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サブスタンダード船排除 (社団法人日本船主協会のホームページより)
★Casualty Investigation Code(海難調査コード)2010年1月1日から適用 (IMOのホームページより)
第2回パリMOU・東京MOU合同閣僚級会議の結果について (国土交通省のHPより)
(岩崎忠夫大臣政務官が代表として参加し、サブスタンダード船の排除に向けた我が国の決意を表明)

日本は金額による被害は多いのに、約13億の被害を受けたオーストラリアが船主責任限度額改正を提案し採択された。日本はなぜ対策を採らないのか???

タンカー以外の事故については、近年では、平成20(2008)年3月5日に明石海峡で衝突事故が起こり、ベリーズ船籍の貨物船Gold Leader(1,466GT)が沈没しました。沈没した船舶から燃料油が流出して、 漁業被害額は約40億円、周辺自治体の油除染経費が約15億5,000万円といわれていますが、船舶の責任限度額は1億7,000万円でしかありません。翌平成21(2009)年3月11日には豪でPacific Adventurer(1万8,391GT)の事故が発生し、 被害額は約24億円、船主責任限度額は約11億円でした。これらの事故を踏まえ、豪等の提案を受けてIMO が責任限度額改正案を採択しましたので、今回、船主責任制限法を改正する必要が生じたものです
05/07/15 (盛山正仁ブログ)

船舶の所有者等の責任の制限に関する法律の一部を改正する法律案(内閣提出第7号) 04/01/15 (衆議院のサイト)
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2015 年6 月8 日より海事債権についての責任限度額が大幅に引き上げられます 04/01/15 (三井住友海上)
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青森県及び座礁船及び放置船の対応に頭を悩ましている地方自治体は海難残骸物除去条約(Wreck Removal Convention)を日本が批准しているのか国土交通省に問い合わせてみるべきだ。「2007年5月14日~18日、ケニヤ(ナイロビ)において64ヶ国が参加して開催され、会議最終日(18日)に「海難残骸物の除去に関する国際条約」が採択された。 我が国からは、国土交通省海事局総務課海事保安・事故保障対策室織田課長補佐その他5名が会議に出席した。」(国土交通省)とホームページに掲載されているので海難残骸物除去条約(Wreck Removal Convention)について十分な理解があるはずだ。付けくわえて、「放置座礁船対策の基本的方向について -省内検討会とりまとめ- 平成15年7月2日 (国土交通省)」や「放置座礁船問題への取組み 露木伸宏 国土交通省海事局総務課海事保安・事故保障対策室長 2004」は生かされていない。


”座礁船”放置問題を追う 2015 02 11(Youtube)

ワールドビジネスサテライト,2/11,WBS経済事件簿,"座礁船"誰が撤去する?

不思議な事に日本はこの条約を批准していない。ダブルスタンダードを疑いたくなる。要するに過去に放置船の対応に苦しんだ地方自治体は国土交通省又は日本政府に働きかけて来なかった。又は、国土交通省又は日本政府は地方自治体からの働きかけがあったとすれば無視して来たという事だろう。日本が早期に批准していれば海難残骸物除去条約の発行日(2015年4月14日)が早くなっていた事は間違いない。下記の情報によると批准した国はブルガリア、デンマーク、ドイツ、インド、イラン、マレーシア、モロッコ、ナイジェリア、パラオ、英国の10ヵ国である。(2014年4月14日)

海難残骸物除去条約の発行日は2015年4月14日なので残念ながら青森で座礁又は沈没した船舶には適用されません。ある意味、国土交通省及び日本政府の責任です。深浦の砂浜で座礁し放置されたカンボジア船籍の貨物船「AN FENG8」(2013年3月1日に座礁)の問題が長期化している時に海難残骸物除去条約(Wreck Removal Convention)に批准するべきであった。しかし行わなかった。これはいかに国土交通省や日本政府が地方自治体の問題を軽視していると言う事かもしれない。(今、盛んに地方再生とか言われているがリップサービスだけかもしれない。)
座礁船が放置された浜で高校生らが清掃活動 (世界遺産・白神山地で暮らす)

海難残骸物除去条約、2015年4月14日に発効日 (2007年に採択された海難残骸物除去条約は、条約締約国の領海外における海難残骸物を迅速かつ効果的に除去するために、統一された国際規則を定めることを目的としています。・・・結論をいえば、2015年4月14日に発効する海難残骸物除去条約は、国際的な海難物の除去に関して法的確定性と透明性を高めるとともに、法の調和を実現するための道しるべとなると考えられます。ただ、同条約の批准国または締約国の多くが領海にも拡大適用すれば、この効果はさらに増すのではないでしょうか。)(GARD)
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その他の参考資料

多発する外国船海難海難残骸物の除去に関するナイロビ国際条約 小塚壮一郎 (公益財団法人日本海法会)
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わが国が未批准の国際条約一覧 (2009年1月現在) (国立国会図書館―National Diet Library)
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海難残骸物の除去に関するナイロビ国際条約の発効について 2014年11月11日 (日本船主責任相互保険組合)

海難残骸物の除去に関するナイロビ国際条約の発効について

2007年の海難残骸物の除去に関するナイロビ国際条約(船骸撤去条約)は、2014年4月14日に10カ国の批准により発効要件が満たされ、2015年4月14日に発効することになりました。

本条約は、海難事故により影響を受ける締約国のための、厳格責任、補償/強制保険制度を定めています。本条約の下で登録船主は、締約国の条約適用水域に危険が生じると考えられる海難残骸物につき、位置決定、標示及び除去する責任を負います。条約上で使用されている重要な用語の定義は、本回報の後半の説明をご覧ください。

条約の適用範囲

第3条第2項で、締約国はその領海を条約の適用範囲に含めることができる旨規定しています。現在、三カ国(ブルガリア、デンマーク、英国)が適用範囲を領海まで拡大しています。これ以外の締約国の適用範囲は、排他的経済水域(EEZ)のみとなります。国際P&Iグループ(IG)は2014年4月に国際海事機関(IMO)の法律委員会に、条約の適用範囲を拡大しなければ領海内で発生した海難残骸物について条約上認められる直接請求権を行使できないことを締約国に再認識するよう文書を提出しました。

強制保険

締約国に登録されている又は締約国の港に入港・出港する300G/T以上の船舶の登録船主は、条約の要件を満たす保険を付保し、締約国からその保険が有効であることを証明する証書を取得し、その証書を常に本船に備え置くことが義務付けられています。

本条約は、船主の厳格責任と保険手配義務という点で原油タンカーを対象とするCLC条約や1,000G/T以上の船舶を対象とするバンカー条約と同様のものです。

条約証書上の責任

IG加盟全クラブ理事会による決定に基づき、組合員が締約国から証書を取得するための条約に基づくブルーカードを各クラブが発行することが同意されました。

IG加盟クラブは通常P&I戦争リスクの基本カバーを船主に提供しませんが、発行された条約証書の下で負う全ての責任は除外リスクを含め証書上の責任限度額までIGプール協定に基づき全クラブで分担することで合意しました。保険契約上の抗弁及びてん補除外規定は、条約証書に基づく責任には適用されませんが、それ以外の責任に対しては通常通り適用されます。条約に基づく責任を担保するための強制保険の限度額は、76 LLMC(1976年の海事債権についての責任の制限に関する条約)を改正する1996年の議定書(96 LLMC)に従って計算される金額となります。また、戦争行為(テロ行為は含まない)により負う責任及び専ら第三者の故意にのみ起因する損害については免責になる旨規定されています。

P&Iクラブは以下の条件によりブルーカードを発行します。
条約証書上クラブによる支払が戦争危険に関するものであった場合、組合員が付保しているP&I戦争危険カバーの下でてん補される金額、あるいは組合員が標準的な戦争危険カバーを付保していればてん補されたであろう金額を限度に、組合員はクラブに対して弁済することとし、組合員が当該P&I戦争危険カバー上有する全ての権利及び第三者に対する求償権をクラブに譲渡することについて同意することとします。そして、ブルーカードの発行依頼を以って、組合員が上記の条件に同意したものと見做します。

したがいまして、組合員は、P&I責任につき別途カバー限度額を設けた戦争危険カバー(標準的な条件)を手配していただくことが必要です。

締約国の発行する証書

証書発行につき、締約国にかなりの負担がかかることが予想されます。
締約国籍船は、その旗国から証書を取得する必要があり、その証書は他の締約国の港やターミナルに寄港する場合も保険の有効な証拠として受け入れられます。
非締約国の登録船舶が締約国を航行する場合は、締約国から証書を取得しなければなりません。IG事務局は、多くの締約国の行政当局に自国籍船以外に対しても証書を発行するかどうか確認中で、その結果は追ってお知らせします。

ブルーカード (P&Iクラブが発行する証明書)

ブルーカードの発行については発行準備が整い次第ご案内します。

IG加盟 クラブでは電子書式(PDF)でブルーカードを発行することが主流となっていることは、多くの締約国に周知されています。電子書式でのブルーカードは、組合員から証書を発行する締約国の関係当局へ電子メールにより提出することが可能になっています。
IMOは締約国に対しサーキュラー(No.3464)を発行して、IG加盟クラブが発行したブルーカードの有効性が各クラブのウェブサイトで確認できればそれを受け入れるよう奨励しています。

締約国一覧(20141110日現在)

国名

寄託日

発効日

ブルガリア *

201228

2015414

コンゴ共和国

2014519

2015414

デンマーク *

2014414

2015414

ドイツ

2013620

2015414

インド

2011323

2015414

イラン

2011419

2015414

マレーシア

20131128

2015414

モロッコ

2013613

2015414

ナイジェリア

2009723

2015414

パラオ

2011929

2015414

英国 *

20121130

2015414

*)適用範囲を領海まで拡大する国

本回報で使用される用語の条約上の定義

「登録船主」とは、船舶の所有者として登録されている者を言い、登録がない場合には海難時において船舶を所有している者をいう。ただし、国が所有する船舶であって、その国においてその船舶の運航者として登録されている会社が運航するものについては、登録船主はその会社をいう。

「船舶」とは、あらゆる種類の海上航行船舶をいい、水中翼船、エアクッション船、潜水船、浮遊舟艇及び浮いているプラットフォーム(海底鉱物資源の調査、開発、または生産のために設置されているものを除く。)を含む。

「海難残骸物」とは、海難から生じた次のものをいう。
(a)沈没又は座礁した船舶
(b)沈没又は座礁した船舶の一部(当該船舶上にあり又はあった物を含む。)
(c)海上で船舶から失われた物及び、座礁し、沈没し又は海上を漂流している物
(d)沈没若しくは座礁しようとしている船舶又は沈没若しくは座礁することが合理的に予想される船舶であって、危険な状態にある船舶又は財産の救助のための効果的な措置がとられなくなっているもの

「危険」とは、次のものをいう。
(a)航行に対する危険又は障害を引き起こす状態又はおそれ 
(b)海洋環境に対する重大かつ有害な結果又は一若しくは複数の国の沿岸域若しくは関係する利益に対する損害を生ずることが合理的に予想される状態又はおそれ

「条約の適用水域」とは、国際法に従って設定された締約国の排他的経済水域(EEZ)をいい、締約国がEEZを設定していない場合には、国際法に従ってその国が決定する領海に接続した水域であって、領海の幅を測定するための基線から200海里を超えないものをいう。

なお、領海は通常沿岸の基線から12海里までとし、EEZは領海の海側の端から始まり領海の基線から200海里まで(領海を含まない)とする。

国際P&Iグループの全てのクラブが同様の内容の回報を発行しています。

この船はいつ撤去されるのだろうか?「2007年5月14日~18日、ケニヤ(ナイロビ)において64ヶ国が参加して開催され、会議最終日(18日)に「海難残骸物の除去に関する国際条約」が採択された。 我が国からは、国土交通省海事局総務課海事保安・事故保障対策室織田課長補佐その他5名が会議に出席した。」(国土交通省)とホームページに掲載されているので海難残骸物除去条約(Wreck Removal Convention)について海保職員は十分な理解があるはずだ。




座礁した船 02/11/2024 (光と風と薔薇と)

船長に過失、罰金20万円 富山・岩瀬浜沖の貨物船座礁、撤去時期見通せず 02/27/24(北日本新聞webunプラス)

 1月に富山市の岩瀬浜沖でパナマ船籍の貨物船が座礁した事故で、伏木海上保安部は26日、中国籍の男性船長(46)を業務上過失往来危険容疑で書類送検したと発表した。...

浅瀬認識も間に合わせるために安全航行怠る 船長の男が罰金の略式命令 岩瀬沖の貨物船座礁事故 富山 02/26/24(チューリップテレビ)

ことし1月、富山市の岩瀬浜沖で外国貨物船が座礁した事故で中国籍の船長の男が14日に罰金の略式命令を受けていたことがわかりました。

業務上過失往来危険の罪で罰金の略式命令を受けたのはパナマ船籍「DONGYU(ドン・ユ)」号の中国籍の船長の男です。

この事故は1月19日、富山港に向かっていた貨物船が、岩瀬浜から100メートルの沖合で浅瀬に乗り上げ動けなくなったもので、船長の男は2月5日、書類送検されていました。

提供:伏木海上保安部

伏木海上保安部によりますと船長の男は陸に近づくにつれ徐々に浅くなっていると認識していたにも関わらず、指定時刻に間に合わせるため安全な航行を怠ったということで、男はすでに罰金を納付したということです。

提供:伏木海上保安部

海難残骸物の除去に関するナイロビ国際条約の発効について 平成19年5月22日
<問い合わせ先> 海事局総務課  海事保安・事故保障対策室 (内線43263) TEL 03-5253-8111(代表)(国土交通省)

本件会議が、5月14日~18日、ケニヤ(ナイロビ)において64ヶ国が参加して開催され、会議最終日(18日)に「海難残骸物の除去に関する国際条約」が採択された。

我が国からは、国土交通省海事局総務課海事保安・事故保障対策室織田課長補佐その他5名が会議に出席した。

採択された条約の概要は以下のとおり。 (1)目的  航行又は海洋環境に危険を生じる海難残骸物の迅速かつ効果的な除去及びそれに関連する費用の補償の支払いを確実にすること。 (2)内容

締約国が条約の適用水域(※1)にある海難残骸物(※2)を航行上又は海洋環境上危険と決定したときは、船舶所有者は海難残骸物を除去しなければならない。
 ※1 条約の適用水域とは、締約国の排他的経済水域及び領域(締約国が条約を領域に適用する決定をした場合に限る。)をいう。
 ※2 海難残骸物とは、海難により生じた船骸及び船舶から流出した物をいう。

船舶所有者が海難残骸物を除去しないときは、締約国は海難残骸物を除去することができる。

船舶所有者は、海難残骸物除去費用等を負担する。

締約国は、総トン数300トン以上の自国籍船及び自国に入港する船舶の船舶所有者に対して海難残骸物除去費用等を担保する保険を義務付ける。

海難残骸物除去費用等の請求者は、船舶所有者のみならず、保険会社に直接費用の請求をすることができる。

(3)発効要件
 10カ国が批准した日の12ヶ月後に発効。


海難残骸物除去条約(Wreck Removal Convention)について (日本船主責任相互保険組合)

2007年5月18日、ナイロビ、ケニアで開催された国際海事機関(IMO)主催の外交会議において、2007年の海難残骸物の除去に関するナイロビ国際条約(海難残骸物除去条約−Wreck RemovalConvention)が採択されました。

その背景として、全世界で約1,300隻もの船舶が放置され、その数は増加傾向にあるとの報告もあり、これが沿岸国及び海運業界にとって深刻な問題となっていることがあげられます。

本条約は、こうした船舶の航行または海洋環境に危険を及ぼす海難残骸物を迅速かつ効果的に除去し、それに関連する費用負担を確実なものとするための国際的な法的枠組みを提供することを目的としています。

具体的には、海難残骸物を除去する義務を登録船主に課し、その義務が自発的に履行されない場合の締約国による代執行を認め、その費用負担を担保するための強制保険制度が導入されています。本条約の概要と関連条文は、以下のとおりです。



1.船主の義務−海難残骸物の除去
締約国が、条約の適用水域※1にある海難残骸物※2について、船舶の航行または海洋環境に危険を及ぼすと決定※3したときは、登録船主(船舶所有者)は海難残骸物を除去しなければならない※4。

※1 適用水域(第1条第1項)
締約国の排他的経済水域(EEZ)をいう。EEZを設定していない場合は、領海を超えてそれに接続する沿岸から200海里の区域をいう。即ち、領海は含まない。
ただし、締約国の任意により、領海内まで条約の適用範囲を拡大することが認められている(第3条第2項)。

※2 海難残骸物(第1条第4項)
船舶の衝突、座礁若しくは航行上の事故または船舶やその積荷に対し重大な損害を与え、若しくは与える切迫したおそれがあるものを「海難」といい、その海難による沈船または座礁した船舶またはその一部、並びに船舶から流出した物が「海難残骸物」である。

※3 危険の決定(第6条)
海難残骸物が航行上または海洋環境上危険を及ぼしているか決定する場合に、締約国が考慮すべき要素が定められている。具体的には、海難残骸物の種類、大きさ、構造、水深、潮流、交通量、積荷の性質等である。

※4 海難残骸物の除去を容易にする手段(第9条第2項)
「船舶所有者は、危険を及ぼしていると決定された海難残骸物を除去しなければならない」と規定されている。

2.船主の責任−海難残骸物の除去費用の負担(第10条)
船舶所有者は、海難残骸物の位置決定(第7条)、標示(第8条)、除去(第9条)の費用について厳格責任を負う。ただし、戦争行為、不可抗力的な性質を有する自然現象、損害をもたらすことを意図した第三者の行為、航行援助施設の維持に関する当局の過失によって生じた海難については免責される。また、責任制限に関しては、「船舶所有者は、適用のある国際または国内制度に基づき責任を制限できる権利に影響を与えるものではない」と規定されている。

3.締約国による措置・権限
本条約では、海難残骸物発生の報告の受領、危険の決定(上記※3ご参照)、除去の命令、及び実行(含、位置決定、表示)等の権限は、締約国である「影響を受ける国(沿岸国)※5」に帰属している。 すなわち、船長及び運航者※6は、遅滞なく沿岸国に「危険の決定」に必要な海難残骸物の正確な位置、種類・大きさ・構造、損害の状況・状態等を報告するよう求められる(第5条)。沿岸国が「危険の決定」を下したときは、船舶所有者が海難残骸物を除去しなければならない期限を設定したうえで、その旨船舶所有者へ通知しなければならない。船舶所有者がこの義務を履行しなかった場合は、沿岸国が船舶所有者の費用で除去することが認められている(第9条)。

※5 影響を受ける国(第1条第10項)
海難残骸物が自国の条約の適用水域に存在している国(即ち、沿岸国を意味する)をいう。

※6 船舶の運航者(第1条第9項)
船舶所有者及び船舶所有者から船舶運航の責任を引き受けた船舶管理者及び裸用船者等をいう。

4.強制保険と保険者への直接請求(第12条)
締約国は、300総トン以上の自国籍船及び自国に入港する船舶の船舶所有者に対して、1976年海事債権条約(その改正条約、即ち1996年議定書を含む)の制限額を限度として、上記2.の責任をカバーする保険への加入を義務付けている。締約国は、保険者が発行する金銭保証を裏付けとして、保険が効力を有していることを証する証書を交付し、本船に対して当該証書を備え置くよう求めている。また、本条約に基づく損害賠償請求は、船舶所有者のみならず、上記の保険者に対して直接行うことが認められている。

5.発効要件(第18条)
10カ国が批准した日の12ヵ月後に発効する。

貨物船、真っ二つに破断 石垣島と西表島間で座礁 台風の強風・うねりのためか 08/05/23(沖縄タイムス)


 第11管区海上保安本部は4日、石垣島と西表島の間の沖合で1月下旬に座礁したパナマ船籍の貨物船が中央部から真っ二つに破断したと発表した。台風6号の強風やうねりのためとみている。

【写真】石垣島沖合でサンゴ礁に乗り上げた座礁船

 石垣海上保安部の巡視船が4日朝に台風の被害状況の確認で航行していたところ、座礁船が破断しているのを見つけた。石垣市名蔵湾沿岸には座礁船の救命艇が漂着していた。油や積み荷のヤシガラなどの流出は確認されていない。

 5日以降に台風が弱まり次第、業者が船体の状況や周辺海域の環境への影響を調査し、県と協議して今後の作業方針を決める。県防災危機管理課によると、座礁船の撤去作業は7月13日から開始。台風5、6号の影響で中断していた。

(写図説明)中央から破断したパナマ船籍の座礁船(第11管区海上保安本部提供)

石垣沖の座礁した貨物船 台風の影響で船体が割れる 08/04/23(沖縄テレビOTV)


台風の影響で今年1月国内最大のサンゴ礁が広がる石西礁湖で座礁した貨物船の船体が割れているのが確認されました。

今年1月、パナマ船籍の貨物船が石垣島沖の石西礁湖で座礁し、先月から撤去に向けた作業が始まっています。

第11管区海上保安本部によりますと4日、貨物船の船体が割れているのが確認されました。

台風による強風や高波が影響したものとみられています。

付近に油の流出は確認されていませんが、貨物船に搭載されていた救命ボートなどが石垣島の名蔵湾の沿岸に漂着しているという事です。

沖縄テレビ

石垣島沖合で座礁した中国貨物船の損傷拡大 積み荷が流出 03/24/23(NHK 沖縄)

石垣島沖合の国内最大のサンゴ礁が広がる海域で、中国の貨物船が座礁してから24日で2か月になりますが、船の損傷が拡大し、積み荷のおよそ4割が流出したということです。

国内最大のサンゴ礁海域で、国立公園に指定されている「石西礁湖」では、ことし1月24日にパナマ船籍の中国の貨物船「シンハイズー2」が座礁する事故が起きました。

第11管区海上保安本部によりますと、これまでに燃料の重油の抜き取り作業は完了していて、24日、船を監視しているサルベージ会社から県や竹富町、石垣市、それに地元の漁協などに対して、現在の船の状態について説明があったということです。

それによりますと、船の左舷側の亀裂部に穴が出来たほか、3つある貨物スペースのうち2つのスペースで、船内を区切っている壁の一部が消失したということです。

さらに、積み荷のおよそ1万トンのウッドチップのうち、およそ4千トンが流出した可能性があるということで、左舷側の穴の直下の海底に堆積しているということです。

海上保安本部によりますと、今後、船や積み荷を撤去するために業者が選ばれることになっていて、最終的な船の撤去には少なくとも数か月以上はかかる見通しだということです。

中国貨物船座礁から3か月 船体の損傷広がる 04/25/23(NHK 沖縄)

石垣島沖合で中国の貨物船が座礁してから24日で3か月になり、NHKが確認したところ、船体の損傷が広がっている様子が確認できました。 現在、流出した積み荷の回収作業が進められていて、今後、国際競争入札で船を撤去する業者が決まるということです。

24日午後1時ごろ、NHKのヘリコプターで撮影した映像では貨物船の船体側面に空いた穴が拡大し、船尾が沈んだようになっていて船体の損傷が広がっている様子が確認できました。

国内最大のサンゴ礁海域で国立公園に指定されている「石西礁湖」で、パナマ船籍の中国の貨物船「シンハイズー2」がことし1月24日に座礁して24日で3か月となりました。

第11管区海上保安本部によりますと、燃料の抜き取りは完了したものの船体の一部が損傷したため、積み荷のおよそ1万トンのウッドチップのうちおよそ4千トンが海に流出した可能性があり、海底に堆積しているということです。

海上保安本部や船舶事故の調査などを行う会社によりますと、現在、船外に流出したウッドチップの回収は地元のダイバーに依頼して進めているということです。

来月上旬には船や積み荷を撤去する業者が国際競争入札で選ばれることになっていて、最終的な船の撤去はそれからさらに数か月以上はかかる見通しだということです。

地元のダイビング業者が貨物船のそばで海に潜って撮影した画像です。

船が座礁したあたりはダイビングポイントとしてよく潜っていたということで、事故の前は一面、生きたサンゴで覆われていたものの事故後に潜るとサンゴの姿が見られず、岩礁がむきだしになっていたと話していました。

画像では黒いウッドチップが岩場の間に積もるように堆積していて、周囲は薄暗くなっていました。

足のフィンを取り外して、挿してみると深く入るということでした。

また一部は、サンゴの上にも堆積していたということです。

石垣島沖合で座礁した中国貨物船の損傷拡大 積み荷が流出 03/24/23(NHK 沖縄)

石垣島沖合の国内最大のサンゴ礁が広がる海域で、中国の貨物船が座礁してから24日で2か月になりますが、船の損傷が拡大し、積み荷のおよそ4割が流出したということです。

国内最大のサンゴ礁海域で、国立公園に指定されている「石西礁湖」では、ことし1月24日にパナマ船籍の中国の貨物船「シンハイズー2」が座礁する事故が起きました。

第11管区海上保安本部によりますと、これまでに燃料の重油の抜き取り作業は完了していて、24日、船を監視しているサルベージ会社から県や竹富町、石垣市、それに地元の漁協などに対して、現在の船の状態について説明があったということです。

それによりますと、船の左舷側の亀裂部に穴が出来たほか、3つある貨物スペースのうち2つのスペースで、船内を区切っている壁の一部が消失したということです。

さらに、積み荷のおよそ1万トンのウッドチップのうち、およそ4千トンが流出した可能性があるということで、左舷側の穴の直下の海底に堆積しているということです。

海上保安本部によりますと、今後、船や積み荷を撤去するために業者が選ばれることになっていて、最終的な船の撤去には少なくとも数か月以上はかかる見通しだということです。

日本の行政の対応は本当に甘いと思う。

座礁した中国の貨物船 燃料の回収終えるも船の撤去には数か月 02/21/23(NHK 沖縄)



先月、石垣島沖合の国内最大のサンゴ礁が広がる海域で中国の貨物船が座礁する事故が起きました。 関係者によりますと、貨物船の燃料の抜き取り作業は完了しましたが、船の撤去には少なくとも数か月はかかる見通しだということです。 国内最大のサンゴ礁海域で国立公園に指定されている「石西礁湖」では、先月24日にパナマ船籍の中国の貨物船「シンハイズー2」(8461トン)が座礁する事故が起きました。 貨物船は船首や機関室などが浸水し、船体の一部に亀裂が入りましたが、燃料の重油の流出はなく、先月31日からサルベージ会社の船が貨物船から重油を抜き取る作業を行っていました。 関係者によりますと、19日までに抜き取り作業は完了したということです。 関係者によりますと、今後は、およそ9000トンある積み荷のウッドチップの状態を確認し、運び出す方法について検討を進めるということです。 ただ、積み荷を運び出し、座礁した貨物船を撤去するには、少なくとも数か月はかかる見通しだということです。

撤去の費用やサンゴ礁に被害が出ているのなら、サンゴ礁の復旧費用など、船の保険会社とある程度の話は付いているのだろうか?このような話は海保しか対応できないと思うので、ニュースにならないのかな?

石垣島沖で座礁の中国貨物船 サンゴ礁に乗り上げ側面に穴 02/14/23(NHK 沖縄)





石垣島沖合で座礁した中国の貨物船にNHKのカメラが近づいて様子を撮影したところ、船体がサンゴ礁に乗り上げ、側面には穴が空くなど損傷している様子が確認できました。

先月24日に石垣島と小浜島の間の国内最大のサンゴ礁「石西礁湖」で中国の貨物船が座礁した事故から14日で3週間たちましたが、C重油と呼ばれる粘りけが強い燃料の抜き取り作業がいまだに続けられています。

13日NHKのカメラが貨物船に近づいて様子を撮影したところ、船体は完全にサンゴ礁に乗り上げて斜めに傾き船体側面の外板が波打つようにゆがんでいました。

特に船体中央の側面は削れたような傷がつき、穴が空いている部分もあり、海水が出入りしているのが確認できました。

このほか甲板にある手すりや金属製の部品が折れて曲がっている様子も確認できました。

船の周囲では重油の抜き取りを続けているサルベージ会社の船が作業を続けている様子も見られました。

貨物船は、燃料の抜き取りを終えたあとは、貨物として運んでいたウッドチップおよそ9000トンを降ろす必要があり、船が完全に撤去されるまでには数か月かかる見通しです。

関係者によりますと、貨物船の燃料のC重油の回収は13日の段階で全体の9割まで進んでいて、今週中には完了する見通しだということです。

石垣島沖の中国貨物船座礁事故 海保調査で船に浸水・亀裂 01/27/23(NHK 沖縄)






今月24日、石垣島の沖合の国内最大のサンゴ礁が広がる海域で、中国の貨物船が座礁し浸水した事故で、海上保安庁が貨物船の調査を行い、船首や機関室などが浸水し、船体の一部に亀裂があったことがわかりました。

第11管区海上保安本部によりますと、今月24日午前9時半ごろ、石垣島と小浜島の間にあるリーフに、中国人19人が乗り込むパナマ船籍の中国の貨物船「シンハイズー2(ツー)」が(8461トン)座礁し、浸水する事故がありました。

海上保安庁は26日機動防除隊の隊員が船内の状況を調査し、27日、結果を公表しました。

それによりますと、船首や機関室、それに船体中央から後方の貨物スペースがいずれも船の底から浸水していたということです。

また、左舷の外側の板がゆがんでいて一部に亀裂があったということです。

一方、油漏れは確認できず、船体の傾斜も変化はなかったということです。

貨物船が座礁した場所は、「石西礁湖」と呼ばれる国内最大のサンゴ礁海域で国立公園に指定されています。

石垣島沖合の貨物船座礁 運輸安全委の事故調査官到着 調査へ 01/25/23(NHK 沖縄)

24日、石垣島の沖合の国内最大のサンゴ礁が広がる海域で中国人19人が乗った貨物船が座礁し浸水した事故で26日、国の運輸安全委員会の事故調査官が現地に到着しました。 関係者から聞き取りを行うなど、事故原因の調査を進めることにしています。

第11管区海上保安本部によりますと、24日午前9時半ごろ、石垣島と小浜島の間にあるリーフで中国人19人が乗り込むパナマ船籍の貨物船「シンハイズー2」(8461トン)が座礁、浸水する事故がありました。

船の乗組員からは座礁前に巡視船に対して、「機関出力が弱く風に流されてリーフに接近している」などと連絡があったということです。

乗組員全員が海上保安本部のヘリコプターに救助され、けがをした人はいないということです。

26日午後、国の運輸安全委員会の事故調査官3人が新石垣空港に到着し、今後関係者から聞き取りを行うなど事故原因の調査を進めることにしています。

貨物船が座礁した場所は「石西礁湖」と呼ばれる国内最大のサンゴ礁海域で国立公園に指定されていますが、海上保安本部によりますと、現時点で油漏れは確認されていないということです。

事故調査官は日本海事協会のような立派な検査会社とはレベルが違うOVERSEAS MARINE CERTIFICATION SERVICESなどの知識はあるのだろうか?そしてISMコードに精通しているのだろうか?
日本海事協会がメンバーになっている国際船級協会連合(IACS)の検査会社の検査や審査でも完ぺきではないのに、それ以外の検査会社だと別次元だと知っているのだろうか?少なくとも個人的な経験から言えば、海保職員達はこれらの検査会社の問題について全く理解していなかった。こんな状態だから適切な対応が出来ないのだろうと思った。これが問題のある検査会社を野放しにするデメリットだと思う。
ロシアで問題のある検査会社が検査したシエラレオネ籍船中国船がエンジントラブルで漂流し座礁してからロシアPSCによる問題のある検査会社が検査した外国船の出港停止命令が極端に増えたように思える。時期に関してははっきりしないが、問題のある検査会社が検査した外国船の出港停止命令が多いのは明らかだ。

石垣島沖での貨物船座礁 国の運輸安全委が「船舶事故」に認定 01/25/23(NHK 沖縄)

24日、石垣島の沖合の国内最大のサンゴ礁が広がる海域で中国人19人が乗った貨物船が座礁して浸水した事故について、国の運輸安全委員会は「船舶事故」に認定し、今後、事故調査官による調査が行われる予定です。

24日午前、石垣島と小浜島の間で中国人19人が乗り込むパナマ船籍の貨物船「シンハイズー2」(8461トン)が座礁しました。

船の乗組員からは座礁前に付近を航行していた巡視船に「風に流されてリーフに接近している。タグボートを要請したい」と連絡し、その後、船はリーフに乗り上げて浸水したということです。

乗組員は全員が、24日、第11管区海上保安本部のヘリコプターに救助されて巡視船に移され、25日午前、石垣港に到着しました。

全員にけがはなく体調も問題ないということです。

この事故について、国の運輸安全委員会は、24日、「船舶事故」と認定し、今後、事故調査官3人が現地に入り原因の調査を行う予定だということです。

貨物船が座礁した場所は「石西礁湖」と呼ばれる国内最大のサンゴ礁海域で、国立公園に指定されていますが、海上保安本部によりますと、現時点で油漏れは確認されていないということです。

海上保安本部は乗組員から話を聞くなどして事故の原因を調べるとともに、船体が損傷して油が流出しないか巡視船や航空機による定期的なパトロールを行い、警戒を続けることにしています。

PSC(外国船舶監督官)が厳しい検査を行わないと、サブスタンダード船が事故を起こした後では、事故の海域の国や人々が泣くだけである。

中国船社の近海貨物船が座礁、乗組員全員を救助 01/25/23(日本海事新聞)



 第十一管区海上保安本部(那覇市)によると、沖縄県の石垣島沖で24日午前9時35分ごろ、近海貨物船「XIN HAI ZHOU 2」(パナマ籍)が座礁した。同日午後に石垣航空基地所属のヘリコプターが乗組員の中国人船員19人全員の救助を完了。船内に浸水が発生している模様だが、同日午後1時20分時点で油の流出は確認されていない。

 英国の船価鑑定大手ベッセルズバリューによると、「XIN HAI ZHOU 2」は2008年に中国造船所で竣工した1万3600重量トン級近海貨物船。中国のリース会社が保有し、中国船社が運航している模様。

 座礁時には積み荷としてバイオマス燃料のヤシ殻1万トンを積載し、石垣港に向かっていた。燃料に重油185キロリットルとディーゼルオイル65キロリットルを積んでいる。

 座礁時の天候は曇り、北東の風17メートルで、海象は2メートルのうねりが生じていた。24日午前9時5分ごろ、浅瀬の方向に漂流する同船に対し、巡視船「いらぶ」が無線で呼び掛けたところ、「本船機関出力が弱く、風に流されてリーフへ近寄っている。タグボートを要請してほしい」との回答があり、その直後に座礁した。

日本海事新聞社

パナマ船籍の貨物船「シンハイズー2」が「XIN HAI ZHOU 2」(IMO:9507104)ならエンジントラブルでも、沈没しても不思議ではないと思うよ。 検査会社が国際船級連合のメンバーではないOVERSEAS MARINE CERTIFICATION SERVICESであればまともな検査はおこなっていない可能性は高い。
こんな状況でタグボートが仕事を受けると思うところが船員なのか、管理会社なのか、常識がないと思う。まあ、常識がないからOVERSEAS MARINE CERTIFICATION SERVICESを検査会社を選んだ可能性は高い。
海保は船が沈没した時に備えて、船の保険会社の情報を船長から聞いておくべきだと思う。他の記事には「現場は国内最大のサンゴ礁が広がる石西礁湖がある海域」と書かれているから補償金額や支払い条件を今のうちからしっかり確認しておくべきだと思う。そして簡単に船長を帰らしてはダメ。海保は船員が帰ったらしばらくしたり船主や管理会社から音信不通になる経験を何度も体験しているからわかるだろう。 2013年の一月に米海軍掃海艦「ガーディアン」が座礁事故を起こし、3月下旬に船体の4カ所を切断しての解体、撤去作業が終了した。比政府は最近、ガーディアンによるサンゴ礁への被害を受け150万ドル(約1億4700万円)の賠償金を請求する方針を明らかにした。事を考えれば、撤去だけでなくサンゴ礁への被害に対する賠償をしっかりと取るべきだと思う。ちなみに

と言う事なので保険会社が逃げれないようにしっかりと海保と日本政府は対応するべき。

浅瀬に流されている貨物船を発見 「タグボート出して」 沖縄・石垣島沖で座礁 01/25/23(沖縄タイムス)



 24日午前9時35分ごろ、沖縄県石垣島の観音崎灯台の西方約7200メートル沖合で、パナマ船籍の貨物船「シン ハイ ズー2」(8461トン、長さ140メートル)が座礁した。第11管区海上保安本部によると、石垣海上保安部所属の巡視船2隻と11管区所属のヘリコプター1機が臨場し、乗組員の中国人19人全員を救助した。けが人はいない。

【写真】「おかしい」そう思った次の瞬間… 血を流し泣き叫ぶ子、ぐったりする子

 24日の冬型の気圧配置が強まった影響で事故当時、付近海域には強風警報が出ていたという。

 11管によると同日午前9時5分ごろ、石垣海保の巡視船が浅瀬に流されている貨物船を発見。同船から「風に流されてリーフへ近寄っている。タグボートを出してほしい」と要請があった。同船はウッドチップの資材1万トンを積み、石垣港に向かっていた。

 同日午後9時現在、石垣海保の巡視船1隻が座礁船を監視中で、沈没や油漏れなどは確認していない。

座礁したシエラレオネ籍「XING YUAN」の離礁の動きはなく、雪化粧の船になってしまった。
船齢は28年らしいのでスクラップになる可能性は高いと思う。。

船体に損傷などはなくても強風が続けば損傷する可能性はあると思う。テトラポットの近くだし、穴が開いても不思議ではない。日本で座礁していないので日本人や漁業関係者は心配する必要はない。ロシアだから強気で出ると思うが、まあ、どうでも良い事。
この座礁した船の国籍は
シエラレオネ籍。驚く事ではないと思う。船齢は28年らしい。



今日の作業状況: 2018年11月19日 座礁船解体作業 (三輪運輸工業株式会社)


南あわじ・座礁船撤去を行いました 2018/11/29 (深田サルベージ建設株式会社)

兵庫県南あわじ市に座礁・放置されていたクレーン船の撤去作業に当社2,050t吊起重機船「金剛」が従事しました。

クレーン部分と台船部分を分割し、それぞれ起重機船「金剛」にて吊上げ撤去しました。

座礁放置クレーン台船の撤去 2018/11/25 (雲MARU )
2016年5月3日、大阪からタイに向けて曳航中のクレーン台船が
台風の影響で大荒れの中タグボートのワイヤーが切れて南あわじ市灘白崎の
海岸に座礁しました乗組員はヘリコプターで救助されました、
クレーン台船はタイの会社所有です、
会社側は最初にアンカーで固定するなどの処置はしましたが、
その後、保険会社から保険適用外とされたため、撤去作業を放置、
2年半もの間、県土木事務所からの除去勧告や除去命令にも応じず
「所有権を放棄した」と知らぬ顔でした、
県道洲本~灘線の横です




座礁放置されたタイの“迷惑船” 撤去費用1.8億円は税金で? 兵庫・南あわじ市 10/19/18(ABC テレビ)

2年以上放置されていた座礁船の撤去に2億円近くの税金が使われることになりそうです。 

タイの会社が所有するクレーン付きの台船は、高さ約50メートル、長さ42メートルほどの大きさで、おととし5月に南あわじ市の海岸で座礁しました。兵庫県は撤去を求めてきましたが、会社側は「所有権を放棄した」として応じず、2年以上、そのまま放置されてきました。これまで大きく動いた形跡はないものの雨や風により、あちこちで腐食が進み、今年の台風20号・21号では船の部品が周辺に散乱する事態になりました。兵庫県は、このまま放置しておくのは危険だとして、19日から行政代執行による撤去を始めました。撤去は来月中に完了する予定で、約1億8000万円の費用は会社側に請求するということです。

座礁から2年半放置 クレーン台船、行政代執行で撤去開始 兵庫 10/19/18(神戸新聞NEXT)

 2016年5月に兵庫県南あわじ市灘白崎の海岸に座礁し、2年半も放置されていたタイ船籍のクレーン台船について、兵庫県は18日、行政代執行による撤去に着手した。淡路島を直撃した台風で台船が動き、危険性が高まっていると判断した。県内ではこれまでプレジャーボートに対する代執行はあったが、貨物船は初めてとみられる。(高田康夫)

【写真】座礁した当時のクレーン台船

 クレーン台船はタイの会社所有で、全長42メートル、幅27メートル。クレーンは最高で50メートルになる。大阪からタイにえい航される途中でワイヤが切れて座礁した。会社側は当初、アンカーで固定するなどの処置をしたが、その後に保険会社から保険適用外とされたため、撤去作業をしなかった。

 県土木事務所は除去勧告や除去命令を出してきたが、会社側は「所有権を放棄した」などと応じないまま。船は座礁した状態で安定していたが、今年の台風20号や21号による高波で船が動き、船上に積まれていた鉄製のバケットなどが落下。そばの県道にも部品が散乱した。

 この日は、県洲本土木事務所の土江明所長がハンドマイクで代執行の着手を宣言。作業員らは小型ボートで台船に乗り込み、船内を撮影したり、荷物を運び出したりした。外国船籍のため、神戸税関の職員も立ち合って通関手続きをした。

 今後、クレーン部分を切り離し、台船は津名港にえい航する予定。順調に作業が進めば1カ月程度で海岸から撤去される見込みという。費用約1億8千万円は会社側に請求するが、支払われる可能性は低いとみられる。

座礁の大型船を行政代執行で撤去 10/18/18(NHK 関西)

おととし兵庫県の淡路島の海岸近くで座礁したクレーン付きの大型の台船について、所有するタイの会社が撤去の要請に応じないことから兵庫県は海岸の保全に影響が出るおそれがあるなどとして、行政代執行による撤去作業を始めました。

この台船は長さ42メートル、幅27メートル、クレーンを含めた高さが50メートルの大型のもので、おととし5月、南あわじ市の海岸近くで座礁しました。

台船は、タイの造船会社が所有し、当時は、大阪からタイにえい航されている途中で、強風や高波によってロープが切れて流されたということです。

兵庫県は、5回にわたって撤去を求めましたが、会社側が応じないため、18日朝から行政代執行による撤去を始め県の担当者たちがボートで台船に乗り込んで残っていた荷物を運び出しました。

県の洲本土木事務所の土江明所長は「台風などの影響で台船が大きく移動することがあり、住民の安全が脅かされる。安全に作業を進めたい」と話していました。

撤去作業は、来月半ばまでの見通しで、兵庫県はおよそ1億8000万円と見込まれる撤去費用を会社側に請求することにしています。

ホンジュラス船籍の「ZHEN FENG」が台湾で座礁し、放置されているようだ。淡路島で座礁した特殊作業船「ネプチューンZ号」と同じように写真の撮影スポットとして人気があるようだ。



From(Maritime Connector.com)
Ship Name: ZHEN FENG (ex-GUANG YUAN)
IMO: 8840054
Type of ship: AGGREGATES CARRIER
Flag: HONDURAS (Ex-CAMBODIA)
Gross tonnage: 2470 tons
DWT: 2750 tons
Year of Built: 1989
Builder: YOSHIDA SHIPBUILDING KOGYO - ARIDA, JAPAN
Manager & Owner: YUN XING SHIPPING - YANTAI, CHINA
Former names: QIAN LI SHAN 6 until 2007 May
TATSUMI MARU NO.15 until 2004 Dec

Chinese cargo ship aground, Taiwan Strait Update 10/12/18(FleetMon)
Posted in Accidents by Mikhail Voytenko

Update Oct 12: Latest updates confirmed it’s ZHEN FENG, she was intentionally beached after water ingress, to avoid sinking. Oct 11: Chinese cargo ship ran aground on a beach in Taoyuan Park area, Taoyuan, northwest Taiwan, in the evening Oct 11. The ship wasn’t identified, but available data point at aggregates carrier ZHEN FENG, which was sailing in southern direction and ran aground, no possible cause given. 12 crew were evacuated, salvage hampered by adverse weather. Photo Taiwan Fire Department.

「同事務所は会社に勧告を出した上で、弁護士をタイに派遣して交渉を進めているが、会社側は書面には返答せず、口頭でも『(所有権を)放棄した』などとしているという。」
クレーン船「NEPTUNE」とタグボート「THE NEPTUNE 8」はタイ王国籍である事が確認できているのであれば、なぜ、日本のタイ王国大使館又は領事館に対して 損害賠償を請求しないのであろうか? 国土交通省 運輸安全委員会の船舶事故調査報告書(運輸安全委員会)
開けない人はここをクリック
クレーン船「NEPTUNE」とタグボート「THE NEPTUNE 8」はタイ王国籍がタイ王国籍として登録され出港するためにはタイ王国籍船を検査できる資格のある 検査官が検査する必要があるはずである。クレーン船「NEPTUNE」とタグボート「THE NEPTUNE 8」がタイ王国籍として登録された時点でタイ王国に責任が あるはずである。兵庫県はタイ王国にタイ王国の費用でクレーン船「NEPTUNE」の撤去を要求したのであろうか?要求していないのであれば、日本国民に 負担を押し付ける前にタイ王国に撤去を要請するべきである。
なぜ、クレーン船「NEPTUNE」とタグボート「THE NEPTUNE 8」が日本の港から出港出来たのか詳細を説明するべきである。海上保安庁に 外国船が出航する時に報告する義務があると思ったが(勘違いかもしれないが)、正しければ、なぜ、出港出来たのか疑問である。
入出港の届け出は海上保安庁に提出されていたのか?
海上保安庁に関する申請および届出の様式一覧です。(海上保安庁)
入出港の届け出(海上保安庁)
開けない人はここをクリック
特定港(とくていこう)とは、吃水の深い船舶が出入できる港又は外国船舶が常時出入する港をさす。
特定港(境海上保安部ホームページ)
特定港とはどのような港か?幾つあるか?(海技塾.com)
喫水の深い船舶が出入できる港又は外国船舶が常時出入する港であつて、政令(港則法施行令)で定めるものをいう。
現在87港(平成29年9月)

「運輸安全委員会の事故報告書によると、事故は平成28年5月3日15時40分頃に発生。経緯として前日の5月2日6時30分にベトナムへ向けて阪神港大阪区を出港し、1昼夜航行して、5月3日6時頃、徳島県阿南市伊島沖を南進中に荒天予報により出港場所へ戻る判断をして、引き返し始めた。波高2m~3mのなかを4ノットで航行中、12時15分に曳船の両舷主機が停止。」
阪神港は特定港となっている。海上保安庁に報告していれば、何か言われた可能性があると思うが、事実はどうなのか?

淡路島で座礁したままのクレーン船  05/07/18(フナフナ)

事故の概要

 ニュース記事を見て知りましたが、座礁してから2年間も放置された状態が続いているそうです。

 運輸安全委員会の事故報告書によると、事故は平成28年5月3日15時40分頃に発生。経緯として前日の5月2日6時30分にベトナムへ向けて阪神港大阪区を出港し、1昼夜航行して、5月3日6時頃、徳島県阿南市伊島沖を南進中に荒天予報により出港場所へ戻る判断をして、引き返し始めた。波高2m~3mのなかを4ノットで航行中、12時15分に曳船の両舷主機が停止。12時40分に曳航索が切断。後の事情聴取で意図的ではなく曳船の揺れにより曳航索が擦れて破断したと証言していますが少し怪しいですね。その後、12時45分にVHF無線で海上保安庁に救助要請。12時50分に左舷機が復旧したものの荒天で再度、曳航索をセットするのは困難な状況で流されていくクレーン船の動向を見ていたが、淡路島に向かって流されていたので、13時20分ごろ、トランシーバーでクレーン船にアンカーを投入するよう指示。しかし、そのまま流されて15時40分ごろ、兵庫県南あわじ市灘白崎海岸の消波ブロックに乗り揚げた。クレーン船に移乗していた乗組員3人は15時55分ごろ、海上保安部のヘリコプタにより救助されたようです。

事故後の対応

 クレーン船「NEPTUNE」及び曳船「THE NEPTUNE 8」はともにタイの会社が所有する船舶。曳船の船長、機関長もタイ人とのことです。当初は燃料を抜いたり、アンカーで固定するなどの処置をし、対応していたそうですが、保険会社から保険適用外とされたため後の処理が止まってしまったようです。ひどい話ですよね。県洲本土木事務所は交渉を続ける一方、タイの会社側が応じなければ2018年度予算で行政代執行により撤去することを検討し、費用を予算に盛り込んでいるみたい。

 日本人的な思考で考えると、他国の住民に迷惑が掛かっているのに、放置するとかあまり考えられないですよね。タイの会社側は書面に返答せず、口頭で所有権を放棄したと言っているから驚きです。処理費用が高額になるのは理解しますが、海難事故だとそれが許されるのでしょうか。一般的に考えると、事故を起こした会社で最低限、撤去だけでもするべきだと思うのですが。詳しいことは、よくわかりませんが、対応のひどさにイラっとします。

クレーン船、曳船の概要

クレーン船「NEPTUNE」
以前は日本の会社が所有していましたが、売船してしまったのでしょう。
80t吊のクレーン船

船名  NEPTUNE
所有者  SURATTHANI DOCKYARD CO.,LTD
建造年  1989年
総トン数  1,370.42t
最大吊上荷重  80t
長さ  42.0m
幅  27.0m
深さ  3.80m

曳船「THE NEPTUNE 8」
画像は船名が違いますが、事故船舶と同一のもの。

船名  THE NEPTUNE 8
所有者  SURATTHANI DOCKYARD CO.,LTD
建造年  1980年9月
総トン数  381t
出力  3,088kW
長さ  34.85m
幅  10.00m
深さ  4.50m

グーグルの航空写真

グーグルの航空写真にも座礁したままのクレーン船が映っていました。ストリートビューは撮影日が少し古かったので映ってません。

放置船の問題を解決できない事実は油濁損害賠償保障法に問題があることを示している。船骸撤去を保険がカバーするとは思えない。 日本は海難残骸物除去条約を批准していない。

「同事務所港湾第2課は『会社側が撤去に応じなければ、最終手段として行政代執行もやむなし』としている。県が代執行した場合でも、撤去費用などは会社側に求めていくことになる。」

法律や規則で撤去費用回収が不可能である以上、相手が撤去費用を払う意思がなければ、時間と弁護士に支払うお金の無駄。結局、兵庫県民と日本国民にに負担を押し付けて終わり。
なぜ、海難残骸物除去条約が必要であるのか、批准する国があるのかを考えれば問題は 簡単に解決できない事が理解できると思う。
★座礁船&放置船!

放置2年のクレーン台船、年内撤去へ タイの所有会社に代執行令書を送付 08/22/18(神戸新聞NEXT)


放置されているクレーン台船。台風の影響で高くなった波が押し寄せている=兵庫県南あわじ市灘白崎

 兵庫県南あわじ市灘白崎の海岸に座礁し、2年以上放置されているタイ船籍のクレーン台船について、県は年内に行政代執行で撤去することを決め、業者と約1億8千万円で契約を結んだ。法的な手続きを終えれば、10月にも撤去工事に着手する予定だ。

 クレーン台船は2016年5月、えい航中にワイヤが切れて流され座礁した。所有していたタイの会社は保険適用外となったため撤去作業をしないまま。県洲本土木事務所は弁護士を通じて撤去を求めてきたが会社側は応じず、県は2018年度予算に撤去費用を盛り込んでいた。

 県は17日、このまま放置すれば行政代執行を実施する趣旨の戒告文書を出すとともに、業者と撤去工事の契約を締結した。10月初旬には「行政代執行令書」を会社側に送付し、同月中にも撤去作業に着手し、年内に終える予定という。

 すぐ横を通る県道は迂回(うかい)路がないため全面通行止めにはせず、海上で解体して船で運ぶ見込み。費用は会社側に請求する。会社側が支払いに応じなければ、撤去した船の部材を売却することになるが、費用の回収は難しいとみられる。

(高田康夫)

座礁後2年 撤去進まぬクレーン台船 タイの所有会社「放棄した」 05/07/18(神戸新聞NEXT)


座礁し、2年間も放置されたままのクレーン台船=兵庫県南あわじ市灘白崎

 強風のために兵庫県南あわじ市灘白崎の海岸にクレーン台船が座礁して2年が経過した。所有していたタイの会社は撤去に応じず、船は放置されたまま。県洲本土木事務所は交渉を続ける一方、会社側が応じなければ年度内にも行政代執行で撤去することを検討し、2018年度予算に費用を盛り込んでいることが分かった。(高田康夫)

 クレーン台船はタイ船籍。2016年5月3日午後、南あわじ市の沼島から約3・5キロ東の沖をえい航中にワイヤが切れて流され座礁した。

 同事務所によると、船はタイの会社が所有。会社側は当初、燃料を抜いてアンカーで固定するなどの処置をしたが、その後、保険会社から保険適用外とされたため処理がストップしている。同事務所は会社に勧告を出した上で、弁護士をタイに派遣して交渉を進めているが、会社側は書面には返答せず、口頭でも「(所有権を)放棄した」などとしているという。

 船は底に穴が開いている状態。海岸沿いの県道に隣接しているため、同事務所は船が動いていないか、毎日確認している。昨秋の台風時も安定していたというが、船体はさびてきており、クレーンのワイヤが切れて交通に影響が出ることも想定される。南海トラフ地震の津波が来れば、さらなる被害も及ぼしかねない。

 撤去には億単位の費用がかかるとみられるが、「いつまでも放置はできない」と同事務所。会社と交渉を続ける一方、すでに国に補助申請し、撤去費用を本年度に予算化した。同事務所港湾第2課は「会社側が撤去に応じなければ、最終手段として行政代執行もやむなし」としている。県が代執行した場合でも、撤去費用などは会社側に求めていくことになる。

三輪記子(弁護士)(東京ファミリア法律事務所) は専門ではないかもしれないが、もう少し調べてからコメントしたほうが良いと思う。

2003年12月に神戸から出航し和歌山の沖合いで沈没したパナマ船籍のタグボート 「MARINA IRIS(マリナ アイリス)」は保険に加入していたが 保険はおりなかった。

問題が起きるまで対応策を考えないからこのようになる。保険に加入していたら、何が起きてもお金が支払われるのか?違うだろ。 保険の対象範囲や条件を満たさないと保険は下りない。これは常識である。
特定港から出港する前に海上保安庁に 入出港の届け出(海上保安庁)を出さなければならない。海上保安庁に黙って出港するケースもあるが、届け出を出したのであろうか?
日本が海難残骸物の除去に関するナイロビ国際条約を締約すれば、将来に起きる多くの座礁船放置問題は解消する。

海難残骸物の除去に関するナイロビ国際条約の発効について 平成19年5月22日
<問い合わせ先> 海事局総務課  海事保安・事故保障対策室 (内線43263) TEL 03-5253-8111(代表)(国土交通省)

2018/05/29(火) 18:15〜19:00 キャスト[字] 南あわじ市に放置されたクレーン船の撤去費用は税金から?▽山菜グルメ (読レビ)

斜めになっているし、一体どうやって使うんだろう。

これは実は座礁したクレーンつき台船。

淡路島の大体このあたり。

このあたりで座礁しているクレーンつき台船なんですけど、

座礁したのはもう2年も前のことなんです。2年もたって、まだこのままの状態が続いている。

どう撤去したらいいんだろうというのが検討されているんですが、きょうの疑問はここです。

放置されているのを税金を使って、あの巨大なものを撤去しなきゃいけない。

何で税金使うんだろうって思いますよね。

では一体なぜ座礁してしまったんでしょうか。

そして、クレーンつき台船、どういうものなのか、見てみましょう。

現地に行ってきました。

上田「あれかな?あれかな?え?いやいやいや。ううわ、え?え?スゴイですね。

そういう建造物が、あるのかなって思うぐらい大きいですよね」

うわー近くに来ると、より大きさが分かりますよね。

大きいですよほら。建物で言うと、ビルの10階近くはあるんじゃないかなと思いますね」

クレーンの高さは、およそ50m。

台船は、およそ40m×30m。

テニスコートが4面も入るサイズです。

あまりにも巨大なため、こちら注目してください、

グーグルの航空写真にも、はっきり映っています。それほどの厄介者なんです。

この問題を担当している、県の職員の方に、詳しく聞きました。

上「これ今ナナメになってるように見えるんですけど」

「砂の方が食い込んでいるところも一部あるんですよ」上「あーそうなんですか。沈みこんじゃってるんですか」

上「そもそもこれどうしてここにあるんですか?」

堀「これはですね、平成28年の5月の3日に、この船が外国に出港しようとしてたんですけども、

そのときに、波が荒かったもので、ここに座礁したと聞いてます」

もともと、別の船にえい航されていましたが、悪天候でロープが切れ、この台船だけが座礁したそうです。

上「人が乗ってたんですよね?堀「乗ってましたね」

上「その人はどうなったんですか?」堀「それはですね、救助され

て、みなさん無事であったというのは聞いてるんですけど」

上「でも立派にね、ザ・ネプチューンという名前までつけてあるのにっていう感じですよね。

座礁から2年。

ナゼずっと放置されているのでしょうか?

堀「この船主さんはタイ国籍ですので通常、外国船は保険に入ってますのでね、

当初はですね、保険で撤去するということで進められてたんですけど、

保険の適用外ということで撤去するのにかなりの費用がかかるので、

船の権利を放棄したから義務はないということで応じてくれてないという状況ですね」

県はこれまで、勧告や督促など、法律に基づいて撤去を再三呼びかけてきましたが、船主が応じる気配はまったくありません。

そこで、タイの船主は、いまどう思っているのか、直接聞いてみました。

「スラタニ・ドックヤード」という会社です。

とはいえ、放置されたままだと、台風や地震などの影響で、倒れる危険もあるため、

県は、船と消波ブロックとの間に糸を張ったり、船体にGPSまでつけたりして、ズレを監視しています。

これまで動いた形跡はないそうですが、何せ2年も経過。

錆びが進んでいることで、新たな心配が。

堀「クレーンをいまおさえているワイヤーがあるんですけど、あれが切れたりすると、あのブームがぐらつく恐れがありますので」

上「そうですよね、仮にもしあそこが切れてしまったら、あれが空中で浮くと。

ココ通るときに、ずーっとぶらぶらしてる横を通るというのはあり

得ないですよね」堀「そうですね」

さらに

堀「ここ漁場なので、錆び等が落ちて漁場を荒らす恐れもあるので」上「その漁師さんたちからも何か

言われていることってあるんですか?」

堀「漁協さんの方からは要望書も出まして。早期撤去してくださいという」

そして何より、錆びが進むと、船がもろくなり撤去そのものが難しくなるため、残された時間は、少なくなってきているのです。

堀「いつまでも放置はできませんので、もう日を決めて、応じてくれなけ

れば、もう行政代執行でやると」上「それはかなりの県の負担ですよね」堀「そうですね」

上「いま難しい、かなり難しい選択を迫られてしまっているんですね」


船主であるタイの会社の方なんですけれども、本当に我々は捨てたんだと。

ほっといているんだと。

私たちには関係ないんですと言うんですけど、

淡路島の方に一言ないですかというと、ちょっと申しわけなさそうな感じもあるので

罪悪感は持っていると思うんですよね。

ではこの問題、法律的にはどうなんでしょうか。

三輪さんに事前に聞いております。

所有権の放棄というのは要するにごみですというのと一緒なんですよね。

ごみを片づけてくださいと言っているわけで、

ごみを片づけさせる費用を請求すること自体はできますけど、

でもタイの人なので、日本の裁判で勝訴判決を得たとしてもタイで執行力はないわけじゃないですか。

タイの政府に言うのも無理なんですか。

それは執行力が仮に生じるとしてもタイの法律について私もちょっとわからないので、何とも言えないわけですよ。

だから。

勝訴判決を得ることと回収することは全く別なので。

県は、そうなったらば、こっちでやらなければならない。

行政代執行、行政が代わりに執行しますよということを

視野に入れているんですが、どれぐらい大変な作業かといいますと、写真を見てもらいますと、

かなり大きなものです。

道路側から機械を入れてやればいいと思うんですけど、これ県道なんです。

県道をとめることはできないんですって。

ちょっとの間、1分2分待ってくださいねと言って、

どうぞというのはできるんだけれども、

数カ月とめるわけじゃないですか。

それはできないんですって。となると、海側から、

この巨大なクレーンをつるすにはもっと大きいクレーンですよね。

ここは浅瀬です。入れません。

ぶつ切りにしていくということになると、腐食しちゃってますよね。さびてます。

このあたりの漁場を荒らしてしまうんです。

そういう事を細かくやっていくと、これまだ使っていないから、これだけ売れないかなとか、

いろんなことを考えるんですけども、難しい。

かなりの費用。億単位、それ以上ということになってきそうなんです。

行政代執行ということは、税金じゃないですか。

木原さん、どうなんですか。

行政代執行というのは最後の手段なんですね。

最近多いのは危険な空き家の撤去ですね。この例でもほとんど回収できないですね。

土地が売れればいいんだけど、たいていは買い手がつかなかったり、壊す費用のほうがかかってしまうと。

納税者としては納得できないので本当に危険なものだけを選んで、行政代執行をするわけです。

ちなみにこういった放置されたままの外国籍の船なんですけども、

調べたところ、何と全国に12カ所もあると。

沖縄とかにもあるんですよね。

こういうのをほっとかれている、同じ悩みのところがあるんですけど、きょうの「ウエダの答え」です。

保険が使えなかったですよね。その保険を強化するしかない。

悪天候だからその船が出たというのが間違いだったということで、

保険がおりなかったらしいんだけど、

もっと日本の保険が変わらないとと思うんですけど。

そういう法律をつくる、全ての船にというわけにはいかないから、日本の港に寄港するには、

そういう座礁したときについても補償する保険に入っていなければいけないという法律をつくると。

日本の港に来ると、金かかるよなということになると、それだけ日本の競争力というか、それが落ちる。

そうするとその分日本の国の経済に影響が出てくると、みんなが負担になると。

国民生活に負担が出てくると。税金になるか、経済活動に影響が出るか。

諏訪之瀬島の座礁タンカー 29日撤去へ 05/22/18(MBC 南日本放送)

十島村の諏訪之瀬島で去年2月から座礁したままになっているタンカーは、来週29日に撤去される見通しとなりました。

この問題は去年2月、パナマ船籍のおよそ5400トンのタンカーが、エンジントラブルで漂流した末に諏訪之瀬島で座礁したものです。
当初、タンカーは撤去を請け負う業者が先月末に沖にえい航し、県外に運ばれる予定でした。しかし、十島村によりますと、えい航する際のワイヤーを巻き取るウインチの取り付けをやり直すことになり、えい航は来週29日に延期になったということです。

諏訪之瀬島では毎年5月からトビウオ漁が始まりますが、島の港に作業船が停泊しているため、水揚げができない状態が続いていて、十島村は業者に対し、タンカーの早期の撤去を求めています。
なお、諏訪之瀬島の住民から油の流出を心配する声もありましたが、業者は十島村に対し「船自体に大きな破損はなく、油が流出する心配はほとんどない」と説明しているということです。

「酒田海上保安部によると、船主側は沈没状態になっている船体の撤去時期や方法を検討している段階だという。」

保険会社の情報が出てこない。時間だけ稼いで放置かも?

UK P&Iによれば海難残骸物の除去に関するナイロビ国際条約がパナマ籍船に2015年11月18日に適用される。今回の座礁に関して影響するのだろうか?
日本はこの条約を締結していないのでパナマ籍船次第。海保は海難残骸物の除去に関するナイロビ国際条約 に関してどれほど知っているのだろうか?体育会系なので体に自身はあるが、知識に関しては???では困るけど!

「海難残骸物除去費用等の請求者は、船舶所有者のみならず、保険会社に直接費用の請求をすることができる。 」
酒田海上保安部は、保険会社の連絡先を船長又は運航会社から聞いて、海難残骸物除去費用等に関して保険会社に直接費用の請求が出来る事を確認するべきだ。 座礁してから何日、経っているのか?海保には英語が話せる職員はいないのか?

The Nairobi International Convention on the Removal of Wrecks (UK P&I)

This page collates the latest information on The Nairobi International Convention on the Removal of Wrecks. Page last updated 03/09/2015

Members are reminded that it is a requirement to obtain a certificate from a WRC State Party attesting that insurance or other financial security is in force in accordance with the Convention.

The WRC provides that with respect to a ship registered in a State Party, such certificate shall be issued or certified by the appropriate authority of the State of the ship’s registry, providing that State is party to the Convention. Ships flagged in countries that are not parties will need to obtain a certificate from a relevant authority in a State Party.

The following WRC States’ maritime authorities have on the date of publication of this circular agreed to issue certificates to ships flagged in countries that are not party to the Convention, subject to any conditions the relevant authority may apply.

As at 18th August 2015, 24 Contracting States have signed the Convention.

酒田北港・貨物船座礁から1週間 漁業への影響を注視 01/17/15(山形新聞)

 今月10日に酒田市の酒田北港でパナマ船籍の貨物船「CITY」(全長106メートル、幅16.8メートル、4359トン)が座礁した事故から17日で1週間。16日現在、船から流出した重油などによる漁業被害は報告されていないが、県漁業協同組合(酒田市)の関係者は「まだ油断できない。油の流出状況などを今後も確認していきたい」と注視。酒田海上保安部によると、船主側は沈没状態になっている船体の撤去時期や方法を検討している段階だという。

 10日早朝、同船から第2管区海上保安本部に「酒田北港の防波堤に乗り上げた」と通報があり、第9管区海上保安本部と航空自衛隊のヘリが出動、ロシア人とバングラデシュ人の乗組員計18人を救助した。船内には重油など約100キロリットルがあり、酒田海上保安部は3日後の13日には現場付近から北西約500メートル、北に約1500メートルの範囲で油膜を確認。船主側は同日、酒田北港の通称「水路」内にオイルフェンスを敷設するなど対策を講じた。

 県漁協は当初から流出した油が漁業に与える影響を懸念。事故当日、五十嵐安哉組合長は山形新聞の取材に「油の流出量といった情報が正確に分からず、今後どのような影響がでるのか不安だ」と述べていた。漁協担当者は15日、「魚を取り扱う酒田本港では油の被害は確認されておらず、沿岸に薄く浮いている油が海中の魚介類に影響を及ぼすことは考えにくい」としつつ「風による流出範囲の変化や現場での作業工程を注視したい」と話した。

 国土交通省は12日、国際的な航海に関わる船舶が重大事故を起こしたとし、運輸安全委員会の船舶事故調査官を酒田に派遣。16日までに乗組員からの事情聴取などを実施し、船舶事故調査報告書に事故原因などをまとめる方針だ。

ニュースによると船は北防波堤で座礁しているらしい。酒田港の航空写真と地図を見るとアンカーポイント(避泊地?)と防波堤の距離はかなり近い。 船長は気象ファクシミリ、又は、その他の方法で気象情報を確認していたのだろうか?天候悪化時の風波を考慮せず避泊地を選択したのであれば、 座礁しても不思議ではない。

ISMコードで要求されている会社の安全管理マニュアルには波浪注意報が出された場合についての指示も記載されているはず?
どのような指示が記載されているかは国土交通省の運輸安全委員会の船舶事故調査官や海保職員しか知らないだろう。もちろん、安全管理マニュアルの閲覧のために 国土交通省の運輸安全委員会の船舶事故調査官又は海保職員が船舶管理会社にマニュアルのコピーの提出を要求しているのかは不明。安全管理マニュアルを閲覧せずに 船長や船員にインタビューするのは怠慢と思うので目を通していると思う。しかし、事実は知らない?

酒田港ほか船舶台風・低気圧等対策要領 山形県船舶安全対策協議会 平成27 年 6 月15 日(一部改正)
(沿岸域情報提供システム(MICS)ミックス 海上保安庁)
◆ 開けない人はここをクリック



酒田港全体の航空写真(酒田北港を含む) (団子マンを目指す中年男「いけしゅ」のクロダイな日記(仮))

「国土交通省の運輸安全委員会の船舶事故調査官は同船のユーリ・ウシャコフ船長(60)をはじめ乗組員から事情を聴いており、14日以降も継続して事故原因を調べる。」

船長の過失があったら、たぶん、本当の事は言わないだろうね!船舶事故調査官が経験豊富なのか、そして、語学力があるのか等が事実を探るのに重要になってくるであろう。 船長の英語が十分なのかも???

酒田北港「水路」にオイルフェンス設置 貨物船座礁受け対応 01/14/16(山形新聞)

 酒田市の酒田北港で10日朝、パナマ船籍の貨物船「CITY」(4359トン)が座礁した事故で、船主側は13日、流出した重油などの拡散を防ぐためのオイルフェンスを同港の通称「水路」に設置した。

 酒田海上保安部によると、事故発生時の船内には重油や潤滑油などが計約100キロリットルあったとみられる。現場付近では船体の北側や水路周辺に浮流油が確認されており、引き続き同海保の巡視船「つるぎ」などが流出状況の確認に当たる。また、国土交通省の運輸安全委員会の船舶事故調査官は同船のユーリ・ウシャコフ船長(60)をはじめ乗組員から事情を聴いており、14日以降も継続して事故原因を調べる。

 事故は10日午前5時20分ごろ発生。船体が防波堤付近の消波ブロックに乗り上げて座礁した。ロシア人とバングラデシュ人の乗組員計18人にけがはなかった。

座礁貨物船、ほぼ沈没…油は最上川河口付近まで 01/13/15(読売新聞)

 山形県酒田市の酒田北港で10日にパナマ船籍の貨物船「CITY」(4359トン)が座礁した事故で、同船がほぼ沈没に近い状態になっていることが、酒田海上保安部への取材で分かった。

 同部によると、事故当時、船内には燃料用の重油や潤滑油計約100キロ・リットルが残されており、一部が海に流出した。油は最上川河口付近まで達し、同部などはオイルフェンスを設置して拡大を防ぐ対策を取っている。

 一方、国の運輸安全委員会は12日、船舶事故調査官2人を現地に派遣し、「全損事故」として調査を開始した。

 今後、船は引き揚げられて撤去される方針だが、日程は決まっていないという。

パナマ船籍の貨物船が座礁(山形県) 01/13/15(NNNニュース)

山形県酒田北港でパナマ船籍の貨物船が座礁した事故で、船の近くに油の拡散を防ぐオイルフェンスが13日設置された。、一方、船の撤去時期のめどは依然として立っていない。酒田北港の防波堤に今月10日パナマ船籍の「CITY【シティ】号」4359トンが乗り上げ座礁した事故。事故から3日がたち、船から流出した油の拡散を防ぐオイルフェンスが船近くの防波堤内側の水路に設置された。一方、船の撤去の時期については高波などため実施できるめどが依然として立っていない。

運輸安全委が調査官派遣 酒田北港の座礁事故 01/12/15(山形新聞)

 酒田市の酒田北港防波堤で10日朝、パナマ船籍の貨物船「CITY」(4359トン)が座礁した事故で、国土交通省は12日、国際航海に従事する船舶が重大事故を起こしたとし、運輸安全委員会の船舶事故調査官2人を酒田市内に派遣し、原因の調査を始めた。

 同委員会によると、調査官らは酒田海上保安部から状況を聞き、13日以降に乗組員から事情聴取し、現場の確認を行う。同海保が関係機関と協議したところ、船はほぼ沈没し、冬場は波の高い日が続くことから、撤去には時間がかかる見通しだという。船の破損と腐食が進む前に船内の燃料を抜き、重油などの大量の流出を防ぎたい考え。

 一方、同港に近い市内の河川でも油膜が確認されたことから、県庄内総合支庁河川砂防課は12日までに豊川と幸福川の3カ所にオイルフェンスを設置した。

 事故は10日午前5時20分ごろ発生。防波堤に船体が乗り上げ、大きく右に傾いた。ロシア人とバングラデシュ人の計18人が乗船していたが、けがはなかった。

「現場周辺の波が高く、船の所有者などによる話し合いがまとまっていないことから、船体は今も撤去されず、港の入り口に放置されたままとなっています。」
もしかしてこのまま放置かも?

「事故当時、船内には燃料の重油などおよそ100キロリットルが残っていて、酒田海上保安部によりますと一部が海に流れ出たということです。」

燃料の重油が約100キロリットル。

この船、さすが中国建造船で手入れが悪いようです。下記の情報を参考に!

CITY 03/02/13(コンテナ船・貨物船は大活躍!)

数年ぶりの岸壁からの撮影シリーズ

雑貨船の"CITY"です。
アルミニウムインゴットを揚げる為名古屋に来ていますが、
本船クレーンが3基中2基故障したため急遽クレーン車を手配しての荷揚げとなりました。
クレーン車って荷役で使用した時間で料金を支払うのではなく、 車庫を出てから車庫に帰るまでの時間で支払うそうなんです。
この本船、"CITY"ていう感じしませんよね。
どちらかというと「村」って感じでしょうか。

2009年9月1日にベンガル湾で衝突した過去があります。
M/V "CITY"
SHIP TYPE:GENERAL CARGO SHIP
IMO NO:9281140
FLAG:PANAMA
BUILD:2004
LOA:106.62m
BEAM:16.83m
DEPTH:9.10m
DRAFT:7.00m
DWT:7001t
GWT:4359t
HANDLING CRANE:
1 x 20t, 2 x 15t
BUILDER:XINHE SHIPBUILDING HEAVY INDUSTRY TIANJIN - CHINA
OWNER:JESSY SHIPPING NAKHODKA - RUSSIA
MANAGEMENT:TRANS OCEAN SHIPPING SEYCHELLES
撮影日:2013年4月2日(火)

座礁事故で運輸安全委が調査 12/18/15(日本テレビ系(NNN))

酒田市の港で10日、パナマ船籍の貨物船が座礁した事故で、国の運輸安全委員会は12日、調査官を現地に派遣し、事故原因の本格的な調査に入りました。
この事故は、10日午前5時20分ごろ酒田市の酒田北港でパナマ船籍の貨物船「CITY」号が、防波堤の波消しブロックに船体の左側を乗り上げて座礁したものです。
事故当時、船内には燃料の重油などおよそ100キロリットルが残っていて、酒田海上保安部によりますと一部が海に流れ出たということです。
しかし、現場周辺の波が高く、船の所有者などによる話し合いがまとまっていないことから、船体は今も撤去されず、港の入り口に放置されたままとなっています。
今回の事故について国の運輸安全委員会は、「船が全損し、重大な案件にあたる」として12日、2人の調査官を現地に派遣し、本格的な調査に入りました。
調査官は座礁した時の状況について海上保安部と情報を共有した上で13日以降、船の損傷などを調べ、座礁した原因の解明にあたるということです。

座礁した貨物船ほぼ沈没状態に 01/11/16(Nスタやまがた)

きのう酒田北港で座礁したパナマ船籍の貨物船は、現在ほぼ沈没した状態となっています。酒田海上保安部で現在、今後の対応などが検討されています。
けさ7時30分、酒田海上保安部が撮影したパナマ船籍の貨物船シティー号です。きのうに比べ沈没が進み、船体はほとんど見えない状態となっています。
シティー号は秋田港で荷物を降ろし、おととい夜酒田港近くに到着し、入港待機をしていてきのう座礁したという事です。
酒田海上保安部によりますと、シティー号には重油などおよそ100キロリットルが残されていて、その一部の漏れが確認できています。
漏れた油は酒田北港の離岸堤北端から北西へ長さ500メートルの範囲と北港港内の南側岸壁周辺に認められましたが、末端は波で拡散し消滅しつつあるということです。
きょうは酒田海上保安部が上空からの油の調査や関係者から事情聴取を行った他、現在、あす以降の対応などが検討されているということです。

(11日17:34)

酒田沖で貨物船座礁 油流出確認 01/11/16(河北新報)

 10日午前5時20分ごろ、山形県酒田市の酒田北港で、パナマ船籍の貨物船「CITY(シティー)」(4359トン)が岸壁から約100メートル沖の防波堤に乗り上げ、座礁した。第2管区海上保安本部と航空自衛隊がロシア人とバングラデシュ人の乗組員18人全員をヘリで救助した。けが人はなかった。

 2管本部によると、船は酒田共同火力発電所沖の防波堤で座礁した。右に35度傾き、操舵(そうだ)室以外は水没。周囲約2キロに油の流出が確認された。

 船は秋田港から酒田港に向かう途中で、積み荷はなかった。現場は風が強く、酒田海上保安部は天候が回復次第、船の周囲にオイルフェンスを設置する。

 酒田海保によると、現場付近の海上は事故当時、風が強かった。庄内地方には9日夕方から、風雪、波浪注意報が出ていた。

パナマ籍の貨物船が座礁 山形・酒田、けが人なし 01/10/16(産経新聞)

 10日午前5時20分ごろ、山形県酒田市の酒田北港の防波堤に乗り上げたと、パナマ船籍の貨物船CITY(4359トン)から第2管区海上保安本部(塩釜)に連絡があった。秋田海上保安部(秋田市)などがロシア人とバングラデシュ人の乗組員計18人を救助。全員けがはなかった。

 酒田海上保安部(山形県酒田市)によると、貨物船はロシアのナホトカ港を出港し、秋田港でベニヤ板を陸揚げした後、9日夜、酒田港の近くに到着した。船体から油漏れが確認されており、同保安部は油の拡大を防ぐとともに、座礁した原因を調べている。

 山形地方気象台によると、当時酒田市沿岸部には風雪注意報と波浪注意報が出ていた。

防波堤に座礁しているようだから船底はぐしゃぐしゃだろう。スクラップにするかどうかは、船主と保険会社次第だろう。

この船、以前はカンボジア籍船のようだ。保険会社はまともな会社なのか?保険が下りなかったら、ここまま、放置かも?



City IMO 9281140, Flag: Panama, Buit: 2004 by Xinhe Shipbuilding Heavy Industry Tianjin, China (ShipSpotting.com)

防波堤に貨物船座礁 ロシア人ら18人救助 01/11/16(日本テレビ系(NNN))

 10日朝、山形・酒田北港沖の防波堤にパナマ船籍の貨物船が座礁し、乗務員18人がヘリコプターで救助された。

 10日午前5時20分頃、パナマ船籍の貨物船「CITY」号(=4359トン)から、「酒田沖の防波堤に乗り上げた」と第二管区海上保安本部に無線で連絡があった。

 酒田海上保安部によると、「CITY」号は、酒田北港沖の北防波堤付近に、右側に傾いた状態で座礁しているのが確認された。船にはロシア人14人とバングラデシュ人4人の合わせて18人が乗船していた。

 このため、10日午前9時すぎから海上保安庁新潟航空基地と航空自衛隊秋田救難隊所属のヘリが出動し、午前10時前に全員を救助した。けが人はいないという。

 酒田海上保安部によると、船の周囲には油のにおいがするものの、油膜は確認されていないという。

 「CITY」号は、秋田港から酒田港に向けて航行中で、酒田沖には9日夜から波浪注意報が出されていた。海上保安部では、乗組員から事情を聞いて、座礁の原因を調べることにしている。

貨物船座礁 沖合で強風観測、原因調査へ 01/10/16(NNNニュース)

 10日早朝、山形県酒田市の酒田北港でパナマ船籍の貨物船が座礁し、乗組員18人が救助された。当時、酒田沖の飛島では、最大瞬間風速31メートルが観測されていた。

 10日午前5時20分頃、パナマ船籍の貨物船「CITY」号(4359トン)から、「酒田沖の防波堤に乗り上げた」と第二管区海上保安本部に連絡があった。酒田海上保安部によると、「CITY」号は、酒田北港の北防波堤に右側に傾いた状態で座礁している。

 乗組員は、ロシア人14人とバングラデシュ人4人の合わせて18人で、海上保安庁・新潟航空基地などがヘリを出動させ、10日午前10時前に全員を救助した。けが人はいないという。

 また、その後の調べで、船から油が漏れ出て、周辺に油膜が確認された。

 「CITY」号は、秋田港で積み荷を降ろし、酒田港に入港のため、沖合に停泊していた。

 酒田沖には波浪注意報が出され、10日午前5時に、酒田沖の飛島で最大瞬間風速31メートルが観測されている。酒田海上保安部では、乗組員から事情を聞いて、座礁の原因を調べることにしている。

ざる法の 改正船舶油濁損害賠償保障法を改正するか、サブスタンダード船である船が非常に多いカンボジア船籍船の検査を強化するしか、防止又は対応策はない。
サブスタンダード船そしてその保険会社のレベル船主について嫌でも少しは理解できたであろう。

運が悪ければカンボジア船籍の貨物船「AN(アン) FENG(ファン)8」や「MING GUANG」だけでなくさらなる海難も周辺で起きるかもしれない。利害関係者は国土交通省又は地元の国会議員に法の改正を要求するべきだ。法が改正されるとは思わないが自分であれば行動だけは起こす。愚かであるが、行動を起こせないのであればこのまま我慢するしかない。気持ちだけの安らぎであれば神頼みも良いかもしれない。

船主側「引き揚げせず」/深浦・貨物船沈没 12/31/14 (陸奥新報)

 深浦町から北に約14キロの海上でカンボジア船籍の貨物船「MING GUANG」が沈没した事故で、沈没船の保険会社に事故内容や損害を報告するサーベイヤー(検査員)のアジア地区責任者の王国瑞氏らが30日、保険会社の代理人として鯵ケ沢町を訪れ、関係者と今後の対応を話し合った。王氏らは能力、実績がないことを理由に沈没船を引き揚げないことを明言、実質的な被害は出ていないとし、沈没船が障害となって出漁できないことで補償を求める漁業者との話し合いは平行線のままだった。

鯵ケ沢沖沈没船「撤去は不可能」 12/31/14 (東奥日報)


【写真説明】沈没船事故の今後の対応について協議した会議。手前が保険会社側の検査員

 鯵ケ沢沖でカンボジア船籍の貨物船「MING GUANG」号が沈没した事故で、船主が加入する保険会社側の検査員は30日、地元自治体などに対し「船体撤去は不可能」として事実上、船を放置する考えを示した。船の腐食が進み、船内に30トン以上残留しているとみられる燃料油等が流出すれば、現場海域で漁業被害を招く恐れもある。

30日に船主と今後の対応協議/深浦・貨物船沈没 12/30/14 (陸奥新報)


【写真説明】 砂浜に打ち上げられたドラム缶を一時保管するために撤去する鯵ケ沢町職員=29日午前10時ごろ

 深浦町から北に約14キロの海上でカンボジア船籍の貨物船が沈没した事故で、30日に船主が鯵ケ沢町に来町し、関係者が今後の対応を話し合うことになった。また、29日につがる市南広森の海岸で貨物船からの漂着物とみられるドラム缶3本とライフジャケットなどが打ち上げられているのが見つかった。鯵ケ沢町では、打ち上げられた15本のドラム缶を一時、別な場所に保管してほしいと沈没船の保険会社の代理人から依頼があり、職員が撤去作業を行った。

漁業者 不安と憤り/深浦沖貨物船沈没 12/27/14 (陸奥新報)

 深浦沖で沈没したカンボジア船籍の貨物船周辺では26日午後4時現在、油の流出などによる漁業被害は確認されていない。しかし沈没地点は今後、トロール船が旬のタラやサメ漁を行う海域で、漁網が沈没船に引っ掛かる恐れがあるため漁ができない。また、油が流出すれば西海岸の漁業が大打撃を受けることになる。地元の漁業者は「厄介なものを置いていってくれた」と憤る。

韓国籍の座礁船4カ月ぶり撤去完了 和歌山 04/15/14 (産経新聞)


串本漁港内で解体作業中のタグボート=和歌山県串本町

 串本海上保安署は14日、昨年12月に和歌山・串本沖で座礁した韓国船籍のタグボート(160トン)と、曳航(えいこう)されていた台船(長さ70メートル、幅30メートル、高さ65メートル)の船体の回収作業が終了したと発表した。事故発生から4カ月が経過し、ようやく撤去された。

 タグボートは昨年12月9日に千葉から韓国へ航行中、悪天候のため串本沖で停泊していたが、強風にあおられて10日未明に座礁。乗組員4人は救助されて無事だった。その後、曳航されていた台船も強風のために傾き、転覆した。

 座礁した際に、船底が破損し、油の流出も一部見られたが、オイルフェンスや油の吸着マットなどを使って拡散を防いだほか、船体に直接ホースをつないでポンプで油を回収する作業も行われた。

 タグボートは今年3月に引き揚げられ、和歌山県串本町の串本漁港内の岸壁で解体作業が行われており、今月末の終了を目指している。台船は1月から撤去作業が本格化。船体が大きいため、陸に引き揚げるのではなく、海上で解体しながら回収作業が進められた。3月末ごろを目標としていたが、天候不良により今月13日に作業が終了した。

 同署担当者は「油の回収や撤去作業など、漁業に対する影響をできるだけ少なくすることを優先して作業を進めた。大きな影響もなく海での作業が終了したことでほっとしている」と話していた。


作業船の大型クレーンで、串本港に陸揚げされるタグボート(7日、和歌山県串本町串本で) 03/08/14 (AGARA紀伊民報)


起重機船で吊あげられ撤去されている「301WOOSUNHO」号(160トン)


古座沖台船座礁事故 (YouTube)

80日ぶりに浅瀬から離礁した韓国籍タグボート 03/02/14 (読売新聞)


クレーン船でつり上げられ、浅瀬を離れるタグボート(左、和歌山県串本町沖で)

 昨年12月に和歌山県串本町津荷沖で座礁し、浅瀬に乗り上げたままだった韓国籍のタグボート(160トン)が1日夕、クレーン船によってつり上げられ、約80日ぶりに離礁した。

 えい航していた台船も近くで傾いたままだったが、今月中には現場での解体作業が終わる見込みという。

 串本海上保安署などによると、この日、タグボートを水平にした後、船首と船尾にワイヤをかけてクレーンでつり上げた。2日にも別のタグボートが串本港までえい航し陸揚げ後に解体する予定。事故直後には両船から油の流出が確認されたものの沿岸などへの影響は報告されていないという。


大きなクレーン船が座礁 12/19/13(ハゼつれづれ)

2013年12月10日に和歌山市串本町沖で座礁した韓国船籍の「301WOOSUNHO」号(160トン)

座礁船 撮影場所 和歌山県串本町 (pinbokephoto diary) 串本の座礁船 (南紀白浜で暮らす)

中国企業出廷せず…宮崎沖の座礁船撤去費用訴訟 04/26/14 (読売新聞)

2010年に宮崎市沖の日向灘で座礁したまま放置されている ベリーズ船籍のポンプしゅんせつ船について、宮崎市漁協(矢部広一組合長)が 船を所有する中国企業とロシアの保険会社を相手取り、 撤去費用約4億円の支払いを求めた訴訟の第1回口頭弁論が25日、 宮崎地裁(内藤裕之裁判長)であった。

中国企業側は出廷せず答弁書も提出しなかった。一方、保険会社側は、会社の事業所が日本にないことなどから、日本の裁判所に管轄権はないとして却下を求めた。

甲板部分まで水没。これでスクラップは決定だろう。売船する時に「豊栄」の売り手はファンネルマークを消す事を要求しなかったのだろうか。 写真を見れば元所有者が誰なのかすぐわかってしまう。

保険会社との契約書にはいつから保険が有効になるのか明確に書いてあると思う。保険が有効であるか確認しなかった所有会社のミス。

驚いたことに 一般船舶保障契約証明書は北海道運輸局から交付されていた。 保障契約証明書は船舶に対するP&I保険が有効になっていなくとも発行される欠陥がある。 一般船舶保障契約証明書を所持していても保険会社がカバーするとは限らない。
船舶油濁損害賠償保障法を再度改正する必要があると思う。改正油濁法施行後に このような問題が起きたという事は法に不備があることを証明したと同じだ。船舶油濁損害賠償保障法の問題点を示している。しかしながら、改正は行われていない。

日本のPSCは船舶がP&Iに入っているのか確認はしないのだろうか。リスクを考えると 外売される船を優先的にチェックするべきだと考えないのだろうか。 オーストラリアで実際にAMSAがチェックしているのである。日本に出来ないことはない!!しかし、やっていない。外売される船は出港予定を 報告し、P&Iのコピーを提出する事を罰則付きの義務とするべきだろう。

宮崎は宮崎市の一ツ葉海岸沖に座礁したホンジュラス船籍のタグボート「KINYU」(一九八トン) から何も学んでいないのか?それとも国土交通省が要求に対して対応せずに放置しているのか?

宮崎市にホンジュラス船籍のタブボート「キンユウ号」が座礁して間もなく半年(九州発 読売新聞より)

宮崎市の一ツ葉海岸沖に座礁し、 ホンジュラス船籍のタグボート「KINYU」(一九八トン)は放置された。

外国船舶監督官や保安部職員の検査や監視が甘かった結果だろう。

座礁当時、船はドラム缶約百八十本分の重油を積んでおり当初、微量の油が流出。 そのため油津海上保安部が密封措置を講じた経緯がある。さらに、船長らインドネシ ア人乗組員8人の滞在中の食費や渡航費用など100万円を宮崎市が一時立て替え 2003年05月22日に帰国させています。 その後、船主と連絡をとっていた宮崎県や宮崎市、油津海保に25日に、ジェフリーロ ジャース社の社長から入った連絡はファックス1枚というからひどい話です。内容は 「資金がない。何もできない」 その後に必要だったひと月にわたる撤去作業で、油の抜き取り、港へのえい航、解 体がおこなわれましたが、たぶん、その費用〔数千万だったとか〕は支払われていな いはずです。ちなみに、ジェフリーロジャース社は2000年12月にも鹿児島県根占町 の沿岸でも作業台船三隻を座礁させ、油ヌキだけはしたが、その後は連絡すらとれ なくなったというそういう会社らしいです〔町が約九千五百万円かけて撤去、漁礁に〕。
(「ハーブ&ハードコア通信」のHPより)

ホンジュラス船籍のタブボート「キンユウ号」は、今治から近い伯方島から出港したのである。 下記の 西日本新聞のワードボックスを参考にしてほしい。

宮崎 座礁外国船 県が撤去 数千万円かけ行政代執行へ 環境保全優先 費用回収は困難 2003.05.07掲載

 宮崎県は六日、宮崎市の一ツ葉海岸沖に座礁し、約一カ月間放置されているホンジュラス船籍のタグボート「KINYU」(一九八トン)を十三日以降、行政代執行法に基づき撤去する方針を決めた。油の流出、漁場やアカウミガメの産卵地保護といった環境への影響を懸念し、台風シーズン前に撤去するという。

 船は中古船で、シンガポールの船主ジェフリーロジャース社が日本で購入。四月八日未明、愛媛県伯方町から香港経由でインドネシアへ向かう途中、エンジントラブルで、一ツ葉海岸沖約七十メートルの砂浜に座礁した。

 重油三十六キロリットル(ドラム缶約百八十本分)を積んでおり当初、微量の油が流出。油津海上保安部が密封措置を講じた。船長らインドネシア人乗組員八人は、滞在中の食費や渡航費用など百万円を宮崎市が一時立て替え、二十二日帰国した。

 県や宮崎市、油津海保は船主と連絡が取れなかったが、二十五日、県などに社長から「資金がない。何もできない」と記したファクスが届いたという。

 撤去作業は油の抜き取り、港へのえい航、解体が必要で、一カ月程度かかる予定。数千万円の費用が必要とみられ、県は立て替えて船主に請求するが、返還の見通しは全く立っていない。

 同社の作業台船三隻が二〇〇〇年十二月、鹿児島県根占町の沿岸に座礁。同社が油抜きした後、連絡が取れなくなり、町が昨年九月、約九千五百万円かけて撤去、漁礁にした。

 費用は請求しているがいまだに支払われていないという。

7ヵ月ぶり座礁船撤去 長島 09/06/12 (南日本新聞) 開けない人はここをクリック

座礁船 7 カ月ぶりに撤去 02/07/11 (広報ながしま) 開けない人はここをクリック

 今年の2月7日に、城川内の海岸に座礁していたモンゴル船籍の台船の撤去作業が、9月3日から5日にかけて行われ、約400 ㌧ある船体は4 等分に切断されました。

 約7 カ月間海に沈んでいたことから、土砂などが多く堆積していたほか台風によるしけのため作業に時間がかかりましたが、予定されていた日程で船体をクレーン船で引き上げ、指江港に海上輸送しました。

 城川内の海岸と指江港では地元の住民らが集まり、作業状況を見守りました。

 見物に訪れた漁師の男性は「無事撤去が終わり落ち着いた。風光明媚な長島の海岸に戻ったことがうれしい」と、撤去を喜びました。


座礁 (マドリエ水俣)


長島町の座礁船 (マドリエ水俣)

モンゴル船籍の台船が城川内沖で座礁 02/07/11 (広報ながしま) 開けない人はここをクリック

大しけの影響でワイヤ切れる

 2月7日、城川内集落の堂崎の南約150 ㍍の浅瀬に、モンゴル船籍の台船「天てんゆう 祐」1190 ㌧が座礁しました。この台船は、熊本県八代港から中国に向かっていましたが、6日の深夜の荒天で、 台船を押していた船から「つないでいたワイヤが切れた」と第十管区海上保安本部に通報がありま した。幸いけが人はなく、撤去するよう保険会社と交渉中とのことです。


巨大貨物船のハーフカットを見た! (JOKER’s STUDIO)

【稚内発】民間会社が自己資金で放置ロシア船を回収処分 05/21/08(月刊誌「北方ジャーナル」)

 北海道の沿岸で、ロシア船籍の貨物船が海難座礁を起こし、そのまま放置されるという事例が数件発生し問題となっている。

 稚内市に本社のある志田船舶工業株式会社(志田茂晴社長)は、関係官庁などと協議の上、5月19日から自社のクレーン船を使って、自費で放置ロシア船の回収処分作業を開始した。

 放置座礁船は、船主が船舶の燃料油による沿岸・海上の油濁損害や座礁船体の撤去にかかる費用を支払う保険に加入していなかったために起きる。近隣の自治体が撤去費用を拠出する事例が増加しているが、財政難にあえぐ自治体の大きな負担になっている。

 このような事例を解決するために、平成17年3月1日から外国航路に就航する総トン数100トン以上の船舶に対しこれらの費用を保障する船主責任相互保険(PI保険)などに加入しなければ、日本の港湾に入港することができなくなった。

 しかし、極東地方や日本海を往来するロシア船が増加する一方で、同国の船舶は老朽化がすすんでいる。ある商社員は、「日本海やオホーツク海の荒海を、こんな船でよく運んでくるよ。ロシアの船はいつ沈没してもおかしくないなと思うような古い、赤さびた船ばかりだ」と語る。

 この問題にからんでは、数年前に、駐日ロシア大使が法的責任は船主にあるが「ロシア政府にもモラル(道義)上の責任はある」と認めたように、老朽船の運航を事実上放置しているロシア政府の責任も問われるところだ。同時に、ロシア船舶の老齢化、ロシア極東地方に出入りする老齢タンカーなどの増加で日本海地域の危険性が高まっていることを承知していながら、対策をとってこなかった日本政府の責任も重大と言わねばならない。

 志田社長は、「放置船を放置しておくことは、危険でもあり、美観も損ねることになる。自治体財政が厳しい折に税金を使って処分することも考えもの。自分でできることは率先して協力したい」と話している。(稚内「週刊市民の声」代表・石井栄三)

ロシアの運送業者が所有する貨物船「デルベント号」(602トン)は利尻島の海岸 (宗谷管内利尻富士町沼浦)に放置されてた。

無国籍の貨物船「DERBENT(デルベント)」の撤去作業が始まっています。2008年9月15日(「利尻の風」のHPより)

無国籍の貨物船「DERBENT(デルベント)」の撤去作業が始まっています。2008年9月9日(北海道新聞)

 【利尻富士】宗谷管内利尻富士町は八日までに、 同町鬼脇地区の海岸で一月に座礁し、放置されている 無国籍の貨物船「DERBENT(デルベント)」(六〇二トン)の 解体・撤去作業に着手した。費用は数千万円の見込みで、 ロシア人船主に求めていく考えだ。

 同船は一月一日に座礁。船の撤去費用を賄う 船主責任保険などに未加入で、町はモスクワ在住の船主に 撤去を求めてきたが、「連絡が付かない」(同町)という。

 同町は「座礁現場は、秋にかけてしけが激しい場所。 漁業被害が出る恐れもある」として単独で撤去することにした。 作業は五日から始まり、今後、船体を切断して陸上に運ぶ。 十月二十日ごろまでに作業を終える予定。

 町は、これまでの離礁作業などに要した約千五百万円の 経費も含め、ロシア人船主への支払いを求めて 損害賠償請求訴訟を起こす方針だ。

 連絡がつかなければ、鉄くずとして競売にかける。

利尻島座礁船放置4カ月 破損で漁場被害不安 2008年04月21日付(水産新聞)

 利尻島鬼脇地区の沼浦海岸で座礁船が4カ月もの間放置されたままになっている。幸い、油漏れはなく燃料は14日までに抜き取られたが、近くにコンブやホタテの養殖施設があり、シケで移動・破損した場合は被害が予想され、漁業者は早期撤去を求めている。

 座礁したまま放置されているのはロシア人所有の貨物船「DERBENT(デルベント)」(602トン)。1月1日午後6時30分、時化を避けて避難中に座礁した。ロシア人とウクライナ人の乗組員14人は1カ月以上、船内に取り残されたままだった。

 当初「カンボジア籍」と伝えられたが、国籍証書の有効期限が切れた無国籍船で、船主責任(PI)保険も未加入という状態だ。利尻富士町と利尻漁協によると、船主は判明しているが1度稚内を訪れた後は「海上保安本部も連絡が取れていない」という。

 業を煮やした町は緊急対策本部を設置。漁協と協議しながら、最低限の措置として座礁船を固定、燃料を抜き取った。15日までの作業費用約2千万円は町と漁協で負担した。

クレーンを運んでいた台船が座礁した。 セントビンセント籍の船が関係しているそうだ! PSC(外国船舶監督官)海上保安庁 は外国船に対して厳しいチェックする必要がある。

インターネットでタグボート「SALVAGE DUKE」を Equasis で調べてみた。

Tug Boat: SALVAGE DUKE
IMO番号: 7902788
総トン数: 1059
建造: 1979
国籍: セントビンセント
検査会社: Russian Maritime Register of Shipping(ロシア船級協会)
管理会社: ASIAN MARINE(台湾)
船舶安全管理を監査した検査会社: American Bureau of Shipping
(アメリカ船級協会)

Principal Particulars Machinery and Equipment
Ship’s Owner: Asian Merchant Marine Limited Engine : Hanshin 6LU46A + 6RALHT
IMO Number : 7902788 Propellor : Twin Propellor
Official Number : 10145 BHP : 7200 BHP X 260 RPM
Call Sign : J8B3672 Bow Thruster : 1
Port of Registry : Kingstown Generator : 2
Nationality : St. Vincent & the Grenadines Rescue Boat : 1
Class / Number: Russian/ 794964 Work Boat : 1
Built: 1979 Towing Winch: 2
Builder: Kochi Jhuko, Japan Towing Wire: 70 mm x 1200 M x 1
Gross Tonnage: 1059 : 67 mm x 1200 M x 1
Net Tonnage: 317 Communications
LOA x B x D: 49.83M X 11.60M X5.30 M Telecommunication: 2 Radars Inmarsat : VHF SSB
Bollard Pull: 95 Tons Inmarsat-C Tlx: 0582/3-437600370 SALC
Fuel Capacity: 588 M/Tons Inmarsat-B Tel: 872/3-337611610
Service Speed: 12 Knots Inmarsat-B Fax: 872/3-337611611
Accommodation: 16 Crews Inmarsat-B Tlx: 0582/3-337611612
Mini-M Tel (1): 872/3-763711066
Mini-M Fax: 872/3-763685453
E-mail s_duke@skyfile.com
Mobil Phone: 0928070013


上記の情報はこのHPより


内海台船座礁 06/07/08(Loving OceanのHPより)

「宮崎海保は台船の船主を探し、天候の回復を待って撤去を促す予定。」 船主を探すのは簡単だろう。タグボート「サルベージ・デューク」(セントビンセント船籍) の船長に書類を見せてもらばよい。日本では台船は「はしけ」と思われているが、 外国ではエンジンが付いていない船と考えられる。台船は日本から韓国へ行く予定だったのだから、 台船は少なくとも国籍証書及びトン数証書を持っているはずだ。そこから所有者が割り出せる。 「台船「神-35000」は寄神建設の工事で使われ、 寄神建設の所有のようだ。(現在も所有者が同じなのか確認はしていないので注意してください。 クレーンと共に売却されるケースもあります。)」 もし持っていなければ、税関及び 宮崎海保はクレーンの輸出者、クレーンの売主、タブボートの船主及びチャーター先などを調べる 必要がある。まともな台船であれば、 国際満載喫水線証書 貨物船安全構造証書 及びその他の証書を持っているはずである。 さらに、国土交通省は 船舶油濁損害賠償保障法 により日本の港に入る100トン以上の外国船舶に船主責任保険(PI保険) を義務付けている。日本から出港する船舶にも適用されるのか?台船は船と考えられるのか? この二点については不明だ。しかし、以前からHPで問題を指摘はしてあるので、 もし、問題が改善されていなければ、国土交通省と保安庁の対応も問題とされるべきだ。 宮崎の皆さん、もし、このHPを見る機会があれば、事実を確認して船主責任保険(PI保険)が 掛かっていなければ国土交通省と保安庁にクレームを入れるべきです。 話を戻しますが、船主責任保険(PI保険)の書類があるはずです? だから、心配などないはずなのですが、現実は?????

日南海岸(鬼の洗濯板)に座礁 06/18/08(ひむかブログ2)

台船座礁…所有会社「我々も被害者」 06/24/08(読売新聞)

 宮崎市の日南海岸の「鬼の洗濯板」が広がる浅瀬に全長150メートルの巨大台船が2日から座礁している問題で、所有する神戸市の建設会社などが23日、県庁で地元住民や県職員らに撤去計画を説明した。住民らは県内有数の観光スポットからの「一刻も早い撤去」を要望。建設会社は撤去を約束したが、“後始末”を押し付けられた形に「私たちも被害者」と不満をにじませた。

 県港湾課や、宮崎市と日南市の観光担当課などから約30人が出席。台船を所有する寄神(よりがみ)建設と、支援を依頼された日本サルベージ(東京)の担当者が撤去方法や日程を説明した。作業は、台風6号が通過すると見られる28日以降に始め、約48時間かけて船に圧縮空気を送り込んで浮かせて近くの港にえい航するという。

 地元住民の代表は「今は海藻採りにいい季節。なるべく早く撤去してほしい」と要望。両社は「天候さえ回復すれば一刻も早く撤去する」と理解を求めた。一方で、台船を借りている韓国の輸送会社や、えい航していたタグボートを所有する台湾の会社が座礁後、一切対応しなかったことも明かした。寄神建設の担当者は「本来ならば、座礁させた会社が撤去すべき。我が社も被害者ということを分かってほしい」と苦々しい表情を見せた。

 同社によると、各社間で撤去費用の負担交渉も進んでいないが「現場が有名な観光地なので放置はできない。船底の傷も日に日に増えていく」と、撤去を請け負うことを決めたという。

 県観光推進課は「県内有数の景観の障害になっているので、速やかに撤去してもらえば、非常に助かる」と話している。(大森祐輔)

クレーン付き台船漂着、観光には影響は出ないか【宮崎】 06/04/08(ツカサネット新聞)

6月2日午後8時40分ごろ、宮崎市の沖合で、大分から韓国に向かっていたタグボート「サルベージ・デューク」(セントビンセント船籍、1059トン)のえい航用ロープが切れ、えい航していたクレーン付き台船(長さ150メートル、幅44メートル、重さ16000トン)が漂流した。海上は台風5号の影響でうねりが高く、台船は無人で漂流し、宮崎市内海港北側の海岸に漂着した。

6月3日午後、台風5号の影響による大雨と高波のなか、現場へ向かった。巨大なクレーン付き台船は、雨にも関わらず観光地である「道の駅・フェニックス」からも確認できた。現場付近では、関係者が漂流物の回収作業を行っていたが、本格的な作業は天候の回復を待ってからとなった。

雨が上がり、夏を思わせるような天気となった5日、再び現場を訪れた。道の駅・フェニックスには、多くの観光客が訪れ、展望デッキから確認できるクレーン付き台船をデジカメで撮影する人もいた。

内海港北側の現場近くの道路には、路肩に多くの車が止まり、ガードレール越しに作業の様子を見守っていた。ダイバースーツに身を包んだ関係者5人がクレーン付き台船に乗り込み、被害状況の把握や確認作業などを行っていた。海上保安庁第10管区海上保安本部宮崎海上保安部の巡視艇「きりしま」が、海上からクレーン付き台船の様子を確認していた。

地元の報道によると、現場周辺に幅50メートル、長さ50メートルにわたって油膜が確認されたとのことだが、オイルフェンスを設置するような作業は確認できなかった。

今後、この巨大なクレーン付き台船を撤去する作業に移ることになるが、果たしてスムーズに作業が行われるだろうか。

2003(平成15)年4月には、ホンジュラス船籍のタグボートが座礁した。

宮崎県は船主に撤去を求めたが連絡が取れず、撤去費用約1億8000万円を肩代わりした。今回もそのようなことにならないように、しっかりと対応してほしいものである。

それ以外にも気になることは、これから夏に向けて始まる観光シーズンである。

宮崎の夏といえば、風光明媚な日南海岸の景色である。窓を全開にし、海風を受けながらのドライブは最高である。デジカメの撮影スポットも多い。

その撮影スポットの一つである道の駅・フェニックスからの眺めに、あのクレーン付き台船も写ることになる。自然の驚異としては仕方がないことではあるが、現場に多くの見物人がいたということで、逆にちょっとした見学スポットとしてにぎわうかも知れない。

今回、自然の驚異をまざまざと見せ付けられたこととなったが、台風シーズンはまだ始まったばかりである。今後、このような事故が起きないことを願いばかりである。

「鬼の洗濯板」で座礁 宮崎、クレーン付き台船 06/03/08(西日本新聞)

 浸食された奇岩が波状に連なる宮崎市内海の景勝地「鬼の洗濯板」の海岸に、無人のクレーン付き台船「神-35000」(1万5944トン)が乗り上げ、座礁していることが3日、分かった。

 宮崎海上保安部によると、台船はセントビンセント・グレナディーン船籍のタグボート「サルベージ デューク」(1059トン)がえい航。大分市から韓国に向かって航行中だったが、2日午後8時40分ごろ、宮崎市の戸崎鼻沖で双方の船をつなぐロープが切れて漂流、同日午後11時半ごろ座礁した。

 タグボート乗組員のフィリピン人15人にけがはなく、沖合で待機している。現場は台風5号の影響で荒天だった。宮崎海保は台船の船主を探し、天候の回復を待って撤去を促す予定。

 「鬼の洗濯板」は日向灘に面し、「鬼の洗濯岩」とも呼ばれる。

大分から韓国へ向かっていたそうだが、 PSC(外国船舶監督官) は検査に行ったのか?曳航装置に問題なかったのか?台船のボラードやボートと台船を 繋ぐロープの強度は十分だったのか?パッセージプランは問題なかったのか? 天候や海の状態などは出港前に検討されていたのか?緊急時の対応プランはあったのか? このような点をチェックしなければならない。 まあ、国土交通省が義務付けた 船主責任保険 は台船とタグボートにもかけられているはずだから 座礁 してから考えれば良いのかもしれないが、事前のチェックをお薦めします、国土交通大臣。 座礁した台船を観光客集めに利用するのも良いかもしれない。

周辺50メートルに油膜 宮崎市内海で台船座礁 06/04/08(宮崎日日新聞)

 宮崎市内海の海岸に大型クレーンを乗せた台船が座礁した問題で、宮崎海上保安部は3日、事故現場周辺に幅50メートル、長さ50メートルにわたって油膜が浮かんでいるのを確認した。

 同保安部によると、台船は全長150メートル、幅44メートル。セントビンセント籍のタグボート(1、059トン)に引かれ大分から韓国に向かっていたが、2日夜に同市の戸崎鼻沖でタグボートと連結していたロープが切れ、岩場に乗り上げた。台船には誰も乗っていなかった。

 3日は台風5号による高波の影響で台船に近づけず、油膜が台船によるものかは分からないという。天候の回復を待ち、オイルフェンス設置について検討する予定。

「鬼の洗濯板」で座礁 宮崎、クレーン付き台船 06/03/08(産経新聞)

 浸食された奇岩が波状に連なる宮崎市内海の景勝地「鬼の洗濯板」の海岸に、無人のクレーン付き台船「神-35000」(15944トン)が乗り上げ、座礁していることが3日、分かった。

 宮崎海上保安部によると、台船はセントビンセント籍のタグボート「サルベージ デューク」(1059トン)がえい航。大分市から韓国に向かって航行中だったが、2日午後8時40分ごろ、宮崎市の戸崎鼻沖で双方の船をつなぐロープが切れて漂流、同日午後11時半ごろ座礁した。

 タグボート乗組員のフィリピン人15人にけがはなく、沖合で待機している。現場は台風5号の影響で荒天だった。

 「鬼の洗濯板」は日向灘に面し、「鬼の洗濯岩」とも呼ばれる。

ロシアの運送業者が所有する貨物船「デルベント号」(602トン)は利尻島の海岸(宗谷管内利尻富士町沼浦)に
放置されているようです。

<座礁した船:「デルベント号」 北海道議会議員 田島 央一氏のHPより転載>

撤去費用が高くて、町も困ってるみたいです。(「離島のはな」のHPより)

事故から4カ月超、未だに撤去のメドはたたず。(「利尻の風」のHPより)

この船、韓国の港からロシアへ向かっていたそうです。 韓国のPSCも港によってはとっても甘い検査を行っている ようなのでこのような事故は運が悪ければ起きるのです。 日本からも中古船が外国へ売られ、外国へ行く途中で座礁したり、沈没したりしていますが、 国交省や日本政府は効果的な対策は行なっていません。 誰も被害者になるまで問題に気付かない。被害者になっても日本のメディアが取り上げないと 泣き寝入り。


早暁の座礁船(GANREF)


座礁船は曳航して行くことは不可能と判断されて、岸に引き揚げて解体されることになりました。
そこで船尾を引っ張ったら、なんと!船体が真っ二つに割れてしまいました。
ところがここにきて、ロシアの船の持ち主の会社が、アメリカの保険会社との保険期間が
終了するので、費用が底をつくから、このまま放置して帰国すると言い出した模様です。
座礁船は置き去り????(朝日館の女将のてんてこ舞日記)

山元町沿岸の座礁船(航空ファンのブログ

山元町沖で2007年4月座礁したセントビンセント籍の 貨物船「JANE号」(4643トン)は船主責任(PI)保険に入っていても、保安庁もお手上げ! 国交省や日本政府のだらしない対応を愛国心で許せと言う事でしょうか?

312日目  福島・宮城県境に座礁したJANE号 (“iQ乘り”の日常:)

300日目  福島・宮城県境に座礁したJANE号 (“iQ乘り”の日常:)

磯浜ロシア船(みちのく悠々万歩計)


宮城県での貨物船座礁 撤去遅れ漁業被害拡大 05-21-2007(水産新聞)


貨物船は砂浜のごく近くで、1カ月にわたり右舷を傾け船体の3分の2を海没

 宮城県山元町の磯浜漁港沖で外国の貨物船が座礁したまま漁業被害が拡大している問題で、同県の村井嘉浩知事は15日、座礁現場を初めて視察した。

 砂浜から50メートル先の船体を見すえ「目と鼻の先、思った以上に近い」と話し、早急な残油抜き取りと船体撤去を船主らに求めていく考えをあらためて示した。大條修也山元町長らは早期解決に向け指導強化を要望。県漁協山元支所の鈴木正一運営委員長は「シャコ網漁を自粛している」と訴えた。

座礁船対策に係る制度等の整備について(「山口県」のHPより)

角島沖の座礁船からの教訓でしょうが、船主責任保険への加入が義務付けられた現在でも問題は解決できていません。


これって、座礁船、それとも、放置船?
写真をクリックするとオリジナルのHPに行きます。

特集「台風による海難」 No.1/06(海難審判庁のホームページより)

座礁船情報1 座礁船情報2 すま丸ギャラリー

山口県下松第2公共埠頭の油回収船すま丸(2004年の夏)

カンボジア籍木材運搬船の乗り揚げ(青森海上保安庁のホームページより)

ヘレナ2 (HELENAⅡ, 2,736トン,所有者:MOUNTAIN STAR INCORPORATED BAHAMA NASSAU,
運航者:SANTA LIMITED)

(財)海と渚環境美化・油濁対策機構より

座礁船とサブスタンダード船には、深い関係があります。 経済協力開発機構では、次のようなことを表明しました。

サブスタンダード船は、規則を満足していない船です。サブスタンダード船の問題には 次のような点があります。

日本の港からシンガポールへ回航されていた パナマ籍のタグボートが神戸から50キロ沖で沈没した。 シンガポールの裁判所で船舶所有者と保険会社が争った記録が公開されていた。 ここには、パナマ船籍の「マリナ アイリス」が神戸港から出港したときに旗国が 何も検査やチェックを行っていない事が判明している。船長も要求される海技免状を 持っていなかった。また、パナマ船籍の「マリナ アイリス」は神戸からシンガポールへの航海にも 適してなく、安全設備もチェックされていなく、不十分であったことが判明している。 これからもわかるように、旗国のチェックがずさんであれば、このようなことは起こる。 現実は、現在進行形でこのようなことが起こっている。日本の外国船舶監督官や海保は 十分な対応を行っておらず、放置していると言っても良い。このような状況が サブスタンダード船や座礁船問題の解決を遅らしている。海猿のようなイメージと 現実は違うのである。

PSCは、ISMコードについても立入り検査の時に、 ISMコードもチックします。ISMコードとは、どんなものかと簡単に言うと、 ISOの海運版です。この制度があるのであれば、なぜ、座礁や海難が頻繁に起こるのか と疑問に思う人もいるでしょう。旗国や検査会社の問題の行き着きます。不適切な検査や審査で、 証書が発行される。これが、原因で、結果として座礁や海難です。システムが完璧であっても、 取締りが行われなければ、規則、法律やシステムなど役に立たないことを証明しています。

海技免除の資格条件を高くしようとも、申請で審査が甘かったり、偽造海技免除のチェックが 行わなければ、不正が広がります。誰もチェックをしないし、不正を判明しても、処分が 軽ければ、不正を行った方が儲かります。

フィリピン籍でフランス船級のタンカー船「SOLAR 1」が沈没した。 大きな被害で原因調査が行われている。調査でわかったことは「SOLAR 1」の船長や士官の資格・訓練などの 有効期限が切れていた、また、要求される資格が無かったことだ。フィリピンの海運局も本船を沈没する直前に 検査している。なぜ、資格や訓練等の問題が指摘されなかったのか。これはシステム自体に問題があるか、 検査の内容及び検査官に問題があると思う。これが現実で、被害や犠牲者が出ないと公にならない。 これが不備や問題点がある船でも運航できる理由であろう。

問題が多い旗国、 船舶、検査会社及び管理会社に対して、保険会社は加入を拒否したり、 プリムアム(保険料)を上げたりします。そして、保険を加入しない船舶や加入できない 船舶が、事故が起こる多くの要因を抱えて運航するのです。これが、サブスタンダード船と 座礁事故の関係です。

日本で座礁し、放置された船もあります。 多くの自治体が後始末に困っていたのが現状でした。 多くの座礁し放置された船は、外国籍船で、外国へ売られ検査もまともに受けずに輸出許可を 受けた元日本籍船でした。日本がなぜ対応しなかったのか。国と公務員の怠慢であったと思います。

中古漁船不正輸出を参考にしていただければ、 どれほど簡単であったのかわかります。「昨年7月上旬、門司海保の海上保安官が北九州市門司区の門司港から、 韓国へ向かっていた第2大和丸を見つけ、立ち入り検査を実施。」普通、日本から外国へ 売られ外国の港に向かっている船を立入り検査をすることなど聞いたことがありません。頻繁に 行われたいたのであれば、なぜ、尾道から出港した船が問題にならなかったのか不思議です。

更新まで続く。

日本の内航船は外売された時点でサブスタンダード船

一般に 日本籍内航船 は国際条約を満足しない規則で建造されており、日本領海内(平水、沿海、非国際近海) でしか運航できない。国際近海(外国港への入港が可能)は国際条約を満たすように 建造されている。このため、日本籍内航船(国際近海として建造された船舶は除く)が外国籍になった時点で サブスタンダード船となる。 PSC(外国船舶監督官) がこの事実を理解し、予習をして元 日本籍内航船 の外国船を検査すれば、出港停止に値する不備を簡単に見つけることが出来る。 しかし、現実は一部の PSC(外国船舶監督官) 以外は見つけていない。

「何年も前の話ですが、外国人ブローカーは言います。 日本の古い船を、数千万から1億程度で買って帰って、日本とアジアを数往復(1.2年)で元が取れると・・・」
「日本の造船所が丹精込めて造った船を安く買って、日本との往復で儲ける・・・ なんか日本人損してないですか? 外国人にいい様にやられてません?
もっと日本人得しても良いのでは? 丹精込めて造った船で儲けて、更に外国人に高く売りつけ、また良い船を造る・・・ 一粒で二度美味しいじゃないですが・・・」 (内航.comのHPより)

これは 日本のPSC(外国船舶監督官) を含むアジアのPSCが問題点を指摘していない(出来るだけの知識と能力がない)現状が存在するから成り立つのです。 国際船級協会連合(IACS)の 船級規則で遠洋区域(Ocean Going)の要求を満足する内航船などほとんどありません。

内航船として使われている「フェリーよなくに」に関して国境の離島における短国際航海(与那国−花蓮間60 海里)の貨客船あるいは貨物船の航行許可に関する要件緩和もしくは地域の実情をふまえた規制適用等 (財団法人都市経済研究所より) からも推測できるが、内航船を改造することなしに国際航海に従事することは不可能だ。
しかし、船の国籍を選べば、 PSC(外国船舶監督官) が問題を指摘しない現状では逃げ道があるのです。 検査会社が検査を見逃してやり、お金と引き換えに証書を発給するから多くの船が日本に入港出来るのです。

下記の写真はサブスタンダード船の写真である。 日本のPSC(外国船舶監督官) はこの船を検査したが下記の不備は指摘しなかった。

サンプル 1


2009年の冬に撮影。
サンプル 2


2010年の夏に撮影。

上記のような状態の船でも検査に通るのです。RESOLUTION A.789(19) SPECIFICATIONS ON THE SURVEY AND CERTIFICATION FUNCTIONS OF RECOGNIZED ORGANIZATIONS ACTING ON BEHALF OF THE ADMINISTRATION (IMO)なんか無視しても、PSC(外国船舶監督官)の検査でも指摘されない。

なぜ PSC(外国船舶監督官) は指摘しないのか。指摘できないようなレベルの検査しか、多くのPSC(外国船舶監督官) 達が行っていないから。検査で重大な問題を指摘しなければ、少なくとも6ヵ月間は他のPSC(外国船舶監督官) に検査されないこととなる。このように問題船がざるからこぼれるように見逃されている。写真なしの説明だといい訳はできるだろう。写真を見たら、 TOKYO MOUの職員は今後の対策について考慮するのだろうか? これでサブスタンダード船 がなくなるのか。素人でも答えられると思う。

事実を知らないから、規則、理想と 勘違い(内航.com) が存在し、問題が解決されない。 産地偽装問題 も同じですが、正直者がばかを見るのが現在の日本です。

サブスタンダード船が座礁し、放置されているケースもあります。
青森県深浦町で座礁したAN FENG 8などが例です。

外国船舶が座礁して困っている自治体は下記のケースを参考にしてください。

2005年9月5日に座礁した中国船籍鮮魚運搬船「浙舟魚冷108」 が座礁した時のまとめである 石川県七尾市総務部生活安全課作成

天売島漂着船への対応について (第一管区海上保安部のHPより)

上記のファイルが開けない場合、こちらを クリックしてください。 第一管区海上保安部 警備救難部の広報資料には、「富山からロシア(ワニノ) 向け売却された旧日本漁船が、曳航されて日本海を航行中10月24日荒天のため 羽幌町天売島に漂着座礁した事件」と説明しています。富山を出港する時に 保険に入っているか、十分な装備や対応がなされていたのかチェックしたのか 疑問です。

日本で売却され、出港する船舶が座礁し、放置される前に PSC海上保安庁 は十分な対応がなされているかチェックする必要があるだろう!

種子島 座礁船 (1993年5月, パナマ船籍の貨物船が座礁)

午前10時、佐伯港錨泊中のカーフェリー(AAA.UFULI、99.67トン)が綱が切れて漂流。船には外国人4名(モルディブ人)が乗船していたが、操縦できないため自力航行不能。上浦福泊南3km付近でレーダー外に出た。ロスト後19:30に確保。(追加)21時過ぎに転覆。1名救出、3名捕捉。(追加)被災者は5名。うち4名救出、1名ロスト。(追加)ロストの1名は、23:30頃発見救出。現在蘇生中で生死不明。09/17/2006 (大分県)

9月17日午後9時頃、「大分県佐伯市上浦沖で台風接近に伴い避難錨泊中のモルディブ籍カーフェリー(乗船者5名)が転覆した。」旨、該船を曳航するモルディブ籍貨物船船長(乗船者9名)から大分海上保安部に通報があった。大分海上保安部所属巡視艇「やまくに」、佐伯海上保安署所属巡視艇「さちかぜ」、福岡海上保安部所属巡視船「はかた」が発動。代理店手配のタグボートとともに捜索中のところ、巡視艇「さちかぜ」がカーフェリー乗船者のうち4名を発見、救助し、佐伯港で救急車に引き継いだ。4名とも人命に異常なし。大分海上保安部職員が大分県佐伯市南海部郡上浦町の海岸で行方不明となっていた残る1名を発見、該人は病院に搬送されたが、死亡(溺死)が確認された。転覆船が沈没した付近には若干の湧出油が認められたが、9月18日巡視船艇による航走攪拌及び風浪により消滅した。佐伯海上保安署は9月25日モルディブ籍貨物船船長を業務上過失往来危険及び業務上過失致死容疑で大分地方検察庁佐伯支部に書類送致した。09/17/2006 (国土交通省)

ホンジュラス船籍のタグボート「キンユウ号」
税関から出港許可を受け、愛媛県伯方町を出港。
香港へ向かう途中、宮崎で座礁した。
シンガポールの船主ジェフリーロジャース社は
船主責任保険(PI保険) には加入していませんでした。

船主は撤去費用が負担できず、県の負担で撤去となる。

座礁船の撤去、本格スタート 来月末に終了予定--宮崎・一ツ葉沖 /宮崎(毎日新聞)

 宮崎市・一ツ葉沖で昨年4月に座礁したホンジュラス船籍の大型タグボート「KINYU」(198トン)の撤去作業が19日、本格的に始まった。今後、船体に堆積(たいせき)した土砂を取り除き、重油が残っていないか確認した上で現場で解体する。3月末には終了するという。
 昨年11月5日から、工事車両が通れるように船まで橋(長さ約70メートル)を造り、波の影響を受けずに解体作業をするため船体の周りを鉄さくで2重(外枠約28メートル×約53メートル)に取り囲む作業などをしていた。19日は土砂搬出に向け、船の部品を取り外すなどした。
 作業はシンガポールの船主に代わって県が実施する行政代執行で、費用として約1億8000万円を計上(うち国の特別交付税8350万円)。船主に支払いを求めてきた県河川課は「費用が確定し次第、改めて請求したい」としている。【関谷俊介】(毎日新聞)

コメント:運が悪ければ 宮崎市にホンジュラス船籍のタブボート「キンユウ号」が座礁して間もなく半年と 同じ運命になったかもしれない。 それとも、 比貨物船転覆 奄美沖で漂流の1人救助、7人不明-元実習船、広島からフィリピンへ回航中 と同じケースだろうか!

和歌山県沖で6人乗り組みの台船遭難、海保が救助活動


27日午前1時35分ごろ、和歌山県日ノ御埼沖西約7キロの海上で、パナマ船籍の台船 「MARINA IRIS(マリナ アイリス)」=139トン、インドネシア国籍の 乗組員6人=から遭難警報が発信された。田辺海上保安部が巡視船4隻航空機2機で 付近を捜索していたところ、同7時30分ごろ、乗組員2人が乗ったゴムボートを発見、 救助にあたっている。

 同保安部では、台船は26日午後5時ごろ神戸港を出港、シンガポールに向かっていた。 現場付近は当時、約20メートルの風が吹き、波の高さは5メートルだった。

(2003/12/27) 読売新聞

座礁船撤去費負担問題が和解へ(釧路、根室地方のダイジェストニュース)

一昨年9月、釧路港内で座礁した台湾のサンマ漁船問題で、釧路市は船主と和解する意向を固め、 和解案を開会中の市議会2月定例会に追加提案した。和解金は約2400万円(600万新台湾ドル)。 撤去費用の1割程度だが、今月末で船主の会社が整理されるため、市はこれ以上の交渉を断念した。 市は新年度、国に対して撤去費用について交付税措置を得られるよう申請する。新年度予算には 交付税として1億8000万円を見込んでいる。

座礁:貨物船が浅瀬に乗り上げる 北海道・小樽港 (05/29/04) (毎日新聞)

France attempts Erika arrest

IN a dramatic twist to the ongoing investigations into the sinking of the Maltese tanker Erika, a French magistrate is expected to issue an international arrest warrant against the head of the Maltese flag administration. Magistrate Dominique de Talance is understood to be preparing the warrant against MMA executive director Lino Vasallo, after Maltese Authorities instructed Vassallo not to attend a hearing in Paris on 17 December. De Talance had threatened to bring charges against both Vassallo and the MMA in September 2003 for “endangering life and complicity of pollution” in relation to 1999 sinking off the coast of Brittany, however an appeal had been launched by MMA lawyers and is yet to be heard by the French courts. Despite this appeal De Talance is understood to have continued with legal action and demanded that Vassalo personally appear for the second hearing in December. Speaking to Fairplay from Malta, Vassallo explained he did not attend the meeting upon specific request from the Maltese authorities and challenged the legitimacy of the expected warrant. Describing the move as “a bizarre situation”, Vassallo contested that the French Judge had "any legal right to bring charges against another sovereign government authority or any government official acting on its behalf."

16:22 8 Jan

Fairplay International Shipping Weeklyより



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