような自暴自棄な行動を取って死亡した高校生の話を聞いたことがある。いろいろなバックグラウンドや違いを背負っている人達がいた。
日本のようにあれこれと規制されたり、コントロールされる環境よりも自由な環境で生き残った人達の方が、サバイバル能力は高い傾向があると個人的には思う。自由の中にリスクや危険が存在し、運はやはり重要だけど、友達選びや判断の結果、生き残るわけだから総合力は高い傾向はあると思う。ただ、それが日本社会で即戦力とか、上手く結果を出せるかについては別なので何とも言えない。適材適所はあると思うし、アメリカで流されているように思えた日本人や留学生を見た事はある。
アメリカ留学から帰ってきて、日本に非効率的な部分に驚いた期間があった。親に非効率であっても、無駄で愚かであっても、協調、変化を嫌う社会性、そして無駄であっても周りが不快に思いをしない事が優先な理由があると説明された。優先順位がそうであるのなら仕方がないと理解した。世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と自民党議員の関係の対応しても、まともな説明や対応はない。それでも日本国民が許すのならそれは日本国民の多数による判断。世界平和統一家庭連合(旧統一教会)を含むカルト教団と思われる集団をこれまで通り、法整備もなしに野放しする判断も日本国民の多数次第。
小さな問題でも解決していかなければ、放置して改善する問題以外は、良くなるはずがない。社会が変わるのか、変わらないかは別として、個々がどのように考えて、どのように選択するかが重要ではあると思う。

静岡県牧之原市の認定こども園「川崎幼稚園」の事だけではなく、多くの地方自治体はこども園だけでなく、高齢者の介護施設に関して適切なチェックを定期的に行う必要があると思う。廃園にして終わりが可能なら良いが、受け入れ施設が簡単に見つけられないのなら、定期的なチェックで施設の状態を把握して、監督や対応策を考える必要があると思う。まあ、現状を把握して適切な対応をしなければ、責任問題を問われるから、現状を知ろうとせずに施設の責任にした方が楽だとは想像する。しかしそれではだめだと思う。
結局、大事故や死亡事故が起きないと注目を受けないのが現実と言う事だろう。
いろいろな所でずさんな対応を見る。運が悪ければ事故が起きるのだろうなと思うが、事故が起きるとは限らない。事故が起きた事をニュースで知ると起きても不思議ではないと思う事はある。直接、利害関係に関係する人は考えるべきだと思う。普段からいろいろな事を注意深く見る事を身に付けないと、比較は出来ない。だから、個々が判断して選択するしかない。

通園バス3歳児死亡、「へらへら園長」の知られざる素顔 同級生は「ボンボンで口下手」 (1/4) (2/4) (3/4) (4/4) 09/19/22 (デイリー新潮)

 9月5日、静岡県牧之原市の認定こども園「川崎幼稚園」の通園バス内で、河本千奈(ちな)ちゃん(3)が意識を失っているのを幼稚園の職員が発見した事件。バスの運転手だった増田立義園長(73)は会見で終始人ごとの様子で、受け答えに対してへらへら笑っていたことが批判を集めた(後に、学校法人の理事長と園長を辞任)。その増田園長の素顔を地元で取材すると――。

【写真を見る】園児が置き去りにされたバスの実際の写真

 9月5日、静岡県牧之原市の認定こども園「川崎幼稚園」で、3歳の園児・河本千奈ちゃんが通園バスの車内に5時間も放置され亡くなってしまった。この日の最高気温は30.5度で、締め切られた車内の温度は、実に50度を超えていたとみられる。地元記者が言う。

「午後2時頃、園児を帰宅させるため職員が再びバスのドアを開けたところ、意識を失った千奈ちゃんが発見されました。暑さに耐えかねたのでしょう。自ら上着を脱ぎ短パンだけの姿で横たわり、家から持参していた水筒の中身は空っぽになっていたそうです。すぐ病院に搬送されましたが、体温は40度を超えていて熱中症より重度の熱射病で亡くなってしまいました」

「年齢も年齢ですから…」  かような事態をなぜ招いたのか。事件の2日後、園が開いた謝罪会見に現れたのは、同園を運営する学校法人「榛原学園」の増田立義理事長(73)と杉本智子副園長(58)、そして弁護士。報道陣の質問が集中した相手は、千奈ちゃんが亡くなった当日、バスのドライバーだった増田理事長で、彼は幼稚園の園長も務めている。つまりは事件の当事者であり、園の最高責任者の立場にあった人物である。

 にもかかわらず、会見で彼は自ら起こした悲劇を、まるで人ごとのように説明する場面が多々見られた。

 たとえば、亡くなった千奈ちゃんを「チナツちゃん」と誤った名前で連呼。また事件当日は、バスの運転を担当する職員が忌引きとなり、代わりがおらず自らハンドルを握ったと明かした上で、こう言い放つ。

「(運転に)不慣れだった」「(降車する際)後ろを見ずに、運行記録の作業をしてしまった。年齢的に、次のことをしたら忘れてしまう」

 さらには、

「人を雇うってことは、非常に大変なことで、今の時代でなかなかいないんですよね。探すのも大変な思いをして、やっと見つけてくるんですね。よければ皆様方に紹介してほしいくらい」

 などと軽口を叩く始末だった。会見途中、報道陣から声が小さくて聞こえづらいと指摘された際には、

「この頃、睡眠不足で声がかれて、年齢も年齢ですから、ちょっとガラガラ声になってしまっているのが現状です」

 などと言い訳もしていたが、極め付きの発言は会見終わりに飛び出した。

へらへらと笑いながら「廃園になるかもしれないよね」  増田理事長の本性がよく分かるゆえ、そのやり取りをそのまま以下に記そう。

増田理事長「皆様方のご協力でいい園を、また僕がいなくなったら、さらに良くなるように……」

同席した弁護士「園を続けるかは決まっていません」

増田理事長「あ、そうか。廃園になるかもしれないよね(笑)」

 そうへらへらと笑いながら答えたのである。

 一連の受け答えを見る限り、増田理事長に悲劇を招いた当事者としての自覚が希薄なのは間違いない。

 先の記者によれば、

「静岡県警は業務上過失致死の容疑で、増田理事長の自宅へ家宅捜索に入りました。関係者への事情聴取を進めていますが、昨年福岡県の保育園送迎バスで起きた5歳男児置き去り死亡事件でも、責任者は逮捕されず在宅起訴となっています。今回も同様の扱いとなる可能性が高いでしょう」

 はっきり謝罪せず、責任転嫁ともとれる発言をする増田理事長の姿は、3年前に起きた「池袋母子死亡事故」を彷彿させるという声もある。事故の原因は暴走した自動車にあると加害者ながら抗弁し、結果として逮捕もされず“上級国民”ならではと揶揄された旧通産省の元幹部・飯塚幸三受刑者(91)の姿と重なるというわけだ。

代々製茶工場を経営していたが…  実際、増田理事長もまた地元では“園長先生”と呼ばれ、名士としての呼び声が高かった。牧之原市の行革懇談会のメンバーに選ばれ、園児を伴い地元警察署と共同で交通安全を啓蒙するパレードを実施。皮肉なことに、たびたび静岡県安全運転管理協会などから、優良運転者として、また交通安全運動に貢献したとして表彰まで受けている。

「園長先生は地域の世話役だったから、一時期は周囲から選挙に出ろと勧められたこともあるくらいだよ」

 そう話すのは、増田理事長の自宅近所に住む男性だ。

「代々、あの家は製茶工場を経営していたけど、それが20年ほど前にお茶の需要が減って農家にとっても厳しい時代になってね。園長先生本人も、父親が運営していた学校法人の経営に積極的に参加するようになった」

 園のホームページに掲載されていた増田理事長の経歴によれば、地元の県立榛原高校を経て、1972年に専修大学経営学部を卒業。99年に浪速短期大学通信教育学部保育科を卒業している。

 この時、すでに増田理事長は50歳。3年後の2002年には、父親の後を継ぎ、学校法人の理事長と兼務で川崎幼稚園の園長に就任したのである。

変な笑い方をする癖  増田理事長の同級生が振り返るには、

「彼の父は海軍の兵学校を出たとかで、とにかく厳格な人。対照的に2代目の彼はボンボンで苦労を知らずに継いだ格好です。理事長、園長とか肩書きは立派だけど、昔から口下手でぶっきらぼう。思ったことをすぐ口にしちゃうタイプなんだけど、根は真面目ですよ」

 別の同級生に尋ねても、

「立義君(増田理事長)は会見で保護者が激怒するのも当然の回答をしていましたよね。確かに私もまずい受け答えだとは思いましたが、彼は中学生の頃から話をした後に変な笑い方をする癖がある。誤解を招くような笑い方をしてしまう。だから会見でも緊張しちゃって、余計に変な癖が出たのかなと……」

 そう庇うのだが、増田理事長を知る地元の政界関係者はこう明かす。

「今冬に入ってから、増田理事長はえらく痩せてしまってね。なんでもがんになって1カ月くらい入院して手術で内臓を取ったと話していた。今にして思えば、バスの運転なんてして大丈夫だったのかと考えてしまうよね」

“引退”を考えていた  実際、事件が起こる前に増田理事長は体力の限界を自覚して“引退”を考えていた節があるというのだ。

「あいつは日頃から宴席が好きで、旧友たちを呼び集めてワイワイするのを楽しんでいた。同級生たちの動向を一番把握していたんじゃないかな。たくさん飲むタイプではなかったけど、がんを患ってからは酒もきっぱりやめてしまってね。一時期は気落ちもしていたけど、最近はだいぶ回復はしてきていた。それでも73歳になったし、いつ辞めようかと考えていると言っていた。息子さんたちの代に引き継ぐつもりだったと思う」(別の同級生)

 すでに増田理事長の長男は、件の学校法人で事務長として経営に参画。別法人も立ち上げ、いくつもの保育園を運営するなど、多角化に貢献しているという。

「少子化の時代を見据えて、先手を打って子供たちの囲い込みをしないといけない。そういった経営的な危機感があったのだと思います」

 と話すのは、増田理事長と親交のあった地元市議。

「牧之原市は市内にある保育園のうち二つを、増田理事長の学校法人に委託しましたがね。実は三つ目の園の委託にも増田理事長のところは手を挙げて、市議会から待ったがかかったんです。“さすがに独占的すぎるのではないか”といった懸念の声が他の市議たちからも上がり、結局は否決されました。やはり無理に事業拡大すれば人件費などが削られるでしょうし、運営がずさんになる。しわ寄せを食うのは児童であり保護者なわけですから」

 奇しくも、市議たちの危惧は最悪の形で現実のものとなってしまった。

ずさんな運営実態が露呈  謝罪会見で増田理事長は言い訳のように“人手不足”を連呼していたわけだが、その後の県警の捜査でも、亡くなった千奈ちゃんの出欠確認を園内の職員たちが怠るなどずさんな運営実態が判明した。

 保育現場の問題に詳しい元帝京大教授で保育研究所所長の村山祐一氏は、

「今回のケースを見ると、事業を拡大していなければ管理体制に余裕が生まれていたのではないかと思ってしまいます。本来、園への送迎は親が連れて行くのが理想で、担当の先生に直接、子供の状況を伝えられます。また帰宅時には、先生が親にお子さんの様子を報告できる。そうした言葉のキャッチボールがバス通園では難しいですからね。とはいえ、バスで送迎をしなければならない場合には、園としてキャッチボールできる環境を工夫して整えないといけない。あの会見を見る限り、バスで子供を預ることへの認識や体制作りが不足していると感じました」

 事件後、増田理事長は学校法人の理事長と園長を辞任したが、現場となった幼稚園の処遇については、煮え切らないままである。

「週刊新潮」2022年9月22日号 掲載

新潮社

川崎幼稚園 増田立義元園長(7日):「人を雇うことは非常に大変。今の時代に中々いない。もしよければ皆さんに紹介してもらいたいと思っているくらい。給食をつくる人がいない、保育士が足りない、運転手が足りない、今の状況、日本の状況。それを皆さんに訴えて、私たちに紹介してもらいたい」。


牧之原市子ども子育て課 前田明人課長:「今回の(川崎幼稚園の)事故に伴って行わせていただいたので、登降園のチェック、それから欠席の場合の保護者への連絡・確認のルールなどについて、どのような対応しているかを聞き取りした。本当に大きな事故が起きてしまって、市内の園で安全確認ができているかを急きょ確認した」


牧之原市子ども子育て課、又は、 前田明人課長は「市内の園で安全確認ができているか」について過去にチェックしたことがあるのか?チェックしたことがあれば、静岡県牧之原市の認定こども園「川崎幼稚園」に問題、又は、適切でない対応やマニュアルに不備、又は、安全核に関して抜け落ちている事が確認出来たと思うが?
安全確認を行ったことがあるのなら、どのような完全確認だったのか公開するべきだと思う。
牧之原市子ども子育て課がどのような指導を過去にしていたのか公開するべき。ある記事には、川崎幼稚園 増田立義元園長と前市長と親密な関係があったと書かれていたが事実なのか?事実であれば、忖度するものがいなかったのか?メディアはしっかりと調べて記事にしてもらいたいと思う。

45℃を超える暑さに…警察がバス車内の温度の変化を再現し検証 女児置き去り死亡事件 行政も幼稚園・保育園の安全管理体制の緊急調査 /今週の静岡(1/6) (2/6) (3/6) (4/6) (5/6) (6/6) 09/18/22(静岡朝日テレビ)

 女の子が通っていた幼稚園。その園庭には…

 たくさんの花。飲み物。女の子にあてた手紙も…。その数は事件から10日以上がたっても増え続けています。

 静岡県牧之原市の認定こども園「川崎幼稚園」の送迎バスの中に、3歳の女の子がおよそ5時間にわたって置き去りにされ、熱射病で死亡した事件。今週も、多くの人が園やバスがとめられていた駐車場を訪れ、手を合わせました。

藤枝市 2歳児の父親(30代):「本当、女の子がお母さんから持たされたお茶ですかね。そちらを飲んで、服も脱いで、命をつなぎ止めていたというのは想像するとすごく胸が苦しくて。本当に言葉が出ません」

藤枝市 3歳児の母親(30代):「やっぱり水。空の水筒が置いてあったということで、本当に悲しくなっちゃって、私たちも水を欲しがっていただろうなと思ったので、カルピスを持ってきた」

 友達がたくさんいて、サッカーが好きだったという女の子。園では、毎日のようにみんなとボールを追いかけていたそうです。

 中には、「おたんじょうび おめでとう」というメッセージも。今月、4歳の誕生日を迎えるはずでした。

藤枝市 60代:「つらかったというかね、あんな小さい子がのど乾かして、あの暑い車の中で…。助けられなかった。それが一番つらいです」

掛川市 3児の母親(30代):「朝、たぶん普通にいってらっしゃいって言ったと思うんですよね。普通にいってらっしゃいって言って送ったのに、そんな無言の帰宅なんて、とても想像しただけで胸が張り裂けそう。本当につらすぎて、家に帰るとその話ばっかりして、あの記者会見を見たら余計につらくて、なんかすごく他人事だし」

園長は辞任

 今週火曜(13日)、バスを運転していた増田立義園長は8日付で園長と理事長を辞任したと代理人弁護士を通じて明らかになりました。後任は決まっていません。

 事件後の会見、人手不足を訴えていた元園長。

川崎幼稚園 増田立義元園長(7日):「人を雇うことは非常に大変。今の時代に中々いない。もしよければ皆さんに紹介してもらいたいと思っているくらい。給食をつくる人がいない、保育士が足りない、運転手が足りない、今の状況、日本の状況。それを皆さんに訴えて、私たちに紹介してもらいたい」

警察は現場周辺で検問 目撃者など探す

 今も再開のメドが立っていない川崎幼稚園。一方、警察は今週、実態の解明に向け動き出しました。女の子は午前9時ごろからバスに閉じ込められていて、その時間に合わせて、駐車場の近くで検問を行いました。

警察検問 「本日、女児が亡くなってから1週間ということで、この時間帯に通っている方の目撃を聞いているんですけど、ちょうど1週間前、5日の午前9時から14時の間で、どうでしょう、この道を通ったとかはございますか」

 女の子が車内に置き去りにされていた時間帯に周辺を走っていなかったか、ドライブレコーダーの映像はないかなどの聞き取りを実施しました。

バスの検証を実施…車内の温度の変化を調べる

 さらに今週水曜(14日)…

林輝彦アナウンサー:「午前7時20分です。亡くなった女の子が乗っていた送迎バスがレッカー車に載せられ、牧之原警察署を出ます。これから川崎幼稚園の駐車場に移動し、バスの検証が行われます」

 静岡県警はこれまで押収したバスの検証を、牧之原警察署内で続けていましたが、今週水曜、事件後初めて、現場となった園の駐車場にバスを移動させ実証実験を始めました。

林輝彦アナウンサー:「午前9時半すぎです。牧之原市の川崎幼稚園の駐車場では、今、バスの検証が行われています。事件当日の最高気温は30.5℃。真夏日の暑さでした。きょうもまだ9時半すぎなんですが、変わらない暑さとなっています。そんな中、今、目の前の亡くなった女の子が乗っていたバスでは、中の温度が定期的に測られています」

 死亡した女の子の体温は40℃ほどにまで上がっていたことが分かっています。事件当日、バスの中の温度はどう変化していったのか? 複数の温度計を数分ごとに計測するなどして、検証が進められました。

 事件が起きた5日、女の子が亡くなったとみられている昼頃の牧之原市の気温は29.9℃まで上がっていました。そして、午後1時ごろには、この日の最高気温、30.5℃を記録しています。

車内は45℃を超える暑さ

 この日の午後、園の駐車場は…。

林輝彦アナウンサー:「女の子があちらの白いバスで発見されたのは午後2時すぎのことでした。現在時刻は午後2時前です。手元の温度計では33.4℃です。外に数分立っているだけで、汗が吹き出し、日差しが肌に当たると少し痛いと感じてしまうほどの暑さです。車の中は外よりも暑くなると言われています。女の子は過酷な暑さの中、およそ5時間、取り残されていたことになります」

 実験には元園長も立ち会っていたということです。

 水曜日の牧之原市の最高気温は30.7℃。事件が起きた日と同じような気象条件でした。

 捜査関係者によりますと、車内の温度は実験開始から1時間後には40℃に達し、女の子が亡くなったとみられる正午前後には45℃を超えたということです。

 また、発見当時、千奈ちゃんは上半身の服を脱いだ状態で、衣類は車の中で見つかっていたことが明らかになりました。

 警察は、今後も実証実験を複数回行い、データを集めるなど捜査を進めていくということです。

窓までラッピングされたバス 中の様子分からず

 実証実験で、事件発生時と同じ場所にとめられた川崎幼稚園の送迎バス。駐車場の周りには、道路がありますが、バスの窓全面に、ラッピングがされているため、もし人が近くを通っても、中の様子を見ることは難しかった可能性があります。

藤枝市 3歳児の母親:「バスの模様というか、絵が、全体的に見えない、 中が見えるようにするとか、近くの通りがかりの人が違和感を感じたりとか、そういうのをやっていってほしい」

藤枝市 60代:「窓がもうちょっと見える感じだったり、全部かぶされてなくて。なんかいろいろ注意点がいっぱいあって、それも全部。助けられなかった。一番つらいです」

 先週行われた園の会見で、バスのラッピングについて指摘された元園長は。

川崎幼稚園 増田立義元園長 Q.外から確認がしづらかったということが今回の事件に与えた影響は理事長はどういうふうに受け止めていますか?

A.「誠に申し訳ないなと感じております」

全国の送迎バスの安全管理についての緊急点検を実施へ  昨年の福岡に続き、繰り返された送迎バスでの悲惨な置き去り事件。政府も対応に乗り出しています。

 岸田総理は全国すべての保育所や幼稚園などで送迎バスの安全管理について、緊急点検を実施するよう、小倉担当大臣に指示しました。

小倉将信こども政策担当大臣 「2度この事件が起こってしまったわけですから、もう3度目はあってはならない。こども政策担当大臣の私を中心に、政府としてやれることは何でもやる。そのような覚悟を持ってスピード感を持って検討させていただきたい」

 今後、原因究明のため、関係者や有識者らにヒアリングを行った上で、来月中にも再発防止に向けた緊急対策をまとめるとしています。国が主導して、送迎バスの安全管理マニュアルを作成するのは今回が初めてです。

保育施設の安全管理体制を確認する立ち入り調査も

 県内の自治体にも動きが。牧之原市では、市内の保育施設へ立ち入り調査に入りました。

各務実来記者:「午前10時です。市の職員6人が牧之原市内の保育園に入っていきます。安全管理体制を確認する立ち入り調査が行われます」

 この調査は、来週の木曜まで行われる予定で、保育園や幼稚園など、川崎幼稚園以外の市内16の保育施設全てに対して実施される予定です。

牧之原市子ども子育て課 前田明人課長:「今回の(川崎幼稚園の)事故に伴って行わせていただいたので、登降園のチェック、それから欠席の場合の保護者への連絡・確認のルールなどについて、どのような対応しているかを聞き取りした。本当に大きな事故が起きてしまって、市内の園で安全確認ができているかを急きょ確認した」

 また、バスの送迎がある園に対しては、国からの指導に沿って、運転手のほかにもうひとり乗務員を配置しているか、乗り降りの際に人数確認をしているかなども確認。そのほか、子どもが水遊びする時や、昼休みなどの安全管理体制も調べます。

 この日の立ち入り調査はおよそ1時間行われ、特に問題は確認されなかったということです。

牧之原市子ども子育て課 前田明人課長:「本来であれば今回も起きてほしくなかったというか、起きるべきではなかったと考えているので、再発防止については本当に重く考えて検討していきたい。今後、市内全16園、民間も含めてあるのでそちらもチェックしていきたい」

静岡市では送迎時のバス利用などについて調査

 静岡市の田辺市長は、定例会見で市内の認定こども園などに対し、送迎時のバス利用などについて調査を始めたことを明らかにしました。

静岡市 田辺信宏市長:「今回の事故は私自身も心を痛めている。起きてはならないことが起きてしまった、静岡市としても重く受け止めている。(今後)バスの送迎だけではなく、登園・降園の安全管理について改めて不備がないかを確認し、必要に応じて改善に向けた指導を行っていくことはもとより、命を守るという観点でさらにできる対策が無いかを検討していきたい」

バス送迎している幼稚園では…

 では、普段からバスの送迎をしている幼稚園は…

静岡翔洋幼稚園 「ありがとうございます」

園児が全員降りた後、車内をくまなくチェックする職員。

 静岡市清水区にある「静岡翔洋幼稚園」。園児およそ110人のうち、3歳から5歳までの90人ほどが4台のバスに分かれて登園しています。

 こちらの園では、園児がバスに乗るときに「健康観察シート」を職員が受け取り、名簿と照らし合わせながら誰が乗ったかを確認しています。

車内は必ずチェック

 置き去りを防ぐために、園児がバスから降りる際には職員2人で見守りを行います。全員が降りた後には同乗していた職員が必ず車内を確認、バスを駐車場にとめた後、運転手が改めて確認する、“3重チェック”の態勢です。

静岡翔洋幼稚園 斎藤茉未保育教諭:「人がいないかもそうだが、忘れ物がないかも同時にチェックしている」

Q.子どもが残っていたら確実に分かる?

A.「確実に分かります」

 登園した後には、クラスで出欠を確認。「健康観察シート」と照らし合わせながら、子どもたちの名前を一人ずつ呼んで、実際に登園しているかを確かめます。

 こうした安全管理態勢に送迎バスを利用している保護者は…。

保護者:「(事件があって)やっぱりちょっと心配なところもあるが、幼稚園の先生がきちんと確認をしていただいていると思っているので、そこは安心している」

 職員室には、当日の欠席者がひと目でわかるボードを設置。「健康観察シート」があるにも関わらず、園児が見当たらない場合はすぐに保護者に連絡するルールとなっています。

「できるチェックはする。アプリは便利だが過信しない」  今回の事件で浮き彫りとなったのが、チェック態勢の重要さです。

静岡翔洋幼稚園 江﨑雅治園長:「本当に悲しい、痛ましい事件で、ショックで仕方がない。人はミスをするので、しないようにしていても。ですので、人為的なミスは避けたくても避けられない場合があるので、とにかくできるチェックは常にしようということは意識してやっている」

 亡くなった女の子が通っていた川崎幼稚園では、登園管理アプリを導入していながらも、最悪の事態を防ぐことはできませんでした。

 静岡翔洋幼稚園の江崎園長は、大事なのはどのように安全管理のルールを運用するかだと指摘します。

静岡翔洋幼稚園 江﨑雅治園長:「(アプリは)いろんな意味で便利だと思うし、使うことがいけないとも思わない。ただ、それを過信してしまうことはいけなくて、単純にアプリに任せておけばいいではなくて、私たちのできる範囲のことを一生懸命することが大切。使う人が本当にアプリの特性を知った上で、いかに使っていくかが大事ではないかと思っている。便利なものも使い方によっては、本当に危険なものになることもあり得る」

 幼い命はなぜ奪われたのか? 警察は今後も引き続き、園の職員らに事情聴取をするなどして捜査を続けていくということです。

      (9月17日放送)

 女児は両親から「バスの中では会話を控え、最後に降りること」と教えられていたといい、この日も声掛けを待っていた可能性がある。ところが声掛けや降り忘れの確認をされることなく、バスを施錠されてしまったとみられる。園とバスを止める駐車場は歩行距離で200メートル以上離れていて、乗務員が再度バス内を点検する決まりはなかったという。


文科省の通達は無視だったのか、言い逃れのために「乗務員が再度バス内を点検する決まりはなかった」としているのかはっきりするべきだと思うね。バスを運転していた増田立義元園長は職員には置き去りについて指導していたとどこかのニュースでは書かれていた。

元園長、女児に声掛けせず バス降車の機会失う? 牧之原・園児置き去り事件 09/16/22(静岡新聞)

 牧之原市静波の認定こども園「川崎幼稚園」の女児(3)が送迎バス内に置き去りにされて死亡した事件で、当日にバスに乗るはずだった運転手が普段、女児に降車を促す声掛けをしていたことが16日、関係者への取材で分かった。臨時で運転した理事長兼園長(73)=8日付で辞任=はこの声掛けをしておらず、女児は降車のタイミングを失ってしまった可能性がある。

 関係者によると、同園はバス運転手と送迎を補助する乗務員の組み合わせを曜日ごとに決めていたが、事件当日の5日は本来の運転手が休みとなり元園長が代行した。乗務員の女性派遣職員は3年間ほど業務に携わり、普段と同様に低年齢児の降車を手助けし、他の園児たちに自分で降りてくるよう伝えたという。普段はこの後、遅い順番で降りる女児に改めて運転手が声を掛けることにしていたとみられる。

 女児は両親から「バスの中では会話を控え、最後に降りること」と教えられていたといい、この日も声掛けを待っていた可能性がある。ところが声掛けや降り忘れの確認をされることなく、バスを施錠されてしまったとみられる。園とバスを止める駐車場は歩行距離で200メートル以上離れていて、乗務員が再度バス内を点検する決まりはなかったという。

 女児は約5時間後、バスの中で倒れているところを帰りのバスの運転手に発見された。死因は熱射病だった。県警は同園の安全管理に問題があったとみて、業務上過失致死の疑いで捜査している。

 静岡の園をめぐっては、運転手や同乗していた職員の年齢なども含め、個人を責めるような報道も目に付きます。もちろん、この2人に過失がないとは言えませんが、個人を攻撃しても、事故を防ぐことにはつながりません。そこを、改めて意識してほしいです。d


もし自分の子供がバスに置き去りされて死亡して、運転手が私に過失がないとは言えませんが、私を攻撃しても事故を防ぐことにはなりませんと言われたら、切れます。もし幼稚園教諭でバスの運転手を兼務する人がそのような考えであれば、幼稚園のポリシーとして明確に宣言してもらえば、安くても、近くでも、個人的には預ける選択はしない。
保育園,、幼稚園そしてこども園などいろいろな施設があり、いろいろな経営スタイルがあると思う。問題があればどのような対応するのか、どのような選択があるのかを考えて判断するべきだと思う。退職して運転手をやっても良い思う人材が見つかるのか?運転手だけでなく、その他の維持管理を定期的にしている人に頼めるのか?バスやタクシー会社でサービスを提供するところがあるのか?保育士の親で暇だから運転手をやっても良いと言う人がいるのか?高くてもバスの送迎サービスを望む保護者が多いのか?地域や保護者の収入の分布の違いで選択は違ってくる。
忙しいは言い訳にならない。チェックリストを作成し、適切に使っていれば問題は起きない。チェックリストがあっても、チェックせずにチェックすれば効果は期待できない。チェックリストがなくても、真面目な人が担当であれば、チェックリストなどなくても事故は起きない。いろいろなやり方がある。人が変わっても最低限の事はやってもらうと言う事であれば、チェックリストは必要。上の人が定期的にチェックして、問題のある人には辞めてもらう、又は、担当を変えるなど補足的な作業をやっていれば結果的に問題は起きる可能性は低い。
行政が問題がある施設は許可を取り消し、定期的にチェックしていれば、許可を維持するために嫌でも対応するしかないので、対応できない施設は淘汰される。
バスが施設内に駐車されれば置き去りにされても気付いてもらえる可能性は高い。いろいろなケースはある。考えればいろいろな選択が出来る。土地が高い都会では無理でも田舎であれば、可能かもしれない。考えて対応すればいろいろ出来る。職員が資格を持っていなくても、資格がない職員はその職員が出来る仕事をしてもらえば、安く職員を雇える。少しゆとりが出来れば精神的に、そして、実際に楽に感じる事だってある。
個人的には急いでいる時こそ、ゆっくりとやろうと自分に言い聞かせる。焦ったところでちょっと手抜きをしようとして失敗する確率が高い事に個人的には気付いている。失敗すれば失敗しないよりも時間がかかることを理解している。だから急いでいても、失敗したら意味がないと言い聞かせながら作業をする。失敗した時のリスクを考えて無理はしない。まあ、人の考え方や選択は違うから個々の自己責任でやれば良い。
「運転中も『園についてからやること』『今日一日、どう子どもを保育していこうか』など、いろいろなことを考えざるを得ない状況でした。」と言う事はかなり能力がある人なのだなと思いました。忙しい時には今、やる必要がない事、今、考える必要がない事は個人的にはやらない。何か問題が起きて、急いでいたから問題を起こしましたと言っても、人によっては「だから何」「それで許されると思うのか?」と言われるのは想像できる。言い訳を受け入れるか、受け入れないかは相手次第。
まあ、個人的には問題を起こす組織は、問題が起きる前にいろいろと疑問に思うような事が存在するケースが多いと思う。事故の原因はシングルではなく、いろいろな問題が重なるケースが多いと思う。「個人を責めるのではなく、二度と起こさないための『仕組み作り』」は個人的には疑問。二度と起こさない事はかなり難しい。ただ、効果的にリスクを下げるとか、体質の改善は可能だと思う。ただ、トップに問題があれば改善は難しい。トップの理解なくして変わる事は無理。新しい人材を迎え入れるにしても、問題のある人材に去ってもらうにしても、新人を採用して教育するにしても、トップの許可や承諾なくして不可能だと思う。
最近、ユーチューブでいろいろな人がいろいろな事を言っているが、言葉だけを聞けば凄くロジカル、又は、正しい事を言っている人達は多い。ただ、結果を出すと言う事を前提として聞くと、「??」と思う事を言っているケースは多いと思う。ここがコンサルタントにお金を払う価値があるのかと思う部分だと思う。

園バス運転経験者の思い 余裕ない現場、それでも子どもを守るために 09/16/22(FRIDAY)

 保育園や幼稚園の送迎バス内に子どもが取り残される事故が相次いでいます。静岡県牧之原市内の認定こども園では、車内に取り残された3歳の女の子が亡くなりました。自身も園バスの運転業務に関わったことがあるという保育現場のリスクマネジメントの専門家、遠藤登さんは、現場の余裕のなさを理解しつつも、「一人ひとりの子どもを『見守る』姿勢が欠けていたのでは」と指摘。個人を責めるのではなく、二度と起こさないための「仕組み作り」を考えるべきだと話します。

【インフォ】保育園の対応が気になったら

■「子どもを守るためにしなくてはいけないこと」の議論を

 僕自身も、幼稚園教諭として働いていた20代のころ、バスの運転業務をしていたことがありました。担任としての業務の前に、子どもたちを迎えに行っていたのです。

 子どもを迎える前から仕事がスタートするので、とても早い時間から動きますし、運転中も「園についてからやること」「今日一日、どう子どもを保育していこうか」など、いろいろなことを考えざるを得ない状況でした。

 もちろん、こうしているなかでも子どもの安全管理は徹底されるべきです。しかし、保育にも関わりながら運転業務をすることについて、余裕のなさがあることも実感としてわかります。人手が不足していることで、運転手を雇うことが難しく、保育業務と兼務している園はたくさんあるのではないでしょうか。

 ただ、現場の忙しさは改善が必要ではありますが、それとは別の視点で「子どもを守るためにしなくてはいけないこと」の議論が進められることが必要です。

■朝の受け入れ時、求められる視点

 園バスの中に子どもが取り残されてしまった事故については、それがいつ発生したかによって、考えるべき対策も変わってくると思っています。

 今回のように、特に朝の送迎時に発生していることについては、保育の専門性の観点からもしっかりと問題を指摘しなくてはいけません。

 保護者から園に子どもが託される瞬間である、朝の送迎はとても重要なタイミングです。家庭という園の目が届かない場から、子どもを長い時間を預かる切り替えになる部分だからです。

 子どもの様子や表情を注意深く見て、「今日の様子はどうかな」「昨日と変わっていることはないかな」と、細心の注意を払いながら、把握することが求められます。このとき、送迎バスを使っている園では、子どもを保護者から直接託されるわけではなく、園バスという仲介が挟まれることになります。保護者から園に託されるときの窓口が、運転手であり、同乗している職員です。そうした意識が、事故を起こしてしまった園では欠如していたように思えてなりません。

 静岡の園をめぐっては、運転手や同乗していた職員の年齢なども含め、個人を責めるような報道も目に付きます。もちろん、この2人に過失がないとは言えませんが、個人を攻撃しても、事故を防ぐことにはつながりません。そこを、改めて意識してほしいです。

変化があると程度の違いはあれ、順応や調整する時間や努力は必要になる。頭でわかっていてもやってみると思うように行かない場合はある。少なくとも個人的にはそう思う。だから、自分でやって見て思たようにできるのか確認して準備したり、予定を変更することがある。やりながら考え付くことがあったり、考え方を変えるべきと思う事はある。まあ、人それぞれだし、機転が利く人はいるし、事前に準備したい人がいるので、個々は自己責任で判断する事だと思う。そして、結果で判断される事はある。
運営する「榛原学園」の増田立義・理事長兼園長(73)は政治的には成功した部分はあったかもしれないが、園の運営では失敗した、又は、向いていなかったかもしれない。そして拡大の判断が泥沼への出発点だったのかもしれない。

バス置き去りで女児死亡…辞任園長「経営を急拡大できた」特殊事情 09/15/22(FRIDAY)

唐突な退任だった。

認定こども園「川崎幼稚園」(静岡県牧之原市)の送迎バスに3歳女児が置き去りにされ死亡した事件で、運営する「榛原学園」の増田立義・理事長兼園長(73)が9月8日付で辞任していたことがわかったのだ。

【画像】放置された女児死亡 置き去りバス&園長「戦慄の素顔」写真

「増田氏は9月7日に開かれた記者会見で、『後任が決まり次第辞任する』と語っていました。しかし、次の園長はまだ決まっていません。弁護士によると、女児が亡くなったことによる自責の念や、ズサンな安全管理への批判から辞任したそうです。

しかし事件の詳しい状況もわかっていなければ、今後の具体的な対応策やチェック体制も決まっていない。無責任な退任と言わざるをえないでしょう」(全国紙社会部記者)

事件が起きたのは9月5日だ。「川崎幼稚園」に通う河本千奈ちゃん(3)が、5時間にわたり猛暑の中バスに放置され死亡。死因は熱中症だった。

「当日の気温は30℃を超え、発見された時の千奈ちゃんの体温は40℃まで上がっていたそうです。バスには増田氏と70代の女性派遣職員が乗っていましたが、2人とも『相手が確認すると思っていた』と千奈ちゃんの下車をチェックしなかったとか。おそらく千奈ちゃんは、暑さに耐えられなかったのでしょう。服を脱いだ上半身裸の状態で発見され、近くには空の水筒がありました。

にもかかわらず、会見での増田氏はどこか他人事でした。千奈ちゃんの印象を問われ『(一人ひとりの)名前までわからない』とし、『ちなつちゃん』と名前を言い間違えた。そして『私も人間なので』『あの暑い中、かわいそうだった』などと発言したんです」(同前)

◆父親も園長

警察や県の調べでは、増田氏が園児の下車後、車内清掃やアルコール消毒を怠っていたことも判明している。日課となっていた消毒を行っていれば、千奈ちゃんに気づいた可能性が高いのだ。増田氏とは、どんな人物なのだろう。

「地元・牧之原市の出身です。専修大学経営学部を卒業後、通信教育で保育を学び50歳で修了しています。園長だった父親から『川崎保育園』を引き継いだのは02年8月。増田氏は市長ら政治家とのパイプを利用し、経営を急拡大させました」(地元住民)

『週刊文春』(9月22日号)によると、増田氏は牧之原市の前市長・西原茂樹氏とは40年来のつき合い。地元選出の国会議員・大石千八氏の後援会にも入っていたという。

「法人登記によると、『榛原学園』の資産は増田氏が理事長になった直後は1億円ほどでしたが、今年4月には約4億円に増えています。西原前市長の進めていた保育園の民営化により、『榛原学園』は10年代前半に2つの保育園の指定管理者にも選ばれました。牧之原市では、最も勢いのある学校法人だったんです」(同前)

急拡大にもかかわらず、人手不足だったという「榛原学園」運営の「川崎幼稚園」。増田氏は会見で「人を雇うのは非常に大変」と弁明していた。今回の事件は、増田氏による身の丈に合わない経営拡大により起きた悲劇なのかもしれない。

FRIDAYデジタル

ヤフーコメントに下記のようなコメントがあった。

lgw*****

先日の静岡での事件があって神経質になるのはわかるが今回のことはどうなんだろう…いろんなことを騒ぎ立てるのもどうかと思います。ほとんどの保育士の方々は一生懸命頑張ってくださっている。祖父母がマスクをしているとはいえ孫をわからないこと、そして園児本人も気づかないこともあったわけで何でも取り上げるのは違うと思います。


eri*****

いやいや、、そこまでわざわざ記事にするのってどうなの?それこそ保育士になりたい人が減る一方です。うちの子の園は、保育士さんが年配の方ばかりだから、正直、親と子供が一致しないのはよくありますよ。でも、それでクレーム言う親はいません。日中我が子を見てくれて、生きて返してくれればそれで良し!見てくれる場所があるだけでもありがたい話です。 間違えないように、保育士さんだけでなく、保護者も気をつけるべきです。こんな内容を記事にするなら、もっと重大な事を記事にしてくださいね。


まあ、確かに記事にする必要はないかもしれないが、例えば、入園したばかり園児には名前を覚える練習を含めて、園児の名前を読んで、「バイバイとか、また、明日ね、又は、気を付けて帰ってね」とか言えば、名前を間違えて呼ばれても違うよと恥ずかしくて言えない園児はいるかもしれないが、名前が違うと言う園児もいるから間違っていれば気付く可能性は高くなると思う。たかが、30秒から、1分もかからないと思うが、このような小さな改善から徐々に変えている事は可能だと思う。マスクをしていたからと言い訳は出来るが、だから間違ってよいわけでもないし、ちょっとした改善策を考えられる園なのかで違うは出てくると思う。
「こども園では顔写真付きの名簿を作るなど、再発防止を徹底する」は間違いの選択ではないが、子供を覚えていても顔写真付きの名簿を作る作業が負担にならなければ良いが?また、顔写真付きの名簿でもマスクを付けていけていれば間違う可能性はある。いろいろな選択があるが、馬鹿丁寧な選択を結局、自分達の首をしめて、オバーロードの状況を作り出して、どこかで手が回らなくなる状況を作り出す可能性があると考えた方が良い。

マスク姿で祖父母も気づかず こども園の送迎バスが園児取り違え 09/15/22(FRIDAY)

福島県郡山市にある認定こども園の送迎バスが、園児を取り違えて保護者に引き渡していたことがわかりました。 郡山市によりますと、今月5日、市内の認定こども園が園児を送迎バスで家に送り届ける際、添乗していた保育士が園児2人を取り違えて、保護者に引き渡しました。 園児は3歳の女の子で、祖父母に引き渡されました。女の子は普段、祖父母と同居しておらず、帽子やマスクをしていたため、祖父母は取り違えに気づきませんでした。その後、バスに残った最後の園児を保護者に引き渡した際、別の子どもだったため、保護者が気づき、取り違えが発覚しました。いずれの園児も、けがや健康に影響はありませんでした。 この園児2人は最近入園し、添乗していた保育士は顔を認識不足だったということです。こども園では顔写真付きの名簿を作るなど、再発防止を徹底するとしています。

「すべての通園バスに“安全装置”設置」と検討している事自体、愚かだと思う。「安全装置」だけで問題が解決するわけではない。維持管理を怠れば、本来の目的は期待できない。適切な対応が出来ない年齢の子供を乗せるバスを優先させるべき。安全装置ではなく、乗車、降車のリストを作成して、今回のような小さなワンボックスカーだと名前を点呼し、チェックして、チェックリストは半年保管するなどの義務化を検討するべきだ。また、リストは作成日、時間、チェックした人の名前を記載することも義務化すればよい。「安全装置」がなくても乗車、降車のリストの作成、チェック、そして保管だけでも大きな違いはあると思う。そして、乗車、降車のリストは保育士が確認できるように、教室か掲示板にクリアファイルで確認できるようにして、翌日の朝まで掲示しておけば良いと思う。掲示板を見ない保育士が存在すれば、それは園の重大の管理及び指導の問題になると思う。
金をかける安易な方法しか考えられないのは愚かなのか、利害関係が発生する人達との癒着と義務化による高コストの価格設定を無視しているとしか思えない。
川崎幼稚園に通う女の子が可哀そうな状況で死亡した。北海道旭川市の公園で、女子中学生が遺体で見つかった問題の学校や教育委員会の対応は非常に悪かった。この問題に関して改善が見れらるような法改正やシステムは変わったのだろうか?個人的に知らないだけかもしれないが、大きな変化はないと思う。「すべての通園バスに“安全装置”設置」のような無駄なパフォーマンスは政治家として良いアピールになるが、コストと効果、そして注目されていない問題の対応を考えるべきだと思う。
川崎幼稚園に対する過去の監査はどうだったのか?問題点を疑うような項目は発見されていたのか?監査はどのように行われたのか?監査で問題を発見するような監査だったのか、それとも、形だけの監査だったのか、メディアはしっかりと調べてニュースにするべきだと思う。装置だけにこだわる理由はわからない。それともメディアは考えないメディアなのか?

【独自】政府、すべての通園バスに“安全装置”設置で調整 国が補助金 3歳園児置き去り事件を受け 09/13/22(TBS NEWS DIG Powered by JNN)

静岡県で園児がバスに置き去りにされ死亡した事件を受け、政府が全国すべての通園バスに安全装置を設置する方向で調整を進めていることが分かりました。

静岡県の事件を受け、政府は、通園バスを持つ全国およそ1万箇所の施設で緊急点検を行い、来月中に再発防止策をまとめる方針ですが、政府関係者によりますと、国が補助金を出し全国すべての通園バスに安全装置を設置する方向で調整を進めていているということです。

全国小規模保育協議会 駒崎弘樹理事 「やはりヒューマンエラーというのはですね、どうしても起きてしまう。置き去り防止装置の設置の義務化というのを是非してはいただけないかと」

小倉こども政策担当大臣はけさ、子育て支援団体などと意見交換を行い、「保護者や職員の精神的なストレスを一刻も早く解消しなければならない」と話しました。

参加者からは「置き去り防止装置の設置を義務化するよう」求める声があがっていて、今後検討される見通しです。

TBSテレビ

園児置き去り死 通園バスを運転していた理事長 兼 園長が辞任 後任は選任中=静岡・牧之原市 09/06/22(朝日新聞)

9月5日に静岡県牧之原市の認定こども園で通園バスの中に置き去りにされた園児が死亡した事件で、当時、バスを運転していた園の理事長が辞任していたことが分かりました。

代理人弁護士によりますと、川崎幼稚園の増田立義理事長 兼 園長は9月7日に辞表を提出、8日付で辞任したということです。

増田理事長は9月5日、通園バスに、この園に通う女の子(3)を置き去りにして死亡させた事件で、当時、通園バスの運転手を臨時で務めていて、登園時に園児らがバスを降りた際、バスの中を確認していなかったことが明らかになっています。

事件以降、川崎幼稚園は警察の捜査や静岡県などの特別監査を受けていて、臨時休業が続き再開のめども立っていない上、園の廃止も検討している状況ですが、代理人弁護士は今後のかじ取り役について現在、選任中としています。

ヤフーコメントに下記のようなコメントがあった。

har*****

まあ検証するまでもなく、炎天下の車に乗り込んだときのあの尋常じゃない暑さを思えば車内にエアコンもなしで数時間放置されたときの苦痛は想像に難くない。本当にあってはならないミスだったが、それをやらかしてしまうのもまた人間であってこれを教訓にヒューマンエラー防止策をハードウェアの側から講じるべきだと思う。アメリカのアラームを最後部まで消しに行くシステムなんてめちゃくちゃ優秀だと思うよ。


mom*****

降車後のチェックや欠席の確認。バスのラッピングがなく、外からでも中の状態が確認できるようになっていれば・・・。

どれか一つでも、チェック機能がちゃんと機能していれば、助かる可能性はいくらでもあったはずだと思うと、本当にやりきれない。

今後、この事故がきっかけとなり、全国でハード面ソフト面等、再発防止のための新たな取り組みが出来るようになっていればと思います。


「アメリカのアラームを最後部まで消しに行くシステム」はアメリカ人やアメリカ文化を理解していない人達にはどのようなプロセスなのか理解できないと思う。アメリカは日本と違い、平均が少なく、大きく分離している傾向があると思う。アメリカ人達はあまり考えないし、注意深く対応しない、言われなていない事はやらない。しかし、考えるアメリカ人達は、良くものを観察し、理由を考えたり、現状のやり方が妥当であるか考えたり、理解できないと質問をする。個人的な推測だが、バスの運転手にマニュアルを渡しても読まない可能性があるし、バカバカしいと思えば誰も見ていないと思えば指示を無視して、マニュアル通りにやっているかと言われたらやっていると嘘を付く割合は高いと思う。どうすれば後ろまで運転手が行くのかを誰かが考えた、又は、話し合って、アラームを最後部まで行かないと止められないシステムにしたら嫌でも運転手が行くしかないとなると判断したと思う。ただ、だめな運転手は最後部にアラームを消しに行くと思うが、いちいち両サイドを見ながら行くとは限らない。まあ、アラームが鳴れば、寝ている子供が起きる可能性はあるし、残されている子供に気付く可能性が高くなると言う事でそれなりの効果は期待できると考えたと思う。アラームの方が、センサーよりも構造的にシンプルでコスト的にも安いと思う。
他のニュースで保育士は安い給料でやる事が増える事に対しておかしいとのコメントがあった。あるニュースで見たように、ダブルチェックやトリプルチェックは必要ない可能性は高い。最初のチェックさえ、しっかりとしていれば問題ない。しかも、出席、及び、欠席確認を徹底していれば、そこでダブルチェックの効果はあると思う。
最後の、重要性と優先順位を決めて対応すればよいだけ。全てをやらなくても良いと思う。時間がなくても、絶対にやる項目を決めて、それは徹底させる事を反復的に繰り返せば、考えなくても自然に行動できるようになる。それが訓練や練習の目的の一つだと思う。
県や行政の監査にしても、何が絶対に出来ていなければならないのか決めておけば、その部分だけは徹底されると思う。県や行政の監査が適当だったら、場当たり的だったり、形だけの監査であれば、問題のある施設が問題を指摘される可能性は低くなると思う。県や行政の監査で問題が見つかれば問題を放置し続けるのは難しいと思う。

「園児残してバスを離れた」 送迎担当者267人中21人が経験あり” 09/06/22(朝日新聞)

 静岡県の認定こども園で5日、送迎バスの車内で3歳の女児が心肺停止の状態で見つかり、亡くなった。園バスを巡っては福岡県で昨夏、車内に取り残された男児(当時5)が熱中症で死亡。国は昨年8月、乗降時の人数確認などの安全対策を求める通知を出した。ただ、幼稚園や保育園バスの送迎担当者への調査からは、園児がいることを忘れて車を離れたケースが他にも起きていることがうかがえる。

【インフォ】子どもだけを残して車を離れた人の数は

 自動車部品などを扱う三洋貿易(東京)は今年5月、幼稚園や保育園バスの送迎担当者にオンラインで実態調査を実施。20~60歳代の運転手や送迎担当の教諭ら267人が回答した。

 過去に園児だけを残して送迎バスを離れたと回答したのは21人(7・9%)。そのうち、15人は直近1年間での経験で、3人は園児が乗っていることを忘れたままバスを離れていたと答えた。

 園児を残して送迎バスを離れた経験がある21人に、車内に園児を残した1回あたりの時間を尋ねると、全体の8割弱は「5分未満」で、「30分~1時間未満」は約1割だった。また、21人のうち5人は、園児に頭痛や吐き気などの体調不良があったとする。

 「園児が車内に置き去りになることは今後発生すると思うか」という質問に、回答した267人のうち約6割が、「今と変わらない」「増加する」を選び、減少には否定的な回答だった。置き去りが起きる理由について運転手に尋ねると、最多は「送迎担当者や職員の意識が低いから」。次いで「人手不足」が多く、「防止するための規制やシステムの不足」や「登園確認などのルールが形骸化」も目立った。

ヤフーコメントに下記のようなコメントがあった。

min*****

特に年長の子は、あと半年のこのタイミングで転園させることのデメリットが目について、一歩踏み出せないのは心情としてとても理解できる。
園も転園にかかる費用を負担してくれるわけではないだろうし。
でも、この園はバスのことのみならずすべての対応が酷すぎる。中には良い先生もいただろうが、それはその人個人の資質であって、全体として見れば不安要素しかない。 なによりこの園では、もう子供の成長や行事を心から喜べない。あの会見が行われたホールで子供たちがお遊戯会や卒園式をやったとして、心に引っ掛かるものが必ずある。 周囲からも注目が凄く、いわれのない中傷を受けることもあるかもしれない。
子供たちをそんな思いをするかもしれないところから遠ざけてあげて欲しい。
子どもは時間がかかっても必ず順応する。問題が費用と手間だけなら、そこは必要経費として割りきって、良いところが埋まる前に早めに行き先を探したほうがいい。


k27*****

「経営陣が代わり、安全対策を見直してくれたら、もう一度通わせてみたい」
    ↑ どれくらいの期間が有ればコレが実現すると思っているのですかね。
仮に代わりの経営陣が直ぐに見つかったとして問題は安全対策ですよ。
二重三重のチェック体制を決めても、今回の事故の様に手抜きをされては何ともしようが有りません。
チェック体制を強化するのも良いですが、それに関わる職員の仕事は更に増えると言う事に成ります。
手抜きを増長させる事に成らなければ良いのですが。
職員の負担が減って安全管理が強化される仕組みが構築されない限り、安心して預けられる環境は生まれないと思います。




廃園すると困る、と言っている人を批判する意見があるようですが、
新しい環境に馴染める、馴染めないは人それぞれだと思う。
ご自身の子供さんがすぐ馴染めたからといって、他の子供が馴染めるか、
というとそうでもない。
小学校などでも転校生に対するいじめは聞くので。
馴染めなかった結果、園や学校に行きたがらなくなり、
それが、本人が大人になってから大きな問題になるかもしれない。


勿論、即転園も一つの意志ですが。


gzz*****

閉園したとして、子供達を他の園に通わせたとして、他の園で同じ様な事がおこらないとは限らない。二度と同じ事がおこらぬよう徹底的に対策すれば良いのでは?子供の事を考えると転園した場合に馴染めない子もでてくる、せっかくできた友達とも離れ離れ、もう少し落ち着いて考えてほしいなと傍から見た意見です。自分にも子供がいるので保護者の方達のお気持ちは察します、が、一番つらいのは亡くなられた子の親御さんです、閉園して、はい終わりではなく、二度と同じ事が繰り返さぬよう園を残すべきだと思います。
まず一番にバスの窓ガラス部分にステッカーを貼らないで中が見えるようにすることが一番最初にやるべき事かとおもいます。


いろいろな意見はあるが、部分的に正しいし、部分的に間違っていると思う。基本的には完璧な選択はない。そして、個々の期待、基準、そしてその他の条件で何が良いのか、何が妥協出来るのかが違ってくる。
今からでは遅いが、行政が監査して優良な運営をしている施設が問題のある、又は、閉園する施設を引き継ぐ場合には、自治体が助成金として1割とか、2割を負担すればよい。優良な経営者が速やかに引き継ぐのだから問題が起きる可能性は下がるし、利用者も安心できる。助成金を出すメリットはある。そして、こども園を運営する所が財政的に、又は、問題を起こして閉園、又は、廃園の場合には引き継ぐ経営組織がある場合には、市場の適切価格の1割引きで引き渡すことを許可の条件にすれば良いと思う。多くの場合、助成を受けているのだから当然だと思う。まあ、引継ぎの条件をスムーズにしても、引継ぎを名乗り出る組織が存在するとは言えないし、規模を大きくすると同じように対応できなかったり、システムが違う園で働いていた保育士やその他の人達がスムーズに新しいシステムに馴染めるかはわからない。また、派閥や人間関係の問題が発生するかもしれない。上手くいくとしても、多少の適応時間が必要かもしれない。
結果論の話はある。心配したけど大丈夫だったねと言うケースもあるだろう。前よりも良かったのでバタバタしたけど、良かったかもしれないと思う人だっているだろう。 人生はいろいろだし、上手く乗り越えられたらの前提が必要だけど、障害を乗り越えれば成長は期待できる。出来ないケースがあるから絶対に良いとは言えないのが問題。
個人的な意見は、問題のある組織はいろいろな点で問題を抱える傾向が高いと思う。実際の問題として現れる可能性は高いと思うが、運も重要な部分なので、何とも言えない。後は、個々の自己責任で選択するしかないと思う。残るのか、変わるのかは、保護者の判断。判断が正しいかは結果次第でわからないから、現状で良いと思う人はいると思う。
昔、子供が仲良くしている子供と同じ学校へ行かせるのか、夫婦で大喧嘩したことがある。結局、別の学校へ行かせた。最初は、友達がいない学校に関して文句を言っていたが慣れて友達が出来たら楽しいと言っていた。仲が良かった子との関係はよそよそしくなって、連絡を取らなくなってしまった事は悪い事をしたかなとは思うが、現在の時点では文句も言わないし、あれで良かったと思う。結局、結果が全てだと思う。

「園児残してバスを離れた」 送迎担当者267人中21人が経験あり” 09/06/22(朝日新聞)

 静岡県の認定こども園で5日、送迎バスの車内で3歳の女児が心肺停止の状態で見つかり、亡くなった。園バスを巡っては福岡県で昨夏、車内に取り残された男児(当時5)が熱中症で死亡。国は昨年8月、乗降時の人数確認などの安全対策を求める通知を出した。ただ、幼稚園や保育園バスの送迎担当者への調査からは、園児がいることを忘れて車を離れたケースが他にも起きていることがうかがえる。

【インフォ】子どもだけを残して車を離れた人の数は

 自動車部品などを扱う三洋貿易(東京)は今年5月、幼稚園や保育園バスの送迎担当者にオンラインで実態調査を実施。20~60歳代の運転手や送迎担当の教諭ら267人が回答した。

 過去に園児だけを残して送迎バスを離れたと回答したのは21人(7・9%)。そのうち、15人は直近1年間での経験で、3人は園児が乗っていることを忘れたままバスを離れていたと答えた。

 園児を残して送迎バスを離れた経験がある21人に、車内に園児を残した1回あたりの時間を尋ねると、全体の8割弱は「5分未満」で、「30分~1時間未満」は約1割だった。また、21人のうち5人は、園児に頭痛や吐き気などの体調不良があったとする。

 「園児が車内に置き去りになることは今後発生すると思うか」という質問に、回答した267人のうち約6割が、「今と変わらない」「増加する」を選び、減少には否定的な回答だった。置き去りが起きる理由について運転手に尋ねると、最多は「送迎担当者や職員の意識が低いから」。次いで「人手不足」が多く、「防止するための規制やシステムの不足」や「登園確認などのルールが形骸化」も目立った。

日本の労働者はレベルが落ちたと思う。これでは賃金を一律で上げず、仕事が出来る人達は賃金を上げるべきだと思う。しかし、まともに仕事をしていても賃金を上げない雇用者はたくさんいそう。
クラクションの練習は個人で出来る選択。行政が問題がある施設に対し重い処分を出せる事と閉園や運営者の経営破綻の場合に出来るだけ引継ぎが速やかに出来るように法整備や閉園や運営者の事故破綻の場合、債権者に対して譲渡や売却などで優良と評価された同業者に優遇できる条例とか事前に対応するべきだと思う。閉園したら利用者が困るだろうから厳しい処分は受けないと思わせないようにするべき。そして問題のある施設は許可や承認の取り消しを出すべきだと思う。問題のある施設は送迎の問題だけを抱えていないと思う。
クラクションの練習をおこなったから、確認を怠る、マニュアルに確認の方法を記載しない、マニュアルの実行確認をしないでは本末転倒だと思う。また、施設の規模の違い、保育士を含む人材の流動が激しいなど、施設ごとに違いがあるので、共通してやるべき事と園の判断で決める事を決める事は良いと思う。そして、5年か、適切なインターバルで見直しをするべきだと思う。ただ、あまり方針がころころ変われば定着しないデメリットを考えて見直しを考えるべきだと思う。

涙が止まらず…バス3歳死亡1週間 園児らバスでクラクション練習「手で鳴らないなら水筒やお尻も使って」” 09/13/22(埼玉新聞)

 静岡県牧之原市の幼稚園で、3歳の園児がバスに置き去りにされて死亡した事件の発生から1週間、同じような悲劇を防止するという思いから、武蔵野短期大学付属幼稚園(埼玉県狭山市上広瀬)は12日、狭山署の協力を得て同園の年少組を対象に、バスに閉じ込められた時の対応訓練を実施した。

 訓練に参加したのは園児42人とその保護者、園職員と狭山署員の約100人。園児と保護者らは安全に生活するために日頃から心がけることや「助けて!」と叫ぶことなどを同署員から学んだ後、園児がバスに閉じ込められた事態を想定し、実際に普段の通園で利用するバスを使って、園児らにクラクションを鳴らし助けを求めることを指導、体験させた。

 訓練では、署員がクラクションの鳴らし方を園児らに説明。園職員が「大人が来るまで鳴らし続けて」「手で鳴らなかったら水筒やお尻も使って」などと声をかけ、園児は保護者らに見守られる中、バスの運転席でクラクションを鳴らす訓練を行った。

 「(音に)びっくりした。怖かった」と話すのは、訓練に参加した相馬優ちゃん(3)。母の唯さん(26)は「普段はクラクションを押さないように教えていた。家ではなかなかできない訓練なので、今後もぜひ取り組んでほしい。家でも今日のことを言い聞かせていく」と話した。静岡の事件を知ったときは、同じ年の子を持つ親として涙が止まらなかったという。同じく訓練に参加した板井美晴ちゃん(3)によれば「(クラクションは)固くなかった」。園児たちの多くは、水筒などを使わず、手だけでクラクションを鳴らせている様子だった。美晴ちゃんの母、友紀さん(31)は「話を聞いてくれる子なので、一人で押せているのを見て一安心」と話し、「ないとは思う」としつつ「遊んで鳴らすことがないように注意したい」と語った。

 同園の小島直子園長(42)は「今はこういうこと(バス車内放置)だけではなく、迷子や不審者などの危険もある。園児たちには『助けて』が叫べる人になってほしい。守られて生活しているからこそ、対応力を身に付けてほしい」と、SOSを出せる環境づくりに意欲を見せた。

 同署の神永修一地域課長によると、今回の訓練は同園からの要望により実現。「今後、各幼稚園などでも自主的に同様の訓練をしていただければ」と呼びかけた。

置き去りが起きる理由について運転手に尋ねると、最多は「送迎担当者や職員の意識が低いから」。次いで「人手不足」が多く、「防止するための規制やシステムの不足」や「登園確認などのルールが形骸化」も目立った。

「送迎担当者や職員の意識が低いから」のケースでは辞めてもらう、又は、給料や時給をアップしてやるべき事をやる人に変えるしかないと思う。形だけの対応は実際に、ほとんど効果はない。記録はあるが記載されない、記載されていないが監査のために後で記入するでは時間の無駄。監査する人達はこのような事がある事を理解した上で辻褄が合わない、嘘を付いている疑いがある場合は、次の監査のために引継ぎ事項でグレーな部分がある施設と記録に残しておく必要はあると思う。同じ人が監査しない場合には役に立つと思う。もちろん、監査する側がやる気がない、経験がない場合は効果は期待できないかもしれない。

「園児残してバスを離れた」 送迎担当者267人中21人が経験あり” 09/06/22(朝日新聞)

 静岡県の認定こども園で5日、送迎バスの車内で3歳の女児が心肺停止の状態で見つかり、亡くなった。園バスを巡っては福岡県で昨夏、車内に取り残された男児(当時5)が熱中症で死亡。国は昨年8月、乗降時の人数確認などの安全対策を求める通知を出した。ただ、幼稚園や保育園バスの送迎担当者への調査からは、園児がいることを忘れて車を離れたケースが他にも起きていることがうかがえる。

【インフォ】子どもだけを残して車を離れた人の数は

 自動車部品などを扱う三洋貿易(東京)は今年5月、幼稚園や保育園バスの送迎担当者にオンラインで実態調査を実施。20~60歳代の運転手や送迎担当の教諭ら267人が回答した。

 過去に園児だけを残して送迎バスを離れたと回答したのは21人(7・9%)。そのうち、15人は直近1年間での経験で、3人は園児が乗っていることを忘れたままバスを離れていたと答えた。

 園児を残して送迎バスを離れた経験がある21人に、車内に園児を残した1回あたりの時間を尋ねると、全体の8割弱は「5分未満」で、「30分~1時間未満」は約1割だった。また、21人のうち5人は、園児に頭痛や吐き気などの体調不良があったとする。

 「園児が車内に置き去りになることは今後発生すると思うか」という質問に、回答した267人のうち約6割が、「今と変わらない」「増加する」を選び、減少には否定的な回答だった。置き去りが起きる理由について運転手に尋ねると、最多は「送迎担当者や職員の意識が低いから」。次いで「人手不足」が多く、「防止するための規制やシステムの不足」や「登園確認などのルールが形骸化」も目立った。

最近、思うのだが人や立場によっては人間関係は大事かと思うようになった。
特に、インターネットや携帯電話の普及で人材探しや代わりを探すのが容易になった。空いた時間を売りたい人、出来るだけ安く人を使いたい人の間で上手くマッチングすればお互いにウィンウィンだと思う。しかし、一方で見ず知らずに人を本当かどうかわからない履歴書や経歴で仕事を任せるデメリットはある。例え、能力が同じでも性格や人間性はわからない。
関係が長い、相手を良く知っているから、何も言わなくてもわかっている情報があるメリットはある。過去の情報や実績からいろいろな推測が出来る。
相手に不満を持っていれば、急なお願いや要求を相手が受けない可能性がある。仕事はお互いに少なくとも妥協出来るレベルに達しないと成立しない。相手が、別に仕事の依頼をしてもらわなくともよいとか、無理して関係を継続したいとは思わなければ、無理なお願いを聞く必要はない。臨時は安いけど責任は軽い。臨時だから、次も仕事があるかわからないし、待遇も良くないから個人の性格として責任感がなければ責任を感じないと思う。だから環境や状況次第では良い人間関係がプラスになることはあるし、頼める人が簡単に、そして、たくさんいれば、別の人を探すだけで問題ない。
たった6人なら、タクシーを二台手配しても良かったと思う。3人を後ろに乗せ、臨時職員と園長が助手席に乗れば対応できたと思う。絶対に正解はないけど、状況を判断して対応する能力は学歴以上に必要な事はあるかもしれない。

臨時の運転手3人に代行断られる 09/07/22(共同通信)

 静岡県牧之原市の認定こども園「川崎幼稚園」の杉本智子副園長は記者会見で、事件当日の5日は本来のバス運転手が休暇を取り、臨時の運転手3人にも代行を断られたため、増田立義理事長兼園長(73)が代わりに運転したと説明した。

結局、文科省が現実の問題やリスクを把握しないで、通達を出していることが下記の記事だけでもよくわかる。
だから、知床 観光船「KAZU I(カズワン)」沈没事故や静岡県牧之原市の認定こども園「川崎幼稚園」の河本千奈ちゃん死亡事故などで注目を受けないと行政は動かないし、人々が注目する事はない。
大げさに騒ぎすると言う人達は絶対に存在すると思うが、誰かが犠牲にならないと注目を浴びないし、問題が放置されたり、見過ごされるのが現実であり、多くのケースだと思う。
アラームだって同じ。悪意があればアラームがならないように出来る。監査や検査の時だけ作動するように対応する人達は存在する。アラームが壊れても次の検査や監査まで直さないことだってあるだろう。アラームなどなくてもしっかり管理したり、お互いにやる事を徹底している園ではそのようなシステムは要らない。また、監査システムでも問題があると判断された園は監査の回数を増やすとか、徹底した監査を行うなどシステムの変更で悪質な、又は、問題のある施設を減らす効果は程度の違いはあれどあると思う。
マニュアルはないよりましだし、マニュアルが存在すれば事故が起きた時に、責任と所掌が明確になっているので責任者と担当者が逃がさない確率は上がる。ただ、犠牲者は生き返らない。マニュアルがあれば、まともに監査すれば言い訳の口実は減るだろうし、適当な嘘を付けば、施設の悪質性を判断する材料になる。そして、マニュアルが存在するので、担当者が何をするべきなのかを理解し、実際に、義務を果たしているかを確認できる。
こども園の事ではなく、いろいろな分野で同じ事をすれば事故はなくならないが、事故は減ると思うし、まともな施設が増えれば行政の負担は軽くなる。ただ、改善が定着するまでは大変だと思う。
ヤフーのコメントにはバスをなくせば良いと書いているが、確かに正しい。バスに放置する事故はなくなるなるだろうが、問題のある施設では他の部分で事故は起きると思う。結局、ずさんさはバスだけではない可能性があるからと個人的には思う。

ヤフーコメントに下記のようなコメントがあった。

9FT*****

「個人を罰しても、事故はなくならない」というのは、どのような人間もエラーをしてしまうので、事故はシステムの問題として捉えてそれを改善することによって事故を防止するという考え方である。これは米国から入ってきている考え方であるが、服務規程を遵守する姿勢を従業員が持っているということが大前提となっている。もちろん、うっかり規定違反をおかしてしまう場合もあるが、最初から規定を無視した行動をとっている者は即解雇となる米国のようなルールを厳しく適用する文化的背景の中で成立する話である。その大前提を無視して、個人には責任はないと機械的に当てはめてはいけない。個人を罰するだけでは事故はなくならないのはたしかであり、システムの改善も重要であるが、この園では、いろいろな安全に関する規定が常日頃から無視されていた可能性があり、それを看過していた管理者の責任は重いと判断すべきである。


アメリカ文化、アメリカ社会の常識や価値観、アメリカ人の行動パターンは日本とは違うので、理由と選択を理解したうえで、日本バージョンにしないとコピーしただけでは良い結果は生まれないと思う。
日本で言えば、まず、文科省の対応がだめ。やる気がないのか、世間知らずの高学歴には適切な判断が出来ないのか、県レベルの行政でも同じことが言えるのか、そこら辺から変えないとだめだと思う。最初の指示や方針が間違っていれば、時間と労力の無駄を生む。また、性善説を廃棄するするべき。悪い奴らや悪質な組織は存在する事を認識した上で、良い人達や良い組織と同じように考えるべきではない。

バスの窓たたく園児、別の保護者が発見…同じ認可保育施設で置き去り2件 09/10/22(読売新聞)

 さいたま市の認可保育施設で2019年11月と昨年12月、園児が夕方に送迎バスに取り残される事故が起きていたことが9日、わかった。いずれも座席で寝ていた園児を同乗の施設職員らが見逃していた。園児に健康被害はなく、施設側がそれぞれの保護者に謝罪した。

【表】河本千奈ちゃんがバスに乗り、発見されるまでの経緯

 市によると、取り残されたのはいずれも同じ認可保育施設の3歳児クラスに通う園児各1人。19年の事例では午後5時30分頃、園児と職員を乗せたバスが市内の降車場所で園児たちを降ろして施設に戻った際、園児が車内にいるのに気づかずに職員がドアを閉めていた。

 約20分後に車内からバスの窓をたたいている園児を他の園児の保護者が見つけ、無事だった。乗降時に園児を確認する決まりだったが、守られていなかった。

 昨年12月のケースでは、午後4時過ぎにバスが園児と職員を降車場所に降ろして施設に戻った際、車内を点検していた運転手が座席で寝ている園児を見つけた。降車時に職員が園児を確認するルールだったが、怠っていたとみられる。

 その後、施設側は市の指導で送迎時のマニュアルを作り直すなどしたという。

 静岡県牧之原市の認定こども園で3歳女児が通園バスの車内に取り残されて死亡した事件を受け、さいたま市は送迎バスを使う保育施設などを対象に、送迎時のマニュアルの有無などを確認する調査を行っている。送迎バスの安全対策について、市の担当者は「調査結果をみて今後の対応を検討したい」と話している。

バス送迎業務の点検、1950施設に通知  埼玉県の大野元裕知事は9日、県内1950か所の保育園、幼稚園、認定こども園を対象に、バス送迎業務を点検するよう通知したと発表した。安全管理の徹底を求める国の通知を受けた措置で6日付。県内の自治体でも、同様に事業者に注意を促している。

 県では出欠などの情報を保護者に確認することや職員間の情報共有の徹底、ダブルチェック体制による子どもの人数確認などを適切に行っているかについて調べる方針。

川崎幼稚園・増田立義 理事長兼園長の他人事のような対応を聞いて、子供の無残な姿を見たのなら親としては怒りしか感じないであろう。窓を開けて日陰に車を止めて仮眠して起きたから服がびっしょりに濡れている季節。窓を締め切られたら意図的でなくても地獄の苦しみだと思う。

河本千奈ちゃん母親「お願いだから娘を返して」牧之原市川崎幼稚園バス置き去り (みみずくエヌラボ)

4時間にわたり出欠チェック体制など聞き取り…園児死亡の幼稚園に県が特別監査 09/09/22(読売新聞)

 静岡県牧之原市の認定こども園「川崎幼稚園」に通う河本千奈ちゃん(3)が通園バスの車内に取り残されて死亡した事件を巡り、県は9日、認定こども園法に基づく特別監査に入った。事件が起きた5日の状況などについて、関係者らに聞き取りを実施。安全管理体制に問題があれば行政指導などを行う。

 県によると、特別監査は9日午後1時頃に同園で始まり、県職員ら計11人が増田立義理事長(73)や職員らから約4時間にわたって出欠のチェック体制などについて話を聞いたという。

 県は今後も職員への聴取や資料の収集を続け、1か月をめどに結論を出す方針。この日、県の担当者は「バス通園の手続きを中心に確認した。法令に抵触するような事象があれば、改善を求めていく」と語った。

 園の説明では、事件当日、補助役として乗務した70歳代の派遣社員の女性が降車時に人数確認を怠り、運転していた増田理事長も車内を点検せずに施錠。担任と副担任は千奈ちゃんが欠席だと思い込み、保護者に連絡しなかった。

 千奈ちゃんは熱中症のうち症状が重篤な熱射病で死亡し、県警は業務上過失致死容疑で捜査している。

県福祉指導課によると、県は年に1回、園を定期監査しており、直近では昨年11月に実施。これまでの監査で問題点は見つかっていないという。


知床 観光船「KAZU I(カズワン)」沈没事件に似ているのでは?トップが知識や経験がない場合、行政は、知識や経験がある人を任命し、それなりの権限を与える事を事業継続の条件にするべきだと思う。もちろん、権限を与えることで、経営者と園長の衝突や園長が人間的に問題がある場合、経営者を困らせる事をするリスクは残るが、今回のような理事長兼園長のようなこども園が存在する確率は減るであろう。
監査は厳しいチェックリストが存在する、又は、監査方法が明確に記載されていなければ、問題が存在しても発見されない可能性は高いと思う。監査するチームや監査のトップ基準次第で大な違いがあると個人的に思うから。そして、厳しいチェックリストが存在しても、担当者がチェックせずにチェックしたり、問題があっても問題がないと記載すれば監査で記録として残らない。これは、知床 観光船「KAZU I(カズワン)」沈没事件で想像したり、理解する事は容易だと思う。

女児死亡の園、県と市が特別監査 静岡のバス置き去り 09/08/22(SmartFLASH)

 静岡県牧之原市の認定こども園「川崎幼稚園」で園児の河本千奈ちゃん(3)が通園バスに取り残され死亡した事件を受け、県と市は9日、認定こども園法などに基づき、バス車内や園内での安全管理態勢を調べる特別監査を実施した。事件があった5日の状況を職員から聞き取る。

 県福祉指導課によると、県は年に1回、園を定期監査しており、直近では昨年11月に実施。これまでの監査で問題点は見つかっていないという。

 牧之原市の杉本基久雄市長は9日、市議会全員協議会で、市内全ての保育所・小中学校に対し、バス運行時の人数確認や施設内での事故防止の徹底を求める通知を出したと明らかにした。

川崎幼稚園・増田立義 理事長兼園長の他人事のような対応を聞いて、子供の無残な姿を見たのなら親としては怒りしか感じないであろう。窓を開けて日陰に車を止めて仮眠して起きたから服がびっしょりに濡れている季節。窓を締め切られたら意図的でなくても地獄の苦しみだと思う。

河本千奈ちゃん母親「お願いだから娘を返して」牧之原市川崎幼稚園バス置き去り (みみずくエヌラボ)

《静岡3歳女児バス置き去り》「この人たちは嘘つきです!」増田立義園長(73)の説明に遺族が放った怒りの一言 背景に“ええからげん”な「廃園」念書 (1/3) (2/3) (3/3) 09/09/22 (文春オンライン)

《静岡3歳女児バス置き去り》口癖は「オレは知らない」当日運転の園長(73)が犯した“ええからげん”ではすまぬ「重大過失」【地元の名士のもう一つの顔】 から続く

【画像】遺族は「この人たちはウソつきです!」と叫び……。阿鼻叫喚になった保護者説明会の様子

「保護者説明会に参加したある親が『今後、幼稚園をどうするつもりですか?』と質問したんです。すると園側の担当者は『改善してしっかり管理を行い、お子さんに危険のないように頑張ります』と淡々と答えました。ただ、説明会には亡くなった千奈ちゃんのご遺族も来ていたので……」(参加した保護者)

 静岡県牧之原市の認定こども園「川崎幼稚園」の送迎バスに園児の河本千奈ちゃん(3)が取り残され、熱中症で死亡した事件。様々な安全管理の不備が指摘されるなか、園は7日、釈明のため保護者向けの説明会を開いた。

この人たちは嘘をついています!
「説明会は午前10時頃から幼稚園の2階の遊戯室で開かれ、子供を通園させている保護者114人が参加しました。園長、副園長も出席のもと、“今後の幼稚園の運営方針”について説明が及んだ時、千奈ちゃんのご遺族が激高して『この人たちはウソをついています! 皆さん騙されないでください。この人たちは昨日ウチで幼稚園を辞めると言ったんです!』と叫んだのです」(同前)

 千奈ちゃんをバスの中に置き去りにするというあまりに重大な過失を犯した増田立義園長(73)は、園長職のほか、兼務する学校法人の理事長の職を辞任すると表明し、幕引きを図っている。だが、遺族や保護者たちの怒りは到底収まる気配はなかった。全国紙社会部記者が続ける。

「事故については、園児をバスから降ろす際の確認不足や、千奈ちゃんがシステム上『登園』扱いになっていたこと、また千奈ちゃんの不在にも気づかず保護者に連絡を取らなかったことなど、既に重大な安全上の『過失』が指摘されています。園は、こうした安全管理の杜撰さを釈明しようと保護者向けの説明会を開きましたが、結果として火に油を注ぐ形になりました。説明会の最中に保護者たちが過呼吸や体調不良を次々訴え、ついには『女性が泣き叫んでパニックになった』という内容の119番通報が入り、救急車が出動するなど、最悪の事態を招きました。結果的に説明会は1時間余りで中止に追い込まれました」

廃園を約束した念書の存在
 説明会がここまで“大混乱”したのは、参加していた千奈ちゃんの遺族が放った“嘘つき”の一言だったという。再び参加者が続ける。

「ご遺族がそう発言されたのには理由があって、実は保護者説明会に先立つ6日、増田園長ら川崎幼稚園の関係者がご遺族のお宅へ謝罪に訪れていたそうなんです。千奈ちゃんを死なせてしまった責任をとるよう強く求めたご遺族に対して、園長先生たちは川崎幼稚園を『廃園にする』と一筆書いたそうです。それなのに説明会では今後の幼稚園の経営については『改善して頑張ります』とお話しになった。一夜明けて言を翻した幼稚園側に、ご遺族の“不満”が爆発したのも当然の流れではなかったかと思います」

 保護者への説明会の後、15時から行われた記者会見でも「廃園」の念書の存在が明らかになっている。遺族への対応状況を聞かれた増田園長は「『廃園と書け』と言われたので書きました」とこともなげに答えている。幼稚園に遺族側との前日のやりとりについて問い合わせたところ、担当の弁護士は「遺族側とのやり取りについては回答は差し控えさせていただきます」と応じた。

 遺族への謝罪の場という最も重大な局面を切り抜けたい一心で「廃園」の一筆を残しておきながら、舌の根も乾かぬうちに幼稚園存続をにおわせる――こうした“その場しのぎ”ともとれる増田園長らの姿勢に疑問を持つのは、別の園の関係者だ。

 記者会見で「園児がバスに残っていないか、なぜ確認しなかったのか?」と問われ、増田園長は「いつも(バスの運転を)やっていなかったので、運転をすることに不慣れだった」と釈明した。しかし、この関係者によると「園長が運転する様子を目撃することは少なくなかった」という。

「たまに園に挨拶に行くと、増田園長の息子さんはいつもいらっしゃいますが、『園長は送迎で不在です』と言われることも頻繁にありましたよ。会見では、千奈ちゃんを何度も『ちなつちゃん』と言い間違えていましたし、園の存続について問われても「県と市の特別監査の結果を踏まえて判断する」と、これまた保護者への説明とは異なる内容を話していました。当事者として事故の重みを本当に受け止められているのかどうか……」

 全国紙社会部記者が再び引き取る。

生かされなかった過去の教訓
「今回、『登園』となっていたQRコードの登降園管理システムは、昨年福岡県で起こった保育園で園児がバスに取り残されて死亡した事故を受けて導入されたものでした。それなのに過去の教訓は全く生かされなかったことになります。蒸し風呂状態だったバスの車内に取り残された千奈ちゃんは、発見時、上半身裸の状態だったことも判明しました」

 次々に浮かび上がる、許されることのない安全管理の杜撰さに、場当たりの対応。川崎幼稚園と増田園長らが誠意ある姿勢を見せる日はくるのか。

◆◆◆

「文春オンライン」では、今回の件について、情報を募集しています。下記のメールアドレス、または「文春くん公式ツイッター」のDMまで情報をお寄せ下さい。

 メールアドレス:sbdigital@bunshun.co.jp

 文春くん公式ツイッター:https://twitter.com/bunshunho2386

「文春オンライン」特集班/Webオリジナル(特集班)

ヤフーコメントに下記のようなコメントがあった。

oon*****

こんなお爺さんが園長なんて、行政は考えた方がいい。また、免許返納を考える年齢だと思うが、そんな人に子供を預けるのは怖いよな。
まともな判断や対応が出来ない年代だと思うから、全国の保育園幼稚園の園長やドライバーの再確認をした方がいいと思う。何かあってからでは遅いから。こんな人が園長だから、保育士もダラダラしてるんだと思う。園長だけじゃなく、担任の先生も同罪だ。登園してることになってるのにいない…だけど、何もしない。保育士資格剥奪は当然、一生、罪を背負ってもらいたい。


知床 観光船「KAZU I(カズワン)」沈没事件に似ているのでは?トップが知識や経験がない場合、行政は、知識や経験がある人を任命し、それなりの権限を与える事を事業継続の条件にするべきだと思う。もちろん、権限を与えることで、経営者と園長の衝突や園長が人間的に問題がある場合、経営者を困らせる事をするリスクは残るが、今回のような理事長兼園長のようなこども園が存在する確率は減るであろう。

園児バス置き去り死亡事件 名前間違え、「廃園になるかも」発言、薄ら笑い…園長の異常な記者会見に批判殺到 09/08/22(SmartFLASH)

 9月7日、園児がバスに置き去りにされ亡くなった事件で、静岡県牧之原市の認定こども園「川崎幼稚園」が記者会見を開き、謝罪した。だが、あまりに酷い会見の内容に、世間からは猛批判が殺到している。

「事件が起こったのは9月5日のことでした。川崎幼稚園の通園バス内に、3歳の河本千奈ちゃんが取り残され、意識を失っている状態で発見されました。千奈ちゃんは病院に搬送されましたが、まもなく死亡が確認されています。

 バスのなかはかなり暑かったことから、死因は熱中症とみられています。車内からは、千奈ちゃんが飲み干したとされる空の水筒も見つかりました。あまりに痛ましい事件です」(社会部記者)

 冒頭では「まずは亡くなられた園児およびご遺族に、心よりお詫び申し上げます」と、事件当日に送迎バスを運転していた増田立義理事長兼園長が謝罪した。

「このような大変悲しい事故が起こってしまい、その原因が我々の安全管理がきちんとできていなかったという点にあったということをきちんと受け止めて、まずは原因の究明に努めてまいりたいと思っております」

 こう語ったが、続く記者会見では、首をひねらざるを得ない場面の連発だった。

 園児をバスから降ろす際に人数確認を怠ったことについては「送迎に不慣れだった」と釈明。「ちなつちゃんがどの子というのは、僕自身、まだ入園して間もないものですから、担任からは『この子がちなつちゃんだよ』とは聞いていません」などと、亡くなった千奈ちゃんの名前を間違える場面も見られた。

 過去の送迎バスによるトラブル件数について聞かれると、「約40年近くバスの運行をやっている。たぶんおたく(質問者)が生まれたころには、バスは動いていたと思います。ですから、何件といわれても、それはちょっと私も把握できません」などと、いらだつ様子を見せている。

 終盤には「廃園になるかもしれないよね」と、まさかの薄ら笑いを見せる場面もあった。事前におこなわれた保護者説明会では、保護者や職員ら13人が体調不良や呼吸の苦しさを訴え、緊急搬送されるという異常事態も発生している。

 あまりに当事者意識の欠けた会見内容に、ネット上では怒りの声が沸き起こった。

《被害者の名前間違える会見ってある?!本当に当事者意識がないやつだ。暑い中水筒の飲み物がなくなるまで1人で頑張って、、、なのに名前も覚えられないとか、同じ親として悔しいし涙が出る。》

《バス園児置き去り事件の会見酷すぎる。園長は「不慣れだった、年で覚えられない」って自分の擁護ばっかり…終始亡くなった園児の名前も間違え、記者の質問に逆ギレし、最後には「あ、廃園になるかもしれせんね」ってヘラヘラして…。》

《大切な子どもの命がひとつ消えてしまったのに何故笑みがこぼれるの?この場にいたら私、理性失ったかも》

 子供の命を預かる立場として、あまりの責任感のなさが浮き彫りになった。

ヤフーコメントに下記のようなコメントがあった。

 川崎幼稚園・増田立義園長(73):「このような大変悲しい事故が起こってしまい、その原因が、我々の安全管理がきちんとできていなかったという点にあったということを、きちんと受け止めて。まずは、原因究明に努めて参りたいと思っています」


この事を言えること自体、当事者意識がないと思う。仕方がないから答弁書を読む政治家のようだった。まあ、行政のいつものやる気のない防止対策ようにも思えた。
組織の体質や意識の問題があっても運よく事故は起きない、又は、起きても小さい事故のケースは少なくないと思う。だから運が悪いと大きな事故が起きると思う。
他人事と思うけど、暑い中で意識を失うまで苦しんだと思うとかわいそうだと思う。のどがカラカラなのに何も飲むものがないのは大人でも厳しい。

父親の悲痛な思いに…保護者らパニック“13人救急搬送” バスに3歳児“置き去り死” 09/08/22(テレビ朝日系(ANN))

7日、こども園の保護者説明会が開かれ、バスの中で亡くなった千奈ちゃんの父親が、「娘は、あと10日ほどで、4歳の誕生日を迎えるはずだった」と悲痛な思いを語りました。涙を流し、過呼吸になる人もいて、13人が救急搬送されました。

■“ずさんな管理体制”で「4つのミス」

 川崎幼稚園・増田立義園長(73):「このような大変悲しい事故が起こってしまい、その原因が、我々の安全管理がきちんとできていなかったという点にあったということを、きちんと受け止めて。まずは、原因究明に努めて参りたいと思っています」

 事件後、初めて公の場で謝罪の言葉を口にした、認定こども園「川崎幼稚園」の増田園長。

 増田園長:「(Q.今回の事案は、たまたま起きたミスか、起こるべくして起きたのか?)両方だと思います」

 そう語った増田園長ですが、およそ2時間40分にわたった会見で、幼稚園側の“ずさんな管理体制”による「4つのミス」が明らかとなりました。

・園側のミス(1) 園児の降車確認を行わなかった

 当日、いつもの送迎バスの運転手が休みだったため、代わりに増田園長が運転を担当。70代の派遣職員の女性と共に、河本千奈ちゃんを含む園児6人の安全管理を行うことになっていました。

 しかし、2人は、園児がバスを降りる際に、乗車名簿と実際に下車した園児をチェックする決まりを行わなかったといいます。

 川崎幼稚園・杉本智子副園長(58):「(降車時に)6人中5人まではチェックをしてありました」「(Q.亡くなった千奈ちゃんのチェックは?)していなかったです。一番最後に乗るお子さんで、乗せたっていうところで、チェックし忘れたのかなって、チェックミスがありました」

・園側のミス(2) 園長が車内の最終確認を行わなかった

 園児たちを降ろしてから、自らもバスを降りた増田園長。ところが、この時、車内を見て回る最終確認を行いませんでした。その理由については、次のように説明しました。

 増田園長:「いつもやっていなかったので、運転をするのが不慣れだったのが、一つの原因だと思います」「(Q.運転するのが不慣れだったから?)いや、そうではなく、普段バスの運転をするのが、そんなにないので。普段はバスの運転手には(車内確認するよう)言っているのですが。自分自身がそれに対して言うだけでなく、不慣れだったなと感じている」

 車内の最終確認を行わなかったのは、「送迎に不慣れだったため」と釈明する一方で、過去のトラブルを聞かれた園長は、こんな発言もしました。

 増田園長:「バスの運行に関しては、前園長からやっていて長いですから。(トラブルが)いくつと言われると、僕が30代の時からやっているので。約40年近くバスの運行してる。多分、お宅(質問者)が生まれたころには、バスは動いていたと思います。ですから、何件と言われても、それは私も把握できません」

 「チェックミス」は、バスの降車時だけではありませんでした。

・園側のミス(3) 最終の登園状況を確認しなかった

 バスに乗って登園しているにもかかわらず、教室に千奈ちゃんの姿はありませんでした。クラスの先生は、そのことを不審に思わなかったのでしょうか。

 杉本副園長:「連絡なく休む園児もいたため、被害園児もお休みなのかなと考えてしまったところがありました」「(Q.欠席と認識していたのでしょうか?連絡なく休む園児もいたため、千奈ちゃんもそうだろうと?)連絡なく休むことが実際、千奈ちゃんの場合はなく。お母さんが、いつもきちんと連絡をしていたのですが、この日、担任は『休みなのかな』と思ってしまったということです」

・園側のミス(4) 職員室や保護者に確認をしなかった

 クラスの先生は、千奈ちゃんの不在について、職員室や保護者に確認を行うこともありませんでした。

■「ちなつちゃん」園長“言い間違い”か

 そうしたミスの積み重ねによって、暑いバスの中に、およそ5時間も置き去りにされた千奈ちゃん。車内からは、空になった水筒も見つかっています。

 増田園長:「(Q.千奈ちゃんが見つかった時、水筒が空だったと聞いているが、どう感じている?)本当に苦しい思いをさせて、申し訳なかったなと感じています。そして、暑いなか、あんな中でいて、本当に可哀想だったなと感じています」

 そう語った増田園長。しかし、会見中、千奈ちゃんの名前を言い間違えているように聞こえる場面もありました。

 増田園長:「“ちなつちゃん”が、どの子というのは入園して間もないものですから、よく把握はしていません。特別担任からは、この子が“ちなつちゃん”とは聞いていませんが、クラス全体のことは、先生からは把握していました」

■保護者説明会でパニック“13人救急搬送”

 会見に先立ち、幼稚園側は保護者に対し、説明会を開きました。

 保護者が続々と園の中に入っています。なかには仕事を休んで、この説明会に参加される人もいます。

 説明会に参加する保護者:「うちの子が乗っていたバスは、運転手さんも、補助の方も、ちゃんと見てくれている印象だったので、ちょっと信じられない」「(Q.これから登園で心配なことは?)今回の話は、どうなのか分からないですが、バス通園はやめようか検討してます」

 2階の遊戯室で行われた説明会。ところが、開始からおよそ1時間後、異変がありました。

 7日午前11時、救急車が1台、川崎幼稚園に到着しました。保護者説明会から1時間ほど経ったのですが、保護者とみられる男性が職員5、6人に抱えられながら、別の部屋に移動している様子がありました。担架が幼稚園に運ばれていきます。

 消防隊員:「保護者がパニックを起こしている、泣き叫んでいる、興奮している状態だということで、119番が入り、救急隊が出動した。泣いてしまったりとか、こちらの受け答えにも答えられないような人もいた」

 消防によりますと、保護者7人と職員6人の、合わせて13人が体調不良を訴え、救急搬送されたということです。

 説明会では、千奈ちゃんの父親の悲痛な思いが語られました。

 亡くなった千奈ちゃんは、「あと10日ほどで誕生日を迎えるはずだった」と話していたということです。あまりにもつらい内容だったため、保護者の中には、過呼吸を起こす人もいました。

 そのため、説明会は途中で中止となり、後日、改めて行われることになりました。

■他の幼稚園では…降車時「3人で確認」

 問われる幼稚園側の「安全管理体制」。

 埼玉県三郷市にある「天使幼稚園」では、どのような安全管理の取り組みを行っているのでしょうか。毎日およそ100人の園児の送迎を行っている、この幼稚園では…。

 天使幼稚園・喜代崎節子園長:「(Q.バスで確認することは?)(園児が)バスに乗った時には、このように朝、乗りましたと斜線を引く」

 バスに園児が乗車した際には、名簿にチェックを入れて、人数を確認。バスが園に到着すると、名簿をもとに園児を点呼し、人数を再確認します。

 バスを降りた園児の数を、今度は幼稚園で待ち受けていた別の先生も数えます。その後、添乗員の先生とドライバーが改めて車内を確認します。

 つまり、降車時には3人で確認する仕組みになっているのです。さらに、教室でも…。

 喜代崎園長:「各クラスの担任が出席簿を付けていて、これとこれで当然のことながら、出席もダブルチェックになります」「(Q.この出席簿に合わせて、実際に登園した時に取ったものと合うか、合わないかチェックする?)そうです」

 保護者への事務的なお知らせなどは、アプリを使っていますが、登園の管理だけは、手書きのアナログな方法で行っているそうです。

 喜代崎園長:「手書きだと、(職員)3人だと、3人が手書きをしますので、どこかずれがあった時に『おかしい』となるので。もし間違いがあると、手書きの方が分かりやすいというのはあるかもしれないです」

■「廃園になるかも」園長“辞任”へ

 千奈ちゃんが亡くなった事件を受け、後任が決まり次第、辞任する意向を示している増田園長。

 増田園長:「僕がいなくなったら、(園が)さらに良くなるように」
 弁護士:「園を続けるかは決まっていないです」
 増田園長:「まだ、そうか。廃園になるかもしれないよね」

(「グッド!モーニング」2022年9月8日放送分より)

テレビ朝日

ヤフーコメントに下記のようなコメントがあった。

増田園長: 警察の捜査の時にも聞かれました。その時(福岡県で起きた時)は、そういう事件があったから気を付けるように、私がとっている雑誌を印刷して正規職員に朝礼の時に「気を付けてください」と言って、非正規の職員にも「各部屋の人たちに言ってください」ということで、話をしました。

(Q.そこまで気を付けていて、なぜ車内を確認しなかった?)
なぜだと言われても、ちょうどその時に後ろをちょっと見た、ドアのところを見た。あとは運行記録に目が行ってしまったというのが僕のミスだし、次のことが年齢的にひとつのこと忘れてしまう。申し訳なかったです。いつも(バスに)乗らないようにしているが、たまたまそういうことが起きてしまって(本来の運転手が休暇のため)他の3人にお願いしたが断られてしまい、やむを得ず乗らざるを得なかったという状況です。


たった6人を確認できなかった事が組織体制のずさんさを物語っていると思う。

「遺族に廃園を求められ…」園長は退任へ 送迎バス3歳児置き去り事件で幼稚園が2時間40分会見 静岡 09/07/22(テレビ静岡NEWS)

静岡県牧之原市の幼稚園で園児が送迎バスに置き去りにされ死亡した事件で、幼稚園は7日会見を開き、バスを運転した園長が車内を確認しなかった理由や遺族を訪問した時の様子を話しました。

◆なぜ車内を確認しなかったのか?

川崎幼稚園・増田立義 理事長兼園長:
(Q.なぜ車内を確認しなかったのか?)いつもやっていなかったので運転をするのが不慣れだったのが一つの原因です。
(Q.運転が不慣れ?)普段バスの運転をすることがそんなにないので、普段は運転手に(車内の確認を)言っているが自分自身が言うだけで不慣れでした。
(Q.バスの車内から空の水筒が見つかったというが?)本当に苦しい思いをさせて申し訳なかったと感じています。暑い中に車の中で本当にかわいそうでした。

◆遺族への対応は?

増田園長: 6日の朝に遺族から「(家に)来てくれ」という話がありました。午後4時半ころ(警察の)事情聴取が終わってお伺いしました。その時に「廃園と書いてください」と言われました。最後に帰るときに「この用紙に書いてくれ」と言われました。後で事務長たちも来ましたが、全員が9人で「廃園と書け」と言われたので書きました。 (Q.遺族の廃園の要請を了承するということか?) 弁護士: 遺族とのやりとりは言わないべきかと思いますので、この程度にしておいて下さい。

◆福岡の事件の教訓は?

増田園長: 警察の捜査の時にも聞かれました。その時(福岡県で起きた時)は、そういう事件があったから気を付けるように、私がとっている雑誌を印刷して正規職員に朝礼の時に「気を付けてください」と言って、非正規の職員にも「各部屋の人たちに言ってください」ということで、話をしました。

(Q.そこまで気を付けていて、なぜ車内を確認しなかった?)
なぜだと言われても、ちょうどその時に後ろをちょっと見た、ドアのところを見た。あとは運行記録に目が行ってしまったというのが僕のミスだし、次のことが年齢的にひとつのこと忘れてしまう。申し訳なかったです。いつも(バスに)乗らないようにしているが、たまたまそういうことが起きてしまって(本来の運転手が休暇のため)他の3人にお願いしたが断られてしまい、やむを得ず乗らざるを得なかったという状況です。

◆責任の取り方は?

増田園長: きょうの保護者会で話をしましたが、私も、理事長と園長の後任が決まり次第、退任する予定です。

<スタジオ解説>

◆“置き去り”の4つの問題点

川崎幼稚園は会見でこうした結果を招いた問題点として4つの点をあげています。

1. 園児が送迎バスから降りる時に名前と人数を照合するなど確認できていなかった

2.. 送迎バスの車内に園児が取り残されていないか確認していなかった

3. 園児の出席や欠席を保護者が入力するシステムの情報について、入力のしめきり前にチェックしていて最新の情報を確認していなかった

4. 女の子が教室にいなかったにも関わらず、職員室や保護者に問い合わせしなかった

運転手が休んでいて急遽、園長が運転したことなども影響したと言えそうですが、これらの確認ミスが重なり、最悪の結果を招くことになりました。

テレビ静岡

ヤフーコメントに下記のようなコメントがあった。



あらゆる対策を制度化したほうがいい。米国のが導入しているボタンによる通知システムやセンサー等もそう。

そしてまず保育所や福祉施設の送迎車にもっと法規を厳しくすべきだ。
保育福祉関係の送迎車の後部席の窓まで全て使うようなラッピング塗装は禁止にしてほしい。
中から景色見えても外から確認できないんじゃ送迎車として救助が遅れ安全ではない。
そしてドライバーの送迎資格制度と取り締まりも確立する必要がある。
安全管理に関心の低いドライバーが担当できるようじゃダメだ。

とても大変だと言われるだろうけど、大人が本腰を入れて子どもを守るべきだろう。
モタモタしてるとまた犠牲が出てしまう。
保育福祉関係の送迎車は後部席の窓まで全て使うようなラッピング塗装も禁止にしてほしい。
中から景色見えても外から確認できないんじゃ送迎車として安全ではない。


「保育所や福祉施設の送迎車にもっと法規を厳しくすべき」だけど、保育所や福祉施設の管理がしっかりしていると雇う人のチェックは適切だろうし、雇った人に対してどのような指示を出すかで結果は変わってくると思う。もちろん、適切な指示やマニュアルがあっても、雇われた人が従わない、又は、指示通りに動かない可能性の問題はある。
アプリを使おうが、携帯のアプリを採用しようが、適切に使用されなければ、アナログの方が良いかもしれない。乗せる園児の名前のリストに、乗った時と降りた時にチェックマークだったり、×をつけて、事務室のボックスに入れるとかして、担当の人が欠席者を担当にメールなどで連絡すればよいと思う。連絡する時刻を決めて、連絡がなければ保育士が担当者に連絡するようにすることだって出来る。どのようなやり方がその園や保育所で良いのか話し合いながら改善することだって出来る。
窓にラッピング塗装や中が見えないような事は禁止にしても問題ないと思う。プライバシーや見た目よりも、子供が中にいないのか、中で何かが起きている事を容易に確認できる事の方が優先するべきだと思う。
最後にたった6人全員が降りたかどうかを確認出来ない体制は問題だと思う。

女児、発見時は服脱いだ状態 水筒も空に 静岡送迎バス園児死亡 09/08/22(毎日新聞)

 静岡県牧之原市の認定こども園「川崎幼稚園」に通う女児が送迎バスに取り残され、熱中症で死亡した事件で、女児が衣服を脱いだ状態で倒れていたことが捜査関係者への取材で判明した。事件当日の5日午後、外の気温は30度ほどで、熱が籠もった車内に置き去りにされた女児は発見時、体温が40度前後まで上昇していたとされる。県警は再現実験を通して事件当日の車内の温度などを調べる。

【写真】園が騒然 説明会の最中、保護者らが体調不良に

 亡くなったのは河本千奈ちゃん(3)で、4月から同園に通っていた。県警などによると、千奈ちゃんは5日午前8時50分ごろ、他の園児5人とともに増田立義園長(73)が運転するバスで同園に到着したが、施錠された車内に取り残された。午後2時10分ごろ、園児を帰宅させる準備をしていた職員が、車内で倒れている千奈ちゃんを発見。搬送時は心肺停止状態で、同3時35分ごろ、搬送先の病院で死亡が確認された。死因は熱中症のうち症状が重い熱射病で、置き去りにされてから約3時間後には死亡していたとみられる。

 バスは中型で、運転席の後ろには幼児用シートが6列並び、千奈ちゃんは前から5列目に座っていたという。関係者によると、発見された時は乗降扉近くの前から3列目付近に上半身の服を脱いだ状態で倒れていた。携行していた水筒の中身は空だった。

 一方、送迎バスの両サイドの窓には絵柄などが描かれており、外部から車内の異変を察知しにくく、発見が約5時間後になった可能性があるという。

 8日、千奈ちゃんが取り残されたバスが止まっていた駐車場には雨が降りしきる中、花や飲料を供える人が相次いだ。3歳の娘を育てる女性(33)は「最後まで懸命に生きようと頑張ったのに」と声を詰まらせ、「なぜ6人全員が降りたかどうかを確認するという、それだけのことができなかったのか」と憤った。【丘絢太、皆川真仁、深野麟之介】

地域差は大きいと思うがもう安く幼稚園やこども園を運営するのは難しいのかもしれない。良い待遇や良い給料を求めれば、保育士は選択に入らないかもしれない。 ヤフーのコメントで専属の運転手と言うが、男性運転手が行きと帰りの運転のためだけに確保して、十分な収入になるとは思えない。暇、又は空いている時間を使うので安くても良いとなると、高齢者か、一度退職した人になると思う。
多くの幼稚園やこども園がどのようにバスを運行し、どのような形態だったのか調査するべきだと思う。どこかで補填と言う形や、メンテや事務などを兼務していたのか、詳細を調べれば、何が実現可能なのか、何が時代に合わなくなっているのか推測できると思う。
日本は時と共に何が変化しているのか理解できない管理職や幹部職員が多いと思う。ご褒美と言うか、出世の延長線上での専門性と関係ない管理職の任命は無駄と非効率でしかないと思う。

3歳女児死亡 送迎バスで5時間“置き去り”なぜ? 最高気温は30度超え 09/06/22(日テレNEWS)

静岡・牧之原市で5日、幼稚園の送迎バスの中で3歳の女児が意識不明で見つかり、その後、死亡しました。警察は、女児がバスに5時間以上置き去りにされ、熱中症になった可能性があるとみて調べています。なぜ女の子は見落とされてしまったのでしょうか。

     ◇

警察と消防によりますと、5日午後2時ごろ、この川崎幼稚園の職員から通報がありました。

川崎幼稚園の職員 「送迎バスに取り残された子供の意識がない」

5日、河本千奈ちゃん(3)が、送迎バスの車内から意識不明の状態で見つかりました。千奈ちゃんは病院に搬送され、その後死亡が確認されました。

送迎バスの中に置き去りにされ、熱中症になった可能性があるとみられています。いったい何があったのでしょうか?

5日朝の送迎では70代の理事長が運転し、70代女性の派遣職員と6人の園児、合わせて8人が乗っていたといいます。

5日午前8時50分ごろ、千奈ちゃんが乗った送迎バスが幼稚園に到着しました。全ての園児がここで降ろされるはずでしたが、バスは千奈ちゃんを乗せたまま、近くの駐車場に停車したとみられています。

その後、5日午後2時10分ごろ、職員が送迎のための準備をしていたところ、車の中で千奈ちゃんを発見しました。千奈ちゃんに外傷はなく、意識不明の状態だったといいます。

川崎幼稚園がホームページに載せている1日のスケジュールでは、8時15分に順次登園、降園は午後2:30となっています。幼稚園が終わるまで、他の園児たちが給食や自由遊びをしている間、千奈ちゃんは1人でバスの中に残されていたのでしょうか。

牧之原市では、5日の最高気温は30.5℃でした。

熱中症に詳しい柴田雄介院長は「そういう環境にいると、簡単に熱中症になる。早ければ10分以内くらいで、朦朧としてきて、顔色も悪くて立っていられなくなる」と指摘しました。

     ◇

送迎バス内で園児がなくなった事件は、2021年にも発生しています。福岡・中間市の保育園で、倉掛冬生ちゃん(当時5)が送迎バスに9時間取り残され、熱中症で亡くなりました。

バスに乗っていた職員は「運転していた当時、園長のみで、園に到着後のバスの中を十分に確認しないまま、鍵を閉めていた」と説明していました。

他の職員もバス内を確認せず、冬生ちゃんは存在に気づかれることがないまま命を落としました。当時の気温は33℃を超えていて、警察の調べによると、車内の温度は50℃を超えていたとみられています。

当時の園長は業務上過失致死で書類送検、在宅起訴されて、2022年秋に初公判の予定です。

     ◇

今回も同様のことが起きたのでしょうか?

5日午後10時ごろ、牧之原市にある川崎幼稚園の園長の自宅を訪ねると、電気はついているものの、返事はありませんでした。

警察は千奈ちゃんが死亡した原因や、園の安全管理体制に問題がなかったか詳しく調べています。

(9月5日放送『news zero』より)

多分、小型から中型バスなので、バスから離れる前にもう一度確認する時間は、5分もかからないと思う。義務化にしなければならないほど、コスト的に厳しい園が存在するのか、それとも自分の所掌以外はやらない雰囲気になっているのだろうか?
都会の会社とか、外資系の会社の人達と接していて感じる事は、自分の責任ではないので関係ないと言う事を言う人や会社に影響が出る事でも自分の仕事ではないと対応を取る人が多い傾向があると思う。確かに、会社の給料や待遇に不満があったり、機会があれば転職しようと思っていたり、責任を問われない、又は、自分の仕事でない事までやる必要はないと思えば、納得できる。会社が従業員を守る姿勢がなかったり、代わりはいくらでもいるようなケースはあるので、どっちもどっちかなと思う事はある。
海外の企業とかは輪をかけて関係ないと考えている場合と会社が自分を良い評価をすれば、給料や待遇が上がると考えて、会社のために動く場合はあるので、個々の会社が意図的なのか、意図していないのかはわからないが、どのようなメッセージを従業員が感じているか次第だと思う。別のパターンはマニュアルとがんじがらめにするケース。
いろいろなメリットとデメリットがあるので、会社の形態や規模、そして従業員の質などで上が決める事だと思う。

【速報】認定こども園を家宅捜索 通園バス“置き去り”女児死亡事故受けー静岡県警 09/06/22(静岡放送(SBS))

9月5日、静岡県牧之原市内の認定こども園で、通園バスの車内で女児(3)が意識不明の状態で見つかり、死亡した事故を受け、静岡県警は6日午前、業務上過失致死容疑で関係先の家宅捜索を始めました。

6日午前9時過ぎ、静岡県警の捜査員およそ10人が静岡県牧之原市静波の認定こども園「川崎幼稚園」に業務上過失致死の疑いで家宅捜索に入りました。

5日午後2時過ぎ、バスの中で園児が心肺停止の状態で発見され、運ばれた病院でこの園に通う女児(3)の死亡が確認されました。

亡くなった女の子は登園の際にバスから降ろされず、約5時間にわたり、置き去りにされたとみられていて、警察は業務上過失致死の疑いで捜査を進めています。

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