港湾&港のセキュリティー!

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海上災害の予防対策(総務省のHPより) PSCの検査について批判的な事実を書いている。
2004年7月1日からISPSコード(国際船舶及び港湾施設保安コード)が適用されます。 これは、外航船舶だけでなく、外航船舶が入港する港(港湾施設)にも適用されます。

またかと言った感じです。 密入国の事件 が2002年にあったばかりです。

東京の方へ行くと、週末でも「知らない日本人らしい人が船に乗船した」と連絡があったので 来ましたと税関職員が乗船してきた。大阪に行くと、祭日でも拳銃じゃないかと思われるホルダー を腰に巻いた水上警察又は海上保安庁らしい人が乗船してきた。やはりチェックが中国地方とは 全く違う。この違いが、上記のような事件が地方でも起こる理由だろうか。

福山のある船舶代理店は、船の予定を正確に教えないそうである。福山を国際港にする話が あるようであるが、このような船舶代理店を指導できないようでは、国際港などやめたほうが 良いだろう。犯罪が増えるだけである。福山の海上保安庁や警察はこのような現状を把握して いるのだろうか。

PSCの現状 のように問題を理解するだけでなく、問題を改善又は、解決するにはどうすれば良いのか 考えて行動してほしい。同じ事を繰り返すのは、 三菱自動車警察の裏金事件 のように体質の問題と考えられる。

セキュリティーの範囲を狭くすれば、ISPS(国際船舶及び港湾施設保安)だけの問題かも知れません。 広い意味でのセキュリティーであれば、税関、海上保安庁、及び警察も国際船舶及び港湾施設保安 を理解し、問題の解決に生かさなければなりません。AISを利用すれば、国際総トン数が500トン 以上の船舶の動向を把握できます。AISからの情報を利用すれば、船の位置をリアルタイムで 把握でき、MMSI番号、コールサイン、船舶の大きさまでわかります。AISを搭載している 国際総トン数が500トン以上の船舶が、海上で接触していればそれさえも把握できるのです。 船舶代理店が嘘を言おうと、ぎりぎりまで船舶の到着時刻を報告しなくとも、船舶の位置について 嘘の報告をしようとも、AISが認識できる距離に船舶が存在すれば、情報を把握できるのです。 故意にAISの電源を切っている船舶があれば、何か問題があると推測できます。このような情報を 利用することにより、効率的なチェックが実現できます。税関、海上保安庁、及び警察が これらのことを知っているかは不明です。知らなければ、勉強したほうが良いでしょう。 勉強する気がないのであれば、このような体質が犯罪を助長していると思われても仕方が無いでしょう。

おもしろい記事を見つけました。警察や税関が上記のような事件を無視しつづけるので下記の ような事に利用されるのでしょう。北朝鮮問題に利用されたから問題なのでしょうか。 このような問題を放置し、無視を続けた税関やこのような問題に取組まない警察の責任でも あると思われます。ある事件で大きく取り上げられるまで無視する体質は、公務員病かもしれません。 ある船舶の国籍が無国籍であった事実が判明した後も、適切な対処をしなかった尾道糸崎税関、 国籍証書が偽装であったことが発覚した事件を調査しなかった広島県警。そして、山口で 無国籍貨物船が見つかった。これは氷山の一角かも知れません。警察は、少なくとも 裏金作りを やめてほしいですね。また、警察は、警察官としてでなく、モラルとインテグリティーある人間として 裏金作りの否認するのをやめてほしいですね。 三菱自動車と同じ体質かもしれません。

北に軍需物資“密輸”か 下関港に無国籍船が無銭停泊

 山口・下関港で、国土交通省所管の船体検査で欠陥がみつかった無国籍貨物船が、約四カ月間も“無銭停泊”を続け、軍需やハイテク産業への再利用可能な貨物を北朝鮮に運びだそうとしていた可能性が高いことが四日、分かった。日朝間を結ぶ貨物船で、福岡県の在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)幹部経営の会社が事実上所有。この船は以前にも、同様の貨物を北朝鮮に積み出しており、公安当局などでは、船籍を偽装登録する方法での北朝鮮への“密輸”を警戒している。

 貨物船は「第38コスモスター」(二九七トン)。昨年十月三十日、北朝鮮の興南港から天草などの海産物約二十トンを積んで下関に入港。九州運輸局下関海事事務所による船体安全検査(ポートステートコントロール、PSC)で三十数カ所の欠陥が見つかり、技術基準適合命令が出された。

 貨物船は当初、船籍をホンジュラスと申告。だが船内に北朝鮮で発行された「トン数証書」や「満載喫水線証書」があり、ホンジュラスに確認したところ、船舶登録料滞納で約二年前に登録抹消され、無国籍状態だった。

 コスモスター号が下関を出港するには、国籍を確定したうえで欠陥の是正が必要。しかし、PSCの適合命令の対象となる船長(インドネシア人)が二月中旬に帰国し、PSCが中断。入港時から昨年十二月末までの岸壁使用料約二十五万円が支払われていない。

 港を管理する下関市港湾局は船の自主的出港は困難と判断。所有者側に撤去を求める方針だが、「法的な問題で(強制撤去できるか)分からず、判断しかねている」と困惑している。

 現在の法律では、こうした船舶の入港を制限することは困難だが、今国会で「特定船舶入港禁止法案」が可決・成立し、北朝鮮に発動されれば、北朝鮮に寄港した船舶の日本入港は阻止できる。

 コスモスター号は昨年五月二十四日に下関に入港後、博多港に回り、冷蔵庫約百六十台や自転車約五百台、古タイヤ約九十本、洗濯機二十三台を積み込み、北朝鮮に向かったことが分かっている。荷物は、北朝鮮国内で軍需やハイテク開発に転用できる「中古戦略リサイクル物資」だった。

 その後、この船が盗難自動車の輸出に使われていたことも発覚。福岡県警は昨年十一月、盗品等有償譲り受けの容疑で、実質上の同船所有者である福岡県の貿易会社の社長を逮捕、船内を捜索した。社長は福岡県の朝鮮総連幹部でもある。

 公安当局などでは、北朝鮮への中古戦略リサイクル物資の運搬を隠すために船籍をホンジュラスにするなど、偽装工作が恒常化している可能性もあるとみている。

                  ◇

 ≪中古品の戦略リサイクル≫日本から北朝鮮に輸出される自転車や家電製品などには、燃料への転用や兵器の部品、製造、ハイテク製品の開発にリサイクルできる物資が多く含まれる。中古自転車からは、回転構造をもつ兵器部品に転用できるベアリングが得られるほか、古タイヤは燃料、石油化学素材として活用。冷蔵庫は冷却剤のフロンガスがICチップの洗浄に利用されているとみられる。北朝鮮のハイテク産業を支え、外貨獲得や兵器転用に利する懸念があるが、法的規制はない。

「公安当局などでは、船籍を偽装登録する方法での北朝鮮への“密輸”を警戒している。 」と書いて ありますが、国籍によっては二重国籍も可能です。違法でも何でもありません。何が問題なのか分かりません。 国籍が偽造である事や船舶が無国籍であることが問題なのであるならば、尾道の事件はどうなるのでしょうか。 尾道の税関では、偽造された船舶の国籍証書を提出しても、輸出許可に関して問題はないし、 偽造であるかの確認をする義務もないとのことでした。こうしていろいろと考えると日本の制度は ざる状態であることに気が付きます。牛肉偽装問題も同じレベルだと思います。

門司税関苅田出張所のHPの「情報ください」で、このような場面に遭遇したら・・・の ページがある。簡単にわかりやすく、絵を使ってあやしい行動と犯罪の関係を説明している。

おもしろい。税関や保安庁のために問題のある船舶代理店のバージョン作るとすれば、下のようになるだろう。

1.港を担当するPSC(外国船舶監督官)の検査が甘い
2.問題のある船を扱う代理店はだいたい決まっている。
3.問題船を扱う代理店はポートステートコントロールに引っかかる船ばかりを扱う。
4.問題のある代理店は、嘘を平気で税関や保安庁に言う。
5.問題のある代理店は、紳士的でない。礼儀がなっていない。教育されていない。
6.問題のある代理店を放置する税関や保安庁では、問題船が入出港する確率が高い。
7.5に関連するが、問題を放置するので、問題船が集まってくる。

2002年2月9日の中国新聞より

次の更新まで続く。

規制逃れ、巧みに使い分け ロシア船、「漁船」「貨物船」に--根室沖で(毎日新聞)

座礁、放置外国船対策 保険加入義務付け法案 揺れる地元、実効性疑問
http://www.tokyo-np.co.jp/00/kakushin/20030825/mng_____kakushin000.shtml
 東京新聞より

不正はいろいろな組織で存在する!

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