昔から行われていれば、それは良いことか?
指摘されなければ、問題ない!!古い体質は、どの業界も同じか??
こう言う時代は現実にあったと言う事だろう。学歴はなくても、機転が利いたり、運が良ければ、普通とは全く違う選択により人生は大きく変わる可能性はある例だと思う。
牧野宏美
「一日一晩のうちに、49(人と)したよ……」。16歳の少女は、船底で汚物にまみれて海を越え、見知らぬ異国で春を売った。幕末から明治、大正にかけ、貧しさから海外に渡り、娼婦(しょうふ)として働いた女性「からゆきさん」。その一人が約60年前、その過酷な体験を赤裸々に語った約12時間分の肉声がテープに残されていた。からゆきさんが自らについて語ったり書き残したりした史料はほとんど残っていない。この女性はシンガポールで裕福なイギリス人に身請けされ、たくさんの宝飾品を贈られて「ダイヤモンドおなご」と日本人の間で呼ばれた。30歳半ばでホテル経営に乗り出すほど成功したが、帰国後、だまされてほぼ無一文になるなど、波乱に富んだ生涯だった。しかし、海外に渡った女性の存在は地元でも秘されてきたという。なぜ女性は肉声を残したのか。古いテープを再生してみたい。【牧野宏美/統合デジタル取材センター】
12時間に及ぶインタビュー音声
肉声テープが残されていたのは長崎県島原市出身で、シンガポールに渡った女性。記録では1888年に生まれ、1967年に死亡したとされる。
録音テープが見つかったのは次のような経緯があった。島原出身の作家、宮崎康平氏(1917~80年)が61年、シンガポールから帰国していた女性と自宅で面会。録音しながら2回にわたりインタビューした。宮崎氏は「『からゆきさん』についての小説を書きたい」と知人に依頼し、この女性を紹介されたが、その後別の仕事で多忙になり、小説は未完のまま死去した。テープは宮崎氏の妻が保管していた。
妻は2011年、元島原市職員で舞台の創作活動をしている知人の内嶋善之助さん(68)にテープを託し、内嶋さんが長期保管するためにデジタル音源化した。語られた内容はその後、「からゆきさん」の研究を続ける嶽本新奈(たけもと・にいな)明治学院大助手が分析している。
テープは約12時間分。女性はインタビュー当時、73歳だった。シンガポールへ行くまでの経緯や、密航した船の中の様子、娼館での労働環境、娼館を出た後の生活などが島原の方言で詳細に語られている。
極度の貧しさから渡航 「船底は地獄」
貧しかった。家族は父、母、妹2人、弟1人の6人。父は神経症のため働けず、女性は10代前半から奉公に出され、島原の揚屋(遊女を呼んで遊興する店)で下働きをしていた。16歳の時に母親が死亡すると、家計を支えるのは女性ただ一人に。揚屋の給料では到底足りない。そんな時、銭湯で見知らぬ高齢女性から「高い給金が出る。遠いところに行かないか」と誘われ、外国行きを決意する。
女性をあっせんする女衒(ぜげん)と呼ばれる男性たちの手引きでシンガポールに密航したのは1904年。日露戦争開戦の年だ。島原の港から24人の若い女性たちと4人の男性と船に乗り込み、石炭などを置く船底部分に身を潜めた。暗闇で便所もなく、汚物は垂れ流し。航海は約1カ月続き、世話役の男性が女性たちに性的暴行を加えることもあったという。この女性は自分の体に汚物をつけることで暴行から逃れたといい、「船の底は地獄だった」と振り返る。
シンガポールに着くと、日本人が経営する「女郎屋」へ連れて行かれた。マレー街と呼ばれる、日本人娼館が集まっていた通りだ。イギリスの植民地だったシンガポールでは、移民の増加に伴って1890年代にヨーロッパ、中国系などの娼館が急増。からゆきさんは1905年ごろまでに増えた。当時109の日本人娼館に633人の娼婦が働いていたとの記録がある。10年の「福岡日日新聞」では、現地を訪れた記者がマレー街のからゆきさんの様子をこう描写している。
「家は洋館にして青く塗たる軒端に、一二三の羅馬(ローマ)字を現はしたる赤きガス燈を懸け、軒の下には椅子あり。異類異形の姿せる妙齢の吾(わ)が不幸なる姉妹、之(これ)に倚(よ)りて数百人とも知らず居並び、恥しげもなく往来する行路の人を観て、喃喃(なんなん)として談笑する様、あさましくも憐(あわ)れなり。衣類は目を驚かす色あざやかに派手なる浴衣をまとひ、ことごとく細帯のみにして、髪は高きヒサシに大なるリボンを掛く」
「忙しかときは痛かとですよ」 性病検診も重荷に
この女性は女郎屋の主人から衝撃的な「事実」を知らされる。シンガポールに来るまでの旅費や宿泊費、手数料などとして膨大な額の借金を負わされていた。絶望的な気持ちになり、涙があふれた。
最初の客は現地で商売をする日本人だった。初めての体験だった。「水揚げ」は人気が高く、客は通常より高い料金を払うが、すべて女郎屋が受け取り、女性の取り分はなかったという。
短時間(ショート)は3ドル、一晩で15ドル。女性は「借金」を返し、日本に残した家族に送金するため懸命に働いた。
女性の肉声が残っている。
「忙しかときは痛かとですよ、あそこが。それで這(は)うて廊下と階段を行くとですよ。あれが女郎の地獄ですよ」
「そんなんとを、49(人)したよ。わたしゃ、一日一晩のうちに。いっぺん、そういうことのあった。昼の午前中、9時から。晩のちょっと3時ごろまでな。もうね、泣くにゃ泣く」
客が多いときは朝から未明まで、1日49人の相手をした。痛みは、ワセリンを塗ってしのいだ。
「ほんなごて、情けなか。いやらしゅうて、今も忘れられん。おそろしゅうて……」
苦痛に追い打ちをかけたのは、性病対策のための洗浄だった。当時、性病のまん延を防ぐため、娼婦は1人の客の相手が終わるごとに、膣(ちつ)内を消毒洗浄するよう指示された。疲れた体をひきずるように部屋から洗い場まで毎回階段を上り下りすることは重い負担だった。この洗浄が原因で不妊になった女性もいるという。
「いっぺん、一人一人、一人一人、階段でしょう。そりゃもう立派な階段ですよ。それが上りくんだりで、おまけに熱いお湯に、な。衛生が正しかけん向こうは(娼館は衛生がすべてだから)。やかましかっですもん」
娼婦に毎回の洗浄を求めたのは、週に1度、医師によって行われる性病検診に引っかからないようにするためだった。娼婦は1人1冊、日記帳のような帳面を渡され、月経周期やいつ客を取ったかなどを細かく記録していた。医師は検診で問題がない場合はそれにサインし、客も安全であることの証明として帳面を娼婦に見せるよう求めていた。
「それ(帳面)がものをいうとですたい、女郎にはな。客が威張って出せって言う。(帳面を見て)『はい』って言うてから、オーライって言うてから、……馬んことやらす」
性病検診は、軍人や船乗り、クーリー(苦力=中国人労働者)らが性病にかかり、まん延することを防ぐことが目的だった。娼婦が性病にかかっていると分かると、娼館が営業停止になるなどペナルティーを受けたとされる。嶽本さんは「重視していたのは公衆衛生のため、娼館のため、客のためという視点です。働く女性自身のためではありませんでした」と話す。
英国人に身請け、中絶と不妊手術迫られる
1年半、娼館で働いた後、18歳になった女性はイギリス人のフォックスという男性(当時27歳)に身請けされる。身請けとは、娼館への借金を肩代わりして精算し、娼婦をやめさせることだ。シンガポールでは、イギリス人が現地で娼婦を愛人にすることは珍しくなかった。
当時女性には他に好きなイギリス人がいたが、強引に身請けしたフォックスと8年間暮らすことに。フォックスは宝飾品をたくさん買い与え、島原の実家にも送金してくれた。身請けされた後、女性は日本人の間で「ダイヤモンドおなご」と呼ばれ、経済的には不自由のない生活を送ることができた。
しかし、結婚をして子どもを持つという生き方は選べなかった。22歳のころ、妊娠が分かった際は、…
「ブラジル人ハーフ美女」が事実ならもしかすると出稼ぎブラジル人の子供で日本語はかなり話せるのかもしれない。日本で育っても彼女が日本の文化自体が好きで受け入れていなければ、結婚後にいろいろと違いを発見すると思う。芸人だから忙しいだろうし、相手がいい所だけを見せる傾向があれば結婚後にいろいろと悪い所を発見し始めるだろう。後は藤森慎吾氏が違いを受け入れられるタイプの人間であるか次第。海外の生活がないのであれば、本当の価値観、考え方、生活スタイルや食事の違いまで経験していないので違いを受け入れられる人は稀だと思う。南米出身の女性と結婚して離婚した日本人達と話したことがあるが顔やスタイルの良さだけでは長く一緒に暮らしていけないと言っていた人達が多かった。まあ、自己責任だし、やってみないと本当に理解できない事はあるので、個々が決める事だと思う。しかし、冒険が好きでない人達は冒険はしない方が良いと思う。
大みそかで吉本興業とのマネジメント契約を終了したお笑いコンビ、オリエンタルラジオの藤森慎吾(37)が、「ブラジル人ハーフ美女」と報じられる20代半ばの一般女性と結婚の意思を固めたことが12月31日、分かった。
【写真】藤森慎吾「チャラにしたい過去」を告白…謝罪
近い関係者は「あとは相手女性のタイミング次第だが、独立も後押しし年内に結婚する決意のようだ」と話している。藤森は21年3月に誕生日を迎え、その節目で動きがある可能性もある。
2人は17年ごろ交際を始めたとされ、19年1月に写真誌にも報じられた。藤森は交際を認めており「本当にすてきな方」と話し、名前は「ナオミ」とまで明かしていた。その後もデートする姿が報じられるなど、テレビ番組では20年1月にプロポーズしたが、いったん断られたことを明かしている。ただその後も藤森宅で2人で食事をするなどしていた。
藤森は20年11月に配信した自身のYouTubeチャンネルで、ダレノガレ明美とトーク。結婚願望を聞かれると「俺はすごくしたいよ」「タイミング的に相手と合えばって感じなんだけど」などと話した。
仕事上の変化も、結婚への後押しとなった。昨年12月上旬に相方の中田敦彦(38)から吉本興業とのマネジメント契約を年内で終了することが報告された。自身も悩み抜き吉本興業との契約終了、そして結婚の意思を固めたとみられる。藤森はかつて田中みな実との交際で話題を集めたが、15年秋に破局が報じられた。
藤森は今後、俳優業とYouTubeでの動画配信を中心に活動していくとみられる。昨年はテレビ東京系連ドラ「ネット興亡記」に主演。フジテレビ系連ドラ「13」でも重要役を務めた。
◆藤森慎吾(ふじもり・しんご)1983年(昭58)3月17日、長野県生まれ。明大在学中の03年、慶大生だった中田敦彦とオリエンタルラジオ結成。04年NSCに入所。在籍中「M-1グランプリ」で準決勝進出。コンビは「武勇伝」ネタなどでブレーク。11年ごろ「チャラ男」キャラで再ブレーク。14年にユニットRADIO FISHを結成して「PERFECT HUMAN」がヒット。16年「NHK紅白歌合戦」出場。169センチ。血液型B。
シンガポールへの移住は税金対策なの?
お笑いコンビ、オリエンタルラジオの中田敦彦(38)の妻であるタレント福田萌(35)が、同コンビが吉本興業を離れることについてコメントした。
【写真】結婚指輪を見せる福田萌(左)と中田敦彦
吉本興業は28日、オリエンタルラジオと今月31日をもってマネジメント契約を終了することを発表した。中田はこれまでに、コンビは解散しないまま、来年3月にシンガポールに移住する意向を示していた。
福田は29日、「オリエンタルラジオの新たな船出を陰ながら応援しています」とツイート。「そして来年より、家族でシンガポールへ移住します。移住しても、私自身は特別な変化はないですので、マイペースに引き続きよろしくお願いいたします」と伝えた。また「これまでお世話になった吉本興業さんには、素敵な形で送り出していただいたことに感謝の気持ちでいっぱいです。大変お世話になりました。ありがとうございました」と吉本への感謝もつづっている。
福島県警のレベルが低いのか、それとも、クルーザーの操縦者や所有者が悪質なのか?いろいろな人がいろいろなコメントをしているのでテレビユー福島がもっと詳しく書いてくれないと理解しにくい。
今年9月、猪苗代湖で遊んでいた家族がクルーザーに巻き込まれ、4人が死傷した事故について、遺族などが目撃情報の提供などを呼びかけるホームページを開設しました。
今年9月、会津若松市の猪苗代湖で水上バイクでトーイングスポーツをしていた家族がクルーザーに巻き込まれ、千葉県の豊田瑛大くん(8)が死亡、そのほか3人が重軽傷を負いました。遺族の代理人の弁護士は23日、会見を開き、事故当時の状況などを説明しました。
遺族の代理人弁護士「クルーザーは、衝突後もそのまま走り続け、豊田さんの水上バイクの前をクルーザーが通りすぎていった」
この事故については、警察の捜査が続いていて、弁護士によりますと、瑛大くんの父親は「殺人事件と考えており、一刻も早い犯人逮捕を願っている」と話しているということです。
遺族などはホームページを開設し、事故の目撃情報の提供などを呼びかけています。
https://team-eita.com
福島県会津若松市の猪苗代湖で9月、モーターボートに巻き込まれた4人が死傷した事故を巡り、死亡した小3男児の両親の代理人弁護士は23日に記者会見を開き、インターネット上で「危ない場所で子どもを泳がせていた親が悪い」などと中傷する書き込みがあると指摘した。「4人はボートが徐行すべき区域にいた。ボート側が注意する必要があった」と主張し、事故の目撃情報の提供を呼びかけている。
【動画】「おうちごはん」で事故の恐れ こどもの調理器具利用に注意呼びかけ
事故は9月6日午前、湖の中田浜沖で発生。千葉県野田市、豊田瑛大(えいた)君(当時8歳)が死亡し、母舞子さん(35)ら3人が重軽傷を負った。複数のボートが現場を往来していたとみられ、福島県警は業務上過失致死傷容疑で捜査しているが、事故を起こしたボートの特定には至っていない。
中田浜は岸から300メートル先が船舶航行区域で、そこまではボートが徐行するよう、警察や地元自治体が決めたルールがある。代理人によると、4人は同区域外で瑛大君の父親(40歳代)が操縦する水上バイクで引っ張ってもらって水面を滑走するスポーツの順番を待っていた。陸側から猛スピードで迫ったボートは事故後、速度を落とさずに通過したという。
ネットニュースのコメント欄やSNS上では「そこにいた方が悪い」といった声があった。父親らの知人は23日、ホームページ(HP)「TEAM瑛大」(https://team-eita.com/)を開設。当時の状況を伝え、情報提供を求めている。
HPでは、両足を失う大けがをして今月6日に一時退院した舞子さんの手記を紹介。「なんで瑛大なのか。どうして助けられなかったのか」とつづった。父親は代理人を通じて「瑛大を失ったことが何よりつらく絶望している」とコメントした。
週刊誌は読者の興味を引いてなんぼの世界だから全てが正しいとは思わないが事実の部分はあると思う。そう考えると生まれた時に背負ったものは重い事がある。
同じ長男として生まれても親の考え方や価値観、そして本人の性格などでプレッシャーや受け取り方が違う。おとなしい性格だと性格のきつい人に好まれる傾向がある。お互い性格が強ければ、稀に相性が良ければ問題がないが、そうでなけれ衝突する確率は高い。
下記の記事の内容の何割が事実に近いのかは知らないが、秋篠宮家の長女・眞子さま(29才)の婚約内定者・小室圭さん(29才)でなければここまで注目を受けないし、問題があったとしても問題として多くの人達が知る事はないであろう。、秋篠宮家の長女・眞子さま(29才)と婚約するメリットとデメリットだ。メリットは学費が高額な法科大学で特待生となり授業料が免除、留学中でも給料が法律事務所から支払われるなどだと思う。忖度で近寄って来ている人達がニュースになっていないだけで存在する可能性は高い。
天皇が関与する行事や仕事を減らして縮小する方向へ行くのも良いと思う。欧米文化に影響を受けている日本人は多いと思う。日本文化は人や時代により変化しているのだから同じ体制を維持する必要はない。天皇に対する感情や価値観も変わっていくと思う。イギリス王室を見れば維持する事の大変さがわかる。
秋篠宮家の長女・眞子さま(29才)の婚約内定者・小室圭さん(29才)の家族を巡る状況に新展開だ。これまで、タブーのように詳細が語られてこなかった、小室圭さんの父・敏勝さんの自死。今回、その詳細を知る複数の関係者が重い口を開いた。すると浮き上がってきたのは、新たな登場人物を取り巻く、いびつな人間模様だった。この事実に秋篠宮家は何を思う──。
【貴重写真】幼い頃、マッシュルームヘアの小室圭さんと父親の敏勝さんのツーショットなど写真11枚
窓際のダイニングテーブルに射し込む陽光が、机上に広げられた東京・国立市周辺の地図を照らしている。小室さんの母・佳代さんと祖父が、神妙な面持ちで向かい合って座っている。
小室さんの父・敏勝さんが、前日の未明に自宅を出て行ったきり、戻ってこない。パジャマ姿にスリッパを履いたままの状態で、24時間以上がゆうに経っている。知人の協力を得て自宅周辺をいくら捜しても見つからない……。
重苦しい空気を意外な形で切り裂いたのは佳代さんだ。突然、仁王立ちになって大声で義父に向かって怒鳴り散らし始めたのだ。
「小室は自殺している! それは全部あなたたちのせいだ!」
反論せず、じっと床を見つめて耐えている祖父の頭上に、更なる怒鳴り声が突き刺さる。
「あなたたちの愛情が足りないから彼は自殺したんだ!!」
小さな祖父の背中は、佳代さんの大声に反応する機械のように、罵声を浴びるたび、どんどん丸く小さくなる。その怒号がやんだのは、見かねた親族が割って入ってからだった。
翌日、立川警察署から電話が入った。多摩川近くで見つかったという。佳代さんの発言通り、敏勝さんは自殺を選んだのだ。そしてその1週間後、後を追うように、面罵された祖父も首を吊って自殺した──。
小室家の関係者は、佳代さんの電話越しの声が耳から離れないという。
《あのね、義父が死んだの! (敏勝さんの)弟は言葉を濁しているんだけど、どうも首を吊ったみたい!》
これは今回初めて明らかになった、いまから19年前の3月、小室さんが小学4年生のときの出来事である。小室家の関係者が語る。
「敏勝さんは、穏やかな人でしたよ。全然怒らない人で、おとなしくて。佳代さんが言うことを否定しない人で、何を言われても、“そうだね”と静かにうなずいて、なるべく彼女が自由にできるようにしていました。
仕事も一生懸命でね。小室さんの国立音楽大学附属小学校の進学に合わせて東京・国立市に引っ越してからは、勤務先の横浜市役所まで通勤するため、朝は小室さんが寝ている6時には家を出て、小室さんが寝てから帰ってくるような生活だったようです」
子煩悩で、佳代さんの意思にも従順な敏勝さん。何かをがまんするなら、常に自分自身だったのだろう。関係者が続ける。
「そうした生活の影響もあって、(2001年の)夏頃に体調を崩したようです。部署異動によって希望の仕事もできず、上司との折り合いもつかなかったことについても悩んでいました。見るからにやつれて、目にも生気が宿ってなくて。明らかに心の病だと思って、佳代さんに心療内科に通わせた方がいいんじゃないかと言ったんです。そしたら、“いやよ、病院に行かないのは本人の勝手だから”と。随分と冷たい人だなと思いました」
別の小室家の関係者は、嫁姑問題を指摘する。
「同じ頃、佳代さんは敏勝さんのお母さんとこじれていましてね。敏勝さんがマイホームを建てようとしていたんです。建築学科を出ている敏勝さんはマイホームを建てるのが夢でしたから。
敏勝さんのご両親がいろいろと支援をしてくれたそうなんですが、それに乗じて、佳代さんが家具とか内装にお金を掛けようとして予算が大幅にオーバーしちゃったみたいなんです。それで、お義母さんと佳代さんが大げんか。間に入った敏勝さんはほとほと困っていましたね」
家族、職場、実家──どこにも居場所がなくなった敏勝さんが、得意ではないお酒に手を出したのはこの頃だ。そして、敏勝さんが自ら命を絶つことになる2002年。正月早々、小室家をよく知る知人のところに、佳代さんから電話があったという。
「佳代さんと小室さんは、2人で実家のある横浜方面に帰るので、体調が悪いのにひとりで国立市に残る敏勝さんの様子を見ていてほしいと言うんです。心配なら一緒にいればいいのに“夫の食事、なんとかしてもらえます?”って。仕方がないから敏勝さんに電話をしたら、彼は遠慮したのか“もうよくなったから気にしないでください。寝てますから大丈夫ですよ”と答えました。
ただ、後から佳代さんに聞いた話では、そのときに敏勝さんは行方不明騒動を起こしていたんです。半日ほど多摩川の河川敷で過ごし、音信不通になっていたそうです」(小室家をよく知る知人)
多摩川。敏勝さんがここで自ら命を絶つのは、この2か月後のことだ。年が明けて間もない寒空の下の河川敷で、敏勝さんは何を見て、何を思っていたのだろうか──。
※女性セブン2021年1月7・14日号
東京や東京周辺に出張する仕事は1年程断り続けているので個人的には問題ない。ただ、東京に行ったり、東京から来ている人達はいるのでそこが心配。
東京や東京周辺の人々の行動次第と思うけど、感染者1000人は行くのだろうかと思ったが、簡単に1000人は超えそうな勢いのようだ。まあ、なるようにしかならないので個人レベルで出来る防衛対策の選択を考えるしかない。
東京都は17日、新型コロナウイルスの感染者を新たに822人確認したと発表した。1日あたりの感染者数としては16日の678人を上回り、2日連続で過去最多を更新した。「人工呼吸器か体外式膜型人工肺(ECMO〈エクモ〉)を使用」とする都基準の重症者数は66人で、前日よりも3人減った。
首相会食批判で自民党派閥の忘年会中止。「至急」と書かれた、議員に配られた文書
新たな感染者822人を年代別にみると、20代が201人で最多。30代が169人、40代が123人、50代が113人。65歳以上の高齢者は112人で、過去最多となった。
都は17日、都内の医療提供体制の警戒レベルについて、4段階のうち最も深刻な「体制が逼迫(ひっぱく)している」(レベル4)に引き上げた。7月に導入した入院患者数や重症患者数などの指標をもとに決める警戒レベルで、医療提供体制がレベル4になるのは初めて。感染状況の警戒レベルについては、4段階のうち最も深刻な「感染が拡大している」を維持している。
「「学費には使われなかったという400万円を、佳代さんはいったい何に使ったのでしょうか。また、ニューヨーク留学中の小室さんは、全額返済不要の奨学金を獲得したり、日本で勤務していた法律事務所からいまも給与と同等の金額を受け取ったりしていると報道されています。これほどの“特別待遇”を受けているのは不自然だという指摘もあります」(前出・皇室担当記者)」
上記の報道が事実であれば眞子さまとの結婚を前提に特別な扱いを受けていると思う。留学中に仕事もしていないのに給料が支払われるのは普通ではない。返済に使われたお金はどこから出たお金なんだろうか?
出世払いで誰からかお金を借りたのか、それとも、将来を見越した投資と思った人や人達がお金を出したのだろうか?400万円の返済を渋る家庭が留学中に大学のために借りた奨学金をどのように返済したのだろうか?
秋篠宮さまが結婚を「認める」と発言されてからも、眞子さまと小室圭さんの結婚について世間からの批判の声は止んでいない。
そんな中、12月10日、西村泰彦宮内庁長官は定例記者会見で、小室家の“金銭トラブル”について「説明責任を果たすべき方が果たしていくことが極めて重要だ」と発言した。
西村長官の発言に対して、小室さん側はどう対応していくつもりなのか。上芝氏に聞いた。
「今後はスタンスを変えていくということです。問題を円満かつ誰もが納得できる形で解決するために、これまで週刊誌の記事に対して批判や反論はしてこなかったのですが、現状では誤った情報が事実のように扱われてしまっています。今後はしっかりと正すべきところは正していく、ということです」
ただ、眞子さまと小室さんの結婚に対し、ツイッター上では次のようなつぶやきが後をたたない。
《税金の一時金が小室さんの借金返済に使われるなら不快》
《眞子様の持参金目当てでは? と疑われても仕方がない》
結婚により皇籍を離脱されるのに伴い、眞子さまは約1億4千万円の一時金を受け取られるとみられている。小室さんは多額の一時金が目当てで眞子さまと結婚するのではないか――。そういった疑念を持つ国民も少なくないのだ。
小室佳代さんが元婚約者・X氏から受け取った400万円については、X氏自身が「返してもらわなくていい」との意向を表明している。しかし、小室さん側にはさらなる“借金”があると囁かれている。
先日、上芝氏は本誌の取材に、佳代さんがX氏から受け取った400万円が小室さんの学費に使われたことはないと明言していた。
国際基督教大学(ICU)の入学金は「おもに彼が高校生のころにアルバイトをしてためたお金」と説明。さらに、「ICU在学中は奨学金を利用していました。入学金と1学期目の授業料などは圭さん自身の貯金から支払い、それ以降の学費は全額、奨学金で賄っています」と回答したのだ。
だが、貸与型の奨学金はいわば“借金”。返済は終わっているのだろうか。
■「眞子さまの一時金は当てにしない」代理人が断言
今回改めて、小室さんが“金目当ての結婚”との批判を受けていることについて直撃すると、上芝氏は次のように断言した。
「圭さんが眞子さまの一時金を当てにしていることなど一切ありませんし、そうしなければならない状況でもありません。現状、奨学金のうち貸与型のものについては、ほぼ返済を終えています」
小室さんは合計で600万円を超えるICUの学費の大半を貸与型の奨学金で賄ったとみられるが、すでに完済目前だというのだ。
“小室さんは一時金は当てにしていない”と断言した上芝氏。もちろん、依頼人である小室さんと相談したうえでの発言だろう。ただ、この発言ですべての疑問が解消されたわけではない。
「学費には使われなかったという400万円を、佳代さんはいったい何に使ったのでしょうか。また、ニューヨーク留学中の小室さんは、全額返済不要の奨学金を獲得したり、日本で勤務していた法律事務所からいまも給与と同等の金額を受け取ったりしていると報道されています。これほどの“特別待遇”を受けているのは不自然だという指摘もあります」(前出・皇室担当記者)
宮内庁長官から“説明責任”を求められた小室さんは、今後どのような対応をすべきなのか。皇室の歴史に詳しい静岡福祉大学名誉教授の小田部雄次さんはこう語る。
「X氏が説明した経緯が正しいならば、国民が不信を抱くのも当然です。皇族の親戚となる小室さんが、もし社会通念上許されない不道徳な行為をしていたとすれば、許されないことです。金銭トラブルについて、少なくともX氏と小室家との間に、相互に納得した和解が成立したとは思えません。小室さんが国民の信頼を得るためには、X氏の発言の真偽も含め、交渉決裂までの経緯を丁寧に説明すべきでしょう」
小室さんは数々の疑惑に答え、眞子さまと“祝福される結婚”を実現することができるのか――。
「女性自身」2020年12月29日号 掲載
「事故原因について、乗用車は10年以上前に購入したとして『経年劣化し、電子部品にトラブルが起きてブレーキが作動しなかった』と、被告には過失がないと訴えた。」
経年劣化はどのような部品にもあるが、重要な部分が10年程度で劣化する部品をトヨタが使うとは考えられない。また、それが事実ならトヨタの車を個人的に乗っていない。
約32万キロを走り、20年以上のトヨタ車に乗っているが全く問題ない。前の車も26万キロを走ったが全く問題なかった。
まあ、弁護士は弁護人のためだけに働くので、事実や正義とは関係なく働くと個人的には思っているのでこのような発言をするのだと思う。
大阪市港区築港のマンション一室で今月11日、女性2人の遺体が見つかり、港署は14日、司法解剖の結果、2人が餓死したとみられると発表した。1人は、住人で職業不詳の女性(42)と判明。もう1人は母親(60歳代)とみられ、死後数か月経過し、体重は約30キロだった。同署は2人が死亡した経緯などを調べる。
発表では、職業不詳の女性の死因は低栄養症による心機能不全、もう1人の死因は飢餓による低栄養症とみられる。11日午後、2人が室内の床に倒れているのを同署員が見つけ、死亡が確認された。室内の冷蔵庫には食料がほとんど残っていなかったという。
下記の記事の内容が事実であれば、個々が決めれる事だが、個人的にはアニメや舞台には使わない方が良いと思う。
「共演NG」俳優・小澤廉(29)が元JK恋人に壮絶DV《性行為中に「殴っていい?」黒くにじむ証拠写真》 から続く
【画像】小澤による激しい暴力でA子さんの腕にできた“どす黒くにじんだ痣”
人気舞台「おそ松さん」や「炎炎ノ消防隊」に出演し、アニメ「A3!」の声優を務め、10月からはドラマ「共演NG」(テレビ東京系)にも出演している人気俳優の小澤廉(29)が、5年以上交際した年下女性のA子さんに対して、長年にわたり悪質なDVに及んでいたことが「文春オンライン」特集班の取材でわかった。暴言やDVにより精神的に虐げられたA子さんは、11月28日、小澤と同棲していたマンションで自殺を決意。遺書を書き、首を吊る寸前で友人に保護された。
A子さんの親族、親友が取材に応じ、数々のLINEや写真などの証拠と共に彼女の胸中を代弁した。( #1 より続く)
交際、同棲、そして妊娠
まだ16歳の高校生だった5年以上前から小澤と交際していたA子さんの一番の悩みは小澤との性行為中の暴力だったという。その一方、行為の後は決まって優しく抱きしめてくれる小澤にA子さんは愛情を感じていた。将来は結婚を約束する間柄となった2人は、2019年より東京・世田谷区内のマンションで同棲をスタートさせた。
交際期間中、小澤は避妊具をつけることを嫌がり、結果、2019年A子さんは妊娠する。A子さんが小澤に妊娠の事実を伝えると、「本当に俺の子?」という心無い言葉が返ってきたという。
A子さんは涙を流し、後日、1人で産婦人科へ向かった。
「最初に産婦人科に行く前に、A子は彼に『女性ファンも多いし、あなたの立場や、将来のことも分かってるから、堕ろすから、安心して』と伝えたそうです。ですが、検診に行った病院で、『結婚してないようですけど、もちろんこれから結婚しますよね』『次は彼氏と一緒に来てくださいね』と言われ、中絶をやめるように説得された。A子は帰り道に泣いたそうです。赤ちゃんのエコー写真をみて、母性も芽生えたんだと思います。『赤ちゃんに申し訳ないって思いが、検診を受けるたびに大きくなった』と言っていました」(A子さんの親族)
「堕ろせ!」出産の意思を伝えると小澤は激高し、何度も腹を殴打
A子さんは意を決し、出産の意思を小澤に伝えたという。
「『あなたが仕事を続けたいのは重々わかっている。お金もいらない。別れて独りで産みます』と伝えたそうです。でも、必死で思いを伝えたA子に対し、『は? そんなの俺がいいわけないだろ』『自分の知らないところで自分の子供が育ってるの嫌だろ!』と小澤はなぜか激高したのです。
それでもA子は『迷惑かけないし、一人で産むから』と懇願しました。しかし小澤はA子の胸ぐらをつかんでベッドに放り投げ、暴力をふるい始めたそうです。お腹を守り、体を丸めるA子でしたが、小澤は何度も何度も執拗に『子供ができるなんて知らなかった』『産まないと言え』『堕ろすと言え』とお腹を集中的に殴ってきたそうです。
とうとうA子は『産みません。堕ろします』と大泣きしながら彼に伝えました」(同前)
落ち込むA子さんに対し「俺ばかり悪者にしないで」と逆ギレ
9月、A子さんは中絶手術を受けた。
「『直前に見たエコー写真が、今も目に焼きついている』とA子は言っていました……。A子は手術後、体調を崩したのですが、小澤の態度は変わらなかったようです。落ち込むA子に対し『俺ばかり悪者にしないで』と逆ギレする始末だったといいます」(同前)
さらに中絶手術以降、小澤の暴力は日に日に酷くなっていったという。
「暴力は性行為中以外でもあったようです、ささいな口論の際にも殴られていたそうです。それでA子の彼に対する気持ちも徐々に冷めていきました。ですが、初めての彼氏で交際期間も長いことから、まだどうしても捨てきれぬ情が残っていたようで、なかなか別れられずにいたのです」(同前)
腕や体を殴ったり、ときには馬乗りになって顔面を殴る
A子さんが別れを決意したのは今年8月。きっかけはコロナ禍で見せた小澤の態度だった。
「体調が悪くなり、A子はコロナ感染を疑いました。実はA子は中絶の手術を受けた後、子宮の病気にかかっていたんです。もしコロナにかかった場合、その病気のこともあって重症化するリスクが大きかった。それなのに小澤はA子を気にする素振りをまったく見せず、自分のことばかり考えていた。さすがにA子も呆れていました。『私のことなんてどうでもいいんだ』って。それで本当に別れる決意をしたのです」(A子の親友)
8月末から、A子さんは何度か小澤に別れ話を切り出した。だが、「その度に小澤は不機嫌になり、暴力を振るわれていた」という。A子さんの親友が続ける。
「喧嘩になると、決まって最初は胸ぐらや腕を掴んで、腕や体を殴ったり、ときには馬乗りになって顔面を殴る。この時期のA子はいつも痣だらけでした。小澤がA子に暴力を振るう時に、A子が少しでも反抗して、爪でひっかくなどすると逆上し、『DVだから訴える』とスマートフォンで写真を撮り、A子に迫ったそうです。でも、しばらくすると、急に『ごめんね、痛かった?』と優しくなる。いつもの手口で、A子にすり寄ろうとしたそうです」
小澤のDVによって腕にできたどす黒くにじんだ痣の写真
A子さんの親族や親友から提供された小澤の暴力を示す証拠写真の中には、A子さんの腕にできた、どす黒くにじんだ痣の写真があった。さらには、小澤によって引きちぎられたA子さんの衣服の写真もあった。
小澤によるA子さんへの激しい暴力が近隣に露見する場面もあった。8月31日、異様な物音を聞いた近隣住民が通報し、警察官が小澤の自宅に駆け付ける事態にまで発展したのだ。
「俺が仕事辞めるための文章をA子が考えて」
そして9月、A子さんは小澤に別れを告げ、世田谷区の家をついに飛び出した。だが、小澤は何かと理由をつけ、A子さんとの接触を図ってきたという。
「小澤から電話で呼び出しがあると、5年以上に及ぶ長い“支配関係”から、当時の恐怖が思い出され、A子は逆らうことができず、会ってしまったそうです。A子と別れたことで、小澤はこれまでの関係や暴力行為が周囲に知られることを恐れたんでしょう。『仕事を辞めるから誰にも言わないで欲しい』とA子に懇願したそうです。
そんな支配関係が続く中で、別れてからもA子は定期的に小澤の元を訪れていました。小澤から、『仕事を辞めるためにマネージャーに送る文章をA子が考えて』と指示されていたので、破局後も何度も連絡を取り合わざるを得なかったのです。
小澤がゲームを終えた深夜1時ごろに『終わったよ』と連絡がくるのが家に行く合図なのだと言っていました。
実は、A子は私を含め何人かの友人に、これまでのことを相談していました。小澤はそのことに気付いたのか、別れた後でもA子のスマホを取り上げようとしました。A子が拒否するとまた暴力を振るったそうです。この時は頭を強く叩かれ、A子は脳震盪をおこし、翌日まで動けなかったと言っていました」(前出・A子さんの親友)
小澤の家で自殺を決意したA子さんを友人が救出
11月28日、A子さんは小澤に再び呼び出され、マンションを訪れた。今後の関係について話し合う予定だった。だが、渡されていた合鍵で部屋に入ったものの小澤の姿はない。電話をかけると小澤は約束を忘れ、友人と遊びに出かけていたのだという。
「電話口でA子が文句を言うと、小澤はA子をメンヘラ扱いしてあざ笑ったそうです。それでA子のなかで張りつめていたものが完全に切れてしまった。取り乱したA子は、小澤の家で自殺を決意した。ベルトで首を吊るための輪をつくり、遺書も書いたそうです。しかし、A子の様子がどうもおかしいと気づいた友人たちが、位置情報アプリでA子の居場所を見つけ出し、自殺寸前のところを、なんとか助けたそうです」(前出の親族)
取材班が入手したA子さんが書いた遺書には強い筆圧で《死にたくなかった》と書かれていた。首を吊ろうとする寸前に友人宛てに書いた遺書の一部だという。
《死にたくなかった、なんで。●●●●(※編集部伏字。小澤廉のこと)に色んな事をされたせいでもう生きられない。無理やり中出しされて、中絶させられて、女としておわり。せめて生みたかった。うつにもなった。●●●●のせいで全部ボロボロです。大好きな人たち、ごめんなさい》
A子さんは今も心の傷が癒えず、苦しんでいるという。
◆
12月14日(月)21時から放送の「 文春オンラインTV 」では、担当記者が本件について詳しく解説する。
《事務所は契約解除決定》「共演NG」俳優・小澤廉を直撃 元JK恋人へのDV・堕胎強要・自殺未遂… へ続く
「事故原因について、乗用車は10年以上前に購入したとして『経年劣化し、電子部品にトラブルが起きてブレーキが作動しなかった』と、被告には過失がないと訴えた。」
経年劣化はどのような部品にもあるが、重要な部分が10年程度で劣化する部品をトヨタが使うとは考えられない。また、それが事実ならトヨタの車を個人的に乗っていない。
約32万キロを走り、20年以上のトヨタ車に乗っているが全く問題ない。前の車も26万キロを走ったが全く問題なかった。
まあ、弁護士は弁護人のためだけに働くので、事実や正義とは関係なく働くと個人的には思っているのでこのような発言をするのだと思う。
東京・池袋で昨年4月、乗用車が暴走して通行人を次々とはね、松永真菜さん=当時(31)=と長女莉子ちゃん=同(3)=が死亡した事故で、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の罪に問われた旧通産省工業技術院の元院長飯塚幸三被告(89)の公判が14日、東京地裁で開かれた。無罪主張の弁護側が冒頭陳述で「ブレーキペダルを踏んだが減速しなかった」と指摘した。
事故原因について、乗用車は10年以上前に購入したとして「経年劣化し、電子部品にトラブルが起きてブレーキが作動しなかった」と、被告には過失がないと訴えた。
個人的な意見だし、結婚する相手次第の部分があるので何とも言えないが、結婚するまでが面倒であれば、結婚してからも奥さんとの付き合い方や子供の育て方で問題を抱えるか、形だけ結婚を継続するようになる可能性はあると思う。
アジア的な考え方だと女性と遊ぶ、又は、接する時間があれば勉強やお金儲けに時間を費やすべきだと考える事が多いと思う。確かにお金を持っていれば、全ての女性ではないがお金や生活の安定を重視する女性と結婚できる可能性は高いし、自分を好きでない女性を振り向かせるよりも、生活の安定やお金を重視している女性の中から選ぶのであれば、綺麗な女性やタイプの女性と結婚するのはそれ以外の女性と結婚するよりは簡単だと思う。
ただ、女性がどのように反応するのか、どのように女性と対応するのか、また、女性ではなく人との付き合い方が上手くなければ、結婚できても良い関係が築けるとは限らないと思う。相手の女性だって、見た目が良いのとそれなり学歴があるだけでは、男性の方が一緒にいるだけで幸せと感じなければ一緒にいても楽しいとは限らない。男性がどのように行動するのかを多少なりとも理解していないと問題になる可能性はあると思う。
お互いに人格があり、価値観や考え方があるのだから、どうしても妥協できない価値観、趣味、そして行動などがある事さえも他人との生活を通して理解していないと運が悪ければ結婚した後にいろいろな事を学ぶ事になると思う。運よく、妥協できる範囲の問題だったり、上手く相性が良ければ良いが、そうでなければ家庭や家は居心地が良い場所とは思えないかもしれない。
その意味では、外国のように文武両道だったり、勉強もするが恋愛もする方が人生的には良いかもしれない。ただ、高校や大学でのパフォーマンスで考えれば失敗する人達は日本よりも多いと思うので、何を基準に良いかを判断する必要はあると思う。
2020年は新型コロナウイルスに翻弄された年だった。人との接触を断たれ、孤独を感じて婚活を始めた人も多いだろう。しかし、実際に始めてみると、思いのほか大きなエネルギーを使うのが婚活だ。そしてこのエネルギーは、人によって持ち合わせている量が違う。
仲人として、婚活現場に関わる筆者が、婚活者に焦点を当てて、苦労や成功体験をリアルな声と共にお届けしていく連載。今回は、「頑張るエネルギー量がそもそも少ないなら、淡々と婚活をしていくのも1つのやり方」ということについて記したい。
緊急事態宣言期間中に猛烈に孤独を感じて
2020年は、新型コロナウイルスに始まり、新型コロナウイルスに終わった、そう言っても過言ではないだろう。この1年が、これほどコロナに翻弄される年になるとは、誰もが予想していなかったはずだ。
人々のライフスタイルも、大きく変わった。外出時のマスク着用は、当たり前。仕事がリモートワークになったり、国内外の旅行が制限されるようになったり、会食の機会が減ったりと、移動や人と関わる生活に大きな変化が生まれた。
1人暮らしの独身者で、孤独を感じた人も多かっただろう。緊急事態宣言期間中の4月末に、入会面談にやってきた聡太(仮名、32歳)も、猛烈に孤独を感じた1人だった
「結婚はいつかできたらいいと、漠然と思っていました。でも、コロナで会社がリモートワークになって、実家に帰ることもできずに1人で部屋の中にいたら、ムチャクチャ寂しくなったんです。こんなときにパートナーが側にいたらいいなと思いました。婚活をして、結婚したいです」
ただこのとき、心配も口にしていた。
「大学が理系で周りは男ばかり。その後、専門知識を極めたくて大学院にも行きましたが、そこも男社会だった。会社にも女性がほとんどいない。これまでの恋愛経験がゼロなんです。こんな僕でも大丈夫でしょうか?」
学歴を聞くと、誰もが知っている有名な国立大と同大学院を卒業していた。勉強は人一倍してきたのだが恋愛には疎遠という、典型的な理系男子だった。
恋愛経験がないままに歳を重ねてしまったという人に、私はいつもこんな恋愛キャッチアップの方法を説明する。
「お見合いをしながら恋愛経験を積んでいきましょう。こう考えてみてください。例えば大学生で恋愛デビューをしたとします。今、聡太さんは32歳だから、14年間の恋愛空白期間がありますよね。もしも普通に生活をしていたら、14年間で、何人の女性と恋愛できたと思いますか? せいぜい4、5人、もしかしたら、もっと少ないかもしれない。その中で、結婚を真剣に考えた人は、せいぜい1人か2人じゃないかしら。
でも、婚活というのは、“結婚したい”と思っている女性と出会っていくんです。聡太さんの年齢と持ち合わせている条件ならば、月に4人から5人はお見合いできると思います。失われた14年は、あっという間に取り戻せますよ」
私の話を頷きながら聞いていた聡太が、言った。
「なるほど、そう考えればいいんですね」
こうして、彼の婚活がスタートした。
婚活って想像していたよりも、ずっと大変
写真館でお見合い写真を撮影し、サイトに登録をすると、お見合いの申し込みは平均レベルよりも多かったし、申し込みを受諾される確率も高かった。その中から会いたい女性を何人が選び、最初の月は4つのお見合いを組んだ。そこから2人と交際に入ったのだが、1人は初めてのデートを終えた後に、交際終了がきた。もう1人は、2度の食事の後に交際終了がきた。
2人から断られた後に、聡太は大きなため息をついて言った。
「婚活って大変ですね。デートの場所を決めたり、店を予約したりするのもひと苦労だし、実際会っているときは話す話題を見つけないといけないし。女性と付き合うってエネルギーが必要なんですね。想像していたよりも、ずっと気疲れします」
そこで私は言った。
「歳を重ねてしまうと、何でも頭で考えがちだけれど、行動を起こす気持ちを大事にしましょうね。人に興味を持つ感情を動かすようにしましょう。失敗したらヘコむし、傷付いたりもするけれど、何事も慣れだし、失敗から学ぶこともあると思って、どんどんいきましょう」
私の言葉にまた活動を再開し、その後も苦戦続きだったのだが、3つ下の鮎子(仮名)と交際に入ってからは、手応えを感じていたようだった。
「今までの女性とは違って、お付き合いするのが楽しいです。LINEも“入れなきゃいけない”という義務感がないし、デートに行く場所を決めるのも苦痛じゃない。何より一緒にいて自然体でいられるんですよ」
これはうまくいくのではないかと、私は踏んでいた。鮎子の相談室の仲人とは、よく知った仲だったので、鮎子が聡太をどう思っているのか、様子を聞いてみた。
「実は、聡太さんを入れて3人と仮交際していたのだけれど、ここにきて2人にお断りを入れて聡太さんだけにしたから、彼女もいいと思っているんじゃないかしら。ただ恋愛経験がない子だから、関係をどう進めていっていいかどうかはわからないだろうし、そこは男性側にリードしてもらえたらうまくいく気がしますよ」
聡太が女性をリードできるのか、いささか心配だったが、恋愛初心者同士、手探りで関係を築いていくのもいいだろうと、私は思っていた。
しかし、そこから1カ月後に、鮎子から交際終了がきた。彼女の仲人は、電話口で残念そうに言った。
「別に聡太さんが嫌というのではなく、『結婚を現実のこととして捉えたときに、自分は人と一緒に生活していく自信がない。もう婚活はやめて退会します』と言うの」
それをそのまま聡太に告げた。
「そうですか」
聡太は聡太で、淡々としていた。
前に進むガソリンが、体の中にない
私は、「終わったものには執着せずに、“ハイ、次!”の精神で前に向かうことが婚活には大事ですよ」と励ましたのだが、そこから数日後、「面談をしたいです」と、聡太は連絡を入れてきた。
面談ルームにやってくると、言った。
「婚活だけではなく、仕事や生活やすべてにおいてなんですけど、自分を奮い立たせる力というのが、出てこないんですよ。車でいうとガソリンがない状態。走るための燃料がないから前に進めない」
なぜそんな状態に陥っているのか、私は尋ねた。
「今年は、コロナの蔓延で世の中の生活スタイルが、ガラリと変わったじゃない? 外出が制限されたり、会社がリモートワークになったり、そういう環境の変化が影響している?」
すると、聡太は言った。
「確かにそれも一因だと思うんですけど、これは、僕の元々の性格なんです。学生時代もやるべきことは淡々とできるんだけれど、それをもっと早くとか、もっと素晴らしくとか、そういう前向きなエネルギーが、僕には欠けていて」
そして、今の会社に転職したときのことを話し出した。
「前の会社にいたときに、周りからの要求がキツくて、キャパオーバーになってしまったことがあったんです。できない自分を追い込んでしまって、会社に行けなくなって、1年間休職したんですよ。そこから、このままでは自分が潰れてしまうと思ったので、今の会社に転職をしたんです。今は、自分のペースで仕事ができているし、会社の人たちとの人間関係もいいので、仕事への不満はなく働きやすいんですけどね」
さらに婚活については、こんなことを言った。
「結婚はしたいんですよ。ただ、婚活をしていくガソリンが、そもそも僕は人よりも少ない。このまま続けていて、大丈夫なのかなって。ただやめてしまったら、会社を休職したときのように、自分を責めてしまうような気もするし」
負のループに巻き込まれているようだった。
生活圏内の恋愛結婚は、生活している中で出会い、そこで相手を好きになり恋人同士になって結婚していくので、すべてが自然の流れの中で進んでいく。
しかし、お見合い結婚は、それまで見も知らぬ男女が出会い、お互いのことを知って結婚へというゴールに向かっていく。出会った2人が急速に関係を深めていくためには、エネルギーが必要となる。聡太が言うところの婚活するためのガソリンが体に満タンに入っていないと、なかなか前には進めない。
また、そのガソリンを貯蓄できる量は、人によって違うのだろう。人と対峙したときに、緊張する度合いも、性格によってまちまち。人と話すことに緊張しない人もいれば、人前に出ると極度に緊張する人もいる。
聡太がこんなことを言っていたのを思い出した。
「お見合いを組むのは午後にしてもらえませんか。お腹が弱いので、朝起きたときに調子が悪いと午前中に出ていくのは、とてもしんどいので」
朝起きるとお腹の調子が悪いというのは、お見合いに行かなくてはいけないという緊張感から生まれているものなのだろうか。
その人の性格にあった婚活をすればいい
私は、これまで会員たちに、「婚活で結婚をしたいなら、動くことですよ。LINEは連絡ツールではなく、コミュニケーションツールだと思ってくださいね。毎日のLINEは必須。最低でも週に1回のデートをしましょうね」と言い続けてきた。
これをごく当たり前にできる人もいれば、苦痛に感じる人もいるのだろう。相手への思いがないから苦痛に感じることもあるかもしれないが、そもそも体に恋愛をしていくガソリンが少なくて、アップアップしている人たちもいるはずだ。
私は、聡太に改めて聞いた。
「結婚はしたいの?」
「そうですね。結婚はしたいです」
「じゃあ、無理をせずに、自分に負担にならない範囲で婚活をしましょうか。前に進むガソリンがないから走れない。でも、止まってしまったら、できない自分を責めてしまうことになる。ならば低速でいいから、できる範囲でお見合いをしていきましょう。そして、“ここぞ”という人が現れたら、そのときは少し無理してでもギアを入れて、エネルギーを出していくようにしましょうよ」
サザエさんのように3世帯が同居して、日々泣き笑いしながら日常を紡ぐことが人間の幸せの雛型だったのは昔の話だ。現代社会では、結婚するかしないかは個人が選択していい時代だ。
結婚がしたい。そこにエネルギーを出せる人は、婚活に全力を尽くせばいい。結婚はしたい。でも、前に進むエネルギーが思っていた以上に自分には少なかったと気づいた聡太のような人は、低空飛行でいいから、止まらずに婚活を続けていけばいい。そして、結婚に興味がない人は、結婚しない人生を選択し、自分らしく生きればいい。
2020年は、生活スタイルがガラリと変わり、迷いの多い年だったと誰もが感じているだろう。でも、こんなときだからこそ、自分を見失わず自分の心地よい生き方を見つけていけばいい。
そして、仲人である私は、「結婚したい」と思っている人たちがいたら、その人にあった寄り添い方を見つけ、背中を押していこうと改めて思った。
将来、妻になる眞子さまはお金を受け取らない。だから愛し合っているのだから自由に結婚すると言えば、説明責任は必要ないし、多くの国民は説明を求めないと思う。
この選択を考えているのなら、早く判断して会見を開き、自由に結婚すれば良いと思う。お金に未練がなければこの選択が自由で、マスコミの注目から逃げる事が出来ると思う。眞子さまが小室圭さんを愛しており、結婚したいのであれば、小室圭さんがお金に未練があるか次第だと思う。
宮内庁の西村泰彦長官は10日、定例の会見で、眞子さまと小室さんの結婚に批判が出ていることについて、小室圭さん側にこれまでのいきさつの説明責任を果たすよう求めました。
眞子さまと小室圭さんの結婚をめぐっては、先月、秋篠宮さまが誕生日の記者会見で「認める」と発言されています。
この結婚について多くの批判の声が上がっていることについて、宮内庁の西村長官は10日の会見で、批判的な意見に応えるためにも「説明責任を果たすべき方が果たしていくことがきわめて重要だ」と述べました。“説明責任を果たすべき人”については、西村長官は小室さん側と小室圭さんの代理人の弁護士としています。
下記の記事が事実に近いのか、それともかなりいろいろな正しくない情報が盛られているのか知らないが、事実に近いのであれば秋篠宮家長女の眞子さまと結婚すれば、当分は注目されるだろうし、記事のネタに困らないであろう。まあ、天皇制のシステムはもっと縮小しても良いと思っているので注目を受けるのは良いと思う。
11月中旬に出された秋篠宮家長女の眞子さまの「結婚宣言」、そして11月末の秋篠宮さまの「結婚容認会見」で、3年近く膠着状態が続いていた眞子さまのご結婚が、いよいよ最終章へ向けて動き出した。しかし、依然として前途は多難だ。
【貴重写真】小学生の頃、体操着姿の小室圭さん。国立音楽大学附属小学校時代だ
「秋篠宮さまは、結婚は認めるとおっしゃいましたが、結婚と婚約は別だとも言われています。その真意を推し量るのは容易ではないですが、皇族として『納采の儀』を行うことは認められないが、父として娘の結婚の意思は尊重するという立場を表明されたのでしょう。まさか、眞子さまが皇室から“勘当”同然に追い出された後、一般人として勝手に結婚すればいいと突き放されたのではないかと騒然となりました」(皇室記者)
秋篠宮さまが父として白旗を揚げられた背景には、眞子さまが小室圭さんとの結婚を《生きていくために必要な選択》と、強く主張されたこともあるだろう。眞子さまのその強いお気持ちは、また別の当事者にも白旗を揚げさせることになった。小室さんの母・佳代さんの元婚約者だ。
「元婚約者のXさんは、佳代さんに貸していた400万円を“返さなくてもいい”と表明しました。眞子さまが公表した文書によって、結婚への気持ちがお変わりないことを知り、自分が眞子さまの幸せを邪魔していると思い詰めたようなのです」(皇室ジャーナリスト)
これにより、金銭トラブルは表面上は解消された。しかし、Xさんに大学の授業料や留学費用の名目で金銭を求めた事実、そして、当初は返済の意思を見せたものの、途中から贈与であると主張を変えた事実は消えようがない。
「学費を名目に援助を受ける」
「それは借りたお金であっても返さなくていい」
小室家は、この異様ともいえる強気な考えを一貫して持ち続けた。それが日本中を驚かせた女性皇族との結婚延期という約3年にもわたる騒動を引き起こした原因だろう。その小室家の思考を生み出した“原点”ともいえる借金にまつわる出来事が、いまから20年前に起きていたことを、小室家に降嫁される眞子さまはご存じだろうか。
互助組織「友愛会」
それは小室さんが小学生だった頃に遡る。小室さんは当時、東京・国立市にある私立の国立音楽大学附属小学校に通っていた。
「佳代さんは圭くんをバイオリニストにするか、音楽関係の仕事に就かせたかったようです。小学校入学前から地元・横浜でピアノやバイオリンを習わせ、佳代さんは圭くんの才能を疑わなかった。周囲には、“この子はバイオリンの天才なのよ”とほめちぎっていましたね。小学校入学後は、家族で国立に引っ越し、父の敏勝さんは国立から勤務先の横浜まで通っていたほど、圭くん中心の生活を送っていました」(当時の小室家を知る人物)
国立音大附属小(音小)は規模の小さい学校で、児童は1学年に80人程度しかいない。その中にあって小室さんは特に目立っていたという。
「両親のことを“お父さま、お母さま”と呼んでいて、品のよい子が多い音小でも有名な存在でした。優しい面もありますが、自信の表れなのか、クラスメートを見下したり、相手がいじめられたと感じることもあったようです。そういう話も、児童数が少ないからすぐに伝わってくるんですよ」(音小関係者)
小室さんの父親が自殺という形で亡くなったのは、そんな頃のことだった。
「圭くんが小学4年生のときです。佳代さんは憔悴し、圭くんもしばらく学校を休んでいた。もちろん周りは心配しましたよ。教育に熱心なご家庭だったので、大黒柱を失って、経済的にもどうするのだろうと」(前出・音小関係者)
同級生の少ないアットホームな学校では、すぐに1つの案が持ち上がったという。
「学校側が、小室家に奨学金を出すことにしたのです。音小には、保護者や教職員などの互助組織『友愛会』というものがあり、毎月、組合費を支払っていました。その積立金のうちから奨学金を捻出することにしたのです」(前出・音小関係者)
金額は、5年生と6年生の2年間で約120万円とみられる。しかしその直後、佳代さんに変化が見られるようになったという。
「奨学金を借りようという話があったのに、不思議と羽振りがよくなったように感じました。それから、あれは圭さんのお父さんが亡くなった次の年、小学5年生のときだったと思うのですが、お母さんが学習発表会に男性を連れてきていました。圭さんは『おじさん』と呼んでいました。お母さんが『圭がこの方のことをとても気に入っている』とうれしそうに話していたのも覚えています。その男性のことは、修学旅行のお迎えのときなど、何度か見ています」(別の音小関係者)
その関係者が見ていた「おじさん」は、過去にも報じられてきた、佳代さんの元交際相手の彫金師・Aさんである。佳代さんの羽振りがよくなったように見えたのは、この男性の存在だけが理由ではない。亡くなった敏勝さんの生命保険金、そして、後を追うようにして自ら命を絶った小室さんの祖父の遺産が手元に入ったからだという。
「小室さんの父と祖父が亡くなってすぐに、佳代さんは夫の実家に対して代理人を立てて遺産相続に関する話し合いを始めました。“祖父の財産の一部は孫の圭に相続の権利がある”という主張でした。結局、資産家の祖父の所有していた土地は小室さんの叔父が、それと同価値の現金を小室さんが相続。祖父の資産規模からみると相当な額だったようです。さらに、横浜市内の自宅の住宅ローンも敏勝さんが亡くなったことで、返済する必要がなくなったのです」(小室家の関係者)
その小学校の奨学金は無利子の貸与型なので、返済の義務がある。つまり、広義の借金である。しかし、前出の音小関係者は、佳代さんが周囲に意外なことを語っていると聞き、耳を疑ったという。
「“返済期限は決まっているけど、無利子だし、返さなくてもいいのよ”と話し、もし借りても返す意思がないとのことでした。確かにその奨学金は無利子ですし、貸し出し金の回収については各家庭の状況に応じることは、友愛会の会則に明記されています。でも、それはあくまでも会員の善意ですよね……。ですから、元婚約者との金銭トラブルをニュースで見たときに、“ああ、やっぱりこの人は借りたお金を返さない人なんだ”と変に納得してしまいました」
元婚約者のXさんからの借金と共通するのは、どちらも名目が「小室さんの学費」だったということ。佳代さんにとっては、何ものにも代えがたい、才能溢れる一人息子に必要なお金なのだから、「返済云々ではなく、援助されて当然」という発想だったのだろうか。いずれにせよ、小室さんは、父の死後に浮上した奨学金に端を発し、Xさんとの金銭トラブル、さらには3年間で3000万円とされる米ニューヨークへの留学費用など、何度となく「学費」で物議を醸すことになった。
これについて、小室さんの代理人弁護士は「たしかに小学校で奨学金を受けることを検討した時期はありましたが、その必要がなかったので、受けなかったと認識しています。『友愛会』からも返済の督促はありません」と話す。NPO法人「POSSE」代表で『ブラック奨学金』(文春新書)などの著書がある今野晴貴さんはこう語る。
「学生の多くが利用する日本学生支援機構を通じた奨学金の場合、一定の期間返さなければブラックリストに登録され、滞納が9か月を超えると法的手続きに入ります。自己破産の道を選べば、親などの連帯保証人に債務がうつってしまい、連鎖破産も起こり得る。批判を受けて2020年から給付型の奨学金制度が正式に導入されたものの、予算は極小規模。結局、有利子の奨学金が大多数のままで、奨学金を取り巻く状況は改善していません」
※女性セブン2021年1月1日号
「児童生徒らにわいせつ行為をした教員に対し、その態様に応じて懲戒免職するかどうか各地の教育委員会で「差」が出ていることを巡り、萩生田文部科学相は11日の閣議後記者会見で、『自校の児童生徒であるかどうかを問わず、免職とすべきだ』と述べた。」
述べるだけではなく、法律なり、制度として実現させるべきだと思う。実行しないで、言うのは簡単である。
児童生徒らにわいせつ行為をした教員に対し、その態様に応じて懲戒免職するかどうか各地の教育委員会で「差」が出ていることを巡り、萩生田文部科学相は11日の閣議後記者会見で、「自校の児童生徒であるかどうかを問わず、免職とすべきだ」と述べた。
文科省は全国の教委に対し、児童生徒らにわいせつ行為をした教員について、原則、懲戒免職とするよう求めている。しかし、「教え子じゃない」といった理由で免職にならなかったり、キスの回数で処分が異なったりするケースが出ていることが読売新聞の調査で明らかになっている。
また、萩生田氏は、英国では子供と日常的に接する職業に就く場合、雇用主が犯罪歴を確認できることにも触れ、「職種横断的な仕組みは、我が国にとっても非常に有効だ。子供たちを守っていくため、省庁の壁を越えて検討したい」と述べた。
本人が何を伝えたかったのだろうか、そして受け取る側がどのように感じたり、思うのかは個々で違うと思う。一部しか見ていないが、個人的には仕方がなく会見を開いたがいろいろな質問で戸惑っている感じだった。これでテレビ側は復帰を認めるのならテレビ局のレベルは低い、又は、視聴者を見下していると個人的には思う。
内心は「別に…」だった!? 〝多目的トイレ不倫〟騒動で6月から活動自粛中の「アンジャッシュ」渡部建(48)が3日、都内で騒動に対する謝罪会見を開き、報道陣から厳しい質問を浴びてフルボッコにされた。当初は謝罪会見を「しなくて済むのでは」と大甘な考えを抱いていたというからあきれる。実際、仕事先への謝罪行脚でブ~たれていた表情を見せていたようで…。
「心より深くおわび申し上げます…」
騒動から6か月。黒いスーツに新型コロナウイルス感染拡大予防のためマウスシールドを着けた渡部は、神妙な面持ちで両手でマイクを持ち、12秒頭を下げた。
会見ではグルメタレントの甘~い考えがあらわになった。
この日の焦点の一つは、なぜ謝罪会見を早々に開いてトラブルシューティングしなかったか、だった。
渡部は6月11日発売の週刊文春で、東京・六本木ヒルズの多目的トイレなどで複数の女性と不倫し、1万円を手渡していたなどと報じられ、世間から大バッシングを浴びた。5日後の16日には文春の独占インタビューに対応し、「今でも妻を愛しています」などと語って陳謝。これが同月25日発売の文春で伝えられた。
それでもネット上からの批判はやまず、むしろ火に油を注いだ形だったが、渡部は会見で「文春のインタビューに応えたので、(世間の騒ぎは)終息するのではと大変甘い判断というか…そう考えて、記者会見をしなくて済むのではと思っていた。どう考えても、逃げ(でしかない)」と釈明。この考えは「事務所と協議して、みんなで話し合った結果」だったそうで、所属事務所も危機感が足りなかった。
実際、渡部は6月以降、各仕事先に謝罪行脚した時に、女優・沢尻エリカが2007年に主演映画の舞台あいさつで起こした「別に…」騒動をほうふつとさせるような、ふてくされた態度を見せていたという。
「文春に書かれ、文春で謝罪したから大丈夫とタカをくくっていたみたいです。仕事先に『すいませんでした』と頭を下げつつ、表情はブスッとしていたそうですから。例えるなら、沢尻さんのあの騒動かな、と。それが謝罪の行く先々でありました。渡部が帰った後、仕事相手が『何なんだ!?あの態度は!』とブチ切れるのも無理はないです」(お笑い関係者)
渡部は会見で、騒動以降の謝罪行脚について「直接謝ったり、電話で謝ったりした。『反省しなさい』と叱咤いただいた」と振り返ったが、実際にその〝謝罪〟を受けた人たちにとっては火に油だろう。
甘ったるい考えは抜けず、謝罪会見をしないまま番組にサプライズ出演して電撃復帰――とあきれるしかない青写真を描く。それが大みそか放送の日本テレビ系「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」の「絶対に笑ってはいけない大貧民GoToラスベガス24時!!」への出演だった。
渡部は同番組の収録に参加したか否か、記者団から幾度となく確認されたが、「私の口からは申し上げられない」と歯切れの悪い答えに終始する。眉間にしわを寄せ、大粒の汗が止まらない。図星だったのは明白だ。
番組収録に参加したのは事実といっていいだろう。謝罪しないまま、ひそかに仕事復帰していた格好で、大甘な考えがここでも露見。事後対応が「最初からすべて間違えた」と素直に認め、うなだれるしかなかった。
長男(2)の育児に奮闘する妻で女優の佐々木希(32)には「バカなことをしてしまった」と謝罪。復帰時期は「改めて話し合って」と殊勝な姿を見せたが、遅きに失した会見でさらに株を下げた。
女性に性的暴行を加えてけがを負わせたとして、神奈川県警港北署は3日、強制性交致傷の疑いで、横浜市港北区の大学2年の男子学生(19)を逮捕した。容疑を認めている。
逮捕容疑は10月29日午前1時20分ごろから同40分ごろまでの間、自宅アパートで、同区内に住む女性会社員(23)に性的暴行を加え、下半身に全治2日のけがを負わせたとしている。
同署によると、2人に面識はなかった。男子学生は帰宅途中だった女性に駅の場所を尋ねるふりをし、一緒に駅方面まで歩かせたうえ、アパートに近づいたところで腕をつかみ、部屋に連れ込んで犯行に及んだ。女性が被害に遭った直後、県警の性犯罪相談窓口に通報。同署が防犯カメラの映像などを使って捜査を進めていたところ、男子学生が浮上した。
「一時金が税金から出ることもあり、金額については政府や宮内庁にも前々から批判の声が寄せられてきた。これに対し、宮内庁関係者は「皇室の方々は公的な活動に専念する立場で、民間で働くための職業的技能を磨くことも難しい。不動産などの財産も持ち合わせず、社会に出て行く身として、決して高い額とは言えない」と説明している。」
こんな説明は個人的には受け入れない。留学しているのだから英語は問題ないだろう。英語を生かせる仕事に就ける。反対の声があるのをわかって結婚するのだろう。専業主婦の女性は存在する。夫の稼ぎが良ければ選択の問題である。甘えるなと言いたい。
秋篠宮家の長女眞子さまと小室圭さんの結婚をめぐる問題をきっかけに、女性皇族が皇室を離れる時に支払われる金額が話題になっている。どのような理由で、いくら支払われるのだろうか。
【図】過去に女性皇族に支払われた主な一時金
Q 秋篠宮さまが会見で、長女眞子さまと小室圭さんの結婚を「認める」と発言した。結婚すれば、国から眞子さまにお金が支払われるんだって?
A 「一時金」のことだ。女性皇族は天皇や皇族以外と結婚すれば、皇族の身分を離れると皇室典範に定められている。その際、皇室経済法によって「一時金」が支出されるんだ。
Q 皇室経済法って?
A 皇室の財務や財政のことを定める法律だ。ここで一時金支給の理由を「皇族であった者としての品位保持の資に充てるため」としている。いわゆる「持参金」だね。金額については、皇室経済法や、同法施行法で上限額の算出方法が決まっている。宮家創設などにより、独立して生計を営む場合に国から年間に受け取ることになる皇族費(支出基準額)をもとに、その10倍以内が非課税で支払われる。
Q 眞子さまが結婚したら、いくら支給されるの?
A 眞子さまの支出基準額は1525万円だから「1億5250万円以内」となる計算だ。ただ正式な金額は、内閣総理大臣らによって構成される「皇室経済会議」で結婚前に決め、その後、閣議決定される。 上皇ご夫妻の長女・黒田清子さんの結婚時に1億5250万円が支給されたのをはじめ、これまでの女性皇族方には上限額が支払われてきたから、今回も前例通り満額(1億5250万円)が支給される可能性は高い。
Q 金額については、どんな意見があるのかな。
A 一時金が税金から出ることもあり、金額については政府や宮内庁にも前々から批判の声が寄せられてきた。これに対し、宮内庁関係者は「皇室の方々は公的な活動に専念する立場で、民間で働くための職業的技能を磨くことも難しい。不動産などの財産も持ち合わせず、社会に出て行く身として、決して高い額とは言えない」と説明している。
イギリス王室のハリー王子とメーガン妃の離脱が良い例。結婚するのであれば皇室かの離脱は必要。イギリス王室のバカ騒ぎは他国なので良いが、経済的に沈んで行くイギリスを考えるとどうかなと思う。日本は結婚前にハッキリと離脱を宣言するべきだと思う。そうでなければ問題がいろいろと起きると思う。離脱すれば間接的な支援はありそうだが、公には出来ないと思う。
ただ、弟が将来天皇になる事を望んでいるのなら、長女、そして、姉としてきっぱりと皇室から離脱して好きな男性と人生を歩んでいくべきだと思う。眞子さまが一時金を辞退しても小室氏が結婚するのであれば多少なりの愛はあると思う。本当の関係は何かを失ったり、状況が変わらないとわからない事はある。お金を失うと多くの人が離れていくケースでは、お金やメリットだけの関係だったと言う事だし、お金を失っても離れていく人達が少ないケースではその人に魅力があると言う事だと思う。
キャスターの小倉智昭氏(73)が30日、MCを務めるフジテレビ「とくダネ!」(月~金曜前8・00)に出演。秋篠宮さまが同日に55歳の誕生日を迎えられ、これに先立ち、東京・赤坂御用地の赤坂東邸で記者会見し、長女眞子さま(29)の結婚について「認める」と述べたことについてコメントした。
秋篠宮さまは「認める」と述べる一方で、「私の主観になりますけれども、決して多くの人が納得し、喜んでくれている状況ではない」との認識を示した。13日に発表された眞子さまと小室圭さん(29)の結婚への強い決意をにじませた文書を踏まえた上で「婚姻は両性の合意のみに基づく」とする憲法の規定を挙げ「本人たちが本当にそういう気持ちであれば、親としてはそれを尊重するべきだ」と述べた。だが、小室家の金銭トラブルを念頭に「見える形」での対応が必要とした。会見の最後に「結婚と婚約は違いますから」と述べたが、この発言についての具体的な説明はなかった。
小倉氏は「“多くの人が納得し、喜んでくれている状況ではない”という言葉というのは裏返せば“反対なさる方も多いようだ”ということなんだろうと思います。ただ、でも眞子さまと小室さんのお気持ちを汲んで、お二人がどうしても結婚したいと言うのであれば、それは親としても認めますよということですから、いろいろお悩みになった末の最終的な決断なのかなと受け止めましたけどね」と話した。
ヤフーのコメントには救う事は出来なかったのかとか、悲しいと書かれているが、結局、これが日本の現状の一部。もしかしたら本当に親子が知らない制度や支援を使って助ける事は出来たかもしれないが、自殺を思いとどまっても抱えている問題が解決しなければ結局行き詰まるだけだと思う。
新型コロナで経済か、命かと議論が行われているが、財政や予算と命の関係はあると思う。ただ、質問されて本音は違っても一番は命と言う人達は多いと思う。
28日午後11時10分ごろ、東京都町田市の小田急線玉川学園前駅で、80代と50代の女性2人が新宿駅行きの特急電車にひかれて死亡した。警視庁町田署が29日、明らかにした。2人が並んでホームから飛び込む様子が防犯カメラに写っており、自殺とみられる。
署によると、2人は親子とみられ、カメラの映像では事故の約1時間前に電車で駅に到着。何度か飛び込もうとしてはためらう様子だったという。
「性依存症」と言うが、個人的に思うは、過去の問題が性の形で現れただけだと思う。
本当にいろいろな形の依存症の問題を改善させたいのなら、行政は教育の現場で家庭や家族、そして子育てについて試験には出ないが学校で教えるべき。そして、地方自治体はは文科省に学校で家庭や家族、そして子育てについての授業を増やすように要請するべきだと思う。
臨床心理士らによるカウンセリングと簡単に考えているが、問題を解決するのは簡単ではない。一番重要なのは初期段階での対応、又は、原因となるような事が起きなうようにする事だと思う。臨床心理士や臨床発達心理士、精神科医はカウンセリングや治療だけはなく、防止策を自治体に教えるべきである。まあ、カウンセリングを必要とする人達や患者が減ると関係者は困ると思うので、問題の原因を取り除きたくないのかもしれない。
必要のない物を購入してストレス発散はマイルドな同等の問題だと思う。また、いじめてストレス発散するのも形が違うだけで同じような問題。
自分が大学で学んだ最初の問題の回避方法は、赤ん坊の時に安全、安心そして愛情のある環境で子供達を育てる事。この段階でつまづくと後の発達の問題や感情に関する問題を起こしやすい傾向があるようだ。この段階をクリアーしてもその後に精神的に意識そして無意識の傷が残る事がある。まあ、いじめ問題をクリアー出来てない学校や教育委員会が存在する現実は、いくら理屈ではわかっていても実行するのは難しいと言う事だと思う。
福岡県は今年5月、性暴力の加害者や自身の性的な問題行動で悩む人を対象とする「性暴力加害者相談窓口」を開設した。性犯罪で刑事処分を受けた人の相談窓口は大阪府にもあるが、犯罪の有無にかかわらず相談に応じるのは全国で初めて。被害者を減らすために加害者となるのを防ぐ「画期的な試み」だという。
窓口は今年全面施行された県の性暴力根絶条例に基づく施策の一つ。対象は年齢や性別を問わず内容が違法行為でも相談に応じる。場所は非公開で、相談者には予約時に知らせる。この半年で、自ら性犯罪を思いとどまりたい人や不倫関係に悩む人など30人から問い合わせや相談があった。
まず精神保健福祉士が聞き取り、臨床心理士や臨床発達心理士、精神科医を交えた「ケース会議」で対応を協議。多くは臨床心理士らによるカウンセリングを行うが、症状が重い場合などは医療機関や民間の支援施設を紹介する。
性暴力や問題行動の背景は
カウンセリングは週1回程度から始め、半年から1年間をめどに継続する。臨床発達心理士の大黒剛さん(49)によると、性暴力や問題行動の背景には「親子関係の不全など幼い頃の心の傷や強いストレス体験がある」。幼少期までさかのぼって精神状態をひもときながら、問題行動が何に起因し、どんなときに起こるのかを探る。対人関係を円滑にする訓練「ソーシャルスキルトレーニング」や、健全な思考や習慣を身につける認知行動療法に取り組む。
窓口による支援やカウンセリングは無料。さらに福岡県では通常は保険適用されない性依存症の治療も、医師が必要と認めた場合は3回の受診まで県が全額負担するほか、早期に投薬治療などが必要な「高リスク」と判断されれば医療費の7割を補助する。
福井裕輝・性障害専門医療センター代表理事は「性依存症は精神科でも門前払いされることが多く、適切な支援や治療につながる人は少ない」と指摘。性暴力の被害者を減らすために「加害者や依存症を抱える人への支援をもっと手厚くする必要がある」と話した。 (川口史帆)
民間にも回復支援 自助グループや施設
アルコールやギャンブルなどの依存症と同様、「性」を過度に求め、やめたくてもやめられない状態に陥る性依存症。性犯罪を起こしたり健康や社会生活に破綻を来したりする場合も多い。だが周囲からは嗜好(しこう)や性格の問題とされがちで、相談先も少ない。一方で彼らを救おうとする取り組みは民間でも進んでいる。
盗撮を繰り返して逮捕された福岡県内の20代男性は起訴猶予で釈放後すぐに「盗撮したい」と欲求が沸き「自分が怖くなった」。愛する妻もいる。逮捕前も何度も反省し、踏みとどまろうと携帯電話の画面を妻の写真にしたが、衝動に負けた。スマートフォンで「性犯罪 再犯防止」と検索しても出るのは刑務所のプログラムばかり。方々に電話し、ようやく民間の依存症回復支援施設につながった。
福岡県の相談窓口の支援員を務め、民間の支援施設にも携わった精神保健福祉士の井上俊明さん(45)は「依存症は脳の仕組みに要因があり、誰にでも起こる可能性がある。本人の反省や自制心で制御するのは難しい。回復には支えが必要だ」と指摘する。
性風俗店を頻繁に利用したり不特定多数と性的関係を持ったりすることは、それだけでは犯罪ではない。生活に支障を来すなど何らかの問題が起きるまで依存を自覚するのは難しい。福岡県内で活動する性依存の自助グループは月に数回、匿名のミーティングを開き、心の内を打ち明け合いながら自分を見つめる。
50代男性は出会い系サイトで知り合った若い女性と性行為を繰り返してきた。本人は「お金に困っている子への人助けだ」と思っていたという。ミーティングに参加するうち仕事のストレスからの逃避行動だったと気付いた。妻と食事に行くなど他の解消法を選べるようになったという。
「多いときで彼氏が5人、ほかに『セフレ』が15人。既婚者ばかりだった」。20代の会社員女性は自ら「恋愛依存」と語る。男性から優しくされるのがうれしかった。セックスは我慢して応じた。自傷行為と同じだった。心配した会社の上司に促され、2年前からミーティングに参加している。「さみしい」。言葉にして自分の感情と向き合えるようになった。刃傷沙汰など「修羅場になる前にブレーキが踏めた」。今は結婚したいと思える男性と交際しているという。
法改正をして農地を安く購入出来るようにするべきだと思う。そして、農業をすると言って、嘘を付いて儲ける人達がいる事を想定して、農地以外で転売した場合、利益の9割を税金として徴収するようにすれば良い。
農林水産省が27日発表した2020年の「農林業センサス」(速報値)によると、農業を主な仕事とする基幹的農業従事者は136万1千人で、5年前の前回調査と比べて22.5%、39万6千人減少した。65歳以上が占める割合は69.8%となり、4.9ポイント上昇した。
農水省によると、農業就業人口は農業を主な仕事としていない人も含むため、20年調査では集計をとりやめた。基幹的農業従事者の平均年齢は67.8歳だった。今年2月1日時点の調査結果をまとめた。
弁護士を呼べるぐらいのお金は親が持っていると言う事だろう。
ヤフーのコメントに「これで6回目の逮捕。過去5回は不起訴処分。実名を報道しない忖度を尚も受けている。在学中とされる慶應義塾は処分もコメントもなし。」
このコメントが事実なら世の中、金で何とかなる事を証明している一例だと思う。日本の司法制度がこの程度なら、外国人が多くなるともっと法の盲点をついた事をする人達が増えるだろうね!外国人とかと話すと、一部は、正義、道徳、そしてモラルなど関係なく、法、規則、そして制度がどうなっているかで判断すると言っている。
これが日本の一部だと言う事を日本国民は理解したほうが良いと思う。改正や改善が必要であれば要求するべきだと思う。ただ、要求しても変わるとは限らないけど、何が問題なのか知らないと何も始まらない。
話は全く違うが、河合国会議員夫妻は慶応卒(慶應義塾大学総合政策学部と慶應義塾大学法学部政治学科)なんだよね。金と権力があればいろいろな事を捻じ曲げる事が出来ると言う事であろう。
埼玉県の大宮署は21日、強制性交などの疑いで、千葉県市川市原木1丁目、無職の男(24)と、栃木県小山市南飯田、職業不詳の男(24)を逮捕した。
強制性交の疑い、暴力団員を逮捕 自転車女性にぶつかり「イヤホン壊れた」と因縁…車に乗せ犯行/春日部署
無職の男の逮捕容疑は昨年3月24日午前2時15分~同5時10分ごろにかけて、さいたま市大宮区のカラオケ店で、20代女性に性的暴行をした疑い。
職業不詳の男の逮捕容疑は同日午前5時40分ごろ、区内の路上で腕を引っ張るなどし、インターネットカフェ店で性的暴行をした疑い。
同署によると、男2人と女性に面識はなく、3人で一緒にカラオケ店に入店したという。同日午前7時半ごろ、大宮駅で泣いている女性を見つけた20代男性が声を掛けると、「男2人に声を掛けられ、乱暴された」と話したため近くの交番に通報。警察官が女性に事情を尋ねると、女性は「連れていかれたカラオケ店でわいせつな行為をされた」と説明したという。男2人は「弁護士が来るまでは話したくない」と、認否を留保しているという。
個々の人の感じ方は違う。結果としては最悪だがレイプされたケースと比べればそれほどと思う。ただ、個人の感じ方や傷の程度は違うので自殺するほどの苦しみであったことは間違いないと思う。
沖縄県で2013年、当時中学3年生だった女子生徒が男性教員からわいせつ行為を受け、その1年後に自ら命を絶っていたことがわかった。女子生徒は亡くなる直前まで、教員についての苦悩を医師に打ち明けていた。その死から6年。深い喪失感を抱えて生きてきた母親が今月、読売新聞の取材に応じ、「娘がどれだけ悩み、大きな傷を負ったかを知ってほしい」と言葉を絞り出した。(江原桂都、朝来野祥子)
■過呼吸や突然の涙、心身不調に
亡くなったのは、那覇市内の高校1年生の女子生徒(当時16歳)。
那覇市教育委員会の報告書などによると、女子生徒は市立中3年だった13年11月14日、男性教員(当時41歳)に理科の準備室に呼ばれ、突然キスをされた。女子生徒は泣きだし、過呼吸状態となった。女子生徒の友人から話を聞いて事態を把握した学校側は、男性教員に事実を確認した上で、校長らが母親(41)に謝罪した。
男性教員は、女子生徒が入部していた部活動の副顧問だった。当時、女子生徒を含め3人の女子部員が早朝に学習指導を受けていたが、その日はたまたま女子生徒1人が参加していた。
その後の調査で、男性教員はキス以外にも▽膝に乗せ、後ろから抱きかかえる▽休日に女子生徒をドライブに誘い、抱きしめる▽女子生徒のスカートの下に手を入れてお尻をたたく――などのわいせつ行為を女子生徒に繰り返していたことが発覚。男性教員はほどなくして休職し、14年3月に懲戒免職処分を受けた。
一方、女子生徒は家でも過呼吸などの症状が出て、13年11月から心療内科を受診していた。母親によると、キスされた後の診察では「教員への怒りと、自分のせいで教員に迷惑をかけてしまったという罪悪感で気持ちが不安定な状態が続いている」と医師から伝えられたという。
男性教員の休職後も女子生徒は別の病院で治療を続け、「急性ストレス反応」との診断を受けている。
最後の受診は、高校1年だった14年12月4日。母親が開示を受けた当時のカルテには、〈先生との出来事は仲の良い友達しか知らないと思っていたが、友人から「みんな知っていて、うわさになっていた」と聞いた〉〈11月頃から(教員とのことが)思い起こされ、泣くことも多い〉と記され、女子生徒が悩んでいたことがうかがえる。
約3週間後の12月29日、女子生徒は自宅のベランダから飛び降りて亡くなった。
■手に傷、何本も
「娘は男性教員を慕っていた。その気持ちにつけ込んだことが許せない」。最愛の娘を失った母親の怒りは今なお消えない。
シングルマザーとして女子生徒を育ててきた母親によると、友人に囲まれ、学校生活を楽しんでいるかに見えた女子生徒は、わいせつ行為を受けた頃から気持ちが不安定になった。
女子生徒は睡眠薬を服用するようになり、体重は42キロから35キロに急減。「娘は穏やかな性格だったが、声を荒らげたり、物を投げたりするようになった」と母親は言う。
女子生徒の死後、「先生のことを思い出すと苦しくなるから、自分の手をかきむしってしまう」と友人に打ち明けていたことを知った。かつての動画を見返すと、笑顔で料理する女子生徒の手の甲には何本ものひっかき傷があった。「心配するので私にはあまり言わなかったのだと思う。守ってあげるのが親なのに」。母親は自らを責める。
娘の死がつらく、この6年間、母親は積極的には語ってこなかった。しかし教員によるわいせつ事案が全国で後を絶たない現状に、「黙っていてはいけない」と考えたという。母親は「『たかがキス』では済まされない。教員の行為が子供にどんなに重大な影響を与えるか、広く考えてほしい」と訴えている。
性的被害を受けた子供の心のケアなどに携わる武蔵野大の藤森和美教授(臨床心理学)の話「性暴力被害は、子供の心に深いトラウマを残す。『心配をかけたくない』という子供なりの優しさや気遣いから、大丈夫そうに振る舞っていても、本人は苦しみ続けているケースは多い。トラウマの回復には長い時間がかかることを周囲が理解し、支援を続けることが大切だ」
■元教員「なぜあんなことを」
懲戒免職となった元教員の男性は沖縄県内で読売新聞の取材に応じ、「なぜあんなことをしたのか。時を戻せるなら戻したい」とうつむいた。
那覇市教委の担当者は「服務規律が守られていなかった。教員への監督指導を徹底するよう校長ら管理職に求めている」と話した。
教員からわいせつな行為を受けた方、お子さんが被害に遭ったという保護者の方、「許すな」取材班までご連絡ください。メールアドレスはsos@yomiuri.com。郵便は〒100-8055 読売新聞社会部 ファクスは03・3217・8363
不安や悩みの相談は、こころの健康相談統一ダイヤル(0570・064・556)へ。
ハンコが必要な人はいると思う。ただ、マーケットのパイは縮小する。インターネットが使える、又は、学ぶ意欲があれば簡単なホームページを作って、店の紹介とハンコのサンプルと値段そして納期などを記載すれば、値段の割には良いと思えるものであれば注文はあると思う。
インターネットで掲載されていても実際に注文したら品質が悪いとか、いろいろと注文を付けるとかなり高くなるとか、引っかけがあるサイトはあるが、評価が高ければ全国から仕事が来ると考えたらよいと思う。自分の腕と値段に自信があるのなら、インターネットを学ぶ意思があればもうちょっとぐらいは出来ると思う。それが出来ないハンコ店は消えていくしかないと思う。ハンコ店が消滅していると言う事は生き残れば、パイが少なくなるので仕事はある可能性が上がる。そして儲からないので新規参入は少ないと考えたらよい。今から仕事を覚えようとする人はいないと思う。ただ、簡単なハンコはデジタル化で簡単に出来る可能性が高いので、それなりのハンコを求める人達をターゲットにしてサイトを通して全国的に宣伝するしかない。腕に自信があるのなら認知度を上げるために損しない程度の価格をお試し価格で注目を引くのも良いかもしれない。
「脱ハンコ」は埼玉県内でも進んでいる。10年もたたない間にハンコ店は半分以下に減少。菅政権が推し進めるデジタル化の流れに、コロナ禍が拍車をかけた。
【写真】芙蓉堂の店内に並ぶ処分予定の様々なハンコ=2020年11月10日、さいたま市大宮区宮町3丁目、黒田早織撮影
JR浦和駅西口からすぐ、さくら草通りに面した「平岩印舗」(さいたま市浦和区高砂2丁目)は1937年創業。2代目の平岩勇さん(82)が継いでからすでに50年ほどたつ。平岩さんは1級技能士の資格を持つ手彫りのハンコ職人。材質や字体を客の要望に応じて作る「味のあるハンコ」が誇りだ。「線を規則的に並べただけの、機械作りの文字とは違う」と胸を張る。
創業者である平岩さんの父親はハンコ作りが盛んな山梨県の出身で、兄弟3人全員がハンコ職人だったという。東京の本郷、鶯谷、そして浦和でそれぞれ開業。「ハンコで独立できる時代」があった。
最盛期の1990年代前半に比べると、現在の売り上げは半分以下。「最近はお客さんに『大変な商売だね』と言われることが増えて肩身が狭い」と平岩さんは苦笑い。「この流れはもう止められない。私が店をたたむ頃にはハンコも潮時だろう」
だが、新しくハンコを買う人もいる。記者が取材中に来店した50代の夫婦は、20代の息子用に注文した。「去年父が亡くなり、相続の書類で大量にハンコを押した。現行の手続きではまだまだ必要」。別の60代の女性も「ドコモ口座からの不正送金などもあったし、やはりオンラインには危うさを感じてしまう。実印も1本は欲しい」と話した。
手彫りのハンコ職人らが加盟する埼玉県印章業組合の組合長の竹山均さん(71)によると、2012年に県内に60あった加盟店舗が20年には半分以下の27に。竹山さんは「デジタル化の波に、コロナでテレワークが浸透したことなどが追い打ちをかけた。『10年もってほしい』から『1年もつかな』になってしまった」と話す。
竹山さんも、自身が経営する創業約70年の「芙蓉堂」(さいたま市大宮区宮町3丁目)を年内にたたむことを決めた。約2万本の在庫は産業廃棄物として処分しなければならない。費用もかさむため知人にあげようと声をかけたが、「『タダでもいらない』ってさ。使わないから。寂しい気持ちもあるけど、もうそういう時代だよね」。(黒田早織)
「女児は『自分死んだってだいぢょうぶでしょ だれも悲しまない』などと記したメモを残していた。」
誰も悲しまないとは思わないが、悲しむ人は少ないとは思う。11歳でこのような考えに至るのは残念だ。本人が悲観的な傾向があったのか、周りが必要とされていないと思わせたのか良くわからないが第三者委設置しても多くの部分はわからないと思う。
大阪市立小学校5年の女児(当時11歳)が昨年9月、いじめを受けていることを示唆するメモを残して自殺した問題で、大阪市は事実関係を調べる第三者委員会を設置する方針を固めた。弁護士や臨床心理士、教育研究者らに委員を委嘱する。
市教委などによると、女児は昨年9月24日に学校を欠席し、午後に自宅マンションから飛び降り、死亡した。女児は「自分死んだってだいぢょうぶでしょ だれも悲しまない」などと記したメモを残していた。
市教委は、いじめ防止対策推進法に基づく「重大事態」と認定。児童へのアンケートを実施し、「いじめの可能性を否定できないが、具体的な事案は確認できていない」と判断した。今年1月、保護者に伝え、第三者委による調査を提案していた。保護者から10月、「客観的、中立的な視点で真相を知りたい」と申し出があったという。
シチズン時計は19日、子会社で募集していた希望退職に想定を上回る632人が応募したと発表した。退職は12月31日付。
スマートウォッチの人気拡大で、アナログの腕時計向け部品の販売が低迷していた。このため、子会社のシチズン時計マニュファクチャリング(埼玉県)で36歳以上の正社員と勤続3年以上の契約社員を対象に、550人の希望退職者を募っていた。
シチズン時計は、2021年3月期連結決算に、割り増し退職金などの費用として約39億円の特別損失を計上する予定だ。
「岡山市の4月時点での待機児童は259人で、全国ワースト4位です。」
なぜ保育士が集まらないのか、何が他県と何が問題なのかを把握して対応策を考えないと要望書を提出しても大きく状況は改善しないと思う。
18日、岡山市私立認可保育園・認定こども園園長会の会長らが市役所を訪れ、大森雅夫市長に要望書を提出しました。
岡山市の4月時点での待機児童は259人で、全国ワースト4位です。
要望書では保育士1人にかかる園児の数を減らすなど業務負担の軽減を求め、人材の確保につなげたいとしています。
個人的な意見だがコロナでなくてもCAは無理だと思う。生む気がないのなら早く中絶を判断するべき。出産してから殺害して遺棄する時点で例えCAになる能力があったとしてもCAにふさわしくないと思う。
外国人に多いケース。大きな夢を語るが達成できないだろうと思うほどギャップが大きい。日本は夢と目標を一緒にして使う事があるが、夢はあくまでも夢で、現実になる事はほとんどない。目標は達成できる、又は、努力や運次第で現実になる可能性があるものだと個人的に思っている。
東京・港区の公園に出産したばかりの赤ちゃんの遺体を遺棄したとして逮捕された23歳の元女子大学生が11日に殺人の疑いで再逮捕されました。
キャビンアテンダントを目指していた女子大生にとって、子どもは重荷でしかなかったのでしょうか。港区の公園に生まれたばかりの赤ちゃんの遺体を遺棄した疑いで1日に逮捕された北井小由里容疑者(23)。11日に殺人の疑いで再逮捕されました。
警視庁によりますと、北井容疑者は大学生だった去年、航空会社の客室乗務員を目指して就職活動のために度々、上京。約1年前の11月3日にも東京を訪れ、午後4時ごろ、空港のトイレで出産した女の赤ちゃんを殺害したとみられています。
トイレを出た北井容疑者は空港近くのホテルからモノレールで浜松町駅に移動、付近の防犯カメラには手提げ袋を持ち、駅から現場の公園に向かう北井容疑者の姿が映っていました。
去年11月の事件後に北井容疑者に会ったという女性は、当時の印象を「体調は普通で、苦しそうな様子はなかった。口数は少ないが笑顔で受け答えしていた」と語り、また「キャビンアテンダント難しそうなので、まずは空港内で働いて、いずれキャビンアテンダントになりたい」と話していたといいます。
北井容疑者は取り調べに対して「事実に間違いありません」「資金面に余裕がありませんでした」と容疑を認め、赤ちゃんに対して「申し訳ないことをした」という趣旨の反省の弁を述べているといいます。
親は人間なので感情がある。また、善悪とか、法や規則に関係なく、感情的にやりたくない事はある。子供にだって人権はあるし、権利はあると思うが、円満離婚でなければ法や規則に関係なく、一緒に住んでいない親に合えない可能性はあると思う。
結婚したり、結婚に失敗すると親の気持ちが理解できるかもしれないが、経験がないと理解するのは難しいかもしれない。一緒に住んでいる親と別れる事になってももう一方の親と会いたいのなら黙って会って本音で話すのも良いかもしれない。ただ、自分が想像したように、又は、期待したようにもう一方の親か考えていない事はあると思う。その時は傷つく思うが、事実と向き合う勇気があるのなら思うようにすれば良いと思う。国を提訴せずに勝手に黙って会えばよいと思う。後はどのような法や規則があり、親がその法や規則を行使するかしないかだと思う。まあ、成人して、自立できるのなら、好きに出来ると思う。
離婚などで別居した親子らの面会交流について、法の不備で不自由を強いられ、憲法が保障する基本的人権を侵害されたとして、10~20代の子ども3人を含む男女17人が11日、国に1人10万円の損害賠償を求めて東京地裁に提訴した。原告側によると、面会交流を巡る訴訟は各地で起こされているが、子どもが原告となるのは初めて。
民法では父母が協議離婚する場合、一方を親権者に定めなければならないと規定。2011年の法改正で、子どもとの面会交流は、子の利益を最も考慮して決めることが盛り込まれた。だが、実際には取り決めが守られないケースもある。
どういう人なのかと検索してみた。弁護士と言うよりはビジネスの才能がありそうに思えた。美人弁護士を前面に弁護士事務所をアピールしたけれど思ったほど上手く行かなかったのかな?行政に食い込んで活動しているうちに政治に転向したほうが良いかもと思ったのかもしれない。
弁護士が芸能界や政界で活躍し始めたきっかけは個人的な意見だが橋下徹氏の成功が大きいと思う。現在の大阪府知事も弁護士から政治の世界に入った。
まあ、若い弁護士だと経験や人脈が少ないし、弁護士は儲からないと言われるようになっているようだからチャンスがあればこれまでとは違う選択の方が成功する可能性があるのかもしれない。政治の世界は古い体質だと思うが、それでも、昔のようには行かなくなってきているように思える。
若い立候補には経験も知識もないと思う。ただ、若いので本当にやる気があれば時間、体力、そして精神力がある事はメリットだと思う。年をとっても元気な人はいるが、年を重ね、いろいろな事を知ってしまうと、やっても無駄とか、失敗する確率とかを考えてしまう。また、知識があるので理論的に考えるので、失敗するかもしれないがやって見ようと考えない、又は、考えられないと思う。知らないからこそ、これまでの常識で考えない事が良い結果を生むことがある。
個人的な意見であるが、弁護士の弱点は文系である事。理系の事があまり理解できない事。新潟の三条市には行った事はないし、興味がないが、学校で刃物とか、モノ作りが有名だったが、人件費の高騰で苦しくなっていると記憶している。これまでのやり方が通用しなくなり中国の安さ攻勢で体力を落としている企業が増えていると思うので若さに期待したかったのだろう。
コロナ前では日本の自治体がインバウンドに期待を寄せて、それを商売にするコンサル的な人がお金のためなら何でもしよう的な説明をしているのを聞くのが嫌だった。
これまで意味のない古いやり方に執着し、どうにもならなくなったから外国人にへつらう様に合わせる節操のなさにはうんざりしていた。また、ここまでしなければならないほど日本は病んでいるのにまだまだ大丈夫的な発言や報道をする政治家やメディアにもうんざりだった。
旅行関係業界や飲食店を助けるとかと言って「Go To キャンペーン」をやっているが、税金の無駄遣いだと思う。ビジネススタイルを変えるしかないのに現状を維持するような事にお金をかけるのは無駄である。変わろうと努力しても結果が出るまでには時間がかかる。だからこそ、維持よりも変わろうとするところにお金を出すべきだと思う。変わる人達が増える事によって小さいパイで生き残っていける人達の可能性が高くなると思う。やり方を間違えれば、消滅する会社は増える。理想は消滅する会社は存在しないと思うが、現実は違うと思う。自然界を見れば理解できると思う。
次期衆院選に立候補予定の国定勇人前市長の辞職に伴う新潟県三条市長選は8日、投開票が行われ、無所属新人の弁護士、滝沢亮(りょう)氏(34)が、無所属新人の元市議、名古屋豊氏(47)を破り、初当選を果たした。
滝沢氏は若さを売りに、福祉や子育て施策を充実させ、人に優しい政治の実現を訴えた。革新系市議だけでなく、多くの保守系市議も滝沢氏の支援に回り、有利に選挙戦を展開した。一方、名古屋氏は、市議を3期10年務めた政治実績を掲げて選挙戦を展開したが、及ばなかった。
「名古屋氏は保守系だが、政党に頼らない選挙戦を選択した。その結果、多くの保守系市議が滝沢氏の支援に回ってしまった」(選挙関係者)という。
投票率は59・82%。平成26年と30年の選挙はいずれも無投票で、22年の投票率は66・32%だった。
会社の資金を着服したとして、警視庁は6日、埼玉県上尾市谷津、会社員の女(46)を業務上横領容疑で逮捕したと発表した。逮捕は5日。
警視庁幹部によると、女は東京都港区の船舶用資材販売会社で経理を担当した2014年4月~19年11月、インターネットバンキングを使って会社の口座から約60回、計約1億5600万円を自分の口座に送金し、着服した疑い。容疑を認めている。
着服が発覚しないよう架空の取引で経費を計上し、着服した金で高級ブランドの洋服や宝飾品を購入していた。昨年末、会社の内部調査で不正が発覚し、今年3月に懲戒解雇されていた。
東京・港区にある船舶の資材などを扱う会社で1億5000万円余りを着服したとして、経理担当の元社員の女が警視庁に逮捕されました。
逮捕されたのは、港区にある鶴洋商事の元管理部課長・金子幸代容疑者(46)で、2014年4月から去年11月までの間、インターネットバンキングを使って60数回にわたり、会社の口座から自分の口座におよそ1億5600万円を振り込み、着服した疑いがもたれています。
金子容疑者は当時、経理を1人で行っていたということで、銀座の高級ブティックなどで、着服した金で服や宝飾品を購入していたとみられています。金子容疑者は今年3月に懲戒解雇されていて、「間違いありません」と容疑を認めているということです。
「海外では奨学金と言えば基本的に返済不要のものを指します。」
「奨学金」との呼び名が誤解を生むのであればなぜ「学資ローン」と呼び名を変えないのか?また、行政や文科省は給付型だけを「奨学金」と呼ぶように指導、又は、規則とすれば良いと思う。
下記の記事の女性は凄く才能的には恵まれていると思う。一番偏差値が低い慶応の学部かもしれないが、塾に行かずに合格でき、バイト漬けの生活でも単位も落とさず、留年もなしで卒業できるのだから、持っているポテンシャルと能力は恵まれている。
それだの能力があれば、返済しなければならない奨学金の事についても真剣に、又は、時間を取って考えればどのような状況になるのかは理解できると思う。
不安があるだけなので今回のようなコロナ不況や不景気でかなり影響を受けなければ、それほど問題にはならないと思う。お金が返せないわけではなく、生活に不便さがあるだけ。
日本学生支援機構によると、48.9%もの学生が利用しているとされる奨学金(数値は16年、同機構「学生生活調査」より)。
我が国で奨学金とは借金と同義で、借りるだけ返済額も大きくなりますが、様々な事情で満額利用する人も。今年春、慶応大学を卒業した小鷹弥生さん(仮名)もそんなひとりです。
東北で生まれ育ち、現在は東京で働く彼女。大学卒業から半年が経ち、返済が始まる前のタイミングで、その心境を聞きました。
卒業と同時に900万弱の借金
ーー最初にいくら奨学金を借りたか教えてください。
小鷹:第1種(無利子)が307万2000円で、第2種(有利子)が576万円。なので合計して883万2000円……およそ900万円弱ですね。私の場合は両方とも4年間、満額借りてるんです。正確に言うと第1種が6万4000円、第2種が12万円で、ふたつ合わせて毎月18万4000円です。
ーー月々の返済金額はいくらでしょう?
小鷹:第1種が1万2800円、第2種が2万4177円なので3万6977円……およそ4万円弱ですね。240回払いなので20年ですね、ちょうど。ちなみに返済は来月から始まります(取材は9月)。
ーー小鷹さんは東北出身とのことですが東京の大学を選んだ理由は?
小鷹:もともと東京の大学に行きたい、上京したいという気持ちが強かったんです。なので、行きたい学部があったというワケではなく、高1くらいまでは国立に行こうか迷っていました。親にも「国公立に行きなさい」と言われてましたしね。
でも、「7教科を中途半端に勉強するよりは、3教科に絞ってもっと上の大学に行きたい」という気持ちから慶応を目指すことにしたんです。まあでも、なんとなく国立より私立のほうが『憧れのキャンパスライフ』ってイメージがあったのも正直ありますね。
ーー家庭環境的に奨学金は必須だったんでしょうか?
小鷹:そうですね。親と話した結果、「東京の大学に出るなら生活費は出せない」「学費も半分だけしか出せない」と言われました。より具体的な数字を出すと、年間約130万円の学費のうち、親が70万円を出してくれていたという感じです。
バイトに勤しんだ大学時代
その後、満額の奨学金を借りて慶応大学に現役で入学した小鷹さん。奨学金を満額借りつつ学生生活を送ることになる。
ーー在学中のバイト事情は?
小鷹:当然してました。大学がある期間は週3程度で、最初のほうは朝6時から8時までカフェでバイトして、その後に授業に出て、みたいな。夏休みになるとほぼ毎日。朝の9時から夜の24時くらいまで働いていました。朝の9時から夕方まではサービス業で働いて、18時から24時までは飲食業みたいな感じですね。
でも、そんなにしんどいなと思った記憶はないんです。ちゃんと寝る時間はあったし、不眠不休で働いてゼミの課題に追われて…というほどではなかった。
ーー生活は苦しかったですか?
小鷹:いえ、苦しいと思ったことはないんですよ。食べたいものを食べて、欲しいものがあったら買ってましたし。なので世間がイメージするような苦学生という感じではなかったです。そこは奨学金のおかげですよね……。
ただ、長期休暇に友達同士で旅行に行くとかはなかったです。夏休みにまとめて働いて稼ぎたかったというのもあるし、誘惑が多い季節だから、バイトを入れることで散財を防いでいました。長期休みでなくても、友達の遊びに参加しないことも多かったです。
20年の返済生活を前に不安いっぱい
ーーその後、なんとか今の会社に就職。10月から毎月3万7000円を20年払う日々が始まりますが、正直どうですか?
小鷹:とても大きな金額だと感じます。毎月数万円とは言え、20年続くと考えるといい車を買ったようなものですからね。でも、奨学金を借りなければ進学もできなかったし、しょうがないなと思います。乗ることができないベンツでも買ったと思って生きていくしかない。
ーー今となっては「もう少し借りる金額を少なくしておけば」とは思いませんか?
小鷹:それは思いますよ、やっぱり。私が満額を借りることにしたのは「できるだけ多めに借りておこう」と思ったことが理由なんですが、今思えば間違いだったんじゃないかって。実際18万4000円もなくてもバイトすれば生活できるじゃないですか。
ーーそうかもしれません。
小鷹:でも、高校時代にはそれがイメージできなかった。
それに、普通は、社会経験のない22歳の若者が、何百万円も借金することってできないと思うんですよ。でも、奨学金ってそういうことじゃないですか。貸しちゃう側への不満じゃないですけど、「そんな簡単に高額の借金を背負わせちゃうのってどうなんだろう」って。返済生活をリアルに想像できる高校生なんていませんよね? もちろん、お金を借りないと学校に通えなかったので感謝はしてるんですけど……複雑ですよね。
ーー貸す側にも問題があるのではないかとのことですが、親御さんにもう少し出してもらうことはできなかったんでしょうか?
小鷹:んーどうだろう……今思うと、金銭的な余裕が全くないという感じではなかったと思うんですよ。でも、お金のことに関しては「私からはあまり言いたくないな」って気持ちがあって。というのも家族がお金のことで喧嘩しているのをよく見ていたんですね。当時は「なんで私が割を食わないといけないんだ」って思ってて、だからこそ家族に頼りたくない気持ちが強かった。そういうのに向き合うストレスが、まだ高校生だった私にはとても大きかったんです。
ーーなるほど。
小鷹:受験生時代に一回だけ「塾に行かせてほしい」って言ったこともあったんです。その時、かなり勇気を出して言ったのにアッサリと「お金ないから無理」って言われて、そこで一度心が折れているのもあります。私みたいな人って結構いるんじゃないかと思いますね。
ーー返済生活が始まりますが、今の心境は?
小鷹:正直将来のことは考えていないです。就活時に貯金が尽きてしまった関係で、そもそもお金もないから考える余裕がないというのもあります。
でも、逆に引かれたら引かれたでなんとか対応できる気がするんですよね。支出も自然と減ると思うので。毎月4万弱なので、決して少ない金額ではないですが。いずれにせよ、とても不安なのは間違いないです。
「給付ではなく貸与」は日本特有
「奨学金を借りて返す」という感覚が一般化している現在の日本ですが、海外では奨学金と言えば基本的に返済不要のものを指します。それに対して、返済が必要なものをローンと呼び、明確に区別されています。金利がつく第2種奨学金は、海外では実質的に学資ローンなのです。
海外に比べ、「教育は自分のためになるのだから、自分たちで費用も賄うべき」と考える人が多いとされる日本ですが、社会全体を底上げするのもまた教育でしょう。そこに税金を投入することは、本来おかしいことでもなんでもないはずです。
小鷹さんも大学時代、自ら調べて日本の奨学金事情の特有さを知ったとそう。社会人になった今、彼女はこう述べます。
小鷹:日本は教育に投資しようという気持ちがまったく感じられないですよね。そして、それが結果的に多様な生き方を妨げている気もします。返済するためにはいい会社に入る必要があるし、会社員を続けるのがいい。もし起業したいとか思っても、なかなかリスクを取れなくなると思うんです。私はもともとやりたかった仕事につけたのでそこは良かったんですけど、今後の日本を考えると、もっと若者にお金を遣ってあげてほしいと感じます。と同時に、借りようとしている高校生は本当によく考えてほしいです。
将来に大きな不安を抱えつつも、今のところは「なんとかなる」という心境の小鷹さん。はたしてどんな返済生活になるのか。半年後くらいにまたインタビュー予定させてもらう予定です。
<取材・文/岡本拓>
ハーバー・ビジネス・オンライン
専門家ではないので何とも言えないが別の業界について言えば補修ややり直しは最初に手を抜いた事によるコストや工期短縮に比べるとはるかに時間とコストで大きな損になる。
騙すほうが一番悪いが、何度も騙される方にも責任はあると思う。結局、騙されると言う事は監督業務がずさんか、経験がないの監督として機能していない、または、現場と喧嘩しても監督が苦労するだけだし、喧嘩してまでやるだけの報酬がないのかもしれない。まあ、学校で習う事は理想的なケースだったり、現状を知らない大学教授が関与しているので現状が反映されていない学問的な領域で書かれていると思う。
中日本高速道路は4日、中央自動車道国立府中―八王子に架かる市道・緑橋(東京都日野市)の耐震補強工事で、強度の確保に必要な鉄筋8本が入っていなかったと発表した。同社によると、平時の安全性に問題はないが、今後再施工するとともに、補強工事を受注した建設会社「大島産業」(福岡県宗像市)に損害賠償を求める方針。
中日本が9月下旬に橋の一部でコンクリートのひび割れを確認。その後の検査で、補強工事で追加しているはずの鉄筋8本が不足していることが判明した。大島産業は中日本へ提出した報告書で「原因を継続して調べる」と説明しているという。
運が悪いと言えば運が悪い。しかし、運が悪い、又は、想像できなかった状況で新しい人生を見つける人はいるだろうし、CA以外の想像できない仕事や機会に巡り会う
きっかけになる人達は少ないながらあると思う。CAが夢で夢がかなった人には悪夢でしかないかもしれないが婚活だったり今の状況を利用する事を考える方が良いと思う。
結婚をしたいと思っている人は本当に良い人に巡り会うための時間とゆとりが出来たと思えば良いと思う。忙しすぎると良い相手や機会を逃すことだってある。結婚はしてもしなくても良いと言う人は興味がある事に時間を使ったり、CA以外の仕事を見つける事を考えても良いと思う。
コロナが完全に終息しないと旅行関係は絶対のもとに戻らないと思う。今はゆとりがある国が税金を投入して変化を抑えようとしているが、どこの国も長くは続けられないと思う。もしかすると新しいビジネスや新しい環境に変わっている会社の方が未来があるかもしれない。歴史を見れば、予想外の出来事で一気に国や世界の経済活動や生活スタイルが変わる事がある。その時に、または、その状況で上手く対応出来たり、上手く状況にあった事により人生が変わる人達がいる。逆に転落、又は、衰退する人生を経験する人達がいる。
大きな社会の変化で人生が良い方向、又は、悪い方向へ向かう人達が存在する。個々がどのように対応するかで違う人生ではあるが悪くない人生を送る人達はいる。個人亭にはそんなにコロナ問題は解決するとは思わないが、個人的な予測だし、未来を予測できる人達は少ないと思うので自己責任で判断すればよいと思う。
苦肉の策
「便数激減で、大半のCA(客室乗務員)は乗務手当がほぼゼロの状態。そこにきて、慣れない仕事に配置換えして手当も支払わないなんて……」
「一度も働いたことない40~50代大卒娘」を抱えた高齢親が増加中
不満の声を上げるのは、JALの現役CAだ。
JALは11月から、新事業「ふるさと応援隊」を始めると発表した。
長引くコロナ禍で、同社の国際線は約88%の減便となっている。そのせいで余剰人員となったCAに、乗務以外の仕事を割り当てる苦肉の策だ。
具体的には何をするのか。JAL幹部が言う。
「全社で約6000人のCAのうち約1000人に、月に数日は客室乗務をしてもらいながら、残りの日は全国の観光地のイベントの手伝い、特産品PRなどに携わってもらう予定です」
この唐突な配置転換策にJAL社内でブーイングが広がっている。理由のひとつは、業務内容がはっきりしないことだ。同社中堅社員が話す。
「ANAが10月7日に『賃金3割カット』を発表したのを見て、『ウチもコロナ対策を出さないと』と、生煮えのまま焦って発表した施策なんです。
アンテナショップで働くという話も出ていますが、販売のプロでもないCAをいきなり現場に投入して、効果が上がるとは思えない。コンパニオンをさせるつもりか、という声すらある」
もうひとつ不満を招いているのが、冒頭のCAも述べた通り、馴染みの薄い地方に派遣され、全く新しい仕事を割り当てられるのに、手当などは支給されないこと。彼女らの窮状はまったく改善しないのだ。
いまCAの懐事情は極めて厳しい。コロナ前には東京五輪に備えた国際線増便で、月収30万円を超えるのが普通だったが、現在はほぼ基本給のみが支払われている状態だ。
「若手は手取り15万円ほどで、最低賃金並みです。パイロットには、コロナ禍でも30万円以上の給与が保障されているのに」(冒頭のCA)
別のCAも、今回の新事業について「家賃を払うのにも苦労している最中、タダ働き同然の仕打ちでがっかり」と肩を落とす。コロナは、女性の「憧れの職業」をも徐々に破壊している。
『週刊現代』2020年10月24・31日号より
週刊現代(講談社)
現実を知らない、又は、知ろうとしない国交省の考え方。形だけの評価ならやらない方が良い。悪質な業者の名前だけをHPで公表したほうが良い。
小さい規模の会社であれば、会社よりは従業員だったり、キーパーソン次第で工事や質が違ってくると思う。お役所的な提出書類では仕事の評価は無理だと思う。
格付けしても重要な人材がいなくなれば小さい会社ほど格付けが良くても実際には仕事が出来ない。魅力的な仕事や現場でなければ若者はこない。また、名前や会社の規模が大きいだけで会社の利益のために下請けを苦しめていると働く意味がないので考える人は現場を去って行くと思う。仕事の内容によっては規模や学歴よりも実際に仕事が出来る人材が重要な事がある。学歴が高くても経験や知識がなければ専門分野では何も出来ない。理論を知っていれば経験や知識を身に着けた後にもっと効率的な方法を考え出したり、改善点をまとめる事は出来るが、経験や現場での知識が欠如すれば不可能な分野はあると思う。
言われたことはしっかりするが、考えて動けない人達や会社は存在する。バラバラな組織を上手くまとめるのが上手い人達や会社は存在する。プロジェクトごとにどのような人材や会社が必要なのか判断する能力がある会社が必要な事がある。公式のようには行かないので簡単ではないと思う。また、多少、一緒に働く会社や人達がどのような人達なのかをお互いが知っている方がスムーズに行く場合だってある。評価が高い会社を集めたから上手く行くわけではないと思う。いろいろな事を知った上で「格付け」をやるとは思えない。
評価するのは国交省職員か、委託を受けた民間の人達だと思う。気性が荒かったり、一度は人生を踏み外したり、裏社会と繋がっていたり、紳士的でない人達が多い世界で、公平に評価できるのだろうか?賄賂の誘惑だけなら良いが、誘惑に乗らなければ、脅迫とかいろいろな事があるかもしれない。性善説で考えない方が良いと思うが、国交省のエリートはそんな世界を知らないのか、どうでも良いのかもしれない。
悪質な会社や儲けを出すために無理を言ったり、手抜きも仕方がないと間接的に圧力をかける会社を排除するように国交省は動くべきだ。まあ、国交省がパフォーマンスだけで良いと思っているのなら好きにすれば良い。なるようにしかならない。
単純作業は外国人が多い。仕事を教えるにしても日本からいなくなる外国人に教える時間が無駄だと思う。教える事が出来る人達が年で現場からいなくなると教えること自体が不可能になると思う。多少仕事を覚えた外国人達から若い日本人は仕事を教わることになるのか?
最近は見ないが、数年から10年を超えないごろだと思うが、日本人の若い船員がフィリピン人船員と一緒に船に乗っていた。中途半端な英語でどこまで船員の仕事について習う事が出来るのだろうと思ったことがある。もうかなり前から日本人船員に見る事はなくなった。建設業と海運は違うが手遅れになったからでは遅いと思う。造船についても同じ。造船所に行くと、日本語ではなく、外国語を聞くことが多くなった。つまり、外国人作業員が多いと言う事。
国土交通省は2021年度から、内装や塗装、電気、水道などを専門に行う中小・零細を中心とした工事業者を対象に、格付け制度を導入する。国交省のホームページ(HP)で公表し、利用者が工事を依頼する際の判断材料にしてもらうほか、悪質業者を排除する狙いがある。
格付けするのは、建設技能者の人数や施工実績などの「施工能力」、建設業の許可年数や財務状況などの「基礎情報」、処分歴や社会保険加入状況などの「コンプライアンス」の3項目。項目ごとに星印1~4個で評価する。
国交省が作る指針などに基づき、希望した業者について内装や塗装などの各業界団体が格付けを行い、順次公表していく。国交省は将来、公共工事の発注で格付けを活用することも検討している。
現場で作業する19年平均の建設技能労働者数は324万人と過去20年間で25%減った。高齢化も進んでおり、55歳以上が35%程度を占める一方、29歳以下の若手は約1割にとどまっている。
現場の専門職が不足すると、計画通りに進まない工事が増える恐れがある。国交省は格付け制度の導入で業者の信頼度を高め、若い世代が就職先として選びやすくすることも目指している。
Twitterで伊藤詩織さんを「偽名」だと虚偽の内容で中傷する投稿を行ったなどとして、ジャーナリストの伊藤詩織さんが株式会社Daisy代表取締役で、元東京大学大学院特任准教授の大澤昇平さんに対し110万円の損害賠償を求めている裁判の第1回口頭弁論が11月2日、東京地裁(藤澤裕介裁判長)であった。
訴状によると、大澤さんは2020年6月、伊藤さんが漫画家のはすみとしこさんら3人を提訴したことを受け、「伊藤詩織って偽名じゃねーか!」とTwitterに投稿。
投稿には「伊藤詩織」を通名とする外国人とみられる人物が破産に至ったことを示す官報公告の画像が添付されており、「#性行為強要」などのハッシュタグも添えられていた。
伊藤さん側は、「原告(※編集部注:伊藤さん)は破産開始決定を受けたことはなく、本件ツイートの摘示する事実は真実ではありません」と指摘。また、伊藤さんは本名で、別の名前はないとして大澤さんのツイート内容を否定した。
ツイートが伊藤さんの名誉を毀損しているとして、慰謝料110万円と投稿の削除を求めている。
伊藤さんは裁判に出廷しなかった。被告の大澤さんも出廷せず、請求棄却を求めた。
元TBS記者の山口敬之さんからの性暴力被害を訴えていた伊藤さんは、2019年12月に東京地裁で開かれた民事裁判で勝訴した。山口さんは控訴している。
山口さんとの裁判の判決後、伊藤さんは自身に対するSNSでの中傷やセカンドレイプなどについて法的措置をとることを明言。
伊藤さんを揶揄する風刺画をTwitterに投稿したはすみさんと、はすみさんの投稿をリツイートした人物2人に対し、損害賠償を求める裁判を起こした。
大澤さんのツイートはその後投稿されたもので、訴状では、投稿がさらに伊藤さんを誹謗中傷するもので、「いわば『三次被害』ともいうべきものです」と主張している。
生田綾 / ハフポスト日本版
いろんな人がいるし、いろんな人生や生き方がある。
下記の記事が作り話なのか、本当の話なのかは知らないが、彼女のような人生は楽しいかもしれないが、同じように生きたいとは思わない。ただ、彼女のような人がいるから経済は多少良くなる。お金に困れば、パパ活、キャバクラ、又は風俗で稼げばよいと思えるのならそれも良いと思う。彼女のような女性がいなければ風俗の需要はあっても供給する人が不足する。
副職で稼げるから良いけど、サラ金に手を出して困ったらそれは自業自得。
昔、アメリカ人のルームメイトがお金もないのに外食に頻繁に出かけ、お金を貸してほしいと言ってきた事がある。また、日本人的な感覚がかなりあったので断ると人間関係が悪くなるかなと思って貸した。貸したお金を返すようには思えないのに、誕生日だからと外食に出かけると言うのでいつお金を返すのかと言ったら、大学を卒業して働き始めたら絶対に返すと言いやがった。他のアメリカ人に相談したら貸す相手を考えて貸さなかったお前にも責任があると言われてしまった。人生勉強にはなった。
留学して学んだことは英語だけでなく、いろいろな事を学んだ。留学前に比べて冷たくなったとか、自己中になったとか言う人はいるが、まあ、外国人的な部分が自分の一部になったので仕方がないと思う。
いろんな人生がある。彼女が自分の人生に満足していればそれで良いと思う。失敗しても彼女の人生。他の人達が転落人生と思っても彼女がそう思うとは限らない。
子供を虐待死させている親が子供を殺すためにやっていると思わない。自分の感情で行動したり、自分の欲求を最優先させた結果とて子供が死亡する結果となったと思う。そして子供が死亡したので、法律で裁かれる。他の人はなぜと思うだろうが、なぜと思っていたらそんな人生を送らないし、子供を虐待死させないと思う。
お得に旅行ができる「Go Toトラベル」キャンペーンが人気だ。この機を逃すまいと毎週のように旅行の計画を立てたある20代OLは、毎日ウキウキと過ごしていたが、ある日を境に、気分はどん底に突き落とされたという。いったい彼女に何が起こったのか。フリーライターの吉田みく氏が話を聞いた。
* * *
「楽しいはずの旅行で悩むとは……。誤算ですよ」──そう嘆息する都内在住の化粧品販売員、宮永ありささん(仮名、23歳)は、友人との旅行について頭を悩ませていた。話によると、10月から東京都民が対象に加わった「Go Toトラベル」キャンペーンを利用し、お得に楽しむつもりだったそうだ。
ところが、都民が対象に加わったことでキャンペーンの利用者が想定を大きく上回り、一時、各旅行予約サイトでは割引分の予算がなくなるという事態が発生。そのため、一部ではキャンペーンの利用回数や割引金額に制限を設けたケースもあった。そうした事態を受け、国土交通省は予算の追加配分を決定。再び、旅行代金の35%割引が継続されることになった。
同キャンペーンでは、10月から旅行代金の15%相当に当たる地域共通クーポンも配布され始めた。このクーポンは旅先での買い物や食事に使うことができるので、観光地の経済活動の活発化が期待されている。
お得に旅行が楽しめる「Go Toトラベル」で、ありささんは何に悩んだというのか。
「学生時代からの友人、趣味友、会社の同僚などから『ありさちゃん、Go To使って旅行へ行こう!』という誘いが5件くらい来て、全部にOKしました。その時は、『安く行けるし、いいか』くらいでしか考えていなかったんです」(ありささん、以下同)
予約したホテル・旅館は、1泊3万円ほどする高級なものばかりだったが、キャンペーンを利用すれば実質半額で利用が可能になる。旅行を前に、ありささんは楽しみで仕方がなかったという。
「予約した時はウキウキが止まりませんでした。でも、後日会社であることを言われて……。どん底ですよ」
会社からの非情な告知
それは、“冬のボーナス全額カット”の知らせだった。理由は新型コロナウイルスの影響により休業状態が続いてしまったから。例年なら30万円は下らないボーナスを、今後の旅行代金に充てようと考えていたため、それが支給されないのは非常に困ってしまう、とありささんは嘆いていた。
予定した5件の旅行のなかには、同じ職場で働く人同士のものもあったため、同僚も同じ気持ちだと思っていたのだが……。
「『ボーナスカットはキツイよね。でも、そんな時こそ貯金を使っちゃえばいいよね!』と、やたらポジティブな回答が返ってきて、『私は貯金がない』とは言えませんでした」
実はありささん、給料は全て使ってしまうタイプだそうで、貯金は全くないそうだ。もしそうなら旅行をキャンセルするしかないと思うが、彼女はそうはしなかった。
「キャンペーンを利用しないのはもったいないですし、お金がないから断るなんて恥ずかしいです。お金の工面方法はまだ考えていませんが、パパ活とかキャバクラの体験入店をちょっとすれば、何とかなるかなって」
年末にかけて、毎週のように旅行の計画が入っているありささん。お金に対する不安な表情を見せつつも、何とかなるのではないかといった楽観的に構えていた。しかし、新型コロナウイルスの影響で停滞している経済活動を活性化させるためのキャンペーンで、自分自身の生活が破綻しかけてしまうのは本末転倒な気がする。
一度約束した旅行の計画であっても、収入減によるキャンセルなら相手も納得してくれるのではないだろうか。見栄を張りたいというありささんの気持ちも分かるが、その一歩が大きな問題を引き起こす可能性もあることを忘れてはいけない。
大阪の飛び降り自殺に影響されたのかな?誰かに相談していればとか、問題を抱えていたのではといろいろと書かれているが、たぶん、セクハラと同じで程度の問題や違いがあっても、本人が生きたくないとか、自殺したいと思ったら問題の大きさや深刻さは関係ないと思う。
他の人が大した問題ではないと思っても、本人が問題とか、死にたいほどの問題と思って行動したらそれで終わり。誰かに相談したらと言っても、相談して相手は何もわかっていないと思ったらさらに絶望を感じるかもしれない。結局、問題を抱えるまでにどんな人とどのような人間関係を築いてきたが重要だと思うし、運よく、重荷を軽くしてくれる人、又は、死にたいと思う感情を和らげてくれる人に出会えたら、自殺まではしないのかもしれない。
自殺が良いか悪いかは、社会的な価値観とか宗教的な影響はあると思う。大阪での高校生の自殺のように誰かを巻き添えにしなければ自殺の選択は本人、両親や関係のある人達だけの問題だと思う。政府は間接的に税金を多くの人達が大人になるまでに投入している。それが納税者になるまでの投資ではないのであれば本人や一部の人達の問題だと思う。あの世があるのか良くわからないが、死後の世界は存在して自殺したものは何らかの罰が与えられるのではないのであれば、死亡したらそれで終わりだと思う。
ある宗教では死亡する事を神様のもとに召されると言う。死亡した人を失った悲しみを和らげるために表現だと思う。人間は感情があり、悲しみを克服できない人達は残された人生を悲しみやネガティブな感情で過ごすことになる。考え方や感じる方を変える事が出来れば、程度の違いはあれ、悲しみや苦しみを和らげたり、新しい生きがいを見つける事が出来ると思う。時の経過とともにそのような状態に到達する、又は、誰かとの出会いにより変化があるのかもしれない。
死んでしまえば、そこで終わり。何が正しいかはわからないが良く使われる多様性を受け入れるのであれば、自殺は良くない事かもしれないが多様性の一つだと思う。
29日午後3時20分頃、長崎市茂里町の複合商業施設で、「人が飛び降りたようだ」と施設関係者から119番があった。施設前に女性が倒れており、市内の病院に搬送されたが、間もなく死亡が確認された。
長崎県警長崎署や同県教委によると、亡くなったのは県立高3年の女子生徒(18)で、同署が状況を詳しく調べている。
県教委によると、生徒は29日、学校を欠席していた。いじめや悩みの有無は現時点で把握していないという。
医者はお金があるので示談で不起訴になるのでは?
京都府警少年課と西京署は29日、府青少年健全育成条例違反(淫行)の疑いで、京都市中京区、府立医科大付属病院麻酔科の医師の男(32)を逮捕したと発表した。
逮捕容疑は4月4日午後1時半ごろから同8時ごろまでの間、同市中京区のマンション室内で、同市の高校2年の女子生徒=当時(16)=が18歳未満であると知りながら、わいせつな行為をした疑い。
府警によると、1年ほど前に飲食店で医師の男が女子生徒に声を掛けて知り合ったという。府立医大の竹中洋学長は「医師としてあるまじき行為であり、関係者に深くおわびする。早急に事実を確認し、厳正に対処する」とコメントした。
入院中の女性患者に薬物を投与し、わいせつな行為をしたとして、島根大学医学部付属病院の元勤務医、梅本洵朗(じゅんろう)被告(29)(島根県出雲市白枝町)=窃盗罪などで起訴=が逮捕された事件で、わいせつ行為のあった当時、梅本被告が当直勤務中だったことが、捜査関係者への取材でわかった。県警は当時の梅本被告の行動や動機を慎重に調べている。
梅本被告は昨年2月7日夜、女性患者を昏睡(こんすい)状態にしてわいせつな行為をしたとして、準強制わいせつ容疑で今月27日逮捕された。
捜査関係者によると、巡回していた看護師が女性の異変に気づき、病院側は「薬物を投与された可能性がある」として、県警に相談した。梅本被告は当時、当直勤務に当たっており、調べに容疑を認め、「女性の顔も名前も覚えている」と供述している。
梅本被告は今年4月、専門性を高める研修の一環として期限付きの形で、県立中央病院に採用された。付属病院在籍当時の窃盗容疑などで今月7日に逮捕され、同23日付で辞職した。
院内で発生した準強制わいせつ容疑での逮捕を受け、付属病院の井川幹夫病院長は「信頼回復に向けて取り組む」とのコメントを出した一方、梅本被告の在籍期間や当時の所属、経緯などを、一切明らかにしていない。理由について、付属病院は「捜査に協力しているため」としている。
女性医師の自宅から下着を盗んだなどとして逮捕された29歳の医師が、出雲市の病院で、入院中の女性患者に薬物を投与して昏睡状態にしたうえで、体を触ったとして、準強制わいせつの疑いで再逮捕されました。
再逮捕されたのは、出雲市の医師、梅本洵朗容疑者(29歳)です。
警察によりますと、梅本医師は、去年2月、出雲市内の病院で、入院中の女性患者に薬物を投与して昏睡状態にしたうえで、体を触ったとして、準強制わいせつの疑いがもたれています。
病院から警察に、「患者が何者かに薬物を投与された」と相談が寄せられ、警察が関係者から話を聞くなど捜査を進めた結果、梅本医師が関わっている疑いがあるとして、27日、再逮捕しました。
警察の調べに対し、梅本医師は、「間違いありません」などと容疑を認めているということです。
梅本医師は、去年12月、当時勤務していた島根大学医学部附属病院の同僚の女性医師の自宅から下着を盗んだなどとして、10月7日に逮捕されていました。
警察は、今回の事件が起きた病院については明らかにしていません。
警察は、事件のいきさつを調べています。
事実は本当に下記の記事の通りなのかわからないが下記の内容が事実に近いのであれば、可哀想な運命の人はいるんだなと思った。
法的な義務はないのだから恩知らずと言われても家族との縁を切って、幼稚園教諭の資格があるのだから誰も知らない土地で新しい生活をスタートさせることは出来たと思う。
それが出来なかったし、環境や周りの状況が悪すぎたと思う。
関西から離れた誰も知らないところで新しい人生を始めたら良いと思う。本当に人間的に問題がなければ、わかってくれる人はいると思う。ただ、ドラマのようにあまりにも自己否定すると、人を利用しようと思う人達が近寄ってきて良くない人間関係が出来て、そこから不幸が始まるような気かする。
まあ、記事の内容が事実であれば、相手をコントロールする人達の支配下で人生を送ってきているので、また、似たようにあ人達に付け入られる可能性はある。あまりにも
良くない環境にいたようなので、良くない関係を受け入れやすいと思える。また、良くない関係に抵抗感がないかもしれない。一人は寂しいかもしれないが、孤独に耐えて新しい自分になれるように頑張ってほしい。田舎は詮索好きな人達がいるので、新しいスタートは地方都市であまり田舎でない方が良いかもしれない。
黒髪をキュッと結んだポニーテール。白いブラウス。顔を上げた小柄な女性(22)は、年齢より幼く見えた。
【図解】女性と親族の関係、事件に至るまで
9月、神戸地裁。幼稚園教諭だった女性は、初めて法廷に立った。同居していた祖母(当時90歳)の殺害を認め、「介護で寝られず、限界だった」と語った。親族から介護をほぼ1人で背負わされ、仕事との両立に苦しんだ末のことだった。
なぜ、社会人1年目の女性は「大好きだったおばあちゃん」を手にかけるまで追い詰められたのか。裁判を傍聴し、関係者への取材を重ねた。【韓光勲、春増翔太】
◇両親離婚、育ててくれた「大好きなおばあちゃん」
2019年10月8日早朝、女性は神戸市須磨区の自宅で同居する祖母の口にタオルを押し込み、窒息死させた。認知症だった祖母には、徒歩5分以内に住む3人の子供がいた。女性の伯父、父、叔母だ。にもかかわらず、介護は家族の中で女性がほぼ1人で担った。
そうなった経緯には女性の生い立ちが大きく、関係している。
女性が3歳の時に両親は離婚。ともに暮らした母は、小学1年生の時に脳出血で亡くなった。児童養護施設に移された女性を引き取ったのが、父方の祖母だった。学費や生活費を工面してくれ、ピアノも買ってもらった。幼稚園の先生になる夢も応援してくれた「大好きなおばあちゃん」だった。
一方、祖母には気性が激しい面があった。「あんたは借金ばかりつくった母親から生まれたんや」と、女性に存在を否定するような言葉を投げることも少なくなかったという。女性は中学生になると、精神的なバランスを崩すようになった。睡眠薬を大量に飲み、何度も救急車で運ばれた。医師からは「祖母と同居しない方がいい」とアドバイスされ、叔母の家に身を寄せた。
短大に進学し、睡眠薬の服用もなくなった女性は夢だった幼稚園教諭として働くことが決まった。しかし、その頃から祖母の体調が悪化し始めたことで、女性の生活は再び狂い始めた。
19年2月、祖母は自宅前の坂道で転んで入院した。アルツハイマー型認知症と診断され、排せつや身の回りのことが1人でできない要介護「4」と認定された。自宅に戻った祖母は、靴を履かずに深夜にうろつき、近所の家の呼び鈴を鳴らした。「おばあちゃんを一人で家に置いておくのは危ない」。それが親族の総意だった。
◇親族の協力得られず、仕事との両立に悲鳴
誰が祖母を介護するのか。神戸市内で清掃会社を経営する伯父は仕事に忙しく、父は手足がしびれる病気だった。叔母にも小さい子供がいた。「おばあちゃんに学費を出してもらったんや。あんたが介護するのが当然やろ」。叔母の一声で、介護は女性が担うことになった。幼稚園教諭として働き始めて1カ月後、7年ぶりに祖母との同居が始まった。
この頃、女性は高校の同級生だった親しい友人に、「祖母の介護を始めて、おむつ代や食費も自分で出している」と打ち明けている。慣れない仕事への戸惑いもこぼした。連日上司や同僚に怒られ、職場で介護の話をしても「ウソつき」と、取り合ってもらえなかったという。
祖母は平日の日中こそデイサービスに通ったが、夜間や土日は自宅にいる。女性は毎日、仕事から帰宅した後、祖母に夕食を食べさせた。1~2時間おきにトイレに連れていき、排せつすればシャワーを浴びさせた。深夜の散歩に付き合った。1日2時間ほどしか眠れなかった。
同居を始めて2週間で、女性は限界を察した。「介護は無理かもしれん」。父と叔母に伝えた。
女性と親族の関係は特殊だ。中学から短大時代まで身を寄せた叔母の家では、「許可がないと遊びに行けない」と友人にこぼし、叔母の子供の面倒をみるために学校の早退や部活を休むことがよくあったという。
裁判で検察官が読み上げた供述調書によると、伯父は女性について「明るく優しい子。きょうだいが母の世話を任せきりにしていた。重い罪は望まない」と話した。
だが、「無理かも」とこぼした女性に、叔母は「それくらいコントロールできるやろ」と言うだけだったという。女性は祖母を担当するケアマネジャーと直接連絡を取ることも禁じられ、何を言っても「あなたが面倒をみて」。事件が起きたのは、そんな生活が5カ月続いた末のことだった。
事件当日は、朝からどんよりと曇っていた。まだ暗い午前5時半、女性は隣で寝ていた祖母に「汗をかいた」と起こされた。
体をタオルで拭いたが、「親をないがしろにする」と怒鳴られた。孫の自分を娘と勘違いしたのだろうか。お湯でタオルを温めて拭き直したが、今度は「あんたがおるから生きていても楽しくない」と言われた。
「ごめんね、ごめんね」となだめたが、祖母の非難はやまなかった。気づくと、祖母の体をベッドに押し倒していた。
「もう黙って……」
手には、スヌーピーとピンクのハート柄が入ったフェースタオル。両手で祖母の口に押し込んだ。祖母は数分で動かなくなった。
「おばあちゃんを殺してしまいました」。自殺未遂を図った末、女性は自ら110番した。すぐに警察官がやってきた。
◇「強く非難できない」判決は懲役3年、執行猶予5年
20年9月9日から神戸地裁で始まった裁判員裁判では、女性が祖母の介護3カ月目、疲労や重度のストレスから腎臓が悪化し、重度の貧血になったことや、「軽いうつ病」との診断を受け、医師からは退職か休職を勧められていたことが明かされた。また、叔母が検察側証人として出廷し「介護は家族みんなで頑張った」と話す一方、ケアマネジャーの女性が「(祖母の)入院を勧めたが、叔母らが拒否した」と証言する場面もあった。
事実関係は争われず、女性の責任能力が争点となった。弁護側が「睡眠不足や介護が起因の適応障害による心神耗弱」を主張したのに対し、検察側は「冷静な行動だった」と完全責任能力を指摘した。
女性に言い渡された判決は、懲役3年、執行猶予5年(求刑・懲役4年)。飯島健太郎裁判長は「適応障害そのものが、犯行に影響を与えていない」としながらも、「介護による睡眠不足や仕事のストレスで心身ともに疲弊し、強く非難できない」と結論づけた。また、「叔母の意向に反して介護負担を軽くする策をとることはできなかった」と親族間の関係性を指摘。執行猶予がついた理由について「自首して反省を深め、社会内で更生が期待できる」とした。
社会の中で償いの道を歩む女性だが、親族のサポートは期待できなそうだ。女性の父は、判決後の毎日新聞の取材に対し「刑務所に入るべきだ。『介護をやらされてかわいそう』との前提で判決が出ている。妹(叔母)とも話したが同じ思いだ。今後連絡することもないし、親としての愛情はない」と突き放した。
代理人弁護士によると、女性は保護観察所を通じて住む部屋を見つけ、就職活動を始めたが、採用を問い合わせたある幼稚園に「ブランドイメージがありますから」と断られた。最近、ようやく事務職のパートを見つけたが、着る服にも事欠く生活が続いているという。
記者は女性に直接、話を聞こうと代理人弁護士を通じて、取材を申し込んだが、返答は得られなかった。
女性と祖母が暮らした家は事件以来、閉ざされている。玄関先に置かれたままの鉢植えは草が伸びきり、手入れするあるじの不在を告げる。「おばあさんの冥福を祈り、社会の中で更生してください」。飯島裁判長の説諭にじっと耳を澄まし、うなずいた女性は、今も険しい道を歩んでいる。
◇求められる「介護する側のケア」
介護する側のケアに取り組むNPO法人「介護者サポートネットワークセンター・アラジン」(東京)の牧野史子理事長は「認知症患者の介護は過酷です。携わらなければ決して分からない」と話す。厚生労働省の統計によると、介護者が死亡させた被介護者数は10年以降、年20人台で推移している。厚労省の調査(05年)では、介護者の4分の1が「軽いうつ状態」と判明している。
今回の事件では、女性の周囲に叔母ら複数の親族がいた。ケアマネジャーも関与し、祖母の介護について話し合う体制はあった。しかし、介護に詳しい淑徳大の結城康博教授(社会福祉学)は「周囲が女性を追い込んでいる。ケアマネジャーは、あくまで『祖母の介護をどうするか』の視点で考えるので、女性のことを考える人は誰もいなかっただろう」と推察する。
介護の相談を担う、自治体や地域包括支援センターについても結城教授は「全て『被介護者のため』で動く機関。介護者支援は一部のNPO法人が担っているだけ」と指摘する。
今回の事件で彼女に手を差し伸べられる人はいなかったのか。
牧野理事長は、「まずは介護に苦しむ人を見つけ出すための調査が必要」と話す。埼玉県は20年3月、全国で初めて介護者(ケアラー)を支援する条例を制定し、手始めに「ヤングケアラー」とされる18歳未満の介護者の実態調査を始めた。
牧野理事長は「最後の一線を越える前に女性を見つけることができたら、保健師がケアに出向くなどの支援ができたかもしれない。介護は誰もが無縁ではいられない問題。介護される側だけでなく、する側に目を向けることが、より大切になってきています」と話している。
延岡市中川原町5丁目の旭化成の関連会社「旭化成マイクロシステム」延岡事業所の火災。発生から一日以上がたち、21日夜になっても鎮火のめどは立たず、周辺には黒煙と異臭が漂う。のどの痛みやせきの症状を訴える市民もおり、「とにかく臭いがひどい」「食事がのどを通らない」と不満を募らせている。
延岡市中川原町5丁目の旭化成の関連会社「旭化成マイクロシステム」延岡事業所で20日午後に発生した火災は、消防隊員が肌の異常を訴え消火活動が一時中断するなど難航し、発生から30時間以上が経過した22日午前0時現在も鎮火のめどは立っていない。はしご車や化学消防車など約10台が出動し、約40人態勢で消火活動が続けられている。けが人はいない。
旭化成延岡支社は21日、異臭の原因が、工場内電気ケーブルの被覆などに使われる塩化ビニールが燃えて発生する塩化水素と推定されると発表。周辺5カ所で調査したところ、人体に影響を与える濃度ではないという。建物内には高密度集積回路(LSI)の製造に用いる可燃性物質が少量置かれており、小規模の爆発が生じる可能性はあるが、建物の外部に影響を及ぼす危険性はないとしている。
20日、延岡市の旭化成マイクロシステムで発生した火事は、22日午前10時現在も鎮火していません。
工場では、21日夜から22日未明にかけ、広範囲にわたって、炎や壁の崩落などが確認されましたが、けが人はいませんでした。
こちらは、22日午前9時の映像です。
この火災は、20日夕方、延岡市中川原町の旭化成マイクロシステム、延岡製造所の4階で発生。
消防によりますと、21日午後7時40分すぎから、22日未明にかけて、工場の5階から広範囲にわたって炎が確認されたほか、屋根や西側の壁の崩落も確認されたということです。
今のところ、けが人もいないということです。旭化成によりますと、この火災の影響で周辺で確認されている異臭の原因は、工場内の電気ケーブルに使われている塩化ビニールの燃焼で発生する塩化水素と推定。工場敷地内の5か所で調査を実施した結果、「人体に影響を与える濃度ではない」としています。
また、工場内には爆発性物質の「モノシラン」があるため、小規模な爆発が発生する可能性がありますが、工場の外に影響を及ぼす危険はないとしています。消防では、きょうもおよそ70人態勢で消火活動を続けていますが、現在も鎮火していません。
昔のお涙ちょうだいのドラマのようだ。コンビニのバイトは無理だったのだろうか?まあ、少し昔だと、博多周辺はコンビニや飲食店で働いている外国人が多いと感じた。外国人達も仕事は必要だから辞めないから、募集が少ないのかについては知らないがコンビニでのバイトをトライしたのだろうか?
日本はオブラートで包んで現実を直視させるのは残酷だと思うような社会に思えるが、安定した生活が遅れうようにどのような選択があるのかを説明し、努力して上の選択を望むのか、現状で選べる選択から選ぶのか、考えさせる教育は必要だと思う。特に親に恵まれていない環境での子供達は親の助言や支援を期待できない。ある人達や団体は差別と呼ぶかもしれないが、違いを否定しても、違いがなくなるわけではない。違いを受け入れて存在する選択肢の中で出来るだけ良い選択や努力すれば選択しなる選択肢を理解させて判断させる事は重要だと思う。一部の人達は困難な状態でも上に這い上がれるかもしれないが、いろいろな情報がない人達は何が選択可能で、世の中がどのようなシステムになっているのかなどについて知らずに流されていると思う。
若ければ努力すれば変われる可能性は高くなる。経験や努力でその後の人生に影響を与える可能性は高い。早い段階で手を打てば、切羽詰まった状況で支援や救済する余地も良い結果を望めると思う。政府に期待しても対応は遅いし、恵まれているエリートは理解できないと思うので、地方自治体は出来る範囲で早い対応を取るべきだと思う。
今年8月、福岡市・天神の真珠販売店。女(30)がカッターナイフを店員に向けて現金を脅し取ろうとした。結果は未遂。恐喝未遂と建造物侵入の罪に問われ、福岡地裁は21日、懲役1年2月、執行猶予3年(求刑懲役1年2月)の判決を言い渡した。新型コロナウイルスの影響で解雇され、路上生活を経ての犯行。相談は恥だと思っていたという。コロナ禍は弱い立場の人ほど追い込んでいく。福祉、行政は頑張りどころにきている。
【別カット写真】被告が寝泊まりしていた福岡の警固公園
判決によると、被告は8月20日昼、店員の女性にカッターナイフを向け「お金を出してください、切りますよ」と脅迫。通報するそぶりに逃げ出した。判決理由で加藤貴裁判官は「被害者に相当の恐怖心を与えた」と指摘する一方、犯行直後に自首したことなどを踏まえ、執行猶予とした。
公判での被告人質問などによると、物心がついた時には「久留米市の施設」にいた。中学卒業まで施設で過ごし、飲食店での勤務を転々とした。当時から現在まで、家族とはほぼ絶縁状態。父親の顔は知らない。
夜逃げ同然でアパートを出た
「辞めてもらえないか」。2月、勤務先のうどん店の店長に告げられた。新型コロナで客足が遠のいていた。休業だと国の支援金制度の対象。解雇の場合は雇用保険などが受け皿になる。被告の保険の状況は定かではない。
家賃が払えなくなり、相談相手もいないまま孤立を深め、夜逃げ同然で久留米市のアパートを出た。
「私は健康だし、恥ずかしい」相談できず
福岡市に向かった。都会の求心力に引き寄せられた。中央区の警固公園や周辺で寝泊まりし、紙に「食べ物をください」と書いて路上に立つ日々。現金を差し入れてもらったときにはネットカフェで休んだ。居候をさせてくれた女性もいた。善意が染みた。
公園を巡回する警備会社の女性(57)はベンチで過ごす被告の姿を覚えている。「ここで寝泊まりしていたら危ないよ」。声を掛けたが返事はない。通りすがった人が「福祉施設に入ったほうがいい」と話し掛ける様子も見掛けたが、しばらくして姿を見なくなったという。
被告は福祉に頼ってはいけないと思い込んでいた。「私は健康だし、恥ずかしい」
所持金257円
だが数カ月で限界がきた。所持金257円。「私もおいしいものを食べて、新しい洋服も買いたい」。カッターナイフを握った。高級感があり、店員が1人の店に狙いをつけた。ためらい、ためらい、3度目の入店で声を発した。未遂に終わると交番に駆け込み、一部始終を話し、逮捕された。公判で被告は店や被害者に謝罪した上で、「普通の生活がしたい」と打ち明けた。
届かなかった支援
新型コロナに関する解雇や雇い止めは非正規社員を中心に6万人を超す。住まいを失うケースの増加も懸念される。自殺者は増加傾向にあり、30代以下の女性が目立つ。
行政も路上生活をする人たちへの巡回支援をしているが、その網の目から漏れた。「支援が届かず、救えなかった」。国選弁護人を務めた若杉朗仁弁護士は言う。
今後は一時的に宿泊場所や食事が提供される法務省の「更生緊急保護」制度で生活再建を目指すという。
「自分で何でもできる人ばかりではないから、さまざまな支援制度がある。相談することを考えてください」。判決言い渡し後、裁判官の説諭にうなずいた被告。また、仕事をしたいと願った。
(森亮輔)
築25年で床が抜けるのは普通ではないと思う。メンテナンスが悪い、建築した会社が悪い、建築する時の仕様が安い仕様だった、又は、これらのコンビネーションだと思う。
丈夫な仕様になっていればメンテナンスが悪くても問題ない。安い仕様で、メンテナンスが悪いとこのような事はあると思う。建築に関する法や規則は知らないが、築25年でも腐食を考慮して床が抜けないような強度を持つこと等の規則はないのでは?
日本の人件費が高騰すると修理や維持費が割高になると思う。階段や床が腐食して穴が開いてるところを何度も通過した事がある。一番怖いケースは下は海だけど30メートルほどの高さ。怖いので足を置く場所を考えながら何か掴まれるものがある近くを歩く。なかなか誰かが落ちたとの話は聞かないし、他の人は平気な顔をして歩いていく。なのでこのアパートはかなり貧相な仕様で建築して、メンテナンスが悪かったのだろうと思う。
丈夫な仕様で建築していれば強度が割り増しの仕様になっていたり、良い材料を使っているから耐久性が良かったりする。仕様や材質をケチると修理やメンテナンスでトータルで考えると割高になる事がある。ただ、何は妥協出来て、何は妥協するべきでないかは、知識や経験がないと適切な判断が出来ない事がある。
新型コロナウイルス対策として国が支給する持続化給付金をだまし取った疑いで、同志社大学の学生ら、20代の男2人が逮捕されました。
このうち同志社大学生は今年6月、知り合いの学生2人の名義を使い、うその書類を提出して「持続化給付金」200万円をだまし取った疑いです。同志社大学生は同じサークルの学生などに給付金を申請するよう声をかけるなど、勧誘役をしていたとみられています。
この事件では、これまで男4人が京都府警に逮捕されています。警察には、ほかの大学生からも不正受給したなどとする相談が80数件寄せられているということで、実態解明を進めています。
築25年で床が抜けるのは普通ではないと思う。メンテナンスが悪い、建築した会社が悪い、建築する時の仕様が安い仕様だった、又は、これらのコンビネーションだと思う。
丈夫な仕様になっていればメンテナンスが悪くても問題ない。安い仕様で、メンテナンスが悪いとこのような事はあると思う。建築に関する法や規則は知らないが、築25年でも腐食を考慮して床が抜けないような強度を持つこと等の規則はないのでは?
日本の人件費が高騰すると修理や維持費が割高になると思う。階段や床が腐食して穴が開いてるところを何度も通過した事がある。一番怖いケースは下は海だけど30メートルほどの高さ。怖いので足を置く場所を考えながら何か掴まれるものがある近くを歩く。なかなか誰かが落ちたとの話は聞かないし、他の人は平気な顔をして歩いていく。なのでこのアパートはかなり貧相な仕様で建築して、メンテナンスが悪かったのだろうと思う。
丈夫な仕様で建築していれば強度が割り増しの仕様になっていたり、良い材料を使っているから耐久性が良かったりする。仕様や材質をケチると修理やメンテナンスでトータルで考えると割高になる事がある。ただ、何は妥協出来て、何は妥協するべきでないかは、知識や経験がないと適切な判断が出来ない事がある。
17日、苫小牧のアパートで2階外側の通路の床が抜けて5人が重軽傷を負った事故で、警察は床が腐食していたとみて調べています。
17日午後5時ごろ、苫小牧市新開町のアパートで2階外側の通路の床が抜け、買い物から帰宅した男女5人が転落しました。
10代から40代の女性4人が腕や足を骨折したほか、生後7か月とみられる男の子が頭に擦り傷を負いました。
アパートは苫小牧港から北におよそ2キロほど離れた場所にあり、建てられてから25年ほど経っているということです。
警察はアパートの管理が適切だったかを含め原因を調べています。
「SNSで誘われた若者らが職業を偽って申請するケースが多く、専門家からは『国のチェックが甘すぎる』との指摘が出ている。」
外国の国で給付金の支給が早いのは不正のリスクよりも迅速な給付を優先しているからとテレビで説明していた。
日本は支給が遅いと批判されていた。なので「国のチェックが甘すぎる」はどうなのかと思う。ただ、チェックする人材に問題があればチェックは甘くなると思う。
甘い考えの人はいると思うが、不正受給した人達を取り締まるのは当然の事。
新型コロナウイルスの影響で苦境に陥った個人事業主らを支援する「持続化給付金」の不正受給が全国で1000件を超えたことが捜査関係者への取材でわかった。被害は10億円規模に上る可能性があるという。SNSで誘われた若者らが職業を偽って申請するケースが多く、専門家からは「国のチェックが甘すぎる」との指摘が出ている。
■お金ほしさに…
「代行業者に任せれば、返済不要のお金がもらえる」。東京都に住む30歳代の無職男性は6月、以前に働いた職場の同僚から聞いた。半信半疑だったが「お金をもらえるのなら」と、LINE(ライン)で代行業者に連絡を取った。運転免許証の写真や口座番号を送ると、数日後、確定申告書が届いた。税務署に持参してチェックを受け、ラインで送り返すと、2週間後、国から100万円が入金された。代行業者には手数料として約20万円を振り込んだ。
「こんなに簡単にお金がもらえるとは」と驚き、専用サイトに接続して自分の申請内容を確認してみた。昨年5月に約10万円あった「小売卸」の売り上げが、今年5月は数千円に激減したことになっていた。まったくのデタラメだった。
不正受給者の逮捕が大きなニュースとなり、「自分も捕まるのでは」と不安にかられた。先月、警視庁に出頭し、任意で捜査を受けている。男性は、「犯罪になるかもしれないと分かっていたが、お金ほしさにやってしまった。考えが甘かった」とうなだれた。
■■返金相談も
中小企業庁によると、持続化給付金の支給は、今月12日時点で約354万件、支給総額は約4兆6000億円に上る。確定申告書などを添えるだけでオンラインで簡単に申請できるのが売りだったが、その反面、虚偽の申請による不正受給が多発している。
捜査関係者によると、不正受給は全国で1000件を超えている。警視庁や愛知、兵庫県警などが12日までに計37人を詐欺容疑で逮捕したが、不正件数が多いため、警察の捜査が追いついていない。
共通するのは、指南役がSNSや口コミで若者らを集め、詐取金を吸い上げる構図だ。愛知県警に逮捕された指南役の愛知大生2人は、仲間の学生らに「美容業」「洗濯業」「設備工事業」などと職業を偽らせていた。軽い気持ちで手を染める若者が多く、各地の警察や国民生活センターには「不正にもらったお金を返したい」などの相談が多数寄せられている。
中小企業庁の関係者は「コロナ禍で苦しむ人に少しでも早くお金を届けるため、書類さえ整っていれば給付してきた」と明かす。
「これに対して検察側は『制御システムに異常を示す記録はない。アクセルペダルを踏み込む記録を示すデータ、ブレーキペダルを踏んでいないことを示すデータがある』と主張した。・・・
一般的に車には電子信号を記録する装置が備わり、それを解析すれば運転時の様子がわかる。被告の車は衝突で大きく損傷していたものの、“動かぬ証拠”が残っているはずだという。ちなみに飯塚被告は2008年に新車で購入したとされ、今のようにアクセルの踏み間違いがあれば加速を抑制するシステムは搭載されてはいなかった。」
昔の車、又は、製造された年が古い車だと事実を確認するのが難しいと思うが、電子信号を記録する装置が組み込まれているのであれば、科学的に白か、黒かを判断出来ると思う。トヨタの技術者か、設計に関わった技術者が正式に証言するのであれば、事実を確かめる時間はそれほどかからないと思う。
高齢者なので有罪になっても刑務所に行かないらしいが、死ぬ前に、有罪か、無罪か決着させてほしい。
東京・池袋で横断歩道を渡っていた松永真菜さん(当時31)と長女の莉子さん(同3)の命を奪った自動車暴走事故から1年半。その初公判が東京地裁で10月8日にあった。悲惨な事故を引き起こしたキャリア官僚である、旧通産省工業技術院の元院長、飯塚幸三被告(89)が何を語るのか、世間は注目した。
【チェックリスト】うちの親は大丈夫?高齢ドライバー「免許返納」10のポイントはこちら
地裁では雨のなか、傍聴券20枚を求めて400人超が抽選に並んだ。2人死亡、9人に重軽傷を負わせた飯塚被告は、介添人に車椅子を押されて入廷した。
「今回の事故により、奥様とお嬢様を亡くされた松永様ご遺族に、心からおわび申し上げます。最愛のお2人を亡くされた悲しみ、ご心痛を思いますと言葉がございません」と頭を下げた被告。
ただ、起訴状の内容については「アクセルペダルを踏み続けたことはありません。車に何らかの異常が生じたために暴走したと思っています」と否認。弁護人も「被告人に過失はない。システムに何らかの突発的な異常が生じ加速し、事故に至った可能性がある。過失運転致死傷罪は成立しない」と、無罪を主張した。
これに対して検察側は「制御システムに異常を示す記録はない。アクセルペダルを踏み込む記録を示すデータ、ブレーキペダルを踏んでいないことを示すデータがある」と主張した。
被告側から“悪者扱い”されたのが、トヨタ自動車の人気ハイブリッド車「プリウス」。トヨタは初公判のやりとりについて「裁判で真実が明らかにされるということですので、その推移を見守っています。証拠があると理解しています」(同社広報部)と応じた。
一般的に車には電子信号を記録する装置が備わり、それを解析すれば運転時の様子がわかる。被告の車は衝突で大きく損傷していたものの、“動かぬ証拠”が残っているはずだという。ちなみに飯塚被告は2008年に新車で購入したとされ、今のようにアクセルの踏み間違いがあれば加速を抑制するシステムは搭載されてはいなかった。
裁判は今後どう進むのか。被告が高齢なので「10年裁判」に持ち込み、真相をあいまいにしようとしているのではないか、とまで指摘される。「10年は長いことを象徴する言葉だが、そこまで長くなるとは思えない。検察側は主に、車の異常はなかったということと、被告が踏み間違えたという立証をしていくことになるでしょう」(松尾慎祐弁護士)
初公判後の記者会見で、真菜さんの夫の松永拓也さん(34)は、こう語った。
「この1年半の間は、私たち遺族は本当に苦しみと悲しみに向き合いながら生きてきました。(被告が)車の不具合を主張するのであれば、私は別に謝ってほしくはない。謝るならば、しっかりと罪を認めて。判決が出た後に本当に申し訳ないと思うのであれば、その時で私はいいと思っています。ただただ、本当に残念でなりません」
毎日、交通事故の遺族が生まれている。同じような事故を繰り返さないためにも、真実が明らかになることを願う。
(本誌・上田耕司)
※週刊朝日 2020年10月23日号
ハンコがある事により責任や確認が明確になる場合が多いが、ハンコがなくても責任や確認を確認する方法はある。デジタル化で想像できない時代であれは
ハンコは差別化や偽造防止の目的や機能は果たしたと思う。しかし、印刷技術や印刷機械が安く入手できる時代では機能的な役割は終わったと思う。
文化として残るのは問題ないが、ビジネスの世界では引退と言うか、消滅は仕方がないと思う。本人が気にしないのであれば指紋認証の方がインチキできないと思う。
重要な文書は指紋認証とか、通帳は指紋認証でも良いと思う。ハンコを忘れても本人であれば問題ない。ただ、指紋のデータ管理をしっかりしないと一度流出してしまうとデータ流出したから指紋を変えましょうと言うわけにはいかない。
日本はデータ管理は甘い。データ管理の重要性を理解できない管理職が多い。ハンコ廃止と共にデータ管理の強化を進めないとデジタル化が仇となる問題が起きると思う。
過去に公文書の電子データは公文書ではないと説明したケースがあるが、この扱いに関しても見直しをしなければならないと思う。デジタル化で印刷したものが減るのは良いが、バックアップを取っておかないと全てなくなりましたとか、証拠隠滅するために故意に消去して、間違って消去したと言う官僚や公務員が増えると思う。
政府が進める行政手続きのはんこ使用廃止を受け、全都道府県と、東京を除く道府県庁所在市の計93自治体の8割近くが既に廃止方針を決めたり、廃止を検討したりしていることが9日、共同通信の調査で分かった。住民の負担軽減や事務効率化につなげる狙い。オンライン処理と組み合わせて窓口での接触を減らせば、新型コロナの感染リスク低下も期待できる。
法令で義務付けられている手続きを除く、住民の提出書類や内部決裁の見直し状況を聞いた。「すでに廃止した・廃止方針を決めた」が23、「廃止を検討している」が48で計71だった。その他の自治体も押印が必要な事務の洗い出しを進めている。
この事件、事実を公表してほしい事件に思える。結果として最悪になったが、事件になるまでの詳細に原因が隠れているようにも思える。
自民党の女性議員ではないが、人は嘘を付く。女性とか、男性とかは関係ない。
神戸市北区のヤマト運輸の集配センターで6日、従業員2人が死傷した事件で、殺人未遂容疑で再逮捕された元パート従業員の筧(かけい)真一容疑者(46)について、同社側が「日頃の勤務態度が度々問題になっていた」と兵庫県警に説明していることがわかった。捜査関係者が取材に明らかにした。
【写真】従業員が切りつけられたとみられる宅配便会社の施設=2020年10月6日午前9時40分、神戸市北区、朝日新聞社ヘリから、小杉豊和撮影
県警によると、筧容疑者は事件前日の5日、男性従業員(60)から荷物の扱い方をめぐり注意され、口論になった。この際、仲裁に入った広野真由美さん(47)は、筧容疑者に払いのけられたとして神戸北署に被害を相談していた。筧容疑者は5日に解雇された。
ヤマト運輸の関係者は、筧容疑者の勤務態度が問題になったのはこの日が初めてではない、という趣旨の説明をしているという。
事件は6日午前4時20分ごろセンター内で発生。広野さんは腹部などを刃物で刺されて死亡し、男性従業員も軽傷を負った。捜査関係者によると、筧容疑者は「解雇されたのはトラブルのせいだと思い、2人を狙った」と供述しているといい、県警は一方的な恨みを募らせていたとみている。
県警は8日、広野さんの死因は急性失血死だったと明らかにした。首や腹、背中など十数カ所に刺し傷があり、腹から背中にかけて貫通する刺し傷もあったという。刃物を防ごうとした際にできる傷はなかった。県警は今後、広野さんに対する殺人容疑でも調べる。
男女平等とか言われるが、科学的には身体的にも、脳の構造的にも一般的には男性と女性は違うと言われている。身体的な違いは多くの人が認識できていると思う。
もし同じであれば、スポーツ競技で男女を分ける必要はない。
脳の構造的にも男性と女性は違うようだ。男性の方が一つの事を達成するには効率的な構造になっていて、女性は一度にいろいろな仕事を処理する能力が男性よりも優れているそうである。なので、悪い例であるが、女性の方が、浮気がばれないように振舞うことが出来る傾向が高いそうだ。
この意味では「女性はいくらでもうそつけますから」ではなく、女性は嘘を上手くつける傾向があるのかもしれない。ただ、自民党の杉田水脈衆院議員に関していれば
女性ではあるが、嘘が下手だと思える。まあ、一般的な傾向と個人差については個別に判断するしかない。例外や傾向から外れるケースはあると思う。科学的な実験や科学的な調査で一般的な意見として言えるぐらいの違うはある程度なのだと思う。
与野党幹部は2日、性暴力被害を巡り「女性はいくらでもうそをつけますから」と発言した自民党の杉田水脈衆院議員に対し、記者会見などを開いて説明を尽くすよう苦言を呈した。国民民主党の榛葉賀津也幹事長は記者会見で「同じ議員として残念な発言だ。ブログで(謝罪の言葉を)言うのではなく、きちんと説明するのが正しい」と批判した。
立憲民主党の福山哲郎幹事長は杉田氏にはこれまでも物議を醸す言動があったとして「議員の資質に欠けている。自民党は速やかに処分してほしい」と記者団に語った。
自民党の世耕弘成参院幹事長は会見で「言語道断だ」と強調。同時に「今回が最後だ」と指摘した。
「女性はいくらでもウソをつける」が事実かはわからない。女性議員はいくらでもウソを付けるのかはわからない。ただ、杉田水脈議員はいくらでもウソをつける、又は、ごまかすについては事実の可能性は高いと思う。
女性とか、男性とかに関係なく、人間の中にはくらでもウソをつける人が存在するのは間違いないと思う。政治家の中にもいくらでもウソを付いた政治家は存在している。
「女性はいくらでもウソをつける」。自民党の杉田水脈議員が、性犯罪に関する会合でこう発言したとされる問題で、自民党幹部が下した処分は「口頭注意」でした。
しかし、この問題で杉田議員、そもそも言ったか言わないかすら答えられないと言います─。
イメージアップや選挙対策の判断であれば理解できるが、このような事をするのなら法改正を同時にしなければ問題を起こすだけである。
事実婚だと法的な義務が生まれる子供に対して厳しくないのでは?子供の数に関していえば、学校で結婚、出産時期やキャリアパスなどを考えるような機会を持つようにしなければ子供は増えない。性的な関係を持った結果のできちゃった婚が離婚に終わった場合のリスクや児童虐待や育児放棄などについて学校で教えるべき。将来に関して幻滅するかもしれないが被害者となる子供の事を考えれば、メリットとデメリットを考えて判断するべき。
日本の文化や社会は事実を話すことを恥と思い避ける傾向があるが、西洋の文化や考え方を取り入れる傾向がある以上、変わる必要がある。最近は、多様性の受け入れと簡単に言うようになったが、多様性は意見や生き方の衝突の回数を増やすことを考えて対応するべきだと思う。お互いの考えが極端に違う場合、妥協点を探すだけで、受け入れる事が出来ない事が多いと言う事を認識するべきである。考え方や生き方が違う人をどのように受け入れる事が出来るのか?受け入れることなど基本的に出来るわけがない。妥協する、又は、衝突しないような方法を考えて実行するだけの事。
外国人の受け入れとか、少子化の結果の妥協とか、簡単な事を言う人達がいるが、違いが大きい人達と住む機会が増えれば増えるほど不愉快な思いか、我慢をしなければならない機会が増えると思った良い。結婚は違う人格の人と一緒に住むことである。好きと言う感情を抱いても、違う環境で育った人達が同じ空間で過ごして上手く行く人達と行かない人達がいる。如何に違いがある人達の行動を受け入れる事が難しいケースが結婚を通して経験している人達は多いと思う。それが外国人や外国や違う文化で育った人達と暮らしていくことになるのである。きれいごとを適用すると結局、問題を解決できない状態に行き着くと思う。
田村憲久厚生労働相は29日の記者会見で、政府が調整する不妊治療の助成制度拡充の対象について「事実婚も含めて検討する」と表明した。公明党幹部が27日のテレビ番組で、法律上の夫婦に限らず事実婚も対象に加えるべきだとの考えを示していた。
田村氏は「年金の分割では、婚姻関係を結んでいなくても認めている場合がある。皆様からの意見を承り判断したい」とした。
助成金の所得制限については「保険適用との整合性を考える必要がある」として、緩和を検討する考えを改めて示した。
「「デジタル庁」の2021年中の発足をにらみ、「トップクラスの人材を出してほしい」と民間団体に要望した。」
なぜ民間団体にトップクラスの人材を要望するのか?政府側がデジタル化に関して詳しい人間を集めて方針を立てないとトップクラスの意味がわからないが、方針が
間違っていたり、方向性が決まっていないと実際の仕事をする人間は良い仕事が出来ない。
現在のIT化にしても、理解できないままITでお願いのような事を言っているから、使い勝手が悪いものが出来て、それをユーザーに仕えてと言う。問題があると指摘すると予算がない、修正する予算がないと言う。しっかりと支持できないから適当なものを依頼された民間会社が作成する。
「航空母艦の方向転換みたいなもの」の例えは行政の対応が遅いだけで、デジタル化は出来るとこから進めればよい。簡単にデジタル化と言うが、公務員が使いこなす、又は、理解しなければ形だけのデジタル化で意味がない事になる。
菅政権肝いりのデジタル化政策について、担当大臣が「5年間はかかる」と語った。
平井デジタル相「(デジタル化は)5年間はどうしてもかかると思う。だいたい、航空母艦の方向転換みたいなものだから、クイッとは曲がれない」
平井デジタル相は24日、IT関連の民間団体と面会し、行政のデジタル化には一定の時間が必要だとの認識を示した。
また、「デジタル庁」の2021年中の発足をにらみ、「トップクラスの人材を出してほしい」と民間団体に要望した。
時代の流れ、物流や人々の行動パターンの変化、インターネットと物流の融合による便利さと価格競争の激化など理由はあると思う。日本人の人経費の高さと海外での生産加速も影響していると思う。また国際競争による賃金の抑制と日本よりも下の国々の経済力や技術力のアップも影響している。
もう、百貨店がこれまでの形態を維持して存続できる時代ではないのであろう。これまでの形態で成功していただけにリスクを覚悟で大きな変化を取る事が出来ない体質である事がリスクの一つだと思う。
地方百貨店の閉店が相次いでいます。8月末にそごう徳島店(徳島市)が閉店した徳島県は、今年1月に地場百貨店「大沼」が倒産した山形県に続き、全国で2番目の“百貨店空白県”となりました。そごう徳島店のケースから、百貨店と地方の街づくりの関係について神戸国際大学の中村智彦教授(地域経済論)がリポートします。【毎日新聞経済プレミア】
【写真】そごう閉店後、店の前で大勢が拍手
◇高速バスで神戸へ
そごう徳島店は1983年、JR徳島駅前に開店し、当時は四国で最大規模の百貨店だった。しかし近年は集客に苦戦した。徳島市とその周辺には多くの大型ショッピングセンターができた。JR徳島駅から車で南東に10分ほどのところにイオンモール徳島、北に15分ほど行けばイオンタウン北島があり、さらにフジグラン北島、ゆめタウン徳島、ショッピングプラザタクトなどが市内外に点在する。
徳島市のある中小企業経営者は、通勤も買い物も車がメインになって駅前に出ることが少なくなった、という。そのうえ「神戸と淡路、鳴門を結ぶ高速道路が全線開業した98年以降は、若者だけでなく主婦層も特別な買い物というと神戸に出かける」と話す。
徳島から神戸方面に出るには、高速バスが早くて安い。約2時間で2000円台からある。徳島市内に通勤する男性会社員は「高速バスに乗る場合も、駐車料金の安い徳島市の北にある“徳島とくとくターミナル”に車で行きます。バスの始発の徳島駅前にはわざわざ行きません」という。駅前に人が集まる理由が減っていたことがうかがわれる。
◇地元の「要望」は……
こうした状況の中、そごう徳島店の閉店は2019年10月に発表された。徳島市は、同年11~12月に同店閉店後の駅周辺の魅力向上を図る目的で、地元の人たちを中心にインターネットと徳島駅前2カ所の街頭ヒアリングでアンケート調査を実施した。
20年1月に公表されたアンケート結果の報告書によると、「駅前にどんな施設があればいいと思いますか」という設問(複数選択可)で最も多かった回答が「百貨店・デパート」の26.2%で、「百貨店・デパート以外の商業施設」が14.1%で続いた。一方、徳島駅前に来る頻度は「月1回程度」の29.8%が最多で、次いで「週1回程度」が21.8%だった。決して高い数字とはいえない。
各地では、こうした地元の人たちの「要望」も理由の一つに、地元経済界が行政の支援を受けるなどして運営していた百貨店があった。熊本市の県民百貨店や、愛知県豊橋市のほの国百貨店、宮崎市のボンベルタ橘百貨店などだが、いずれも経営に行き詰まった。地元の人たちは「駅前に百貨店を」と要望するが、実際に足を運ぶ機会は少ないからだ。
そごう徳島店の跡地利用は、閉店時点で具体的に決まっていない。同店が入っていたビルを管理する第三セクターは百貨店の小型店舗の誘致を目指すとしているが、新型コロナの影響もあり、簡単にはいかないだろう。
◇百貨店が街の核にはなりえない
地方では、駅前の百貨店がなくなると集客力が下がり、中心市街地の衰退が進むなどといわれてきた。しかし、各地を実際に歩いてみていると、むしろ駅周辺の集客力が低下し、商店街の衰退が進む中、老朽化した建物に入居する百貨店が踏ん張るものの、ついには閉店する、というのが現実だ。徳島の場合も駅からほど近い商店街の衰退ぶりは激しかった。
また、百貨店のビジネスモデルは店舗販売だけでなく、各地域の有力者や富裕層を対象にした外商を売り上げの柱の一つとしてきたが、それ自体も維持できなくなっている。
こうした状況で、駅前のかつてのにぎわいを取り戻すといったノスタルジーにとらわれている場合ではない。老朽化した建物、採算の取れないビジネスモデルになった百貨店に、自治体が税金を投入したり、地銀をはじめとする地元経済界から出資を求めたりする時代ではないだろう。
百貨店がなくなっても、地元の多くの人は生活に困らない。困らないから淘汰(とうた)されてしまう。それを、新陳代謝を進める新たなチャンスだと考えられるかが重要だ。中心市街地が商業地でなければならないという発想も変えるべき時代に差し掛かっており、地元の住民たちが新しい時代にどのような街づくりがふさわしいのかを過去にとらわれず考え直すタイミングだ。もはや「百貨店が街の核」にはなりえない。
時代の流れ、又は、社会の価値観や認識が急速に変わっている環境で同じ事をしていても通用する人達や通用しない人達が出てくる。
暴力が通用しない環境になるとカリスマ性、リーダーシップ、又は、人とのコミュニケーション能力が人間性に加えて教師に求められると思う。進学校でなければ筆記での得点よりもカリスマ性、リーダーシップ、又は、人とのコミュニケーション能力にウェートを置いて教員を採用する割合を増やすべきだと思う。
日本社会はまだ隠ぺいする体質が強いので何とかなっていると思うが、無駄に隠ぺい行為に時間と努力を費やすのなら問題を起こさない人間を採用するように努力し、問題を起こさないような人間になるように生徒を教育及び指導していくべきだと思う。まあ、家庭の教育や指導を学校に押し付けるなとの指摘は正しいと思うが、家庭で適切な教育されていない児童を放置すれば、将来の問題になる可能性は高い。文科省は良く考えて対応策を考えるべきだと思う。
能力は重要であるが、まじめに働く事が出来るだけでも十分な事だってある。外国人に働かしても仕事をせずに生活ほどを受けている日本人が増えれば、全体的に考えればマイナスである。
岐阜県各務原市の中学校に勤務する教頭の男(52)が高校生の実の娘に暴行し、けがをさせたとして19日、傷害の疑いで逮捕されました。
警察によりますと、男は18日夜から19日未明にかけて、自宅で高校1年生の実の娘(16)を竹刀で殴るなどの暴行を加え、全身に打撲を負わせた疑いがもたれています。
娘が通う高校の教諭から「父親から暴行を受けた」と通報があり、事件が発覚したということです。
警察は、男の名前や認否を明らかにしていません。
当時、自宅には男の妻や息子もいたということで、警察は当時の状況などを詳しく調べています。
各務原市教育委員会は「指導の徹底に努めていく」などとコメントしています。
新型コロナの影響で、高齢の老人が都会に住むデメリットが大きくなったと思う。
まあ、高齢になったら単純に健康や環境のための理由で中都市サイズの新しい環境には引っ越しできないであろう。
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、今年の敬老の日(21日)は、静かに過ごす高齢者が多くなりそうだ。重症化リスクが高いとされる高齢者の中には数カ月の間、外出自粛を続けている人も少なくない。認知症が悪化したとの調査結果も出ており、医療関係者は「高齢者の健康状態の悪化が顕在化する恐れがある」と警戒する。
【表】新型コロナウイルスの感染拡大が高齢者に与えた影響
「死んだら孫の成長を見守ることもできない。姿の見えないウイルスは、経験したことのない恐怖だ」。東京都西東京市の黒田十九雄(とくお)さん(74)は打ち明ける。
政治家の秘書などを長年務め、感染拡大前までは毎日のように電車に乗り、友人や孫に会いに行く活動的な日々を送っていた。
だが、今や外出は日用品の買い物ぐらい。週に何回も預かってきた5歳と1歳の孫娘と会うのも8月まで5カ月近く自粛した。電車に乗って孫へのおもちゃを買いに行くという、ささやかな望みもかなわない。「周りの同年代も同じだ」とため息をつく。
厚生労働省によると、新型コロナによる国内の死者の9割以上を60歳以上が占める。感染者全体では2%程度にとどまっている死亡率も、80歳以上に限れば十数%に跳ね上がる。
スマートフォンなどから得た位置情報を分析する「クロスロケーションズ」(東京)によると、8月の土日における全国の主要繁華街の人出は、30~40代が前年比60%に回復したのに対し、70代では55%にとどまった。
心身への悪影響も出始めている。日本老年医学会などが介護従事者に行った調査では、医療・介護施設、在宅介護のいずれも約4割で、新型コロナによる生活の変化で認知症の人の症状が悪化したという。
都内の総合病院に勤める医療関係者によると、健康診断に訪れる高齢者も例年より少ないといい、「がんや生活習慣病の悪化の発見が遅れ、治療が間に合わなくなる可能性もある」としている。
時代の流れと経営の問題。
上場企業の倒産は(株)レナウンに続き、今年2社目
(株)Nuts(TSR企業コード:350565198、法人番号:6010401050975、東京都港区東麻布3-3-1、設立1977(昭和52)年8月、資本金54億9402万1234円、中村健司社長)は9月16日、東京地裁から破産開始決定を受けた。破産管財人には、澤田和也弁護士(馬場・澤田法律事務所、港区虎ノ門1-4-2、電話03-5510-7703)が選任された。
負債総額は約5億1000万円。
上場企業の倒産は、5月15日に東京地裁より民事再生開始決定を受けた(株)レナウン(TSR企業コード:295833440、法人番号:6010701015232、江東区)以来、今年2社目。
1980年代からビデオソフト・レコードのレンタル事業を手掛け、ゲームソフト販売の「トップボーイ」を首都圏を中心に展開。100店舗以上を出店し、1998年に三高産業(株)から(株)トップボーイに商号を変更。1999年9月には株式を店頭公開(現ジャスダック上場)した。その後インターネットカフェの運営やパチンコ・パチスロ関連事業に参入するなど、アミューズメント分野を中心に事業を展開。
しかし、これら事業が頭打ちとなり、2017年には医療施設向けの運営コンサルティングを開始。業容の拡大を狙ったが目立った実績をあげられず、売上高は下降し、2019年3月期の売上高は1億2128万円にとどまった。
こうしたなか、2020年2月に証券取引等監視委員会より金融商品取引法違反の疑いで強制調査を受け、信用が失墜。2020年3月期決算発表を延期するなど、動向が注視されていた。経営環境が悪化の一途をたどる状況で、同年9月末に期限を迎える有価証券報告書の提出が困難な状況となり、事業継続に見通しが立たないなか9月16日、当社取締役が東京地裁に破産を申し立て、今回の措置となった。
眞子さまは約一億円の受け取りを辞退して小室圭さんと結婚したければ結婚すれば良いと思う。一億円の受け取りを辞退すれば結婚に反対する国民はするないと思う。
お金にゆとりがなくてもお互いの気持ちが強く結び合っていれば幸せと思うのであれば、本当にそう思えるのか行動を起こして体験すればよい。
頭で考えたり、想像するのと現実が似ている場合もあるし、全く違う事もある。やってみなければわからない事も多い。紀子さまが長女の気持ちを尊重したいのであれば、一億円の受け取りを辞退すれば結婚の可能性を説明し、反対する国民が多い中で結婚する事へのリスクやデメリットを伝えても気持ちが変わらなければ、結婚させれば良い。
どのような人生を歩むのかはっきりとする。また、いろいろな特典を失った眞子さまと小室圭さんが結婚したいと思うのか、そして、眞子さまが知らない部分を結婚後に見せるのかは、小室圭さんと人物次第。
人生、いろいろ。リスクや不安で結婚を諦める人もいるし、結婚し、失敗し、再婚で幸せになる人はいる。結婚の失敗から回復できず、転落人生の人はいる。どのようになっても人生である。
眞子さまは約一億円の受け取りを辞退して結婚したければ早く結婚すればよい。この問題を早く終わらせてほしい。
《共感したり意見が違ったりすることもありますが、お互いに必要だと思うことを伝え合いつつ、長女の気持ちをできる限り尊重したいと思っております》
【写真】眞子さま小室圭さん、東横線“密着デート”、小室佳代さん“金銭関連メール”
9月11日に54歳のお誕生日を迎えられた紀子さまは眞子さまのご結婚問題に関して、文書でこう綴られた。
「“長女の気持ちをできる限り尊重したい”という文言は、眞子さまの結婚を認められたように感じますが、今回のおことばには、紀子さまの苦しい胸の内がにじみ出ているのです」(秋篠宮家関係者)
'17年12月、小室圭さんの母親・佳代さんが抱える金銭トラブルを週刊女性がスクープしてから約1000日。
この間、長女と“結婚論争”を繰り広げてきた紀子さまは、どんな結論を導き出されたのだろうか──。
「昨年、皇嗣妃となられた紀子さまは、テレビ局と新聞社が所属する宮内記者会が今年のお誕生日に向けて事前に提出した3つの質問に文書で回答されました。“この1年の振り返り”や“ご家族の近況”、国民の関心事である“眞子さまのご結婚について”の質問も当然、盛り込む形に。
政府としては、お代替わりに関する最後の儀式『立皇嗣の礼』を今秋開催する方向で検討しており、その後間もなく、眞子さまから結婚問題について“何らかの発表”があるというのが大方の見方です。
今秋に方針が示されるのであれば今回の文書回答は紀子さまが結婚問題に言及される“最後の機会”になる可能性が非常に高いのです」(皇室担当記者)
結婚問題について話し合う機会はなかった
この1年の振り返りでは、秋篠宮家の“特徴”を改めて感じられる内容となった。
「コロナの感染拡大に伴い、今年3月から秋篠宮家が積極的に取り入れている“オンライン会議”で、さまざまな分野の専門家からの話をお聞きになったことを強調されていました。“状況に応じた豊かなコミュニケーションのあり方について、今後も考えていきたいと思います”と述べられ、秋篠宮家の活動を国民が改めて知ることになりました」(前出・皇室担当記者)
秋篠宮家を支える紀子さまのお気持ちがにじみ出ていた点を、ある皇室ジャーナリストが次のように解説する。
「今回のご回答では“家族エピソード”が多い印象でした。“オンラインで受けた内容について、食事の時間に話し合ったこと”“家族と有志の職員とで防護服を作ったこと”“久しぶりに家族でボードゲームをしたこと”などです。
家族の話題に言及されたのは、眞子さまの結婚問題に端を発した“家族不和”の印象を払拭されたかったのではないでしょうか」
小室佳代さんが元婚約者との間に400万円超の金銭トラブルを抱えていることが発覚すると、小室さんに対する世間の目は一変。この件で、現在も秋篠宮家には“火の粉”が降り続けており、家族仲まで悪化していると報じられたこともあったのだ。
「眞子さまの嫁ぎ先として同居される可能性もある家が、金銭トラブルを抱えていることがわかり、“皇族の結婚相手としてふさわしくない”という批判が巻き起こりました。
トラブルのことを知らなかった秋篠宮ご夫妻と眞子さまはひどく驚かれたそうで、翌年2月に婚約延期を発表。
その後、結婚の意思を曲げない眞子さまと“なぜ娘を説得しないのか”と、ご夫妻に対するバッシングが加速したのです」(前出・皇室担当記者)
そんな強い逆風が吹く中で、紀子さまが昨年に公表したお誕生日文書では、
《長女の気持ちを推測するなどして現状や今後についてお伝えすることは、控えたいと思います》
と、眞子さまのご結婚についての質問にご回答。
「“長女の気持ちを推測”という言葉から、眞子さまと結婚問題について話し合う機会はなかったのだと思います。昨年はお代替わりの行事で多忙だったことも理由でしょう。
しかし、今年3月ごろからのコロナ禍で公務がなくなり、お住まいで一緒に過ごされる時間が増えました。この時期あたりから、紀子さまと眞子さまが、結婚の話題に触れ始められたそうです」(前出・秋篠宮家関係者)
気持ちを尊重したいが、限度がある
今年の文書回答の中でも、
《長女の結婚については、対話を重ねながら、親として娘の気持ちを受け止め、一緒に考えていくことが大切だと思います》と、話し合いが行われていることを明かされた。
「ただ、眞子さまとの対話の中では“共感したり意見が違ったりすることもある”と言及されています。
今でも小室さんとの結婚意思がお強い眞子さまと、結婚反対のスタンスでいらっしゃる紀子さまには“意見の相違”があるということです。
眞子さまのお気持ちを尊重しつつも、譲れない部分がおありなのだと思います」(宮内庁関係者)
紀子さまは今回、長女に対するお気持ちを精いっぱい、文章で表現されていたという。
「“できる限り尊重したい”と綴られていますが、この“できる限り”に妃殿下の苦悩がうかがえます。気持ちを尊重したいが、限度があるということでしょう。
秋篠宮殿下は一昨年と昨年の記者会見で、今の状況では“一般の結納にあたる『納采の儀』は行えない”とのお考えを示されています。妃殿下も今の状況のままでの結婚は限度を超えており、容認できないということではないでしょうか」
そう話すのは、宮内庁OBで皇室ジャーナリストの山下晋司さん。
“できる限り”という5文字を入れることで“母親の意地”を見せられた紀子さまだが、年内には結婚が発表されるのは間違いないだろう。
「宮内庁は'20年中に結婚スケジュールを発表すると設定したため、『立皇嗣の礼』の開催が来年に延びたとしても、結婚問題に関する発表は今年中にしなければなりません。時期としては『立皇嗣の礼』と、秋篠宮さまのお誕生日である11月30日の間がベスト。
ご両親は金銭トラブルをクリアにし、国民から祝福を受けられないと『納采の儀』は行わないスタンスですが、それらの儀式は私的行事なので、行わなくても結婚はできる。
金銭トラブルも一向に進展がないままなので、眞子さまは『納采の儀』を行わずに、結婚を強行されるおつもりなのだと思います」(前出・秋篠宮家関係者)
母の思いも虚しく、娘は“悲願”へ突き進んでいる。
教師になれる能力があるのかは知らないが、「早く実習終えたかった」との理由で「(PCR検査で)陽性になった」と嘘を付く人間が教師になったら、人間性が
変わるわけではないので自己利益や自己中心的な理由のために問題を起こしたり、嘘を付く可能性はあるので、問題は早く起きて良かったと思う。
平等とか、公平にと言っても人間性に問題がある人を採用したい会社や組織は少ないと思う。もちろん、ブラックと呼ばれる企業や組織だと圧力や恐怖などで上手く、さぼらずに働かせるコツを知っているかもしれないので、どこも採用しない事はないと思う。そう言う意味では、多様性は良いのかもしれない。
大阪府岸和田市教育委員会は、市立小学校で教育実習をしていた大学生が新型コロナウイルスに感染したと虚偽の報告をした影響で、同校と、隣接する幼稚園が臨時休校・休園したと発表した。大学生は「早く実習を終えたかった」と話しているという。
市教委によると、大学生はこの小学校で8月31日から4週間の予定で実習をしていたが、今月7日、学校側に体調不良を訴えて学校を休み、電話で「(PCR検査で)陽性になった」と説明。市教委は感染拡大の恐れがあるとして、小学校と幼稚園を8~10日に休業することを決めた。
しかし、市教委が岸和田保健所に問い合わせたところ、大学生が検査を受けていない疑いが浮上し、学校側が事情を聞くと、うそを認めたという。
小学校と幼稚園は9日から通常通り再開。市教委は「何らかの形で責任の追及を検討する」としている。
「姉妹の父親は、警察の調べに対して『当日妻と子どもは実家にいると思っていた』と話していることがわかりました。」
上記が事実なら男性とあったり、飲み歩いている時は、子供達を連れて実家に行っていたと言っていたかもしれない。子供を連れていれば、ちょっと買い物に行っていたとか、ドライブしていたとか、いろいろと嘘は付ける。子供を置いて半日以上いなかったらどこに行っていたのとなる状況を避けるための口実に使われていたのかもしれない。
6歳の子供でしっかりしていたら何かを感じていたかもしれないが、世の中の事まで理解できないから、母親は男といるから帰ってこないとは考えられなかったのだろう。チャイルドロックがあっても、運転席か、助手席にいけば車の外には出られるはず。しかし、そこまでは考えなかっただろうし、外に出たいと思っても、前に行けば出られると考える事が出来なかったかもしれない。
ヤフーのコメントには、「子供が欲しくても・・・」とか「母親として・・・」又は、「母性本能・・・」とか書いているけど、動物には子孫繁益や種を残すために
母性本能が備わっているが、100%ではないらしい。人間には母性本能プラス感情が存在するが、母性本能よりも母親の欲求の方が強ければ、欲求を見たいしたい方が
優先されるから母性本能が機能するとは限らない。
父親が公務員だったり、普通のサラリーマンであれば、離婚はあったかもしれないが、このような行動は取れなかったと思う。まあ、運がなかったのだろう。少なくとも
ビルの地下駐車場とかだったら生きていたかもしれないが、このような行動を母親が取っている以上、何かしらの問題は起きていたと思う。
高松市で幼い姉妹が車内に置き去りにされて死亡し、母親が逮捕された事件です。姉妹の父親は、警察の調べに対して「当日妻と子どもは実家にいると思っていた」と話していることがわかりました。
3日、高松市で幼い姉妹が車内に置き去りにされて死亡し、母親が逮捕された
竹内麻理亜容疑者(26)は、9月2日の午後9時ごろから3日の昼ごろまで、高松市常磐町のコインパーキングに止めた車に6歳と3歳の姉妹を置き去りにして、熱中症とみられる症状で死なせた疑いが持たれています。
警察によりますと竹内容疑者は、この日2人を車に残して繁華街で酒を飲んでいたことを認めています。
一方、父親は警察の調べに対して「当日妻と子供は妻の実家にいると思っていた」と話しているということです。事件当日に立ち寄った飲食店の関係者によりますと竹内容疑者は、週に数回店を訪れ酒を飲んでいました。
警察は、竹内容疑者が事件があった日以外にも姉妹を車に残して酒を飲んでいた可能性があるとみて調べを進めています。
大麻のために現在のステイタスを失うのはどうなのかな?
以前、留学経験があると書かれていたけど、その時に覚えたのかな?
アメリカに住んでいた頃、クラスメートに大麻をやっている奴がいた。一度、アパートに遊びに行ったらどうやって大麻を栽培しているのか見せてくれた。その後、大麻仲間がやってきて大麻をやり始めた。「お前はやらないの?」と聞かれたので、「やらない」と言ってアパートから出て行って以来、そのアパートに行ったことがない。
まあ、あっちはお前何しにここにいるのと思ったのか、チキンと思ったかは知りようがないが、あの気まずい空気は今も覚えている。綺麗な女の子達の知り合いがたくさんいたのは羨ましかったな。まあ、たぶん、そう言うパーティーで知り合うのだろうけど、そこまでして知り合いたいとは思わなかった。
アメリカで世の中には価値観や生き方が違う人達がたくさんいる事を理解できた事は良かったと思う。自分と価値観が違う人達に無理に合わせようと思わなくなった。
人に合わせるぐらいなら一人でも良いかなと思うようになったのもこのころかな。アメリカに住んでいる時に「自己責任」とか、「お前が決める事」とかを結構言われた。まあ、そう言ってくれる人達は良い人達だと思う。相手を利用しようとする人達は結構いた。そう言う人達は良く「問題ない。」とか、「大丈夫。」を頻繁に言っていたな!
失うものが大きい事をわかっているはずだが止められない人達が存在すると言う事は、大麻には常習性が強いのだろうか?
元警察職員の男性を高松地検が不起訴に 覚醒剤を譲り受けたとして7月に逮捕・送検】 08/28/20(KSB瀬戸内海放送)
凄腕弁護士を雇ったら、逮捕されても不起訴になるのかな?
人生、いろいろだから、いろいろあるだろう。
捜査関係者によりますと警視庁は俳優の伊勢谷友介容疑者を大麻取締法違反の疑いで逮捕しました。
捜査関係者によりますと、俳優の伊勢谷友介容疑者が東京・目黒区の自宅で大麻を所持していた疑いで警視庁組織犯罪対策5課に現行犯逮捕されたということです。容疑を認めているということです。
伊勢谷容疑者は俳優として多くのドラマや映画に出演。2011年第20回日本映画批評家大賞助演男優賞を受賞、2012年にはブルーリボン賞助演男優賞、さらに日本(にっぽん)アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞しています。
去年は映画「翔んで埼玉」に出演し話題になりました。
まあ、これだけ変われば、都会に住んで見た目を最優先する人が整形を知らなかったら、対応は全然違うと思う。
驚くほど整形が上手くいったケースではないのだろうか?後は、整形の劣化が何年後、又は、何十年後にあるのかと言う事だけど、健康に被害がなければ
これだけ変われば十分だと思う。400万円なんて凄い金額だけど、人が消費する額を年数で考えればそれほどの金額ではない。
広告塔として収入が得られて良い事ばかりだと思える。一つ解決できない事は、DNAまでは変える事は出来ないので、結婚して子供が生まれて、相手に似ていない場合、
誰の子供とか、学校で両親に似ていないとか言われるリスク。
人がどう思っても、本人が幸せ、又は、良いと思っていればそれで良いと思う。化粧にしても、整形にしても、程度の違いはあるが、違いのためにする事にはかわりない。
判断基準は個人や文化でも違う。美の基準だって国によって程度の違いはあれ違う。
整形は一つの価値観であって、実物以上に良く見せようとするのは、芸能界やマーケティングでも存在する。
ある25歳のOLによる告白が今、注目を集めている。高校卒業以来、4度の整形を受けたこと。整形を受ける前は自殺未遂に至るほどの生きづらさを抱えていたこと。整形を経て、歩むべき人生が見つかったこと。赤裸々な思いと衝撃的な半生を整形前後の写真とともにSNSでつづったのだ。普段はITベンチャーで働く彼女は、なぜ「整形OLみきしぃ」として発信を始めたのか。真意を知るべく本人を直撃したところ、整形により人生を救われた一人の女性の真摯な姿勢が伝わってきた――。
⇒【写真】整形前の写真。コンプレックスの塊だったという
親友にも陰口を言われ、深く傷ついた中学時代
――今年3月から公開が始まったnoteでの整形告白が、すごく話題になっていましたね。
みきしぃ:はい、こんなに話題になって、自分でも驚いています(笑)。
――高校卒業翌日に最初の整形をされたそうですが、いつ頃から整形したいと思っていたんでしょうか?
みきしぃ:年を重ねていくに連れて「ブス」だと周囲に言われて、いじめられる回数が増えていったんです。それまでは自分がブスだという自覚はなかったのですが、まわりからの言葉を聞くうちに自分への評価がどんどん下がっていきました。初対面の人や友人、知人にも容姿で心ない言葉を言われる頻度が高くなったり、ぞんざいな扱いをされる機会が多くなったりしたことが整形をしたいと思うようになったきっかけです。
――その当時を振り返って、印象的な出来事はありますか?
みきしぃ:中学生のとき、実は芸能界に憧れていたんです。だから、ひそかに雑誌『ピチレモン』のモデルになりたいなって思っていたんですね。人に言ったら笑われるだろうなとはわかっていたんですが、あるとき、同じ部活の親友だった子に、つい「実はピチモ(ピチレモンのモデル)になりたいんだ」と打ち明けたんです。すると、後日、部活に行ったら、みんなが私の顔をみて、「フフフ」って笑っていて。
どうしたのか聞いてみると、親友だと思っていた子が「あの子、ピチモになりたいんだって。自分の顔、鏡で見たことあるのかな?」と裏で笑っていたらしくて。それを聞いてから、「あぁ、私ってそんなにブサイクなんだ……もう人に夢を語るのはやめよう」と絶望しました。
――心を許していた子に、そんなことを言われたら心が折れますね……。
みきしぃ:高校入学以降はさらに顔に対するコンプレックスが強まりました。当時、私が通っていた女子高はかわいい子が多くて。「私もこうなりたい」と思うキラキラした存在が近くにいるのに自分はそうなれない。「なんで同じ人間なのに、この子たちと私は人生が全然違うんだろう」って、本当に辛くて……。高校時代は日常生活にも支障をきたすくらい、一日中ずっと自分の顔のことばかり考えていましたね。
子供のために人生を諦めるとの考え方はおかしいと思うが、あまりにも無責任な行動は問題。ただ、規則や法でどのような状態であれば子供を引き離して施設で保護するのか、また、施設での保護や子供が大学進学の望んだ時の選択肢とか、セットで考えないと子供が生きているだけで良いでは問題は解決しないと思う。
反面教師で育つ子供はいるが、このような親の下で育つと可能性は狭くなると思う。まあ、人生は親も選べないし持って生まれる能力も得れべないので、平等な世界ではない。しかも韓国ほどではないが、日本でもやはりコネや生まれが影響しないわけではない。
ヤフーのコメントを読んでいるとシングルマザーではなく、旦那がいるとか、不倫とかかかれているが、興味がないので調べない。まあ、人生いろいろと言う事だろう。
「生まれ変わる」を信じてはいないが、もし、そのような事があるのなら次は優しい親の子供として生まれてほしい。
高松市内で女児2人が乗用車に長時間放置され、熱中症とみられる症状で死亡した事件で、香川県警に保護責任者遺棄致死容疑で逮捕された母親で無職の竹内麻理亜(まりあ)容疑者(26)(高松市川島東町)が、2人を放置して訪れた飲食店で、「子どもは預けている」と店員にウソの説明をしていたことが捜査関係者への取材で分かった。
竹内容疑者は2日午後9時頃から、翌3日午後0時40分頃まで市内の駐車場に止めた乗用車に、長女(6)と次女(3)を放置し、死亡させたとして逮捕された。
竹内容疑者はこの間、2人を車内に残したまま、近くの繁華街で少なくとも3軒の飲食店を飲み歩くなどして昼過ぎに駐車場に戻っていたが、捜査関係者によると、顔なじみの店員に対し「子どもは預けてきている」などとウソの説明をしていたという。
県警が竹内容疑者が訪れていた店や周辺の防犯カメラの映像などを確認したところ、約15時間、一度も車内の様子を確認することなく、店をはしごするなどしていた可能性があることも判明。
竹内容疑者は3日正午頃に駐車場に戻り、その後、近くの路上まで車を移動させた後、「子どもがグッタリしている」と119番。駆けつけた警察官らに「2時間ほどトイレに行って帰って来たら、グッタリしていた」と説明していた。
同市では2日午後9時以降、気温が28度から下がらず、3日は9月の観測史上最高となる37・6度を記録。司法解剖の結果、2人の死因は熱中症とみられ、県警は放置された車内で症状が悪化したとみて調べている。
タレントのてんちむについて全く知らないが、最近は一部のユーチューバーは羽振りが良いらしい。見る人がいるから注目を浴びようとするのだから
馬鹿らしいと思えば見なければ彼らや彼女らの収入は減る。
化粧が上手いのか、画像を修正するのか、それとも整形なのか知らないが、最近は現在と以前の写真がかなり違う人が多いように思える。
ユーチューバーとしても活動するタレントのてんちむが2日、自身の公式YouTubeチャンネルを更新。豊胸の事実を隠してバストアップ関連商品を宣伝やプロデュースしていたことや、過去に大麻を吸引していたことを認め、謝罪した。
【写真】てんちむと“暴露合戦”を展開 かねこあや“愛人”女優と敬礼ポーズ
てんちむはこれまで、豊胸手術をせず自助努力でバストサイズをAカップからFカップに成長させたとし、その経験を生かした下着やサプリなどの宣伝、プロデュースを行っていた。
だが、同じユーチューバーでタレント・かねこあやとの、訴訟沙汰ともなった“暴露合戦”の中で、てんちむが過去に豊胸手術を受けていたことを明かしているLINEのスクリーンショットが流出。「詐欺ではないか」などと批判が殺到した。バストの成長については、高須クリニック・名古屋院の高須幹弥院長が8月31日に自身のYouTubeで「普通に医学的に考えてあり得ない」と疑問を呈していた。
スーツを着用し、真剣な表情で動画に登場したてんちむは、自助努力の成果は強調しつつ、豊胸の事実を隠していたことを認め、謝罪。関与していたバストアップ関連商品については、自腹で返金対応すると宣言した。
加えて、過去の海外旅行時に大麻を使用したと暴露された件についても「使用時には認識しておらず、さらに現地が合法なら大丈夫なのではと二重に誤認識をしていました」と認めた。その上で「表に出る仕事をする人間として、自覚のない、極めて軽率な行動だったと深く反省しております」と頭を下げた。
てんちむは2000年4月から、NHK教育(現・Eテレ)の「天才てれびくんMAX」に「てんかりん」としてレギュラー出演して人気に。14年には「最近、妹のようすがちょっとおかしいんだが。」で映画初出演&主演を果たした。16年に公式YouTubeチャンネルを開設。チャンネル登録者数は100万人を突破した。訴訟沙汰となっているかねことは、かつては親友として共同活動を行うなどしていた。
女性でないので理解は出来ないが罪は重くして良いと思う。
今年7月、愛知県半田市の路上で、女性をカッターナイフで脅し乱暴したとして31日、無職の男が逮捕されました。
強制性交などの疑いで逮捕されたのは、愛知県阿久比町の無職・西山純介容疑者(44)です。警察によりますと、西山容疑者は7月14日夜、半田市内の路上で、女性(19)の口をふさぎカッターナイフを突きつけ「痛い目に遭いたくなかったら大きな声を出すな」「捕まったら探し出して殺してやる」などと脅し、乱暴した疑いが持たれています。
調べに対し、西山容疑者は「殺すぞとは言っていない」と容疑を一部否認していて、警察が調べを進めています。
西山容疑者は、今年5月にも同様の手口で別の女性に乱暴したとしてすでに2度逮捕されています。
外国人労働者の確保のための日本語学校はいらない。それが利便性に影響するとしても仕方がない。外国人労働者に頼るよりも都市設計やコストパフォーマンスを
考えた街づくりを考えるべきだと思う。
インターネット環境は進化しているので日本に来なくてもやる気があれば日本語は勉強できる。
「このまま留学生が来ないと、倒産してしまう」。こう話すのは沖縄県那覇市西にある県内大手の日本語学校経営者、仲田俊一理事長(82)。新型コロナウイルスの影響で日本に留学予定の外国人が入国できず、県内のほとんどの日本語学校は4月から入学者ゼロが続いている。外国人に日本の文化と言葉を教える日本語学校は今、経営の危機にひんしている。(社会部・徐潮)
仲田理事長が経営する「日本文化経済学院」は1999年に開校し、年に4回新入生を募集してきた。定員は340人。今年4月と7月に、ネパールとベトナムから約160人が入学する予定だった。
だが、4月入学の100人は、授業料と入学金を支払う直前に新型コロナが世界中に広がった。日本政府も水際対策として、4月に東南アジアなどからの外国人の入国拒否を決めた。結局、本年度の入学者は1人もいない。
「4月から8月までビジネスとしての入金はゼロ」。一方、340人を受け入れるための常勤講師や教室、留学生の寮を確保しており「建物の家賃や人件費は変わらない。危機的な状況に陥っている」
2年生の在校生は160人いるが、飲食店などでのアルバイトが減り、学費に困っている人もいるという。
コロナ後の沖縄経済を念頭に「留学生が来ないと、ホテルや飲食サービスなどに必要な若い労働力の確保が難しくなり、沖縄経済にも影を落としてしまう」と懸念する。「本年度は大赤字でも、来年度はオンライン教育などの方法を考えないと」。仲田理事長は新たな活路を模索している。
年間約200人の留学生を受け入れるステップワールド日本語学院(那覇市)の仲筋耕一副校長(44)は留学生が来年4月も来なければ、在校生が3月に卒業し「学生がいなくなる」と危機感をあらわにした。
懸念しているのは新入生が入国できないほか、在学中の留学生が卒業しても就労先がないこと。就職できなければ、目標がなくなってしまうとし「学生たちの人生もあるので、日本人同様に外国人の雇用も確保してほしい」と求める。
日本政府は4月以降に入国する予定だった新規留学生の受け入れについて、学費などを支給する国費留学生に限って8月末から入国の受け入れを始めている。日本語学校などの私費留学生の受け入れ時期は「まだ決まっていない」という。
いくら情報を集めても集めた情報が正しくない、バイアスで歪められている、又はどこからの情報源なのか次第では正しい判断は出来ないと言う例だと思う。
不動産会社には興味がないので良く知らないが、テレビで不動産会社は厳しいとか、ブラックとか取り上げていたので大手でもその傾向はあるのかもしれない。
インターネットで簡単に情報が得られるようになったが、情報の選別や情報の内容の判断する能力は必要だと思う。10年以上も前の学生時代の時でも情報社会で
情報が氾濫しているので、情報を分析したり、判断する能力を身に着けないと間違った判断をすると言われた。また、人や企業は嘘を付くので直感でも、
情報収集でも良いので、鵜呑みにせず、自己責任で判断しろとも言われた。
どこの大学を卒業したのかは知らないし、記載されていないが、10年以上も前からあるところでは言われている事を学生に教えないのは良くないと思う。大学は専門だけを
学ぶ所ではないと思う。しかも多くの学生は理系を除けば、大学の専攻とは関係ない企業や仕事に就くようだ。
3カ月で退職は早いような気もするが、人それぞれなので人と合わせる必要はない。女性差別と思われるかもしれないが、まあまあの家庭が気付けるような相手を見つける事が
出来れば、男性のように大黒柱、又は、高収入のプレッシャーはない。選択が正しかったかは、その後の結果でしかわからない事もあるし、その後の運次第である場合もある。
大手に拘りがなければ、大手のブラックサイドを経験したのだから、それほど羨ましいとも思わないかもしれない。「隣の芝生は青く見える」的な事はこの世の中
たくさんあると思う。後は、個々の価値観や比較する経験や情報が違うので、良い悪い、又は、合う合わないの結果は個々の判断でかなり違ってくると思う。
入社後、すぐに辞めてしまう新入社員は後を絶たない。先輩社員のなかには「根性が足りない」などと言う人もいるかもしれないが、新入社員にだって言い分はある。実際にどんな退職理由なのだろうか。新卒入社3か月で会社に三行半をつきつけたという、“新卒三か月でやめたマン”さん(Twitter:@pien20sotsu)に話を聞いた。
女一人の職場でキャバ嬢になった気分
新卒三か月でやめたマンさん(女性、埼玉出身)は都内の大学を卒業したこの春、全国展開している大手不動産のグループ会社に総合職として就職した。
「不動産業界を志望して、ネームバリューのある大手企業に就職したいと思い、就活では給与や残業時間、有給休暇のとりやすさなどを重視していました。大学4年のGW前に3社から内定をいただき、最終的に3社の中でも福利厚生が充実していて、先輩社員の雰囲気が一番良かった会社に決めたんです。5月末という、かなり早い段階で就活が終わったので、周りからは羨ましがられましたね」
しかし、実際に入社してからは就活時代に聞いていた話と大きく異なる実態に戸惑うことが多く、特に配属の辞令が出た5月以降は会社への不信感を募らせる一方だったという。
「『男女比は半々くらいで若手も多い』『有給休暇も取りやすい』と聞いていましたが、実際は全く違いました。寿退社や出産後に異動する女性が多く、私が配属された職場の男女比は9:1くらい。始発で出勤してくる人や23時まで残業している人が多かったです。配属初日に先輩方から休日出勤も常態化していて、離職率が高く、中途採用の社員が半分を占めている実態を聞かされ、それほどの激務に怖くなりました」
彼女の就職先の会社が就活生に対して意図的に事実と異なる情報を伝えていたのかは定かではないが、部署などによって働きやすさの体感が大きく異なるケースも大企業では決して珍しくないだろう。
だが、ブラックな職場とホワイトな職場が同じ社内で混在する実態を正確に知ることは、全くの外部の人間からは難しい。
「配属先の新入社員は自分だけで、必然的に女1人なのでプライベートな話も根掘り葉掘り聞かれました。飲みの席では、キャバ嬢であるかのような気持ちになって、女は損だと思いましたね。新入社員の私は強制的に定時退社させられて土日も休めましたが、コロナの影響もあり、先輩社員はかなり大変そうで。もともと人一倍、人に気を遣う性格なので、先輩方の姿を見て将来の自分が心配になって、自分に何かできることはないか考えすぎてしまうことも、けっこうなストレスでした」
「早期退職は別に悪いことではない」
「『特にこの業界はお金持ちと結婚しちゃえば、女性は働く必要ないから~』と言われて、上司すらやりがいを感じない仕事に費やす時間が無駄だと感じるようになりました。新型コロナの影響で全社的にリモート(ワーク)が推奨され、私も入社直後の研修こそリモートでしたが、配属された職場はリモートが難しい部署だったので、みんな通常通り出社していましたね。他の新入社員はみんなリモートなのに……という不満もありました」
会社に行くことに強い不安感や緊張感を抱くようになり、不眠や食欲不振などの症状が現れた新卒三か月でやめたマンさんは、直々の上司に退職の意思を伝えたという。
「帰宅途中の道端でしゃがみ込んで動けなくなってしまったり、ふと涙が止まらなくなったり、自殺を考えてしまうほどの鬱状態に陥って、限界を感じました。退職の希望を願い出たときは『〇〇さんが!?』と、かなり驚かれましたね。もともと明るい性格で、他の部署の社員とも仲が良く、新入社員の中でも代表で仕事を任せてもらったりしていたので。
もっとも私にはそれもストレスになっていたんですが……。何度も面談が行われ、引き留められました。辞めたい理由を訊かれ、会社への不満と自分の精神状態を伝えるのがとにかく苦痛で。面談中に過呼吸を起こし、嗚咽するほど泣いてしまうこともありました」
人事担当者からは試用期間終了後の部署異動や一般職への転換、休職も提案されたようだが、その決意は固く、精神科を受診して適応障害と抑うつ状態の診断書をもらって挑んだ最後の面談でも迷わず退職を選んだそうだ。
「仲の良い同期には『早すぎ!』と言われましたが、みんな『確かに就活詐欺だし、寂しいけど早い方がいいかもね』と背中を押してくれました。両親も『身体を壊して、自殺してしまう前に辞めろ』と理解してくれて。
退職前は不甲斐なさと申し訳なさでいっぱいで苦しかったんですが、大手企業に就職した大学の知人などから同期や友人が早期退職した話も聞き、別に悪いことではないと思えるようにもなりました。退職した翌日からはとてもスッキリした気持ちでしたね」
退職してから約2か月が経った現在は転職サイトをチェックしつつ、実家で家事・手伝いをしている新卒三か月でやめたマンさん。睡眠や食事も徐々に人並みにとれるようになり、精神的にも落ち着いてきたと語った。
「一度は本当に死を考えるほど追い詰められましたが、いまは全くそのようなことはなく、自分を見つめ直す時間を持てています。コロナ禍の転職活動はかなり厳しいと、退職前から覚悟していたので、年内には転職できたらいいなと。まずはまともに働けるようになることが目標ですが、以前のように正社員で働くと、同じように心身を壊してしまうのではないかという不安な気持ちもあるので、派遣・契約社員も考えています」
<取材・文/伊藤綾>
【伊藤綾】
1988年生まれ道東出身。いろんな識者にお話を伺ったり、イベントにお邪魔するのが好き。SPA!やサイゾー、マイナビニュース、キャリコネニュースなどで執筆中。毎月1日に映画館で映画を観る会"一日会"(@tsuitachiii)主催。
「発達障害」でも得意分野を生かせる仕事や会社を探すことに時間を費やすべきではないのかと思う。
この記事で関係ない事であるが「高学歴=仕事が出来る」は可能性や確率の高さであって、イコールではないと言う事を証明する一例だと思う。
また、高学歴や高いプライドが「発達障害」の受け入れを困難にさせている可能性はかなり高いと思った。
「発達障害」に限った事ではなく、向き不向き、好き嫌い、得意不得意などいろいろな問題を抱えている人達は多いと思う。「発達障害」ではなく、
運動神経が良くない人は、運動に関しては致命的だし、嫌な体験や恥ずかしい経験をしていると思う。特に学生時代は運動が出来る出来ないは重要な
点だと思う。人格形成や性格にまで影響する可能性もあると思う。
大きく変えられない事でも努力で改善できることはある。得意分野や得意分野がなくても他と比べたら良い点を伸ばす生き方はある。それをするかしないかは
本人の問題だと思う。
現代の日本は、非正規雇用の拡大により、所得格差が急速に広がっている。そこにあるのは、いったん貧困のワナに陥ると抜け出すことが困難な「貧困強制社会」である。本連載では「ボクらの貧困」、つまり男性の貧困の個別ケースにフォーカスしてリポートしていく。
今回紹介するのは「高学歴なのに発達障害という点で理解が得られず、福祉の谷間に落ちた感覚」と編集部にメールをくれた、26歳の男性だ。
■発達障害と診断後、本当の地獄が始まった
「もっと早く、誰かに見つけてほしかった」
昨年、発達障害と診断されたソウスケさん(仮名、26歳)はこう繰り返した。早稲田大学政経学部を卒業。しかし、出版社での勤務も国家公務員の職場も長くはもたなかった。「あがいても、あがいてもどうにもならないことがたくさんありました。早期発見されていれば、あそこまで苦しむことはなかったのではないか思うと、今も悔しい気持ちです」。
ソウスケさんが長年生きづらさを抱える中、周囲からは容赦なく罵倒された。
「ふざけてんのか! 真面目にやれよ」
「高学歴なのに、どうしてそんなにバカなんだ?」
「できそこない」「甘えている」「怠けているだけ」──。
こうした罵詈雑言は彼自身に「自分は人間失格なんだ」と思わせ、自己肯定感を奪い去るには十分だった。会社を辞めた後、注意欠陥障害(ADD)と自閉症スペクトラム(ASD)とわかったが、時すでに遅し。このころには抑うつや不眠などの二次障害を発症していた。そしてソウスケさんに言わせると、本当の地獄はむしろここから始まった。
「診断直後はホッとしました。予想も覚悟もしていましたし。それなのに、心の奥底で拒否感が拭えませんでした。25年間、“健常者”だと思って生きてきたので。障害者になったことを受け入れられなかったんです。
通い始めた障害者向けの就労移行支援事業所の職員から、まるで子どもに対するようにゆっくり話しかけられ、『よくできましたねー』と言われたとき、『本当に障害者になっちゃったんだな』と思いました。ショックでした。『どうして自分なんだ』『なぜ誰も見つけてくれなかったんだ』。そう思うと、言いようもない怒りが煮えたぎりました」。
慰めてくれる母親に「なんで生んだんだ」と当たり、「発達障害なんて甘えだ」と責める父親と何度もつかみ合いの喧嘩になった。もともとおとなしく、内向的な性格だっただけに、ソウスケさんも自らの内側にある攻撃性に戸惑ったという。
発達障害と診断されてからの1年間、ソウスケさんはひきこもりに近い状態に陥った。ちょうど同じころ社会では、背景にひきこもりの問題があったのではと指摘される事件が相次いだ。5月には川崎市内で50代の男性が小学生らを殺傷、同6月には東京・練馬区で元農水事務次官が息子を刺殺、同7月には京都アニメーション放火事件が起きた。
「いつか自分も犯罪者になるんじゃないか。父と殺し殺される関係になるんじゃないか。これはまずい。絶対にこうなってはいけない」
ニュースを見ながら恐怖に震えた。川崎の事件をめぐっては、テレビやネットを中心に「(加害者は)1人で死ねばいいのに」といった主張も相次いだ。こうした意見は当然、ソウスケさんの耳にも入る。社会に迷惑をかける前にと、ネットで自殺方法を調べたりしたものの、実行することはできなかった。代わりに拒食状態になり、夕方になると気持ちが不安定になり涙が出たという。
とくに不眠は苦しかった。睡眠導入剤を服用しても数時間で目が覚める。その後はこれまでに怒鳴られたり、ののしられたりした経験が何度も頭の中でよみがえった。「暗闇の中で歯を食いしばって耐え、気がつくと窓の外が明るくなっている──。朝になると体力を使い果たした状態でした。毎日夜になるのが怖かったです」。
昨年の1年間で体重が一気に20キロ落ちた。
■話しているだけではわからない障害の特性
ソウスケさんとは都内の喫茶店で会った。本人確認のために見せてもらった障害者手帳の顔写真に比べ、目の前にいるソウスケさんはたしかに別人のように痩せていた。一方でソウスケさんの受け答えはつねに的確で、私が取材で出会った発達障害の人たちと比べて障害の特性がほとんどわからなかった。そう伝えると、ソウスケさんはこう答えた。
「検査によると『言語理解』の能力は高いみたいです。多動性もありませんから、普通に話しているだけではわからないかもしれませんね。一方で『知覚統合』は低くて、(明らかな知的障害とまではいえない)知的境界域の水準です。視覚からの情報をうまく処理できない。自分の場合はケアレスミスが多く、地図や図表、グラフを読むのが苦手です。
例えば、バス停では目的地に行くバスが来ているのにぼんやりして乗り損ねたり、探している携帯が目の前にあるのに探し続けたりとか。場の空気が読めないので親密な人間関係を築くのも苦手です。私の障害の特性は一緒に働いてみるとすぐわかると思います」
振り返ってみると、明らかな違和感を覚えたのは高校に入学したころだったという。クラスメートと好きな小説や漫画の話をしても、おもしろいと思うポイントがずれる。「お前、おかしいんじゃない?」などと言われ、クラスでも孤立しがちだった。
それ以上に深刻だったのは教師との関係。テストでは国語と英語の成績はずば抜けているのに、数学だけは最下位に近いのだ。得点が「4点」だったこともあった。教師から注意され、必死で勉強し、塾の個人指導も受けたが、数学の成績は下がる一方。精一杯努力しているのだと伝えても、教師からは「怠慢だ。真面目にやらないと将来苦労するぞ」と責められるだけだったという。
念願かなって就職した出版社では複数の作家を担当。しかし、作家たちのスケジュール管理はソウスケさんが最も苦手なマルチタスクでもあった。失敗の連続で、上司からは毎日のように「学生気分はやめろ」と怒鳴られた。「やる気だけは見せなければと毎朝7時に出社して深夜まで残りましたが、結局1年もたずに退職しました」。
このころ、ソウスケさんは自身の発達障害を疑い、医療機関を訪れている。しかし、医師からは「新社会人の甘え」と決めつけられ、検査を受けることさえできなかったという。
■脱しつつある「地獄の1年」、その転機は
その後、公務職場なら自分に合っているのではないかと、警備員のアルバイトをして学費をため、予備校に通った。試験に合格してある官庁に正規職員として採用されたが、ここでも連日ミスを繰り返した。押印するときの日付を間違えたり、経費の計算が合わなかったり。「ケアレスミスが人権問題になりかねない仕事。ストレスに耐えられず、2カ月で辞めました。私の職歴を知っている上司から『いい加減逃げ続けるのはやめろ』と言われましたが、限界でした」
そして始まったのが“地獄の1年”。今ソウスケさんはその暗闇から脱しつつある。いったい何が転機になったのか。
ソウスケさんはひきこもりに近い状態の中でも、マンション清掃のアルバイトを続けた。週3日ほどしか働けない時期もあったが、何かしら社会とのつながりを持ち続けなければという一心でこの仕事だけは辞めなかったのだ。また障害者手帳を取得したことで、父親の態度が少し軟化したという。
「(マンションの)大家さんが理解のある人で、私の体調を気にかけながらシフトを調整してくれました。私も障害の特性がわかってからは、リストバンドタイプのメモ帳を身に付けるなどしてケアレスミスをなくすようにしています。父については、障害のことを手帳という目に見える形で示せたことがよかったんだと思います。
少なくても収入があり、家族の理解も得られるようになって。私自身、ミスをしても『くよくよするな、これが特性だ』と障害を受け入れられるようになっていきました」
ソウスケさんは2回にわたって編集部に自分の話を聞いてほしいというメールを送ってきた。どうしてそこまでして取材を受けたかったのか。
「1つは早期発見の大切さを訴えたかったんです。もっと早くわかっていれば、最初から障害者雇用で働いていました。そうすれば二次障害で苦しむこともなかったのではないか。発達障害はクラスに1人、2人はいると言われてますから、(診断の際の参考にされる)ウェクスラー知能検査を義務化するべきだと思うんです。
もう1つは、発達障害は福祉の狭間に陥りがちだということ。もうすぐ(マンション清掃とは別の)清掃会社に障害者雇用枠で就職することが決まっていますが、手取りは月12、13万円ほど。障害年金は申請しましたが、『該当しない』と言われました。自分は一般雇用で働くのは無理。かといって障害者雇用の給料だけでは生活できません。せめて副業ができればいいのですが、障害者雇用では副業は認められないことが多いんです」
またしても隙のない、説得力のある答えだった。
■発達障害増加の背景にある「不寛容」
これは持論だが、昨今大人の発達障害が増えたといわれる背景には、世間や会社組織が「異質であること」「非効率であること」に不寛容になったことがあると思う。
本連載で発達障害の人の話を書いても、「周りにいたら気持ちが悪い」「発達障害の上司を持つほうの身にもなってほしい」といったコメントが寄せられる。居場所があって生きづらさを感じなければ、わざわざ診断を受ける必要はないという人も少なくないだろう。しかし、現代社会において「ちょっと変わった人」の居場所は確実に減った。
これに対し、ソウスケさんは「長年、“健常者”の側だったのでそういう人たちの考えも理解できます。自分も何か価値ある仕事ができるわけではありませんから。将来ですか? 発達障害は遺伝も関係しているという説もあるんですよね。今後、自分が家庭や子どもを持つことはありません」と言う。
ソウスケさんが絶望の崖っぷちから生還しつつあることはうれしいことだ。一方で私は20代の若者が「結婚はしない」と言い切るしかない社会を思う。ソウスケさんの話はどこまでも、やりきれないほど理路整然としていた。
本連載「ボクらは『貧困強制社会』を生きている」では生活苦でお悩みの男性の方からの情報・相談をお待ちしております(詳細は個別に取材させていただきます)。こちらのフォームにご記入ください。
藤田 和恵 :ジャーナリスト
インバウンド(訪日外国人客)をターゲットにする事は悪くない。また、分散や集中などの選択が良いか悪いかは判断できない。
結局、その時の状況や将来の予測などでケースバイケースで対応できる人が経営陣にいるのか、そして、運が良いのか、悪いのか次第であると思う。
新型コロナの出現そして世界への拡散は多くの人々が想像できなかったと思う。しかし、インバウンド(訪日外国人客)に期待して投資した所は
運がなかったと思う。まあ、世の中、努力が報われる場合もあるし、努力が報われない事もある。
岐阜県高山市奥飛騨温泉郷平湯で旅館「やまと館」を運営する大和館が事業を停止し自己破産申請の準備に入ったことが25日、分かった。帝国データバンク富山支店によると、新型コロナウイルスの感染拡大による宿泊客の減少が響き、負債総額は約1億9千万円とみられる。新型コロナによる破産は奥飛騨温泉郷で2例目。
同社は1953年設立。近年は台湾や中国からのインバウンド(訪日外国人客)需要を取り込み、海外宿泊客の比率を70%程度に高めるなど2019年4月期の売上高は4300万円まで回復した。だが、新型コロナウイルスが拡大した2月以降は宿泊客が大幅に減少。金融機関の借入金が売上高の4倍を超えるなど追加融資も困難になり、事業継続を断念した。事後処理は弁護士に一任された。
奥飛騨温泉郷観光協会の関係者は「新型コロナウイルスの影響で経営が厳しくなったのでは」とし、「これ以上売り上げが減れば、廃業が続く懸念はある」と心配する。
やまと館には5月末から自己破産する内容の張り紙があったといい、別の旅館の経営者は「寝耳に水で、地元では『大変だったのかな』という同情のムードだった」と振り返る。温泉街の中心地にあるやまと館の明かりがともらず寂しげな雰囲気が漂い、「これから倒産が増えるニュースを聞くと、自分の所もそうなるのかと不安になる」とつぶやいた。
医者なのだから避妊の方法など十分に理解できると思うのだが、なぜ避妊しなかったのだろうか?
まあ、どのような人生や展開になろうと、本人の人生だけど、もっと注意していればこのような展開にならなかったのでは?相手がお金では
動かないタイプだったのか?それとも相手が本気で遊びだと知らないかったのか?まあ、なるようにしかならない。
「周りには“フジコ”と呼ばれていました。すごく優しく紳士的で、職場には彼に思いを寄せていた人も……」
信じられないといった様子で話すのは、容疑者の大学時代にスターバックスのアルバイトで同僚だったという女性だ。
8月9日、女性の同意がないまま堕胎手術をしたとして、岡山県警に逮捕された藤田俊彦容疑者。岡山済生会総合病院に勤務する外科医だった。
病院は逮捕翌日の10日に記者会見を開き、「職員が逮捕されたことは誠に遺憾で、管理者として責任を痛感している」と謝罪した。
◆ ◆ ◆
堕胎した子どもの父親だった
「診察してあげる」
知人女性(20代)から妊娠の相談を受けた容疑者は今年5月17日の日曜日、そう言って勤務する病院に呼び出した。
事件当日は休みだったという容疑者。手術室に女性を連れ込み、麻酔薬で意識をもうろう状態にさせ、病院に無断で人工中絶手術を行った。女性は、
「堕胎するつもりはなかった」
と話しているそうで、藤田容疑者は犯行を認めている。
手術予定もない人間が無断で堕胎手術などできるのかはなはだ疑問だが、病院によると、
「医師であれば薬剤を入手できた可能性がある」
とのことで、医師の立場を悪用すれば、人目につかない診察室で犯行は可能だった。
なぜ、人の命を守る立場の人間がこんなことをしたのか。
事件後の報道では、藤田容疑者は堕胎した子どもの父親らしいことが判明した。しかし、彼にはその女性のほかに、同棲中の婚約者がいたという─。
看護師と婚約中だった
岡山県で生まれ育った藤田容疑者。父親と兄も医師という優秀な一家だ。
「ご兄弟そろって頭がよく礼儀正しい。家族仲もよさそうでしたね」(実家の近隣住民)
生家があるのは小高い丘の上にある閑静な住宅街。10年ほど前に若くして母親が亡くなり、子も巣立ったことでひとり暮らしとなった父親は2~3年前に引っ越した。生家は現在、空き家となっている。
父親が医院を経営しており裕福な家庭だったようで、前出のスタバの元同僚は、
「医学部の勉強が忙しかったみたいで、シフトが入っていたのは週に2回くらい。香川県の大学で学生のひとり暮らしでしたが、フジコさんの部屋は60平方くメートルらいのファミリー向けマンション。テレビも大きかったです」
と、悠々自適な藤田容疑者の学生生活を振り返る。
「バイト中、私がバタバタしているとき、知らない間に注文の品を作ってくれて。それをあえて自分で言わないのでカッコよかった。当時の同僚の名前はあまり覚えてませんが、フジコさんはフルネームまでバッチリ覚えています」(前出・スタバの元同僚)
大学時代はテニスサークルに所属し、医学部の勉強と文武両道を貫いた藤田容疑者。社交的で気遣いもできるため自然に周りに人が集まっていたという。
2012年に大学を卒業した後、岡山県で2年間の研修医生活を経て広島の病院に赴任。
「勤務中もまじめで、いつもニコニコ。とても熱心に医業に取り組んでいて、先輩の医師にもかわいがられていました。悪い評判は聞いたことがありません」
そう語る広島の病院時代の同僚もまた、事件を信じられない様子だ。当時の同僚からは「(今回の事件について)相談してくれれば」「何とかしてあげたい」といった声が上がっているという。
順風満帆だった藤田容疑者の医師人生。フィアンセがいたことは周知の事実で、小学生時代の同級生は、
「今年の3月くらいに、“もうすぐ結婚するんだ”と言われましたね」
と今回の事件に驚いた様子だった。また藤田容疑者を知る知人男性によると、
「藤田さんは'17年、現在勤務する岡山済生会総合病院へ異動となり、地元に帰ってきました。広島の病院時代に同僚だった看護師の方と婚約されていて、初めは遠距離恋愛だったみたいです」
婚約者は藤田容疑者より少し年下で、とにかく美人で評判だったという。知人男性が続ける。
「初めは彼女さんが通いで岡山に来ていたのですが、1年ほど前に広島の病院を退職し、岡山で同棲を始めていました。引っ越し後は専業主婦のような形で、藤田さんを支えていましたね。一緒に近所のイオンの前を歩く姿はよく見かけました」
2人は済生会総合病院から近い高級マンションで愛を育んでいた。
結婚を間近に控えていたさなかに発覚したのが今回の事件だった。
「事件後も何回か藤田さんと会っていますが、普段と全然変わらない様子でしたね」(前出・知人男性)
浮気がバレての破局は以前にも…
なぜ、藤田容疑者は浮気相手の女性との間に子どもができたことを正直に打ち明けず隠蔽を図ろうとしたのか。それには苦い過去の“経験”が影響していたようだ。
知人男性によると、
「藤田さんは岡山の研修医時代にも、同僚の看護師さんと交際していました。彼はとても面食いで、当時の彼女さんもかなりの美人。でも、あることがキッカケで藤田さんはフラレてしまって……」
ひと呼吸おいた後、続ける。
「実は、藤田さんの浮気が当時の彼女さんにバレてしまったんです。決して手あたり次第に女性にアプローチするタイプの人ではないのですが、いろいろな女性と交わりを持ちたいという願望は持っていたのかもしれません」
身から出た錆とはいえ、フラレた当時は相当に落ち込んでいたという藤田容疑者。ちなみに、容疑者をフッた彼女はその後、関西で学校の保健の先生になったという。
「今回、婚約者がいる中で別の女性との間に子どもができてしまった。もしかすると、あのときのことが頭をよぎったのかもしれません。浮気がバレたら、婚約している女性が去ってしまうと考えたんですかね……」(知人男性)
犯行時はまだ妊娠2か月で、焦らず誠意をもって話し合えば、強引に中絶を行う結果は避けられたはず。浮気の発覚を恐れたとはいえ、なぜそれができなかったのか。
「フジコさんほど優秀な人なら、事件が後々に明るみになることは予測できたはずなのに。今でも信じられないです」(前出・スタバの元同僚)
2人の女性の人生を大きく狂わせてしまった藤田容疑者。今後、どう責任をとっていくのだろうか……。
フジテレビ系のリアリティー番組「テラスハウス」に出演していたプロレスラーの木村花さんが、ネット上で誹謗中傷を受けた後に亡くなった問題で、花さんの母・響子さんが8月6日、花さんに誹謗中傷をした人に対して法的措置をとる考えであることを明かした。この日、響子さんは自民党本部で開かれた誹謗中傷対策を検討する会合に出席。その後、メディアの合同取材に応じた。
「法律の壁など、色々なハードルがある」
自民党は、木村花さんが亡くなったことを受け、「インターネット上の誹謗中傷・人権侵害等の対策プロジェクトチーム(PT)」を発足。座長は三原じゅん子参議院議員が務める。
PTは、発信者特定の高いハードルになっている「プロバイダー責任制限法」の見直しの他、誹謗中傷に対する刑事罰(侮辱罪など)の厳罰化などを求めている。
木村響子さんは、6日に自民党本部で開かれた会合に出席。会合では、書き込みをした人の特定が困難であることなど、誹謗中傷を受けた人が被害を訴えるハードルが高くなっている現状を訴えたという。
「花はなぜ誹謗中傷されなければならなかったのかということを明確にするため、(加害者を)特定するために私は弁護士さんにお願いしている。その中で、いろんな壁、法律としての壁だったり、色々なハードルがあるということを素直にお話ししています」
また、花さんへの誹謗中傷の書き込みをした人に対しては、発信者を特定し、法的措置をとる考えだという。
「今のところ、誹謗中傷した加害者の方たちはすぐに証拠を削除して逃げられている。その逃げられている方々に対しては刑事でも民事でも責任が追及できるように、一生懸命動いていただいています」
質疑応答の最後には、SNSとの向き合い方について、「(書き込みをするときは)自分以外の人を傷つけることにならないか考えてほしい」と訴えた。
「SNSは人が幸せになるためのツールであるべきだと思っている。未来の健康的なSNSを作るのは、今のSNSを使う一人ひとりの心がけが本当に大切だと思うので、自分以外の人を傷つけることにならないか考えてほしいです」
◇
響子さんの一問一答は以下の通り。
ーどういった思いでお話をされたのか
私も含め、家族もみんな悲しんで傷ついている。花がなんで私たちから奪われてしまったのかということを明確にしなければいけないという思いで(話した)。本来でしたら人前でお話できる心境ではないんですけれども、私も元プロレスラーだったので、現役時代の髪型とメイクをして、気持ちを強く入れ替えてきました。
誹謗中傷というのは、された人にしかわからない苦しみもありますし、残された私たちにしかわからない苦しみがある。私たちの苦しみを他人事と思わずに、ご自身の家族や友達、お子さん、お孫さんが花と同じような目にあったとしても、同じことが言えるのかということを思ってほしいです。
今回は私の素直な気持ちをお話させていただき、こういう場をいただいたことを三原先生に感謝したいです。
ー議員からはどんな話があったのか
議員の先生方は私の気持ちに寄り添っていただいて、一緒に怒ってくださったり、総務省や役員の方々に対しても厳しく責任を追及していただくとのご意見をたくさん言っていただきました。
ーフジテレビの報告書について、響子さんはどう感じたか
報告書といいますか、ただ単にフジテレビや制作サイドとしての言い訳が並べられたような、とても報告書としては本当に目を疑うような内容でした。疑問しかありません。
「自分以外の人を傷つけることにならないか考えてほしい」
ー誹謗中傷した人に対して刑事罰を求めるか
今のところ、誹謗中傷した加害者の方たちはすぐに証拠を削除して逃げられている。その逃げられている方々に対しては刑事でも民事でも責任が追及できるように、一生懸命動いていただいています。
ー被害届、告訴状の届けは考えているか
今現在特定している段階。特定できてからできることがたくさんありますので、順番に一つずつ重ねている状態です。
ー木村さんは会合でどんなことを訴えられたか
花はなぜ誹謗中傷されなければならなかったのかということを明確にするため、(加害者を)特定するために私は弁護士さんにお願いしている。その中で、いろんな壁、法律としての壁だったり、色々なハードルがあるということを素直にお話ししています。
Twitter社が海外の会社なので追及が難しい状態になっています。SNSの教育、主にモラルとルールを徹底していただきたいというふうにお願いしました。
ー今もSNSの誹謗中傷は続いている。ネットを使う人に訴えたいことは
SNSは人が幸せになるためのツールであるべきだと思っている。未来の健康的なSNSを作るのは、今のSNSを使う一人ひとりの心がけが本当に大切だと思うので、自分以外の人を傷つけることにならないか考えてほしいです。
被害者が「泣き寝入り」するケースが多い現状
ネットで誹謗中傷を受けたら、加害者を名誉毀損罪に問うほか、民事訴訟で損害賠償を請求できる。
しかし、ネット上の投稿の多くが匿名で発信者を特定できないため、法的措置をとるまでのハードルは非常に高い。
発信者を特定するためには、「プロバイダ責任制限法」の法律に基づき、以下2つのステップを踏まなければならない。
(以下引用)
①サイト管理者(Twitter、Facebook、Instagram、Googleなど)に対し、IPアドレスの開示を請求する。開示請求に応じない場合は「仮処分」の裁判手続きを行う。裁判所が開示命令を出すと、IPアドレスなどの情報が開示され、加害者が使用したプロバイダ(ソフトバンク、NTTドコモ、auなど)を特定できる。
②プロバイダに対して、契約者(書き込んだ本人)の情報開示を請求する。任意の開示請求に応じなければ、開示を求める裁判手続きが必要。
(以上引用)
自民党のPTでは、このプロバイダ責任制限法が「被害者の『泣き寝入り』を招いている」として、情報開示要件や手続きの再検討など、法律の見直しを求める方針だ。
一方で、言論や表現の自由の観点から、法改正には慎重な対応が必須だ。
PTは、「表現の自由に対する過度の萎縮効果を防止しつつ、『被害者救済』と『表現の自由』という重要な権利・利益のバランスに配慮した実効性ある被害の回復のための手続のあり方を検討する」としている。
売り上げ1兆5000億円を誇る巨大グローバル企業を一代で築き上げたカリスマ経営者が「炎上」してしまった。
日本電産の会長・CEO(最高経営責任者)の永守重信氏が「カンブリア宮殿」(テレビ東京)のなかで、経営学部を出ても経営のことを全く知らず、税金のことも何も分からない新卒学生が多いと苦言を呈し、「名刺の出し方も知らないという人が毎年何百人も出てくる」などと発言したことがSNSなどでボコボコに叩かれているのだ。
アンチいわく、「大学は専門教育の場でビジネスマナーを教える場ではない」「採用をした企業側が責任をもって一人前に育成するのが筋だろ」などとカリスマの考え方を全否定。「自分たちは何もしないで学生側に多くを求める日本電産はブラック企業だ!」などと激しく罵(ののし)る人たちまで現れる始末なのだ。
ただ、永守会長をかばうわけではないが、ここまで叩かれるのもちょっと気の毒な気がしている。公式Webサイトによれば日本電産には、モーターカレッジ(技術研修)、階層別研修、各種語学研修、通信教育、一人前認定3カ年育成プログラムなど人材育成にも力を入れてきた。つまり、これまで多くの新卒学生を迎え入れて、一人前に育ててきたうえで至った考えなのである。
おまけに、単に言いっぱなしで批判をしているわけでもない。実は永守会長は2018年に京都学園大学(現・京都先端科学大学)の理事長に就任している。単なる名誉職でしょと思うかもしれないが、「自分の最後の仕事が人材教育」(ダイヤモンドオンライン 2018年8月1日)と宣言して私財も100億円以上投じるなど、ガチで大学教育の改革へ乗り出しているのだ。受け取り方は人それぞれだろうが、以下のようなダイナミックな信念も持っていらっしゃる。
『今の日本の偏差値に偏重した教育は、根本的に間違っている。若者を駄目にしている。でもそれをいくら文部科学省に言ったところで何も変わらない。だったら自分で大学をつくって、こうやったら素晴らしい人材が育つということを証明してみせようと思った』(同上)
●日本の大学生は「異常」
「カンブリア宮殿」の発言を受けて、「だったらお前が大学をつくって人材育成してみろ!」と批判する人たちもいたが、実はとっくにそちらへ参入していたというわけである。
という話を聞いても、なお永守会長への怒りがおさまらない方もたくさんいらっしゃるだろう。「大学経営にのり出したのならなおさら、教育は企業のためにあるべきではないことを勉強しろ!」とか「企業の即戦力を育てる就職予備校になったら、もはやそれは大学ではない!」という声が聞こえてきそうだ。
お気持ちは、よく分かる。が、その一方で、企業側が「即戦力になる新卒」を求めることは、そんなに悪いことなのかしらと思ってしまう部分もあるのも事実だ。海外に目を向けると、企業が大学を卒業した若者たちを採用するうえで最も重視しているポイントは、「即戦力になるか否か」だからだ。
専攻や研究内容など、大学で学んだことが自社で生かせるのかどうかが大きなポイントになる。また、職種によっては実務経験がないと話にならないので、多くの学生が長期休暇にはインターンシップに参加する。もちろん、成績もガッツリ重視される。つまり、世界では、企業が「即戦力の新卒」を求めても世間から石を投げられることはなく、大学生たちも「即戦力」を目指して勉学だけではなく実務経験も重ねているのが当たり前なのだ。
しかし、ご存じのように、日本はそうではない。企業が重視をするのは、大学で何を学んだかとか実務経験ではなく、コミュニケーション能力や協調性。そして何よりも「2~3年でサクっと辞めないで、上司の命令に素直に従ういい組織人になれるか」が大きなポイントになる。
「子どものころからこういう仕事をするのが夢でした」なんて「思い」をぶつけたり、「アメフト部でコーチの命令は絶対に従ってました」とか「海外でボランティアをして見聞を広めました」なんて実務と関係のない自己PRで採用をされる日本の大学生は、世界的にみてもかなり「異常」なのだ。
●日本独自の採用カルチャー
なぜこうなってしまうのか。もうお分かりだろう、「新卒一括採用」という日本独自の企業採用カルチャーが原因だ。
とにかく3月に卒業した学生を、4月には社会人として受け入れなくてはいけない暗黙のルールがあるので、企業側はとにかく計画通りに採用をすることで頭がいっぱいになる。即戦力かどうかなんて贅沢(ぜいたく)は言えず、スキルのない新卒であっても予定通りに入社してもらうことが大切になるのだ。
また、学生側もとにかくこのベルトコンベアーに乗り遅れないことが重要なので、実務スキルを磨くどころではない。自己PR、面接の練習、学科試験という「企業に選ばれるコツ」を体得するだけでいっぱいいっぱいなのだ。
つまり、「新卒一括採用」という全国統一の採用スケジュールがビタっと固定されてしまっていることで、企業側も学生のスキルや実務経験を評価する余裕がなくなり、面接での好感度や、「こいつは伸びそうだな」という採用担当者のカンに頼ったフィーリングカップルのようなノリになってしまっているのだ。
という話をすると必ず、「新卒採用は日本だけではない」という指摘をする方たちがいらっしゃる。確かに、米国のカレッジリクルーティングなど他国でも新卒採用制度はあるが、全国津々浦々で実施しているような国はない。また、「スキルのない学生を失業させないために新卒採用があるのは暴論だ」と思うかもしれないが、これは別に筆者がそう思っているわけではなく、日本という国が正式にそう認めているのだ。
厚生労働省人材開発統括官付 若年層・キャリア形成支援担当参事官室の「第5回 今後の若年層雇用に関する研究会 事務局説明資料」には以下のような説明がある。
『新卒一括採用は、日本独特の企業の募集採用慣行であり、この慣行により一般の労働市場とは別に新卒者の労働市場か成立。そのため、実務に直結したスキルのない新卒者であっても、学校卒業時に失業を経ることなく就職することが可能』
この説明を裏付けるように、資料には、OECDのデータ(18年)として、各国の15~24歳層の失業率が掲載されている。米国8.6%、英国11.6%、フランス20.1%、ドイツ6.2%、カナダ11.1%、 イタリア32.2%、韓国10.5%、スウェーデン16.8%、スペイン34.3%と並ぶ中で、日本は3.8%である。
●若年層を失業させない「国策」的な側面
「新卒一括採用」という制度は、「即戦力にならない若者」を企業に受け入れさせて、日本の若年層を失業させないという「国策」的な側面もあることが分かっていただけたことだろう。それは裏を返せば、このシステムは、企業を成長させるとか、日本の若者を世界で戦える人材にするとか、そういう視点は一切含まれていない。
もともとの精神は日本という国家の「失業対策」、もっと言ってしまえば、スキルのない人たちへのセーフティネットのような意味合いなのだ。
そんなバカなと思うかもしれないが、それはルーツを見れば明らかである。「新卒一括採用」という制度がいつ生まれたのかをたどっていくと、明治時代の官庁や軍隊に突き当たる。欧米列強に対抗して「富国強兵」という国策を進めるなかで、人口も右肩上がりで増えていく日本が当時、ドイツなどのシステムをまねたのである。
その後、他国は時代に合わないと続々とやめていったが、日本だけはこの軍隊的な人員補充システムが残った。人口が爆発的に増えたからだ。人口が右肩あがりで増えたとき、国が最も頭を痛めるのが若年層の失業対策だ。学校をでた若者を自動的かつ効率的に労働現場へ送り込むこのシステムは、人口増の日本では非常にうまく機能したのである。
「会社はスキルのない若者を受け入れて、手取り足取り育てなくてはいけない」という日本独自の考え方がその証左だ。
日本の若者は、とにかくスケジュール通りに会社に入ることが重要で、入社してからぞうきん掛けをしたり、研修をしたり、怖い上司にシゴかれたりして一人前に育てばいい。この考え方は、実はまるっきり軍隊の「新兵」と同じなのだ。
軍隊もとにかく頭数が大切なので、スキルのない若者をじゃんじゃん受け入れて鍛えあげていく。ただ、育て方が軍隊なので当然、「新兵イジメ」が起きる。日本の若者が会社で陰湿なイジメやパワハラに遭遇するのは、採用システムが軍隊を引きずっていることも大きいのだ。
しかし、前提である人口増が崩れると、このシステムの歯車も狂い始める。日本経済も右肩あがりでなくなるので、企業も成長しない。国際競争力も落ちているので、低賃金・高サービスの原動力だった終身雇用システムも音を立てて崩れていく。計画的に退職させられないので、計画的な入社も難しい。そこで2000年代から続々と「即戦力になる新卒」が求められてきた。
●「新卒一括採用」はシステムエラー
こういう現状を踏まえると、「即戦力になる新卒」を求める企業を、悪の組織のように目の敵にしても、なんの問題解決にもならないのは明白だ。例えば、18年2月に「朝日新聞」に掲載された「卒論ないがしろに 内定者研修」という大学教員の方による投稿があった。
企業の内定者研修があるので、ゼミの学生がまったく授業に出られない現状を指摘し、「入社後に社員を育成するのが企業の本来の姿である」としたこの投稿がSNSで拡散され、学生や教育関係の人たちから多くの共感を得た。
これまで述べたように、世界では企業が「即戦力になる新卒」を求めるのは常識だ。世界で戦う日本電産のようなグローバル企業になればなるほどその傾向は強くなる。授業の時間を奪われて内定者研修を叩きたい気持ちは痛いほど分かるが、その憎しみは企業に向けても何もならないのだ。
憎むべきは、「新卒一括採用」という富国強兵の亡霊のような制度に、われわれの社会がいまだに縛られていることによって起きているシステムエラーである。
日本電産の永守会長を「ブラック経営者だ」と叩く人たちも、必死に就職活動をしている学生たちを「海外の学生に比べてスキルがない」と批判している人たちも、実は双方とも自分たちの本当の「敵」を見誤っているのだ。
大学教育を根底から変えると宣言をしている永守会長にはぜひとも、「新卒一括採用」というシステムエラーにも手をつけていただきたい。
(窪田順生)
言いたい事ややりたい事を言っても成功する人はいるし、我慢しても努力しても成功しない人はいる。 好きにやれば良いと思う。周りが必要ないと思い、事務所の力関係や需要のあるなしで終わったらその時に考えれば良いと思う。 まだ若いのでいろいろな生き方があると思う。
上越市で僧侶が20代女性にホテルで暴行したとして逮捕されました。暴行の疑いで4日、逮捕されたのは上越市に住む僧侶の男(31)です。
男は今年4月、上越市内にあるホテルの客室内で、市内に住む20代女性をベッド上に押し倒すなどの暴行を加えた疑いがもたれています。
警察によりますと、事件当日、市内の中古品販売店で男が女性に声をかけたことで2人は知り合い、その後、男が女性の意に反する形でホテルへ連れて行ったということです。
女性からの被害届で事件が発覚しましたが、男は「乱暴なことはしていません」と容疑を否認しています。
言いたい事ややりたい事を言っても成功する人はいるし、我慢しても努力しても成功しない人はいる。 好きにやれば良いと思う。周りが必要ないと思い、事務所の力関係や需要のあるなしで終わったらその時に考えれば良いと思う。 まだ若いのでいろいろな生き方があると思う。
モデルの小倉優香(21)が、29日放送のMBSラジオ「アッパレやってまーす!水曜日」(水曜、後10・00)に出演。生放送中に「辞めさせてください」と、番組降板を直訴するハプニングがあった。
【写真】小倉優香 1年前は「グラビア引退」の噂でネット騒然
番組終了間際、共演するケンドーコバヤシ(48)から「お知らせの方はいかがですか?」と振られた小倉は「ちょっと時間あるかな?あと1分?手短に話しますね」と切り出した。「朝早く起きて、夜早く寝るという生活をしていて、ラジオがつらくなったので辞めたいと事務所に言ったんですけど、3~4カ月話してくれないのでここで言います。辞めさせてください」と訴えた。
突然の降板直訴に、共演するAKB48の柏木由紀(29)やアンガールズの山根良顕(44)、田中卓志(44)が「えっ!?」と驚きの声を上げる。ケンドーコバヤシも「ものすごいこと言うね…」と困惑した。山根が「卒業したいってこと?」と真意を問うと、小倉は「卒業したいんです。はい」と返答した。
ケンドーコバヤシは「それは申し訳ないけど、事務所の方で…。我々には何の権限もないので」と苦笑。続けて「問題発言もありましたが、また来週お会いしましょう」と締め、小倉の直訴をうやむやにしたまま放送は終了した。
これって利権や献金のお返し?8000万枚追加と言う事はあたらめて注文と言う事なのか?もういい加減に税金の無駄遣いはやめてほしい。
政府が配布している、いわゆる「アベノマスク」について、7月下旬からは、介護施設などに向けて8,000万枚が追加配布される。
厚生労働省によると、政府は4月以降、「アベノマスク」を介護施設や保育施設の利用者や職員などに、すでに6,000万枚配布している。
加えて7月下旬からは、1人4枚ずつ8,000万枚を追加で配布するという。
一時期のマスク不足は解消されたとみられるが、厚労省は「布マスクは繰り返し使えるため、需要抑制にもつながり、継続的に配布することは、今後の感染拡大に備えるためにも有意義と考えている」としている。
28日放送のフジテレビ系「バイキング」(月~金曜・前11時55分)では、政府から全世帯に配布された布マスク「アベノマスク」が介護施設などに追加で8000万枚配布されることを報じた。
スタジオで不要論が語られた後、リモート出演した昭和大医学部客員教授の二木芳人氏は「皆さんおっしゃるように、今のタイミングで布マスクは不要だと思いますね。通常のサージカルマスクが比較的簡単に手に入ります」と述べた。
そして「どこの医療機関も本当は第2波がもう少し後に来るだろうと思ってマスクを備蓄しようとしていた所に、もうすでに大きな感染の波が来て、またマスクが不足しないようにと策を探っているところですね」とした上で、「でも布マスクではなくて通常のマスクの方がいいと思います」と続けた。
「ニーズは常に変わるわけですから、立ち止まって不要になったというなら政策を変えて頂くというのは当然ということですね」と政府に柔軟な対応を求めた。
この問題は難しいと思う。自殺出来る人は自殺するのに、自殺する事が出来ない人は安楽死を誰かに頼むしかない。自殺したいのであれば、自分で自殺出来る間に
決断する以外、誰かを巻き込まないと死ぬことが出来ない。自殺をしないようにするには、宗教の教えで禁止するか、学校の教育で洗脳に近い形でだめな事を
徹底するしかないと思う。助けてほしいと言う気持ちがある場合はあると思うが、苦しいから何も感じたくないと逃避の結果が自殺であれば、結局は本人次第だと思う。
自殺した後で、何か出来る事があったのではと考えるかもしれないが、実際に自殺しないと、当人がどれほど悩んでいたかなんで証明できないし、自殺前に
気持ちが周りに伝わらないから結局、自殺と言う結果になるのだと思う。一方で、被害者は死にたいとは思っていないのに、加害者により殺害される人達がいる。
国や地域によっては犯罪か、犯罪でないかが違う現実があるので、何が正しいかはわからない。ただ、法的にどうなるのかの問題になる。
まあ、自殺を手伝って犯罪になるのであれば、強い信念がないと関与する人はほとんどいないと思う。
全身の筋肉が動かなくなっていく神経難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)を発症した京都市中京区の女性に薬物を投与して殺害したとして、京都府警が、嘱託殺人の疑いで、呼吸器内科医の大久保愉一容疑者(42)=仙台市=と、医師の山本直樹容疑者(43)=東京都=を逮捕した事件で、大久保容疑者は、厚生労働省の医系技官として約7年半働いていたことが、関係者らへの取材で23日分かった。
【写真】大久保容疑者の近影
また、医師2人のうち大久保容疑者は「高齢者は見るからにゾンビ」などとネットに仮名で投稿し、高齢者への医療は社会資源の無駄、寝たきり高齢者はどこかに棄てるべきと優生思想的な主張を繰り返し、安楽死法制化にたびたび言及していた。
大久保容疑者が記したとみられるブログ「高齢者を『枯らす』技術」やツイッターには、安楽死に賛同する投稿が残されていた。「『日々生きていることが苦痛だ』という方には、一服盛るなりしてあげて、楽になってもらった方がいいと思う」「バレると医師免許がなくなる。訴追されてプーになるリスクを背負うのに、ボランティアではやってられない」「まじめに安楽死屋さんになろうか…」
大久保容疑者は03年に弘前大医学部(青森県弘前市)を卒業し、医師免許を取得した。厚生労働省老健局で7年半勤めた後、呼吸器内科の医師として東北地方を中心に複数の医療機関に在籍。18年に宮城県名取市にクリニックを開業する傍ら、県内の病院で勤務医として働いていた。山本容疑者は16年に東京都内に男性機能不全の専門クリニックを開設し、国内外を出張する生活を送っていた。府警によると、2人は旧知の間柄だったという。
捜査関係者によると、大久保、山本両容疑者は殺害された林優里さん=当時(51)=の担当医ではなく、会員制交流サイト(SNS)を介して知り合い、直接の面識はなかったとみられる。捜査関係者の説明では、大久保、山本両容疑者は林さんから依頼を受け、昨年11月30日夕に同市内の自宅マンションを訪れ、室内で薬物を女性の体内に投与し、死亡させた疑いが持たれている。
両容疑者とみられる不審な男2人がマンションを訪れた後、林さんの容体が急変し、病院に搬送されて死亡が確認された。林さんの体内からは普段服用していない薬物が検出された。京都府警が捜査を始め、防犯カメラの映像などから2人を特定したという。
関係者によると、林さんは2011年ごろにALSを発症。死亡した当時声を出したり手足を動かすことができない状態だったが、意識は清明で、メールをやりとりすることは可能だった。障害福祉サービス「重度訪問介護」を利用して1日24時間、ヘルパーから生活全般のケアを受けながら1人で暮らしていた。
上沼恵美子と25年も付き合いがあれば彼女がどのような性格でどのような行動を取るのか知っているだろう。「改めるところがあったら何でも言って」と言っても
言葉だけなのか、多少なら言っても良い雰囲気なのか推測できるのではないのか?
まあ、全て変わったうえでこのような状況になる可能性を考えたのかどうかは知らないが、このような展開になることも考えて対応するべきだと思う。
下記の記事だと“関西の女帝”上沼恵美子が悪いように書かれているが、彼女のしゃべり方やスタイルをテレビで見ると、テレビとテレビ以外では全く違うと言うので
なければこの展開は想像できたと思う。
彼女の年を考えたら妥協しなくても良いと考えれば妥協しないと思う。人間、いろいろな事や状況を考える人や感情で動く人などいろいろな人がいる。いろいろな
パターンを考えて動くべきだと思う。関西テレビが上沼恵美子との関係を切ると判断しての対応であったのならこのような状況になっても後悔はないだろうし、
新たな何かが始まるだけ。
彼女のスタイルがいい意味でも悪い意味でも視聴率に繋がっているので個性で良いと思う。「逆ギレ」の言葉は状況を表現するのには良くないと思う。
詳細に説明するのなら具体的な言葉ややり取りを書くべきだと思う。
“関西の女帝”上沼恵美子(65)が司会を務める長寿番組「快傑えみちゃんねる」(関西テレビ、金曜後7・00)が突然終了することになった騒動で、上沼が同番組の総集編や再放送を拒否していたことが23日、分かった。番組は24日の放送で、25年の歴史に幕を下ろす。
【写真】25年の歴史に幕…「快傑えみちゃんねる」最終回のワンシーン
同番組を巡っては6月の収録で、上沼が準レギュラーのキングコング梶原雄太(39)の態度が気に入らないとして罵倒。梶原が降板を申し出た。
その後、上沼が局側に「改めるところがあったら何でも言って」と提案したため、局側が現場の意見を伝えたところ「そこまで言われるなら辞めてやる」と逆ギレ。担当プロデューサーが突如番組を外れたことなども重なって上沼が出演を拒否する事態になったとみられる。
在阪テレビ局関係者によると、局側は10月改編に合わせた9月末での“卒業”を提案したが不調に終わり、放送枠を埋めるため総集編や再放送の許可を得ようとしたが、上沼は拒否。再編集も許さなかった。そのため、突然の番組終了となったという。局側は複数回話し合いを持ったが全て交渉決裂。「上沼さんは聞く耳持たない感じで全く折り合うことができなかったようだ。10月の改編期での終了も平行線のまま、取り付く島もない形で終わった」(同関係者)。局側は来週以降の放送枠の調整に追われている。
局側とのバトルの末に残ったものは混乱以外何もない。何とも後味の悪い幕切れとなった。
▽快傑えみちゃんねる 1995年7月10日に関西ローカルで放送スタート。のちフジテレビの地方系列局や関東、東海の独立局でも放送された。司会は上沼と大平サブロー(64)。当初は上沼とゲストの1対1のトーク番組だったが、ゲスト数人とテーマ別にトークする内容に変化した。放送回数は全1056回。最高視聴率は00年12月11日の21・3%(ビデオリサーチ調べ、関西地区)。
7月18日に自宅マンションで死亡した俳優の三浦春馬さん(享年30)。真面目で誠実な人柄で知られ評判は抜群、人気俳優の突然の死を悼む関係者やファンの声はやまないが、その動機はいまだに判然としていない。
【写真】あらゆる髪型が似合う…日中合作映画で主演、中国でも人気だった三浦春馬さん
警察による実況見分では自宅にあった手帳に遺書のようなメモがあり、その中に「死にたい」という趣旨の走り書きがあったという。警察は動機の解明を進めているというが、そのひとつと考えられるのが家族問題だ。
茨城に生まれ、4歳から児童劇団に所属。NHK朝の連続テレビ小説「あぐり」で子役としてデビューした経歴は知られているが、発売中の週刊新潮によると、三浦さんは、以前から母親に度々金銭を無心され、芸能界の仕事に嫌気がさしていたという。
母親は、かつて茨城県内の風俗店に勤務しており、三浦さんが中学校に上がるころにホストの男性と再婚。この男性の親族が持つ家に3人で暮らすようになった。
母親はその後、土浦でスナックなど飲食店を経営していたが、3年ほど前に男性と離婚。その後はすでにデビューして東京で暮らしていた三浦さんが購入した都内のマンションに住んでいたが、金銭的にルーズな母親を憂いてか、4年ほど前から酒を飲む量が格段に増えていたという。また最近は母とは絶縁状態だったようだ。
■「やはり突発的な何かが…」
芸能ジャーナリストの城下尊之氏は「母親が売れた子供にブラ下がるケースは芸能界ではよくあります」としてこう話す。
「母子家庭で育ったという芸能人は多いですが、本人も母親を反面教師にしてか、港区湾岸にある芸能人らしからぬ地味なマンションに住んでいました。ドラマもCMもオファーが殺到し、仕事は順調そのもの。いくつかの恋愛は報じられたものの、他のスキャンダルは聞こえてこなかった。真相はわかりませんが、仮に親族のことで悩んでいたとしても、それだけが原因とは考えにくい」
三浦さんは14日には自身のSNSでドラマの告知をしており、17日の撮影も普通にこなしていた。「やはり突発的な何かがあったと考えるのが自然です」と城下氏。
未来を嘱望された人気俳優が人知れず抱えていた心の闇。魔が差したのか。
22日放送の日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜・後1時55分)では、この日からスタートした政府が国内旅行代金の一部を補助する「Go To トラベルキャンペーン」について特集した。
リモートで生出演した星野リゾートの星野佳路(よしはる)社長(60)は「コロナの状況は2年間は続くと覚悟しています。感染者増の中、緊急事態宣言がまた出ることも覚悟していますが、宣言が出ない限りは経済と両立させないと、2年間生き延びれないと(旅行業界は)覚悟しないといけない」と、まず話した。
その上で「本来、あるべき利益率はこの2年間は忘れて、旅行業界が生き残るための工夫をすべきです」と星野社長。「Go Toキャンペーン」の混乱については「本来は1年、2年続けていかないといけないキャペーン。長い目でやっていかなければいけない制度だけに、そのたびに感染者数が上がった一部の地域を外すなんてことをやっていては、このキャンペーンは成り立たないと思います」と、政府による“東京外し”を批判した。
政府は21日の閣議で、文部科学審議官に丸山洋司初等中等教育局長(58)を起用する人事を決めた。丸山氏は高卒で、「国家公務員採用初級試験」(当時)に合格し、旧文部省に採用された。文科省でノンキャリア職員が次官級ポストに就くのは初めて。発令は28日付。
丸山氏は昨年7月、義務教育などを担当する初等中等教育局長に抜てきされ、小中学校にパソコン・タブレットの1人1台配備を実現する構想を進めてきた。新型コロナウイルスの感染拡大では、小中高校の一斉休校や学習遅れへの対応に尽力した。2017年に法政大大学院を修了している。
文科省では、組織的な天下りや幹部の汚職事件で、17年から18年にかけて次官が2代続けて辞任するなど、キャリア職員の不祥事が相次いだ。採用区分にとらわれない人材の登用で、組織の活性化を図る。
文部科学省は21日、省の事務方ナンバー2にあたる文部科学審議官(事務次官級)に丸山洋司・初等中等教育局長(58)を起用する人事を発表した。発令は28日付。丸山氏は昨年7月、幹部候補向けの公務員試験で入ったのではない「ノンキャリア」の職員として同省初の局長に就任。わずか1年で、ノンキャリアとして初の同審議官に就く。
丸山氏は大分県立高校を卒業した1981年に国家公務員採用初級試験に合格し、翌年に大分医科大(現・大分大)の職員に。88年に旧文部省に移り、文科省では私学助成課長や官房審議官などを歴任した。勤務をしながら、17年には法政大大学院公共政策研究科を修了している。
文科省は幹部の不祥事が相次いだことを受け、採用区分や年次、年齢にとらわれない人事を行う方針を表明している。萩生田光一文科相は21日の閣議後の会見で、丸山氏について「初等中等教育分野の各種政策を始め教育行政全般に精通している」と紹介し、「適材適所を基本とした人事を行った」と述べた。(宮崎亮)
ブラジルの古豪ボタフォゴのMF本田圭佑(34)が次は「学校」をつくる。
21日、本田が最高経営責任者(CEO)を務めるNowDo株式会社が発表した。
【写真】フル出場し大勝に貢献したボタフォゴ本田圭佑(2020年6月28日)
対象は中高生で「新しいスクール」だという。
本田はブラジルからツイッターで「『中高生年代の皆さんへ』私、本田が教育界を変えたい。というより変えます」と、印象的な言い回しで、宣言した。
学校教育法上で認められた正規の学校ではないというが、未来を担う若手に、学びの場を提供することになる。
発表会として26日午後9時からYouTube上で、本田がライブ配信に登場し、思いを説明する。
同社は「CEOを務める本田圭佑が『なぜ今作るのか』『既存の学校と何が違うのか』など、自身の教育観とともに話します」としている。
本田はすでに関連会社を通じ保育事業に参画し、千葉・幕張にある0~6歳児向けのインターナショナル保育園の運営にもかかわっている。
教育への興味を抱き続け、ツイッターでは宿題や学校について、たびたび持論を述べ、問題提起してきた。
俳優の三浦春馬さん(30)が18日、東京・港区の自宅マンションで意識不明の状態で見つかり、その後死亡が確認された。現場からは遺書が見つかっており、自殺とみられている。SNSでは悲しみのコメントと共に、死の背景に何があったのかという声が相次いだ。
様々な役を演じてきた三浦さんの素顔について、スポーツニッポンは「『真面目な人』と仕事関係者は口をそろえた」と伝えている。また捜査関係者によると、自宅で見つかったメモの中には仕事に対する思いや役者論が詩のようにつづられていたという。中には具体的な俳優名を挙げて、「こんな意見をかわした」と書かれたものもあったそうだ。
熱心に仕事に取り組む一方で、3年ほど前から三浦さんの変化を感じ取っていたという知人の話も。「劇的に酒量が増えた。嫌なことから逃れたかったのか、“もうどうでもいい”という感じで飲むことが多かった」。ちょうどこの頃、三浦さんの母親が茨城県の実家から出ていくなど、プライベートでも悩みを抱えていたとみられるとスポーツニッポンは伝えている。
三浦さんは、24日放送のテレビ朝日系の音楽番組『ミュージックステーション』に出演予定だったほか、NHKの旅番組『世界はほしいモノにあふれてる』、ドラマ『太陽の子』が撮影済みで、9月からのTBSドラマ『おカネの切れ目が恋のはじまり』は撮影中。さらに、23日公開の映画『コンフィデンスマンJP プリンセス編』、来年公開の『ブレイブ -群青戦記-』の撮影を終え、12月にはミュージカルが控えているなど、様々な仕事が予定されていた。
仕事も充実する中での三浦さんの突然の死について、自殺予防の心理カウンセリングも行っている明星大学准教授で臨床心理士の藤井靖氏は「最も見抜くのが難しい」と話す。
「僕も普段から自殺の問題には向き合っていて、その度ごとに何ができるのが、何ができなかったのかと考えるが、三浦さんがこういう形で亡くなったのは、一言でいえば『難しい』ということを最初に思う。いわゆる自殺のリスクファクターというものが学会やWHOから出ているが、精神疾患があるとか職業上の問題を抱えているとか、身近な人が亡くなったという喪失体験などがなかったとすれば、サインとして見つけるのはなかなか難しい。仕事がこれだけ充実していて、かつ個人のレベルでヘルプサインを出さなかったとすれば、周りの人が気づいて予防することは至難の技だったのではないか」
また、藤井氏は三浦さんの演技外での表情に注目し、「演技以外で見る三浦さんは、どちらかというと見る度に印象が変わるイメージがあった。それは彼の役者としての天才的な才能だと捉えていたが、一方で『芸能界以外の仕事をしたい』と言ったこともあるという報道もあって、もしそうだとすれば俳優としての自分の在り方に迷って自己像がグラグラと揺らいでいる時もあったのではないか」と推察。
その上で、「一般論として、ある日ある時に急に自ら命を絶つことを思いつくかというとそうではない」とし、「生きることと死ぬことを、ある意味2本柱で思春期の頃から抱えてきて、ある時に調子が悪かったり仕事が重なったり、その日に考えたことなどいろいろな要素が積み重なって、一瞬の判断で企図してしまうことは一定数ある。三浦さんもそういうパターンだとすれば、長年のベースに何らかの要因による短期的な判断が加わって一線を越えてしまったのかなと思う」との見方を示した。
心の不調や悩みについて、厚生労働省が相談先一覧をまとめているほか、「こころの健康相談統一ダイヤル(0570-064-556 ※曜日・時間は都道府県などによって異なる)」などで電話相談を受け付けている。自分の気持ちを他人に話す効果について藤井氏は「話せる時と話せない時と両方あると思う。ただ、人と話を共有して聞いてもらうということは、自分が思っていることを外側に出して形にする作業であるし、話している間に自分で何かに気づくこともあると思う。一般的に、自殺衝動がもの凄く高まって行動に移そうという最高潮のタイミングは、実は長く続かないとも言われている。10分ぐらいの範囲だとされていて、僕も『自分の衝動が抑えられない』というクライアントからの質問に対して、『まず30分耐えてみましょう。30分耐えて、できればそのまま寝てしまいましょう』と言うことがある。1人で耐えることが難しかったら誰かに話して、たとえ何か核心めいたことが話せなくても、話すことでその時間をやり過ごすということもひとつの対処として考えられる。話せなければ誰かと一緒にいるだけでもいい」と推奨する。
また、三浦さんの件を受けて自身の頭に“消えたい”“死にたい”という考えがよぎってしまう人へは「まず、三浦さんは自分の後を追ってということは一番望んでいないことだと思う。なので、自分が話せる先を探したり、頼れるリソースがあれば是非試してみていただきたい。『話すことでは解決しない』と思うかもしれない。ただ、そう思うのも本来の自分ではないと考えて欲しい。また、周りの人も、コロナ禍でソーシャルディスタンスや感染拡大予防で人とのつながりや雑談、コミュニケーションも最小限にとされているので、自分の近況を人と共有したり聞いてあげたり、声をかけてあげたりすることができるといいと思う」と呼びかけた。
(ABEMA/『ABEMAヒルズ』より)
人気俳優の三浦春馬さん(30)が18日午後0時半ごろ、東京都港区の自宅マンションのクローゼットの中で首をつった状態で発見され、搬送先の病院で死亡が確認された。遺書のようなメモが見つかり、現場の状況から警視庁は自殺とみている。この日の仕事現場に姿を見せず、自宅を訪れたマネジャーが発見した。9月スタートのドラマ撮影の真っただ中での突然の出来事。芸能関係者やファンに大きな衝撃が広がった。
【写真】子役時代の三浦春馬さん。大河「武蔵」のロケで主演の市川海老蔵(当時は新之助)と2ショット
三浦さんは18日、午前中からドラマ撮影の予定だった。だが、現場に姿を見せず、連絡も取れないため、マネジャーが港区内の自宅マンションを訪ねた。午後0時半ごろに自宅に入ると、大型のクローゼットの中で首をつった状態の三浦さんを発見。近くの病院に緊急搬送されたが、死亡が確認された。捜査関係者によると、手帳の中に自殺をうかがわせる走り書きのメモがあったという。
午後3時すぎにテレビのニュース速報で死去が報じられると、全国に衝撃が走った。管轄の警視庁三田署や自宅マンションにはそれぞれ報道陣約30人が集まり騒然となった。
所属事務所は午後6時半に死去を公表。ただ、詳細については「現在確認中」としたのみで、動揺を隠せないでいる。撮影中や出演予定だったドラマや映画、舞台などに大きな影響が出ている。
撮影が始まったばかりのドラマがあった三浦さんに一体何があったのか。
現在は9月スタートのTBSドラマ「おカネの切れ目が恋のはじまり」の撮影中だった。亡くなる前日の17日にも午後10時ごろまで撮影し、会話を交わした関係者も「普段と何も変わらなかった。信じられない」と衝撃を受けている。
遺書とみられるメモの内容については、警視庁が慎重に調べ、家族にも話を聞いている。仕事関係者たちは「思い当たる節がない」と一様に驚いている中「思い詰めるとひどく深く落ち込んでいくところがあって、悩みがあったとするなら最近のSNSの炎上はあった」と指摘する。
今年1月、東出昌大(32)の不倫騒動時、世間のバッシングの風潮にツイッターで異論を唱え、賛否両論の意見が集まった。3月下旬にはイベント自粛要請期間に主演舞台が上演され、SNS上で非難の声が集まった。
ただ「こういったことで死を選ぶタイプではない」との声もある中、重大な証言が取材で浮かび上がってきた。三浦さんと何度も酒席を共にした友人が「2年以上前から劇的に酒量が増えた」と明かした。「自暴自棄になって、尋常じゃない量を飲んで泥酔するようになった。異変があったとは思っていたが、何も変えられなかった…」と悔やんでいる。
周囲によると、20歳のころに「俳優をやめたい」と漏らしたこともある。仕事に真正面から真剣に取り組むゆえに「自分をすり減らしながら役作りをするタイプ。精神的には強くない」と語る人も。
昨年6月の本紙インタビュー。今後の夢について「海外での仕事もしたい」と笑顔で明かし、30代に向けて「思い描くビジョンがある」と仕事への意欲を語っていた。そんな三浦さんが夢に満ちた30歳でなぜ命を絶ったのか。テレビでは見せない苦しみの裏に、その答えはありそうだ。
≪マンション住人ショック≫三浦さんが住んでいたマンションからは午後11時半ごろ警察車両が出発。後部座席には親族か関係者とみられる人の姿があった。住人は「正午ごろ管理人が慌てた様子で上の階に向かっているのを見かけた」と話した。三浦さんを地下駐車場内で見かけることもあったというが「最後にお会いしたのは4月くらいで(三浦さんの)車が出ていないので外出されていないなと…驚いています」とショックを受けていた様子だった。
◆三浦 春馬(みうら・はるま)1990年(平2)4月5日生まれ、茨城県出身。97年NHK連続テレビ小説「あぐり」で子役としてデビュー。06年、日本テレビ「14才の母」の演技で脚光を浴び、07年に映画「恋空」で日本アカデミー賞新人俳優賞。08年「奈緒子」で毎日映画コンクールスポニチグランプリ新人賞。11年にはフジ「大切なことはすべて君が教えてくれた」で平成生まれ初の月9主演を果たした。19年、日本人男性として初めて「ポール・スミス」のアンバサダー就任。趣味はサーフィン、サッカー。1メートル78。血液型AB。
俳優の三浦春馬さんが18日、亡くなったことがわかった。30歳。所属事務所が発表した。これを受け、関係者やファンから続々と追悼のコメントが寄せられている。
【写真】「優しい方でした」三浦春馬さん、山田孝之との3ショットを投稿したヒカキン
訃報が報じられると、同じ事務所の声優・高槻かなこは自身のツイッターで「悲しみで息が詰まる。ご冥福をお祈りします」、人気ユーチューバーのHIKAKINも「三浦春馬さん。昨年一緒に飲みながら語った時、『YouTuberって仕事大変だよね、ヒカキン本当頑張ってるよ』と褒めてくださいました。優しい方でした。ご冥福をお祈りします」と追悼。HIKAKINは自分と三浦さん、俳優の山田孝之との3ショット写真を載せた。
そして、三浦の代表作とも言える映画『君に届け』で主題歌を担当したflumpoolの山村隆太も「君に届け歌わせていただきました。曲が流れた瞬間から今日一番強い風が吹いた。色んな人の想いが天国まで届いていますように」とつづった。
ファンからは「余りにも驚きすぎて今頃、涙が止まりません。なぜ、どうして、それしか頭にありません」「涙が止まりません」「まだまだこれからを期待していた俳優さんでした…とても残念です。心よりご冥福をお祈りします」「言葉になりません。めちゃくちゃショックです」と追悼とともに悲しみの声が広がっている。
なお、所属事務所のサイトは「三浦春馬に関するお知らせ」と更新し、「弊社所属の三浦春馬が、2020年7月18日に亡くなりました」と発表しており、「自殺とみられる」と一部では報じられているが、発表では「ファンの皆様、関係者の皆様におかれましては、ご心配、ご迷惑をお掛けしておりますが、詳細に関しましては、現在確認中であり、改めてご報告させていただきますので、何卒ご了承の程宜しくお願い申し上げます」としている。
三浦さんは1990年4月5日生まれ、茨城県出身。1997年にNHK朝の連続テレビ小説『あぐり』でデビュー。映画『恋空』で『日本アカデミー賞』新人俳優賞を受賞。その後、ドラマ『ブラッディ・マンデイ』、『ごくせん』等で一気に知名度をあげる。2017年にはNHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』にも出演。映画『君に届け』、『永遠の0』、『進撃の巨人』、『銀魂2 掟は破るためにこそある』など多くの話題作に出演していた。
山口県警岩国署は13日、山口市徳地柚木の僧侶(30)を強制わいせつ容疑などで逮捕した。発表では、僧侶はSNSを通じて知り合った県内の小学生女児に現金を渡す約束をして誘い、6月2日午後5時頃、岩国市内の駐車場に止めた乗用車内でわいせつな行為をした疑い。「間違いありません」と容疑を認めているという。被害関係者から届け出があり、捜査していた。
公明党の山口那津男代表は14日午前の記者会見で、政府が22日から始める国内旅行の支援事業「Go To トラベル」に、新型コロナウイルスの感染拡大への懸念が出ていることに対し、予定通り事業を実施すべきとの認識を示した。「感染が心配だから(事業を)やめるというのは過度の対応だ」と述べた。
【図でみる】Go To トラベルの概要
山口氏は東京都内で感染者数が増加している実情を踏まえ、「全国の観光業をどう支援するかということとの両立をどう図るかという視点で取り組む必要がある」と指摘した。
人の噂も七十五日。破廉恥な言葉を女性に浴びせた官僚の名が、霞が関で聞かれることもなくなった。財務省の福田淳一前事務次官(60)が辞職して早や2年。天下り先として、彼がようやく流れついた先は……。
***
「おっぱい触っていい?」
「予算通ったら、浮気するか」
再現するのも躊躇(ためら)われる妄言を、夜の飲食店で女性記者に対して喋っていた福田前次官。この不始末を本誌(「週刊新潮」)が世に問うや、彼は“官庁の中の官庁”と謂われた役所の最高位ポストを失う。
当時、注目されたのは彼の天下り先である。財務次官を経験した大物官僚なら、大手銀行をはじめ金融機関や民間企業の顧問など選り取りみどり。とはいえ女性へのセクハラ発言がこれだけ知れ渡れば、名のある企業はなかなか採用しづらい。
彼はかつて女性に酒の席で、学生時代に映画監督を志望していたと明かしてもいる。今のところ“福田監督”名義の封切作が上映されたという話は聞かないが……。
「てっきり福田さんは、財務省を辞めたら弁護士になると思っていましたよ」
そう話すのは、福田前次官を知る財務省関係者だ。
「東大在学中、福田さんは最難関の司法試験に合格しています。同時にキャリア官僚の採用試験もパスしたので、司法の道には進まなかった。なので事務次官を辞した後、司法試験合格者が対象の『弁護士資格認定制度』に改めて申請を出していましたからね」
「密なので」
確かに、2年前の12月に発行された官報を見ると、〈弁護士資格認定の公告〉の欄に福田前次官の名前が、しっかり記載されている。
都内の法律事務所に属する弁護士が解説するには、
「資格認定後、弁護士会に登録すれば実際に活動できます。官僚OBで弁護士なら、大企業で法務部門の顧問などを務めることも可能。もっとも福田さんが弁護士になっても、セクハラ相談を受けられるのか。女性のクライアントはつきそうもありませんしね」
確かに、日弁連が運営するデータベースでも福田前次官の名前はヒットせず、弁護士として活動している様子は見られない。
先の関係者はこう明かす。
「実は福田さん、社会人向けのSBI大学院大学で委託講師になったんです。名前の通り、ネット証券大手のSBIホールディングスが運営しており、同社の社長・北尾吉孝氏が学長を務めています。教授陣には、財務省で次官と並ぶ上がりポストとされる財務官を務めた山崎達雄氏もいて、入省年次は福田さんより上の先輩なので、声を掛けてもらった可能性もあります」
肝心の担当科目は二つ。財政と社会保障、経済政策といったテーマの基礎的な理論と実際を講義するというが、果たして女子学生らはどう思うのか。
実際の反応を伺うべく、自宅近所を歩く福田前次官に話を聞こうとしたところ、
「密なので。お話しすることはありませんから」
かつて記者と“密”状態を好んだ福田前次官も、今やすっかり“社会的距離”を心得ているご様子なのだ。
ちなみに大学は通信制。つまりはオンライン授業がメインとのことだから、新天地で「舌禍事件」が起こる心配はなさそうである。
「週刊新潮」2020年7月9日号 掲載
3歳の娘を餓死させ、保護責任者遺棄致死の疑いで警視庁に7月7日、逮捕された東京都大田区蒲田に住む梯沙希(かけはし・さき)容疑者(24)の素顔は驚きの連続だった。
【写真】はじける梯沙希容疑者はこちら
事件が発覚したのは、6月13日のこと。午後3時53分に沙希容疑者が「娘が呼吸をしていない」などと119番通報。救急車が駆け付けたところ、1DKのマットレスの上で長女の稀華(のあ)ちゃんが横たわっていたが、搬送先の病院で死亡が確認された。司法解剖の結果、死因は高度脱水症状と飢餓だった。
沙希容疑者は稀華ちゃんを1週間、自宅に放置し、衰弱死させたという。梯容疑者は、稀華ちゃんが生まれた直後に離婚。約3年間、シングルマザーとして育てていた。だが、子育てに熱心というわけではなかったようだ。
沙希容疑者は稀華ちゃんを放置して、鹿児島県に住む知人男性を訪ねていたという。
「6月初めから、知人男性と会うために鹿児島県に1週間ほど、旅行していた。帰宅したところ、稀華ちゃんが動かなかったため、通報した。部屋はゴミ屋敷状態で、悪臭を放っていた。食べるものもなく、稀華ちゃんが部屋から出れないように、ドアをソファでふさいでいた。稀華ちゃんの解剖をしたところ、胃はからっぽ、飢餓状態で脱水症状を起こしていた」(捜査関係者)
沙希容疑者は都内の居酒屋に勤務していた。だが、警察には当初、「無職」と話していたという。
「居酒屋にばれるのが嫌がった。それに鹿児島から蒲田の自宅に帰ってから、119番通報まで空白の1時間があった。稀華ちゃんは3歳なのにおむつをしており、それを取り換えて、体を拭き、さも育児をしていたような、偽装工作までしていた」(同前)
沙希容疑者のSNSを見ると、6月3日には<みんなでたのしいことしたい>、5月21日には<おもんな… 早く元に戻らないか…>、4月2日には<どこも遊ぶ場所やってへんから、ほんま嫌やな…>などと綴られている。
沙希容疑者の知人によれば、新型コロナウイルスの感染拡大で今年3月ころから、居酒屋の勤務が減り、稀華ちゃんと一緒に自宅にいることが多くなったという。知人がこう証言する。
検察の人事権を手中に収めたい官邸
「最初に出会った時には、結婚して夫と子供と暮らしていると聞いた。それがしばらくして『実は離婚していて、子供と2人なんだ』と話していた。しかし、よく『飲みに行こうよ』とか『ごはんに行かない?』など連絡がくる。テーマパークに遊びに行った写真を送ってきたこともあった。そこに子供は写っていなかった。食事に行った時でした。『子供さんは大丈夫なの?』と聞いたら『託児所に預けている』とか、『親戚が面倒みている』とか言っていた。子供が男の子なのか、女の子なのかと聞いてもあいまいにしか話さず、育児に興味はなさそうでした。『子供がいるから、パチンコに行けない』『はじけて、遊びたい』と愚痴っていた」
取り調べに対し、反省した様子もみられないという沙希容疑者。
「ニュースで事件を知り、沙希容疑者が居酒屋で知り合った鹿児島の男性のことを言っていたのを思い出した。『すごく格好いい彼氏で子供がいなければ一緒にいたい』と自慢し、子供より男という感じ。頭の中は彼氏と遊ぶことに支配されていた。鬼畜のような母親ですね」(前出・知人)
沙希容疑者が鹿児島県まで追っかけていた男性は「彼氏」という存在ではなかったとみられる。
「鹿児島県の男性は子供がいることも知らなかったようです。沙希容疑者は調べに対し、『鹿児島からの飛行機が満席で帰れなかった』と話していた。このコロナ禍で、満席なわけがないのに…」(前出の捜査関係者)
子どもは親を選べない。お腹を空かせ、母親を待ち続けて亡くなった稀華ちゃんが不憫でならない。(本誌取材班)
※週刊朝日オンライン限定記事
東京・大田区で3歳の長女を1人きりで自宅に残し、衰弱死させた疑いで母親が逮捕された事件。母親が、実際にはいないはずの親族が同居して娘の面倒をみているかのように装っていたことが新たにわかりました。
9日朝、送検された梯沙希容疑者(24)は、自宅アパートに3歳の娘、稀華ちゃんを放置して衰弱させ、死亡させた疑いがもたれています。
梯容疑者は、自宅に稀華ちゃんだけを残して男性に会いに8日間、鹿児島に旅行していましたが、その後の捜査関係者への取材で、梯容疑者が、実際にはいないはずの親族が面倒をみているかのように普段から周囲に装っていたことが新たにわかりました。
「(稀華ちゃんを)連れてこないときは、いつも『パパがみている』って言うの」(梯容疑者を知る人)
「お兄さんと妹と一緒に住んでいるみたいな。『お兄さんとすごく仲良くて一緒に住んでいるよ』みたい話は聞いていました」(梯容疑者を知る人)
梯容疑者は、「子どもの面倒をみるのが大変でリラックスをしたくて旅行に行った」と供述しているということで、警視庁は、育児へのストレスから放置を繰り返していたとみて調べています。
先月、東京・大田区のマンションで、3歳の娘に十分な食事を与えずに放置し、衰弱させて死亡させたとして、警視庁は、24歳の母親を保護責任者遺棄致死の疑いで逮捕しました。
母親は知人に会うために娘を1人残しておよそ1週間、外出していたということで、警視庁はネグレクト=育児放棄が続いていたとみて調べています。
先月13日、東京・大田区蒲田のマンションの1室で、この部屋に住む3歳の梯稀華ちゃんが、衰弱した状態で見つかり、搬送先の病院で死亡しました。
警視庁が稀華ちゃんの遺体を調べたところ、胃の中には食べ物が残っていなかった上、激しい脱水症状を起こしていたことがわかりました。
さらに防犯カメラには、先月初めに母親が1人で外出し、およそ1週間後の先月13日に戻ってくる姿が写っていて、その日に稀華ちゃんが衰弱しているのが見つかりました。
当時、母親は「娘は数日前から体調が悪かった」と、娘とずっと一緒にいたという趣旨の説明をしていたということです。
警視庁は、稀華ちゃんに十分な食事を与えずに外出し、衰弱させて死亡させたとして、7日、母親で飲食店店員の梯沙希容疑者(24)を保護責任者遺棄致死の疑いで逮捕しました。
調べに対し、容疑を認めているということです。
梯容疑者は、知人に会うために稀華ちゃんを1人残しておよそ1週間、外出していたということで、警視庁はネグレクト=育児放棄が続いていたとみて調べています。
知人などによりますと、逮捕された梯沙希容疑者(24)は、小学生の時に宮崎県内の児童養護施設に預けられたということです。
中学校ではバスケットボール部、高校ではバレーボール部で練習に打ち込んでいたということです。
高校卒業後は都内の飲食店で働くようになり、その後結婚し、娘の稀華ちゃん(3歳)を出産しました。
しかし3年ほど前に離婚し、それ以降1人で娘を育てていましたが、友人は「『のんちゃん、のんちゃん』と溺愛している様子で、SNSにも写真を投稿していました」と話していました。
去年12月には稀華ちゃんと遊園地を訪れ、遊んでいる写真がSNSで投稿されていたほか、稀華ちゃんの3歳の誕生日に撮影されたとみられる写真には、たくさんのプレゼントに囲まれて笑顔を見せる姿が残されています。
一方で、梯容疑者は1年ほど前から稀華ちゃんを連れずに、知人などと出かけているとみられる写真もたびたび投稿していてました。
4月に入ってからは、新型コロナウイルスの感染拡大で外出の自粛が呼びかけられたことを受けて「どこも遊ぶ場所やってへんからほんま嫌やな・・・# みんなで遊びたい」とか、「今年みんなで花見できなかったコロナ最悪」「おもんな…早く元に戻らないかな」などと投稿していました。
そして緊急事態宣言が解除されたあとの先月3日には、海岸で1人で写る写真が投稿され「みんなでたのしいことしたい# 自粛解除」と書かれていました。
友人は「稀華ちゃんが騒いだ時に大きな声でどなったり、泣いているのを放っていたりすることもあり、大丈夫かなと思ったこともありました。最近は、真夜中にバーでお酒を飲んでいる様子をSNSに投稿していて、『稀華ちゃんどうしてるのかな』と思うこともありました。亡くなったと聞いて信じられず、驚いています」と話していました。
厚生労働省によりますと、平成30年度、児童相談所で虐待の相談に対応した件数は15万9838件にのぼり、5年前と比べて8万6000件あまり増え、およそ2倍となっています。
このうち、食事を与えなかったり放置したりする「ネグレクト」の件数は2万9479件で、5年前と比べて1.5倍になっています。
また警察庁によりますと、全国の警察が虐待の疑いで通告した子どもの人数は、去年1年間で9万8222人で、このうち「ネグレクト」は8958人でした。
虐待の被害を受けて死亡した子どもは去年は54人で、この5年で127人にのぼったということです。
児童虐待の疑いで検挙されたのは去年は2024人で、前の年より605人、率にして42%増加しました。
このうち「ネグレクト」の疑いで逮捕されたのは去年は43人で、この5年では138人にのぼっています。
一方、「ネグレクト」の被害を受けた子どもは去年は36人で、過去5年で「ネグレクト」の被害に遭った子どもは127人にのぼっています。
虐待の心理に詳しい、神奈川大学心理相談センターの杉山崇所長は、ネグレクト=育児放棄について「直接、子どもの体や心を傷つける虐待に比べて、子どものリアクションが少ないことから、心理的なハードルが低く、子どもに害を与えているという自覚がわきにくい」と指摘します。
その上で「思い通りにならない子どもへのいらだちや不満から、子どもがまるで『敵』に見えてしまい、その苦しさから解放されるため子どものいない世界に逃げ込んでしまう傾向がある。子どもを積極的に殺したいわけではないが、親としての役割から解放されたいあまりに『子どもが命を落としてもやむを得ない』と考えて、ネグレクトがエスカレートし、最悪の結果につながってしまう」と分析しています。
また、新型コロナウイルスによる外出自粛の長期化が虐待につながった可能性も指摘していて、「ずっと家にいて子どもと向き合っていると、悪いところばかりに目がいき、煮詰まった気持ちを切り替える機会が減って1人で抱え込まざるを得ず、虐待の形で子どもに向かってしまうケースは少なくない」と話しています。
杉山所長は「親は周りから支えられ、子育てに対するねぎらいや尊敬の気持ちを向けてもらえる環境があってはじめて、本当の意味での『親』になれる。コロナ禍で制約がある時だからこそ、行政は心理的には密なコミュニケーションを心がけ、子どもを守るために親を孤立させない支援が必要だ」と指摘しています。
東京都大田区の自宅マンションに3歳の長女を8日間一人きりにして衰弱死させたとして、警視庁捜査1課は7日、母親の飲食店店員、梯(かけはし)沙希容疑者(24)を保護責任者遺棄致死容疑で逮捕した。捜査関係者によると、梯容疑者は交際相手の男性に会うために長女を残して鹿児島県に行っていたとみられ、同課は育児放棄(ネグレクト)だったとみて調べている。
逮捕容疑は6月13日までの8日間、大田区蒲田1の自宅マンションに長女の稀華(のあ)ちゃんを放置し、脱水症状と飢餓状態にして死亡させたとしている。「間違いない」と容疑を認めているという。
同課などによると、梯容疑者は稀華ちゃんと2人暮らしだった。外出先から6月13日に帰宅し、午後3時55分ごろ「子どもが呼吸をしていない」と119番した。救急隊が駆けつけると、稀華ちゃんは物が散乱した室内のマットレスの上に心肺停止の状態で倒れており、搬送先の病院で死亡が確認された。司法解剖の結果、胃の中には食べ物が残っておらず、何も食べずに衰弱したとみられる。症状の重いおむつかぶれもあった。
稀華ちゃんが亡くなった際、梯容疑者は警視庁の任意聴取に対して「数日前から体調が悪く、おかゆを一口食べただけで食欲もなかった。せきをして苦しそうだった」などと話し、一緒にいたという趣旨の説明をした。稀華ちゃんのおむつは新しく、室内には空のペットボトルやパンの袋もあった。だが、捜査で119番の約1時間前に帰宅したとみられることが判明した。同課は梯容疑者が通報までの間に、交際相手と鹿児島県で食事をするなどして遊んでいたことを隠蔽(いんぺい)しようとおむつを替えるなどした可能性があるとみている。
梯容疑者は稀華ちゃんを出産した後、稀華ちゃんの父親に当たる男性と結婚し、間もなく離婚した。2017年7月から母子で現場マンションで暮らしていた。稀華ちゃんは保育園に1年以上前から通っておらず、梯容疑者が居酒屋での仕事に行っている間は自宅に1人でいたとみられる。これまでも2~3日間放置されていたこともあるといい、同課はネグレクトが続いていたとみている。【土江洋範、最上和喜、鈴木拓也】
ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(7月6日放送)にジャーナリストの須田慎一郎が出演。九州南部を襲った豪雨災害について、現地取材を交えて現状を解説した。
九州南部の豪雨災害、死者22名
熊本県・鹿児島県を襲った豪雨災害で熊本県南部の球磨川が氾濫し、広範囲で冠水被害や土砂災害が発生した。死者はこれまでに22人。18人が心肺停止状態、11人が行方不明となっている。九州では7日にかけて再び大雨になる恐れがあり、気象庁が警戒を呼び掛けている。
飯田)まずは現状の天気ですが、日本気象協会の佐々木さんに伺います。現場九州のいまのお天気ですが、この先はどうなって行くのでしょうか?
鹿児島県の鹿屋市では観測史上1位の値を更新
佐々木)九州では、昼ごろにかけて非常に激しい雨が降る状態が続きます。この時間も九州南部を中心に発達した雨雲がかかり続けていて、午前6時20分までの1時間に、鹿児島県鹿屋市では108ミリの猛烈な雨を観測しています。これは観測史上1位の値を更新するものです。その他、四国から東海地方でも雨脚が強まっていて、静岡県では1時間に30ミリ以上の激しい雨が降っているところがあります。関東でも神奈川県などで雨脚が強まっている状況です。
須田)全国的にかなり激しい雨、前線が来ているというようなイメージでいいですか?
佐々木)そうですね。梅雨前線が本州付近に停滞しているのですけれども、この後、ゆっくりと北上する見込みで、雨の範囲が太平洋側から日本海側にも広がって来る見通しです。
飯田)いままで降っていたところは、少しの雨でもいろいろな災害が起こる可能性があるということですか?
佐々木)特に九州ですけれども、降り続く大雨の影響で、極めて危険な状態となっています。土砂災害、川の氾濫や増水には、この後も引き続き厳重な警戒が必要です。
飯田)土のなかに含んでいる水の量が、相当多くなっているようですね。
佐々木)九州では特に、広い範囲で土砂災害の危険が高まっていますので、少しの雨でも警戒が必要となります。
飯田)この先の見通しですが、いつごろまでこの雨は続きそうですか?
佐々木)まず九州にかけてですが、6日いっぱいは危険な状態が続きまして、梅雨前線は8日にかけて活発な状態が続きますので、この後も発達した雨雲が次々にかかり、局地的に猛烈な雨が降る恐れがあります。今後も気象状況には警戒が必要です。
飯田)なるほど、ありがとうございました。日本気象協会の佐々木さんに伺いました。この後、8日ごろまでは梅雨前線の活発な活動が続くということです。
須田)もともと、この地域を流れる球磨川は、暴れ川として知られている川ですけれどね。
人吉市現地避難所の様子~新型コロナ感染の対策も
飯田)続いては現状を、現地の熊本県人吉市で取材している、ニッポン放送報道部の藤原記者に聞きます。
藤原)災害発生から3日目の朝を迎えた人吉市ですが、一面鼠色の空のなか、いまも地面を叩きつける強い雨が降り続いております。いま私は人吉市で最大の避難所で、人吉市役所の隣にある人吉スポーツパレスというところにいるのですが、こちらの避難所にはおよそ800人の方々が身を寄せていて、いまは雨の様子を伺ったり、一定の距離を保って新聞やテレビで災害の最新情報を確認したりしています。こちらに避難された方々は、今回の豪雨災害は当然なのですが、新型コロナへの感染なども非常に心配されていました。5日にお話を伺いましたので、それをお聞きください。
被災者1)そうですね、地獄でしょうね。どこから手を付けていいかわかりませんから。ヘドロが深いところで30センチくらいありますものね。
藤原)(避難所では)3メートルくらいの感覚は空いていますけれど、これについてはどうですか?
被災者1)それでいいのではないですか。3密を避けるということで。
被災者2)もう家が全部水没ですね。まったくゼロになったので、果たしてどうしてやって行こうかなという。
藤原)猫ちゃんが一緒に避難できてよかったですね。
被災者3)はい。私の家は平屋なので、大水が出たら逃げるところがないから連れて来ないと。
飯田)「地獄でした」というコメントには驚きました。避難所では間を開けて、工夫しながらやっているという感じですか?
藤原)そうですね。生活スペースとなっている会場では、卓球のフェンスを使って、隣との間隔を3メートルほど開けたパーティションを設置し、体の不自由な方や体調が優れない方などへの配慮として、別の部屋や会場を用意しています。また、避難所に来る方の定員を通常の半分にして、施設に入る際は必ず体温を測り、マスクや除菌シートを配るという徹底した感染予防が取られています。
想像を絶する範疇の氾濫だった
須田)今回の球磨川は、過去に度々氾濫を起こして来たわけですけれども、ダムに寄らない水位対策を進めて来た。これについて、何か地元からの声は上がっているのでしょうか?
藤原)前回の災害が起きたときから、堤防などの対策は取っていたらしいのですが、今回は想像を絶する氾濫だったので手の打ちようがなかったという声も聞かれました。
飯田)一瞬の出来事だったという報道もありましたものね。藤原さん、ありがとうございました。球磨地方はいまも大雨洪水警報が出ています。熊本県はそれ以外にも天草・芦北地方、八代の辺りも大雨洪水警報が発令されています。
「川は見たことのないほどうねり、ゴーゴーという聞いたことのない音がした」――。九州南部に降り続いた大雨で熊本県南部を流れる球磨川が4日、広範囲に氾濫した。命の危険を感じ、次々に避難する住民たち。各地で土砂崩れも発生し、住民が巻き込まれたという情報も相次いでいる。
【家屋がバラバラに】不明者を探す救助隊員ら
◇球磨川近くの住民、屋根の上に避難
球磨川のそばにある熊本県人吉市温泉町の「旅館たから湯」のおかみ、山本重子(しげこ)さん(58)によると、午前7時ごろから球磨川が氾濫し、あっという間に2階建ての旅館が浸水。2階まで濁流が流れ込み、山本さんは家族らと共に屋根の上に避難したという。「あたりは一面泥水で、消防に電話しても救助に来られないようだ。水流が強く、近くの小屋が音を立てて壊れて流れている」と声を震わせた。
人吉市の下流に当たる同県球磨村渡の球磨川近くで自動車整備工場を経営する男性(70)は「水害は起きるものと思っていたが、これほどになるとは」と言葉を失った。平屋の工場は、屋根が見えなくなるまで水につかった。家族7人で近くの自宅の2階にいたが、4日午前3時ごろ、水位の上昇に危険を感じ、近くの寺まで避難。自宅は2階まで水につかったという。「急に水量が増えた。工場の車は移動させたが、機械類はつかってしまった。これからどうなるのか……」
さらに下流の同県八代市にある有料老人ホームでは入所者が避難。施設の代表によると、球磨川の水位の上昇に危険を感じ、上流でダムの放流の情報もあったことから、入所者約30人を車で約5分の場所にある系列の施設に避難させた。入所者はいずれも80代以上で足腰の弱い人も多く、職員8人が送迎車4台で次々に運んだ。約1時間かかったという。
代表は「午前9時ごろには、堤防付近まで濁流がうねり、大きな丸太などいろいろなものが流されていった。堤防付近では波しぶきが上がり、ゴーゴーという聞いたことのない音がした。とにかく入所者の安全を守ろうと思った。周辺の被害の状況はまだよく分からず、心配です」と話した。
◇複数の安否不明者 雨やんでも水引かず
一方、同県芦北町役場によると、町内では午前10時半現在、土砂崩れで住宅が巻き込まれる被害が相次ぎ、安否が分からない人も複数いる。雨がやんでも町内全域で水が引かず、消防隊員や消防団なども被災現場にも近付けない事態に。役場には高齢世帯から「避難したくても身動きが取れない」という相談が相次いで寄せられ、2階以上の高い場所に一時避難するよう呼びかけている。
道路の冠水や断水、停電なども発生しており、町の担当者は「あちこちで膝上や腰ぐらいまで水につかっている。ここ10年では記憶にないぐらいの土砂降りだった」と語った。【平川昌範、浅野孝仁、森健太郎】
7月1日に活動再開を発表したタレント・木下優樹菜(32)の所属事務所・プラチナムプロダクションは6日、木下の芸能界引退を発表した。
【写真】ありのままの自分を涙ながらに語る木下優樹菜
サイトでは「弊社所属・木下優樹菜は7月1日に活動再開を発表いたしましたが、今後の活動に向け慎重に協議を続ける中で、当社として今後同人との信頼関係を維持することが著しく困難であると判断し、また本人からの申し出を受けたため、専属マネジメント契約は解除、木下優樹菜は芸能界引退する事となりました」と報告。
「木下優樹菜とは14年間の長きに渡り苦楽を共にしてまいりましたが、このような結果になりまして、当社として誠に不本意であり、マネジメント会社としての責任を痛感しております」と伝え「長年にわたり、木下優樹菜を応援していていただいたファンの皆様、関係者の皆様には、このようなご報告となってしまい大変申し訳ございません。どうかご理解いただければと存じます」と呼びかけた。
木下においては、昨年、実姉が勤務していたタピオカ店の経営者に対し、脅しまがいのダイレクトメッセージを送っていたことが判明し、ネットを中心に炎上。同年10月9日にはインスタグラムで謝罪していたが、11月18日に事務所を通じて「自らの言動を深く反省し、当面の間、芸能活動を自粛させていただくことといたしました」と発表した。
今月1日には活動を再開。その際には、謝罪の言葉とともに「芸能活動自粛中、沢山のご意見をいただき色んな事を考え、自分自身を見つめ直し反省する日々を過ごしてきました。今はただ目の前の出来る事をコツコツと私らしく頑張っていきたいと思っています」と決意を新たにしていた。
なお、木下のインスタグラムはすでにアカウントが削除され、閲覧できない状態となっている。
日本銀行に務める51歳の男が地下鉄で女性の体を触ったとして、現行犯逮捕です。
逮捕されたのは日本銀行職員の松本秀明容疑者(51)です。
警察によりますと、松本容疑者は2日午後10時15分ごろ、名古屋市営地下鉄鶴舞線のいりなか駅から八事駅へ走行中の車内で、38歳の女性の体を服の上から触った疑いが持たれています。
犯行を目撃した男性客が松本容疑者に声をかけ、その後駆けつけた警察官に現行犯逮捕されました。
調べに対し、松本容疑者は「憶えていません」と容疑を否認しています。
日銀名古屋支店によりますと、松本容疑者は名古屋支店から東京の本店へ異動が決まりその着任前で、日本銀行は「事実関係を承知していないのでコメントは控えたい」としています。
国土交通省は2日、全国の高速道路について、料金所の現金向けブースを廃止し、ETC専用にする方向で検討すると明らかにした。ETCは利用率が93%に達しており、新型コロナウイルス感染症対策として料金所係員との接触機会をなくす。
2005年7月、静岡県中部で当時10歳代の女性に性的暴行をしたとして、県警は2日、静岡市葵区追手町、司法書士神崎哲也容疑者(43)を強姦(ごうかん)致傷(現・強制性交致傷)容疑などで逮捕した。当時の鑑識結果などを調べ直したところ浮上したといい、公訴時効(15年)が成立する直前の逮捕となった。
発表によると、神崎容疑者は05年7月中旬、県中部の女性宅に侵入してわいせつ行為をし、軽いけがを負わせた疑い。
県警は事件の日時と認否を明らかにしていない。2人に面識はなかったという。
「“円満離婚”とも報じられていますが、実情はまったく異なります。夫妻を知る関係者たちは、記事に驚いていますよ」
【写真】昨年9月、都内の劇場に向かう西村
そう語るのは、俳優・西村まさ彦(59)と、“元妻”であるA子さんの古くからの知人だ。2人の離婚がスポーツ紙に報じられたのは6月23日。
「記事によれば、夫妻は10年ほど別居しており、今年6月に入って離婚調停が成立したそうです」(芸能関係者)
西村は24歳のときに劇団文化座に入り、すでに俳優生活も35年。最近ではNHK大河ドラマ『麒麟がくる』で、主人公・明智光秀(長谷川博己・43)の叔父・明智光安を演じて、好評を博した。
「『古畑任三郎』シリーズでブレークしましたが、20代のときは“食えない時期”もあったのです。そんな彼を経済的に支えていたのが2歳年下のA子さんでした。当時の彼女は劇団員で、'90年ごろにはラジオのパーソナリティも務めていました。
A子さんの妊娠がわかり、2人が入籍したのは'94年だったと思います。男の子にも恵まれましたが、残念ながら結婚生活は平穏とは言いがたかったのです」(前出・古くからの知人)
結婚したころから、西村は俳優として注目を浴び始めたのだ。またそのいっぽう、スキャンダルも報じられるようになる。
■愛人報道にも妻は「夫を信じています……」
「'99年に車を運転中に接触事故を起こし、その場を立ち去ってしまったのですが、実は助手席にある女優が同乗していたと報じられています。また同じく'99年には、別の愛人女性を事務所の社長に就任させたという報道もありました」(前出・芸能関係者)
当時、妻・A子さんとの別居も取り沙汰されていたが、西村本人は週刊誌の取材に対し、こう答えている。
「(郊外にある自宅とは別に都内に)マンションを借りているんです。女房子供のことは大切に思っているし、9時~5時の仕事だったら毎日帰りますよ。でもそんな仕事じゃないですからね」
西村の不倫報道を目の当たりにし続けたA子さんの心境について、前出の知人はこう語る。
「もちろんA子さんも夫のスキャンダル発覚には悩んでいました。しかし彼女は俳優としての西村氏のことは尊敬していたでしょうし、敬虔なクリスチャンでもあったため、“離婚”という選択肢はなかったのです」
'01年、A子さんは女性週刊誌の取材にこう答えていた。
「(夫があまり帰宅しないのは)仕事がありますから、それも仕方がないことだと思っています。いろいろな女性と噂も立てられたこともありましたが、私は夫を信じていますから……」
また前出の知人によれば、西村とA子さんは、スポーツ紙に報じられたようにずっと別居したきり、というわけではなかったという。
■「マンションから出ていけ」
「別居10年と書かれていた記事も読みました。しかし事実は異なります。たとえば'14年に西村氏は、“家族で暮らすために”と、事務所名義で世田谷区内に新築マンションを購入しています。A子さんも、『これで夫婦もやり直せるかも』と、思っていたようです。しかし、その生活も長くは続きませんでした。
西村氏が別の部屋を借りて、また出ていってしまったからです。さらに'17年ごろからは、『(世田谷区の)マンションから出ていけ』と言うようになったり、弁護士を立てて強硬に離婚を迫るようになったのです……」
それでもクリスチャンであるA子さんは、当初は離婚に応じる気はなかったという。だが1年ほど前に転機が訪れた。A子さんが乳がんに侵されていることが判明したのだ。
「手術を受けなければいけない状態にあることがわかり、A子さんは夫からの離婚宣告に抵抗する気力を喪失してしまいました。ついには彼女も調停に応じることになりましたが、西村氏が非情にもA子さんが闘病中で気弱になっていることを利用した形です。
A子さんが手術を経て、ようやく退院することができたのは6月24日、離婚報道翌日です。
西村氏の事務所関係者は“円満に話し合い、離婚が成立した”と、取材に語っていますが、A子さんは病室で離婚報道を知ったとき、どんな思いを抱いたことでしょうか……」
そこで離婚の経緯について西村に取材を申し込むと、女性マネージャーが代わりに彼のスタンスについて説明することになった。
■マネージャーが反論「女性関係はない」
「西村は不器用で、コミュニケーションが苦手な面があります。特に芝居の仕事を抱えているときは、周囲とほとんど口をきかなくなることもあるのです。そんな彼が60歳を迎える前に、俳優という仕事をより充実させるために、自分らしく生きるために離婚という人生の決断を下したのです。
離婚については、ずいぶん前から話し合いをしてきたと聞いています。その結果、A子さんの乳がん闘病の時期と、離婚成立の時期が重なっただけです」
――西村さんはA子さんの乳がん闘病を知っていたそうですが、治療が落ち着いてから離婚届を提出するという選択肢は検討しなかったのでしょうか?
「(西村は)病気のことは聞いていました。だから医師の診断書を提出するように、こちらの弁護士が先方に要請したこともありましたが、診断書を見せてもらうことはできませんでした。
A子さんも調停の場には出席していましたし、もし闘病中だから離婚の時期を延ばしたいというのであれば、A子さん本人がそう主張すべきだったと思います」
─―もともとの夫婦別居の原因は、西村さんの女性関係だったという報道もありますが?
「近年で私が知る限りでは、西村にそういった女性関係はなかったと思います。別居や離婚は夫婦の問題ですから、はたから見ているだけではわからない事情などもあったのではないでしょうか」
確かに夫婦の事情は、他人には理解しがたいこともあるだろう。だが西村のマネージャーの説明を聞いても、“円満離婚”という印象を持つことはできなかった。
「女性自身」2020年7月14日号 掲載
負債は今年最大、コロナ関連破たんでも今年最大
旅行業を展開している(株)ホワイト・ベアーファミリー(TSR企業コード: 570615267、法人番号: 6120001070371、大阪市北区豊崎3-14-9、設立1981(昭和56)年5月、資本金8375万円、島田篤社長)と、関連のWBFホールディングス(株)(TSR企業コード:016590961、法人番号:7120001195382、本社同所、設立2015(平成27)年12月、資本金1000万円、近藤康夫社長)は6月30日、大阪地裁に民事再生法の適用を申請し同日、開始決定および監督命令を受けた。
負債はホワイト・ベア―ファミリーが債権者約160名に対して約278億円、WBFホールディングスが債権者約20名に対して約73億円、2社合計で約351億円。
2020年4月に民事再生を申請した関連会社のホテル運営受託のWBFホテル&リゾーツ(株)(TSR企業コード: 012267023、法人番号: 3430001041897、大阪市北区)の負債約160億円を上回り、負債総額は今年最大。新型コロナウイルス関連倒産としても最大の負債。平成に入ってから旅行業としても過去最大。
(株)星野リゾート(TSR企業コード:411008447、法人番号:5100001008688、長野県)がホワイト・ベアーファミリー、WBFホテル&リゾーツ、WBFホールディングスのスポンサーとして支援を表明している。
ホワイト・ベアーファミリーは1977年、創業者が大学在学中に企画したスキーバスツアーをきっかけに1980年に旅行業登録、1981年に法人化を経て43年の業歴を有する。関西の中堅旅行業者として国内主催旅行「しろくまツアー」「ジオツアー」、海外主催旅行「ハッピーホリデー」を看板商品とするほか、ホテル業、レンタカー事業、EC事業など事業領域は多岐に亘り、近年はインバウンド需要を取り込み、事業を拡大してきた。
しかし、2020年に入り新型コロナウイルスの世界的な蔓延を受けて出入国の制限や国内においても外出自粛などが旅行業界を直撃。緊急事態宣言による国内外の旅行・出張の自粛の影響で運営ホテルの予約や旅行申込の大量のキャンセル、新規予約の大幅な減少に見舞われた。新型コロナウイルス感染症の影響が想定外に長期化・拡大するものと見込まれたため、今回の措置となった。
WBFホールディングスは、ホワイト・ベアーファミリーを中核とするWBFグループの持株会社として、各事業会社の管理業務を手掛けていたが、ホワイト・ベアーファミリーに連鎖した。
ホワイト・ベア―ファミリーは今回の民事再生法の適用を申請したことによる旅行申込者に及ぼす影響はなく、事業を継続していく。また、WBFリゾート沖縄株式会社(沖縄及び九州におけるホテル運営業)、その他の関係会社は、法的手続はとっておらず、従前どおり、通常の営業を続けている。
徳島県は26日、徳島市内の風俗店勤務の20代女性が新型コロナウイルスに感染した、と発表した。女性は発熱などの症状が出た後も数日間、店で接客を続けていたという。
【写真】「せきをするお客もいる。やっぱり怖い」と語った風俗店勤務の女性
同県によると、女性は20日から発熱やせき、のどの痛みなどの症状が出て、25日に味覚や嗅覚(きゅうかく)の異常を感じて帰国者・接触者相談センターに相談。26日にPCR検査で感染が確認された。女性は15、16両日に大阪市内のホストクラブを訪れ、17~25日は徳島市内の店舗型風俗店で接客をしていた。接客した人数は不明という。
県は、女性の知人男性1人と勤務先の店長を濃厚接触者と判断した。また店に対して、17~25日に店を訪れた客や従業員に検査などを呼びかけるよう求めている。
県内での感染確認は4月21日以来約2カ月ぶり。感染者は計6人となった。
原田隆之 | 筑波大学教授
渡部建さんの不倫問題
渡部建さんの不倫問題が「文春砲」の標的になってから,もう1週間が過ぎました。世間は相変わらずこの話題で持ちきりです。
不倫相手が複数であったこと,その性行為が眉をひそめるようなものであったことなどが微に入り細に入り報じられ続けています。それらの行為がこれまでの渡部さんのイメージとはかけ離れたものであったことや,妻もまた有名人であったことなど,大騒ぎとなる要素がたくさんあるのでしょう。
そしてここ数日,何人もの人がメディアで渡部さんの行動を指して「セックス依存症」だと論評しています。
セックス依存症なのか
ジャーナリストの木村太郎さんは,ワイドショーのなかで「この人を知らないし,芸能界もよく知らないけど,伝えられていることを聞くと,この人病気じゃないかなと思う」「セックス依存症,セックス・アディクション・シンドローム,それあると思います」などと述べています。同様に,タレントのテリー伊藤さんは「これって普通に考えるとセックス依存症ですよね」と述べています。
さらに,「日刊ゲンダイ」では「『セックス依存症』を専門家が指摘」という見出しの記事で,家族問題評論家なる肩書の池内ひろ美さんという人が「セックス依存症的傾向が非常に強い」と断じています。そして,「このタイプの男性の特徴は,射精さえすれば用はないという考えなので,女性に対しもろもろの侮辱的な行為をするのです」「このまま夫婦関係を続けるとしたら,浮気を繰り返すので,セックス依存症治療に(妻も)協力する必要があるでしょう」などと長々と,さも見てきたようなことを自信たっぷりに述べているのには,驚きを通り越してあきれるほかありません。
セックス依存症とは
ところで,現時点で「セックス依存症」なる病名は存在しません。まずこれが重要な事実です。類似の疾患として挙げられるのは,「強迫的性行動症」という病気です。これは,WHOが昨年公式に認定した新しい概念です。その症状には,以下のようなものがあります。
お笑いコンビ・アンジャッシュの渡部建(47)の妻で女優の佐々木希(32)が12日、自身のインスタグラムを更新。『週刊文春』で報じられた、渡部の不倫報道について謝罪するとともに「今回の件について、夫婦でしっかりと話し合いをしようと思います」とコメントした。
佐々木は「この度は、主人の無自覚な行動により多くの方々を不快な気持ちにさせてしまい、大変申し訳ございません」と謝罪。「今回の件について、夫婦でしっかりと話し合いをしようと思います。私自身としては、今後もお仕事を続けさせていただければと思っておりますので、どうぞ宜しくお願いいたします」と呼びかけた。
続けて「最後にお願いです」とし「近隣の方々へ考慮いただきたく、小さい子供もおりますので、自宅や家族、関係者への取材など直接の訪問はご遠慮いただけますと幸いです」と伝えた。
また、同日には、相方の児嶋一哉(47)が、渡部の代役としてJ-WAVE『GOLD RUSH』(毎週金曜 後4:30)にナビゲーターとして出演し、渡部の不倫騒動を謝罪。「大バカで、調子に乗っていたんでしょうね。仕事もうまくいくし、プライベートも順風満帆で天狗だったんでしょうね。自分が勘違いしていたんですよ」など、番組開始から10分以上にわたって“公開説教”した。
渡部は10日、所属事務所・プロダクション人力舎のサイトを通じて、当面の間の活動自粛を発表。「私の不徳の致すところであり、家族を深く傷つけ、また、普段お世話になっている仕事関係の皆様、応援をしてくださる皆様に対し多大なご迷惑をおかけしたと大変猛省しております。妻にも説明し、謝罪しました」とコメントしている。
新型コロナウイルスに感染した岐阜市の風俗店で働く20代の女性が、発症するまでの3日間、1日あたり8人ほど接客をしていたことがわかりました。
岐阜市では、9日、JR岐阜駅近くの「店舗型風俗店」で働く20代の女性が、新型コロナに感染したことが確認されています。
その後の岐阜市の調査で、6月5日から発症するまでの3日間、女性が1日あたり8人ほど接客していたことが分かりました。
岐阜市は今後、店側に客の連絡先などの情報提供を求め、濃厚接触者の特定を進めることにしています。
一方で、店名については店側の許可が得られていないとして公表せず、岐阜市は6月5日から7日までの間にJR岐阜駅近くの風俗店を利用した人で、体調が悪い人は保健所に連絡してほしいと呼びかけています。
自民党の河井案里参院議員(46)=広島選挙区=が初当選した2019年参院選を巡り、陣営側が100人以上の地元議員らに提供したとみられる現金が総額で2000万円を超えることが、関係者への取材で判明した。一部については票の取りまとめを依頼する趣旨だった疑いがあるとして、検察当局は夫の克行前法相(57)=自民・衆院広島3区=と案里氏について、公職選挙法違反(買収)容疑での立件に向けた詰めの捜査を進めている。ただ、地元議員ら受領側の大半については被買収容疑での立件を見送る模様だ。
広島地検は河井夫妻の事務所などを家宅捜索。現金の提供先が記されたリストを押収したとみられ、地方議員らへの任意聴取を続けるなどして実態解明を進めてきた。
関係者によると、夫妻は案里氏が自民党公認を得た19年3月以降、広島県議・市議や首長、後援会関係者ら100人以上に現金を提供した疑いがある。多くは1人当たり数万~数十万円で、大半は克行氏が配ったとみられるが、案里氏が持参したケースもあり、総額で2000万円を超えるという。
翌4月には県議選などの統一地方選があり、配られた現金は「陣中見舞い」や「当選祝い」だったとの指摘もある。ただ7月の参院選を控えた時期でもあり、検察当局は一部について、票の取りまとめを依頼する趣旨だったとする見方を強めている。
一方、受領側について、検察当局は地元への影響力が強いベテラン議員の克行氏らが直接金銭を渡すという特異性を考慮。返金しにくい状況も想定されることなどから、大半は立件しない方向で調整を進めている模様だ。【中島昭浩、賀有勇、手呂内朱梨】
タレントの武井壮(47)が11日、自身のツイッターを更新。男性著名人の不倫で、“相手の女性も被害者”という声に対し私見を書き込んだ。
10日には、著名人の不倫スキャンダル報道について持論を投稿していた武井。「不倫男を擁護するつもりはまるでないが、それをペラペラ喋る女性にも辟易としている」と記し、「妻帯者と知って不貞を働いたなら被害者ではなく加害者であって、それを雑誌やマスコミに喋って唯一の被害者である相手の妻や子供に二次的な損害と甚大な精神的社会的ダメージを与える低俗な行為だと認識するべきだよ」とつづっていた。
この日は「【相手の女性も被害者です】ってんなわけない」とツイート。例として「じゃオレが旦那と子供いる女性と、相手家族の事も考えず何度も不貞行為をして、相手されなくなったら、その人の性癖や行為の回数べらべら週刊誌に喋って取材料もらって『遊ばれた、ひどい』って被害者ヅラしてたら、最低だろ?」と挙げ、「男でも女でも同じ事だろう?」と投げかけた。
連続投稿では「これを最後に男女間のトラブルに関してのツイートは今後一切いたしません」とし、「ただ、不倫に関する被害者を無視した『加害者側からの暴露』が報じられることに関して強い違和感を示したくて呟きました」と経緯を説明した。
最後は「人との性行為を第三者に話すなんて下劣な行為が当たり前な世の中なんてまっぴらごめんなんだよ」と思いを添えた。
複数の女性との不倫が「週刊文春」の取材で明らかになり、民放各局に出演自粛を申し出たお笑いコンビ「アンジャッシュ」の渡部建(47)。彼が抱える女性問題とはいかなるものか。
渡部の知人で、彼の女性関係を知る男性が明かす。
「彼は佐々木さんと交際していた当時から複数の相手と関係を持っていました。2017年4月に佐々木希さん(32)と結婚し、翌年9月に第1子が生まれた後も生活態度はあまり変わらなかった」
都内在住会社員の女性Xさんが「週刊文春」の取材に重い口を開く。
「たしかに私と渡部さんは、多いときには週2回ほど関係を持っていました。結婚後も別れることなく、トータルで30回は超えているかもしれません」
そのうち、渡部が密会場所として指定するようになったのが、東京都港区に聳える六本木ヒルズだった。
「彼は『地下駐車場に隣接した多目的トイレに来い』と言うのです。エレベーターの前で落ち合って、トイレの鍵を閉めた瞬間に……。その後も彼はヒルズのトイレばかりを指定し、会える時刻を伝えると、地下2~4階にあるトイレを徘徊し、誰もいない階を確認した上で『地下○階ね。すぐ来て』と指示を出してくるようになったのです」(同前)
六本木ヒルズを管理する森ビルの担当者が困惑気味に話す。
「本来、多目的トイレは身体障害者の方などの利用を想定して設置されたもので(性的行為は)公序良俗に反する目的外使用に当たります。定期的に警備員が巡回を行っており、そうした行為を見つけた場合には、当然注意をしています」
前出・Xさんは渡部との逢瀬を振り返って言った。
「彼は私のことを“性のはけ口”くらいにしか思っていなかったんでしょうね。せめて一人の女性として扱って欲しかったと思います」
こうした複数の女性との不倫について取材を申し込んだところ、渡部は所属事務所を通じ、事実関係を認めた。
「ご指摘の女性と関係をもってしまったことは私の不徳の致すところであり、家族を深く傷つけ、また応援をしてくださる皆様に対し多大なご迷惑をおかけしたと大変反省しております。妻にも説明し、謝罪しました。誠に申し訳ありませんでした」
6月11日(木)発売の「週刊文春」では、他の女性の告白、音楽イベントで渡部がナンパに勤しむ様子、渡部への直撃取材、そして妻の佐々木が相手女性と交わした会話の内容など、写真ページを含め5ページにわたり報じる。
「週刊文春」編集部/週刊文春 2020年6月18日号
小池都知事は9日、「学歴詐称疑惑」が一部メディアで指摘される中、渦中にあるエジプトのカイロ大学が「卒業を証明する」との声明を出したことについて、「内容はまだ読んでいないが、これまで何度も申し上げてきたように、卒業を決めるのも証書を出すのも大学という意味で、これまで色々言われてきたことがクリアになったのかなと。ひとつの証になるかと思う」と述べた。 (ANNニュース)
球界の盟主に感染症の専門家チームから“医学的指導”だ。巨人2選手に新型コロナウイルスのPCR検査で陽性判定が出た際、球団発表に登場した「微陽性」という表現について、生みの親とされた東北医科薬科大の賀来満夫特任教授が8日、「今後使わないで」とバッサリ否定。さらに、抗体検査で陽性を確認しながら2選手を試合に出した判断など、対コロナで球界の先導役を自任した「巨人モデル」に、次々と疑問符が突きつけられる事態となった。(片岡将)
この日オンラインで行われた日本野球機構(NPB)とJリーグの第9回「新型コロナウイルス対策連絡会議」後の会見で、巨人の一連のコロナ陽性者の対応に関して、専門家チームが下した“○×判定”は次の通り。
■「微陽性」→×
「球団から2選手の判定結果について聞くと、ウイルス量として大変、微量だった。私が『それは微量ですね。いわば微陽性という感じですね』と話したところ、それがプレスリリースの言葉になった。医学的には存在しない言葉。今後、使わないでいただきたい」
専門家チームの座長を務める賀来氏は、困惑気味にこう釈明した。坂本勇人内野手(31)、大城卓三捕手(27)のPCR検査の結果について、巨人が報道発表で記した「微陽性」は医学用語ではないと強調した。
判定は「陽性」と「陰性」の2つにひとつ。ただ、先だっての抗体検査やウイルス量を判断材料として、2選手は感染から回復してかなり時間が経過しているとの見解も専門家から得ていた。巨人としては「陽性」という言葉が一人歩きして、実質的なリスク以上に騒ぎが大きくなる事態を避けたかったとみられる。賀来氏は意図せず、その片棒を担ぐ格好になったが、断固訂正したのは当然の態度だ。感染制御と病態検査の専門家にとって、科学的な根拠のない文言を公的に使ったとなれば信用問題に関わる。
■試合出場→×
坂本と大城がPCR検査を受けたきっかけは、5月末にチームの希望者218人に実施した抗体検査で、感染からの回復傾向を示すIgG抗体が確認されたことだった。
巨人はこの検査結果について、2日の西武との練習試合(東京ドーム)前には把握していた。医療機関とはPCR検査の必要性についても相談していたが、2選手をそのまま出場させた。
星総務本部長は4日、「抗体検査は感染歴を調べるもの。IgG抗体はむしろ持っていた方が安全性が高いとされると、一般的には理解されている。試合出場を見合わせるという判断はなかった」と問題なしを強調。
しかしこの日、専門家チームからは疑義が噴出。愛知医科大学大学院の三鴨廣繁教授は「IgGが出ている、イコール『体内にウイルスがない』ということではないことを理解いただきたい」とクギを刺した。
賀来氏も「抗体検査を受けて抗体の陽性判定。(試合後の)PCR検査で、微量のウイルス量ながら陽性という判断が出たことは、低いながらも感染性があったということ」と指摘。ともに、巨人の安全性の認識に注文を付けた形だ。
■退院時期→△
坂本と大城には症状がなく、入院後の2度のPCR検査でも陰性が確認されたが、いまだに保健所から退院の許可が下りない。厚労省の規定で、2人は「無症状病原体保有者」に分類され、退院の基準は「陽性確認から14日間経過」。現時点では隔離が必要、というのが保健所の判断なのだ。
だが、「陽性確認」がなされた時点で、実際の感染からかなりの日数がたっているとすれば、この基準は医学的にも再考の余地がある。賀来氏は「医療機関や保健所などに、抗体の値をもう一度見ていただきたいとお伝えしている」とし、実情に合わせた判断を要請していることを明かした。
■全体検査→〇
専門家チームから厳しい意見を頂戴した巨人だが、一連の対応に問題が生じた根本的な原因は、NPBが事前にこうした事態へのガイドラインを定めていなかったことにある。万事が泥縄式で後手に回ったまま、開幕は10日後にまで迫った。
仮に巨人が自主的にチーム全体の抗体検査を行わなければ、坂本や大城のコロナ感染も発覚しなかった。球界内に「先走り」「やり損」「パンドラの箱を空けた」などと揶揄する声もあったが、逆説的に自主検査を行わない球団にも世間の視線が向くことに。巨人の騒動が結果的として、球界に一石を投じた形だ。
安全性を軽視した開幕に、国民の共感は得られない。斉藤惇コミッショナー(80)は「唾液によるPCR検査を、まずは開幕前にできるように準備する」と明言。全選手を対象に、定期的なPCR検査の導入を決めた。開幕後は月1度のペースで実施する方針だ。
ただ、巨人2選手のケースを見ても、陽性判定から2週間の隔離は選手にとって死活問題。退院の基準に関して、斉藤コミッショナーは「法を曲げるわけではないが、状況は日々変わっていく。厚労省とよく話していきたい」との考えだ。条件が緩和されなければ、泥縄式の一斉検査の結果、今度は巨人以外から開幕絶望の選手が続出する可能性も。後の祭りとはいえ、やはり動き出すのが遅すぎる。
小池百合子都知事の「学歴詐称疑惑」が一部メディアで指摘されるなか、渦中にあるエジプトのカイロ大学が「小池氏が1976年に卒業したことを証明する」との声明を出しました。
カイロ大学が8日付で出した声明では「小池百合子氏が1976年10月にカイロ大学文学部社会学科を卒業したことを証明する。卒業証書はカイロ大学の正式な手続きにより発行された」と説明しています。また、日本の一部メディアがカイロ大学の卒業証書の信憑(しんぴょう)性に疑問を呈していることについて、「カイロ大学及びカイロ大学の卒業生への名誉棄損であり、看過することができない」と批判したうえで、エジプトの法令にのっとり、適切な対応策を講じることを検討していると警告しています。
山口県田布施町が今春、固定資産税の徴収ミスを内部告発した職員を新たに設けた1人だけの部署に異動させたことが8日、分かった。これまでの業務とはまったくの畑違いでほかの職員と切り離された畳部屋。こうした措置について専門家は今月施行されたパワハラを防止する法律の指針が示す「隔離」に当たると批判している。
【図表】田布施町の固定資産税問題と内部告発職員の異動
職員が配置されたのは町役場とは別施設の約40平方メートルの和室。それまでは町民にも貸し出す部屋などで使われており、畳の一部をはがして机を置いた。文化的な調査や資料収集が仕事内容としているが、税務や外郭団体の財務に従事してきた職員は関わったことがない分野。部下や同僚はいない。はがされた畳が置きっ放しの部屋で職員は「この2カ月間、仕事中に他の職員と会わない日も多い」と打ち明ける。
職員は税務課に勤務していた2年前、相続時の手続きミスによる固定資産税の誤徴収を発見。上司に報告したが、対応しなかったため町議たちに告発した。その年度の業務評価は「成果なし」の0点。職員は「本来あるべき上司との面談もなかった」としている。その年の夏に別部署へ異動。さらに8カ月後に外部の一部事務組合に派遣された。この2年間で3回も異動させられている。
今回の異動について、ある町職員は「この職員を1人にするためにつくった部署と思われても仕方がない。人事権の乱用ではないか」と疑問視する。
国は1日、大企業にパワハラ防止対策を義務付けた女性活躍・ハラスメント規制法を施行。地方公務員にも適用され、指針にパワハラの例として「意に沿わない労働者に対して仕事を外し、長期間にわたり別室に隔離」と記す。厚生労働省雇用機会均等課も田布施町の件を「法に抵触する可能性がある」と指摘する。
大手精密機器メーカーのオリンパスで不正を内部通報した社員を巡る配置転換訴訟で無効判決を勝ち取った中村雅人弁護士は「まさにパワハラ。組織に都合の悪い職員へのいじめだ」と断言する。
内部告発者たちでつくる「公益通報者が守られる社会を!ネットワーク」の串岡弘昭代表も「私とまったく同じ」と話す。自身もかつて運輸業界の闇カルテルを内部告発。報復人事で四畳半の部屋での1人勤務を強いられた。「隔離で精神的にも肉体的にも追い詰め、自ら辞めるよう仕向けているのでは」と憤る。
東浩二町長は「パワハラとの認識はない。職員全体がうまく仕事ができるよう考えての配置。段階的に増員する予定もある」と話す。これに対し職員は「これまでのキャリアを生かすことができず、日々ほとんどやることがない」と話している。
高齢者運転対策を盛り込んだ改正道交法が2日、衆院本会議で可決、成立した。契機となったのは昨年4月、東京・池袋で高齢運転者の車が暴走し、松永真菜さん=当時(31)=と長女莉子ちゃん=当時(3)=が死亡した事故だった。悲しみの淵にありながら事故防止を訴え続けた夫拓也さん(33)は、法改正を「大きな一歩だけど、終わりではない」と語る。都市と地方の格差、免許返納者の生活支援など課題は残されている。インターネットのビデオ会議アプリ「Zoom(ズーム)」で思いを聞いた。
【写真】現場の状況を調べる捜査員=昨年撮影
事故の5日後、拓也さんは会見で涙ながらに訴えた。「運転に不安がある人は運転しない選択を考えてほしい」。犠牲者を減らしたい一心だった。
6月には福岡市早良区で80代男性の車が逆走し、10人が死傷する事故も発生。「また起きた。もっと伝えられることがあったのでは」と自分を責めた。妻子が事故に遭った時間に手が震え、見ていない事故の瞬間の光景が目に浮かんだ。
「『運転しない選択』を迫った発言は短絡的だった」
同様の経験をした遺族たちと出会い、交通政策の勉強を始めた。東京生まれ、東京育ちの拓也さん。車でないと買い物や病院さえ行けないという地方の窮状を知った。免許が自尊心そのものという人もいる。「『運転しない選択』を迫った発言は短絡的だった」と省み、今はこう考える。
「高齢者を切り離して事故は防げるが、今生きてる命を見放すことになる。事故で奪われる命も、車を手放すことで脅かされる日常も望まない」
高齢化に伴い、75歳以上の運転免許保有者数は昨年までの10年間で140万人も増えた。改正道交法は、一定の違反歴がある75歳以上への実車試験の義務付けや安全運転サポート車(サポカー)の限定免許創設を定める。「従来の免許更新は足が不自由など体の機能を調べていなかった。一定の効果は出る」と期待する。
「若年者と高齢者の対立構造になってほしくない」
一方、サポカーへの過信が事故につながらないか懸念する。自動ブレーキの作動には多くの条件があり、池袋の事故もサポカーで防げなかった。「技術を過信しないよう正確な情報発信が必要」と求める。
拓也さんの活動は世の中を動かした。運転免許の返納件数は昨年、過去最多の約60万件に上った。「高齢の親の説得などそれぞれの家庭の頑張りに支えられた結果」と受け止める。
事故は高齢者だけが起こすものではない。誰もが加害者にも被害者にもなる。高齢者運転対策が「若年者と高齢者の対立構造になってほしくない」と願う。
「1人でも命が守られれば、2人の命を無駄にしないことにつながる」と一周忌を機に実名を公表し、会員制交流サイト(SNS)などでも発信を始めた。
「僕の寿命が尽きたとき、2人に『生ききったよ』と言えるようにしたい」。事故のない社会のために、前を向く。 (梅沢平)
都内で賃貸住宅の内覧をした後に、不動産会社の女性従業員を自分の車に乗せて運転中にわいせつな行為をしたとして、46歳の会社役員の男が逮捕されました。
警視庁によりますとIT関係会社役員の油川隆幸容疑者はことし3月、東京・葛飾区から足立区で運転中に不動産会社に勤務する20代の女性従業員のスカートの中に手を入れてわいせつな行為をした疑いがもたれています。
油川容疑者は家族で住むための、戸建ての賃貸住宅を複数内覧していて、自分の車に不動産会社の女性を乗せていたということです。
油川容疑者は身長が188センチ、体重が100キロを超える大柄な体格で、抵抗する女性に対し、力ずくで犯行に及んだとみられています。
調べに対し、「合意の上でしたことです」と容疑を一部否認しているということです。
(勢古 浩爾:評論家、エッセイスト)
わたしは埼玉県のある町に住んでいる。10万円の「特別定額給付金」の申請用紙は5月下旬に来たが、6月1日現在、まだ「アベノマスク」は到着していない。
【写真】山中教授に面会し、一方的に予算打ち切りを通達した和泉洋人首相補佐官
■ 一国の総理が考えたあげくの政策なのか
「アベノマスク」は別に待ちわびているわけではないからそれはいいのだが、4月1日安倍首相が布マスクを2枚、全世帯に送ると得意顔で発表したとき、これが一国の総理が考えたあげくの政策なのかと、わたしは唖然とした。マスクが店から払底し、少しでも入荷すると即、人々が殺到するといった状態だったとはいえ、マスク2枚というケチくささに、心が萎えるほど情けなかったのである。
そんなことよりも、もっと驚いたことはその費用が220億円かかると知ったことである。「正気か?」と思った。費用対効果のこのバカげたギャップ! 全国民のだれもが「まったくの無駄遣い」と思ったはずである。いったい全体、どこの愚か者がこんなことを考えたのだ? 行政にかぎらず、会社や組織のどんな政策決定にも、かならず最初にいいだした人間がいる。それに同意・反発・修正があるのがふつうだが、阿諛追従で無審査のまま決定ということもないわけではない。
「アベノマスク」を最初にいいだしたのは、今やなにやかにやで有名になった官邸官僚の佐伯耕三首相秘書官(44)のようである。2017年に松本人志ら「ワイドナショー」のメンバーと安倍首相の食事会を設定したり、今度のコロナ自粛の際には、星野源の動画にのっかって首相の優雅な生活をアップしたのも佐伯氏だとされている。「おまえはルイ14世か」とネット上でボコボコに叩かれた。佐伯氏は灘高から東大法学部、経産省から首相秘書官とエリートコースをまっしぐらだが、余計なことをしてはそのことごとくが世間感覚とずれまくっていて、阿呆ボンぶりを露呈しているのだ。
その佐伯氏が、安倍首相に「全国民に布マスクを配れば不安はパッと消えますよ」といったというのだ。この提案に、それまで指導者能力不足や政策決定の遅さを指摘されて、不人気にクサクサしていた、これまたおなじ世間知らずの安倍首相が「それいいな、よし、やろう」といったかどうかは知らないが、飛びついて応諾した。そんな思いつきひとつで、数百億円の金が、まるで子供に小遣いを与えるような気楽さで出費されたのである。総費用の計算は下っ端にやらせたのだろう。発注先の選定はどうしたのか。
■ 自分の懐は一円も傷んでいないから
この「アベノマスク」は、4月7日に「新型コロナウイルス感染症緊急経済対策」で閣議決定したとはいえ、ほとんど秘書官と総理の二人だけで決まった感がある。閣議決定は満場一致が原則だから一人の反対もなかったのだろう。
しかも費用は220憶円から一気に499憶円になったと報じられ、ふざけるなと思ったが、最終的には466億円にきまった。しかしその後も、発注先を明らかにするかどうかで揉め、配布されはじめたあとも、虫、髪の毛、カビなどの汚れがあり、すべて回収。再度やりなおして、検品作業にまた8億円かかるという。8億円などまるで8000円くらいの感覚で、税金をまあ湯水のごとく使っているのだ(6月1日、菅官房長官はマスクの本当の契約額は260億円と発表した。なんなのだ、この数字のふらつきは? )
あれだけ圧倒的な品不足だったマスクも、いまではいろんな店の前でマスクが売られるようになり、値崩れがおきている状態である(無料配布も出た)。安倍首相は「アベノマスク」をひとり着けつづけて宣伝につとめているが、もういらんという声もあり、返納箱が出現した。とんだまぬけな政策だったが、これの責任はだれもとらない。佐伯氏もケロッとしていることだろう。自分の懐は一円も傷んでいないのだ。それにしても260億円だよ。まるまるどぶに捨てたようなものだ。
ところがマスクの値崩れについても、菅義偉官房長官は、「布マスクの配布などにより需要が抑制された結果、店頭の品薄状況が徐々に改善をされて、また上昇してきたマスク価格にも反転の兆しがみられる」と布マスク配布の効果を評価したのである。よせばいいのにバカの上塗りである。自分がこういえばだれもが信じてくれると思っているのかね。それとも国民が信用しようとしまいと、そんなことはどうでもいいのか。
■ 税金は自分の金だと思っている
恥知らずでなければ政治家はつとまらない。そもそも「恥」の意識がないのだろう。もう加計森友・桜を見る会問題のときに、この内閣の人間や官僚のいうことは一言一句信用できないと国民に知れ渡ってしまったのである。安倍首相がいくら「わたしの責任です」といっても、国民は「はいはい、また口先だけね」とわかっているのである。政治家の言葉が一切信用できないとなったら、もう一巻の終わりである。
「アベノマスク」の費用はいうまでもなく税金である。政治家や役人は表向き「血税」というが、ほんとうにそんなことを思っている者はいない。自分たちの課、部署、省の予算をいかに多く獲得して、それを自分たちの自由に使える「収入」と思い、なにがなんでも使い切ることしか考えていないのだ。関心があるのは自分の人事だけで、自分の懐が痛まず、自分がやっていることがバレなければ、なんでもするのが政治家や官僚である。いや、たいがいの人間はそうなのだが。
2019年8月、山中伸弥教授のiPS細胞研究所(CiRA)の助成金が打ち切られそうになるという事件が生じた。菅官房長官の腹心といわれる和泉洋人首相補佐官(66)、その和泉氏と“ただならぬ関係”にあると噂される大坪寛子厚労省大臣官房審議官(52)の二人が、山中教授に面会し、一方的に予算打ち切りを通達したというのである。iPS細胞研究所では複数の型のiPS細胞を備蓄しており、その事業のために年間10億円の助成金を受けていたのだが、それを2020年度から打ち切るというのである。大坪審議官は傲慢にも「iPS細胞への補助金なんて、私の一存でどうにでもなる」と「恫喝」した、とされる。
山中教授は「僕たちは官僚の方からお金をいただいているのではない。国民の税金で研究をさせていただいているんです」と語っているが(以上『週刊文春』2019.12.19)、この「美熟女」官僚もまた、予算(税金)は自分の金だと思っているのだろう。いったいこの連中は人に知られないところで、なにをやっているのか。
■ 人気とりのために税金を無駄遣いをしてなんとも思っていない
厚労省の行政に詳しい医師はこういっている。「山中教授と同じような手口で予算をカットされた“被害者”の話はよく耳にします。厚労省には自由に使える数十億円規模の『調整費』というものがあり、大坪氏がその予算を握っている。そのため、彼女の傍若無人な振る舞いを知っていながら、誰も表立って批判することができないのです。ただ、疑問なのが、なぜ彼女はそんなに権力を行使したいのか、ということ。威張りたいだけで日本の医療行政がねじ曲げられているとしたら、彼女の罪は大きいと思います」(以上『FRIDAY』2020.1.3)
山中先生は、その打ち切り通達にたいして反論の記者会見を開いた。それを受けて、12月6日に竹本直一科学技術相が「政府としては(予算は)当初の予定通りやる」と説明し、一転して、備蓄事業への支援を継続する意向を明らかにした。ただ、支援自体は2022年で終わる予定だ(『朝日新聞デジタル』2020.3.20)。
また内閣官房の健康・医療戦略室も、「(山中教授に)相談(のつもり)だったが、支援が打ち切られる可能性があると思わせたことを深く反省している」とあたかも山中教授の誤解であったかのようにな言い訳をしている。
iPS細胞研究所の職員の9割以上が非正規職員である。そんな不安定な身分のなかで、かれらは世のため人のために研究をしているのである。山中教授は資金集めのために東奔西走している。ところが政治家は(官僚も)自分たちの人気とりだけのために、税金を何百億円も無駄遣いをしてなんとも思っていないのである。こんなことは氷山の一角だろう。「アベノマスク」の260億円をどうしてそちらに使えないのか。
■ 都知事にとって9億円ははした金
東京都は4月8日に緊急事態宣言を出し、予備費をコロナ対策に使うと発表した。その柱は児童支援と情報発信強化である。この政策も、最初にいいだした人間がいる。その人間の発言が元になって、このようなことが決まった。「拠出される12億1300万円のうち、5月6日までの『Web広告の拡充』に7000万円、『テレビ・ラジオCM枠の確保・CM政策』に5億6800万円、『新聞広告』に2億3800万円。つまりCMなどの宣伝広告に約9億円の予算が組まれたことがわかる。今回の緊急コロナ対策のうち、4分の3が、小池氏出演CMを中心とする“情報発信”に使われているのだ」
テレビ局側は、小池都知事のテレビCM出演は6月告示の都知事選を控えて「政見放送」にとられかねなからまずいと思ったのだが、押し切られたようである(『週刊文春』2020.4.23)。この記事の見出しは「小池百合子 血税9億円CM 条件は『私の出演』」とあるが、記事のなかには「条件は『私の出演』」という言葉がない。しかし毎日毎日、小池知事がテレビ画面に登場したのはまちがいない。
いずれにせよ、テレビ局のいいなりのバカ高いCM料も疑問だが、取り巻き職員と都知事の簡単なやりとりだけで9億円の出費が決まってしまったのである。かれら都知事や都職員にとっても、10億円や20億円など“はした金”なんだろう。それで、9億円の情報発信費ははたして意味があったのか。
■ そのうちうやむやになることがわかっている
国のコロナウイルス対策事業費は総額108兆円になるという。また各省庁がここぞとばかりに省益だけのために「不要不急」の政策をでっちあげ、予算の分捕り合戦が始まっているのだろう。巨額の予算が動くところ、補助金・助成金の不正受給を企む輩がかならず出現するが、それとはけた違いの額の不正流用を謀る官僚もかならず出現する。
今回も769億円の「持続化給付金」手続き業務が素性の怪しい団体「一般社団法人サービスデザイン推進協議会」に委託され、さらにそこから20億円減額した749億円で電通に再委託されたことが国会で大問題になっている。
こういう問題は、気づかれていないだけで掃いて捨てるほどあるのだろう。「アベノマスク」でも、発注先の追加としてユースビオなどよくわからぬ団体があきらかにされたが、これもなぜそこに発注されたのかうやむやのままである。
この2件についてはなんらかの怪しい事情があるのは明らかだと思われるが、確証がないのでうかつなことがいえない。それにかれらには、ただひたすら紋切型の答弁で頭を下げ続けていれば、そのうちうやむやになることがわかっているだけにタチが悪い。
以前には、アベノミクスの推進役の官民ファンド「クールジャパン機構」(経産省からの出向2人)の乱れた金遣いが指摘されていた。放埓な投資で44億円の損失、外国人幹部には1回のボーナスで2000万円を支給、クアラルンプールに無駄な10億円の施設建設(「爆死案件が続々『クールジャパン』はこんなにひどいことになっていた」『現代ビジネス』2018.4.23)。おまけに幹部たちはセクハラ訴訟まで起こされている。まさに金まみれ性まみれ。しかしこれもうやむやだ。
政治家たちはいい気なものである。小池都知事は「ヒカキンさんとの動画が100万再生行きました!」とはしゃぎ、菅官房長官はマスク2枚配布がネット上で炎上しても「ツイッターでは過去最高の35万を超える“いいね!”を頂いた」と喜んでいるらしい。なんてざまだ。
勢古 浩爾
東京地方裁判所では2日、アクリル板を設置するなどの新型コロナウイルス感染対策をとった上で約3か月ぶりに裁判員裁判が開かれましたが、弁護士がマスクの着用を拒否し、裁判が一時休廷する一幕もありました。
東京地裁では、新型コロナウイルスの影響で3月11日を最後に裁判員裁判の期日を延期していましたが、緊急事態宣言の解除をうけ、2日、約3か月ぶりに開かれました。
裁判員の間にはアクリル板が設置されるなど感染対策がとられた上での再開となりましたが、被告の弁護士2人がマスクをしていなかったことから裁判長が着用を促すと、弁護士は「全力で弁護するためにマスクをすることはできない」と拒否し、一時休廷しました。
約2時間後、裁判員と弁護士の間にも追加のアクリル板を設置した上で再開され、裁判長は弁護士に「ソーシャルディスタンスを守るようにしてください」と呼びかけていました。
河野太郎防衛相は2日の記者会見で、5月29日に東京都心の上空で編隊飛行を披露した航空自衛隊のアクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」に関し、2回目の飛行を検討していると明らかにした。全国から要望があるとし「前向きに考えたい。まだ今後の計画は何もない」と述べた。具体的な地域や選定方法も決まっていないという。
【写真3枚】ブルーインパルス都心を飛行、医療従事者に敬意
東京上空は航路が過密で編隊飛行を披露するのは異例。新型コロナウイルス対応に当たる医療従事者に感謝を示す目的だが、政治利用との指摘もある。河野氏は2日の会見で、5月29日の飛行は米軍が同様の編隊飛行を行ったことに倣い、自身が発案したと明らかにした。
河野太郎防衛大臣が1日、ブログで5月29日に都区内を飛行した航空自衛隊のブルーインパルスについてかかった費用は「約360万円」と説明。その費用を医療関係者へという意見については「別物だと思う」と記し、今回の飛行については自身が指示したことも明記した。
【動画】美しすぎる…青空に白い弧を描くブルーインパルス
河野防衛相は、今回のブルーインパルスの飛行について、「こんなことにいくら予算をかけたんだというご批判めいたメールもありました」と明かし、その費用を医療従事者などに回すべきとの意見があることに、今回かかった費用について説明。ブルーインパルスに関しては今回飛行したT-4練習機の訓練飛行に要する経費とあわせて計上しており、今回の飛行もその中から捻出したという。
「燃料費、スモークに使う発煙油、随伴機と整備員を輸送するコスト、合計して約360万円です」と具体的な金額を明記。この金額を医療関係者の手当とすべきとの意見には「別物だと思います」と持論をつづった。
また今回の飛行については河野大臣から航空幕僚監部へ指示したといい、ブルーインパルスが6機で飛行できるのは5月末までに限られることや、「一度の飛行で全国の医療従事者に敬意と感謝を示すには、首都東京の上空を飛行させることにしたいとの案が報告され、その通り実施するように指示しました」と説明した。
河野大臣のもとには「多摩地区は東京ではないのか」「ダイヤモンドプリンセスの横浜は?」「ホテル三日月は?」などの意見が大量に来ていたといい「申し訳ありません。その責任は全て私にあります」と謝罪した。
「愛人になれば金を出す」などと言って、感染拡大で収入が減少した女性らに偽造小切手を渡したとみられる男が、警視庁に逮捕されました。
捜査関係者によりますと、逮捕されたのは無職の須藤慎司容疑者(46)で、今年2月、横浜市の高級ホテルの部屋で、風俗店に勤務する20代の女性に対し、800万円の偽造小切手を渡した疑いがもたれています。
「2人は東京駅まで一緒に移動し、近くの銀行で小切手を換金しようとしましたが、須藤容疑者が突然、トイレに行くと言って行方をくらましたということです」(記者)
須藤容疑者は防犯カメラなどの捜査で浮上し、取り調べに対して容疑を認めたうえ、「愛人として交際しようと思ったが金がなかった」「他にもやった」と供述しているということです。
須藤容疑者は先月、新型コロナウイルスの感染拡大で収入が減少した別の女性にも「仕事がないんでしょ。愛人になれば金を出す」などと言って、700万円の偽造小切手を渡したとみられていて、警視庁は余罪についても調べています。
副校長が知人女性に睡眠導入剤を飲ませた疑いです。
北海道の登別明日中等教育学校の副校長・鎌田祐一容疑者(54)は今年3月、30代の知人女性に睡眠導入剤を飲ませた疑いで逮捕・送検されました。警察によりますと、事件当時、鎌田容疑者と女性は車内に2人でいましたが、女性が翌日に「記憶がなくなっている」と警察に相談していました。警察は鎌田容疑者がわいせつ目的で犯行に及んだことも視野に捜査しています。
SNS上で、外見や発言に対しさまざまな誹謗中傷を受け続けている、アメリカでプラスサイズモデル、女優として活動する藤井美穂さん。
彼女は、決して誹謗中傷をスルーしない。
一つひとつに返事をし、闘っている。
どうして彼女は闘うのか?
ハフポスト日本版に寄稿した。
「プラスサイズじゃなくてデブモデルだろ」と言われたことも
私は、よくツイッターで誹謗中傷を受けています。
政治的意見をよく発信するので、ある程度の批判なら受けても仕方ないかと思うのですが、プラスサイズモデルをしている私の場合、特に「外見」についてひどい言葉を投げかけられることがよくあります。
でも、私はそこで黙って、スルーしたりしません。
戦います。言い返します。
「プラスサイズじゃなくてデブモデルだろ」と言われたときは「そんな職業はないのでなれません。デブという言葉は侮辱のための言葉です」と返しました。
「ブログ読みました。純粋に疑問なんですけど、デブって怠慢から生まれるものじゃないんですか? 太ったなって思ったら世の女性はダイエットをして美を高く維持しています。あなたはダイエットを怠り、欲望のままに食べた結果のデブなのではないですか? あなたはプラスサイズを超えてデブなのではないでしょうか?」という投稿があった時は
「デブは怠慢からではなく、人を差別して貶したい心から生まれるものですよ。デブはただ人を傷つける時に使う言葉です。健康的であるのはいいことですが、あなたが人に無理やり健康でいることを強制する理由はありますか? 私は痩せているタイプではないですが、今の自分で幸せで、私の体型が原因であなたに迷惑はかけていません」
と返したこともありました。
なかには「あなたに心ない言葉をかける私たちはあなたのことをあえて茶化して面白がってます。無視するのが1番ですよ」とまで言ってくる人もいるんです。
その投稿には「正しくないとわかってるのにやられてるんですね。今夜その罪悪感で悪夢を見ることを願っています」と返しました。
そして、ネット上に自分の画像がひどい誹謗中傷の言葉と共に投稿されていたり、酷いあだ名をつけられて笑いのネタにされていたりするものもたくさん見ました。
返しても仕方ないようなくだらない小さな誹謗中傷もたくさん来ていて、数えたらどれくらいになるのかと頭を抱える数です。
ほかにも、事実無根なことをまとめサイトにあげられたこともあります(サイトの管理会社に削除を依頼したら、法的に訴えないと消せないと言われました)。
私はアメリカで、フェミニズムに出会い解放された
私は、プラスサイズモデル、女優、コメディアンとして仕事をしながら、さまざまな多様な民族が共に暮らすアメリカ・ロサンゼルスに住んでいます。
さまざまな多様な民族が暮らしていることは多様性や人権について敏感でいなければならないということです。ニューヨークやロサンゼルスは移民の文化で栄えた都市です。
私は移住してきてから、アメリカの人権思想を学び、これは世界に誇れるものであると感じました。
私の信じる人権思想のベースには、フェミニズム(性差別からの解放と両性の平等とを目指す思想・運動)があるので、ここではフェミニズムと呼びたいと思います。
フェミニズムを取り入れたことにより、私自身、アメリカでは日本にいたときよりも暮らしやすくなり、生きやすくなりました。
それと同時に日本にいた時に自分がものすごく苦しんでいたことにも気づきました。今まで見えてなかったものが急に見えてきて、なんともなかった思い出が気持ち悪いものに変わってしまうこともありました。
フェミニズムを知って失ったものもあります。たとえば昔は普通に観ていた映画も男尊女卑な表現が露骨すぎると気づいて観るのも嫌になってしまう、また外見差別的な発言にゲンナリして好きだった芸能人を嫌いになってしまう。観たくないテレビ番組も増えました。
それでもフェミニズムから得るものは多いと感じています。たとえば、フェミニズムは私を自己否定から解放してくれました。
フェミニズムと出会って、多くの女性の苦しみを知り、自分1人で苦しんでいたのではないということがわかり、社会から孤立しているような気持ちも減ったのです。
だから私はフェミニストでいることを選びました。そして、過去の自分が苦しんだようにいま苦しんでいる人を救いたくて、Twitterでの発信を始めました。
そうしたら、自分が思っていたより私の発信を、前向きに受けとてめてくれて、サポートしてくれる人が多くて驚きました。嬉しかったです。でも冒頭で述べた通りの多くの批判も受けています。
中学時代に受けたいじめの発端は「発言したこと」
日本にいたときは、外見などについていろいろ言われても、不満のモヤモヤを抱えながら見ないフリをしていました。
なぜなら、私が中学時代に受けたいじめも発端は「発言したこと」だったからです。いじめられていた友だちをかばおうと、「いじめをやめよう」とクラスメイトに訴えたら、気づいたら、今度はその友達の代わりに私がいじめのターゲットになっていました。
だから、その後はずっと、何か言われても発言することを躊躇する人間になってしまったのです。
自分の意見をもっていることさえいけないことで、もしそれを言葉にしたら叩かれる。自分の中にある思いは言ってはいけないものだと、心からそう信じていました。今の私を知る人は信じられないかもしれませんが、モヤモヤや考えを口に出して言う人の事を「めんどくさい」と軽蔑していたほどです。
言葉は人を殺すこともできてしまいます
でも、今はそんなかつての私のような人に、「自分の考えやモヤモヤを発信するのは間違っていることじゃない」と気づいて欲しい、そして言葉にできないモヤモヤを言葉に変えるきっかけを与えられるような存在にもなりたいと思っています。
だから、今の私は反論します。もちろん、何も言わずにスルーすることもできなくありません。
人の考えは急には変わらないけれど、自分自身は変えることができます。日本で「自分の意見をもっていることさえもいけない“悪”で、もしそれを言葉にしたら叩かれる」と思っていた私は、アメリカ生活でゆっくりと今の自分へと変わっていきました。
周りの意見するフェミニストを見て、差別と戦う言葉を手に入れて、いろんな人が住むロサンゼルスで多様な人に出会い、他人を受け入れるための広い視野も手に入れました。
いまの私はきっと人より心が強くなってていると思います。なぜなら、私はこれまでも色んな辛いことを乗り越えてきたし、ひどいことをいう人がいる一方で、私を受け入れてくれる人をたくさん知ってるからです。そして、本当の私を知らず、ネット上だけで誹謗中傷して、私を傷つけてくる人の言葉に価値がないことは充分にわかっているからです。
だから私は強くありたいし、何を書かれても、今は全然平気です。
でも同時に、その強さが突然崩れることがあることも、私はわかっています。私は強いと同時に、自分の強さを過信しないようにもしたいです。人は誰でも、なにも感じないように生きること、一度投げかけられて傷ついた言葉をずっと忘れたふりをして過ごすことはできません。
私のように忘れたり流したりできないひとは、ほんの一部です。
傷つき、立ち直れなくなって、時には自らの命を手放してしまう人もいます。
そして、人を傷つける言葉を匿名で送りつける行為は許されてはなりません。
けれど本当は、誹謗中傷にまったく傷つかない人はいません。こんなに強い私であっても積み重なった言葉が重く感じる日もあります。いつか痛みに耐えられなくなるときがくるかもしれません。
権力やマジョリティ側にもの申すのだから叩かき返されても仕方ないと、Twitterなどで言われることもあります。でもこれは、私は日本にいたときいじめも経験していますが、「いじめはいじめられる方にも原因がある」というのと同じロジックですよね。私は、そういう考え方は真っ向から反対します。
誹謗中傷やいじめをしてもいい理由なんて絶対にありません。
誹謗中傷は許されることではないんです。
私たちの言葉は人を殺すこともできてしまいます。
殺さずとも、うつや摂食障害、醜形恐怖症などの精神疾患の引き金となり、人の長い時間を奪ったり、その言葉を背負って人生を生きなければならなかったります。
私は、とくにネットでの誹謗中傷を告発しやすくなる環境作りが必要だと思っています。誹謗中傷をネット上の“娯楽”にしてしまうような今のままの状況ではダメです。
人々がもっと発言をしやすくなり、誹謗中傷をする者がちゃんと「法で」裁かれる世界に近づくことを願います。
(編集:榊原すずみ)
29日朝、釧路の繁華街で、女性が倒れているのが見つかり、その後、死亡が確認されました。近くの飲食店ビルの外階段から転落した可能性があるとみて調べています。
29日午前8時すぎ、釧路市末広町4丁目の、飲食店が入る7階建てのビルの近くで、40代くらいの女性が倒れているのが見つかり、その後、死亡が確認されました。
「女性が転落したとみられているこちらのビルですが、7階の部分を見てみると、階段の手すりが取れてなくなっています」(記者リポート)
ビルの外階段は、7階の転落防止用の手すりが外れてなくなっていて、階段との接合部分は腐食が進んでいました。警察は、女性が手すりによりかかった際に、何らかの原因で外れて転落した可能性があるとみて、当時の状況を調べています。
フジテレビ・遠藤龍之介社長(64)が29日、同局系の恋愛リアリティー番組「テラスハウス」に出演していたプロレスラー木村花さんがネット上での誹謗(ひぼう)中傷を受けた後、23日に急死したことについて、番組の検証を行う意向を文書で明らかにした。
【写真】木村花さん…天使の微笑み
同社長は「番組制作の私どもがもっと細かく、継続的に、彼女の気持ちにより添うことができなかったのだろうかと、慚愧(ざんき)の念に堪えません」と談話を発表。リアリティーショーという番組の特性を踏まえた上での出演者の心のケアに関し「向き合う私どもの認識が十分ではなかったと考えております」とし、「今後、十分な検証を行ってまいります」と明かした。
同局によると、出演者、関係者への聞き取りやSNSの反応の調査などを行い、事実関係を精査していく。関係者の処分について担当者は「検証の結果次第」と話している。
木村さんは番組での言動に関し多くの誹謗中傷を受け悩んでいた。自宅には遺書と思われるメモが残され自殺とみられている。「テラハ」は27日に打ち切りが発表されている。
急死した女子プロレスラーの木村花さん(享年22)に関して、芸能活動のマネジメントを委託していた芸能事務所「WALK」の“契約解消”が波紋を呼んでいることが本紙の取材で分かった。
花さんは「テラスハウス」に出演した際の言動が、SNS上で誹謗中傷されていた。同番組は打ち切りが発表されたが、責任を問う声が日増しに強まっている。
そんな中、「WALK」は27日に公式サイトで「木村花さんに関するご報告」として「ご本人のお申し出により、本年3月末日をもって、弊社との間の契約を合意により解消しております」と発表した。しかし複数の関係者の話を総合すると、花さんが契約解消を申し出ていた事実はあるものの、実際には事務所側がそれを拒んで難航。所属していたプロレス団体「スターダム」も芸能活動には一切関わることができなかったという。
花さんと親しかった関係者は「もちろん最初は本人の希望で番組に出演していたけど、年末ごろからは『やめたい…』と漏らしていた。事務所との話し合いにもなかなか応じてもらえずに悩んでいた」と明かす。4月以降は双方で弁護士を立てて話が進められていたが、花さんが亡くなるまで正式な契約解消には至っていなかったようだ。
ある芸能関係者は「花さんは亡くなった当日まで公式ホームページの所属タレントに掲載されていたんです。普通であれば契約解消と同時に写真を外すはずですけどね…」と指摘。さらに「百歩譲って契約を解消していたとしても、収録時期と3月の状況を振り返れば、番組だけでなく所属事務所に管理責任は当然あると思います。今回の発表は責任逃れに見えてしまいます」と断罪した。
精神的に追い詰められていた花さんを周囲がフォローしてあげられる態勢を、なぜ整えられなかったのか。1人で思い悩んでいた心境を察するとやりきれない。
23日に亡くなった女子プロレスラー木村花さん(享年22)が、芸能活動のマネジメントを委託していた芸能事務所「WALK」との契約を3月末で解消していたことが分かった。
【写真】23日未明に木村さんがアップしたインスタグラム
同社は27日に公式サイトで「木村花さんに関するご報告」と題して「弊社がマネジメント業務を受託しておりました故木村花さんについては、ご本人のお申し出により、本年3月末日をもって、弊社との契約を合意により解消しております。したがって、木村さんのご事情については、弊社としてコメントを差し控えさせていただきますこと、何卒ご理解賜りたく存じます。ファンや関係者の皆様には、生前のご厚誼に深く感謝するとともに、木村さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます」などとコメントを発表した。
木村さんが出演していたフジテレビ系の恋愛リアリティー番組「TERRACE HOUSE TOKYO 2019-2020」の打ち切りが27日、発表された。木村さんには放送内容のことで、ネット上で誹謗(ひぼう)中傷が寄せられていた。
7月5日に迫る東京都知事選。小池百合子都知事の圧倒的優位と見られているが、そこで改めて注目されるのが、小池氏の「選挙公報」に書かれる経歴だ。
【画像】「カイロ大学卒」と紹介された1976年10月22日のサンケイ新聞
小池氏には、1992年に日本新党から政界に打って出て以来、幾度となく疑惑の目を向けられる「学歴詐称」疑惑がある。これについて、ノンフィクション作家の石井妙子氏が、小池氏とカイロで共に暮らし、小池氏のカイロ大学生活を誰よりもよく知る元同居人女性の早川玲子さん(仮名)から詳細な証言と当時の手帳や写真などの資料提供を得て取材をし、「小池さんはカイロ大学を卒業していない」との詳細な証言を得た。
小池氏はこれまで、72年にカイロ大学文学部に入学、76年に卒業したと自著やインタビューで語ってきた。
だが、小池氏が卒業したと主張している76年7月、カイロ大学での試験結果が発表された際、落第し、ふさぎ込んでいた彼女の様子が早川さんの記憶に強く残っている。当時2人が同居していたアパートの同じ階にはカイロ大学文学部の教授が住んでいた。思いつめた小池氏は「どうしたらいいのか、聞いてくる」と部屋を飛び出したが、戻ってくると、早川さんにこう言った。
「あなたは最終学年じゃないから、追試を受ける資格はないって。そう言われた」
76年時点で、最終学年に進むことすらできていなかったのだ。
そんな小池氏だが、直後の76年秋、彼女を取り上げたサンケイ新聞(10月22日)と東京新聞(10月27日)は、小池氏へのインタビューをもとに「カイロ大学卒」と紹介している。
経緯をめぐる早川さんの証言は詳細を極めた。76年9月下旬、小池氏は父親から「大急ぎで日本に帰ってこい」との連絡を受けて、すぐさま日本へと帰国。そして11月、カイロに戻ってきた小池氏は、早川さんに新聞を見せた。
「目を疑いました。『カイロ大学を卒業した小池百合子さん』と書かれていたからです」
早川さんが「そういうことにしちゃったの?」と尋ねると、小池氏は「うん」と答えたという。
これまで学歴詐称疑惑が浮上するたびに、小池氏は卒業証書を一部メディアで公表し、噂を否定してきた。前回の都知事選前にも『とくダネ!』(フジテレビ系、2016年6月30日放送)で卒業証書を示している。しかしこの卒業証書自体にも、前述の新聞記事と矛盾する記述があり、石井氏によるカイロ現地取材では、さらなる疑問点も浮上した。
小池氏に質問状を送ったが、締め切りまでに回答は得られなかった。
5月28日(木)発売の「週刊文春」では、早川さんの証言で明らかとなったカイロ大首席卒業の真相、エジプト現地取材をはじめ100人を超える関係者の証言をもとに書かれた石井氏の新著『 女帝 小池百合子 』(文藝春秋刊)で明かされた秘話、小池氏と舛添要一氏との熱愛などを詳報している。
「新型コロナの影響で『テラスハウス』の収録が中止となったことが、彼女をより孤立させました。1人自宅で過ごす中で誹謗中傷の要因となった“コスチューム事件”の回が配信されてしまった。プロレス興行も延期となってしまい、憎悪むきだしのSNSの言葉に、日に日に追い詰められていったんだと思います」(番組関係者)
【画像】“強制わいせつ事件”も起きていたテラハ
玄関ドアには「有毒ガス発生中」の貼り紙
女子プロレスラーの木村花さんが22歳の若さでこの世を去った。23日未明、東京・江東区にある自宅マンションの部屋で心肺停止の状態で発見され、搬送先の病院で死亡が確認された。警視庁は自殺とみて調べている。
「娘の異変に気付いた母親が自宅に駆けつけると、玄関ドアには『有毒ガス発生中』と書かれた紙が貼られていた。木村さんはポリ袋をかぶった状態でベッドに倒れていて、近くには硫化水素を発生させたと思われる薬剤の容器も見つかりました」(社会部記者)
女子プロレス団体「スターダム」に所属していた木村さんは、ヒール(悪役レスラー)ならではの“ビッグマウス”が持ち味の人気レスラーだった。「プロレスを皆に知ってほしい」という思いから、Netflixで全世界に配信されフジテレビでも放送されている恋愛リアリティー番組「テラスハウス」に、2019年9月から出演していた。
“台本なし”が売り物の「テラスハウス」は、見知らぬ男女6人が一つ屋根の下で共同生活を送り、その中で生まれる恋愛や青春のリアルを映し出す、人気のリアリティー・ショーだ。だが、その番組制作の過程に問題はなかったのだろうか――。
〈テラスハウスは、見ず知らずの男女6人が共同生活する様子をただただ記録したものです。用意したのはステキなお家とステキな車だけです。台本は一切ございません〉
こんなナレーションから毎回スタートする通称“テラハ”は、2012年10月にスタート。視聴率低迷に喘いでいたフジテレビにあって、中高生を中心に熱狂的な支持を集め、23時台にもかかわらず、最高視聴率9.1%を記録。番組YouTube公式チャンネルのトータル再生回数は3億回を超えた大ヒット作品となった。
だが、これまでも同番組はその制作手法や“過剰演出”がたびたび問題視されてきた。
「週刊文春」(2014年6月5日号)では、同番組のディレクターらによる出演者へのセクハラやパワハラ、やらせ強要をスクープ。同年9月で番組はいったん終了した。
A氏は撮影現場のベッドに入り込み、キスと関係を迫った
だが、2015年2月に劇場映画版「テラスハウス クロージング・ドア」が公開。同年9月から動画配信サイト「Netflix」で新シーズンがスタートした。
そんな中で“強制わいせつ事件”が起きた。「週刊文春デジタル」(18年10月26日配信)では、出演男性A氏が撮影期間中に、撮影現場のハウスで女性メンバーB子さんの寝込みを襲う“強制わいせつ事件”を起こし、示談していたことを報じている。
「2014年12月、被害者のB子さんは1人で女子部屋で寝ていましたが、そこにA氏が侵入。B子さんのベッドに入り込み、キスを迫ったのです。キスの後で男女の関係を求めてきたA氏に対し、B子さんはA氏の頭を抱え、なだめることでその場を収めました。この日の夜は収録がなかったのですが、たまたま、シェアハウスにA氏とB子さんの男女1人ずつしかいないという状況になってしまったのです」(前出・番組関係者)
当時、A氏本人に事実確認を求めると「お話しできません」と答えたが、強姦や準強姦ではないと主張。B子さんは電話取材に対して示談書の存在を認めた上で、「示談の時に、口外しないというのを条件で弁護士さんを通してしまったのでお話しできません」と答えた。
フジテレビの企業広報室は当時、「撮影時以外の出演者の行動に関しては、お答えする立場にございません」と回答している。このフジテレビの回答に、制作側のスタンスがよく表れている。取材班は当時からテラスハウスをはじめとするリアリティー番組の危うさを指摘していた。
各国で起きるリアリティー番組出演者の自殺
「米国では2004年から2016年のあいだにリアリティー番組の出演者20人以上が自殺したと報じられています。イギリスや韓国も同様の事態が起こっているそうです。いまや日本でもリアリティー番組は全盛と言えますが、メンタル面も含めた出演者のケアなどの対策を制作サイドが実施しているなんていう話は聞いたことがありません。
日本の撮影現場でも、多くの出演者が自分の描かれ方に作為的なものを感じ、世間に誤解されることについて深く傷ついているのは事実なのです」(制作会社関係者)
木村さんが亡くなったのは、3月31日配信の第38話が原因だと言われている。プロレスで使用する木村さんのコスチュームを男性共演者が洗濯機にかけて縮ませてしまい、男性に木村さんが激怒するという「コスチューム事件」に番組のファンが反応。木村さんのSNSには誹謗中傷が殺到した。
当該のエピソードが配信されてから1カ月半以上が経っても批判を浴び続け、木村さんは母親に相談するほど悩んでいたという。
「もう一度やって」撮り直しは日常茶飯事
「花さんは真面目で、プロレスでも与えられたヒール役を一生懸命こなしていた。そのリング上での激しいキャラクターのイメージを踏襲して、番組でも木村さんが感情的になるシーンを選んで使っているように感じました」(前出・番組関係者)
番組での木村さんの激しいキャラクターは演出によるものではなかったのか。実際の撮影現場に立ち会い、スタッフによる“過剰演出”を目撃したという芸能プロ関係者が打ち明ける。
「たしかに台本はありませんでしたが、告白やデートに発展するという局面では、スタッフが出演者に『どうしたいの?』『どういう方向にしたい?』と“振り付け”をしていました。ケンカや恋愛相談など、メンバー同士の話でわかりにくいところは、『もう一度やって』と指示して、撮り直しは日常茶飯事でした。
マネジャー抜きでメンバー全員がスタッフに集められていたこともあった。そこで全体的な流れや方向性を説明されていたことを後から演者に聞いて知りました。全体的な流れはスタッフが誘導していました。
初期の頃は撮影で使われているテラスハウスの横の別棟でスタッフ3、4人が常駐して編集などをしていたのですが、例の“強制わいせつ事件”報道後は、同様のアクシデントが起こらないように、スタッフ4、5人が同じ建物に泊まり込んで、出演者とスタッフ合わせて10人での共同生活となっていました」
制作陣に「不信感があった」という元出演者女性もいる。知人女性が代弁する。
一方的に罵倒しているように編集されて……
「番組内でほかの共演者と口論になったときに、自分が相手に悪口を言っているところだけが使われて、一方的に罵倒している感じに編集されたそうです。出演者はテラスハウス内に設けられているプレイルーム(メンバー同士で放送内容を見る場所)で初めて編集された内容を知るのですが、その子も放送される番組を見て唖然として言葉も出なかったと言っていました。彼女も精神的にやられて、かなり落ち込んでいました」
熱心なファンであればあるほど、放送内容への反応は熱い。そしてその反応はすべて出演者にダイレクトにぶつけられる。今回問題となったSNSの誹謗中傷に対して、フジテレビや制作現場は、適切に対応していたのだろうか。別の芸能プロ関係者が打ち明ける。
「番組の出演者で誹謗中傷が来ない人はいないと思います。事務所のマネジャーと密にコミュニケーションが取れている人は、『誰でも書かれるから気にしないで。嫌ならSNSを止めてもいい』とフォローされていました。正直、番組側はトラブルが起きても『自分たちでなんとかして下さい』という無責任なスタンスで、誹謗中傷から守ってはくれません。
「番組は責任を負わない」悪魔の契約書
そもそも、オーディションに受かって番組出演が決定すると、過去には『収録中に起きた事故などは番組は責任を負わない』『番組内でのことは口外しない』といった内容の契約書にサインさせられることがありました。『悪魔の契約書』ですよ。花さんにはフジテレビ側からなんの補償もない可能性もある。むしろ番組が打ち切りとなったら、花さん側にクレームを入れる関係者も出てくるんじゃないかと危惧しています」
フジテレビとイーストが回答「制作側に賠償を求めない旨などの記載はございます」
番組を制作するフジテレビとイースト・エンタテイメントに、契約書の存在や演出の適正、誹謗中傷への対応などについて、事実確認を求めたところ、次のような回答があった。
《『テラスハウス』に台本はありません。撮影の都合で、場所や時間などについて出演者と事前に協議したり、意思をヒアリングしたりすることはございますが、出演者の意思や感情に沿わない演出をして撮影することはございません。また、出演者との同意内容には、出演者の責により損害が発生した場合は、制作側に賠償を求めない旨などの記載はございますが、ご指摘のような文章はございません。なお、新型コロナウイルスの影響を受けて、3月下旬から撮影は中止しております。今はご遺族のお気持ちもございますので、これ以上のコメントは差し控えさせていただきます》(フジテレビジョン企業広報室)
《出演者との同意内容では、出演者の責により損害が発生した場合は制作側に賠償を求めない旨などの記載はございますが、ご指摘のような文はございません。『テラスハウス』に台本はありません。撮影の都合で、場所や時間などについて出演者と事前に協議したり、意思をヒアリングすることはございますが、出演者の意思や感情に沿わないような演出をして撮影することはございません。『テラスハウスTOKYO2019-2020』において、同じ建物内に常駐スタッフはおり、木村花さんをはじめ番組にご出演いただく方々とスタッフの間では日々近況を共有するようにしておりましたが、コロナ感染拡大防止のため3月下旬に出演者を含む撮影の停止以降も、必要に応じて近況の共有は行っておりました。今はご遺族のお気持ちもございますので、これ以上のコメントは差し控えさせていただきます》(イースト・エンタテイメント)
木村さんの急死を受けて5月26日、高市早苗総務相は「発信者の特定を容易にするための方策を検討する予定」「どのような手段であれ、匿名で他人を誹謗中傷する行為は人として卑怯で許しがたい」などとコメント。制度改正も含めて対応する考えを明らかにした。
当事者である番組制作サイドの対応にも注目が集まる。
女子プロレス「スターダム」に所属する木村花さん(享年22)の都内の自宅から、遺書のようなメモが見つかっていたことが25日、捜査関係者への取材で分かった。自宅のドアに「有毒ガス発生中」と書かれた紙が張られていたことも判明。自殺の可能性があり、警視庁が亡くなった経緯を調べている。
捜査関係者によると、花さんはマンションに1人暮らし。遺書のようなメモは数枚で、母親に宛てたものには「産んでくれてありがとう」などと感謝の気持ちが書かれていた。室内には有毒ガスを発生させたとみられる薬剤の容器もあり、花さんは頭にポリ袋をかぶった状態でベッドの上に倒れていた。
25日、木村響子さんが亡くなった木村花さんに関するマスコミ報道へ悲痛な思いを叫んだ。
5月23日にプロレス団体『スターダム』が「当社所属選手 木村花選手が本日5月23日逝去いたしました。突然のことでファンの皆様、関係者の皆様には深いご心配と、哀しみとなり、大変申し訳ございません。詳細につきましては、いまだ把握出来ていない部分もあり、引き続き関係者間の調査に協力してまいります。木村花選手のご冥福を深くお祈り申し上げます。今後につきましてはご親族と相談の上、お知らせいたします。また他の所属選手の心のケアにも努めてまいります。以上」と発表。
芸能人として花さんが所属していた芸能事務所WALKのHPからは、現在アクセスが集中した結果か花さんのページが消えている状態だ。
テラスハウス出演内容に関しての誹謗中傷が取り沙汰され、様々なマスコミがこの件に関して報道している状況だが、死因に関しては24日時点での公式発表は無く、母である元プロレスラーの木村響子さんは「マスコミの皆様へ 警察や スターダム事務所に詳細を問い合わせるのは おやめください お仕事に詳細がでてしまいます 死者のプライバシーを どうか尊重してあげてください ギリギリのところで 闘っているひとたちの背中をおさないでください もう誰ひとりも傷つけないでください」と、様々な媒体からくる取材依頼に自粛をお願いしていた。
しかしこのお願いの翌日25日、一部マスコミが遺書が存在していたことやその内容の一部などを公開。
これに響子さんは「連鎖を生まないために 花のプライバシーを守るために 触れないでほしいと 泣いて頼んだ結果がこれですか 誰も信用できない 弔う時間をください」と悲痛なコメントを出した。
プロレスラーとして所属していたスターダムのエグゼクティブ・プロデューサーを務めるロッシー小川氏も「朝からTVのワイドショーで花の件が特集された。事務所前では大勢のマスコミ陣に私は取り囲まれた。会ったことのない記者からも携帯に電話が鳴り響く。「今日は何か進展はありますか?」と。そんな私を心配して長与千種や北斗晶からメッセージを貰う。持つべきは仲間だ。花のことを考えると心が痛い」とコメントし、長与千種は誹謗中傷を行ったアカウントへの法的措置などへ協力することを表明している。
花さんが亡くなってまだ3日、連日の報道に遺族や関係者への配慮が求められる。
ネットフリックスとフジテレビで配信、放送されているリアリティー恋愛番組「テラスハウス」に出演していたプロレスラーの木村花さんが22歳で急死し、テラハ番組内での言動に対してネット上で誹謗中傷があったとされる問題で、テラハの公式ツイッターには約1500件のコメントが投稿され、厳しい意見が多い中で、番組継続を願うコメントも相次いでいる。
【写真】木村花さん初々しすぎるデビュー前 レスラーの娘と思えない佇まい
テラハが最直近で、25日のフジテレビでの放送と、26日と6月2日のネットフリックス配信を休止することを伝えている投稿には、「打ち切らないで欲しい」「保存していた分だけでも見せてほしい」「木村花さんの出演回は最後まで放送してほしい」「テラハに罪はないですほんとに!アンチにわからせるためにも放送してほしいです」と願うコメントも集まっている。
ただしこの時期の投稿ということもあり、「打ち切りにしないでって書いてるのは自分が続きを見たいだけでしょ」「花の死よりテラハ継続を気にしている人が多い事に心底驚く」と指摘する声もあり、物議を醸している。
女子プロレス団体スターダムの看板選手、木村花さん(享年22)の死去から一夜明けた24日、フジテレビなどで放送中の恋愛リアリティー番組「テラスハウス」の共演者が、悲痛な思いを明らかにした。
【写真】20年1月13日、会見で話す木村花さん
SNSなどでの出演者に対する誹謗(ひぼう)中傷に焦点が当たる中、番組側は、過去の出演者を含めた関係者に対して、心理的ケアの対応を始めたことが分かった。
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木村さんの急逝から一夜明け、番組共演者は悲痛な思いをあらわにした。
現在出演中のプロサーファー金尾玲生さん(27)はインスタグラムで「何も整理がつかないよ。信じたくなくて携帯をあまり見たくなくて放置してました」。今月19日のネットフリックスでの配信分から“入居”している、中国出身のタレント、ロン・モンロウ(25)もインスタグラムで「もっとあなたに早く好きな気持ちをしっかりはっきり伝えたかった」と心境をつづった。
木村さんは23日未明、自身のSNSで「毎日100件近く率直な意見。傷ついたのは否定できなかったから」と、ネットでの誹謗中傷を受けていたことをつづっていた。
関係者によると、番組側はこの日までに、過去の出演者を含めた番組関係者に対して、心理的なケアを行うためのサポート態勢を整えて、取り組み始めたという。日々の生活における人間関係の“リアル”を放送するとしてきたが、視聴者はSNS世代が多く、これまでも番組内での出演者の言動に対して、SNSが“炎上”することもしばしばあった。
別の関係者によると、同番組に出演が決まった際は、出演中のSNSの使用方法を含めて綿密に番組側ともコミュニケーションを図るといい、相談にも随時応じるなど、サポートは行っていたという。
ただ、新型コロナウイルスによる緊急事態宣言で撮影は休止され「最近1カ月は共同生活は送っておらず、出演者や番組関係者らと、すぐに相談できるような環境ではなかったのでは?」と指摘する声もある。
◆木村花(きむら・はな)1997年(平9)9月3日、横浜市生まれ。母は元プロレスラー木村響子で父はインドネシア人。15年に武藤敬司主宰団体「WRESTLE-1」のプロレス学校に1期生として入学。16年3月に才木玲佳戦でデビュー。フリー、ACE、W-1を経て、19年3月にスターダム入団。ユニット「TOKYO CYBER SQUAD」を率い、活躍していた。164センチ、58キロ。得意技タイガーリリー、ハイドレンジア。
人気リアリティーショー「テラスハウス」に出演しているプロレスラーの木村花さんが5月23日に亡くなったことを受けて、テラスハウスの元メンバーの水越愛華さんがInstagramを更新。死の直前まで木村さんとやりとりしていたこと、異変に気づき木村さんの自宅に向かったことなどを明かした。また、「表に立つ仕事をしている人もみんな人間」「覚悟が足りない、メンタルが弱いという問題じゃない」と、ネット上での誹謗中傷に対する反論をつづった。
【インスタ】元テラハメンバー水越愛華さんが木村花さんの死について投稿したインスタグラム
木村さんが亡くなったと見られる夜、ダイレクトメッセージのやりとりで異変に気づいた水越さんは、木村さんの自宅を訪れたのち、病院に向かい「変わり果てた彼女」と面会したという。
「(病院に)向かっている最中、私はどこかで生きているだろうと思い込んでいました」と水越さん。
「何事もなかったとしても抱きしめようと思っていました」「“あなたが、こういう状況になったらいつでも駆けつける仲間がいるんだよ”って ”あなたが自分に傷を付けてもいいのはリングの上だけだよ”って伝えようと思っていました」と振り返る。
「表に立つ仕事をしている人もみんな人間」
テラスハウスを巡っては、出演者に対しての中傷がネットで横行してきた。木村さんに対しても、番組内での言動に対する誹謗中傷が相次いでいた。
水越さんは、自身もテラスハウスに出て誹謗中傷されたといい、「いわゆる有名人には何を言ってもいい、そんな風潮を払拭しなければいけません」と呼びかけた。
「私もテラスハウスに出て、誹謗中傷を受け、傷付きました。その様子も配信されていたので知ってる人もいると思います。”テレビに出てるから仕方ない” ”傷付くくらいなら出るな” ”死ね”、”出て行け”沢山言われました」
「でもね、表に立つ仕事をしている人もみんな、人間なんです。感情があるんです。言葉は本当に、凶器になります。表に出ているから仕方ない、覚悟が足りない、メンタルが弱い。そんな問題じゃないんです」
「もうあなたを傷付ける人はいないよ」
木村さんとの思い出の動画や写真とともに、思いをつづった水越さん。
助けられなかった無念とともに、木村さんを悼んだ。
「どうか、どうか安らかに眠ってください。ゆっくり、休んでね。もうあなたを傷付ける人はいないよ。出会ってくれて、ありがとう。助けられなくて、ごめんなさい。心よりご冥福をお祈りいたします」
木村さんの死因などの詳細は明らかにされていないが、ネット上での誹謗中傷を問題視する声が噴出しており、芸能界などからも多くの人々が声をあげている。
フジテレビが放送する恋愛リアリティー番組「テラスハウス」に出演中だった女子プロレスラーの木村花さんが23日未明、亡くなったことが分かった。22歳。神奈川県出身。死因は不明で、自殺とみられる。
【写真】クロちゃんが投稿した、笑顔の木村花さんとの2ショット(インスタグラムより)
昨年9月の第20回配信から木村さんは「テラスハウス」に入居した。ネット上で木村さんに対するアンチが増え始めたのは今年1月配信の第31回。番組内で交際を断られた相手の陰口を叩いたことからだった。それが一気にヒートアップしたのが「コスチューム事件」と言われた第38回以降だ。
同番組は共同生活する男女6人の人間関係に密着するもの。3月31日配信の番組(第38回)では、大切な試合用のコスチュームを間違って洗濯し縮ませた男性出演者に木村さんが激怒。その男性がかぶっていた帽子をはね飛ばすなどした。
ネット上では「こんな凶暴な子イヤだ~。プロレスラーの人って実際もこうなんだ」「夢見る前に自分見直したら?」など辛らつなコメントが並んだ。コスチューム事件の当事者である男性が謝罪し退居した後も「おまえの都合で話進めてんじゃねえよ」「一生黒歴史背負って生きなきゃいけなくなりましたね」など収まらず、母・響子さんのアカウントにまで波及。木村さんによれば、誹謗中傷は1日100件ペースで最近まで続いていたという。
木村さんの訃報を受けて、それらアンチと呼ばれる投稿者にも批判が向き、アカウントが次々と削除される事態に。一方で、「木村花さんが死んでくれて祝杯」という心ない動画をアップする投稿者も現れ、こちらも批判の的となっている。
東京出入国在留管理局(東京入管)の収容施設に長期拘束(収容)されている外国人女性たちが4月下旬、職員らによって組織的な虐待、セクハラを受けていたという疑惑をめぐり、収容中の難民申請者の女性が、手紙を通じて被害を訴えた。
【写真】元ヤクザのうどん、福岡名物になる
裸同然の姿で乱暴に扱われ、その様子をビデオ撮影されたうえ、後日、職員に「あんたの裸をみんなで見たよ。あんたは本当にセクシーだね」と言われたのだという。5月17日におこなわれた有志の国会議員らによるヒアリングの中で、女性の代理人弁護士が明らかにした。(ジャーナリスト・志葉玲)
●コンゴ民主共和国の女性が被害を訴えた
法務省・出入国在留管理庁(入管庁)は、国連の難民条約に基づき、紛争や迫害から、日本に逃げてきた難民を庇護する責任がある。
だが、日本の難民認定率は、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の年次報告書でも名指しされるほど、諸外国にくらべて低く、一度「不認定」とされた難民申請者は、再審査の手続き中であっても、入管庁の収容施設に収容される。
今回、被害を訴えた女性、Aさんも難民申請者で、現在も紛争が続くアフリカのコンゴ民主共和国の出身だが、東京入管の施設に収容中だ。
先日の筆者記事(https://www.bengo4.com/c_16/n_11222/)で書いた通り、今年4月25日、新型コロナウイルス感染を恐れた被収容者の女性たちが説明を求めたところ、男性職員を含む入管職員が女性たちを暴力的に「制圧」した。
この際に、Aさんも耐え難い屈辱を受けたという。
●女性「私は大変に辱められた」
Aさんは支援者の協力を得て、福島みずほ参院議員に手紙で自身の被害を訴えた。その内容を一部引用しよう。
「収容センター側のリーダーたちは(仮放免を求める訴えに対し)十分説得力のある説明をしなかったのです。女性の担当官たちはこれに粗暴な態度で返し、続いて男性の職員たちを呼びました(中略)男の担当官たちは私の部屋まで入って来て、力いっぱい掴まれていたのでほとんど裸状態になっていた私を、その状態のまま乱暴に、手にしていたビデオカメラであらゆる方角(原文ママ)から撮影しました」
「(後日、入管の職員が)単刀直入に馬鹿なことを言ったのです。"私たちみんな、あんたの裸をライブで見たよ。そのフィルムをビューワーでずーっと見た。あんたはほんとにセクシーだねぇ"と彼女は言いました」(Aさんの手紙より)
Aさんの代理人をつとめる駒井知会弁護士によると、雑居房でAさんが着替えていたところ、男性職員らが押し入り、「懲罰房」と呼ばれる独房に下着姿のままのAさんを乱暴に連行して、その様子をビデオ撮影したという。
Aさんが受けたショックは大きく、その手紙で「今も、そしてこれからもずっと、東京入管によってなされた嘆かわしい行為で私は大変に辱められ、恥辱を感じ続けるでしょう」「私は完全に破壊されました」とつづっている。
●当事者から話を聞かない入管庁
収容中の女性たちの家族や支援者によると、4月25日はAさんのみならず、何人もの女性たちが入管職員らに暴力的に「制圧」されたという。
彼女たちは暴れたり騒いだりしたわけではなく、仮放免について責任者からの説明を求めていただけであったのに、東京入管側は問答無用の実力行使をおこなったとのことだ。
こうした報告を受けて、有志の国会議員らが5月13日、入管庁へのヒアリングを実施した。
入管庁の岡本章警備課長の説明から、「制圧」時の状況について東京入管側からしか聴取しておらず、被害を訴える当事者の話を聞いていないことが明らかになった。
そのため、議員らは当事者からも話を聞くよう求めて、5月17日に再度ヒアリングをおこなったものの、岡本警備課長は当時者への聴取をおこなっておらず、東京入管側が「制圧」時に撮影したビデオ映像から「規則に基づく職務執行」と判断したと主張した。
しかし、Aさんの手紙の内容については「初めて聞いた指摘」と把握していなかったことを露呈した。当事者から話を聞かず、東京入管側の言い分のみを鵜呑みにする入管庁の対応の問題点が浮き彫りとなった。
●佐々木長官や森大臣も説明責任がある
また、「制圧」時の状況について、前回のヒアリングから繰り返し議員らから説明を求められたにもかかわらず、岡本警備課長は今回も「関係者のプライバシーや保安に関わる」として、詳しい事実関係はまったく語ろうとしなかった。
そのため、議員らはこの日に結成された「難民問題に関する議員懇談会」(会長:石橋通宏参院議員)として、今後もヒアリングを継続する方針を固めた。
筆者が、岡本警備課長に質問したところ、彼が4月25日の「制圧」での具体的事実について一切語ろうとしないのは、個人の判断ではなく、入管庁内で論議してのものだという。
東京入管職員による虐待・セクハラ疑惑については、佐々木聖子長官や森まさこ法務大臣も説明責任が問われている。
新型コロナウイルス感染拡大を巡り、学生団体による医学生調査で、回答者の約7%が親の収入減などを理由に退学を検討していると答えたことが21日、分かった。実習が実施されずカリキュラムに遅れが生じ、進級や医師国家試験への影響を不安視する声もあった。
調査は「高等教育無償化プロジェクトFREE」が4月9日からインターネット上で実施。5月14日時点で回答が寄せられた国公私立大38校の計224人分を集計した。
調査によると、「親の収入減などで大学をやめることを考えている」と回答した医学生の内訳は「少し考える」が6.3%、「大いに考える」が0.9%だった。
ブロガーで作家のはあちゅう氏が22日、ブログを更新し、児童虐待を疑われ、警察が自宅にやってきたことを明かした。はあちゅう氏は今年1月にもインスタグラムがきっかけで児童虐待通報されたことをブログで公表しており、今回で2回目となる。
はあちゅう氏のブログによると、長男が足を温める機械の中に入って遊んでた写真をインスタグラムのストーリー機能にアップしたところ、「『足を入れる機械に子供を入れて危ない』虐待だと、6件の通報があったそうです」と説明した。
「もちろんコンセントは抜いていましたし、かなりしっかりしたつくりで、倒れたりしません。写真を撮っていることからわかるように、近くに私がいます。そして息子はここに入るのが大好きです」と決して危険ではなく、大人も見ていると強調。
はあちゅう氏のインスタグラムのフォロワーは12万人おり、そのうちの6件ということに「仮に危ないと思ったとしても、コメント欄で丁寧に指摘していただければ、私が返信して終わったはずなのに…またアンチの方達が通報運動をしたようです」と推察。「虐待通報がまたあったと警察の方から電話がきた時、お前は母親失格だと言われたようでつらかったです」と心中もつづった。
寝てくれない長男をあやしたりの育児の毎日も明かし「こういう生活の中で、一瞬の、息子との何気ない息抜きの瞬間を写真に撮ってアップしたら『虐待』だと通報される…ちょっとした地獄ですね」ともコメント。
もちろん、本当に虐待の疑いがあれば通報に「躊躇する必要はない」としたが「ただ、自分が嫌いな人物に精神的ダメージを与えることを目的に、児童虐待通報を使い、警察や児童相談所の方々を動かすのはやめていただきたい」と強く訴えていた。
はあちゅう氏は18年6月に7歳年上のしみけんと事実婚。昨年9月に第1子長男を出産している。
コロナ禍が依然として続く日本社会。今年4月、多くの企業で新卒社員が入社したが、少なくない企業が新卒社員を出社させず、オンラインで研修を実施している。そんな不安な状況が依然続く中、すでに入社した会社でクビを言い渡された元新卒社員がいる。しかも、なんと彼はオンライン上の態度などで解雇を決められたという。
【写真】取材時の5月、吉田くんは無職だ
上司とのコミュニケーションは原則パソコン画面上のみ。にもかかわらず、5月初頭に“クビ”を宣告。一体、この若者にどんな問題があったのか。これはコロナ後では、日本初の事例なのだろうか……。
■法政卒業後、一部上場IT企業に就職。しかし…
吉田陽太くん(仮名・23歳・千葉県出身)は、法政大学文系学部を卒業後、東証一部上場企業であるIT企業のS社に就職。社員数は約2900人、資本金は約15億、携帯電話向けソフト開発・技術支援が主力の大手企業だ。
日本初?リモート研修中にクビになった、法政大卒新入社員の末路
「もともと、就職活動時代はマスコミで記者職を志望していたのですが、受かる気がしなくて、滑り止めで受けた業界売上最大の大手タクシー会社とS社に内定をいただきました」
結果、「IT業界のほうが、長期的な可能性がありそう」ということでS社を選んだ吉田くん。
学生時代はヒッチハイクやママチャリなどで国内外を旅行し、卒業前にはアフリカ大陸の縦断旅行を決行。「思い立ったらすぐ行動」「やらない後悔よりやって後悔」が吉田くんのモットーだ。
「せめて就職前に思いっきりやりたいことをやろうと思って。お金のやりくりは大変でしたが、よい思い出になりました」
吉田くんは、新型コロナウイルスが猛威を振るう直前である今年3月にもタイ旅行へ出かけた。
予約していた航空券は一度コロナの影響で欠航となったが、別の航空会社のチケットを取り直してタイへ最後の学生旅行を楽しんだという。
「内定先から課題も出されていましたが、『旅行があるので提出が遅れます』と事前に伝えたところ、了承していただきました。いい会社だと思いましたね」
■「君はマナーが悪すぎる」
迎えた4月1日。この日は同期300人と顔を合わせる入社式のはずだった。
だが――。
「コロナ禍により、新卒研修はすべてオンラインで行われることが通達されました。内容は、マナー講習に始まり、人事の方のセミナーを聞くほか、ビデオチャットしながらグループ課題をするというもの。期間は4月から6月までの3カ月です。原則ワイシャツを着て自宅から参加することが課せられたので、それに倣って部屋でネットをつなぎ、パソコンで研修を進めました」
こうして研修から1カ月が経過した5月。
ほとんどの同期とは顔を合わせぬまま、GWに差し掛かったタイミングで、吉田くんのもとに一本の電話が入った。
「人事担当の男性社員から、明日急遽会社に来てほしいと言われました」
翌日。
スーツを着て千葉の自宅から地下鉄東西線を乗り継ぎ、40分かけて初めての通勤をした吉田くんは、人事担当者と顔を合わせ、開口一番にこう言われた。
「先に結論を言います。吉田くんはうちの会社に合わない。自己都合か、会社都合がどちらか選んで会社を辞めてもらいます」
日本人の妻(46)への暴行容疑で16日に逮捕され、18日に送検されたボビー・オロゴン(本名=近田ボビー)さん(54)が同日、釈放された。NHKはじめマスコミ各社が一斉に報じている。
深刻な家庭内のトラブルか 今後は任意で捜査の見込み
オロゴンさんは16日にさいたま市内にある自宅で妻の顔を叩いた疑いで逮捕された。オロゴンさんは妻とトラブルになったことは認めたが、暴力については「突き放しただけ」として否認していた。妻は逮捕翌日の17日、自宅前につめかけた報道陣に対しオロゴンさんから長年におよびさまざまなDVを受けていたと激白した。その後、所属事務所は18日にマスコミ各社に向けた書面で「事実関係の有無を含め、弁護士に依頼して内容を確認しております」と説明。「被害者がけがをしたという事実はありません」としていた。
報道によると18日、さいたま地方検察庁がオロゴンさんの身柄の勾留を求めたところ裁判所が却下した。午後10時過ぎになってオロゴンさんはさいたま市にある浦和警察署の正面玄関に姿をあらわして3度頭を下げ、同行の所属事務所関係者が「このたびは関係者の皆さま、妻に多大なご迷惑をおかけし誠に申し訳ございませんでした」と謝罪。今後、任意で捜査が続けられる見込みという。
「奥さんは長年に渡りDVを受けていたと主張しましたが、警察への相談まではしていなかったようです。今後、任意の捜査が行われて、たとえば過去にケガを負わせられたことがあるなど何らかの犯罪の事実が出てくればわかりませんが、このままだと最終的には夫婦間で代理人(弁護士)を立てての話し合いという方向に流れていくかもしれません。奥さんの話では、オロゴンさんに『離婚届を書け』と言われていたとのこと。本当だとすればかなりこじれているので、もはや結婚生活の修復は難しいかもしれません」(スポーツ紙40代男性記者)
今後の動向を見守りたい。
(文:志和浩司)
元従業員、今敬彰容疑者の年齢は知らないけれど、道徳教育の結果がこれなのかな?
まあ、まともに悪けない女性を引きづってホテルに連れ込んでも無罪になるのだから大丈夫と思ったのかもしれない。
ホテルの客室に侵入し、就寝中の女性客に性的暴行を加えたとして、ホテルの従業員だった男が警視庁に逮捕されました。男は合鍵を使って侵入したとみられています。
準強制性交などの疑いで逮捕されたのは、渋谷区にあるホテルの元従業員、今敬彰容疑者です。
警視庁によりますと、今容疑者はことし1月、渋谷区のホテルの客室に侵入し、1人で就寝中の20代の女性に性的暴行を加えた疑いがもたれています。
今容疑者は当時、現場のホテルで受付などをしていて、合鍵を使って女性の部屋に侵入したとみられています。
防犯カメラの捜査や現場に残された体液のDNA型鑑定の結果、今容疑者の関与が浮上したということで、調べに対し、「私はやっていません」と容疑を否認しているということです。
新型コロナウイルスの感染拡大で政府が検討している「9月入学」を来秋から実施した場合、学校教育や保育などにひずみを生みかねないことが、苅谷剛彦・英オックスフォード大教授の研究チームの推計でわかった。新1年生を4月生まれから翌年9月生まれまでの17カ月に再編し、特に施策を取らなければ、初年度は、教員は約2万8千人が不足し、保育所の待機児童も26万人超に上り、地方財政で3千億円近くの支出増が見込まれると試算した。
【画像】9月入学で教員採用試験も「全入」になる?
研究チームは、教育社会学の研究者やシンクタンク代表ら計7人。地方教育費調査や学校基本調査、社会福祉施設等調査などをもとに推計した。
9月入学は、緊急事態宣言の対象が全国に広がり、休校が長期化するなか、学習の遅れを取り戻す時間を確保するために一部の高校生や東京都、大阪府などの知事が導入を求めた。安倍晋三首相も14日の記者会見で「有力な選択肢の一つだ」と言及している。
政府は6月上旬をめどに来秋からの9月入学について論点や課題を整理する方針で、自民党が設置した「秋季入学制度検討ワーキングチーム(WT)」は5月末~6月初旬に政府への提言をまとめるという。
文部科学省が主に検討しているのは、小学校開始年齢の遅れを解消するために、2021年9月の新入生を14年4月2日生まれから15年9月1日生まれまでと5カ月分増やす案だ。
研究チームの推計では、この場合、新入生は例年より42万5千人増え、1・4倍になる。14年4月2日生まれから15年4月1日生まれの児童は保育所に5カ月長くいることになるため、初年度、地方財政支出は2640億円、教員は2万8100人が追加で必要になり、保育所は新たに26万5千人、学童保育は16万7千人の待機児童が生まれる。
一方、文科省は、現行の学年の区切り(4月2日生まれから翌年4月1日生まれまで)を変えずに、新学年を9月1日から始める案も検討する。ただ、この場合、児童全体の教育が5カ月後ろ倒しになり、小学校の開始が遅い児童で7歳5カ月からとなる。欧米は6歳が主流で、韓国や中国も6歳。日本の児童はそれよりさらに1年以上遅れることになる。推計では、学校教育の支出や教員、学童保育の待機児童の大きな増加は見られないものの、保育所の待機児童26万5千人は初年度だけでなく毎年生まれ続ける。
山梨県は12~13日、新型コロナウイルス感染症で入院治療を受け、2回のPCR検査(遺伝子検査)で陰性が確認された県内の患者について、再び陽性反応が出たと発表した。再陽性が確認されたのは県内初。県は患者本人が公表を拒否しているとして性別や年代を明らかにしていない。
【休業や休校の時はどこに相談する?】
県によると、再陽性が出た患者は7、8日にそれぞれ受けたPCR検査で陰性と確認された。退院基準を満たしたが、他の疾患の治療と経過観察のため、感染症に対応した病床で入院を続け、11日に再陽性が判明した。濃厚接触者はいないとしている。
県は患者の性別や年代、生活圏などの情報を公表しない理由について、「感染確認当初、地域や家族の勤務先、個人が特定され、差別や仕事上の不利益を被り、患者が拒否している」と説明した。
県内では富士北麓(ほくろく)地域の実家に帰省した際に感染が確認された東京都の20代女性を巡る風評被害や中傷が問題視されている。
こうした感染者を取り巻く状況について、長崎幸太郎知事は13日の定例記者会見で「感染した方が気軽に申し出て、早く治療し社会に戻っていけるような環境づくりを進める必要がある」と述べた。【梅田啓祐】
11日朝、福岡県郡粕屋町で、22歳の女が無免許で運転していた車が自転車と衝突、自転車の男子高校生がけがをする事故があり、その後、この女が逮捕されました。
12日、無免許過失運転傷害の疑いで逮捕されたのは、糟屋郡粕屋町の自称・飲食店従業員、栗城紗那容疑者(22)です。
警察によりますと、11日午前7時ごろ、糟屋郡粕屋町仲原で、栗城容疑者が運転する車が、道路を横断しようとした男子高校生(17)が乗った自転車と衝突しました。男子高校生はアゴを骨折しましたが、命に別状はありません。
警察の調べに対し、栗城容疑者は容疑を認めていて、一度も免許を取得したことがないと話しているということです。
新型コロナウイルスに感染していることが判明したにもかかわらず、山梨県から東京都まで移動した女性に対し、インターネット上で激しい中傷が巻き起こった。県は重大な人権侵害として、保護対策に着手。識者は「自粛生活が続くストレスで、投稿者から冷静さが失われている」とみる。
【画像】「リア充」も影響? 山梨の感染女性、止まらぬデマ拡散
「コロナ女」「テロリスト」「日本から追放」。ネット上には中傷の書き込みがあふれている。女性とされる名前や写真、「実家を特定した」といった根拠不明の情報をまとめたサイトや動画がいくつもある。
県によると、20代の女性は4月29日に山梨県の実家に帰省。同僚の感染が判明したことから5月1日にPCR検査を受けた。同日夜に東京に戻り、2日に陽性と判明したとされていた。
だが県への情報提供で、実際には女性は2日午前、陽性判定を知りつつ新宿行きの高速バスに乗ったことが判明。県がこれを公表し報道されると、女性に対する非難の嵐が起きた。
周辺に関するデマも広がった。女性の勤務先として、都内の飲食店の名も挙がり、店はホームページで「当社関係各位に感染者は確認されていない。風評被害に関しては、法的措置も視野に厳正に対応していく」とした。
高校の同級生は、女性が帰省後に参加したバーベキューに同席していたというデマを流された。勤務先のアパレルショップには「コロナの人がいるんですよね」と問い合わせが相次ぎ、ネットには「スタッフ教育がなっていない」「謝罪しろ」という書き込みもあった。店長の女性(47)は「デマでここまで中傷されるのは耐えられない。これ以上続けば損害賠償請求も辞さない覚悟でいる」と話す。
感染者の幼なじみの女性もバーベキューに参加していたというデマに悩まされた。勤務先の病院に「院内感染したらどうするのか」という電話まであった。感染した女性に連絡すると、SNSをやめ、ネットは見ないようにしていると苦しい胸の内を明かしたという。山梨県警は感染者の女性に対する中傷について、立件も視野に情報収集をしている。(玉木祥子、田中正一、吉沢龍彦)
検察官の定年延長を可能にする検察庁法の改正案をめぐり、ツイッターなどで抗議の声が続出していることに対し、森法務大臣は、「国民の疑念や誤解に対し真摯に説明していきたい」と述べました。
「国民の誤解や疑念については真摯に説明してまいりたい。そのうえで改正案の内容については、問題の無いものだと思っています」(森まさこ法相)
森法務大臣は、検察官の定年引き上げについては「一般職の国家公務員の定年引き上げに合わせて行われるもので問題ない」との認識を示しました。
ツイッターなどで多くの抗議の声があがっていることについては「個別の人事とは関係なく、それについての誤解も説明していきたい」と述べ、法改正が、すでに閣議決定で定年延長された東京高検の黒川弘務検事長の人事とは関係がないことを強調しました。
「(黒川検事長の)人事は決定したもの。法案自体の内容も国家公務員法に合わせて数年前から検討されてきたことなので問題ない」(森まさこ法相)
また、野党側は新型コロナウイルスの対応を優先するために法案審議の先送りを求めていますが、森法務大臣は、「国会の運営状況は国会が決めることなので答える立場にない」と述べました。(12日11:26)
自民党の森山裕国対委員長は11日、検察官の定年延長を含む国家公務員法改正案について、週内に衆院を通過させる意向を記者団に表明した。検察官の定年延長部分を削除すべきだとの指摘に関しては「(法案の)分離は非常に難しい」との認識も示した。これに先立ち立憲民主党の安住淳国対委員長が森山氏と会談し、削除を求めたことに対して述べた。
首相、昭恵氏の要望認めない例も
安住氏は森山氏に「もし(削除を)しなければ、採決には応じない」と明言。記者団に「国民を挙げて新型コロナウイルスと闘っている時に、恣意的な人事を行うための法改正を認めるわけにいかない」と強調した。
検察官の定年を65歳に引き上げる法改正案を認めていいのか――。作家や漫画家、俳優、音楽家らが10日未明、疑義を唱える声をツイッター上で次々と上げた。「#(ハッシュタグ)検察庁法改正案に抗議します」の投稿が相次ぎ、その数は午前8時過ぎには約150万件、同10時過ぎには200万件を超えた。
【写真】俳優の浅野忠信さんも「#検察庁法改正案に抗議します」とツイートした
「もうこれ以上、保身のために都合良く法律も政治もねじ曲げないで下さい。この国を壊さないで下さい」。俳優の井浦新さんが10日朝に投稿すると、「いいね」が1万件以上ついた。
法改正案への抗議として、ハッシュタグ(#検察庁法改正案に抗議します)で賛意を示したのは、俳優の浅野忠信さん、秋元才加さん、芸人の大久保佳代子さん、漫画家のしりあがり寿さん、羽海野チカさんら。小泉今日子さん本人によるものとみられる投稿もあった。
9日午後に10万件程度だった投稿数は、10日午前3時ごろに100万件を突破。「三権のバランスをくずすこと、国を『国民』ではなく『自ら』の都合のよい形にするのはやめてほしいです」という声があがり、著名人に対しては「勇気あるツイートに感謝します」「とっても頼もしい」という賛意も寄せられた。
9日深夜から投稿数が急増したことについて、ネットメディア・言論に詳しいジャーナリスト津田大介さんは、「深夜にこれほど伸びるのは見たことがない」と驚きを隠さない。
「新型コロナウイルスへの政府の対応は緩慢な一方、『不要不急』にみえる定年延長の法改正は迅速に進む。一般になじみがなく、わかりにくい問題だったが、政府に注目が集まる今だからこそ気づかれることになった」と読み解く。
自粛要請が続くなかでさまざまな情報を調べている人々が、著名人のツイートをきっかけに関心を持ち、大きなうねりになった可能性もあるという。
内閣の判断で検察幹部の「役職定年」を延長できるようにする検察庁法改正案の委員会審議は今月8日、与党が強行する形で始まった。黒川弘務・東京高検検事長(63)の定年延長問題を追及する野党側は、森雅子法相の出席が必須などと求めているが、与党は応じず、与党は週明けの委員会採決をめざすとみられる。
安倍内閣は、1月末に政権に近いとされる黒川氏の定年延長を閣議決定。検察トップの検事総長に就ける道を開くことになったため、「検察の私物化」との批判の声が上がっていた。
加藤厚生労働大臣が8日夜、記者会見し、新型コロナウイルスのPCR検査に向けた相談センターへの相談の目安とされてきた「37・5度以上の発熱が4日」について、見直しを明らかにした。厚生労働省が2月に公表したものでは、受診の目安について「37.5℃以上の発熱が4日以上続く」「強いだるさや息苦しさがある」などと示してきた。
この日の会見では「目安ということが、相談とか、あるいは受診の一つの基準のように(とらえられた)。我々から見れば誤解でありますけれど…」と、あくまで基準ではなく目安のつもりだったと発言。「これについては幾度となく、通知を出させていただいたり、『そうではないんだ』ということを申し上げて、相談や受診に弾力的に対応していただいた」などと述べた。
この加藤厚労相の発言に、ネット上では「許せない!」「ふざけるな」「嘘をつくな」「これは酷い。酷すぎる」「間違えたのは国民や現場のせい、とでも言いたげ」などと、怒りの声があふれている。
ニュースもワイドショーも新型コロナウイルス騒動で一色。この間に国会でほかに何が起きているのか、なかなか伝わってこないところだ。そんな状況のなか、衆議院では4月16日、検察官の定年を引き上げる『検察庁法改正案』の国会審議が始まった。これに対し、検察の独立性が危ぶまれる事態ではないかと懸念の声があがっている。問題点をあぶり出すべく、元検察官の郷原信郎氏と弁護士の倉持麟太郎氏に事情を聞いた。
【写真】たかまつなな、オンラインでの郷原氏と倉持氏への取材風景
検察の人事権を手中に収めたい官邸
言わずもがな、検察は強大な権力を持っている。必要があれば総理大臣を逮捕することもできるし、死刑を求刑することもできる。1976年の『ロッキード事件』では、商社などから多額の賄賂(わいろ)を受け取っていた田中角栄元首相を逮捕し、最近ではカジノなどの総合型リゾート(IR)を巡る収賄罪で、衆議院議員の秋元司被告を追起訴した。起訴権限をほぼ独占しているため、政治の腐敗に切り込むことができるのだ。それゆえ、検察には高い「独立性」が常に求められている。
だが、このたび、その独立性が脅かされる事態が発生した。事の発端は今年1月31日。事実上“検察庁ナンバー2”のポジションにある黒川弘務東京高検検事長について、政府が「国家公務員法の規定に基づき、勤務を6か月延長する」と閣議決定したことにある。
検察官は検察庁法で定年が63歳と定められており、一般の国家公務員のような定年制度にはとらわれないことになっている。そして、これまで検察官の定年が延長された例は一度もなかった。それにも関わらず、本来であれば63歳の誕生日前日にあたる2月7日に定年退官する予定だった黒川氏の勤務が、半年後の8月7日まで延長されたのだ。
弁護士の倉持麟太郎氏は、閣議決定までの流れをこう説明する。
「内閣には検察庁側から“次の(東京高検の)検事長は(現名古屋高検検事長の)林真琴さんでいきます”と報告があった。官邸側はこの検察庁サイドからの人事提案に従うのが慣例ですが、“お気に入り”である黒川氏をその後の人事で検事総長に据えたいため、提案を蹴った。そして、立ちはだかる定年の壁を壊すべく、黒川氏が誕生日を迎える前の1月31日に急きょ、従前の政府解釈に反する異例の閣議決定がなされたのです。
安全保障法制のときの内閣法制局長官人事など、今までのルールを無視し、属人的な理由で人事権を行使することは安倍政権の“得意技”ですが、これでは“法の支配”ではなく“人の支配”になってしまいます。ただ、日本はそもそも“人の支配”に親和的な法体系で『慣例』や『不文律(明文化されていない法)』が多すぎるのも問題です。安倍政権は、これを見事に顕在化してくれました」
なぜ、政府はそこまで黒川氏にこだわるのだろうか。かつて黒川氏と同期であった、元検察官で弁護士の郷原信郎氏は、
「黒川氏は法務省の官房長、次官を計7年以上も務めており、法務官僚としての経験がほとんど。今まで官邸ととても近い位置にいたことは間違いありません。ですから、政府の目的のひとつは“彼を検察のトップである検事総長にして、自分たちの思うがままにコントロールしたい”ということだと思われます。そうなれば、検察は安倍政権に強い影響力を及ぼされる存在になってしまい、与党の政治家を摘発しにくくなることなどが考えられる。非常に由々しき問題です」
と話す。
政府は『国家公務員法』を根拠に勤務延長を決めた。この法律では《職務の特殊性や特別の事情から、退職により公務に支障がある場合、1年未満なら引き続き勤務させることができる》といった旨を定めているため、この規定を適用しようとしたのだ。
しかし、これは従来の政府の見解とは違う。'81年、国家公務員法の改定案に検察官の定年延長が盛り込まれた国会審議で、衆議院内閣委員会・人事院の斧誠之助事務総局任用局長が「検察官と大学教官については、現在すでに定年が定められている。今回の(改定)法案では、別に法律で定められている者を除き、ということになっているので、今回の定年制は適用されない」と答弁し、検察官には国家公務員法が適用されなかった。したがって、政府は自ら検察官の定年延長を否定しているのである。
与党はこの答弁との矛盾を野党に指摘されると「解釈を変えた」と開き直った。しかも、解釈変更を「口頭で決済した」とし、検討の経緯をたどる記録は残されていない。本来、最低でも立法府による法改正でなければできない変更を、またもや行政の“解釈”で行ってしまった。
検察が暴走したら大惨事に
倉持氏は「今回の件において、人事院には調整が事前に入っていなかったのではないか」と推測する。なぜなら、法務省を中心とした政府内でもこの問題に対し、認識が統一されていなかったからだ。
2月10日の衆議院予算委員会で、森まさこ法務大臣が過去の政府見解を「承知していない」という驚きの答弁をし、「解釈の変更をしなくても検察官に国家公務員法は適用され、検事長の勤務延長は可能」との認識を示した。これは、上述した'81年の政府答弁に真っ向から反する。
しかし、2月12日の衆議院予算委員会で、人事院の松尾恵美子給与局長は検察の定年制について「現在までも、特にそれについて議論はなかったので('81年のころと)同じ解釈を引き継いでいる」と明言。従来の政府と同じ見解を述べたのだ。ここで、法務省と人事院の見解が衝突・矛盾する。
辻褄(つじつま)を無理やり合わせるため、安倍首相は2月13日の衆院本会議で、当時の政府見解を認めたうえで「今般、検察官の勤務延長については、国家公務員法の規定が適用されると解釈することとした」と唐突に解釈変更を表明した。そして2月19日、松尾給与局長は衆院予算委員会で、2月12日の答弁内容を「つい言い間違えた」と撤回。彼女は答弁後、天を仰いだ。自らの良心にそむいてしまったことを悔いているようにも見えた。
官僚にこのようなことをさせていいのか。“森友問題”において、本省からの指示で不本意な文書改ざんを迫られた近畿財務局職員の赤木俊夫さんが、心身を病んで自殺した。この問題に乗じて『忖度(他人の心を推し測ること)』という言葉が有名になった。時の政権に忖度して、公文書を改ざんしたり、政府答弁に合うように解釈をかえて、自分の発言を撤回することが官僚の仕事なのか。本来であれば、国民の生活を守ったり、国を成長させたりと、大変でもやりがいの大きな仕事であろうはずなのに。
このまま法案が通り、実際に検察官の定年が延びるとともに、黒川氏がいずれ検事総長の座についてしまったらどうなるのか。郷原氏は、
「安倍首相は“森友問題”や“桜を見る会問題”について糾弾され窮地に追い込まれるたびに、検察当局の捜査や処分がないことを持ち出して、自身の政策に問題がないことを示す言い訳にしてきた。そして今回、検察を“強引な閣議決定による検事長定年延長”という違法なやり方で支配下に収めようとし、それが強い批判を浴びるや否や、検察庁法改正によって合法化しようとしています」
と指摘し、こう続ける。
「桜を見る会に対する多くの“疑惑”はもちろん、河井案里参院議員の選挙中に、安倍首相の指示で自民党から1億5000万円もの多額な選挙資金が案里議員側に提供されていたとされる件や、有権者に香典を渡し公職選挙法違反の疑いを持たれた菅原元経産大臣についてなどを捜査する際、融通がきく黒川氏を据えたことで検察側にプレッシャーをかけ、捜査をうやむやにする恐れがあります」
内閣と検察との“距離”が近くなることで、このように政権への厳しい監視の目が弱まる危険性があっては大問題だ。さらに、私たちの生活にも何か影響が出ることがあるのかと問うと、郷原氏は衝撃的な言葉を放った。
「戦前の治安維持法、学校で習いましたよね。当時、同法に基づいて、国や大勢(たいせい)に逆らう者は不当に投獄されました。さすがに現代の日本でそんなことは起こらないだろう、と思っている人が多いでしょうけれど、検察の権力がすべて政権のもとに集中すると、例えば法律をねじ曲げて、身柄を拘束するだなんて簡単にできでしまうんですよ」
今はまだ実感がわかない。でも、政治に無関心でいるといつの間にか、自由が奪われるかもしれない。
「検察は独立しすぎても、強すぎてもいけません。検察の暴走は常にあり得ることだと考え、今後は例えば、第三者の選考委員会を設けて外部からの弁護士を検察のトップにおくなど、中立を守るためのさまざまな可能性を探っていかねばなりません」(郷原氏)
倉持氏も、制度の“抜け穴”の問題性を指摘する。
「今回の“人事”のような、直ちに誰かの権利侵害が認められないケースにおける違法性を直接、争う制度がないことも問題です。ただ“安倍批判”に終始するのではなく、憲法裁判所の創設など、法の支配を貫徹する抜本的な制度改革についても論じていかなければなりません。与野党どちらからもこのような制度論への声が上がらないことが、政治のもうひとつの問題でしょう」
検察庁法では「検事総長、次長検事及び各検事長は一級とし、その任免は、内閣が行う」と定められている。しかし、これまでは検察の独立性を担保するという観点から、前任の検事総長が後任を決めることが慣例とされ、官邸が検察の人事に介入することはなかった。それがいま、崩れようとしている。新型コロナ騒動の裏で、危険な法案が出され、議論にもならないことに、恐怖とやるせなさを覚えた。強い権力に対しては、どのように歯止めをかける制度が必要なのか。司法の人事が政治に利用されるようなことなど、あってはいけないはずだ。具体策を論じるべきだろう。
(取材・文/お笑いジャーナリスト・たかまつなな)
※この記事は、私たかまつなな個人の発信です。所属する組織・勤務先とは一切関係ありません。問い合わせは、下記アドレスまでお願いします(infotaka7@gmail.com)
【PROFILE】
郷原信郎(ごうはら・のぶお) ◎弁護士。'55、島根県生まれ。東京大学卒業後、検事に。東京地検検事、広島地検特別刑事部長などを経て退官。'08年、郷原総合法律事務所を開設し、組織のコンプライアンス問題に力を入れる。主な著書に『検察崩壊 失われた正義』(毎日新聞社)など。
倉持麟太郎(くらもち・りんたろう) ◎弁護士。'83年、東京生まれ。慶応義塾大学法学部卒業、中央大学法科大学院修了。'12年弁護士登録(第二東京弁護士会)。弁護士法人Next代表弁護士・日本弁護士連合会憲法問題対策本部幹事。共著に『ゴー宣憲法道場』(毎日新聞出版社)など。
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、出勤者を減らすなどの対応をする企業が出る一方、「コロナ前」と変わらない働き方を求められた中小企業に勤める30代男性は「退職」の決断をしました。子どもが通う小学校の休校に、共働きの妻と対応するため有休の申請をしたところ、「子育ては母親」という風潮が強い会社側が拒否したためです。「コロナが決定打となった」と語る男性に話を聞きました。(朝日新聞記者・丹治翔)
【画像】開封せずに「受け取りません!!」と突き返された退職届 男性をあきれさせた社長の直筆メッセージがこちら
家庭の事情顧みない会社
男性が働いていたのは、従業員十数人の金具工場です。60代の社長は、創業家の3代目。従業員の大半も60代で、男性は下から数えた方が早く、唯一の子育て世代でした。「コロナの前から会社は、家庭の事情をほとんど顧みてくれませんでした」
パートの妻(40代)と共働きで、長男(9)、長女(7)、次女(5)の5人家族。昨年度までは、長男、長女が通う小学校のPTA役員を務めていました。総会や代表で出席する行事が、出勤日と重なった時に休みを申請すると「子育ては母親だけで十分だろ。何でお前が休まなければならないんだ」と社長から叱責されたと言います。
「PTA役員はどこかで引き受けなければならないので、早めに手を挙げました。学校のことがよく分かったり、父親同士の新たなつながりを作れたりしたので、飛び込んで良かったと思います」
「ただ、会社の雰囲気が最悪でした。社長を始め、周りはベテランばかり。子育てをしている人は私以外にいません。PTAの集まりも有休を使って対応しようとすると『有休なんて、あるわけないだろ』と認めようとしませんでした。そうしたことが積み重なり、最近は日々の業務でも、風当たりが強くなっていました」
突然の休校要請、有給は一蹴
居心地の悪さを感じていましたが、自社製品に愛着があり、販売担当の時は取引先とも良好な関係を築いていました。PTAの任期も今年3月で終わるため、会社を辞めることまでは頭になかったという男性。状況を一変させたのが、2月末に安倍晋三首相が出した、学校への休校要請でした。
要請はもちろん、子どもの小学校にも。妻が仕事を休めない時は、男性が自宅で子どもの面倒を見ることになりました。そのための有休を社長に切り出すと、耳を疑う答えが返ってきました。
「自分の病気でもないのに組織人として最低だな」「証明書を用意しろ」
事情をいくら説明しても、感情論ですべて一蹴したという社長。「私の家庭だけではなく、全国的に同じ状況なのにここまで言われるとは。子どもに関することは、何を言っても通じないのだなと思いました」。妻とも相談し2週間後、社長に退職届を出しました。
コロナはきっかけ 柔軟に働ける環境望む
しかしその書類も、「こんなもの、受け付けられない」と社長が破り捨てるなど、辞めるまでにも曲折があったという男性。労働基準監督署が間に入り、3月いっぱいでの退職が実現しました。「有休は十分に認められず、退職届もなかなか受理されない。労基署の職員からは『会社を訴えて欲しい』と言われましたが、相手にするのはもうこりごり。新卒から10年以上お世話になりましたが、早く離れたい一心でした」
無職になった男性はいま、学校が始まらない子どもたちの面倒を見ながら、妻の仕事の合間を縫って再就職先を探しています。「自分の経験が生かせればいいですが、まずは子どもの事情に応じて柔軟に働けることやしっかりとした評価基準がある会社を志望しています」
「前の職場は趣味と関わりがあり、独身時代はやりがいもありました。しかし、結婚し子どもが生まれてから、父親が家庭に関わることを会社がマイナス要因としてしか見ていないと分かると、安心した生活や子育てはできないなとは感じていました」
「コロナがきっかけで退職することになり、先が見えない不安はありますが、残りの人生を考えると必要な決断だったと思います。後はこの決断が良かったと思えるよう、しっかりと行動していきたいです」
コロナ前からの問題が露呈
「新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態措置によって多くの企業に余裕がなくなっており、以前からの問題が露呈しているという側面が出ています」。こう語るのは、家族社会学が専門の立命館大・筒井淳也教授です。有休申請を拒否するという違反行為をする経営者が後をたたない理由として、二つを挙げました。
一つは「有休を取らないのがよい働き方」という価値観から抜けきれていない経営者が、特に中小企業に多いことです。「日本型雇用の特徴として、有休を取らない・時間外労働をいとわない働き方が続いてきました。出世した経営者にはそういった価値観を持っている人が多いのです」と指摘します。
もう一つは、「シンプルに経営に余裕がない企業が多く残っている」と筒井教授。有休を自由にとらせるには、代替要員を準備する余裕が企業に必要ですが、「ギリギリで経営しているような場合には、難しい現実があります」。
働き手側の視点としては、「稼ぎの多くを男性が担う家庭がまだまだ多い日本では、『雇用を失うくらいならばきつい働き方を受け入れるしかない』と考える人は少なくありません」と語る筒井教授。中小企業の場合、経営者との距離が近いということもあり、直談判で状況を柔軟に改善することができる場合もある一方、自力での解決が難しい場合は職場外で支援を求めることが大切だと言います。
「労基署や弁護士などのほか、都道府県の『労働相談コーナー』やユニオン、NPOといった『困ったときの相談先』が色々とあります。職場での解決が困難な場合には、周囲に助けを求めることを躊躇すべきではありません」
4日放送のフジテレビ系「とくダネ!」(月~金曜・前8時)で、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、全国に緊急事態宣言が発令される中、大型連休中に神奈川県の多摩川河川敷で約50人がバーベキューを楽しむ様子について報じた。
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インタビューに応じた主催者の男性は、開催した理由について「ガス抜きですね。報道でコロナで亡くなってる人はよく報道されるけど、『コロナうつ』っていうか、リストラ、倒産、破産で僕の友達は1か月で12名亡くなってるんです」と説明。
集まった人については「もともと社会人サークルなので、こっちが強制的に『来てくれ』じゃなくて、タイムラインに書いたら勝手に集まったっていう。(初対面の人も)半分くらい」とした。
感染に対する心配については「僕的には今、通勤もしてますけど、正直マスクもしてないんですよ。なんていうのかな、実感がないと言えば正直、実感ないのかもしれないですよね。電車で毎日満員電車の中で通勤してて、コロナになってないわけですよ。要は自分がなってない、マスクしてない状況で。マスクうっとおしいんで。なるんだったら、俺がなった方がいいかなぐらいですよね、正直」と語った。
開催するにあたり感染予防のため検温と消毒を実施したといい、バーベキューを行っていいか警察などにも確認したという。「自粛じゃないですか。警察にも言ったし、国土交通省にも言ったけど、これが自粛じゃなくて、ぱくられるとかいう話であれば、出来ないですよ。『自粛ってどういう意味ですか』って言ったんですよ。それで納得させたんですよ。何かあれば保健所が入るでしょうし、その時に逃げるつもりも隠れるつもりもないし。リスクはあると思ってますよ、正直」と話した。
「格差社会や自己責任論ではいよいよ立ち行かない」。新型コロナウイルスの感染拡大が、社会の仕組みや制度、習慣に世界的規模で影響を及ぼしている。コロナ禍のいまをどう生き抜くか、これからの社会をどう生きるか。社会のあり方や人々のコミュニケーションについて多くの作品を書いてきた作家の平野啓一郎さんに聞いた。(取材・文:内田正樹/Yahoo!ニュース 特集編集部)
解消されない不安とどう向き合うか
――新型コロナウイルスの影響が長引いています。いま置かれている状況をどう捉えていますか。
東日本大震災のときと似ていますが、心情的な違いとしては国内外に「逃げ場がない」ということでしょうか。束の間でも、苦労を忘れさせてくれる別の場所や支援体勢に入れる地域があるだけでかなり違うと思います。今回は移動が制限されていて、誰かの手助けをしたくても、ボランティアにも行けない。
僕は普段からあまり落ち込まないほうですが、新型コロナにかかった方々の体験記を立て続けに読んでいたら具合が悪くなってきて、しばらく読むのをやめました。そのとき、音楽鑑賞や読書がずいぶんと心の安定につながりました。体調を見ながら、そうした時間も設けたほうがいい。
――音楽や演劇など、芸術・文化への深刻な影響も懸念されています。
「芸術とは何のためにあるのか?」「大して役に立たない」と言う人もいますが、いまほど、多くの人々が熱烈に「コンサートに行きたい」と言っている瞬間もないでしょう。芸術・文化が社会に不可欠だと骨身に染みている。守らなければいけないし、そのための補償を、政府は責任を持ってするべきです。
僕は、コロナ明けに行く生のコンサートは、どんな音楽でも泣く自信があります。1曲目から最後まで泣き続けているかもしれない。演奏家も泣いていると思う。いま想像しただけで涙ぐんでしまう。
――平野さんは「分人」という視点から数々の著作を書かれています。「分人」とは、「人には、対人関係の数だけ、そこに合わせた自分の個性が存在する」という概念ですが、コロナ禍が対人関係に及ぼす影響についてはどうお考えですか?
僕は人間が自由に生きるバランスにおいて、分人の構成と比率のコントロールが重要だと考えています。好きな分人を生きる時間が相対的に長く、不愉快な分人を生きる時間が短くて済むという構成が理想的な状態です。でも、自宅待機で分人を限定されてしまうとストレスが増えていく。
仕事相手といるときの自分。友達と接する自分。いろいろな自分を同時に生きているからこそ、家族との自分が楽しい。他の分人を生きられないことで満たされない欲求や欲望の全てを家族に満たしてもらおうとすると、相手にとって興味のない話に付き合わせてしまうとか、つい無理な要求をして、互いに強くストレスを抱えてしまう恐れがあります。
いまは大人から子どもまでストレスを抱えています。幸い、ネットが蟄居生活の中にも脱出口を作ってくれていますから、Zoomなどでのやりとりで、物理的には対面できなくなった人との分人を上手く維持する必要があると思います。案外、住まいは遠くても好きな人との関係が近くなる時期かもしれません。
口論になったときや意見が合わないときは、無理に言葉で修復しようとしても悪化してしまう可能性がある。少し距離を置いて、互いにクールダウンしてもいいのでは? いらいらしたまま話し続けても事態は悪いほうにしか進まない。不安というものは、いくら気休めを言われたところで根源から解消されないかぎりはなくならない。政府の対応や会見にしても、「お気持ち」なんか話されたって仕方がない。
窮状は言葉でちゃんと伝えるべき
――有事における内閣のリーダーシップも問われています。
誰がどういう責任で対策や指示を担っているのか、指揮系統が見えてこない。中長期的な展望を提示することもなく、直近の2週間ぐらいのことばかりを語っている。もっと具体的なシナリオを話してくれたらまだ納得もできるのですが、「国民を信頼している」とか「みんなで頑張って」と言うのは、結局、「全て自力で何とかしろ」と言っているようなもの。そういう意味で、安倍首相のメッセージの発し方は非常に悪い。自分の発する言葉がどういう効果を生むのか、もっと考えるべきでしょう。
現状をどこまでも正確に伝えて、いくつかのシミュレーションを立てて、何をどれだけ成功させれば、どれほどの経済的なダメージで抑えられるのかなど、きちんとリスクの段階を可視化して、国民に要請を伝えなければ。官邸の意向やさじ加減一つみたいな状況は極めて不安だし、権力の乱用も危惧されます。国民は声を上げるべきで、その効果も出ていますが、支持率対策で政策が動揺するという懸念もあります。
――給付金の支給や全世帯への布マスク配布など、政策に対する疑問や批判、要望も多々上がっています。
政府に対して、感情的に怒ることも必要だと思います。「生きるか死ぬか」という窮状が政府に伝わらないときは、強い言葉で訴えるしかない。当然でしょう。権力者に対して「批判をするな」というのは、民主主義国家として間違っていると思います。おかしな政策を批判するのも国民の当然の権利です。代案も必要です。自分たちの国なんですから。政府を批判する人を無責任と言う人もいるけれど、ただ見ていることのどこが責任ある態度なんですか。
――自分の訴えを言葉で強く伝えるためには、どうすればよいのでしょうか?
短い言葉よりも、ある程度まとまった長さの文章で訴えるほうが効果的だと思います。Twitterの140文字で伝えられる思いは限られるし、その中で強い気持ちを表そうとすると、どうしても「バカ」とか「ふざけるな」といった短い常套句になりがちです。それも数が集まれば力になるのかもしれませんが、本当に人の心を動かすのは、十分に検討された、まとまった長さの文章だと思います。
政治家への直接的な訴えもあるでしょうし、マスメディアへの寄稿があり、SNSやブログがある。2016年の「保育園落ちた日本死ね!!!」というブログのように、シェアされていくなかで有意義な影響力を持つケースもあります。
コロナが収束したら終わりじゃない
――コロナ後の社会をどう生きればいいのでしょうか?
かなり長期にわたってトラウマを引きずるはずです。傷を癒やすためには、2020年代が丸々費やされるかもしれない。今後そうしたテーマの文学や芸術もさらに増えるでしょう。「生活が変わる」という事実を受け入れて、いかに生きていくか。そのための具体的な解決策のヒントを手に入れるためにも、本や芸術、文化は必要不可欠です。
――新潮社によると、1947年にフランスの作家アルベール・カミュが発表した小説「ペスト」の文庫版は2月以降に15万4000部増刷され、累計発行部数が100万部を超えました(2020年4月現在)。
最近あらためて読んだのは鴨長明の『方丈記』です。火事・竜巻・飢饉・地震という不幸のオンパレードで人が死に続け、結局は「社会の安定を目指さない」という、近年提唱されてきた「持続可能な社会」とは正反対の認識に達している。その結論に全て同意というわけではなく、隠遁でよいのか、ということも含めて、災害が頻発する時代の日本で生きることを考えるうえで、興味深い一冊だと思います。
――私たちが過去の経験から学べることとは?
1990年代以降、世界は10年ぐらいの単位で激変を迎えてきた。まず80年代末から90年代初頭にかけては東西冷戦の終結と、日本でもバブル景気の崩壊があった。ゼロ年代は9・11とともに始まって、インターネットが広く浸透していった。2008年のリーマン・ショック後、10年代は3・11が起こって、その後遺症がやっぱり10年近く続いた。いま、ここで地震とか、何かもう一つ来られると本当に困るけれど、この先の10年間は、もう「新型コロナの時代」なんだと腹をくくるしかない。
国連の安全保障理事会では世界の紛争の停戦も議論されています。第1次世界大戦の終結もスペイン風邪の影響が大きかった。人間同士が戦争や紛争で殺し合う余裕さえなくなってきたし、「自分さえよければ」という生き方では、最終的には社会が壊れてしまう。もう格差社会や自己責任論ではいよいよ立ち行かないと思う。世界がいい方向に進むようなビジョンを一人ひとりが持つべきです。ディストピアが来るか、「悲惨だったけど少しはよくなったこともある」となるか、いまはその瀬戸際ではないでしょうか。
――いまを生き抜くために、どんな心構えを持つべきでしょうか?
これはコロナが収束したら終わりという話じゃない。地球温暖化の問題もあるし、日本だって夏は猛暑で秋は大きな台風も来る。もしかすると今後の「日常」とは、非常事態と非常事態の間で、ちょっと息継ぎするぐらいの時間となるのかもしれません。非常時には非常時なりの生活が持続できるよう準備しておかないと、ウイルスのたびにこんな大打撃を受けていたら、ちょっと持たない。
かつて戦争を体験した世代のかたは「生きていくために必死で何でもやった」と話されていましたが、ここから1、2年は本当に腹をくくって、焼け野原に立つような気持ちで「生き残ってやる」という意志を強く持つことも大事だと思います。やらない理由、できない理由を山ほど持ち出して、意欲的な取り組みを潰すのは、もう止めるべきです。
あくまで政府には補償を求めますが、その前提で、例えば自分の能力を何でも収入源にするような“才能のメルカリ化”だとか、VR(仮想現実)のようなテクノロジーやクリエイティブなアイデアを駆使する試みを決して馬鹿にせず、少しでも楽しみながら取り組むべきだと思います。いつか、「もう、コロナのときは何でもやってどうにか食いつないだね」と語り合うためにも。
内田正樹(うちだ・まさき)
1971年生まれ。東京都出身。編集者、ライター。雑誌『SWITCH』編集長を経て、2011年からフリーランス。国内外のアーティストへのインタビューや、ファッションページのディレクション、コラム執筆などに携わる。
女性に乱暴したなどとして、警視庁は30日、東京都葛飾区東立石、会社員平野文一(ぶんいち)容疑者(56)を強盗・強制性交容疑などで逮捕したと発表した。逮捕は29日で、捜査関係者によると、平野容疑者は三菱UFJ信託銀行の行員。
発表によると、平野容疑者は21日午後7時頃、品川区のマンション内で20歳代女性を待ち伏せして女性宅に押し入り、女性の両手を粘着テープで縛って乱暴した上、携帯電話を奪った疑い。「間違いない」と容疑を認めている。
三菱UFJ信託銀行は「事実関係を確認し、厳正に対処する」としている。
岡山県は、県外からの観光客の流入を防ぐために、県内のインターチェンジの閉鎖を要請する方針を明らかにしました。
「できるかどうかは分かりませんが、高速道路の2つの会社に対して、効果的なインターチェンジを閉じていただくということについては、真剣にお願いをするつもり」(岡山県 伊原木隆太 知事)
岡山県の伊原木知事は、ゴールデンウイーク期間中、県外からの観光客の流入を防ぐため、観光地に近い県内のインターチェンジの閉鎖を、高速道路を管理する2社に要請する考えを示しました。可能かどうかも含め、どこを閉鎖するかは2社に一任する方針で、期間などについては今後検討する予定です。
寺の住職を務める70歳の男が29日、自宅で預かっていた少女にわいせつな行為をしたとして逮捕された。
監護者わいせつの疑いで逮捕されたのは、福井市荒木別所町の寺の住職、藤井秀真容疑者70歳。
警察の調べによると、藤井容疑者は4月25日ごろ、自宅で預かっていた知人女性の娘で10代の少女にわいせつな行為をしたもの。
少女は、一人暮らしの藤井容疑者の自宅に預けられ寝泊りをしていたということで、少女の母親が4月27日に警察に被害届を出して犯行が発覚した。
調べに対し藤井容疑者は容疑を認めていて、警察では犯行の動機や余罪について厳しく追及している。
新型コロナウイルスの影響で、アルバイトの出勤が減らされた大学生らが困窮している。
学生団体が実施した緊急調査では、複数の大学生が「学費が払えず、退学を検討している」と回答。収入が激減する事態に直面した学生は「1日300円程度の食費でしのいでいる」と深刻な状況を訴えた。
埼玉県草加市の大学4年の女性(23)はアルバイト先の飲食店の営業日が少なくなり、3月下旬ごろから勤務に入れなくなった。同月の収入は3割減だったが、「4月はこのままだとゼロになる」と嘆く。
現在は貯金を切り崩し、食費を1日200~300円に抑えている。買うものは菓子パンや冷凍うどんばかりで、「野菜は高いので手が届かない。トイレットペーパーなどの値段も上がり、生活に響いている」と話す。
生活苦から両親のいる山形県への帰省を検討したが、「同居する70代の祖母に感染させるかもしれない」と断念。「妹も大学生なので両親からの援助を受けずに生活してきたが、この状態が長く続いたら相談するつもりだ」と打ち明けた。
関西圏の大学で構成する「大学スポーツコンソーシアムKANSAI」の実態調査によると、回答した大学生約1400人のうち、4月以降にアルバイト収入が減る見通しだと答えた学生は74.8%に上った。親など家族の収入が減少するとした人も55.6%を占める。
学生団体「高等教育無償化プロジェクト」が実施中のアンケート調査では、「アルバイトや実家の収入減で退学を考えているか」との質問に数人が「考えている」と回答した。「自営業の父の収入が8割減った。大学を辞めざるを得ないか不安」などと切実な声が寄せられている。
奨学金問題対策全国会議共同代表の大内裕和中京大教授は「緊急事態宣言で学習塾や飲食店など、学生アルバイトが多い業種に大きな影響が出ている」と指摘。「このままだと学費が払えないまま学籍を失う人が出てくる。大学側は延納や分納など柔軟に対応するべきだ」と訴えた。
無免許の少年がインターネット取引で買った車を運転して事故を起こすなどのトラブルが道内で問題化している。ネット上で個人間売買を行うフリーマーケット(フリマ)アプリの普及で中古車の売買が増える中、年齢や免許の確認が徹底されていないためだ。関係者は「重大事故につながる」と警鐘を鳴らしている。
昨年8月、札幌市手稲区の道路の縁石が壊される当て逃げが発生。札幌手稲署は、無免許の少年=当時(17)=が車検切れのワゴン車を運転し、事故を起こしたと特定した。現場は住宅街だったが、幸い巻き込まれた人はいなかった。
同署は今年2月、道交法違反(無免許運転、当て逃げ)容疑で、少年を書類送検。車をネットのフリマアプリで7万円で購入したという少年は「あと1年で免許が取れたが、待ちきれなかった」と供述した。また同署は、無免許運転の恐れを知りながら車を売ったとして、道交法違反(無免許自動車提供)容疑で、同市北区の会社員の男=同(44)=も書類送検した。
身分証必要なく
道内では、ネットで買った車を無免許の少年が運転して事故を起こすなどのトラブルが2018年以降少なくとも4件発生。道警によると18年10月には、無免許の少年=当時(19)=の車が札幌市南区で橋の欄干に衝突。車は同乗の中3男子=同(15)=がフリマアプリで車検切れの車を8万円で買ったものだった。売り主には「20歳です」とうそを言い、事故前に運転もしていた。中学生は「生年月日の登録が任意だったので購入できた」と話したという。
アプリ運営会社の多くは、免許の有無や年齢の確認を当事者に委ねている。業界大手のメルカリは、車の取引に年齢制限を設けておらず、「利用者が虚偽の年齢を登録しても、見抜くのは難しい」とする。取引ルール見直しを検討しているものの「免許証提示まで求めると、新規利用のハードルが上がってしまう」と慎重姿勢だ。個人間売買のオークションサイト「ヤフオク」は、18歳未満の車購入を禁止しているが、「年齢の証明までは求めていない」(運営会社・ヤフー)。
本人確認徹底を
一方、フリマアプリと同様のサービスをネット掲示板で提供するジモティーは今月から車購入希望者に免許証など身分証明書の登録を義務付けた。大手リサイクルチェーンなどが加盟する日本リユース業協会(東京)の宮崎隆専務理事はフリマアプリなどの運営者側が免許証などの登録を利用者に義務付けることは「プライバシー保護の観点からハードルが高い」としつつも、車など高額品に限って「売り手にも買い手にも本人確認を義務付ける仕組みを設けるべきだ」と訴える。
福岡を拠点とするアイドルグループ・HKT48の元メンバーである谷口愛理容疑者(21)が16日、大麻取締法違反(所持)の疑いで福岡県警に逮捕されたことがわかった。谷口容疑者は「自分の物ではない」と否認しているという。アイドル界では今年に入り、一部メディアの報道から国民的グループ元メンバーが薬物逮捕間際だとネット上でさまざまな憶測が乱れ飛び、名前が取り沙汰された元大物アイドルが全面否定するなどの騒ぎが起きたばかりだ。
1月に取り沙汰された国民的アイドルの黒い噂
マスコミ各社の報道によると谷口容疑者は3月26日午前、福岡市内にある実家マンションの自室で乾燥大麻0・025グラムを所持していた疑い。谷口容疑者は、大麻は半年前に交際していた男が置いていったショルダーバッグの中に入っていたもので、大麻かもしれないと薄々思っていた、などと話しているという。
「今年に入り一部メディアで、国民的アイドルグループの元メンバーが薬物逮捕間際だと報じられ、ネット上でさまざまな噂が乱れ飛んだことがあります。その際、沢尻エリカを超える衝撃といわれ、現在30代で紅白出場経験もあるとされたことから、ネット上では憶測で元モーニング娘。の加護亜依の名前が取り沙汰されたんです。加護と、かつての所属事務所代表がそれぞれ全面的に否定しましたが、かなり大きな騒ぎになりました。谷口容疑者が『大麻かもしれないと思っていた』のであれば、そのときなぜ警察に申し出なかったのか」と話すのは、民放放送局の50代男性プロデューサー。
一部報道によると福岡県警は1月、交際していた男を別の事件で逮捕した際に男の家から大麻を発見、出入りしていた谷口容疑者の実家の家宅捜索に至ったという。
1期生で加入 劇場初公演はバックダンサー
「谷口容疑者は2011年に誕生したHKT48の第1期生として、その年の11月に行われた劇場初公演にも出演しています。ただしこのときは選抜メンバー16名の枠内には入れず、バックダンサーとしての出演でした。その後、翌2012年の公演などで活躍し始めファンの間では期待感も高いメンバーだったのですが、指原莉乃が6月にAKB48から移籍した直後の8月に、数人のメンバーとともに辞退という形でやめてしまったんです。実はこの当時、ネット上などで一部メンバーの素行に関する悪い噂が書き込まれ、ファンの間で心配が広がっている中での突然の脱退だったんです」(スポーツ紙40代男性記者)
ファンが納得しきれないまま姿を消した谷口容疑者だったが、2014年、高校生のときに突如芸能活動を再開。週刊ヤングジャンプの美少女女子高生を決める「制コレアルティメット2014」でグランプリを獲得。DVDを発売するなどし、再びメディアを通して元気な姿を見せたが、それ以降はこれといった活躍もなかった。
本人が否認しているということなので、今後の捜査の進展を見守りたい。
(文:志和浩司)
安倍晋三首相の妻・昭恵氏が、新型コロナウイルスを対象に加えた改正新型インフルエンザ等対策特別措置法が施行された翌日、大分県宇佐市の宇佐神宮などを参拝していたことがわかった。改正特措法施行を受け、首相が記者会見で「警戒を緩めることはできない」と表明した直後だっただけに、ネット上には昭恵氏の行動を疑問視する声も出ている。
【写真】宇佐神宮=2019年11月、大分県宇佐市
昭恵氏は3月15日、宇佐神宮や、その奥宮にあたる大元神社などを訪問。宇佐神宮や地元の登山会によると、昭恵氏は午前8時ごろ、50人ほどのツアー客とともに大元神社を訪問。午前10時半ごろから宇佐神宮に参拝した。案内した登山会の会員によると、参拝時に「特に感染拡大防止の取り組みをしているようには見えなかった」という。
首相は前日の14日、改正特措法施行後の記者会見で、密閉・密集・密接のいわゆる「3密」を避けるなど「自らの身を守る行動を」と呼びかけていた。
ツイッターでは、「危機感がなさすぎる」「首相は止められないのか」「日本国内閣総理大臣の感染リスクを高める意識の欠如に驚く」といった声が上がっている。(小野太郎)
帰宅途中の女性を刃物で脅して金品を奪おうとした上に乱暴したとして、警視庁捜査1課は強盗強制性交容疑で、住所不定、無職、豊嶋秀幸被告(30)=別の10代女性に対する強制性交罪で起訴=を再逮捕した。調べに対し、「強盗目的ではない」と容疑を一部否認している。
再逮捕容疑は3月23日午後8時45分ごろ、東京都板橋区内で、帰宅途中の20代女性をマンション敷地内の植え込みの陰に連れ込み、刃物を突きつけて「カネを出せ。財布を持ってるか」などと脅迫し、乱暴したとしている。
豊嶋容疑者は10代女性を公園に連れ込んで乱暴したとして、捜査1課が同25日に逮捕。20代女性は豊嶋容疑者の逮捕を知り、知人を通じて警視庁に被害を相談していた。
角間惇一郎 NPO法人いいちばみらい代表理事
立憲民主党は、所属議員である高井崇志衆院議員(50)が性風俗関連店舗でサービスを受けていた実態を把握、調査の結果、除名処分を決定したとのこと。
緊急事態宣言後に風俗店、高井議員を立民が除籍処分…幹部「政府追及やりにくく」
また本件の発表に合わせて、Twitterで立憲民主党代表の枝野氏から正式に支持者のみならず社会に向けた謝罪の動画がアップされていますが、同様の見解を述べられております。
本党所属議員の、議員として不適切な行動について、処分を決定しました。 党を代表して皆さんにお詫び申し上げます。
しかしながら、各社報道やSNSに等での反応を見ていると、「コロナショックの最中」や、「緊急事態宣言発令中にも関わらず~」といったもっともらしい言い回しこそされているが、とどのつまり“国会議員が性風俗店に通っていたこと”に対して批判噴出しており、現在のようなコロナショックによる情勢時でなくても、それなりの話題になっていたはずと歴史を見れば推測ができます。
2019年8月7日
当選11回なのに大臣固辞 自民党・逢沢一郎衆院議員「違法風俗」連続撮
2017年9月24日
天理市長に現職が無投票当選 出張めぐり週刊誌報道
疑惑も含めですが、名前を蒸し返してしまった方々には申し訳ないと思いつつ、ニュースバリューがあるからと報道各社が判断し記事として明るみになった件は更に遡ればまだまだ出てきます。また本件も含め、
・公費でサービス代を支払った
・職務中だった
・店は利用したが違法行為は無かった
以上の行為は特に無かったことも共通していています。つまり利用そのものが報道され、批判を生んできた傾向は明らかにあります。
繰り返しますが、『(国会)議員×性風俗店』という事実が報道されれば、どんなタイミングでも批判噴出は避けられず、結果的に謝罪や辞任等の判断を迫られることは明らかです。特にコロナだから特別というわけではないと考えるのが一般的です。
国会議員が性風俗店利用+しかもコロナの最中
と後乗せの理由扱いになっていることは間違いありません。
国民への自粛を求める立場である高井議員が今の時勢でこの行為を取ったことは国民に与える印象は最悪であります。モラル面で問題は大きい。しかし、それ以上に今回の報道姿勢と社会の反応には無自覚な問題(アンコンシャス・バイアス)が内包されており、明らかにそれら問題のほうが根深いと思い今回筆を取りました。
性風俗店、コロナ感染リスクは?
■本当に避けるべきは『三密』
一番リスクが高い所に行き、本会議や委員会に出てリスクを広げた
出典:野党共同会派の舟山康江参院議員(無所属)の批判
このようなコメントを残された議員の方や、
安倍晋三首相が2月中旬以降も企業経営者やマスコミ関係者と会食を続けたとして、「ちょっと異常だ。自粛する考えはあるか」などと批判していた。
出典:立憲、高井衆院議員を除籍 コロナ渦中に「性風俗店」
コロナによる自粛の批判を高井議員がしていた事に触れ、高井議員ご自身の発言と行動が伴っていない(感染しやすい行為をしている)ことを暗に批判するような記事として書かれてるなど、夜の店舗は感染する確率が高いと決めつけたような雰囲気を作り出しています。
しかしながら、実際に性風俗店等、夜の店でのコロナ感染確率が高いとされるエビデンス(証拠)は現時点ではどこにも存在していません。コロナ対策の最前線である各病院内ですら院内感染の事態が明らかになっていない中、平時でさえまったく情報が表に出てこない性風俗店等の夜の店舗の実態は誰にもわかるはずもない中、“一番リスクが高い”などという発言が記事にも使われていますが、このリスクがコロナ感染を指すのであればそれは印象論に過ぎず、性風俗店を利用したからといって感染するかはわからないのです。
今、明確に名指しで避けなければいけないのは、『三密』であることは間違いありません。
3つの密を避けましょう 厚生労働省
しかし、三密が生じやすい環境は性風俗店に限りません。病院内、朝のマスク行列と比較して一番とする根拠はないのです。むしろ感染源となるような言い回しは別のリスクを生む可能性があります。
■日本の性風俗店70%は無店舗型
高井議員が利用された店舗は所謂、『店舗型』に該当する形式です。
歓楽街等に実店舗が存在しており、利用者がそこに通う(入る)という最もイメージしやすいものでしょう。確かにこうした箱型店舗は、
密閉
→店内は閉じた環境になりがち
密接
→接客の作法に密着傾向がある
※ただし1対1が主
密集
→店舗により状況が異なる
以上の環境になりがちです。極端ではないにせよ、三密のリスクは少なからず存在しており、要請の対象になっていることもあり、高井議員が利用された店舗含め自粛を決断される店舗型の性風俗店も少なくはない模様です。
しかしながら、日本には『無店舗型』と呼ばれる性風俗店が存在します。派遣型性風俗店(デリバリーヘルス)とも呼ばれ、1999年4月の改正風営法により誕生し国内の性風俗店の届け出上約70%程がこの形式をとっています。
(無店舗型21421店 /届出総数31925 =67%)
警察白書 生活安全の確保と 犯罪捜査活動
無店舗型の場合、客が電話等で自宅やホテルに呼び出す流れとなっており、三密の傾向は下記の様な傾向があります。
密閉→ホテルや自宅等の環境
密接→1対1の環境
密集→ほぼ無い※待機時間はある
※店舗によってはこの限りではありません
そのためなのか、自粛が始まったタイミングから、緊急事態宣言が発令された後も『無店舗型』の性風俗店は引き続き営業継続をされている模様です。また緊急事態宣言や各自治体の休業要請にも名指しされていません。
「休業要請を受けた業種一覧」の超絶わかりやすいまとめ
■無店舗型風俗店の営業自粛が起こると?
しかしながら、業界の構造を理解している方は社会でも少数派であり、性風俗店そのものがコロナ感染の温床というイメージが先行すると無店舗型の性風俗店も休業をはじめることは避けられなくなるでしょう。
もちろん飲食店などが軒並み自粛している中、『無店舗型』とはいえ、営業を継続していることに対して疑問を抱く方も少なくないかもしれませんが、無店舗型のしくみ上、仮に店舗が自粛休業を行った場合でも所属している女性(キャストさんという)が自身の客と店舗を通さず直接連絡を行うことが予想されます。たとえ禁止行為としていてもです。
実際に東日本大震災のときにも同様の店舗を通さない営業活動を行う方が多く発生する現象が起こりました。残念ながら、店舗があろうとなかろうと、働きたい女性と利用したい客がいる限り普段性風俗店内で行われている経済活動が止まることはないと推測されます。
■自粛でも社会保障でも止められない
話題となった社会保障制度も、自宅待機等、自粛への動機づけとしては現状力不足であることは否めません。
一般的に店舗に雇用されず個人事業主であり、収入証明を持っておらず、住民票の場所が異なるなどの状態にあるキャストさんは少なくありません。キャストの立場にある女性個人が制度を問題なく利用できるかというと疑問符を付けざるを得ません。
コロナ休業補償、風俗関係者も「対象に」と厚労相表明
むしろこの制度は無店舗型風俗店を営業している事業主は利用できるが、書類や立場に課題の多い各キャストが本当利用できるかも現状は不透明です。
(この件はまた別の機会に記事にします)
できてしまう環境にある方々が店舗を通さずに、営業活動を行うことは違法行為になる可能性が高いだけでなく、性暴力、暴行、窃盗、盗撮などのリクスは飛躍的に高まります。また不運にも個人営業中に新型コロナウイルスに感染した場合、客も含め自身がまずいことをしているという自覚から、その感染元を公表することは見込めず、国も病院も感染元を辿れない事態に発展することが予想されます。
派遣型風俗店自粛の最大の社会的リスクは、
感染が拡大することではなく、感染源の特定が困難になることに他なりません。
■派遣型風俗店はどうしていくべきか?
感染の管理という側面から合理的に考えると、女性個人が行動し、感染源を追いかけられない状況を作り出してしまうリスクが有るのなら、そもそも自粛要請を受けていない国内の派遣型性風俗店は営業を継続するほうが望ましいのかもしれません。ただしその代わり下記の対応の徹底的に求められます。(もちろん一案に過ぎません)
・検温と体調管理と報告義務の徹底
在籍キャストだけでなく利用客すべての検温と、事前の体調確認の徹底を行う必要があります。少しでも異常がある場合、個人への自粛だけではく、報告を実施することの同意を予めキャスト客双方から得ておくことが求められます。もちろん秘匿性は可能な限り確保した上で。
・待機室の廃止
先述の通り接客中は密集環境はありませんが、店舗内で待機を行う場合その限りではありません。
元々リモートがしやすいビジネスモデルです。早急に待機場のみ停止をすべきです。
・罹患した方が発生した場合の仲介役になること
性風俗の問題が表に出にくい大きな理由の一つが『身バレ』です。職業的な偏見を受けているため、平時だけでなく有事の際にも自身の立場開示をする方は圧倒的に少数派です。たとえ新型コロナに感染したとしても同様の動きを取るでしょう。だからこそ店舗が仲介役として病院や検査機関等に接続することが重要になってきます。店舗はキャストさんたちが出勤することでその対価を得ています。だからこそ、今の情勢ときこそ身バレに対する壁としての役割が求められます。
自粛の結果個人活動を促してしまうのならば、全国2万店(実働はその半分にも満たないでしょうが)の要請は受けていない無店舗型風俗店が、最低限上記対応の徹底をすることで感染源が特定できなくなることが避けられる環境が作れる可能性はあるのではと考えます。
■結びに
高井崇志衆院議員がこの時勢に店舗型風俗店を利用したことに対してのモラルや感情的な反発が先行しがちですが、流れに乗じて性風俗店は感染の温床なのにといった雰囲気を一般化してしまうと、前述の通り、
性風俗店の70%=派遣型の自粛
↓
キャストさん出勤できない
↓
自宅待機したくても社会保障の壁は高い
↓
キャストの個人営業活動が起きる
↓
万が一コロナ感染がおきても感染源が追えない
といった結果が見えています。
夜の業界を、全力でぶっ叩いたり批判の素材にする風習は今回に限りませんが、今回の世界的感染症に対する対策という観点でのみで見ると、かえって社会的リスクが高まるのではないかと危惧しています。派遣型店舗の営業継続の方がよりマシとした案も、あくまで案に過ぎません。
ただ、何をすることが最適なのかは広い視野で考える必要があります。
「見えないから」
「そういうイメージがあるから」
と無意識に決めつけることの危険性に警鐘を鳴らし筆を置きます。
日本製鉄が、呉市の呉製鉄所を3年後に閉鎖する方針について、地元の商店街などが撤回を求める署名活動をしています。
署名活動をしているのは、呉市にある商店街やホテル、飲食店などが加盟する8つの組合などです。
日本製鉄は、2月、関連会社を合わせておよそ3300人が働く日鉄日新製鋼・呉製鉄所を、2023年9月末までに事実上、閉鎖すると発表しました。
これを受けて呉市は、「地元の雇用や経済に与える影響が大きい」として対策チームを設置しています。しかし、地元の商店街などは、「街に活気を与えたくれた製鉄所の突然の全面休止には納得がいかない」として、先月から再考や撤回を求める署名活動を始めました。
「かなりのお客さんがいらっしゃるので、それだけのお客さんがいなくなると思うと、とても不安です。」(商店街の店主)
「呉市民の気持ちを伝えることで、もっとていねいな説明(がほしい)。この(署名)活動を通して気持ちを伝えていければなと思っています。」(呉中通商店街振興組合 小松慎一理事長)
署名は、インターネットなどを通じて来月末まで集めて、日本製鉄に提出することにしています。
SNSアプリを通じて知り合った当時15歳の女子高校生と愛知県刈谷市のホテルでみだらな行為をしたとして、トヨタ自動車に勤務する23歳の男が逮捕されました。
逮捕されたのはトヨタ自動車の社員・南口雅俊容疑者(23)です。
南口容疑者は去年8月と9月、当時15歳の女子高校生が18歳未満と知りながら刈谷市のホテルでみだらな行為をした疑いが持たれています。
警察によりますと、南口容疑者は去年7月、女子高校生とSNSアプリ「ひま部」を通じて知り合ったということで、去年9月に女子高校生から相談を受けた警察が携帯電話の履歴などを調べていました。
調べに対し、南口容疑者は「18歳未満の女性と性行為をしたことはない」と容疑を否認しています。
28日未明、福岡市西区で、32歳の女が酒気帯び運転の現行犯で逮捕されました。
女の車は男性を引きずっていて、その後、男性は死亡し、警察が詳しい経緯を調べています。
警察によりますと28日午前1時半ごろ、福岡市西区福重の国道で、軽乗用車が男性を引きずって走っているのをパトカーが発見し、停車させました。
引きずられていたのは福岡市南区に住む31歳の会社員の男性で、病院に搬送されましたが、およそ1時間半後に死亡が確認されました。
運転していた女の呼気から、基準値の6倍を超えるアルコールが検出され、警察が酒気帯び運転の現行犯で逮捕しました。
逮捕されたのは自称・福岡市西区徳永のアルバイト・緒方茜容疑者(32)で「ウイスキーを飲んで運転した」と容疑を認めていますが、男性については「気づかなかった」と話しています。
警察は飲酒運転や男性が引きずられていた経緯などを、詳しく調べています。
満開を迎えようという桜、そして笑顔の男女──その中心にいるのは、安倍首相の妻・昭恵夫人だ。森友学園問題をめぐり自殺した近畿財務局職員の手記が報じられ、疑惑が改めて注目される中、渦中の昭恵夫人は私的な“桜を見る会”を楽しんでいた。
3月下旬の都内某所、ライトアップされた桜をバックに肩を寄せ合う13人。その中心に写っているのが昭恵夫人だ。写真を見た、参加者の知人はこう話す。
「この日の参加者は、昭恵さんと以前から交流があった人が中心だそうです。写真で昭恵夫人の隣にいるのは人気モデルの藤井リナさん。藤井さんは2014年にYouTubeで昭恵さんと対談するなど、もともと交友があったようです。他にもアイドルグループ・NEWSの手越祐也さんや音楽プロデューサーなど芸能関係者の姿もありました」
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、小池百合子・東京都知事が花見の宴会などの自粛を要請する中、この写真を世論はどう受け止めるだろうか。
週刊ポスト3月30日(月)発売号では、昭恵夫人および参加した芸能人らへの取材結果などを含めて詳報する。
満開を迎えようという桜、そして笑顔の男女──その中心にいるのは、安倍首相の妻・昭恵夫人だ。森友学園問題をめぐり自殺した近畿財務局職員の手記が報じられ、疑惑が改めて注目される中、渦中の昭恵夫人は私的な“桜を見る会”を楽しんでいた。
3月下旬の都内某所、ライトアップされた桜をバックに肩を寄せ合う13人。その中心に写っているのが昭恵夫人だ。写真を見た、参加者の知人はこう話す。
「この日の参加者は、昭恵さんと以前から交流があった人が中心だそうです。写真で昭恵夫人の隣にいるのは人気モデルの藤井リナさん。藤井さんは2014年にYouTubeで昭恵さんと対談するなど、もともと交友があったようです。他にもアイドルグループ・NEWSの手越祐也さんや音楽プロデューサーなど芸能関係者の姿もありました」
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、小池百合子・東京都知事が花見の宴会などの自粛を要請する中、この写真を世論はどう受け止めるだろうか。
週刊ポスト3月30日(月)発売号では、昭恵夫人および参加した芸能人らへの取材結果などを含めて詳報する。
大阪府で府の庁舎管理課に勤務する60代の男性職員がコロナ・ウイルスに感染していたことが判明し、報道されています。
職場には5日間出勤しましたが、その際にマスクを着けていなかったのだそうです。
ここで大変に問題と思うのは、府知事が不用意な発言をしていることです。
あろうことか、感染していた職員本人に関して「危機管理意識が足りていなかった」と「批判」するような報道がありました。
もしこの発言が本当であるなら、危機管理意識が完全に転倒・欠如しているのは大阪府知事本人と言わねばなりません。
■ 危機管理するのが管理職
このトンデモ発言を、もう少し細かく見てみましょう。
当該の感染者は、庁舎管理課に勤務する60代の男性と報道されています。
この職員は2月下旬に10日間フィリピンを旅行したとのことで、帰国後勤務に戻ったものと思われます。
60代男性職員氏は3月2日月曜日に発熱の症状が出たとのこと。その後5日間出勤したとのことですから3月の2、3、4、5、6日(月曜から金曜)まで、発熱している状態のなか、無理を押して出勤し続けた。
その際「マスクをしていなかった」ということを咎め立てられたわけです。
60代職員氏から見れば子供のような40代前半の若造にすぎない「府知事」が「危機意識が足りない」と、衆愚的なメッセージを発信している。
この周辺には幾重にもわたって大間違いが存在していると言わねばなりません。
まず、60代男性職員と報じられていることから、この男性職員氏は常勤の現役ではなかったことが直ちに察せられます。
念のため、大阪府の「職員の定年等に関する条例」(昭和59年3月28日 条例第三号)http://www.pref.osaka.lg.jp/houbun/reiki/reiki_honbun/k201RG00000269.html? id=j4_k5を確認してみましょう。
大阪府定年に関する条例
(定年による退職)
第二条 職員は、定年に達したときは、定年に達した日以後における最初の三月三十一日(以下「定年退職日」という。)に退職する。
(定年)
第三条 前条の定年(特定地方独立行政法人の職員で規則で定めるものに係るものを除く。)は、年齢六十年とする。ただし、別表に掲げる施設等において医療業務に従事する医師及び歯科医師である職員の定年は、年齢六十五年とする。
(平一七条例九六・平一九条例一九・平二二条例九四・平二八条例一〇八・一部改正)
60代職員という表現を見た時点で、今年定年を迎える60歳ちょうどの人でない限り、この職員氏が非常勤である可能性を第一に考えるべきでしょう。
仮に60歳であれば、長年勤めあげた定年直前のベテランであるだろうし、もし60歳を過ぎていたのなら、時間給で勤務する非常勤スタッフさんとして、やはり大事にして差し上げねばならない被用者です。
2月に10日にわたってフィリピン旅行というスケジュールから考えて、長年勤め上げた最後の3月というよりは、非常勤雇用で無理ない範囲で働いている人と考える方が自然かもしれませんが、ここでは憶測は控えるようにします。
何にしろ間違いないことは、この職員氏は決して、この職場に責任をもつ「管理職」ではないということです。
熱が出ても、無理して出勤して仕事を全うするというのは、一つは職場への責任意識でしょう。また、働かないと収入がないという非常勤職員としての当然のリアクションと考えることも可能です。
いずれにしても、こういうスタッフを管理・監督するのは、その現場に責任を持つ、より職階が上の人間で、府の職員であるのなら、本質的には府知事こそが、危機意識をもってケアすべきです。
期せずしてコロナに感染したスタッフに対しては「それは大変なことでした。どうかゆっくりお休みください」と労をねぎらってこそ、上司というべきものでしょう。
責任が自分にあるという自覚がない時点で、このクビ長は自分が責任ある立場にある「公務員」であるという意識が完全に欠如している。
失格だと思います。
でも、履歴を調べてみると、これは無理ないことと分かります。1975年生まれ、九州大学法学部に学んで98年司法試験合格、2000年、24、25歳で初めて社会に出たのは熊谷慎太郎弁護士の事務所とありました。
法務大臣の森まさこ氏に公務の意識がかけらもないことを指摘した前のコラムと同様、大阪府知事の意識は「町弁」感覚といえそうです。
武富士訴訟で武富士側の弁護を担当するなど、ごくごく普通の意味で「町弁」の事務所に勤務。30歳で独立。
顧客であった「やしきたかじん」の勧めで政界に進んだといったキャリアから、公人として公務のルールを守る「初任者研修的な意識」はどこでも叩き込まれることがなかったと察せられます。
20代前半で司法試験通過、どこに行っても「先生先生」と鼻たれ小僧時代から持ち上げられた可能性があり、そういう履歴で鼻持ちならないケーススタディはすぐさま2ダースほど思い浮かびますが、これも別論といたしましょう。
30代半ばで大阪市議会議員、30代末で野党選出の衆院議員、1年腰かけの途中で大阪市長に鞍替え・・・ある意味典型的なケースと言えるでしょう。
公務員として勤め上げる、地道で我慢強いプロフェッショナルの意識は希薄で、「攻撃こそ命」的な野党議員、さらには「震災後、検事が一番に逃げ出した」などと発言するのと同様の、検察を基本、刑事法廷で対決する相手と思っているような「町弁感覚」・・・。
これで「危機意識」の何のという脊髄反射的な発言が、全くもって首長の器ではないと指摘せざるを得ません。
「権力の座にあるものが、感染した人本人を糾弾する」という構図、これは中世ヨーロッパを席捲した「黒死病」の宗教裁判を彷彿させる、人類史的にみても最低最悪の部類に属する、低見識と言わねばなりません。
大阪府はここで、どのようなケアをするべきであったか?
まともな見識のある、公務員として器のある管理職なら、何をするべきか?
・・・フィリピン旅行から帰って来た、休み明けの非常勤職員がいるとしましょう。その部署の上長であるなら、あるいはもっと上の職階であるならなおさら、自分の監督下にそのような職員がいないか、まず把握に努めること。
そのような人がいるなら、健康状態の把握を優先すること。
すでに高熱を発していたわけで、それを見逃していたのは、はっきりいって府職員の健康状態を把握できていなかった大阪府側管理職の「危機意識の欠如」によるものであること。
その間、この(多分非常勤の)職員の方が、マスクをしていなかったことを咎め立てるなどとんでもないことです。
39度、40度などという高熱が出ているなら、息苦しいのが当たり前で、本来ならベッドで休んでいるべき人が、手取りが減るからと無理を押して出勤しているのです。
息苦しいからマスクをしていなかったからといって、それを「危機意識が不足」などとは、どこまで弱者に対するいたわりの想像力が欠如した、いかれぽんちのトンデモ上司であることか、と一喝するのが妥当でしょう。
問題外、と言わねばなりません。
「管理」するのは「管理職」側であって、被用者しかも自分で好き好んで感染したわけではない、生真面目に出勤してきた高齢の職員に、そのような「叱責」ともとれる発言など、およそ器のある人間がすることではありません。
よく胸に手をあてて考えるべきでしょう。冷水を浴びるとよいかもしれません。
■ 改善を要する「ウイルス・リテラシー」
この60代職員氏、2日から6日まで無理を押して勤務ののち、土曜日の3月7日から体調が著しく悪化したのでしょう。
9日以降は休みを取り、詳細は報道されていませんが、3月14日、土曜日の時点で新型コロナウイルスのPCR検査で陽性と判明したそうです。
3月9日以降、医療機関の診察を受け、検査が必要と判断され、結果が出るのに時間を要し、ウイークデーでは収まらず週末になってようやく分かった。
職場に報告されたのは週明けの3月16日月曜(以降)のことと思われますが、公務員管理職としての意識が全く欠如した野党議員か民事法廷弁護士のような「意見」として、「危機管理意識が足りていなかった。症状が出た後に出勤する。それが数日間にわたってやっているということは問題だと思う」という、自身の責任を全く意識しない、脊髄反射的なコメントが出ているという状況と見えます。
愚かなトップを上に頂く役所は、大変苦労します。
大臣その他が素人丸出しの答弁でアドリブ連発、その帳尻を合わせるため、そこそこアタマの回る幹部がウソにウソを重ね、生真面目な現場に250%のしわ寄せ、とどのつまりで自ら命を絶つひとまで出たケースなど、枚挙に暇がない。
「症状が出た後に出勤する。それが数日間にわたってやっているということ」など、何も「問題」にできるわけがありません。働かなかったら、手取りがないのかもしれないのだから・・・。
大阪府は同じ職場の4人に対し、多分16日に判明して以降と思いますが、ようやく自宅待機を指示した、と報道されています。
遅いでしょう、危機管理意識が低い管理職のシステムだったから、こんなことになっている。それを、とうの末端に責任転嫁など、言語道断と言わねばなりません。
管理職が、自らの管理監督責任をどっかにほったらかして、最前線の職員に「危機管理意識」など責任転嫁していることの方が、よほど重篤な「問題」であると指摘する必要があります。
■ 「黒死病化」するコロナ感染風評被害
中世欧州の黒死病は、原因が分かりませんでしたから、教会で開かれた宗教裁判では、政教分離されていない領主(いま風に言えば知事ですね)でもある高位聖職者が、「お前の病気は、自分自身の宗教的な罪に対する神の罰である」として、あろうことか患者を糾弾したり、キリスト教ではイエス・キリストを殺害した民族とされているユダヤ人が「毒を撒いている」などと、「風評被害」が出回って、何の罪もないユダヤ人の街が襲われて虐殺が起きたり、とんでもない歴史が縷々存在しています。
そうした歴史を何も学ばない、実に不見識な現状を報道で目にしているように思います。
折しも、公務員の鑑のような勤務態度で30数年勤め上げたはずの赤木俊夫さんが、オオヤケの意識などかけらほどもない「上部」の無法によって、「犯罪者」として仕立て上げられるべく、改竄の実行犯として事件に巻き込まれ、正義を貫いて憤死するという、あり得ない「手記」が世に問われたタイミングにあたります。
小さなことのように見えて、公務に自己の責任意識が欠如した事例は、これを看過すべきとは思われません。
その都度、虫ピンで止めるように、ダメ出しするのが筋道と思います。
賢慮が必要不可欠な局面と言わざる得ません。
(つづく)
伊東 乾
大阪府は14日、新型コロナウイルスへの感染が確認された兵庫県内に住む60代の男性が、府庁の職員と分かったと明らかにしました。職員は来庁者と直接、接するような業務はしていないため、庁舎を閉鎖する予定はないということです。
大阪府によりますと14日、新型コロナウイルスへの感染が確認されたと兵庫県が発表した三田市の60代の男性は、府庁で働く職員で定年退職後に再雇用され、庁舎内の空調設備などの保守や管理を担当しているということです。
先月下旬にフィリピンを旅行したあと、今月2日に熱やせきなどの症状が出ましたが、11日までは出勤を続け、14日、感染が分かりました。
この職員は、症状が出たあともマスクを着用せずに大阪市中央区にある府庁の別館の執務室で勤務をしていて、府は同じ執務室で勤務していた4人の職員に自宅待機を指示し、これまでのところ体調が悪くなっている人はいないということです。
また執務室のほか、この職員が庁舎内で立ち寄った場所を消毒することにしています。
感染が確認された職員は、ほかの部署の職員や来庁者と直接接するような業務はなく、庁舎を閉鎖する予定はないとしています。
大阪市立小学校5年の女子児童(11)が昨年9月に自殺し「学校で死ねって言われた。自分死んだって誰も悲しまない」などといじめ被害をうかがわせるメモを残していたことが12日、分かった。両親は同日、市内で記者会見し「学校はきちんと向き合って調査してほしい」と真相究明を求めた。
新潟の高3自殺、いじめ認定 県教委第三者委が報告書
両親によると、女児は昨年9月24日に学校を欠席。同日午後、自宅マンションの高層階から飛び降りて亡くなった。母親(42)はこの日の朝、勉強机に置かれたメモに気付き、内容を学級担任に知らせていた。女児の死後、メモは身に着けていた衣類のポケットから見つかった。
知り合いの小学2年生の女児(8)にそれぞれ乱暴したとして、大阪府警捜査1課は20日、強制性交容疑で、いずれも大阪府和泉市鶴山台の建設作業員、向井勇生(ゆうき)容疑者(25)と、兄の亮太容疑者(25)を逮捕した。2人は双子で、勇生容疑者は容疑を認め、亮太容疑者は「はっきりと覚えていないが、やったのかもしれない」と供述している。
勇生容疑者の逮捕容疑は、昨年7月、交際していた女性(27)の大阪府内の自宅で、女性の長女で小学2年の女児の目をタオルで隠し、乱暴したとしている。亮太容疑者の逮捕容疑は、同年4月、同府内の集合住宅と駐輪場で、2回にわたり同じ女児に乱暴したとしている。
同課によると、女児は亮太容疑者とも知り合いだった。両容疑者は、互いの女児への乱暴は知らず、それぞれ1人で女児を襲ったとみられ、府警は当時の詳しい状況について捜査している。女児が昨年11月、女性に両容疑者からの被害を明かして事件が発覚したという。
逮捕された男と殺害された女性は会社の同僚でした。三重県川越町で同僚の女性を川に突き落として殺害したとして、42歳の男が逮捕されました。2人の間に一体、何があったのでしょうか。
遺体が見つかったのは、伊勢湾に面した川越火力発電所のすぐ目の前でした。
(リポート)
「火力発電所の作業員が、あちらの河口の辺りで人が浮いているのを発見しました」
2月8日午前11時ごろ、三重県川越町の員弁川の河口付近で、人が浮いているのを火力発電所の作業員が見つけました。
遺体で見つかったのは、桑名市の会社員・宇田仁美さん(29)。警察によりますと宇田さんは仰向けで上下服を着た状態でした。死因は溺死とみられ、体には骨折している部位もあったということです。さらに…。
(リポート)
「遺体が見つかった河口付近から、およそ3キロのこちらの川の堤防で、宇田さんの車が見つかったということです」
軽乗用車が見つかったのは河口からおよそ3キロ上流の町屋大橋近くの堤防。宇田さんの父親から警察に行方不明届が出されていて、警察が捜索していました。
宇田さんの車の目撃者:
「3日か4日前になります。ピンクか紫系のような感じ(の車)ですよね。運転席のところにぬいぐるみのようなものが1つあって、後ろの座席には毛布のようなものがありましたもんで、若い女の方が乗ってたんかなという感じの車ですよね」
そして宇田さんが遺体で見つかった2日後の10日正午前、1人の男が三重県警四日市北署に出頭してきました。
<加藤容疑者の供述>
「宇田さんを川に突き落とした」
殺人の疑いで逮捕されたのは朝日町の会社員・加藤淳也容疑者(42)。
警察によりますと、2月7日ごろ、宇田さんを川に突き落とし、溺れて死亡させた疑いが持たれています。突き落とした現場は車が見つかった周辺とみられ、河口まで流されたとみられています。
そして容疑者と被害者にはある接点が…。
(リポート)
「2人はこの長島観光開発で働いていて、宇田さんはあちらの予約センターで働いていました」
2人は桑名市のナガシマリゾートを運営する「長島観光開発」の同僚で、宇田さんは予約センターの受付を担当。加藤容疑者はホテルの料理人でした。
加藤容疑者の同僚男性:
「労働安全で組合みたいなのやっているんやけど、それで一緒になるもんで話はよくする。話ぶりは真面目やし、淳也って(みんなから)好かれとるみたいやし。でもちょっと前から元気なかったはなかったんよ。なんかそんな気がしたんすわ」
別の同僚男性:
「それなりに長い間勤務していますんで、20年近く。子供が大好きで、良いパパをしているはずなんですが」
また、加藤容疑者の近所の人は…
加藤容疑者の近所の女性:
「奥さんと子供2人仲良くやってますし、うちとも交流がありますので。そういうの(トラブル)はないと思いますね」
同・近所の男性:
「喋ったこともあるんですけど、結構明るく気さくに話してくれる方で、ホントにいつも普段から笑ってるような感じで。そんなことするような人じゃないと思うんですけどね」
さらに地元のイベントではこんな姿も…。
同・近所の女性:
「向陽台の祭りで、チャーハンかなんか作ってくれたりとかして。料理人が作るチャーハンみたいな感じで、売り出したことが1回あったので。社交的というか、そんな感じがあるんですけど」
一方、宇田さんを知る人は…。
宇田さんの近所の人:
「勉強がよくできる子やで。あの子は奈良の女子大行ってな。明るい子やでな、あの子がそんな巻き添えになるとは思えへんけどな」
同・別の近所の人:
「今日は車がなくなっているから、(宇田)仁美さんが行ったんやなとか、それぐらいしか」
2人の間にどんなトラブルがあったのでしょうか…。会社は「亡くなった女性社員のご冥福をお祈りします。社員が逮捕されたことについては誠に遺憾に思います。正直なところ驚いています」とコメントしています。
<加藤容疑者の供述>
「宇田さんの車に乗って一緒に堤防に行った。宇田さんを突き落とした」
調べに対し、容疑を認めている加藤容疑者。警察は犯行の経緯や動機などを詳しく調べています。
60年近くともされ続けた高炉の火が消える――。長く呉市の経済を支えてきた日鉄日新製鋼呉製鉄所は、2021年度に全2基の高炉を止め、23年度には閉鎖される見通しとなった。「まさか仕事場がなくなるとは」。あまりの衝撃に、地元は息をのんだ。
7日午後、呉製鉄所。どんよりとした寒空の下、仕事を終えた人たちが足早に門から出てきた。
「高校を卒業してからずっとですから、寂しいですね」。18歳で日新製鋼(当時)に就職し、定年後も協力会社の従業員として製鉄所に通い続ける60代の男性は嘆いた。「私らは年金でどうにかなるかもしれないけど、若い人たちは……」
運輸系の子会社に勤め、3年前に呉市近郊に持ち家を新築したばかりという40代の男性は、帰りのバス停に向かう途中で足を止め、こぼした。「独り身じゃないですしね。赴任先次第では退職も考えんと。家に帰って家族と相談します」
製鉄所の閉鎖は、製鉄所や子会社の社員に加え、「協力会社」と呼ばれる下請け企業の従業員の雇用も直撃する。
合わせて約3300人が働くのは、基幹の製鋼工程にとどまらない。鉄鉱石や石炭を貨物船から揚げる港湾荷役、それらを運ぶ運輸業、プラント設備の更新を担う建設業――。飲食業や事務機器リースなど出入り業者を含めれば、関連企業は呉市と周辺に網の目のように広がる。
取引先まで含めると、影響はさらに甚大だ。
帝国データバンク広島支店によると、日鉄日新製鋼などグループ6社との取引企業は県内に117社。全体の従業員数は約1万8千人に上る。同支店は「非正規雇用者を含めると、さらに多い」と指摘する。
首長たちは衝撃を隠せない。
「大変残念に思っている」。呉市の新原芳明市長は日本製鉄の発表を受け、硬い表情で取材に応じた。この日午前、日鉄日新製鋼の柳川欽也社長と呉市内で面会したという。呉製鉄所とその子会社の社員については雇用を確保するとの説明を受けた。協力会社への対応についても「できるだけのことはする」との言及があったという。
「事前に情報提供もなく、決定事項として発表したのは遺憾」。県庁で取材に応じた湯崎英彦知事は、不信感をあらわにした。湯崎知事も柳川社長と面会し、呉市と同様の説明を受けたが、「簡単に理解できるものではない」と答えたという。
【プロはこう見る 経済ニュースの核心】
源流は呉海軍工廠の製鋼部とされている。国内鉄鋼最大手、日本製鉄が傘下の呉製鉄所(広島)の全2高炉を休止する方針を固めた。将来は鋼板製造ラインなども含めた製鉄所自体の全面閉鎖も検討するという。
呉製鉄所は日鉄が4月に吸収合併する予定の全額出資子会社、日鉄日新製鋼(旧日新製鋼)が運営する。2019年3月期の粗鋼生産量は273万トン。自動車向けの高機能鋼板などが主力製品だ。
日鉄が製鉄所の閉鎖も視野に全高炉の休止に踏み切るのは内需が縮小しているうえ、安価な中国鋼材に押され、アジア向けなどの輸出も振るわないためだ。19年の国内粗鋼生産量は前年比4・8%減の9928万トンと5年連続減少し、リーマン・ショック直後の09年以来10年ぶりの1億トン割れ。鋼材輸出も同7・5%減の3379万トンと6年連続のマイナスで、設備の過剰感は「日増しに高まっている」(業界筋)とされている。
■整備過剰感は否めず…
これに対応して日鉄ではすでに旧住友金属工業の小倉製鉄所(福岡)の高炉1基(粗鋼年産能力118万トン)を21年3月末で閉鎖することを決定。4月には今の国内16製鉄所・製造所体制を「九州」「瀬戸内」など6製鉄所体制に組織再編する方針も打ち出しているが、こうした施策だけでは設備過剰の解消には不十分と判断したもようだ。
呉製鉄所には現在、約1000人が勤務。関連企業や協力会社を含めると所内で約3300人が働いているとされている。仮に全面閉鎖となればこれら一連の雇用に「悪影響が出るのは必至」(広島財界関係者)で、地元では動揺と衝撃が広がっているという。
もっとも業界関係者の間では「呉製鉄所を廃棄しても日鉄グループが抱えている生産能力はなお過剰」との見方が少なくない。このため「水面下では次の製鉄所閉鎖に向けた検討が着々と進んでいる」との噂もしきり。ターゲットとして取り沙汰されているのは、1901年に官営で誕生して以来の歴史を持つ八幡製鉄所(高炉1基=粗鋼年産能力360万トン)で、実施されれば北九州地区から高炉の火が完全に消えることになる。
(重道武司/経済ジャーナリスト)
「まさか」「事実であれば早過ぎる」。日鉄日新製鋼呉製鉄所(呉市)の現在2基ある高炉の休止検討と、将来的な製鉄所の閉鎖の可能性が伝えられた30日、市内の関係者には動揺が広がった。関連、協力会社を含めて約3300人いる従業員の雇用は、市経済の将来は―。関係機関は31日以降、緊急の対策会議を決めるなど対応に追われた。
【地図】呉港の一角を占める日鉄日新製鋼呉製鉄所
「2基とも止まるなんてうわさもなかった」。製鉄所から退社する協力会社の男性従業員(55)は声を失った。協力会社の男性契約社員(60)も「40年勤めてきた。どうなるのか」と不安を募らせていた。呉製鉄所は地元経済に幅広い裾野の関連業者を持ち、従業員や地域にとって今回の方針が事実なら大きな波紋を広げる。
日鉄日新製鋼は昨年12月、第2高炉をことし2月中旬に一時休止すると発表したばかり。4月には、親会社の日本製鉄に吸収合併され、「瀬戸内製鉄所」に位置付けられる予定となっている。
多くの関係者は、昨年8月に起きた製鉄所内の工場火災が背景にあるのではないかとみる。製鉄所の社員(51)は「(操業を停滞させている)火災がなければ、今すぐ、という話にはならなかったはずだ」と嘆く。
協力会社の幹部は「考えたくない最悪のパターン。事実なら日新以外での収益力を高めていくしかない」と危機感を語った。
関係者は全力で対応に当たる考えを強調する。金融機関幹部は「時期的なことなどがまだ分からないので、情報収集を急ぐ」、別の金融機関幹部も「地域へのダメージを緩和できるよう万全の備えをしていく」とし、それぞれ31日以降、緊急会議を開くなどする。呉商工会議所の神津善三朗会頭は「方針が本当なら、協力企業、地元経済への影響を最小限にとどめてほしい」と話した。
無免許で車を運転した上、歩行者をはねてそのまま逃げたとして、兵庫県警尼崎南署は29日、自動車運転処罰法違反(無免許過失運転致傷)とひき逃げの疑いで、尼崎市の建築業の男(69)を逮捕した。
【写真】酒気帯び?レーサー レース直前にパトカーと“一戦”
尼崎南署によると、男は調べに対し「一度も免許を取ったことはない。無免許だから逃げた」などと容疑を認めている。男は過去にも複数回、無免許運転で摘発されているという。
逮捕容疑は28日午前7時40分ごろ、同市昭和通8の国道2号交差点で、無免許で軽ワゴン車を運転した上、横断歩道を渡っていたアルバイト男性(29)をはね、救護せずに走り去った疑い。男性は背中の骨を折る重傷を負った。
アズールにみる小規模業者のリスク
戸建て建築工事のアズールは2019年12月、横浜地裁より破産手続き開始決定を受けた。当初は代表が1人で切り盛りする住宅用鋼板の板金工事からスタートし、その後に事業を拡大した。きっかけは、得意先の工務店部長を務めるA氏からの誘いだった。13年1月期から本格的に住宅建築事業を開始し、A氏はアズールの経営に参画した。
「居酒屋」倒産、まだまだ増える理由
赤字、債務超過が続いたが、横浜近郊の戸建住宅の新築工事を手がけるようになると、順調に受注を獲得し14年11月期には年売上高約4億5800万円まで伸ばした。しかしこの間、原材料高騰に加え、下請け受注による低採算に苦しんだ。
破産後の代表者の陳述書によれば、ここで損益の足を引っ張ったのが、A氏による接待交際費だったという。業績が伸び始めた13年1月期ごろから徐々に増えていたが、代表が調べたところ「横領」の疑われる不正な取引が複数判明。15年には弁護士を交えて話し合う中で、A氏本人も当時の不正を認めたといい(A氏側は否定)、数カ月後に会社を去った。
その後、以前から知り合いだったB氏に外注で営業等を任せる新体制を採った。B氏の提案を受け入れる形で多額の設備投資を実施したものの、売り上げは増えるどころか受注件数は減り、請負代金も低下、追加工事の発注ミスも起きた。
17年6月頃には、B氏に依頼していた業務の請負代金が過大請求であることも発覚。ただでさえ、一向に上がらない損益の足をさらに引っ張った。度重なる不祥事が取引先にも漏れ伝わり、受注減に拍車がかかるなか、19年末に自己破産に追い込まれた。
外部から招聘(しょうへい)した幹部に不正の疑いが浮上し、その後任として営業面を任せた協力者による不正も発覚。経営体力に乏しい小規模業者にとっては一つの不祥事ですら自社の屋台骨を揺るがしかねない。まして二つ以上であれば、なおさらだろう。
帝国データバンク情報部
滋賀県野洲市にある倒壊寸前で危険な廃墟マンションの問題。以前、MBSが取材していましたが、市はついに行政代執行に踏み切り、解体作業が始まりました。
怖い、危ない、健康心配…倒壊寸前「廃墟マンション」
滋賀県野洲市にあるマンション「美和コーポ」。40年以上前に分譲用として建てられた鉄骨3階建てのマンションですが、10年ほど前から空き家となっていました。
2018年6月に起きた大阪北部を震源とする地震や、その3か月後に関西に直撃した台風21号の影響で、階段や外壁が崩落し、近隣の住民は不安な日々を送っていました。
「怖いです、一番怖い。台風の時は酷かったよ。飛んで来たよトタンが。野洲の恥。」(近くに住む人 去年4月)
しかし、このマンションをすぐには解体できない理由がありました。マンションの所有区分は9つありますが、それぞれの所有者はすでに死亡したり、遠くに引っ越したりしています。うち1つは会社が所有していますが、倒産していて連絡が取れない状態だったのです。市は連絡の取れる所有者らに対し、2019年9月までに解体するよう勧告・命令していましたが、進展はみられませんでした。
ついに行政代執行 アスベスト除去してから解体作業
そして…。
「マンションの屋上に設置されている水槽が撤去されていきます。」(記者リポート)
2020年1月25日、市は倒壊する恐れがあるなどとして、ついに行政代執行に踏み切り、解体作業が始まりました。
「やっとすっきりするなと思った。」(近くに住む人)
「早く解体して欲しいと前から願っていた。公園にでもしてくれたらいいのになって言っています。」(近くに住む人)
「まだまだ危険な作業が伴いますので、近隣にも迷惑がかからない、あるいは危険が及ばないような形で、安全第一で速やかに解体を進めていきたい。」(野洲市 山仲善彰市長)
マンション全体に覆いをして、アスベストを除去してから解体作業をするということで、2020年3月末までに工事は終えたいとしています。解体にかかる費用は約1億円。一旦、市が負担した後、所有者に請求しますが、回収の見込みは立っていないということです。
その女性は、地元の名家に嫁に来た。誰もが羨む結婚で、その時代の女性に「最期まで義親の面倒を見ること」は疑う余地もなかった。家族は「村いちばんの嫁」と自慢した。だが、日本の地方に残る美しくも残酷な家族の因習の果てに、ある夜、彼女は義父母と夫に手をかけた──『つけびの村 噂が5人を殺したのか?』(晶文社)の著者でもあるジャーナリスト・高橋ユキ氏による渾身の現地ルポ。(敬称略)
* * *
福井地検は2月下旬まで、岸本政子容疑者(71才)に刑事責任能力を問えるかどうかの精神鑑定を行うという。
あの夜、政子は自ら大量の睡眠薬をのんで自殺を図った。決して楽な死に方ではなく、のたうち回るような苦しい死の迎え方である。それでも、政子は瀕死の状態で見つかった時、すでに布団の中で冷たくなっていた夫の手を離すことなく、しっかりと握り続けていた。
立派な日本家屋の2階の寝室。この家に嫁いで、何十年と「長男の嫁」として生きてきた。思いやりのある家族の中で、義父母を最期まで看取ることは、当然のことだと思っていた──。
福井県敦賀市の北端にそびえる高速増殖原型炉「もんじゅ」。計画当初は“夢の原子炉”として期待されたが、ナトリウム漏れ事故などにより、2016年に廃炉が決定した。そこから南西に車で20分。畑と家屋が点在する長閑な集落の南端に、事件の舞台となった一軒家はある。
庭の木々はきちんと整えられており、掃除も行きとどいている。玄関の引き戸には、誰が訪問したかがわかるようにという取り決めか、親族の名前が書かれたシールが何枚も貼られていた。突然に家主を失った家を、定期的に訪れて守っているのだろうか。
昨年11月17日未明、その家の中から、太喜雄(当時70才)とその両親である芳雄(同93才)、志のぶ(同95才)が遺体で見つかった。死因はいずれも頸部圧迫による窒息死。同居していた太喜雄の妻、政子の犯行だった。
「反省してま~す」の“腰パン”騒動から約10年。元五輪代表のプロスノーボーダー・國母和宏被告(31)が、再びお騒がせだ。
アメリカから大麻をワックス状にした製品を密輸したとして、大麻取締法違反と関税法違反の罪で起訴された國母。ダークスーツに濃紺のネクタイ姿、トレードマークのひげは残したままで、1月8日、東京地裁の初公判に臨んだ。
國母は起訴内容を「間違いありません」と認めたものの、大麻を使い始めたのは「14歳のころ」と告白。「大麻に関わることがすべて違法なこととは思わない」などと持論を展開し、入手ルートに関しては「黙秘します」と即答した。
司法担当記者が振り返る。
「さすがにチャラチャラしていなかったが、発言や口ぶりは自己を正当化するニュアンスもあった。被告人質問はなぜか実績のアピールに時間が割かれ、一流アスリートなら酌量されると思っているかのようでした」
法廷では、事件の経緯よりもスノーボーダーとしての経歴を中心に証言。弁護人に問われ、「ハーフパイプとバックカントリーの両方で、一番レベルの高いところで両立してやれているのは世界にも(自分以外は)いません」「アメリカでは自分の名前は売れている」と誇示してみせた。
事件のことは主に検察官や裁判官に尋ねられ、「(活動拠点のアメリカでは)大麻がコミュニケーションのひとつだった」「依存していたのかもしれない」と回答。妻にはやめるように注意されていたが、海外で続けていたと話した。
日本の大麻取り締まりは「ポツダム宣言に違反する」!?
さらに裁判官に今後は大麻を使用しないか念押しされると「うーん、勉強して……。(大麻は)繊維として利用したり、オイルも抽出できる。違法なことはしません」と口ごもった。
どことなくかみ合わない感じなのは弁護人も同様だった。大麻の有益性を示す論文や記事を証拠として提出し、日本の大麻の取り締まりは「ポツダム宣言に違反する」などと説明。最後に「(國母は)トップクラスの活動を続け、イチローと同じく国民栄誉賞級の人物」とし、「世界では大麻合法化の動きもある。早期の社会復帰を」と訴えて、傍聴席を唖然とさせた。
ただ國母の説明通りなら、五輪に初出場したトリノ大会の前から大麻を使用していたことになる。検察側は淡々と「反省の態度は希薄で再犯の可能性が高い」として懲役3年を求刑した。
國母は最終意見陳述で、「たくさんの方に迷惑をかけて」と言い、続けて語尾は伸ばさず「反省しています」と裁判官に小さく頭を下げた。判決は1月28日に言い渡される。
「週刊文春」編集部/週刊文春 2020年1月23日号
19年11月に第三者より申し立てられた破産に対抗して民事再生を申請、今後は裁判所の判断に委ねられる
(株)ハーモニー(TDB企業コード:080124286、資本金4900万円、北海道函館市東山町144-52、登記面=函館市柏木町15-2、代表早川拓人氏)は、債権者である金融機関より函館地裁へ破産を申し立てられ、11月29日に保全管理命令を受けていたが、これに対抗する形で1月14日に函館地裁へ民事再生法の適用を申請した。
申請代理人は細川健夫弁護士(東京都千代田区丸の内2-4-1、加藤・西田・長谷川法律事務所、電話03-3201-1301)。今後の手続きに関しては裁判所の判断に委ねられることになる。
当社は、1992年(平成4年)10月に関係会社の(医社)善智寿会が運営する内科診療所の仕入部門を分社化する形で設立された。2004年以降、老人福祉事業を手がけるようになり、函館市東山町と同市石川町および2018年6月からは同市日吉町を加えた3拠点において有料老人ホームやデイサービス、ショートステイ、高齢者専用賃貸住宅の運営を手がけていた。東山町において介護付き有料老人ホーム「ベーネ函館和楽」のほか、当施設内の「デイサービスセンターベーネ函館」にてデイサービス業務を、「短期入所生活介護ベーネ函館」にてショートステイ業務を行い、石川町においては、住宅型有料老人ホーム「ベーネ函館悠楽」のほか、敷地内にて介護付き有料老人ホーム「カーサ石川」、サービス付き高齢者専用賃貸住宅などの運営を行っていた。
また、2018年6月からは新たに日吉町における福祉コミュニティエリア「コンテ日吉」内にて、サービス付き高齢者向け住宅「アルバ(29室)」および「コリーナ(29室)」の2施設、またグループホーム「ベラルーナ(18室)」の運営をスタートさせ、この間の2018年4月期には年収入高約8億8700万円を計上していた。
しかし、同福祉コミュニティエリア工事の不備などによる開業の遅れに加え、設立時の理事長が2018年5月に突如辞任したことなどから対外信用は悪化、スタッフの採用も思うように進まないなど、不安定な運営が続いていた。
こうしたなか、今年4月には関係先である(医社)善智寿会が事業を停止(8月破産)、9月には社会福祉法人函館みらい会が民事再生法の適用を申請、当社の動向も注目されるなか、債権者である金融機関より破産を申し立てられていた。
負債は約30億4500万円(うち、金融債務約27億5200万円)。
名古屋市天白区の名城大の研究室で男性准教授(40)がはさみで刺され負傷した事件で、殺人未遂容疑で逮捕された同区の理工学部3年野原康佑容疑者(22)が事件前、准教授に「リポートを出さなくても単位がほしい」と頼んでいたことが13日、捜査関係者への取材で分かった。
捜査関係者によると、野原容疑者は富山県出身で、両親から仕送りを受けていた。「単位を落とすと留年の可能性があり、お金がもったいない」と供述。愛知県警は単位を巡る事情が動機につながったとみて、詳しい経緯を調べている。
野原容疑者が准教授の講義で、依頼しているのを他の学生が聞いていた。
河崎 環
ジャンルが何であれ、見た者が沈黙せざるをえないほど非凡な輝きを放つ女たちがいる。「キラキラ女子」や「スーパー両立母」のような、化粧をした女性観はもういらない。水面下で必死に水掻きを続ける努力や、周囲が感嘆しあきれる集中力。一見華麗な女たちのバックストーリーを描き出す、河崎環の連載第6回。(文中敬称略)
20年前、日本のビジネスマンは誰も私の話を聞かず
京都には、実は日本の一流化粧品会社がこぞってOEM(相手先ブランドによる生産)供給を依頼する小さな製薬会社がある。「マイクロニードル」と呼ばれる経皮吸収分野の最先端技術を惜しみなく使った美容シートの研究開発を行う、コスメディ製薬(本社・京都市南区)だ。
2019年夏、販売数ナンバーワンを独走する美容誌で「マイクロニードル」化粧品特集が行われた。マイクロニードルとは、ヒアルロン酸を数百ミクロンの超微細な針状に結晶化したもの。均一で正確な大きさ、高さ、角度に形成されたマイクロニードルが高密度な剣山のようにずらりと並ぶパッチを肌に貼ることで、肌の水分でマイクロニードルが溶け、角質層にヒアルロン酸が浸透して肌をふっくらとさせ、小じわを目立たなくする効果に優れている。
美容誌の特集を見開きで飾った各社のマイクロニードル化粧品は、なんとほぼすべてコスメディ製薬のOEM製品だったというから驚きだ。追随する外国製品や他社製品との比較でも、群を抜く品質の高さが見て取れる。
また、マイクロニードルには美容を超えた用途も期待されている。注射針を必要とせず安全に皮膚から吸収させる特性を生かし、乳幼児に心理的プレッシャーを与えることなく予防接種などを行える。自己投与も可能で、医療費の削減にも大きな効果がある。輸送・保管に便利という特徴もあり、感染症のパンデミックが発生した地域などへ大量のマイクロニードルワクチンを送り込むことも容易だ。
美容・医薬業界で大きな注目を集め、大成功を収めているマイクロニードル化粧品だが、特筆すべきは、その研究開発を牽引してきたのが、京都薬科大学出身の中国人女性研究者であるということだろう。
薬学博士、権英淑(ケン・エイシュク)55歳。大学院修了後に元積水化学の工学博士・神山文男と共同起業したコスメディ製薬株式会社の取締役であり、同社の薬学・DDS(ドラッグデリバリーシステム)事業分野を担当、製品の広報役も務める。
権は、コスメディ製薬を起業した2001年頃の記憶をたどりながら、日本在住25年の流暢な日本語でこう話す。
「日本の医薬業界は完全な男性社会でしたから、これでやっていけるだろうかという不安はありました。
私は外国人で女性。プレゼンや打ち合わせをするときも、真っ黒なスーツ姿の日本人男性がずらりと並ぶ前でお話をするのですが、同僚の男性を連れていくと、皆さんまず男性のほうと話を始めるんです。
でも彼に決定権はなく、決定権は私にありますから、しゃべるうちに私のほうを向く。はじめは私をアシスタントだと思って話もしなかった男性部長さんなどが『よくそんなに知識がありますね』と驚くのです」
中国人、そして女性。日本的な商習慣にならって名刺を出してあいさつすると「私がボスであると知ったときに皆さんが浮かべる、がっかりした表情にも慣れましたよ(笑)。でも仕事の話になると、皆さんの顔が変わります」。
女性が「競争」に参加しない日本
権は中国東北部出身。父は税理士、母は県の管理職の家庭に生まれ、4人兄妹の末娘としてのびのびと自由な環境で育った。当時の中国は、大学の合格率は数%という大学進学が超難関の時代であったが、大学進学を目指し、志望大学に合格する。父と同じ税務か医療系に進もうと漠然と考えていた中で、自分の適性や性格に合った薬学の道に進むことを決めた。
当時の中国は経済改革の機運が高まっており、ビジネスを志す者は上海や香港を目指し、勉学や研究を目指す者も海外に目を向けていた。そんな中、権は「外の世界を見たい」「海外で勉強してみたい」という思いから留学を決意。
欧米よりも日本のほうが自分に合っていると考え、日本で留学先を探した。当時から経皮吸収に関心があり、経皮吸収を学べる大学を探していたところ、DDSの権威である教授がいる京都薬科大学のことを知った。
起業することになったのは、ひょんなきっかけだ。京都薬科大学で大学院を修了し、研究を続けていたときに、積水化学を退職した神山文男(現・コスメディ製薬代表取締役社長)が同じ研究室に入り、イギリスの製薬会社のコンサルタントを始めた。大学院を修了していた権は、ほかの学生よりも年長で英語も話せることから神山のサポートをすることになった。
それまでの大学内での研究と違い、コンサルタントの仕事は、企業からの具体的な課題を受けて、それを解決することがミッション。さまざまな課題が持ち込まれるが、それぞれの解決法を考えるのは楽しかった。
アメリカの大学へ留学が決まっていたが、それまでに半年の待期期間があり、改めてイギリスの製薬会社へのコンサルティングで経験したビジネスの面白さに気づき、留学を中止。神山とともにコンサルタントとして起業することに決めた。以来、主に機械・工学分野を担当する神山と、薬学・DDS分野を担当する権の二人三脚で会社を成長させてきた。
そんな権から見ると、日本には「見えない壁」があるという。
「イギリスの医薬界は半分が女性で、女性がワイワイ意見を述べる文化。中国も女性の人材がたくさんいて、政府などでは女性は少ないけれど、家庭でも会社でも女性の立場が強いのです」
日本では第一印象として、表に出てくる女性が少ない、そして女性に任される仕事が少なくて不利だと感じた、と権は話す。「中国では、学生時代も社会に出てからも、自分が女性だから不利になるというのは、あまり感じなかったことでした。仕事を始めたら、能力主義なので自分が女性であるとはとくに感じません。リーダーにも女性が多いです」。
中国でも、男女が完全に平等な機会を与えられているとは必ずしも言いがたい。大学はすべて国立で、人気のある学科や研究室にはまず男性のほうが入りやすい。就職にも男女の採用差別はあり、就職後も、結婚出産のある女性が男性とまったく同じタイミングで出世するのはまだ難しい。そんな環境で、なぜ女性が不利であるとは感じないビジネス環境が成立するのか。
レディファースト、“女性枠”の存在
「それはレディファースト、“女性枠”があるからです。人民大会(筆者注:全国人民代表大会。中国の一院制議会であり、国家の最高権力機関および立法機関である)でも、共産党員や無所属、知識層、少数民族など比例して“枠”があるように、チャンスがつかめればその“枠”に入ることができて登用される。でも日本では、名目上は賃金差別などがなくても、女性であることを理由にした見えない壁を感じます」
民主主義社会では“枠”という発想に慎重な議論も必要と思われるが、あまりに人口規模の大きい中国社会では“枠”の中でさえ席をめぐっての競争が激しく、その競争は能力主義で、しかも女性に開放されているということなのだろう。
「日本でも美容系や製薬系など、ケミカル分野での女性の数は20年前に比べて増えました。でも事業展開のときに、見えない壁が出てくるんです」
権の言う“日本社会の壁”とは、中国のように実力さえあれば必ず登用される“枠”さえなく、そもそも女性やマイノリティーを公正に競争に参加させない社会の暗黙の了解や無言の圧力、つまり「オープンな全面競争に参加すらさせない、見えない壁」と理解すれば納得がいく。
「中国ではとにかく自分が努力しないと認められないですから、女性は男性以上に2倍の努力と勇気を持って、社会で競争しなければいけません。仕事をしながら家庭のことをする時間も、自分で捻出する努力が必要で、それは自分自身が覚悟してすること。不公平と思ったことはないですね」
欧米の女性とはまた違う観点、価値観で日本社会における「女性の壁」を語る権。その姿勢は日本人の目に新鮮に映る。もしかすると、日本には「女性をオープンな全面競争に暗に参加させない壁」もあるが、その産物なのかどうなのか、「“女性が”オープンな全面競争に参加しようとしない壁」もあるかもしれない。
「私は中国人の中ではおとなしいほうだったので、自分なりに日本が合うのではないかと留学先に選んで来てみました。でもいざ日本に来てみると、おとなしい性格の私でも違和感を持ちました。イギリスでも女性だからどうこうというのはありませんね。例えば日本ではなぜ“女性の医師”と呼んだりするのか、それも不思議です。医師は医師です」
エリート中国人母の視点から見た日本の教育
1986年に大学を卒業した権は、「中国はこの30年で変わりました」と記憶をたどる。「私が学生だったころ、女子学生が男性と付き合うのは禁止で、私は大学時代も化粧をしたことがなく、ジーパンも禁止されていたような時代でした。今の若い人は、昔とまったく変わりましたね」。
その変化は、結婚に対する価値観へ顕著に表れているそうだ。かつての中国では、結婚や出産について女性が日本ほどあまり大っぴらに話さない社会だったという。権は、大学で同級生だった夫とそのまま結婚して子どもをもうけた。「母が、大学では勉強に専念しなさい、1年目はまじめに勉強だけで、2年目以降にいい人がいたら……と、そこははっきり言わないのです。そういう時代でした」。
現代の中国では、結婚年齢に達した子どもたちはみな1人っ子政策世代。子どもよりも親が「子どもを結婚させなければ」と2~3倍のプレッシャーを感じており、30歳を越しても結婚していなかったら親同士でお見合いをし、それから子どもにプッシュするのだという。
「中国社会では30歳という年齢の持つ意味が大きく、26~27歳など、相対的に日本より結婚や出産は早めです。それでも今の中国では結婚がオープンになってきて、子どもたちは親の押し付けに反抗します。とくに日本などの国外で勉強して、一人暮らしの楽しさを知ってしまうと、結婚願望は薄れるものです」
中国の若者にも晩婚傾向が見られるようになったということのようだが、女性のキャリアと結婚出産という点では、日本社会と中国社会には明らかな違いがある、と権は指摘する。
「中国と日本の社会が違うのは、若い女性が子どもを産むと親や祖母が全力でサポートして、その女性が仕事を続けて稼ぎ続けるようにすることです。大学や研究所にも保育所があり、女性は出産してからも仕事するのが当たり前。母親もそうでしたし、自分もそうですし、中国の女性はそういう感覚で生きています」
中国では幼少の頃から男女を分けるような特別教育はいっさいないのだと、権は話す。「多くの女性が誰よりも前を走りたいと思っています。子どもの頃から、人間は競争社会で競争能力をつけねばならないと教えられるからです。中国では優秀者は必ず表彰されて、トップを支持する社会ですから、全員に勝ちたい気持ちが湧いてくる教育なのですよ」。
中国人母として、日本で子育てをした権。5歳のときに日本へ連れてきた娘は、いま日本の私立薬科大学の6年生となった。
「娘を育てながら日本の教育を見て、日本は幸せだなと思いました。誰も勝ちたくない。中国は保育園から競争ですよ(笑)。ダンスの発表会なども上手な子だけを10人選ぶからと言われて、クラスの中で競争です。運動会にしても、運動神経に優れて選ばれた代表しか出ないんです。日本のような全員参加の学校行事はない。中国では生まれてからずっと競争社会なので、それを苦痛とは思わないのですよね」
激しい競争社会の弊害も
もちろん、あまりに激しい競争社会の弊害もある。競争に勝てない子どもの親は心配をし、全面的に支援する一方で、大学でも自殺件数が増えているという。「エリートの中の競争ですから、心のバランスが崩れるのですよね。中国は親の責任が重たいです。家を買ってあげるのも、教育も、結婚も、親の責任。共産主義の中で社会の落伍者にならないために、中国は一生懸命育てなければならない」。
権が日本の子育てを通して最も驚いたのは、先生の発する「普通です」という言葉で親がみな安心することだった。「日本では、普通です、問題ないです、というのがいちばんの褒め言葉ですよね。普通に健康だったらそんなに心配ないでしょう。それはのびのびと成長する環境としてはいいのですが、大きな戦いのときにどう子どものモチベーションを上げるか、責任を感じます」。
娘が日本へやってきたばかりの頃、権の両親が中国の祖父母らしく孫娘の教育を支援してくれたそうだ。祖父が電話でしっかりやっているかと聞くと、幼い娘は「日本では保育園で勉強なんかしないよ、これで大丈夫?」と答えて、みんなで笑ってしまったという。
日本の教育にだんだん慣れていった娘は、権の目から見ると「楽しいことばかりで幸せだなと。小学校に入って、40点や50点を取っても大丈夫、なんて感覚にはさすがに危機感を覚えて、小4で日本の塾に行かせました。日本と違って、競争に勝たねばいけない中国の子どもは頭の中が悩みやプレッシャーでもっといっぱいです」。
美容需要ばかりか、今後の医薬業界への大きな飛躍、さらには医療費削減の秘策としても貢献が期待されるマイクロニードル。その日本における高度技術の製品化のカギを握る権は、25年間住む日本にこんな懸念も持っている。
「今でこそ日本はアジアのリーダーですが、国土も狭く、諸外国が技術力を身に付けてどんどん上がってくる。日本は何で生きるのか? 競争社会ではない日本は平和主義すぎて、一人ひとりは力があるけれど、国家間の競争に残っていけるだろうか、国力を維持できるだろうかと思っています。
子ども時代から将来に向けてどうするのか、考える必要があるでしょう。競争はなくても理想や目標を持って、メンタルを強くし、応用力を育てる教育が欲しいですね
米国から大麻を密輸したとして大麻取締法違反などの罪で起訴された元五輪代表のプロスノーボーダー、国母和宏被告(31)の初公判が8日、東京地裁で開かれ、検察側は懲役3年を求刑した。
【写真】国母被告 保釈時はグラサン&髭&キャップで”超ワル”
国母被告は、パーマをあてた短めの髪に、黒のスーツ、黒のネクタイを着用。アゴと鼻の下のひげを伸ばしていた。左手薬指に指輪をはめ、袖からタトゥーをのぞかせたいでたちで現れた。
名前を聞かれて「国母和宏です」。職業を問われて「スノーボーダーです」と返答。「起訴事実に間違いありません」と認めた。検察側から「奧さんから『あなたは大麻に依存している、やめてほしい』と言われていた」と指摘されて、「妻から言われるたびに、やめるとは言っていました。ただ日本ではやめて海外に行くと、やっていました」と明かした。
さらに、「自分が犯罪者になることで家族が犯罪者の家族になるとわかっていてもやめられなかった。そういう面では依存していたのかもしれない」と話した。
裁判官から大麻を始めた時期を聞かれると「14歳頃から。北米で。日本で違法なのはわかっていた」。いつから日本に持ち込んだかを問われて、「10代前半から」と答え、吸い始めたきっかけを「アメリカに行って英語が分からず、大麻を一緒に吸うことがコミュニケーションになると思った」と説明した。
裁判官に対して「今後違法なことはしないつもり」と話したが、今後の大麻との関わりを問われて「大麻と関わることがすべて違法なこととは思えない」と話す。さらに、一切やめるのかという問いには、少し考えて「うーん、いろいろ勉強して…」と話すにとどまった。その上で、「ご迷惑をかけて深く反省しています。本当に申し訳ないと思っています」と謝罪した。
国母被告は2006年トリノ、10年バンクーバーと、2大会連続で冬季五輪に出場。バンクーバー大会では、選手団の公式ウエアのズボンを下げて履く「腰パン」を問題視され、直後の会見では「チッ、うるせーな」「反省してま~す」などの発言で物議を醸した。
競技の第一線を退いてからは米国に拠点を移し、大自然を滑走して映像を残す仕事に活躍の場を移した。昨年は世界的なスノーボード専門誌が選ぶ年間最優秀作品賞を受賞し、最優秀男子ライダーに選ばれた。
起訴状によると、一昨年12月に知人の男と共謀し、米国から大麻製品約57グラムを隠した国際スピード郵便を都内へ発送、同31日に成田空港に到着させて密輸したとしている。関東信越厚生局麻薬取締部が11月6日に逮捕した。12月3日には保釈保証金300万円を納付して保釈された。
カニ漁で活気づく京都府京丹後市丹後町の間人漁港で今季、現役大学生の船長が誕生した。立命館大理工学部4年の新田翔平さん(24)。春に急逝した大叔父の後を継ぎ、漁師の道に飛び込んだ。大学で卒業論文を仕上げながら、日々かじを握っている。
■幼少時から手伝い 助言受け、日々経験
船長となったのは海運丸。祖父の佐々木新一郎さん(78)が船主で、府漁協の丹後支所に所属する。祖父の弟の繁さんが船長を30年ほど務めてきたが、今年5月に胃がんで71歳で亡くなった。体調が急変した3月に新一郎さんから打診があり、新田さんが「ほぼ二つ返事」で船長となることを決意したという。
新田さんは城陽市で生まれ育ったが、幼少の頃から長期休みには母の実家に帰省し、祖父らを手伝ったり船に乗ったりしていたという。4月には船舶免許を取得し、5月に祖父の元に移住。6月から週に2、3回ほど大学のない日に船の操縦を練習し始めた。
船長としてのデビューは9月の底引き網漁の解禁。11月にはブランド「間人ガニ」で知られるズワイガニ漁も始まった。日によって異なる風や波、網を落とす位置、網を船で引くスピードなど想像以上に奥が深いという。
大学は卒論を残すのみで、毎週月曜日に琵琶湖草津キャンパスまで片道2時間半かけて車で通う。最大1泊2日の漁を朝に終えてから大学に向かったこともあるという。
20~60代の5人の船員や他の船長から助言をもらいながら経験を積む日々といい、新田さんは「船員の生活がかかっているのでプレッシャーがある。他の船長さんと同じくらいの漁ができるように早くなりたい」と話す。
そんな新田さんの姿を、祖父の新一郎さんは「船長は全責任を負う。漁を続けながら責任の重さをだんだんと感じてくるもの。でも、まずは事故を起こさないように安全にやってほしい」と温かく見守っている。
ジャーナリストの伊藤詩織さんが、元TBS記者のジャーナリスト・山口敬之さんから性暴力被害にあったという訴えに対し、12月18日の東京地裁判決は、山口さんが合意のないまま性行為に及んだと認定した。
山口さん側が控訴したが、伊藤さんは控訴審で新たに、ホテルの部屋に入る二人の姿を最後に見たドアマンの証言を提出する予定だという。
一体どうしてこんな重要な証拠が、今になって出てきたのだろうか。これには、捜査機関の「ブラックボックス」問題が関係している。
●不起訴事件の証拠開示「ブラックボックス」
伊藤さんは検察審査会で「不起訴相当」と議決され、2017年9月28日に民事訴訟を提起した。民事訴訟では、請求する側が請求の根拠となる主張と証拠を集めなければならない。
被害者は事件が不起訴となった場合、記録の開示請求ができる。伊藤さんも検察審査会に申し立てする前に開示請求を行い、著書『Black Box』では「不起訴にしては多くの証拠を出してもらえた」と記している。
代理人の西廣陽子弁護士によると、防犯カメラの解析結果、DNA対比結果、当日の衣類などの写真報告書、ホテル客室の宿泊記録や開錠記録などが開示され、民事訴訟で証拠として提出したという。
一方で、防犯カメラ映像や供述調書などは「あるはず」の記録だが、開示されなかった。防犯カメラ映像は、裁判所を介して提出された。
これらに加えて、請求で開示されず、伊藤さん側が存在することも知らなかった記録もある。それが冒頭で触れたドアマンの証言だ。
民事訴訟は2019年10月7日、全ての審理が終了し結審した。その報道を受け、新たに、事件の起こったホテルのドアマンから、伊藤さんの支援団体を通じて連絡があった。そのドアマンは、警察から調書も取られていたという。伊藤さんはいう。
「(調書を取り)ドアマンは捜査員から『これでいける』と言われていたが、それから何も連絡がなかった。裁判になったら、裁判所から呼ばれるんじゃないかと思っていたそうです。自分の調書が隠されてしまったのではないかと思い、支援団体のほうに連絡をくださったんですね。その方が、私たちを見た最後の人だったんです」
代理人の村田智子弁護士も18日の会見で「不起訴になったときに刑事記録の謄写をしたが、その中には(ドアマンの調書が)含まれてなかったので、私たちのほうは(検察審査会でドアマンの調書が使われたかどうか)分からないんです」と話す。
そもそも捜査権限のない一般人が証拠を集めようとしても限界がある。著書『Black Box』によれば、伊藤さんは検察審査会への申し立てにあたり、ホテルに対して陳述書を作成したいとお願いしたが、受け入れられなかった。
不起訴事件で被害者が証拠を開示しても、全てが開示されるわけではなかった。このあたりのさじ加減は「ブラックボックス」だ。
●検察審査会の文書は黒塗り
伊藤さんが感じた「ブラックボックス」はこれだけではない。検察審査会では、そもそもどのような証拠をもとに審査がなされたのか。議決以外の情報がなかった。
伊藤さんが問い合わせたところ、出て来た文書は黒塗りだったという。伊藤さんは「なんのためにやったんだろうと思った」と吐露する。
「どんな証拠や証言が採用されたのか、何を見て判断するのか全くわからない。私も証人として呼ばれなかった。不起訴相当の議決以外の情報がない。不透明な部分があるからこそ、なかなか解決できないのではないか」
検察審査会法では、すでに議決があったときは、同じ事件について更に審査の申立をすることはできない規定があるため、一度「不起訴相当」と議決された伊藤さんは、この民事裁判の結果をもってしても、再び審査の申し立てをすることはできない。
今後は検察官が再び事件に着手しない限り、刑事事件化されることはない。
一度しかチャンスのない検察審査会でどのような審理がなされたのかわからず、民事訴訟を起こそうと不起訴事件記録の開示請求をしても、一部しか出てこない。刑事事件化を諦めた被害者にとって、あまりに酷な対応ばかりだ。被害者が納得できるよう、判断の根拠を説明すべきではないか。伊藤詩織さんの事件は、日本の捜査機関の「ブラックボックス」問題を浮き彫りにした。
弁護士ドットコムニュース編集部
第二次世界大戦が終わって、70年あまり。広島と長崎に投下された原爆。東京や福岡での大規模な空襲。そして、敗戦後の大陸からの引き揚げ――。それぞれの日本人が異なる場所で体験した「忘れ得ぬ記憶」は、戦争体験者の心の奥底に今もこびりつき、いびつなわだちとなって固まっている。
【画像】うさぎの島が地図から消えた…
アメリカ兵捕虜の生体解剖に関わった医師、極秘の堕胎施設で働いていた看護師、中国大陸で使用する毒ガスを砲弾に詰めていた男性、アメリカまで飛ばす風船爆弾を作っていた女生徒……。彼、彼女たちは、確かな罪の手触りを感じながら人生を歩んできた。
その証言にある“消えない真実”から見えてくるのは、日本における「被害の歴史」、そして「加害の歴史」だ。
前編では、広島県にあった毒ガス工場、福岡県にあった堕胎施設をめぐる“消された記録”を追う。
広島県の大久野島に残る、戦争での“加害”の歴史
瀬戸内海に浮かぶ、広島県の大久野島。この島を訪れる観光客は、年間36万人。島には、外国人の姿も目立つ。観光客の目当ては、およそ700羽ものウサギだ。
この島にはかつて、日本軍が作った極秘の軍事施設があった。1929年、日本軍はこの島の住民を強制的に排除し、毒ガス工場「陸軍忠海兵器製造所」を作った。
兵器としての毒ガスの使用は、1925年に締結した国際条約「ジュネーブ議定書」で禁止されていた。しかしここでは、6600トンもの毒ガスが、密かに作られたのだ。
製造に関わった労働者は5000人。戦後、ほとんどの労働者が、皮膚や呼吸器の異常に苦しんだ。
島の歴史を研究している山内正之さんもまた、被害者を親族に持つ人物だ。大久野島で働いていた義理の父は、慢性気管支炎で喉をやられ、何度も入院を余儀なくされたという。
ウサギは、毒ガスの殺傷能力を確かめる実験動物として島に持ち込まれた。約200匹のウサギが檻に入れて飼われていた。
「ウサギの肌は人間の肌と似ているから、毛を剃って、毒を塗りつけて、ウサギの肌がどのように染まっていくのかを見て、死んでいく様子を観察していたと聞いています」(山内さん)
大久野島は、軍の機密保持のために地図からも姿を消した。1931年に発行された地図では島の位置がはっきりと示されていたが、その後、中国での戦闘が激しさを増すと、島の存在自体が隠されたのだ。
毒ガスは、北九州小倉市にある軍の兵器工場に送られた。そこでは毒ガスを防弾に詰める作業が行われていたという。
小倉の兵器工場で3年間働いたという植野茂美さんは、当時のことを「毒ガスが出たらラッパが鳴るから、風上に逃げろと言われていたんですよ」と振り返る。それでも、何度も毒ガスを吸い込んだ。
植野さんは今も月に1度、定期健診を受けている。同様の患者を診ている担当医師は、「冬場になると、風邪をこじらして気管支炎が長引くんです。肺がんにかかる確率は、4~5倍と言われています」と説明した。
植野さんの体には、確かに戦争の被害が刻まれているのだ。診察室から出てきた植野さんは、ぼそりと「まだ戦争は終わらないみたいだな」とつぶやいた。
小倉で完成した毒ガス兵器は、主に中国大陸で使われた。中国では、戦後も日本軍が捨てた毒ガス弾によって多くの死傷者が出た。
「日本は、アジアへの侵略戦争で毒ガスを使ってたくさんの被害者を出したことを改めて知ることになりました。戦争被害のあった土地として知られている自分の育った地元にも、加害の歴史があると改めて知ったんです」(山内さん)
極秘で行われていた引き揚げ女性の中絶手術
戦争では、軍人だけでなく女性と子どもも大きな痛みと苦しみを背負わされた。
1931年の満州事変以降、日本はアジアの国や地域を統治下におき、勢力を拡大。民間人も、農地を拡大する開拓団となって満州などに移住した。
そして、敗戦。海外に取り残された日本人の数は、軍人、民間人を合わせると660万人だったという。彼ら、彼女たちは皆、逃げるように祖国を目指した。
しかし終戦の直前。ソ連が占領した旧満州や朝鮮北部からの引き揚げは、他の地域と比べて大幅に遅れた。
国内最大級の引き上げ援護港だった博多港には、139万人もの日本人が帰ってきた。
福岡県筑紫野市にある高齢者施設の駐車場。ここはかつて、国が極秘で作った堕胎施設「二日市保養所」があった場所だ。日本に引き揚げる途中、外国人の兵士などに強姦されて妊娠した約700人の女性が、ここで中絶の手術を受けた。
2015年に亡くなった村石雅子さんは、看護師として二日市保養所で働いた女性だ。当時、18歳。最期まで、手術室での女性たちの姿を忘れることはなかった。
「あの頃、痛み止めとか注射がなかったんですね。でも手術中、誰も『痛い』と言わなかった。ただ、呻き声をあげているだけなんです。ちぎれるぐらい、唇をかみしめて……」(村石さん)
海外で終戦を迎えた人たちにとって、祖国にたどり着くまでの道のりは苦難の連続だった。
当時、朝鮮で暮らしていた女性は、現地では日本人女性の暴行や略奪が繰り返されていたと明かす。「朝鮮の人が、ここには娘がいるとロシア兵に教えて。そうしたら、ロシア兵たちがトラックで来るんですよ」。
ある日の夜、この女性の自宅にもソ連兵が入ってきた。
「家に入ってきて、ガサガサと探すんです。その音が聞こえるんですよ。その時は本当に生きた心地がしませんでした。私たちはただもひたすらうつ伏せになって、ロシア兵が帰っていくのをじっと待っていました」
この女性は、間一髪のところで難を逃れた。しかし、「わざと汚い格好をしていたりしても、辱めを受けて妊娠している女性がたくさんいらしたんです」。
引き上げの歴史を研究する釜山日本文化研究所の高杉志緒さんは、隠された歴史の背景を語る。
「戦後混乱期の時代は、戦前の法律がそのまま適用されていました。今で言う『中絶』をすることは、申告した者も治療した者も堕胎罪に当たってしまったのです」
さらに被害者本人を責める空気もあったという。日本には、「恥の文化」があった。自らの良心が痛むかどうかを価値基準とする「罪の文化」と違い、「恥の文化」で基準となるのは世間体や外聞といった他者の視線だ。
罪の文化のうえでは、罪に問われるのは暴行した側だろう。しかし、恥の文化にあっては、辱めを受けた女性が『恥ずべきもの』として扱われた。
「そのため、彼女たちは『レイプをされた』ではなく『陵辱された』と表現され、何もしていないのに『恥』だと責められてしまったのです」(高杉さん)
生まれてはいけない子どもたち、その母親たち
日本に引き上げる船の中で、女性だけに配られていた文書がある。
そこには、こう書かれている。
「暴力と脅迫により身を傷つけられたり、またはそのため身体に異常を感じつつある方は、博多の近く二日市の武蔵温泉に設備した診療所へ収容し、健全なる身体として故郷にご送還誤するようにしていますから、臆せず恐れずご心配なく直ちに船医の元までお申し出ください」
人工中絶が法律で認められたのは、終戦の3年後になってからのこと。国は、二日市保養所での堕胎手術を極秘で行わせていた。医師や看護師は、秘密を漏らさぬよう口止めされていた。
18歳で看護婦として勤務していた村石さんに、医師はつらい処置を命じた。
「長い産みの苦しみを経て、赤ちゃんがオギャッと声を上げて出てきたら、母体はホッと安心して、お乳も張ってくる。でも『それを彼女たちに味わわせるのは酷じゃないの』って言われて」(村石さん)
生まれる子どもは、「生んではいけない子ども」だった。だから医師は、「母親の気持ちを芽生えさせてはならない」と話したのだ。村石さんはその意味を理解し、命令に従った。
「『声を聞かせないんだよ』って言われていたから、私が立ち会った時、とっさに首を絞めたんです。赤い髪の大きなよく太った女の子でした。それから改めてメスを刺し直して、首を絞めたんです……」(村石さん)
「仕方がなかったですよね。『お母さんのためだからね、ごめんね』って心で言っていました。あの子たちには罪がないんですよね。お母さんにだって罪がない」(村石さん)
胎児の遺体は、二日市保養所の木の根元に埋められた。
その後、村石さんは結婚し、3人の子どもに恵まれた。しかし、保養所のことは家族にも話さなかった。固く閉ざしていた口を開いたのは 戦後60年以上が経ってからのこと。
「戦争というのは、女と子どもが一番被害を受けるんだよね。そして、戦争を起こすのは男だと思っている」
60年以上経っても、心の隅にはわだかまりが残っている。しかし、それが仕方のないことだったという思いもある。
「「仕方なかったよね」って、みんな言わないんです。でも、私だけは言う。『戦争はこんなに辛いんだ』ってことを言わないと、伝わらないからね」(村石さん)
村石さんは、2015年に亡くなった。
二日市保養所のあった高齢者施設の駐車場では、毎年、慰霊祭が行われている。小さなお堂に収められているのは、胸元に赤ちゃんを抱く水子地蔵だ。
手術に関わった医師や看護師は次々とこの世を去り、当事者の参加はゼロとなった。一方で、歴史を知り、参列してくる人たちもいる。
「戦争で亡くなった方は英霊という形でお祀りしてもらえるけれど、亡くなった女性や子どもはそういった機会が与えられていない。弱い立場ですよね。女性や子どもたちの思いは、弔われずにずっと続いているような気がするんです」(ある参列者の女性)
別の女性は、亡くなった女性たち、子どもたちのことを思い、いてもたってもいられずに参列しにきたのだという。
「もともとは生まれてくる生命だったのにと思うと、申し訳ない気持ちしかないです。女性たちは、自分が望んでいない妊娠にもかかわらず、つらい思いをしたはず。どんな扱いをされ、どんな風に言われたか、想像がつきますよね。」
誰にも知られず奪われた命があれば、やむをえず命を奪ってしまった人がいる。戦争が残した傷跡は、人々の心身に深く刻まれ、いつまでも癒えずに残り続ける。
後編では、アメリカまで飛ばすための風船爆弾を作っていた工場、そして大分県に墜落したB29のアメリカ兵捕虜をめぐる歴史を追う。
「週刊文春」に掲載されたライター・田村栄治氏の記事により明るみに出たフォトジャーナリスト・広河隆一氏のセクハラ、パワハラ問題。12月27日、検証委員会の報告書が自身が発行人を務めていた「DAYS JAPAN」のウェブサイトで公開された。報告書は、広河氏による性被害やセクハラ、パワハラが多数あったことを認定。検証委員会に寄せられた証言に基づき、報告書にまとめられたセクハラ被害(2004-2017年)は以下の通り。
【写真】広河氏“性暴力問題”の写真を全部見る
・性交の強要 3人
・性交には至らない性的身体的接触 2人
・裸の写真の撮影 4人
・言葉によるセクシャルハラスメント(性的関係に誘われる等)7人
・環境型セクシャルハラスメント(AVを社員が見える場所に置く)1人
また、報告書では広河氏のパワハラ行為についても分析している。
広河氏の実像を報じた「週刊文春」の記事 を受け、新たに寄せられた女性の告発を報じた2019年2月7日号の記事を再編集の上、公開する。なお、記事中の年齢や日付、肩書き等は掲載時のまま。
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2018年末、発売と同時に大きな反響を呼んだ広河氏への女性7人の告発。「セックス要求」「ヌード撮影」などの被害を読んだある女性から、新たな告発が寄せられた。そこには、前回記事よりもさらに苛烈な、女性を「性の玩具」として扱う、おぞましい実態があった。(文・田村栄治)
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「涙が出ました、やっと救われます」。フォトジャーナリスト広河隆一氏(75)の性暴力を告発する本誌記事(1月3日・10日号)を読んだ首都圏の主婦から、そんな言葉で始まる被害証言が編集部に寄せられた。「墓場まで持っていくつもりでした」という彼女の口から語られたのは、人権尊重を掲げてきた写真家の行為とは想像しにくい、おぞましい性暴力の実態だった。
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「あの人は私を2週間毎晩レイプした」広河隆一“性暴力”被害女性が涙の告発
広河氏
前回記事にも増して衝撃的な悪質さ
“人権派”ジャーナリストとして国内外で知られ、報道写真誌「DAYS JAPAN(デイズジャパン)」(以下DAYS)を15年間発行してきた広河隆一氏。彼が立場を利用し、DAYSのスタッフやボランティアの女性たち7人に性暴力・セクハラを働いていたことを、私は本誌1月3日・10日号で報じた。
これを受け広河氏は、「私の向き合い方が不実であったため、このように傷つけることになった方々に対して、心からお詫びいたします」とのコメントを発表。DAYSを発行する会社と、福島の子どもたちの保養に取り組むNPOの役職を解かれたと述べた。
性加害者としての実像を暴かれ、すでに社会的地位や名誉を失墜した人物に追い打ちをかけるような報道は、妥当なのか――。今回の記事を書くにあたり、私にはためらいもあった。
だが、翔子さん(30代・仮名)が証言した広河氏の性暴力は、前回記事にも増して衝撃的な悪質さだった。人権尊重を唱える人物が他人の尊厳をどれほど見下せるのか。その「振り幅」を知らせることは、性暴力について社会の理解を深めるのに役立つと考えた。
広河氏が自らの性暴力を矮小化するのを放っておいてはいけないという思いもある。
前回記事が出た後、広河氏は「傷つけたという認識に欠けていた」(本人コメント)、「『加害者意識』を持っていなかった、持てなかったことに問題の本質がある」(毎日新聞への回答)などと説明している。しかし、彼の性暴力の凶悪さを知れば、そんな取り繕うような言葉で片付けられることではないと理解していただけるはずだ。
一人でも多くの被害者の声を伝えることで、誤解や軽視されがちな被害者の苦しみに、思いを致す人が増えるだろうという判断もあった。それが、性暴力やセクハラを減らすことにつながると私は信じている。被害者が体験を語り、加害者の責任を問うことが「癒し」に有効とされることも、今回の執筆を後押しした。
この先、性暴力に敏感な読者は注意して読み進めていただきたい。被害者の身元や被害の時期、場所などはあえて詳述していない。
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「俺の女にならないか。妻とはセックスレスだ」
ジャーナリストに憧れていた翔子さん(当時20代前半)が広河氏と出会ったのは、2000年代後半の秋だった。大学で女性差別をテーマにした集会があり、広河氏が講演した。終了後、広河氏から声をかけられ、京王線・明大前の広河氏の個人事務所で、作品整理などのアルバイトをすることになった。
事務所に通い出してすぐ、新宿駅西口のヨドバシカメラに一緒に行くよう広河氏に言われた。取材機器を買った後、近くの居酒屋に誘われた。飲食を終え席を立つ間際、広河氏から目を合わされずに、こう言われたという。
「俺の女にならないか。妻とはセックスレスだ。俺の女になると、報道人生うまくやっていけるぞ」
は? という態度を翔子さんが見せると、広河氏は不機嫌そうに店を出たという。
冬が近づいたころ、広河氏から海外取材に同行してほしいと言われた。ジャーナリズムにも国際情勢にも疎い自分がなぜと思ったが、日本人に馴染みの薄い土地に行けることや、著名ジャーナリストの仕事を間近で見られることへの期待がふくらんだ。翔子さんも現地で写真を撮っていいと言われたことも魅力だった。
「『俺の女に』と誘われた一件もあったので、性的なことへの心配はありました。でも、現地妻がいるという噂を聞いていたし、向こうでドイツ人女性ジャーナリストたちと合流するという説明も受けていた。私は海外が初めてで、親も心配していたのですが、広河は『周りにはこう伝えなさい』と私に直筆のメモを渡しました。そこにも、現地で女性ジャーナリストたちと合流すると書いてありました」(翔子さん)
12月中旬、翔子さんは広河氏と2人、成田空港を飛び立つ。航空券やホテルは、DAYSのスタッフが手配したと聞いていた。
ホテルに行くと、部屋は一つ
現地に着き、取材先の事務所に立ち寄ってからホテルに行くと、部屋は一つしか取っていなかった。広河氏は現地妻のところに行くのだろうと翔子さんは考えた。しかし、広河氏は当然のことのように部屋に一緒に入って来た。翔子さんは努めて平静を装い、取材先で会った人たちのメモを整理した。
少しして、広河氏にこう言われたという。
「取材先の男性スタッフたちが、君を貸してほしいと言っている。どうするか」
どういうことですか? と翔子さんが尋ねると、広河氏からは次のような言葉が返ってきたという。
「僕らの滞在中、彼らは君を借りてセックスしたいそうだ。彼らにとって君は外国人だからね。君はどうするか。彼らとセックスするか。それとも僕と一つになるか。どっちか」
混乱と絶望で茫然としていると、広河氏にシャワーを浴びるよう命じられた。眠りに落ちてほしいと願いながら20分以上シャワーを浴びていると、「何やってる! 待たせるな!」と怒鳴り声が聞こえた。シャワー室を出る前、洗面台の棚に置かれた小皿の中に、部分入れ歯が水に浸されているのを見た。
この日から帰国するまでの2週間に起きたこと
この日から帰国の途につくまでの2週間、日中は広河氏のインタビュー取材を撮影するなどし、夜は毎晩、同じホテルの部屋で広河氏に「レイプ」されたと、翔子さんは話す。
広河氏はバイアグラを常用し、「高い」とこぼしていたという。避妊具を使わず膣外射精で終わらせることもあったという。
現地で合流すると聞いていた人たちの姿を、翔子さんは最後まで見なかった。悪夢のような2週間をこう振り返る。
「恐ろしくて逃げ出したかった。妊娠と性病の恐怖も感じていた。でも、知らない国で誰にも助けを求められず、ただただ広河の言うことを聞くしかありませんでした。広河には『君のような学歴のない人は、こうしなければ報道では生きていけない』と言われ、きつく口止めされました」
帰国後、翔子さんは再び広河氏の事務所に通う。海外取材のデータ整理は自分しかできないという責任を感じていた。アルバイトを急に辞めれば、事務所や学校の人たちに、広河氏と何かあったと思われると考えた。頭は混乱していたが、必死に“普通”を装った。
「内面では常に罪悪感に襲われていました。父親より年上のおじいさんとセックスしたという事実が、ものすごく苦痛でした。
誰かに助けてほしい。けど、何があったか死んでも言えない。当時は広河のジャーナリストとしての地位は圧倒的だと感じていましたから、もし誰かに話しても、『ついて行ったあなたが悪い』と言われるだけだと思っていました。悲しくて、苦しくて、本当に辛い日々でした」(翔子さん)
「資料室」のエアーベッド
だが、そんな苦痛などお構いなしのように広河氏にもてあそばれたと、翔子さんは話す。
日中、事務所でパソコンに向かって作業をしていると、広河氏がコンビニ弁当を差し入れに来ることがあった。室内に翔子さんだけのとき、広河氏にすっと背後に立たれた。後ろから胸をまさぐられ、指先で乳首をいじられたという。
興奮した広河氏からはたびたび、事務所の下の階にあった「資料室」に一緒に行くよう命じられた。室内にはセミダブルの青色エアーベッドがあり、その上でセックスを強要された。写真を撮られ、ビデオも撮影された。この部屋でセックスを強いられたのは4回ほどだったという。
資料室にエアーベッドが置かれていたことは、同時期にこの部屋に出入りしていた別のアルバイト学生の記憶とも合致する。
翔子さんが言う。
「セックスは苦痛でたまりませんでした。でも広河とのことがバレて、『海外取材のためなら、おじいさんともセックスする女だ』と思われたら、もう生きていけないと思っていました。嫌だ、怖い……そういう思いで自分を押し殺し、淡々と従っていました。
性行為をされているときは、『これは自分の身体ではない』と自分自身に言い聞かせていました。次第にセックスという行為が軽いものに思えてきて、『服従したほうがいい、それしか選択肢はない』と思うようになりました」
「女性は嫌がると妊娠しやすくなるから気をつけろ」
資料室でのセックスでも、広河氏は避妊具を使わないことがあったという。性行為中、翔子さんが惨めで泣きそうになると、ニヤニヤした表情の広河氏にこう言われたという。
「女性は嫌がると妊娠しやすくなるから気をつけろ。戦地に妊婦が多いのはレイプが行われているからだ」
翔子さんによると、セックスの際、肌が透けて見える前あきの白い上着を着るよう、広河氏に指示されたことがあった。蝶の形をした青色の器具を性器に装着され、明大前の商店街を歩くよう命じられたこともあった。広河氏は少し後をついてきて、リモコンで器具を作動させていたという。
このころ翔子さんは、アルバイトを終えて帰宅すると、自然と涙があふれ出た。体に重りをつけられたように感じ、ベッドから起き上がるのも億劫だった。頭がぼうっとし、考えることができなかった。
「自分は汚い、ダメな人間だ……。そう思って、このまま消えたくなりました」
しばらくは人を信じることができず
ある日、資料室で何度目かのセックスを終えたあと、翔子さんの足の傷を見た広河氏に、「その足はなんだ。汚い肌だな。もう他の女を探そうかな」と言われたという。広河氏から年齢を尋ねられ、翔子さんが20代前半の実年齢を言うと、こんな言葉を浴びせられたという。
「もうセックスの女としては終わりだな」
この後、広河氏からの性暴力は減った。データ整理の仕事が終わったのをきっかけに、翔子さんは広河氏の事務所を去った。大学で初めて広河氏に声をかけられてから、9カ月が経っていた。
広河氏にさんざん蔑まれ、まるで玩具のように扱われたという屈辱感と、性的行為をきっぱりと拒絶できなかったことへの自責の念は、翔子さんの深い部分を侵した。
しばらくは人を信じることができず、うつのように無気力な状態が続いた。被害を誰にも知られたくないことから、親や友人と距離を置いた。医師やカウンセラーにも頼れず、精神的に孤立した。報道の仕事につくと広河氏といつ会うともしれないと恐れ、進路を変えた。
年月が経ち、男性に対して信頼と愛情をもてるようになってからも、背後から胸を触られると、広河氏の記憶がフラッシュバックした。嫌悪感とともに、激しい怒りが込み上げた。そのたび、懸命に抑え込まなくてはならなかった。
それでも結婚、出産をし、幸せな時間も訪れた。
「墓場まで持っていく」
「初めて子どもに授乳して乳首を吸われたとき、ああ乳首はこのためにあったんだと感じました。広河の呪縛から少し解放された気がしました」(翔子さん)
現在の翔子さんは一見、過酷な性暴力を生き延びてきたことを感じさせない。笑顔は明るく、物腰は柔らかだ。被害について語るときも落ち着きを失わない。「優しい夫と子どもたちに救われています」と翔子さんは話す。
広河氏の性暴力にあったことは「墓場まで持っていく」と決めていた。実際、これまで誰にも話したことはなかったという。
昨年暮れ、子どもを寝かしつけた後に布団に入ったまま携帯電話でニュースを読んでいると、広河氏を告発する本誌記事に目が止まった。性暴力の被害を受けた女性の話に涙が止まらなかった。封印していた記憶が翔子さんの奥底からあふれ出した。
「2週間毎日レイプされた」
「逃げたくても彼を頼るしか無かった」
携帯画面に打ち込み、送信した。「0時14分」という受信記録が本誌編集部に残っている。
自分でもなぜかわからなかったが、広河氏と行った海外取材の関係書類を捨てずに持ち続けていた。翔子さんは「広河を訴えたいという気持ちは、意識しなくなっていましたが、消えることはなかった。いつかこれが役立つ日がやって来ると感じていたのかもしれません」と話す。
一月上旬、私の取材に応じた翔子さんは、当時の日程表やビザの申請書類、パスポートのコピー、広河氏の手書きメモなどをバックパックから取り出し、私に渡すとこう言った。
「差し上げます。適当に処分してください。あー、これでやっと手放せます」
◆◆◆
翔子さんの証言を、広河氏はどう受けとめるのか。
広河氏に質問書を送信し、携帯電話にメッセージを2回残し、催促のメールも複数回送って6日間待ったが、返事はなかった。代理人の森川文人弁護士にも質問書を送ったが、なしのつぶてだった。
前述の毎日新聞では「『性行為の強要』については、女性との間に合意があったと認識していました」と述べている広河氏。本当にそうした感覚で翔子さんたちに性暴力を振るっていたとすれば、彼の心の闇はあまりに深い。
「週刊文春」編集部/週刊文春 2019年2月7日号
2019年12月19日、勝訴判決を受け、外国特派員協会で行なわれた記者会見で、伊藤詩織さん(30)は、次のような新事実を明らかにした。
〈安部首相は2015年4月、笹川平和財団のために米国で講演を行ないました。その見返りに、“山口敬之氏を米国のイースト・ウェスト・センターに派遣してほしい”という要請が官邸より笹川平和財団にありました〉
いささか旧聞に属するが、話は2015年10月にさかのぼる。“人類みな兄弟”を標榜した笹川良一(1899~1995)の三男・笹川陽平(80)が名誉会長として率いる『笹川平和財団』。財団の関係者によると――
「当時、日米交流事業を担当していたある職員が、上司から、こう言い渡されたそうです。“この人物のビザの取得について手伝ってほしい。上で話はついている”と」
「この人物」こそ、山口敬之元TBSワシントン支局長(53)なのだ。
時系列的に振り返っておくと、準強姦逮捕状が出される事件が発生したのは2015年4月。その直前の3月、山口記者は支局長として暖めていた企画「韓国軍にベトナム人慰安婦がいた」について、その報道をTBS上層部から却下された。そのため、これを週刊文春に持ち込んで記事化していた。そして、その件について、週刊新潮では過去に検証記事を掲載している(リンクを参照)。ごく簡単に言うと、以下の通りだ。
(1)山口氏は自分で公文書を見つけたと言っているが、実際はそうではない。
(2)公文書は慰安所の存在を全く断定していない。
(3)証言者の発言を捏造、歪曲、無視している。
(4)そのような虚報を用い、駐米公使と謀って外交に利用しようとし、失敗した。
山口氏はこの寄稿により、TBSから「ワシントン支局長として出社に及ばず」の命令を受けていた。帰国した折に、準強姦逮捕状が出されるという“悲劇”が起こったのだった。
笹川平和財団が手伝ったのはビザの取得だけではなかった。条件はこんな具合だ。
〈山口氏のために、アメリカのシンクタンク「イースト・ウェスト・センター」のフェローの職が2年間用意され、そこで山口氏は、安倍首相の外交アプローチやベトナム戦争について研究する。ついては、笹川平和財団が山口氏分の1000万円の研究者費・生活費を負担する〉
安倍晋三首相(65)とベッタリゆえに、外交アプローチを研究するのは理解できる。他方、すんなりと頷きにくいのは、そのためのビザ取得や費用を笹川平和財団が負担するという点だ。
もちろん笹川陽平氏は、安倍首相と浅からぬ間柄だ。
とはいえ、先に触れた職員も我々と同じような疑問を抱いていた。だから、山口氏が渡米するにあたり、必要なビザの手続きに関連した書類などを作成した後、「なぜ“この人物”こと山口氏を、センターのフェローに推薦することになったのか?」と上司に確認したのだった。
その際に上司は、こう答えたという。
「2015年4月にSPFUSA(国笹川平和財団米国)で、首相がスピーチしてくれた。その見返りで、官邸から(山口氏の職の斡旋を)依頼された」――。
事実、安倍首相は2015年4月に訪米している。当時、韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領による「日本の慰安婦問題」への追及は激しさを増しており、それに抗するためには、日本のブレない姿勢をアピールすることが大事だったのだ。
しかし、その時、山口氏は背伸びして事柄を創作してしまった。TBS局内で報道できる代物ではないと退けられても、山口氏はあきらめず本当に記事にしてしまう。
そして先に触れたように、山口氏は駐米公使とも謀って、米政府高官の会見で“山口レポート”について自ら質問している。記者会見の場を借りて、「韓国軍にベトナム人慰安婦がいた」というストーリーを国際的に既成事実化しようとしたのである。問題があるのは日本だけではない、というわけだ。もっとも、質問を受けた高官の反応は寂しいものだったが……。
山口氏に400万円超の経費
外務省関係者に聞くと、
「官邸としては、国際世論形成のため、リスクを犯して記事を発表してくれた山口氏に『借り』があったのでしょう。一方で安倍首相は、4月の訪米に際して笹川平和財団米国でスピーチし、これで笹川平和財団に『貸し』ができた。そこで、山口氏に『借り』のある官邸が『貸し』のある笹川さんにフェローの件を依頼した、というスキームだったと考えられるわけです」
山口氏に対し、代理人弁護士と本人のメールを通じて取材を申し込んだが、回答はなかった。
一方、笹川平和財団は以下のように回答した。
「笹川平和財団では、日米に関する情報発信の強化に向け、日米双方のオピニオンリーダー交流促進を行っています。山口氏はその事業の一環としてフェローに選ばれ派遣されました。笹川平和財団が山口氏のフェロー推薦を官邸から依頼を受けたことはありません。笹川平和財団は、山口氏をEast West Centerに紹介した時点、およびフェローを継続されている間も伊藤詩織氏に関わる事案を一切、承知しておりませんでした。笹川平和財団は、East West Centerに対しDesk Fee(フェロー受け入れの諸経費)として42,675米ドルを支払いましたが、山口氏個人に対する支払いは一切ありません。(山口氏の研究テーマは)“日本政府の対米外交戦略”“ベトナム戦争およびベトナム戦争直後の歴史”です。East West Centerより山口氏が不在であることが多いと連絡を受け、山口氏に確認したところ、自己都合によりよりフェローを辞退するとの連絡がありました」
詩織さんによると、
「イースト・ウェスト・センターの職員に取材したところ、職員は“山口氏はセンターにまったく顔を出さなかったので、フェローの契約を1年足らずで打ち切った”と証言してくれました。また、“この10年間で笹川平和財団からフェローの推薦を受けたのは初めてだ”とも明かしてくれました」
どこの世界でも“10年に1人”などと形容される人は際立った存在に他ならず、超がつく特別扱いであることは論を俟たない。
また笹川平和財団は「山口氏個人には滞在費用を支払っていない」と言うが、42,675米ドル、日本円で約466万円に及ぶ多額の経費を山口氏のために捻出したことは認めている。
しかし、詩織さんの取材で明らかになったように、山口氏は「センターにまったく顔を出さなかった」のだ。なぜ笹川平和財団は、そんな山口氏を特例的にセンターに推薦してしまったのか。
「財団と官邸とのやりとりは、笹川陽平さん自らが担当していました。その山口さんのケースも、直接、笹川会長が官邸とやりとりした可能性が高い」(前出・財団関係者)
官邸の番犬として権勢をふるい続ける警視庁刑事部長(当時)によって握り潰された逮捕状と同じく、安倍官邸の影が見え隠れするのである。
週刊新潮WEB取材班
2019年12月27日 掲載
27日放送のテレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜・前8時)で、堺市教育委員会が廃棄予定だった学校給食を持ち帰っていた市立高校の60代教諭を減給処分にしたことを報じた。 番組によると、教師は「もったいないと思った」などの理由から、4年にわたり、毎日のようにパン5個と牛乳10本を持ち帰り、合計パン約1000個と牛乳約4200本を持ち帰っていたという。教師は持ち帰った給食は家族で食べていたといい、実費約31万円を弁済した上、退職したという。
【写真】玉川徹氏を「聞く力が異常に低い」とバッサリ切った男
今回の問題を番組では、街頭で教師の行為の是非を取材し処分は妥当とする意見が6割だったがインターネット上では「フードロス」などの理由で処分はおかしいという意見が9割だったという。
こうした問題にコメンテーターで同局の玉川徹氏は「処分はおかしいって言っている廃棄にお金がかかる、フードロスとかじゃないと思う。もしか、それを言うんであれば、毎日、余っていたわけでしょ?ある一定の数が。だったら先生はその数を少なくするって形で発注を変える方向に働きかけなきゃいけないと思う」と指摘した。
その上で「そういうことをしないで、そのままにしておいて。それで自分の生活に組み込んでいるわけでしょ、毎日持って帰ってるっていうことは。それは筋が違うんじゃないかなと。民間企業でも、これやったら横領になりますよ、厳しいところだったら。クビにしたわけじゃないんで学校が処分をしたのは僕は適正だったと思う」と見解を示していた。
厚生労働省が24日発表した2019年の人口動態統計の年間推計で、日本人の国内出生数は86万4千人となった。前年比で5.92%減と急減し、1899年の統計開始以来初めて90万人を下回った。出生数が死亡数を下回る人口の「自然減」も51万2千人と初めて50万人を超え、政府の対策にもかかわらず少子化・人口減が加速している。
2017年4月の国立社会保障・人口問題研究所の将来人口推計(日本人人口ベース)では、出生数が90万人を割り込むのは20年、86万人台となるのは21年と予測されていたが、減少ペースは2年早まった。5%を超える減少率は1989年以来30年ぶりとなる。
出生数の急減は複数の要因が重なった可能性がある。最も大きいのは出産期の女性の人口減少だ。総務省の統計では2019年7月時点で25~39歳の女性は969万人で、前年同月から約21万人減った。
1971~74年生まれの団塊ジュニアが2019年に45歳以上になった影響もある。同研究所の岩沢美帆・人口動向研究部長は「この世代は就職氷河期に直面するなどし、若い頃に見送っていた出産が後ろずれしたことで、直近の出生率を下支えしていた」と話す。
19年は新元号にあやかった「令和婚」や「令和ベビー」の効果が期待されていたが、婚姻件数も前年比0.59%減の58万3千組にとどまった。
厚労省人口動態・保健社会統計室は「令和になった5月の婚姻件数は18年の約2倍あり、令和婚現象自体はあった。結婚を先延ばしした夫婦の出産時期も後ろズレしたと考えられ、その分、20年以降に出産が増える期待はある。動向を注視したい」としている。
03年に少子化対策基本法が成立し、政府は仕事と子育ての両立や待機児童対策、保育料無償化や働き方改革、男性の育児参加などを推進してきた。合計特殊出生率は05年の1.26を底に一度は持ち直したものの、15年の1.45の後は減少が続き、18年は1.42だった。
政府は25年度までに、子どもを望む夫婦らの希望がすべてかなった場合の「希望出生率1.8」の実現を目標に掲げるが、即効薬は見当たらないのが現状だ。
松谷明彦・政策研究大学院大名誉教授(マクロ経済学)は「若い世代が減っている以上、政府の少子化対策に劇的効果は望めない。人口減を前提とした社会、経済に転換していく必要がある」と指摘する。
人口動態統計の年間推計は10月までの速報値から算出しており、出生数に外国人の日本での出産、日本人の海外での出産を含まない。これらを含めた総人口ベースでも19年の出生数は90万人を下回った可能性が高いとみられる。
伊藤詩織さんが起こした民事裁判で敗訴となった山口敬之さんが12月18日に行われた記者会見で、東京新聞の女性記者からの質問に対し「質問をやり直してください」などと言う場面があった。
東京新聞の記者が確認したのは、事件時に使われたベッドについての山口さんの供述が判決で「不合理に変遷しており,その信用性には重大な疑念がある」とされた部分について。
供述内容が「メールとその後で変わっているのはなぜなのでしょうか」と聞いた記者に対し、山口さんは「まずあなたの質問が非常にトリッキーなのは供述が変わっているとおっしゃいましたが、供述は変わっていないんですね。もう一度、質問をやり直してください」と返した。
記者が「今日の判決要旨にも出てると思うのですけど」と重ねると、「だから今見ているんです。なんですか?」。
さらに「裁判資料をご一読していただければ」と続け、「私としては矛盾があるとはまったく思っていないので」と話した。ツイッター上ではこのような山口さんの記者への態度について注目が集まり、「威圧するマウンティング」「パワハラ」などと言及されている。
東京新聞記者の言う通り、判決要旨では、この部分について「矛盾」「不合理に変遷」と判断されている。
「(メールの内容は)原告に呼ばれたために被告が窓側のベッドから原告の寝ている入口側のベッドに移動したとする本人尋問における供述内容と矛盾するものである。被告の供述は,本件行為の直接の原因となった直近の原告の言動という核心部分について不合理に変遷しており,その信用性には重大な疑念がある」(判決要旨)
判決要旨で「矛盾」と判断されている部分について聞く記者のこの質問は、個人的に充分理解できる。
また、判決文において「矛盾」「信用性に重大な疑念」と判断された箇所について、「私としては矛盾があるとはまったく思っていない」と主張するだけでは反論になっていないのではないか。
■
私は今年7月8日に行われた民事裁判を傍聴している。6時間にわたる口頭弁論の中でも、この部分は特に印象的だった。当時のメモをたどれば、次のようなやり取りが法廷で行われていた。
原告側の代理人(伊藤さん側の弁護士)による被告人尋問の場面である。
原告側弁護士「ドア側のベッドをA、窓側のベッドをBとして、それぞれが使用したベッドを教えてください」
山口さん「伊藤さんをAに寝かせ、そのあとBに私が横たわった」
弁護士「性行為が行われたのはどちらのベッドですか?」
山口「Aです」
弁護士「(4月18日に)伊藤さんへ送ったメールで『ゲロまみれのあなたをベッドに寝かせた』とありますが、これはAのベッドということですか?」
山口「そうです」
弁護士「(伊藤さんへのメールで)『(トイレに立った伊藤さんが)私の寝ていたベッドに入ってきました』とありますが、これはどちらのベッドですか?」
山口「Aです」
山口さんが「Aです」と答えたとき、傍聴席が軽くざわついた。「Bに横たわった」はずの山口さんが「私の寝ていたベッド=A」と答えたことになるからだ。矛盾している。
山口さんはこのあと、「(メールの中の『私の寝ていたベッド』とは)宿泊したホテルの私のベッドという意味」と述べたが、苦しい説明だと感じた。裁判所の下した判断は、「矛盾」だった。
■
この他にも、山口さんへの尋問について気になった点はいくつかある。伊藤さんに対して送った「吐瀉物が公的書類にかかり再発行の手間がかかった」という内容のメールについて、なんの公的書類かと聞かれて、「覚えていない」。
また、伊藤さんが嘔吐したにもかかわらずシャワーも浴びずに早朝にホテルを立ち去った点について、同意の性交であったのであれば不自然ではないかと問われると、「それは伊藤さんに聞いてください」と返した。伊藤さんの主張は、同意のない性交が行われたから、である。
判決ではこの点について、「原告が被告との間で合意の下に本件行為に及んだ後の行動としては,不自然に性急であり,むしろ,本件ホテルから一刻も早く立ち去ろうとするための行動であったとみるのが自然」としている。「伊藤さんに聞いて」ではなく、山口さんが当時どう感じたのかを知りたいと感じた。
■
19日に外国特派員協会で行われた記者会見で、山口さんは「伊藤さんがウソをついているとしたら彼女はなぜウソをつくのか。彼女の動機は?」という内容を問われている。これは口頭弁論でも、類似の質問が女性裁判官から行われていた。
その際、山口さんは、「最初は妊娠の心配をしていただけだったのが、途中から話がエスカレートした。彼女の心が変遷していったと理解している」といった内容の回答をした。
しかしこのような推測を成立させるためには、山口さんの証言にそれなりに整合性や信ぴょう性があってこそなのではないか。
【関連】「伊藤さんから積極的に誘ってきた」山口敬之さん、伊藤詩織さんの主張に反論(2019年7月12日弁護士ドットコムニュース)
■
下記のようなやりとりも気になった。
(18日の記者会見)
北海道新聞の女性記者:著名な記者である山口さんが、いわば就活生である伊藤詩織さんと、合意があっても性行為することは適切だと思いますか?
山口さん:(一部省略)あえていえば適切ではなかったと今思っています。これでいいですか?
記者:なぜ適切ではないと思いますか?
山口:道義的な部分をここで掘り下げられもお答えしません。私の犯罪ではない行動をあなたに詳細に謝罪する気もないしここで弁明する気もない。(声を荒げて)違法でないことで。たとえば駅で長谷川さん(記者の名前)がゴミを捨てたじゃないかと言われたとしてね、してないよ、いやしましたという議論をこういう会見の場ですることが適切か…(後略)
記者は「謝罪してください」などとは言っていないし、「してないよ、いやしました」という議論を吹っかけているのではない。
(19日の記者会見)
ジャーナリストの江川紹子さん:(前略)昨日の記者会見で、山口さんが本当のレイプの被害者であんなふうに笑ったりしないと仰ったと報じられている。山口さんが思ってらっしゃる普通の被害者とは(後略)。
山口さん:江川さんの質問が非常に不正確。私は性犯罪に遭った方が笑ったりしないと言ったりしていません。会見を確認してください。それに類する、誤解を江川さんがしたとしたら、昨日の記者会見では、私のところに性犯罪被害を受けた女性からご連絡をいただいた。その方が私に、ご本人として本当に被害を受けた人の表情や行動についてご説明下さった。そのくだりについて類似の説明をしましたが、私が性犯罪被害者がこういう行動をすると申し上げてませんので、そこは訂正してください。(要約)
江川:なぜそこを引用なさったんですか。
山口:私が記者会見でどこを引用するかどうかを、江川さんにご指示や批判される筋合いはありませんね。
江川:理由を伺っているだけです。
山口さんは説明を求める記者からの質問を「指示や批判」と捉えているように見えた。またツイッター上では、女性記者に対してのみ受け答えが違って見えることを指摘する声が上がっている。
■
19日の記者会見では江川さんが「理由を伺っているだけです」と口にしているが、7月8日の口頭弁論でも似た場面があった。山口さんに質問した女性弁護士が最後に、「矛盾を指摘しているのではなく、(山口さんがメールで主張した“証人”が)いるなら誰かを聞いたまでですよ」と諭すように言ったのだ。
口頭弁論では、伊藤さん側の6人の弁護団のうち、男性弁護士と女性弁護士1名ずつが山口さんに尋問を行った。傍聴者の中には「女性弁護士と男性弁護士で山口さんの対応が全然違った」と感想を漏らす人が複数いた。私もそのように感じた。
付け加えれば、あくまでも私の個人的な印象だが、山口さん側の弁護士が伊藤さんに被害時の状況を繰り返し聞いたり、セカンドレイプにあたる質問を行ったのに対し、伊藤さん側の弁護士は淡々と冷静に山口さんへ質問を重ねていた。
山口さん側の弁護士は現在、伊藤さんに言及したブログの内容について「品位を失うような非行があった」とされ懲戒審査が行われているが、裁判中にもどちらが相手への最低限の礼儀を欠いていたかは明白だった。
安倍政権が切り捨てる日本の食と農。日本だけが輸入する危険な食品<鈴木宣弘氏> (1/4ページ) (2/4ページ) (3/4ページ) (4/4ページ) 12/22/19 (ハーバー・ビジネス・オンライン)
日本の食と農が崩壊する!
安倍政権はアメリカが要求する農協改革の名のもとに、農業への企業参入、農業の大規模化・効率化を推進してきた。規制改革推進派の小泉進次郎氏が自民党農林部会長に就き、「農業が産業化し、農協が要らなくなることが理想だ」と公言する奥原正明氏が農水省事務次官に就いた。
諮問会議で農業改革の議論をリードしたのは、農業の専門家ではなく、金丸恭文氏、新浪剛史氏といったグローバリストである。結果、農業分野への参入に成功したのは、新浪氏が社長を務めていたローソンファームや竹中平蔵氏が社外取締役を務めるオリックスである。
安倍政権が掲げてきた「稼げる農業」というスローガンは、その実態は、グローバル企業やお仲間企業だけが稼げる農業なのである。
こうした中で、農産物の自由化によって日本の農業は弱体化に拍車がかかっている。
『月刊日本 2020年1月号』では、第3特集として「日本の食と農が崩壊する」と銘打ち、日本の食糧自給を巡る危機的な状況に警鐘を鳴らしている。今回は同特集の中から、東京大学大学院農学生命科学研究科教授である鈴木宣弘氏の論考を転載・紹介したい。
農業を犠牲にする経産省政権
── 日米貿易協定が2020年1月に発効します。
鈴木宣弘氏(以下、鈴木): この協定について、安倍総理は「ウィン・ウィンだ」などと言っていますが、日本の完敗であることははっきりしています。自動車に追加関税をかけるというトランプ大統領の脅しに屈して、日本は農業分野を犠牲にしたのです。日本側の農産品の関税撤廃率は72%ですが、アメリカ側の関税撤廃率はわずか1%に過ぎません。日本農業は、さらに大きな打撃を受け、食料安全保障の確立や自給率向上の実現を阻むことになります。
安倍政権は、「アメリカは自動車関税の撤廃を約束した」と述べていますが、署名後に開示されたアメリカ側の約束文書には「さらなる交渉次第」と書かれています。自動車を含まなければ、アメリカ側の関税撤廃率は51%に過ぎません。これは、少なくとも90%前後の関税撤廃率を求めた世界貿易機関(WTO)ルールに違反することになります。
安倍政権では、経産省の力がかつてないほど強まっており、自分たちの天下り先である自動車、鉄鋼、電力などの業界の利益拡大が最優先されています。かつて、貿易交渉においては、財務、外務、経産、農林の4省の代表が並んで交渉し、農業分野の交渉では農水省が実権を持っていましたが、今や農水省は発言権が奪われています。内閣人事局制度によって官邸に人事権を握られた結果、農水官僚たちも抵抗できなくなっているのです。「農水省が要らなくなることが理想だ」と公言する人物が農水省の次官になるような時代なのです。
危機に陥る食料自給
── 協定が発効すると、アメリカ産の牛肉や豚肉の関税が一気に下がります。
鈴木:牛肉の関税は、現在の38・5%から26・6%に一気に引き下げられ、2033年度には9%となります。豚肉も、高級品については関税を段階的に下げ、最終的にゼロとなります。低価格部位については、現状の10分の1まで下がります。
日本は、TPP11で、牛肉を低関税で輸入する限度(セーフガード)数量について、アメリカ分も含めたままの61万トンを設定しました。ところが今回、アメリカ向けに新たに24万トンを設定したのです。日本にとっては、アメリカ分の限度が「二重」になっているということです。しかも、付属文書には「セーフガードが発動されたら発動水準を一層高いものに調整するため、協議を開始する」と書かれているのです。実際にセーフガードを発動することは次第に難しくなるということです。
政府は、牛肉や豚肉の価格が下がった分は補填するので、農家の収入は変わらず、生産量も変わらないと強弁しています。しかし、生産量が低下し、自給率がさらに下がるのは確実です。すでに牛肉の自給率は36%、豚肉の自給率は48%まで低下していますが、2035年には、牛肉、豚肉とも10%台にまで落ち込む危険性があります。農水省は平成25年度の39%だった食料自給率を、令和7年度に45%に上げるなどと言っていますが、それを実現する気などありません。
食料自給で最も深刻なのは酪農です。所得の低迷によって国内の酪農家の廃業が相次いでいます。乳価を安定させ、個々の酪農家の利益を守るために機能してきた指定団体が改定畜安法によって廃止されたからです。これに乳製品の関税引き下げが加わり、酪農家は危機感を高めています。
2018年には、北海道のブラックアウトの影響で東京でも牛乳が消えました。これは決して一過性の問題ではありません。さらに酪農が弱体化していけば、店頭から牛乳が消えるという事態が実際に起きます。牛乳を飲みたがっている子供に、お母さんが「ごめんね。今日は牛乳が売っていないの」と言わなければならなくなるのです。欧米諸国ならば、暴動が起きるような事態です。
ところが、政府は「不測の事態には、バターと脱脂粉乳を追加輸入して水と混ぜて、還元乳を飲めばよい」などと言っています。安全で新鮮な国産牛乳を確保するために、国産牛乳の増産を図るのが国民の命を守る国の使命のはずです。ところが、政府はその責任を放棄しているのです。食料自給は、国家安全保障の要です。
食料を安定的に国民に供給するために、自国の農業を守るのが、国の責任です。「日本の農業所得は補助金漬け」などと批判されることがありますが、日本は3割程度です。スイスは100%、フランス、イギリスも90%を越えています。
日本にだけ輸出される危険な食品
── アメリカ産牛肉は安全性も問題視されています。
鈴木:日本は、BSE(牛海綿状脳症)が問題となったため、アメリカ産の牛肉輸入を「20カ月齢以下」に制限していました。ところが、野田政権は2011年、TPP交渉への「入場料」として、「20カ月齢以下」から「30カ月齢以下」へ緩和してしまいました。
実は、24カ月齢の牛のBSE発症例も確認されているのです。しかも、アメリカのBSE検査率は1パーセント程度で、発症していても検査から漏れている牛が相当程度いると疑われます。また、アメリカの食肉加工場における危険部位の除去が不十分なため、危険部位が付着した輸入牛肉が日本で頻繁に見つかっています。「20カ月齢以下」は、日本人の命を守るための最低ラインなのです。しかし、安倍政権はアメリカに配慮して、2019年5月に月齢制限を完全撤廃してしまったのです。
また、アメリカ産の牛肉には、エストロゲンなどの成長ホルモンが使用されています。札幌の医師が調べたところ、アメリカ産牛肉からエストロゲンが通常の600倍も検出されたのです。ウナギ養殖のエサにごく微量たらすだけで、オスのウナギがメス化するほどの成長ホルモンなのです。エストロゲンは乳がんや前立腺がんとの関係が疑われており、日本では牛肉生産への使用は認可されていません。しかし、アメリカからは、エストロゲンを使用した牛肉が輸入されている疑いがあります。検査機関は「検出されていない」と言っていますが、40年前の精度の悪い検査機械をわざわざ使用し、検出されないようにしているようです。
EUは、1989年から成長ホルモンを使用したアメリカの牛肉を輸入禁止にしています。禁輸してから7年で、乳がんの死亡率が顕著に低下したという学会誌データも出てきています。
さらに、アメリカでは、牛や豚の餌に混ぜる成長促進剤ラクトパミンが使用されています。ラクトパミンは、発がん性だけでなく、人間に直接中毒症状を起こす危険性があり、EUだけではなく、中国やロシアでも国内使用と輸入を禁じています。日本でも国内使用は認可されていませんが、これまた輸入は素通りになっているのです。
アメリカの乳製品も危険です。ホルスタインには、モンサントが開発した遺伝子組み換え成長ホルモンが使用されているからです。この成長ホルモンを注射すると、乳量が2~3割も増えるとされています。アメリカでは、1994年に認可されましたが、1998年に勇気ある研究者が「数年後には乳がん発症率が7倍、前立腺がん発症率が4倍になる危険性がある」と学会誌に発表したのです。
その結果、アメリカの消費者が不買運動を展開、今ではアメリカのスターバックスやウォルマートが「当社の乳製品には成長ホルモンを使用していません」と宣言せざるを得ない状況になっているのです。ところが日本では、これほど問題になった成長ホルモンを使用した乳製品の輸入が野放しになっています。
スイスの食品流通に学べ
── 安倍政権には、日本の食の安全を守る気がありません。我々は、どのようにして食の安全を守っていけばいいのですか。
鈴木:2019年10月には、ゲノム編集食品の販売が解禁されました。しかも、表示義務もありません。2023年には遺伝子組み換えでないという食品表示も実質的にできなくなります。安倍政権は、世界に逆行するように、発がん性が指摘される除草剤成分「グリホサート」の残留基準値も大幅に緩和しました。
そして、貿易自由化が加速することによって、危険な輸入食品がさらに氾濫し、国産品を駆逐しようとしています。しかも、表示がなくなれば、安全な食品を選択することも不可能です。まさに今、日本の食の安全は瀬戸際に来ているのです。
我々がすべきことは、少々高くても、安全で安心なものを作ってくれる生産者と、それを支える消費者のネットワークを拡大することです。その手本となるのがスイスです。スイスでは国産卵は1個80円で、フランスから輸入しているものの6倍もしますが、国産の方が売れているのです。私の知り合いが、スイスの小学生の女の子に聞くと「これを買うことで生産者の皆さんも支えられるが、そのおかげで私たちの生活が成り立つのだから当たり前でしょ」と答えたそうです。
生協が食品流通の5割以上を占めるスイスでは、消費者が農協などと協力して生産者サイドに働きかけ、健康、環境、生物多様性などに配慮した生産を促しています。その代わりに、消費者は農産物に込められた多様な価値が価格に反映されていることを認識し、そのコストを分担しようという意識を持っています。食の安全を守りたいならば、日本もスイスを見習うべきです。
(聞き手・構成 坪内隆彦)
すずきのぶひろ●東京大学大学院農学生命科学研究科教授。専門は農業経済学。
【月刊日本】
げっかんにっぽん●Twitter ID=@GekkanNippon。「日本の自立と再生を目指す、闘う言論誌」を標榜する保守系オピニオン誌。「左右」という偏狭な枠組みに囚われない硬派な論調とスタンスで知られる。
2019年12月18日に判決が下った総理ベッタリ記者・山口敬之元TBSワシントン支局長(53)とジャーナリスト・伊藤詩織さん(30)との名誉棄損訴訟で、山口記者に330万円の支払いが命じられた。詩織さんが検察審査会に審査を申し出て、顔を出して実名で会見をしたのが2017年5月29日。それ以前に山口記者はある社の顧問として、家賃・月200万円の金満レジデンスで生活し、菅官房長官の口添えで別の社の顧問も務めてきたという。(17年6月15日号&19年7月18日号掲載記事を編集のうえ再掲載)
***
東京・永田町のザ・キャピトルホテル東急である。日枝神社の小高い杜は星の眺めが美しいことから「星ヶ岡」と呼ばれてきた。北大路魯山人主宰の「星岡茶寮」があったのもここだ。ホテルと銘打ってはいるが、このなかに「ザ・キャピトルレジデンス東急」と呼ばれる賃貸フロアがあり、山口記者はここで生活してきたという。彼は周囲に「親戚が持っている部屋を使わせてもらっている」と説明していた。
金丸信元自民党幹事長のパレロワイヤル永田町、竹下登元首相のTBRビルや、十全ビルヂングなど、国会の庭先に事務所を構えるのは大物政治家のステータスとされてきた。もっとも時は流れ、2013年に小沢一郎・自由党代表が赤坂の事務所を閉じるなど、そのトレンドが変化したのだろうか、今や総理ベッタリ記者がここで暮らす時代になっているのだ。
ザ・キャピトルホテル東急は地下1階から地上3階がレストランなどの施設で4~13階がオフィス、客室が18~29階となっていて、その間の15~17階が賃貸住宅にあたる。コンセプトは「ナチュラルな上質感」で、都心のプライベートな隠れ家であるとホテルは謳っている。16階には二十四節気の草花が楽しめる空中庭園が設えられており、それを眺め、首相官邸を睥睨するようにして入浴することができる。パンフレットには、「住まう人の審美眼に応える、高感性な住空間」「スパ&プールがすぐ下にある幸せ」などと、歯の浮くようなポエム、いや惹句が並んでいる。専有面積は82平方メートル~300平方メートル弱まで、月額賃料にして68万~240万円。戸数が14と極めて少ないから、「審査はとても厳しい」とホテル関係者が打ち明けるのもむべなるかな。この中で山口記者は、上から数えて2番目の月200万円の部屋で生活してきた。部屋の間取りなどは追い追い紹介する。
山口記者は事件が報じられる直前の17年4月の1カ月だけで4局8番組、延べ47回のテレビ出演をこなしており、その売れっ子ぶりは認めるが、テレビ局員によると、「文化人枠ですからギャラは5万円程度でしょう」
と、所詮は電波芸者。バブルが続くはずもなかっただろうから、カネの出所を詮索する声があがっていた。実際は、
「齊藤さんがスポンサーだったんですよ」
と明かすのは、永田町関係者。齊藤さんとは、2010年に半導体開発会社「ペジーコンピューティング」を創業した齊藤元章氏のこと。同社製のスパコン「菖蒲」は世界のスパコン省エネランキングで3期連続1位を獲得したこともある。未上場だが、関連会社を含め、その企業価値は1000億円とも……。というよりはむしろ、17年12月5日、東京地検特捜部に助成金詐欺容疑で逮捕された「齊藤さん」と言った方が通りは良いだろうか。齊藤社長の関連会社には、「新エネルギー・産業技術総合開発機構」から約40億円の助成金、「科学技術振興機構(JST)」から60億円弱の無利子融資が注ぎ込まれている。いずれも国立の研究開発法人だ。
業界に明るい関係者によると、
「1968年生まれの齊藤さんは新潟大医学部を卒業し、東大大学院時代に起業。それから海を渡って米国で医療機器ベンチャーを立ち上げました。“スパコンは2番では絶対ダメ”と業界で台頭する中国への対抗意識を燃やす、半導体ベンチャー業界で注目の人物だったんですよね」
先の永田町関係者によると、
「山口さんはTBSにいるころから齊藤社長と知り合いで、去年5月に会社を辞める時に顧問のポジションを用意されたと聞いています」
顧問の肩書は名刺を参照いただくとして、齊藤社長はこんなセールストークを展開していた。
「人工知能が進化してそれが人類を超える点(シンギュラリティ)が来る。スパコンさえあれば衣食住はタダ、カネは不要、犯罪も事故もない、少子高齢化問題やエネルギー枯渇の懸念が解決される社会が実現する」
とはいえ、
「しょっちゅうシステムエラーを起こしてしまう。稼働しない時間が長い」
と、“欠陥部分”を指摘する専門家もいた。
ある程度ハッタリは奏功してきたのだろうが、経営者から容疑者へ転落。その後、詐欺や法人税法違反などで起訴され、19年12月、懲役8年を求刑された。
他方、山口記者はというと、
「特捜検察の捜査の過程で、顧問料200万円、そして家賃として200万円が齊藤から山口に毎月支払われていることがわかりました」
と、社会部デスク。家賃とは先に触れた「ザ・キャピトルホテル東急」内の「レジデンス」使用料だ。広さは約239平方メートルになる。
改めて図面を見てみると、出入り口のある16階はゲストルームで中の階段を下りた15階がメインルームだ。北から西へ大きく開かれた窓からは日枝神社、国会議事堂。40畳のリビング、18畳の寝室、冷蔵庫や食洗機付キッチン、洗濯乾燥機が置かれたバスルーム。ハウスキーパーによる週2回の無料清掃、サロンにスパ&フィットネス。一介の記者が、スパコン会社顧問が、毎月家賃として200万円の支給を受ける真っ当な理由など、そうあるものではない。
「カネ集めの舞台装置ですよ。国家権力を睥睨するロケーション、安倍・麻生との蜜月を描いた山口自身の著書『総理』。これを武器に、“錬金術”に勤しんでいた様子が窺えます」(同)
総理ベッタリだからこそなせる業だったということになる。結果、前述の国からの100億円に加え、民間から200億円ほどを調達することに成功していたとされる。
「齊藤や山口は2人揃って、あるいは各自で、人脈を辿ってスパコンの売り込みに力を入れていた。1台4億とか8億とか。“開発資金はご心配なく”と齊藤は話していたよ。例えばスパコンは暗号通貨の“採掘”作業に使えたりするので、齊藤はそんなことを手掛けている会社にもプレゼンして回っていたね」
とは、ベンチャー関係者。
ベッタリ記者とベンチャー創業者との二人三脚は17年5月から暗転した。見果てぬ夢だったのか――。
山口記者の“資金源”は、これだけではない。
菅長官が“山口にカネを払ってやって”
以下は、菅長官の口添えで回ってきた顧問の役職について。
【顧問委託契約】と題されたその書類には、あたたかく優しい文言が並んでいた。
・原則として月1回、意見交換を行なう
・顧問料として月額42万円を振り込む
・必要と認める範囲で交通費その他の経費を支払う
総理ベッタリ山口敬之(ノリユキ)・元TBSワシントン支局長は、こんな契約で“雇用”されてもいる。
「山口に資金提供しているのは、東京の有楽町にあるNKBという会社です。ここは交通広告の代理店で、JRの中吊りなどを扱っています。オーナー兼会長は滝久雄と言って、飲食店検索サイトの『ぐるなび』を1996年に開設した人として有名です」 と、広告代理店関係者。
NKBの源流を辿れば、滝会長の父が創った交通文化事業株式会社に行き当たる。取締役には、五島慶太(東急総帥)や小林一三(阪急創業者)、加賀山之雄(国鉄第2代総裁)らが名を連ねていた会社で、滝会長は父親の死後、これを継承した。
「この滝会長と菅さんが仲良しなんです。山口がTBSを辞めた後に、菅さんが“山口にカネを払ってやってくれないか”と滝会長に依頼したそうです。具体的には月42万円で、実際に払っているのは横浜にあるNKBの子会社。本体の方が業績がよくないので、そうなったということですが、子会社の経営陣は不満を抱えていたようです。“会社と何の関係もない山口に、ちゃんとした人を1人雇える額をなんで払わなきゃいけないのか”と」
山口記者がTBSを退社したのは16年5月。顧問契約はその年の11月に始まっている。
「NKB以外にも五つ程の会社が山口に小遣いを支払っていると聞いています。ただ、新潮の告発記事が17年の5月に出ると、“さすがにこれはヤバい”となって、支払いをストップした。一度も会社で見かけたことがないらしい山口に300万円くらいは流れてしまったわけで、経営陣はとにかく憤懣やるかたない様子だったようです」(同)
山口記者は、今年2月1日、「レイプされた」と主張する伊藤詩織さんを相手取り、「名誉を毀損し、プライバシーを侵害した」として、1億3千万円の損害賠償を求めた。詩織さんは2017年9月、「支局長の立場に乗じ、就職斡旋をチラつかせ、レイプした」と、山口記者に1100万円の損害賠償を請求していたから、彼は「反訴」したことになる。 先の契約書は、その「山口反訴状」から図らずも捲(めく)れ出た内容である。要は、彼女の告発のお蔭で、月額42万円の企業など、顧問先を二つ失った。1億3000万円の請求額にその逸失利益も含まれるというわけだ。そこには菅義偉官房長官の関与が見え隠れする。
ここで改めて、「事件」から係争に至る経緯を駆け足で振り返っておこう。
15年4月3日、TBSのワシントン支局長だった山口記者が一時帰国した折、ニューヨークで知り合い、TBSに働き口を求めていた詩織さんと会食した。山口記者のホームグラウンドである東京・恵比寿で2軒目までハシゴしたところから意識を失った彼女は、その後タクシーに乗せられた。車中で彼女は嘔吐しつつも、タクシーは港区内のホテルへ。山口記者の部屋へ連れ込まれ、翌日未明、性行為の最中に目が覚めた。
詩織さんの刑事告訴を受け、警視庁高輪署は捜査を開始。その年の6月、準強姦容疑での逮捕状を携えた高輪署の捜査員が、機上の人となっていた山口記者を逮捕すべく成田空港でスタンバイしていた。しかし、その直前に逮捕は中止された。それは、当時の警視庁刑事部長で現・警察庁ナンバー3の官房長・中村格(いたる)氏が、「(逮捕は必要ないと)私が決裁した」と本誌(「週刊新潮」)の取材に認めている通りである。中村氏は菅官房長官の秘書官を長らく務め、その絶大な信頼を得ており、総理ベッタリ記者の逮捕中止命令は官邸への忖度ではという疑問が、世の中に今もなお燠(おき)のように燻(くすぶ)っている。捜査を引き継いだ警視庁からの書類送検を受けた東京地検は、ほぼ1年後の16年7月に不起訴と判断。詩織さんは17年5月、検察審査会に審査申し立てを行なったものの、9月に「不起訴相当」の議決が出た。19年公開の映画「新聞記者」製作のきっかけはこの「準強姦逮捕状」握り潰し事件にある、と映画関係者は語っている。
美味しい政権とのベッタリ
実際、山口反訴状では、詩織さんに準強姦被害を訴え続けられ、ジャーナリストとしての社会的生命を絶たれたなどとして営業損害1億円を挙げている。テレビ番組出演などの営業収入1400万円ほどに加え、顧問料が2社で約750万円あったのに、18年度は無収入に陥った。名誉回復して従前通りの収入を得るための時間を見積もって、約2千万円×5年=1億円の計算になるという。2社の顧問料だけでサラリーマンの平均年収を凌駕するほど、政権中枢とのベッタリはことに美味しい。
先の滝会長は昨年、母校・東工大に30億円を寄付し、滝夫妻の名を冠した「Hisao & Hiroko Taki Plaza」が建設中だ。母校愛が高じ、背伸びをしたシワ寄せが子会社に回ったのだろうか。山口記者へのお小遣いについて滝会長に質すと、会社を通じ、
「伊藤詩織氏と山口敬之氏との間の民事裁判に関しまして、弊社は一切関係がありません」 と、答えにならない回答。「Hisao & Hiroko Taki Plaza」にその名が並ぶ、滝会長の妻・裕子(ひろこ)さんにも聞いてみると、
「ウチではねぇ、私が喋るくらいで主人は仕事のことは一切話さない人なんですね。(菅さんとの関係は)そんな5、6年なんて話じゃなくて、昔からの知り合いだと思います」 他ならぬ滝会長夫人の証言である。菅長官と会長の浅からぬラインは存在する。他方、長官と山口記者の関係については、山口記者がものした自身の礼賛本『総理』に、こんな件(くだり)がある。
「あの夜の山口君の電話がなければ、今日という日はなかった。ありがとう」
安倍晋三氏が自民党総裁選に勝利した12年9月、菅氏から、こう謝辞を述べられたのだった。それは、山口記者が「あの夜」に菅氏に電話を入れ、出馬を渋る安倍氏本人の口から聞き出した心境を伝えた結果だという。つまり、山口記者が今に至る「安倍一強」の生みの親とも言えるわけで、お小遣いの手配のため、長官が“犬馬の労”を取っても不思議ではなかろう。
ある日の早朝、惰眠を貪る赤坂をスーツ姿の一団がことに足早にウォーキング中だ。胸板が厚く、見るからに屈強なSP2人を引き連れた菅長官を直撃した。
――おはようございます、17年の話で恐縮なんですけど……。
「いや、もういい」
――毎月、山口敬之さんは顧問料を支払ってもらって。それは、長官が滝会長に依頼をされた……という話だったんですが。
「ちょっと、今……」
――山口敬之さんからお願いされたんですか? 顧問料を支払えというのは? どういった経緯かだけでも。
「ちょっと、悪いけど、ちょっと。私、関与してないです」
――とはいえ、その……。
「それ以上言えない。関与してない」
それ以降は、「プライベートですから、だめ」「だから答えているじゃない」と続き、「失礼だよ、私のプライベートなんだから!」と、“24時間365日稼働”をもって鳴る菅長官には残念な“激おこ”で終わった。先の代理店関係者に改めて聞くと、
「会社の事業内容とは関係ない新潮の記事で送金を止めたということは、会社にとって山口がいかに不要な人材だったかを物語っている。つまり、どうしても断れない特別な案件だったからと考えるのが自然。繰り返しますが、山口は一度も会社に来なかったようですし、『山口顧問』の存在など、ヒラ社員は知る由もないんです」
週刊新潮WEB取材班
2019年12月22日 掲載
「この2年間、死ななくてよかった。生きていてよかった」
ジャーナリストの伊藤詩織さん(30)は、勝訴した12月18日の夜、報告集会でそう涙ぐんだ。
ご存知のとおり、伊藤さんが元TBSワシントン支局長の山口敬之氏(53)から2015年4月に性的暴行を受けたとして、1100万円の損害賠償を求める民事訴訟で、東京地裁は山口氏に330万円の支払いを命じる判決を下した。山口氏側は同日、「控訴する」と明言した。
翌12月19日には、伊藤さんと山口氏がそれぞれ外国人特派員協会で会見。「真実を話した」という伊藤さんと、「伊藤さんは嘘つきの常習犯」という山口氏の言い分は、真向からぶつかっている。
原告弁護団は「そう簡単にひっくり返ることはないと思う」
山口氏が控訴した場合、二審で判決がひっくり返る、つまり伊藤さん敗訴となる可能性はあるのだろうか?
18日の報告集会で、判決解説をした原告弁護団の村田智子弁護士は、こう述べた。
「非常にしっかりした判決で、そう簡単にひっくり返ることはないと、私たち弁護団は思っています」。
では、どこが「しっかりした」判決だったのか?原告弁護団の解説と「判決要旨」から整理すると――。
まず、伊藤さんの「合意なく性行為をされた」という供述は、一貫していて理にかなっていると裁判長は判断した。
酩酊状態→山口氏に引きずられるようにホテルに入る(防犯カメラ映像がある)→夜中に意識が戻ったとき性行為が行われており、拒絶したが押さえつけられ…といった経緯。また、当日すぐ産婦人科でアフターピルの処方を受け→5日後に警察に行った、という行動からして「合意があったとは考えられない」と裁判所は判断したわけだ。
「シャワーを浴びずに帰った」のリアリティ
なかでもリアルだったのは、性行為のあと伊藤さんが「シャワーを浴びることなく、朝5時50分にホテルからタクシーで帰宅した」こと。判決要旨にはこの点が2回も登場し、「合意のもとなら不自然に性急」で、一刻も早くホテルから去りたかったと考えるのが自然、だと指摘した。
たしかに、嘔吐したうえに避妊具なしの性行為をしたあと、女性がシャワーも浴びずに明け方帰るなんて、素人から見ても異常事態である。
また、村田弁護士が「うれしい点」として挙げたのが、「性犯罪被害者の心理について、きちんと理解した判決」という点だ。たとえば、事件の数日後に伊藤さんが山口氏に「無事にワシントンに戻られましたか?」といった普通のメールを送ったことを、山口氏は「合意していた証拠」だと主張してきた。だが、“性被害者が事実を受け入れられずに、今までと変わらないふるまいをするのはありうること”、と判決では被害者心理をくみとっている。
よく練られた判決ほどひっくり返りにくいもので、それが原告弁護団の自信につながっているのだろう。
対して、山口氏側はあくまで「明確に合意があった」「伊藤さんは酔って記憶が飛んでいるだけ」と主張し、控訴する意向だ。
新証人、ホテルのドアマンの“連れ込み”証言
だが、二審が行われた場合、さらに山口氏に不利になる新証言が飛び出した。事件当日に2人を目撃した、シェラトン都ホテル(東京・白金)のドアマンの証言である。「闇に葬られたドアマンの供述調書」として、「週刊新潮」12/26号が詳しく報じている。
タクシー内で嘔吐した伊藤さんが<「綺麗にしなきゃ、綺麗にしなきゃ」>と降りるのをこばむような素振りをしていたのを、<男性が腕をつかんで「いいから」と言いました>。フラフラのまま<ホテル入口へ引っ張られ>、<客観的に見て、これは女性が不本意に連れ込まれていると確信しました>というのだ。山口氏の人間性がうかがえる証言もあり、「週刊新潮」本誌を読んでみてほしい。
これは、事件から少し後に、警察がドアマンに話を聞いて作った陳述書だ。だが、なぜか闇に葬られ、今年10月23日にドアマン自らが伊藤さん側に調書の存在を伝えたのだ。結審したあとだったので、判決には反映されていない。
伊藤さんは、こう感謝の念を話している。
「その方自身は『裁判所から連絡がくれば必ず証言する』と思っててくださったようなのですが、連絡がないまま結審というニュースを聞いて慌てて連絡をくださいました。今後の控訴審で出したい、本当に重要な証言のひとつです。
まったく第三者の方が、職場(ホテル)での立場とか、身の危険とか、いろんな懸念を乗り越えて連絡してくださった」(判決報告集会にて)
新事実が出た場合、再捜査もありうる?
このドアマン証言と、調書が闇に葬られた理由が控訴審で明らかになれば、もっと深い事実が見えてくるかもしれない。
もし重要な新証拠が出てきた場合、捜査をやり直すことはあるのか?
山口氏は、刑事事件としては証拠不十分で不起訴となっている。だが、検察は不起訴後にも再捜査を始められる「再起」という制度がある。伊藤さん側から、検察に再捜査を申し出ることもできる。
それにしても、今回の事件で「性的合意とは何か」を考えさせられた男性もいるだろう。
判決要旨によると、山口氏はこう供述したという。ホテルで午前2時頃に目覚めた伊藤さんが「私は何でここにいるんでしょうか」と述べ、就職活動で自分は不合格なのか何度もたずね、酔っている様子は見られなかった、と。
だが、「私は何でここにいるんでしょうか」という発言自体が、ホテルに入ることを合意していない証拠じゃないか!と判決要旨はツッコんでいる。それに気づかない山口氏。「性的合意」に対して、はなから考えがスレ違っているのだろうか。
<文/日刊SPA!取材班>
日刊SPA!
「身長189cm、コロンビア大学卒、ブロンドヘアに端正な顔立ち、趣味はチェロとトライアスロン……。いいわね。この男性の精子をちょうだい」「かしこまりました。お会計はこちらで」──。
そんなやりとりが実際に行われているかどうかはともかく、中国で今、好みの精子を買い付けて理想の子供を産んだ女性の生き方が注目を集めている。一人っ子政策の弊害で極端な男余り社会となった中国は「女が男を選ぶ時代」と言われるようになって久し