PSC、サブスタンダード船と内航海運の未来

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内航船(199・499)
内航オペレーター

今、外航船が儲かっている。内航船業とは大違い。元内航船だった外航船の多くは 違反ができるので外航+違反でさらに儲かっている。

朝日新聞(2005年5月10日)より

海運マネー、地元素通り

これらを見ると分かるかもしれないが、内航船よりも外航船の方が得なのである。 JG規則で建造されているのに、日本から他の国籍に変えるだけで、国際航海が 可能になるのである。国土交通省のPSCはこれに気付いているのか、いないのか 未だに甘い検査で船長、船主やオペレーターを喜ばしている。 関西電力の美浜原発事故 のように死者が出ても、日本人でないし、北朝鮮問題でない限り、メディアも取り上げないだろうし、 現状のままで良いと言うことだろう。

内航船で苦労している船主達は、この状態を許してよいのだろうか。 この状態を知らないのだろうか。 知らないのなら不孝である。働けど、働けど 努力は報われずと言うことになるだろう。

次の更新まで続く。

現在、日本に入港してきている外国籍の サブスタンダード船 の多くは、 元日本籍船 である。内航船として日本のみを運航することを条件にSOLAS(海上人命安全条約)の適用が 免除されて建造された船舶である。これらが一気に日本の市場に入り込むと思われる。 日本国内しか運航できないように建造されているが、外国籍に船舶の国籍を変えると、 日本籍のままでは国際航海するのが不可能、又は、莫大な改造費が掛かる場合でも、 運航できるようになるのである。これらの船舶が建造された時に検査をおこなった国土交通省 (元運輸省)が PSC(外国船舶監督官) として、外国船舶に立ち入り検査をおこなっているが、 問題を指摘しきれていないのが現実である。このような現実で、カボタージュ制度を廃止すれば これらの サブスタンダード船(整備不良船、又は、欠陥船) に安い労働力の外国船員が乗船して、適切な競争を呼びかける前に、内航海運は壊滅するだろう。

船員としての教育が不十分な船員により操船される外国船が今以上に増えて、事故も多発するだろう。 日本のPSCが サブスタンダード船 を簡単に許す限り、規則を満足している船舶と教育を十分に 受けた外国船員よる安全で、安い輸送は無理であろう。日本に入港している サブスタンダード船 と呼ばれる船舶を調べてみると良い。でたらめの船がたくさんある。日本で運航していた時よりも 低い乾舷。それにも関わらず、指摘を受けていない船舶が多い。救助艇(レスキューボート)の 代わりに日本の伝馬船(和船)を積んだままの船も多くある。また、日本は 沿海区域限定近海区域でも、 国際と非国際の違いがあるが、間違いを起こすような定義なので、外国船が沿海と言って、内航船の ままの装備で日本に入港してくる。沿海(非国際)の船が韓国に行けるようにするか、国際と非国際の 沿海と近海とはっきりと定義を示すべきであろう。

下記のカボタージュの資料を参考にしてほしい。 カボタージュ制度見直し問題

内航海運の現状と課題

こんなことを書いていると、全日本船舶職員協会のサイドについていると思われるかも知れないが、 そんなことはない。こんなになるまで問題を放置してきた内航海運業界も問題がある。あまりに長い間、 規制に守られてきすぎたと思う。また、物流の改善を怠ってきた原因でもある。外国では、 頻繁に新しい試みを行なって来た。日本は、造船所任せで、荷物を多く積める事だけに固執 してきたように思える。 古い体質にこだわり、変化を嫌い、自由な発想や試みの芽を摘んできたように思う。手遅れな ように思うが、変化を拒むだけでなく、助成金だけに頼ることなく、がんばってもらいたい。

造船所と一緒になって、ごまかすことをやめて、規則を守ることも心がけるべきであろう。 そうでないと外国船の違反やごまかしを批判できないであろう。一部の違反方法は、日本から 外国に伝わったように思える。エンジン馬力にしても、日本の国籍証書の馬力で、海技免状や 最低安全船員の数が決まっている。しかし、本当のエンジン馬力は、それ以上なのである。 トン数のごまかしもある。ある意味、事項自得なケースもある。 日本のスクラップ・ビルドのため、新しい船を建造するために、海外売買された船が外国船と なり日本に入港しているのである。最近では、借金が増えるので船を手放す船主が増えた。 運航を停止した船舶の管理も大変なので、安く外国人に売られるのである。その安い中古船が、 サブスタンダード船 の状態で、日本に入港しているのである。そして儲けた船主が さらに日本から中古船を買い、多くの 元日本籍内航船 の外国船がやってきたり、儲けた船主を知った人達が、同じ事をはじめている。 まぐろ漁船のように取締りがたいへんな状況になってきていると感じる。

日本海事協会が船舶検査を国土交通省から委任されておこなうようになった状態で、 サブスタンダード船 に対し厳しい検査をおこなえる十分な知識と経験を持つPSCの数を そろえることは難しいのでないかと思う。質が伴わない場合、PSCの数だけの増強は、 数に対する効果は薄いと思える。

さまざまな現状や問題を理解し、日本の海運の体質改善、 サブスタンダード船 の撲滅、検査をごまかそうとする造船所の体質改善にがんばってもらいたい。

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