サブスタンダード船の写真
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日本に来て活躍している小型外国船たち (素人造船(株)船舶模型課)

内航船では考えられないような改造をして、シケの中でもやってくるなんでもありの小型外国船 (YouTube)

PARIS MOUは、サブスタンダード船の写真 を公開しています。残念ながら、 TOKYO MOU では、そのような写真を公開していない。また 外国船舶の監督(ポートステートコントロール)の推進 (国土交通省海事局総務課外国船舶監督業務調整室)のサブスタンダード船の説明は不十分。 多くの人達にサブスタンダード船 を知ってもらい、問題を理解していただきたい。 そこで、写真を公開します。

姫路から出港したカンボジア籍の船。「PHNOM PENH」と 書かれている。

こんな状態で出港するのである。これでは海難を起こし、放置される可能性は高い。


外売され日本のPSC の検査を受けて出港する元日本籍内航船 このような船の船主は船が座礁すると放置する可能性が非常に高い。
船が放置された場合は、座礁した場所を管轄する地方自治体の負担になる、または国民の税金が投入される。
国民が知らないところで、無責任な外国船主の尻拭いのために税金が投入される。


Ship laden with stones sinks off Pelong Rocks 07/08/13 (Borneo Bulletin Online)

下記の写真はサブスタンダード船の写真である。2008年から2009年の2年間でPSCから13回の検査を受けた。 日本のPSC(外国船舶監督官)は6回も検査したが、下記の不備を指摘しなかった。 船の長さは80m未満の元日本船籍内航船。大きな船ではない。どんな検査を行えば見逃すのだろうか。 一部の外国船舶監督官達の検査を除けば、これが日本の現実です。

サンプル 1 2009年の冬に撮影。

写真 その2 2009年の夏に撮影
下記の写真は、元日本国籍内航貨物船だった外国籍貨物船のカーゴホールドの写真です。
日本の外国船舶監督官 が検査を行ってから1ヵ月も経っていません。指摘された不備は2つでカーゴホールドに 関する指摘はありませんでした。

サンプル 2 2010年の夏に撮影。

サンプル 3 2003年の10月に撮影。
日本のPSCによる検査が2003年7月に行われた。不備としての指摘なし。

サンプル 4 2003年の3月に撮影。

PSCによる検査が2003年2月に行われた。不備としての指摘なし。

上記の 船は東北のPSC(外国船舶監督官)が 写真撮影の1ヵ月前に検査を行っている。しかし、これらの問題点については指摘していない。素人でも分かるレベル。

サンプル 5 2002年の9月に撮影。
日本のPSCの検査は2002年の7月。ボースン・ストアの水についての指摘なし。ハッチに問題ありと推測できる。
悪天候に遭えば多くの海水が流入する可能性もある。


航海機器用のバッテリーは適切にメンテナンスされていない。

日本のPSCの検査は2002年の4月。PSCの検査から7ヶ月が経過しているが、7ヶ月でこのように腐食することはない

サンプル 7 2002年の12月に撮影。

日本のPSCの検査は2002年の11月。エアパイプに関してPSCによる指摘なし。たった1ヶ月でこのようにエアパイプが腐食することはない。

サンプル 8 2009年の6月に撮影。

消防ホースは穴が開き、消火栓のパイプからは水漏れ。火災探知機は故障の表示。
日本のPSCの検査は2009年の6月。PSCの検査から1ヶ月たっていない。

サンプル 9 2009年の7月に撮影。


補強のブラケットは折れ曲がり、整備に問題あり。CO2の起動装置はさびだらけ。
日本のPSCの検査は2009年の6月。PSCの検査から1ヶ月たっていない。

サンプル 10 2009年の8月に撮影。

ハッチカバーをつなぐピンがない。水密に問題があると思われる。
日本のPSCの検査は2009年の6月。PSCの検査から2ヶ月たっていない。

サンプル 11 2009年の8月に撮影。
チェーンパイプが腐食し、多数の穴がある。2ヶ月でこのように急速に腐食する事はない。
また、このチェーンパイプを見ただけで腐食が疑える。

停泊用発電機が汚い。メーターも壊れている。


主機及び機関室が汚い。


COMP. DKの機器の取り付けが仮修理の状態。SPEED LOGは故障。
日本のPSCの検査は2009年の6月。PSCの検査から2ヶ月たっていない。
日本のPSCは上記の写真について不備として記載していない。これらが日本のPSCの基準として
不備でないのであれば、実際は、サブスタンダード船の数は もっと多いと思う。

上記の写真の船はサブ・スタンダード船であると個人的に思う。しかし、上記の不備を指摘されていない のでサブ・スタンダード船であるとはみなされていない。 専門官と呼ばれる公務員達が検査しているのである。サブ・スタンダード船の隻数は報告されているよりも 多いだろう。だから、公表されている資料やデータを信じていたら問題の現状を見間違えるだろう。

サブ・スタンダード船が沈没したら普通は引き上げて原因調査されないし、沈没した状態が長ければ、 海水による腐食として結論付けられるかもしれない。まあ、サブ・スタンダード船は危険だし、 海難を起こしても不思議でない状態だ。

大きな事故が起きたらPSC(外国船舶監督官) の数が足りないから対応できなかったとか言い訳をして、検査官の増員を要請するのだろう。しかし、検査するからにはまともに検査する ことを徹底しなければならない。たとえ話だがもしこの船舶が大規模な油汚染事故を起こし、国土交通省が検査中に重大な不備を発見しなったと公表したら 真っ赤な嘘。PSC(外国船舶監督官)がこのような大きな問題を見逃すのは稀ではない。 アジアのPSCのレベルの低さと中国PSCの賄賂問題の結果だ。この船は2010年にアジアのPSCの検査を4回も受けている。 上記の写真の船舶はPSC(外国船舶監督官)の検査で重大な不備を指摘されていないので 問題のない船舶としてデータとして残されているに違いない。 TOKYO MOUと国土交通省の人がこのサイトを見る機会があれば、 ぜひフィードバックとして有効に活用してほしい。

サブ・スタンダード船の判断基準はある程度、文書で定義さされている。しかし、サブ・スタンダード船 を検査し、断定するのは経験者しか出来ない。定義が明確にされても、検査し判断する人材に問題があれば、データの信頼性も低くなるし、サブ・スタンダード船 が見逃される。現場の優秀な人材なしではサブ・スタンダード船の断定も正確でなくなる。

日本は国連機関に欠陥船根絶のために出張監査を提唱 したが、その前にまともな(厳しい)検査を行える 外国船舶監督官 を増やすことも必要だ。 なぜ PSC(外国船舶監督官) は指摘しないのか。指摘できないようなレベルの検査しか、多くのPSC(外国船舶監督官) 達が行っていないからだ。検査で重大な問題を指摘しなければ、少なくとも6ヵ月間は他のPSC(外国船舶監督官) に検査されないこととなる。このように問題がざるからこぼれるように見逃されている。写真なしの説明だといい訳はできるだろう。 写真を見たら、 TOKYO MOUの職員は今後の対策について考慮するのだろうか? これでサブスタンダード船 がなくなるのか。素人でも答えられると思う。TOKYO MOUの職員で このサイトを見た方がいれば、トップに問題を報告し改善策を話し合ってほしい。TOKYO MOU の上層部は何も知らないのかもしれない。 外国船舶監督官 がどのような検査をしているのか国民が知る機会はほとんど無いであろう。しかし、ざるのような検査をしていては 欠陥船根絶は夢だ。政治家や官僚がいい加減なことを言っているだけ。そして税金の無駄遣い。能力とやる気がある 外国船舶監督官 に手当てを増やしても結果を優先するべきだと思う。まあ、こんな事を書くと全ての 外国船舶監督官 に手当てを出すかもしれないから、良い案と言えない。厳しい検査又は適切な検査を行っても、このような問題のある 船を何年間も見逃すのか???見るだけで問題を発見できると思うけど????それとも、不備を見ないようにしているのか??? 悲しいけど、これが現実だ! 現場を知らないキャリアがいかにも日本は適切に対応している、諸外国の外国船舶監督官を教育していると公表しても、 日本の外国船舶監督官 の中にはチェックするだけで発見できる不備を長年、見逃す。同じ監督官が見逃すのなら個人の問題。しかし、同じ 外国船舶監督官じゃない。組織にも問題があると推測するのは おかしいのか???

下の写真は、貨物船のハッチ・カバーです。 ハッチ・カバーは、国際満載喫水線条約で要求されている風雨密に問題があります。 この船を検査した組織は、 国際船級協会連合(IACS) のメンバーであるが、検査官の検査の 質に差がある場合、このような船も存在する。良い点は、検査会社が国際船級協会連合の メンバーなので、船主責任保険に加入できる。保険に加入している場合、事故を起こしても 保険が掛かると言うことでしょう。

検査を受けて 船主責任保険(PI保険) が船舶にかかれば、更新時に再検査を受ける必要はないと聞いています。 一度、保険が掛かれば、大きな事故を起さない限り 船主責任保険(PI保険) は自動的に継続できるようです。問題であるかは個々の意見がありますが、保険金を支払う保険会社 の判断です。厳しい検査よりも多くの保険契約を増やすほうが儲かるのでしょう。

素人が見ても、問題であると指摘できる穴。ハンマーテストをしたら、たぶん、 大きな穴になるでしょう。

損傷の発見法 を参考にしてください。一般的に、検査官がこの ような検査を行えば、発見できないような問題じゃない。これが、 サブスタンダード船 が存在する理由です。誰かが、チェックしないと、この船は 事故を起こすまで、この状態でしょう。
本当は、 PSC(外国船舶監督官) が指摘すべきだと思うのですが、出来ないのか、指摘するだけの経験と知識がある 外国船舶監督官が少ないのか、 問題のあるサブスタンダード船 がアジアエリアで運航されています。

国際条約で要求される証書(車検証書みないなもの)を発給する検査会社があるのですが、 カネボウの粉飾決算事件で業務停止を受けた中央青山監査法人 のように、取締りや処分が甘い環境で、顧客が離れるのを引き止めたい、顧客を増やしたいと 検査会社が思っていれば、検査も甘くなります。 レベルの低い検査会社は、お金さえ支払えば、 検査証書を発給する現実があります。 しかし、取締まる立場の PSC(外国船舶監督官)FSC(旗国の検査官) のシステムも完全でなく、 サブスタンダード船 の運航を許している現実がある。

国際船級協会連合のメンバーである検査会社でも、このような船が存在する。 メンバーでない 検査会社の質 が想像できるだろう。だから、 サブスタンダード船 があまり減らないのである。

下記の写真は、救助艇(英語でレスキューボート)の偽物である。 日本の伝馬船(和船) を違法に改造したもの。上記の写真の貨物船に積まれていたもの。 検査した検査会社は、上記のハッチ・カバー等を検査した検査会社とは違う。船主責任保険に 加入するには、船級証書が必要なのである。この船級証書が発行(発給)されれば、検査が もっと簡単に行う検査会社に他の証書を発行してもらう方法を選択すれば、問題があっても 証書が発行される場合が多くある。つまり、問題があっても ポートステートコントロール(外国船舶監督官) が見つけられない問題であれば、修理や証書が付いている装備は必要ない事実から行われて いることである。以前は、不備を改善せずとも日本に再入港できたのである。現実は、PSC次第 である。

この船は PSC(外国船舶監督官) に再々、同じ指摘を受けて出港停止を受けていたが、 修理する意思がなかったようである。問題は、問題の指摘を受けても、改善せずに日本に入港 できた事実である。PSCの検査が厳しいと不平を言う人達がいるが、今までが簡単すぎたと思わない のだろうか。思わないから、不満なのであろう。いろいろな業界の問題は、この考え方にある。

問題船(サブスタンダード船)の船の場合、
下記の写真のような問題は珍しくない。
船倉がこんなに腐食していても日本のPSCは指摘しない!

この船、沈みすぎ?
この乾舷、どこかおかしくない?

関連記事のリンク集

追記:Hoei Maruが沈没したとのことです。上記の貨物船を検査したのは、Hoei Maruを検査した 検査会社と同じです。

Japan 1907gt general cargo M/V Hoei Maru (built 1991), Dalian for Busan, with 1,250 tons cargo, in collision & capsized. Jul. 10. (Sat. July 12 2003)

上記の船は、パナマ・ビューローとBV(フランス船級協会)が検査を行い証書を発行した 貨物船である。パナマ・ビューローは船がILO92や133の要求をしていなくても満足している証明の証書を発給している。 PSC(外国船舶監督官) はILO92や133に関して検査しないので何でもありだ。ILO92や133の要求を知っていればこれが事実であるかはわかるであろう。

参考のサイト:

BVのサイトより

Hoei Maru

フィリピンで沈没し油による被害を出したソーラー1(Solar 1) はBV(フランス船級協会)が検査を行い証書を発行した。また、国籍は、フィリピン(国籍証書は パナマ・ビューロー が発給し、パナマ籍となっていた)。フィリピンが旗国の検査を事故前に行っていたが 問題を発見できなかった。

TOKYO MOUのサイトより

2002年7月の改善命令を受けた船舶リスト

2001年11月の改善命令を受けた船舶リスト

これらを見ると、上記船舶の写真と同じ問題を指摘されている個所がある。適切な検査が行われて いるのであろうか??PSCには、がんばってもらわないといけない。

PSCへ(アドバイス)

上記の船舶は、 パナマ・ビューローが検査したものです。 素人でも気付くと思うのですが。

運が悪ければ、ウインチがもぎ取られ下記のような事故が起こるかもしれない。全ては運次第か?

事故:係留ロープ切れ作業員直撃 2人死亡 神戸ふ頭 02/26/09(毎日新聞)

 20日午前7時40分ごろ、神戸市中央区港島8の「ポートアイランドコンテナ第18バース(ふ頭)」でコンテナ船の係留作業中、接岸用の布製ロープ(長さ約150メートル、直径約10センチ)が突然切れた。ロープの直撃を受けた「早駒運輸」(神戸市中央区)のアルバイト作業員、佐名和博さん(20)=兵庫県尼崎市食満=と山口諒さん(20)=神戸市長田区長田天神町=が頭を強く打つなどして死亡した。

 県警神戸水上署によると、コンテナ船は中国・香港船籍の「KUOCHANG」号。2人は他の作業員1人と作業。船から投げられたロープ2本のうち1本を岸壁のビットに固定し、もう1本を固定しようとして突然、船が動き出し、固定していた方のロープが切れたという。

 同署は、業務上過失致死の疑いもあるとみて、関係者から事情を聴いている。

貨物船「KUO CHANG」作業員死亡 2009/03/20(運輸安全委員会:Japan Transport Safety Board)

余談であるが、 運輸安全委員会(Japan Transport Safety Board)の委員の履歴を見るとすごい。 多くの元日本籍内航船であるサブスタンダード船 の問題について直ぐに理解できるであろう。建造される時に適用される規則と国際条約で要求される 規則の違いに気づけば、経験と能力を持っている PSC(外国船舶監督官) が検査すれば問題を見つけられることに気づくはずだ。


不備の写真 Tripping Bracket Statistical Data on Canadian Port State Control for 2003 (Transport Canada)


M/V OLGA IMO: 8715285 Source: Paris MoU (Officer of the Watch)

サブ・スタンダード船のエンジンルーム


(東京MOUのDetention List(Jan 2012)より)

2012年1月のPSC処分船リストによると門司港でカンボジア船籍船「XIN RUI 6 (IMO: 88904604)」 が日本のPSCから出港停止命令を受けた。理由の1つに「Cleanliness of engine room」があった。当然の事だと思うが日本のPSCが 「Cleanliness of engine room」で出港停止命令の理由とするは稀である。不備のカテゴリは「Living and working conditions」となっている。 ISMコードのメンテナンスでも指摘できると個人的には思う。

実際にどのくらいエンジンルームが汚いのか。写真で判断してほしい。写真の船はPSCから「Cleanliness of engine room」の指摘は受けていない。 個人的にはISM(国際安全管理規則)コードのメンテナンスで指摘できると思う。下記の船舶がSMS(マニュアル)に に従って維持管理されているとは過小評価しても思えない。PSC(外国船舶監督官)が 検査中に特別な場合を除いてエンジンルームに行っているのか知らないが、このようなエンジンルームを見て最低基準を満たしていると思っているので あれば 平成 18 年 6 月に国土交通省が 取得したISO9001 認証は機能していない事実の1つであると思う。下記の船は日本で内航船として建造された後、 外売され外国籍船となって日本に入港した船である。3隻の内、2隻はISM(国際安全管理規則)コードを満足している証明 としてSMCが発給されている。内航船の船員は自分の船と比較できるのでPSC(外国船舶監督官)の 検査基準が低いのか、高いのか判断してほしい。

ISM(国際安全管理規則)コードによる船舶安全管理認定書(SMC)を取得している船舶J

ISM(国際安全管理規則)コードにより船舶安全管理認定書(SMC)の取得を要求される国際総トン数1000トン以上 の船であるが日本トン数499トン未満で適用されない船舶A
(現在はISM(国際安全管理規則)コードの改正で2010年1月1日から船舶安全管理認定書(SMC)の取得が要求される。)

ISM(国際安全管理規則)コードによる船舶安全管理認定書(SMC)を取得している船舶D

「近年中古船として海外に売船された旧日本籍内航貨物船がカンボジア、ベリーズ等の国旗を 掲げた便宜置籍船として、「金属くず」積荷運搬を目的にお台場ライナーふ頭にほぼ定常的に入港し ています。これらの船舶の多くは条約規則の大部分が適用されない国内トン数500t未満の一般貨物船 でその堪航性や乗組員の技量は十分なレベルとは言い難く、船舶の保守の状態も悪いため、PSCの 積極的な監督による強い是正勧告、指導を行っています。」(東京運輸支局のHPより) ★ 開けない場合はこちらをクリック

少なくとも東京運輸支局のPSC(外国船舶監督官)達は 中古船として海外に売船された旧日本籍内航貨物船にサブ・スタンダード船 が多いことを認識している。そしてこのようなサブ・スタンダード船は スクラップを積み込む岸壁に接岸することが多いことも認識している。しかしあまり改善は見られていない。 これは 平成 18 年 6 月に国土交通省が 取得したISO9001 認証が機能していない証拠であろう。

既に船体やその他で問題がある、又は、老齢船なので運賃を優先させるのであろう。 サブ・スタンダード船 はスクラップを積み込む岸壁にいる確立が高い。下記の港には多くの サブ・スタンダード船 がやってくる。もちろん、海上保安職員、税関及び 日本のPSC(外国船舶監督官) は既にこのような情報などは知っていると思う。日本のPSC(外国船舶監督官) が下記のような場所に接岸している船舶を検査すれば、魚釣りの入れ食い状態で不備を見つけれられると思う。出港停止命令が 出せないような検査しか出来なければ、日本のPSC(外国船舶監督官) の経験及び能力不足か、やる気がない(給料泥棒)のどちらかであろう。

国交省海事局安全基準課が担当で拠出金の目的・用途等が「サブスタンダード船の排除・国際船舶データベースの運営」として 平成19年度の拠出総額が197,877千万となっている。 国際海事機関監督委員会拠出金(外務省のHPより)

国際海事機関監督委員会拠出金 (平成20年度の拠出総額:189,932千円)(外務省のHPより)

東京の岸壁(お台場13号地埠頭)

川崎のスクラップ岸壁(千鳥町埠頭)



Xing Hong カンボジア籍「ふなLOG」より


Yuan Da No.9 カンボジア籍「ふなLOG」より


Long Trader カンボジア籍「ふなLOG」より

堺泉北港の助松埠頭(大阪府)

スクラップが積み込まれているベトナム船籍貨物船

2011年のある日に助松埠頭に接岸している船舶リスト:スクラップ岸壁に接岸しているAISから発信されているジャイロの方位がおかしい。
どこの国籍の船舶が接岸しているのかよくわかる。カンボジア船籍貨物船が3隻。黄色の船は船舶が停止していることを示す。
このデーターだけでも助松埠頭にサブ・スタンダード船の割合が非常に高いカンボジア船籍貨物船が接岸している ことがわかる。
海上保安庁はAISシステムを通してこのように船舶の動静を把握している。海上保安部は PSC(外国船舶監督官)にデータを提供しているのか?

尼崎の解体業者の岸壁

大阪の堺の解体業者の岸壁

姫路の公共岸壁(スクラップを積む)

岡山の備前(片上)港 にも多くのサブ・スタンダード船 が入港する。


東備港 (備前市、岡山) (岡山県)

税関職員によりチェックされている旧日本籍内航貨物船

片上港 (備前市、岡山) (内航.com)

以前は中国船籍船と思われるM/V「SAFE OCEAN」
水島港でよくサブ・スタンダード船が接岸する場所
水島港の公共岸壁(岡山県)

福山の公共岸壁(箕島地区)

北九州(若松)の解体業者の岸壁

博多港の箱崎埠頭にある「金属くず」積荷場所

サブ・スタンダード船で有名なカンボジア船籍船が接岸している。

スクラップの岸壁ではないが、中古車を積みに来るロシア人船員の船が接岸する東北地方

東北の港にはどんな国の船が入港しますか?(国土交通省東北運輸局)

いろいろな国の船が入港しますが、特に多いのは、パナマ、ロシア、韓国、フィリピン、リベリア、カンボジア、ベリーズ、中国といった国々の船です。
ところで、船の国籍と乗っている船員の国籍は同じでないことの方が多いことを知っていますか?
たとえば、パナマ国籍の船に韓国人とフィリピン人が乗っていたり、カンボジア船にロシア人が乗っていたり、ベリーズ船に中国人が乗っていたりします。また、外国船に日本人が乗っていることもあります。


これで問題はないのか??

内航海運の代替建造促進に向けた施策の検討状況について(説明資料)(資料4)2011年7月4日 海事局内航課(国土交通省) を見つけました。

はっきり言って、国土交通省は同じ省内でも情報交換が出来ていないようです。つまり、時間とお金の浪費のようなことをしています。 「なぜ、日本から問題船が出港できるのか?」「PSC、サブスタンダード船と内航海運の未来」 を読んでも何が問題なのか理解できなければ国土交通省幹部職員のレベルは最終学歴に関係なく低い状態にあるのでしょう。 説明資料4の13ページ にトルコ、インドネシア及びタイが「海外沿岸航行船代替プロジェクトに対する取り組み」として紹介されています。 外航船は国際条約に満足しているので、船級のコメントや航行に影響する機器の不備がなければ売船後、準備が出来れば2、3日で 国際航海が可能ですが、内航船は不可能です。これまでは国際条約違反ですが、 外国船舶監督官の検査 を逃れたり、外国船舶監督官 があまり来ない港や外国船舶監督官 が検査しない祝日や週末を選んで出港したケースが多くありました。また、問題があると容易に推測ができるにもかかわらず、 外国船舶監督官 が検査に行かなかったケースも多々あります。利益重視、自称「ブローカー」、 違反を知っているが検査なしで証書を発給する検査会社 を使う悪質なブローカーが存在するから、今までは「放置船問題」は存在しましたが大きな問題なく元内航船が国際航海できたのです。 まともに国際航海に必要とされるものを装備したら船の価格が跳ね上がることも理解しないまま、話を進めているのでしょう。 外国船舶監督官達の気分次第の指摘を満足するだけでは、安全に航行できる状態では ありません。それとも、国土交通省が関与しているので外国船舶監督官達 にこれまで以上に見て見ぬふりをしろと裏で指示をだすのでしょうか?? 関水康司氏 国際海事機関(IMO)海上安全部長がIMO事務局になる のだからもっと模範になる行動を取るべきだと思います。こんな状態だから、国際会議で 「サブスタンダード船」 の撲滅と宣言しながら、「サブスタンダード船」 がなくならないのだと思います。

四国新聞の記者の調査不足であるが、「四国内での航行停止命令は過去10年で2例目。」は間違い。もっと多くの が四国で出港停止命令を受けている。しかしながら、他のエリアと比べると 出港停止命令を受けるサブスタンダード船は少ない。

「中国籍の船長らが他国籍船に乗船するための許可証明書を所持しておらず、汚水処理装置やコンパス、窓の故障・破損も判明した。 是正と中国での修理を命じられ、8月13日に中国へ出港した。しかし、今月14日に再入港した際の立ち入り検査で、 改善されていないことが分かった。」

船主、船舶管理会社及び検査会社が日本の PSCをなめているのがよくわかる。TOKYO MOU のデータ(下記にコピー)から判断しても「グアン・シアン3」(GUAN XIANG 3:IMO8974996)はサブスタンダード船 であり、サブ・シッピングであることがわkる。

船主、船舶管理会社及び検査会社サブスタンダード船の ままでは日本に入港することができないし、サブスタンダード船の状態で出港停止命令を受ければ、 不備の是正や修理が中国で行う以上に費用が掛かることを理解させるために、全ての不備が是正され、完全な修理が行われるまで宇和島港から出港させる べきでない。

ある問題のある検査会社の検査官が言っていた。検査会社 が検査した船舶が不備で出港停止命令を受けたら、日本での修理費用はすごく高いことをアピールして、反省したフリをすれば簡単に出港させてくれる。 日本のPSCは検査も甘いが、対応も甘いので馬鹿にされているのがよくわかる。 日本人として恥ずかしいがこれが公務員達の現実なのである。彼らの上司であるキャリア官僚達も馬鹿にされても自分達の出世や給料に影響がなければ 穏便にする方が良いと考えているのかもしれない。外務省の税金泥棒職員は外務省にはFAXが無いと平気で言うのだからタチが悪い。そんな言い訳など 通用すると思っているのか、よほど国民を馬鹿にしているとしか思えない対応を取る。名前を聞くと名前を名乗らない。一度、総務省に電話して 公務員は自分の名前を名乗る義務はないのかと抗議したことがあるくらいだ。その時は、少なくとも苗字は名乗る必要があると言っていた。 こんなことだから領土問題ないど解決できるわけもないし、まともに仕事をするわけがないと思っている。話は元に戻るが、 A HREF="psc_inspection.htm" TARGET="_blank">PSCは3日に一度は「グアン・シアン3」(GUAN XIANG 3:IMO8974996)を訪船して更なる 不備があれば指摘して出港前に是正させるべきである。





TOKYO MOUのサイトより

外国船に航行停止命令 宇和島で運輸局設備など不備 11/24/12(愛媛新聞)

 四国運輸局は23日、冷凍イカナゴ荷揚げのため中国から宇和島港に入港したカンボジア船籍の冷凍運搬船「グアン・シアン3」(448トン、10人乗り組み)に対し、設備や乗組員の海技資格に重大な不備があるとして、航行停止命令を出した。改善するまで出港できない。

 同船は7月30日に宇和島港に入港。同局が国際条約に基づき立ち入り検査したところ、中国籍の船長らが他国籍船に乗船するための許可証明書を所持しておらず、汚水処理装置やコンパス、窓の故障・破損も判明した。是正と中国での修理を命じられ、8月13日に中国へ出港した。

 しかし、今月14日に再入港した際の立ち入り検査で、改善されていないことが分かった。同局は「安全航海の観点から重い処分を下した」としている。四国内での航行停止命令は過去10年で2例目。

財団法人「日本漢字能力検定協会」の理事、評議員達は著名な文化人や国語学者らで構成されている。 しかし、役割は果たしていなかったケースが多かった。運輸安全委員会(Japan Transport Safety Board)の委員達は しっかりと役割を果たしていることを期待する。

下記の記事は実に興味深い。細かい項目までチェックしている。たぶん、取材のためのパフォーマンスなのであろう。 これほど細かい点までチェックできるのに、上記のような不備を指摘しない、又は、指摘できない日本のPSC(外国船舶監督官) の多さには驚く。

自分が知らない分野ではこのように現状と記事のギャップ(広報のパフォーマンス)があっても知りえることが出来ない。 サブスタンダード船の写真を公開するのは事実とは違うと強く感じるからである。 素人でも疑問に思う不備をなぜ指摘できないのか?ここに大きな問題がある。現実について何も知らない人が下記の記事を読めば、間違いなく現状に ついて勘違い、又は、間違った理解をするであろう。

横浜港:外国船臨検に同行 安全設備に目光らせ 高い技術、国際評価 /神奈川 02/18/15 (毎日新聞)

 海洋環境保全のための国際条約基準を満たさない外国船を排除する外国船舶監督「ポート・ステート・コントロール(PSC)」が、横浜港でも実施されている。2003年に新潟市に入港した北朝鮮の貨物船・万景峰(マンギョンボン)号への立ち入り調査(臨検)で注目を集めた国土交通省のPSC官の技術は、国際的にも評価されている。全国最多のPSC官10人が所属する関東運輸局海上安全環境部(横浜市中区)の臨検に同行した。【高木香奈】

 対象は大黒ふ頭に着岸しているマルタ船籍の自動車運搬船。主任PSC官の飯田克己さん(49)らは岸壁に沿って歩きながら、船体に注意深く目を向けた。船は7万5000トンで、最大6000台の自動車を積み込める。

 午前10時。身分証明書を見せて船内に入る。さまざまな書類が置かれている事務室に向かう途中も、消火器が指定された場所にあるかどうか目を光らせる。事務室では、船員名簿や免許証、安全設備、保守点検記録などの提出を受け、インド国籍の船長から船の情報を聞き取る。飯田さんが手早く書類をめくり、提出物をチェックする。その間、同行した監督官の松本歩さん(52)は、証書の有効期限や燃料補給を記録する「油記録簿」などを確認する。

 心臓部の船橋に移動。海図や機器が動くのか確認し、船員に非常時への対応や連絡手順などを理解しているか尋ねる。救命艇や煙を感知する警報装置が実際に動くのか、消防担当の乗組員が消防着をスムーズに身に着けられるか--などを細かく見て回った。

 約2時間半後、再び事務室に戻った。松本さんは医務室のベッドカバーがなかったことや、船内の危険区域の指定が不十分だったことを指摘。重大な欠陥ではないと判断した松本さんが「これはアドバイスで、リポートには書かない」と説明すると、船長はほっとした様子で「サンキュー」と応じた。船長は「臨検は安全向上のためと受け止めている。日本やオーストラリアのPSC官はプロフェッショナルで、条約の観点から目の届かないところまで見てくれる」と話した。

 多くの船が行き交う横浜港では、寄港船の基本情報や検査歴などの情報の入った国際データベースを基に臨検対象を選ぶ。事故につながるような重大な欠陥が見つかり、運航を差し止める「拘留」対象となるのは古い船が多い。首席PSC官の斉藤正隆さん(60)は「過去に検査を受けたことのない船に、大きな欠陥が見つかることがある」と説明する。

 この日の船の出港予定時刻は午後2時。通常は2人1組で臨検に入り、限られた時間で船内を点検、判断する必要がある。船によっては船員と言い争いになったり、危険が伴ったりすることもある。斉藤さんは「PSCは専門家集団。『良い船』を使うように荷主にも関心を持ってもらいたい」と力を込めた。

 ◇全国で年1万5000件指摘

 船の安全や海洋汚染などを防止する国際条約については、船が登録されている旗国(きこく)が責任を持って守る必要がある。1970年代から、事実上の船主の所在国でない国に籍を置く「便宜置籍船」が増加し、条約を守らない「サブスタンダード船」も現れた。重大な海難事故も起きたため、寄港国側が条約に適合しているか検査する必要が生じた。

 国内では当初、日本籍船を監督する検査官がPSCを実施していたが、97年に専従のPSC官46人が配置された。現在は全国41カ所に143人が在籍。検査実績に比例し、船舶安全法や海洋汚染防止法などの国内法に基づく拘留率は減ってきており、近年は3%前後で推移している。

 国交省によると、13年の日本の船舶検査件数は過去最高の5365件。PSC官が指摘した欠陥総数は1万5467件に上る。拘留は毎年200件前後で、旗国別にはカンボジアが半数以上を占め、パナマ、中南米のベリーズ、大洋州のキリバスなどが続く。

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 ■ことば

 ◇PSC

 海上人命安全条約や海洋汚染防止条約などに基づき、寄港国(ポート・ステート)が航行の安全や海洋環境の保全を目的に、国際条約に基づき入港した外国船舶の構造や装備の検査を行う制度。検査の結果、不備がある船に対しては航行停止命令を出せる。アジア太平洋地域での協力体制を確立するため、東京に事務局「東京MOU(エムオウユウ)」を設置している。


Actual Video - M/V ARVIN ship breaks -17 January 2021 - Sunk




MV Arvin Moment of breaking of the ship (Video) #shipwrecks #Ship_Accident


コメントには下記のようなコメントがあった。この動画の後に船は真っ二つに折れて船員4人の死亡が確認されて、船員3名が行方不明となっているようだ。
アジアでもサブスタンダード船と思われる船や多くのサブスタンダード船が登録されている船籍の船が沈没したり、転覆して沈没している。ただ、この動画のように沈没する直前の動画がインターネットにアップされる事はないと思う。
動画を見る限りそれほど波が高いわけでもないが、船が折れたようだ。まあ、見た感じで問題があっても検査に通るし、検査を通す検査会社は存在する。船が沈没して、船員が死亡したり、行方不明になろうが、船員が日本人でないのでニュースになる事はないし、注目される事はない。日本側に間接的に関係がある会社はあるが、注目される事はない。まあ、日本に入港した船は日本のPSC(外国船舶監督官)がしっかり検査して出港停止命令を出せば良い事なので、船員が死亡したら運がなかったと思う。世界規模になると危険と隣り合わせで仕事をするしかない人達は存在すると言う事。

MrWolfSnack

This is the M/V Arvin, a Russian-built ship sailing under a Palau flag registered under "Arvin Sg Ltd". She was anchored at the Black Sea port of Bartin (Turkey) and broke in half while anchored and sank Jan 17, 2021 during rough sea currents. Out of the 13 people on board; 6 were rescued, 4 were killed, 3 remained missing as of the time of the search operation. 11 of the souls on board were Ukrainian, and 2 were Russian.

The ship was built in 1975 in Czechoslovakia for the USSR as a dry goods transporter. The ship was designed for mainly for river and lake operations as a barge freighter. She was never designed for rough weather of any sort or the open ocean at all. Despite that fact, she continued to operate in the Black Sea, a region noted for its adverse weather and rough high currents after suffering from over 30 years of poor maintenance and neglect since being sold in 1992 from Russian ownership. These ships are essentially open topped bathtubs with no rigidity, and you can watch them twist and bend just from passing a ship’s wake if they’re unladen. It is not uncommon to see older ones at the end of their service life have several cracks at the deck edge, which will quickly propagate down the hullside if the ship is kept in service. A port state control inspection in Georgia in 2020 found extensive deficiencies on board the Arvin, including severe deck corrosion (softness) and ill-maintained (not functional) weathertight hatches. The Volgo-Balt series of ships were given a restriction on class and were not permitted to sail more than 100 miles from safe haven.

The entire merchant marine fleet in the Black Sea is known for the very poor condition of its ships and the inhumanely poor conditions for the sailors. Olga Ananina, the ITF inspector in Novorossiysk, remarked. “Today the bulkers operate under flag of Panama and under control of Orbital Ship Management. All ships are old and problematic. The wage debts, low wage levels not exceeding the ILO rates, lack of provisions, drinking water, working wear, or cleaning materials – all of these are normal for the rust buckets which sink every year claiming seafarers’ lives." The Seafarers’ Union of Russia strongly recommends to shy away from hiring on these ships as they pose a danger to navigational safety and seafarers lives.

From 1975-1992 before the ship was renamed to the M/V "Arvin", she was known as the VOLGO-BALT 189. The ship worked for the USSR and then White Sea & Onega. After the USSR decommissioned it, it was sold off and eventually became property of Palau as its final owner after being registered in Malta, Iran, and Cambodia over the next 30 years. Sister ships Volgo Balt 179 (built 1973) and Volgo Balt 214 (built 1978) also broke apart and sank in the years prior to the Arvin (Volgo Balt 189). There are many of these Volgo-Balt vessels, built during Soviet times, that is still in operation under different flags and in different trades across the world.

Terrifying Video Shows Cargo Ship Break in Half Off Turkey January 31, 2021 (gCaptain)

Mike Schuler


A screenshot of video showing the MV Arvin breaking in half, January 17, 2021.


Turkish maritime authorities have published some terrifying video showing a cargo ship breaking in half in a matter of minutes.

The incident took place January 17 when the Palau-flagged Arvin broke in half and sunk at a Black Sea anchorage off the Port of Bartin. The 1975-built ship was reported to be carrying 2,902 tons of urea.

Sadly, this incident did not end well. A day after the ship broke, six of the ship’s 12 crew members were still reported missing.

You can hear the captain making the MAYDAY call in the video below.

Rescuers find bodies of three crewmembers from Arvin bulker that sank off Turkey’s coas January 18, 2021 (KYIV POST)

By Interfax-Ukraine.


Arvin cargo ship, with 10 Ukrainians on board, sank near the port city of Bartyn, Turkey on Jan. 17. 2021. Photo by SabriKeles/vesselfinder.com


The bodies of three sailors from the Arvin bulk carrier, which sank off the coast of Turkey on Sunday, have been discovered as of Jan. 18 morning, the Ukrainian Foreign Ministry said citing information provided by Turkey.

“According to Turkish authorities, as of 10:00 on January 18, six crewmembers have been rescued (five citizens of Ukraine and one citizen of Russia), and the bodies of three deceased sailors were found (their identification is ongoing),” the ministry said in a statement published on its website on Monday.

The rescued crewmembers have been hospitalized in the city of Bartin, and the search and rescue operation is continuing.

The Ukrainian ambassador to Turkey and several consular workers have arrived in Bartin to provide the Ukrainians with consular assistance and coordinate collaboration with the relevant Turkish agencies. The Ukrainian Foreign Ministry and embassy to Turkey have taken the incident under special control.

The Ukrainian embassy to Turkey said later the Ukrainians rescued from the sunken vessel had been discharged from the hospital.

The Ukrainian Foreign Ministry reported earlier that the Arvin (IMO 8874316, sailing under the flag of Palau) sank near the coast of Turkey’s Bartin province on January 17. Tentative findings indicate that the wreck might have been caused by a heavy storm. The vessel had 12 crewmembers on board, among them ten Ukrainian citizens, it said. The Ukrainian company Arvin Shipping LTD has been named as the vessel’s owner.

The Russian Federal Agency for Maritime and River Transport (Rosmorrechflot) has said there were two Russian citizens onboard the bulker.


M/V Arvin. Ballast tk No 1 port



M/V Arvin, Ballast tk No 1 port continue


コメントには下記のようなコメントがあった。この動画がインターネットにアップされるのは凄い。動画を一緒に撮影した人の顔がモザイクなしに映っている。まあ、少なくとも検査会社の人間や検査官ではないのだろう。もしそうだとしたら責任を問われる証拠として使われてしまう。しかしNo.1バラストタンクの状態はかなりひどいと思う。ほとんどが錆びて、塗装が残っている部分がない。このような状態よりも遥かにましなバラストタンクでも垂直梯子が腐食していたり、いろいろな箇所が腐食して大丈夫なのかと心配になる事がある。バラストタンクで怪我をすると運ぶのだって大変だし、マンホールを抜けるのはかなり難しい。よくこんな船のパラストタンクに入ったなと思う。
個人的な経験から言えば、PSC(外国船舶監督官)がバラストタンクを検査する事はない。もっと簡単に検査できる場所でも検査しないぐらいだから危険なエリアを検査するはずがない。まあ、このような動画が存在しても、M/V Arvinを検査した検査会社が処分された記事を見たことないので、無茶苦茶な検査をしても検査会社が処分される事はないのだろう。

Yes it looks real scabby. But how much thinning was there? Shit vid to determine how much actual corrosion damage there was. Since that’s a ‘wet’ hold and sea water is used for ballast you would expect lots of corrosion. I would think when this ship was built the thickness of the material is chosen for strength with a margin to cover the eventual loss of material due to corrosion, but maybe post war it was just about getting the ship on the water. Maybe those tanks are coated in newer ships to inhibit that corrosion but this ship was nearly 50yo. I’ve seen newer equipment where the ladders were rusted nearly away and maybe 20 years old. While I am sure this wasn’t helping, I don’t know that it’s the ‘one’ cause leading to the sinking.

- Ship was at anchor causing extra stress on the bow, it’s age giving fatigue to the structure and materials. It looked like the first major give happened with the bow nosing down, possibly from the ‘pulling’ action of the anchor -from what I read it may have been shipping in water due to faulty hatches and or seals leading to extra weight. - also may have been overloaded beyond design specs. Old ship in a new world and trying to maximize its profitability. Ship didn’t capsize or nose down, it was physically sundered. - lack of proper maintenance and repair weakening the structure. - also from what is being commented the ship was not a ocean going vessel by design. Perhaps when new it was not an issue ( loaded less and 50 years of shipping fatigue in the distant future).

Damn shame those sailor lost their lives. But this won’t stop happening until the people at the top get held to account. Not fines but actual prison time. Because if they just get to pay money after people die due to their companies negligence it just hits the ‘profit margin’, doesn’t hit home. I am all about capitalism. But lack of accountability from the top down is a cancer of any system. The owner of ships like these need to be held accountable. Captain...up to a point, soon as the saw the bow ‘left’ the ship an abandon order should have been given. But 7 minutes (reportedly) isn’t a lot of time. The proximity to a rough shore in rough weather would make rescue extremely dangerous.

船の検査について知りたければ、このサイトを参照してください。勉強になります。 日本のPSCさんも必見。これで取締り(改善命令)率はアップ!!

船のお医者さん

不正はいろいろな組織で存在する!

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