問題船は、週末や夜に入港する!

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UNDER-PERFORMING SHIPS (1年間に3回以上出港停止を受けた船舶) TOKYO MOUのHP


Flag of convenience (便宜置籍船)(Wikipedia)
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角島における北朝鮮籍貨物船座礁事故にかかわる報告 (JF-NET〜海と魚と人の総合ホームページ)
★放置座礁船問題への取組み (一般財団法人 運輸政策研究機構のサイトより) ★サブスタンダード船排除 (社団法人日本船主協会のサイトより)

第2回パリMOU・東京MOU合同閣僚級会議の結果について (国土交通省のHP) (サブスタンダード船の排除に向けた我が国の決意を表明)
海上災害の予防対策(総務省のHPより) PSCの検査について批判的な事実を書いている。

Digital Seasと 呼ばれる無料のAISサイトを見つけた。国土交通省はAIS情報サイトに PSC(外国船舶監督) が予算の問題のためアクセスできるような支援をしていないのであれば利用してほしい。 無料なので日本の全ての港をカバーしていないし、サイトで確認できる船舶も優良のサイトに 比べれば少ない。しかし、リアルタイムで船舶の動静を確認できるし、無料。 やる気のあるPSC(外国船舶監督) はこのサイトを利用して 問題船(サブスタンダード船) を効率よく取締ってほしい。

問題船は、週末や夜に入港する。なぜか?回答は簡単である。 PSC(外国船舶監督官) が来ないからだ。EQUASISでPSCの検査記録をチェックできる。検査が多いのに不備が 少ない場合、良い船だと推測することができるが、検査を受けた回数が少ない場合、改善命令 を受けていないから、良い船とは限らない。運良く厳しくないPSCの検査を受けて、PSCの 検査を受けないように船のスケジュールを週末又はPSCの勤務時間後の接岸に調節すれば 問題があっても改善命令を受けることを避けることが出来るのである。

PSC(外国船舶監督官) の数が増える事と問題船が減ることの関連性は、 期待されるほど結果として反映されないことも予測されるのである。

また、船舶代理店の中には仕事を取ることだけ考えて、安全や会社としてのモラルなど無視する 会社もある。保安庁に嘘の報告をする船舶代理店も存在する。保安庁の中には、代理店を 信用してチェックをしていない所もある。これについては、税関も同じである。 書類さえ提出しておけば、事件になるまでノーチェックで認められる。行政もしっかりしてほしい ものである。

ある記事

AISの搭載ISPSコード が2004年から強制になった。これを機に総トン数が500トン 以上の船舶の入港及び出港予定の提出を義務付け、登録を行えば船舶のスケジュールが 確認できるようなホームページを作り、1日ごとに更新されるようなすれば、PSCの検査予定、 密入国の補助、及び密輸の取締まりに役立つであろう。税関、保安庁、及びPSCが協力して システムの構築の実現に動いてほしいものである。

問題船は一般的に特定の船籍に登録されている。そしてこれらの船舶は犯罪に関与している 場合も多い。例えば、 カンボジア籍船舶 である。シンガポールを拠点にしている Cambodian Shipping Corporation (CSC) Pte Ltdは、 コカインの密輸容疑で カンボジア籍船舶 がフランス海軍により拿捕された後、カンボジアから契約破棄を言い渡された。 現在は、 モンゴル籍船舶 の登録を行っている。これでは問題の解決になっていない。 Cambodian Shipping Corporation (CSC) は船舶を登録する時に、船の履歴、 船のコンディション、船齢、検査記録、PSCのよるDetention記録をチェックする と記事に書かれているが、 日本のPSCによる処分船リストを見れば、実行していないことなど見抜ける。 だから、不良船舶の問題だけでなく、 密航補助や密輸の問題 の危険性を抱えているのである。税関、保安庁、 警察 、PSCなどは協力して、このような事実を 踏まえた上で、船舶代理店についても注意しておくべきなのである。代理店も 実際に船舶に乗船する代理店と、船主や荷主と直接連絡を取る代理店とに分かれる。 これらの違いについても知っておくべきであろう。

蟹の不正輸入、偽造書類での輸出許可、中古の輸出船の座礁問題、問題船の補助による 密入航等を考えれば、検討の余地はあると思う。しかしながら、これらの問題を解決 してない現状を見れば、実現は不可能かもしれない。行政の問題をここでも見ることが 出来るのである。

カンボジア船籍船 AN FENG 8 IMO 9365726の無責任な放置に成功したケースで 気を良くした中国船主が増えたのか、国際船級協会連合(IACS)でない検査会社(2流、又は3流)が 検査した船が大型化している。これまでは総トン数1万トンを超えた船はほとんど見られなかったし、日本にもほとんど入港しなかった。しかし、このような 船(サブスタンダード船の可能性が高い)が座礁したり、沈没したらどれほどの被害が出るのか?とてつもない額である。 ベリーズ船籍貨物船「GOLD LEADER」(総トン数1466トン、日本船籍内航船の時の総トン数683.96トン)が沈没した時の被害は約52億円。(参照:【第171通常国会】衆議院・国土交通委員会) 総トン数1500トンで52億円の被害である。総トン数1万トンの船の被害はとてつもない額になることが予測される。船の燃料タンクの容量も比べ物にならないほどに 大きい。保険に加入しているから安心と思っていたら大間違い。保険会社は船又は船員の免状や操船に問題があることを理由に支払いを拒否する可能性が非常に高い。 サブスタンダード船はいろいろな面で保険会社が支払いを拒否する問題を大きく抱えている。保険の加入は 気休めである。大きな損害を出す海難を起こす前にこのようなサブスタンダード船の厳しい検査を行わなければ とんでもない事になることを忠告します。このサイトを見た方で、利害関係がある人は行政に相談して早急の対策を求めてください。いつ大きな損害が出るかは 運次第です。

Lucky Future IMO 8822260 Flag: Panama built: 1989(ShipSpotting.com)


TOKYO MOUのサイト

Oriental Sunny IMO 8318817 Flag: Cambodia built: 1985(ShipSpotting.com)


TOKYO MOUのサイト

四国新聞の記者の調査不足であるが、「四国内での航行停止命令は過去10年で2例目。」は間違い。もっと多くの が四国で出港停止命令を受けている。しかしながら、他のエリアと比べると 出港停止命令を受けるサブスタンダード船は少ない。

「中国籍の船長らが他国籍船に乗船するための許可証明書を所持しておらず、汚水処理装置やコンパス、窓の故障・破損も判明した。 是正と中国での修理を命じられ、8月13日に中国へ出港した。しかし、今月14日に再入港した際の立ち入り検査で、 改善されていないことが分かった。」

船主、船舶管理会社及び検査会社が日本の PSCをなめているのがよくわかる。TOKYO MOU のデータ(下記にコピー)から判断しても「グアン・シアン3」(GUAN XIANG 3:IMO8974996)はサブスタンダード船 であり、サブ・シッピングであることがわkる。

船主、船舶管理会社及び検査会社サブスタンダード船の ままでは日本に入港することができないし、サブスタンダード船の状態で出港停止命令を受ければ、 不備の是正や修理が中国で行う以上に費用が掛かることを理解させるために、全ての不備が是正され、完全な修理が行われるまで宇和島港から出港させる べきでない。

ある問題のある検査会社の検査官が言っていた。検査会社 が検査した船舶が不備で出港停止命令を受けたら、日本での修理費用はすごく高いことをアピールして、反省したフリをすれば簡単に出港させてくれる。 日本のPSCは検査も甘いが、対応も甘いので馬鹿にされているのがよくわかる。 日本人として恥ずかしいがこれが公務員達の現実なのである。彼らの上司であるキャリア官僚達も馬鹿にされても自分達の出世や給料に影響がなければ 穏便にする方が良いと考えているのかもしれない。外務省の税金泥棒職員は外務省にはFAXが無いと平気で言うのだからタチが悪い。そんな言い訳など 通用すると思っているのか、よほど国民を馬鹿にしているとしか思えない対応を取る。名前を聞くと名前を名乗らない。一度、総務省に電話して 公務員は自分の名前を名乗る義務はないのかと抗議したことがあるくらいだ。その時は、少なくとも苗字は名乗る必要があると言っていた。 こんなことだから領土問題ないど解決できるわけもないし、まともに仕事をするわけがないと思っている。話は元に戻るが、 PSCは3日に一度は「グアン・シアン3」(GUAN XIANG 3:IMO8974996)を訪船して更なる 不備があれば指摘して出港前に是正させるべきである。





TOKYO MOUのサイトより

外国船に航行停止命令 宇和島で運輸局設備など不備 11/24/12(愛媛新聞)

 四国運輸局は23日、冷凍イカナゴ荷揚げのため中国から宇和島港に入港したカンボジア船籍の冷凍運搬船「グアン・シアン3」(448トン、10人乗り組み)に対し、設備や乗組員の海技資格に重大な不備があるとして、航行停止命令を出した。改善するまで出港できない。

 同船は7月30日に宇和島港に入港。同局が国際条約に基づき立ち入り検査したところ、中国籍の船長らが他国籍船に乗船するための許可証明書を所持しておらず、汚水処理装置やコンパス、窓の故障・破損も判明した。是正と中国での修理を命じられ、8月13日に中国へ出港した。

 しかし、今月14日に再入港した際の立ち入り検査で、改善されていないことが分かった。同局は「安全航海の観点から重い処分を下した」としている。四国内での航行停止命令は過去10年で2例目。

新岡山港に入港する外国船のほとんどはサブスタンダード船 である。しかしながら、PSCによる検査が厳しくないので出港停止命令を 受けるサブスタンダード船はほとんどいない。

新岡山港はISPSの承認を受けている(国土交通省) しかしながら、ゲートでのチェックは厳しくない。また、あまり人気がない場所なので違法物の受け渡しを見られる可能性も少ない。ただ、 時々、税関職員と保安職員が合同でやってくる。他の県では警察が見張っているケースもあるが、岡山では警察が隠れて見張っているのを見たことはない。 事前に覚醒剤の情報が流れたのか、運悪く捕まったのか知らないが、なぜ彼らは捕まったのだろうか?  (平成23年における密輸及び密航取締り状況について (海上保安庁 警備救難部 国際刑事課) を読むと逮捕者の一人がマークされていたそうである。納得!) 夕暮れにポルシェやセルシオに乗っているうさんくさそうな中国人やあそこにいるのは税関とか言っている中国人女性とかが船にいたことなどを見たことがあるから、今回は氷山の一角だと思う。 船員の写真を撮るな、すぐに船から降りないと海に放り投げると言われた事もある。結構危ないんだよね、サブスタンダード船に行くこと自体!
ISPSの承認を受けている岡山の港について言えば警備員がいるが、形だけの場合も多い。 外国船に訪船する許可を税関に申請になければならないが、その申請許可を所持しているかチェックしないことも多い。また、身分証明書を確認しないこと も多い。このような状態なので、国土交通省港湾局が一旦、ISPSに関して認可すれば、その後に問題がないのかチェックしていないと考えられる。 もし、定期的なチェクなどをしているのであれば、チェックの時だけ適切にしているのか、チェックがずさんと言っても良いだろう。
また、ISPSの承認を受けていない港に多くの外国籍船(多くはカンボジア籍船)が入港している現状も放置されているので、行政に責任があるのは 間違いない。港湾局のキャリアはISPSの重要性を理解していないし、犯罪や防犯にもつながることなど全く理解していない。東大卒だから 使えると言うのは間違いだと思う。テストも重要だがテストだけではないことははっきりしている。岡山にはサブスタンダード船が 入港する港が多々あるので、見張っていれば同じように手柄を上げることが出来る可能性は非常に高いと思う。

船員による覚せい剤密輸|岡山港で覚せい剤3キロ 11/26/11(小森榮の薬物問題ノート/ウェブリブログ)

覚醒剤密輸を否認 中国籍の船員2人 岡山地裁初公判 11/30/11(産経新聞)

 覚醒剤(かくせいざい)約3キロを密輸したとして、関税法違反と覚せい剤取締法違反の罪に問われたいずれも中国籍の船員、于涛(ユタオ)(31)、毛東傑(マオドンジェ)(34)両被告に対する裁判員裁判の初公判が29日、岡山地裁(田尻克已裁判長)で開かれた。両被告は「共謀していないし、覚醒剤とは知らなかった」と起訴内容を否認した。

 検察側は冒頭陳述で、両被告は事件前から共犯の別の中国人2人と会い、「共謀があった」と指摘。船内で覚醒剤を見たことや50万円の報酬が約束されていたことなどから「違法薬物との認識があり、営利目的だった」と述べた。弁護側は「氷砂糖だと思った」などとして無罪を主張した。

 起訴状などによると、両被告は別の中国人2人と共謀し、昨年11月、中国で貨物船に覚醒剤約3キロ(末端価格約2億3千万円)を積み、新岡山港(岡山市)に陸揚げしたとされる。

日本の多くの海運会社がパナマ籍船を所有、又は、運航している。 しかし、パナマ籍船のチェック機能には甘さがある。まず、パナマ海運局が 船級とは呼ばれない 多くの検査会社(RO) を承認している。この検査会社の中にはお金儲けのために、でたらめな検査で国際条約で 要求されている証書を発給している会社や検査官が存在する。 日本の対応も遅い。

「大阪市の業者も所有船の船籍について、日本船籍を残したままパナマ船籍を取得し、 船尾に正しい船籍を標示していなかった疑いが持たれている。04年5月末から約2年間、 北朝鮮の砂利運搬事業をしていたという。」

これは、2年間、旗国による検査を受けていないことを意味しているのか、旗国の検査を 受けているのであれば、旗国の検査に問題があることを示している。

PSC(外国船舶監督官) の検査レベルが検査官の能力や経験により、大きな差がある。 これは、旗国の管理やチェック体制に問題があっても、日本に入港してくる船舶は チェックされ、問題を指摘される可能性を低くしている。

疑問な点もある。「パナマの仮船籍を取得した際に、同法の規定で抹消されなければならない日本船籍が 残ったままになっていたこと」と書かれているが、全ての書類を提出しなければ、本国籍証書は 発行されない。仮国籍が発行されていても、日本国籍の内航船の装備では国際条約の要求を満足しない。 「昨年8月22日、この船が福岡市の博多港に寄港した際、巡回中の第7管区海上保安本部が検査を実施。」 した時に、第7管区海上保安本部が PSC(外国船舶監督官) を呼べば、出港停止は避けられない。外国船舶監督官を呼んでいたのであれば、出港停止になっていた はずである。出港停止になっていなければ、重大な問題だ。

「日本船籍を残したままパナマ船籍を取得し、船尾に正しい船籍を標示していなかった疑いが持たれている。」 これについても、同様なことは広島県の尾道でも起こっていた。 尾道の保安職員や税関は、対応していなかった。

結局、パナマ籍船のチェック機能には甘さと日本のチェック機能の甘さ、そして対応の遅さが まねいた事件だ。

船籍偽り砂利運搬 北朝鮮事業に参加 海保、2業者捜索 02/01/07(朝日新聞)

 北朝鮮の海砂運搬事業に参入するためにパナマ籍などに船籍を偽装した疑いが強まったとして、海上保安庁が、長崎県佐世保市と大阪市の海運業者や所有船などを、船舶法違反(船名等の標示違反)などの疑いで捜索していたことが16日、分かった。北朝鮮と韓国の業者の間で、この事業には日本船籍は使わないと取り決めていたため、偽装したという。同庁は来週にも2業者を書類送検する方針だが、ほかにも同じ不正をして、この事業に船を派遣した業者が数社あるとみて調べている。

 同庁や関係者によると、この事業は北朝鮮の商社と韓国の建設業者の間で04年3月に始まった。北朝鮮の海州沖で採取した海砂を、運搬船に積み込んで韓国や中国に搬送するもので、北朝鮮の外貨獲得手段の一つという。同庁などは、北朝鮮はこの事業で06年に約600万ドル(約7億円)の外貨を稼いでいたとみており、これに日本の海運業者が関与した形だ。

 調べでは、佐世保市の業者は04年10月初め、自社の所有船(1599トン)が日本籍なのに、韓国・ソウルのパナマ大使館で不正にパナマの仮船籍を取得するなどした疑いが持たれている。

 同年11月6日〜06年4月14日、北朝鮮・海州〜韓国・仁川間を約140往復、韓国・仁川〜中国・威海を7往復、韓国の建設業者の下請け船としてピストン運航していたとみられている。

 昨年8月22日、この船が福岡市の博多港に寄港した際、巡回中の第7管区海上保安本部が検査を実施。パナマの仮船籍を取得した際に、同法の規定で抹消されなければならない日本船籍が残ったままになっていたことなどから、昨年10月に同社や関連会社など3カ所を家宅捜索した。

 この際に押収した日誌や通帳などから、北朝鮮の海砂事業で約1億2500万円の収益を得ていたことが判明。他の業者に「砂ビジネスはもうかる」などと参加を勧めるメモも見つかった。

 一方、大阪市の業者も所有船の船籍について、日本船籍を残したままパナマ船籍を取得し、船尾に正しい船籍を標示していなかった疑いが持たれている。04年5月末から約2年間、北朝鮮の砂利運搬事業をしていたという。

追記:
PSC(外国船舶監督官) による検査が増えるとサブスタンダード船は減る?

PSC(外国船舶監督官) による検査が増えると サブ・スタンダード船 は減ることを裏付ける記事がある。検査が行われるだけで サブ・スタンダード船 が減ったと言うことは、 検査が厳しくなれば、さらに日本に入港する サブ・スタンダード船 が減ることを意味していると思う。皮肉な言い方をすれば、今まで問題を放置したことを証明することになるだろう。

中国から違法船続々 04/09/06(東京新聞)

 偽造した船員手帳(旅券に相当)を乗組員に持たせた中国からの貨物船が、相次いで日本に入港していることが、海上保安庁の調べで分かった。国内を航行する「内航船」として中国を出航し、沖合で船名や旗を変えて第三国籍の「外航船」に“変身”。国際航海に必要な船員手帳の偽物も用意する手口という。船体が老朽化し、日本近海の地理や航行ルールに不慣れな船員が多いことなどから、座礁や事故の危険性が高まるとして、海保は警戒を強めている。 

 海保によると、中国の内航船の船員は手帳がいらない。輸出の急増で外航船と外航船員が足りなくなり、内航船が外国船籍を取得して、事実上の「二重船籍」となり、偽造船員手帳を持たせた内航船船員も乗せて頭数を確保しているという。

 中国は国内法で、外国との二重船籍を禁じている。海保は船籍情報などを中国に送り、中国国内での取り締まり強化を求める方針だ。

 海保が偽造船員手帳を最初に確認したのは、昨年十月。耐火れんが材料を積み岡山県の港に入港したツバル船籍の貨物船(乗員十人、約一、〇〇〇トン)の立ち入り検査で、透かしがないなど船員六人の手帳が偽造と判明。うち船長ら二人の「海技免状」という関係書類も偽造されていたという。

 調べで、中国出航後、沖合で漢字の船名をローマ字にし、中国国旗もツバルの旗に変えてツバル船籍の外航船として入国したことが判明した。

 これを含め三月末までに、モンゴルやグルジアなどに船籍を置き、中国の会社が運航管理する「便宜置籍船」計六隻の中国人船員計二十七人が、同様の偽造船員手帳や偽造海技免状を持っていたとして、海保は入管難民法違反(不法入国)容疑などで摘発。大半の船員が強制退去になった。

 税金の一部不払いなどで船籍の有効期限が切れたのに、数カ月後に別の国の船に変身して入港する貨物船もあり、海保は動向を注視している。

 財務省の貿易統計によると、今年二月の中国からの輸入は前年同期比8・1%増の八千二百二十六億円。四十七カ月連続で増えている。

 便宜置籍船 登録上の国籍と実際に運航管理する会社の国籍が異なる船。税金の優遇措置があるパナマやリベリアなどに便宜的に船籍を登録し経費節減を図る。船体整備や運航態勢、技術水準が国際水準を満たしていない船も多く、結果的に船舶事故や座礁、放置船問題を生んでいる。

偽船員手帳の中国人 6人逮捕 02/18/06(RKB LOCAL NEWS)

先月、北九州市に入港したパナマ船籍の貨物船の中国人船員のうち6人が偽造した船員手帳を使って日本に入国したとして出入国管理法違反の疑いで海上保安部に逮捕されました。

逮捕されたのは、パナマ船籍の貨物船フェンリャン号に乗っていた中国人船員の男6人です。

若松海上保安部によりますと貨物船フェンリャン号は先月5日に中国・青島を出港し先月11日に北九州市八幡西区の黒崎公共岸壁に入港しました。

出港日となっていた今月11日に船員の一人が逃亡する事件が起きたことから若松海上保安部で船員15人全員の船員手帳を確認したところ、6人が偽造した船員手帳を使って入国していたことがわかりきょう6人を逮捕しました。

高等海難審判庁裁決14061 (貨物船クリッパー貨物船マスコット衝突事件) のマスコット号(中国籍)は中国山東省の威海を船籍港とし「淅楽机165」という船名を 持ちながら「マスコット」に船名を書換え、国際航海に従事できるように工作し、 中国人密航者29人を乗せていた。

北朝鮮貨物船:日本への入港、昨年より約3割減 大阪税関(毎日新聞)

北朝鮮貨物船: 日本への入港、昨年より約3割減 大阪税関

 北朝鮮貨物船の日本への今年の入港隻数が、10月末現在の比較で昨年より約3割減少している ことが21日、分かった。今夏からの国土交通省の「ポート・ステート・コントロール(PSC)」 検査厳正化などが影響したとみられる。


 大阪税関によると、今年10月までの全国の入港数は832隻で、前年同期(1155隻)の 約72%。昨年最終的に全国最多の334隻が入港した京都府・舞鶴港でも6月中旬以降に一気に 減少、前年同期の約66%にあたる188隻にとどまっている。


 一方、鳥取県・境港は234隻から344隻に急増。関係者によると、舞鶴港はPSC検査を 行う外国船舶監督官2人が常駐する体制となったうえ通関手続きが長引くようになり、 もともと入港実績があった境港に流れた可能性がある。
【千葉修平】


[毎日新聞12月22日]

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