SOLAS及び船体構造

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UNDER-PERFORMING SHIPS (1年間に3回以上出港停止を受けた船舶) TOKYO MOUのHP


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第2回パリMOU・東京MOU合同閣僚級会議の結果について (国土交通省のHP) (サブスタンダード船の排除に向けた我が国の決意を表明)
海上災害の予防対策(総務省のHPより) PSCの検査について批判的な事実を書いている。

SOLAS及び船体構造について説明します。

SOLASとは、1974年海上人命安全条約のことです。知っている人達は、SOLASで 通じます。SOLASは、安全の向上のため、規則の改正が行われています。 これにより、建造年月日が新しいほど、要求される規則が厳しくなるのです。 船舶を改造したり、設備の代替でなく新しく設備を備えるときには、その時点で 適用されているSOLAS要求を満足することが要求されます。

日本籍内航船を購入して、国際航海に従事するのであれば、新たに装備を追加しなければ ならない。この時の追加する装備は、装備する時に適用されているSOLASを満足する ものでなければならない。船が古いから、改正前のSOLASのみを満足する中古品は 取り付けられない。

内航船の典型的な499トンタイプは、定員が6人である。しかし、国際航海に従事する 船舶の最低要求船員は8人である。8人以上乗船していることもある。そこで、船員室 が足りない。改造して、部屋を増やしていることがある。この場合、日本で登録されて いたトン数は適用できなくなると思う。しかし、手品のように、総トン数499トンで あったと書けば、日本では問題になっていないようである。これが、国際的に認められて いるかはわかりません。ただし、これを拡大解釈すると結構、大掛かりな改造ができます。 しかも、総トン数499トンで通じるようです。乾舷マークも拡大解釈の1つと思います。 日本で建造された船舶の情報は、入手できると思うので、日本のPSCには注意して検査 してほしいと思っています。

改善命令又は、出港停止を受けた船舶の不備で、「Fire Integrity」と書かれている ことがあります。これは、防火構造に問題があると言うことです。詳細になると 難しくなるので、大まかに分類すると、壁や隔壁へ防火対策、防火用ドア、エンジン室 の下から脱出できる防火対策が施された脱出口になります。日本の内航船は、ケミカル 及びLPGタンカー以外の船には、これらの要求はありません。よって、元日本国籍内航船で 国際航海をすると問題になります。

日本国籍船舶で、内航船として建造される船には、規則が緩和されます。船体強度について も緩和があります。CSと呼ばれる符合が付く船舶は、CS(Coasting Service)、つまり、 沿岸のみの航海区域だけの条件で、船体強度の要求が緩和されます。この船体強度の基準は、 どれほどの安全係数を使っているのかわかりませんが、CSの符号を持つ船で国際航海を 行おうと思っても、日本籍である限り、又は、国際船級協会連合に加盟している船級協会 を選ぶ限り、検査は通りません。船体強度に問題があると言うことになります。しかし、他の RO(検査会社)を選ぶと、国際航海が可能になるばかりか、乾舷マークも上に上がることが あり(荷物が多く積める)ことになり、矛盾したことが起こっています。1966年国際満載 喫水線条約は、与えられた乾舷マークで十分な船体強度を要求していますが、「十分」が あいまいであるため、このようなことが起こっていると思います。「ナホトカ号」のような 船舶も独自の規則を持っていないROの検査をパスすれば、事故を起こし、大損害を与えて 世界規模の社会的な問題として取り上げられ、IMOで規則の改正が採択され、適用されるまで は運航できることになります。

日本では、多くの座礁船が放置されている問題が注目されていますが、日本には多くの問題 を持った船舶が入港していることになります。まだ、それらの多くは事故を起こしていないので、 問題となっていないのでしょう。事故が起こってからでは遅いと思うのですが、事故や犠牲者 がでないと何も変らない体質なので、泣くしかないのでしょうか。このHPを通して 改善する必要性を理解してもらえれば、幸いです。後は、行動に移すかどうかでしょう。

Ship laden with stones sinks off Pelong Rocks 07/08/13 (Borneo Bulletin Online)

Danial Norjidi & Hakim Hayat

A SHIP sank just off Pelong Rocks in Muara Saturday night due to bad weather conditions but all 11 crewmembers of foreign nationalities onboard were rescued and reported safe, as confirmed by the Ministry of Communications through the Marine Department last night.

The Kuching, Sarawak registered ship ‘Dolphin88’ was carrying 3,500 tonnes of stones and sailing through Brunei waters from Kuching to Lawas when it split into two and sank at about 8.25pm just off Pelong Rocks, 3.5 nautical miles off Meragang Beach, the Acting Director of Marine Department, Captain Basza Alexzandar Basri told the Borneo Bulletin last night.

All crew onboard were rescued by a vessel close to the area, MV Jaya Amethyst, and were attended to immediately upon landing by a medical team from Raja Isteri Pengiran Anak Saleha (RIPAS) Hospital, a press statement said.

When asked to share more details on the rescue mission, the Acting Director said, “The Muara Signal Station received a mayday call from Dolphin88, which prompted the signal station personnel to relay the mayday signal to the nearest vessel. It was acknowledged by a rescue vessel, which rushed to the location and found crewmembers already on a life raft.”

Captain Basza said the ship’s crewmembers are from Malaysia, India and Indonesia, adding that they were being taken care of at the Marine Police Headquarters in Muara and by their employers.

Meanwhile, no oil spill has been detected following the incident. Captain Basza said they are still closely monitoring the location in case of an oil spill and said as of sunset yesterday, no oil spill was detected.

The press statement said the incident is currently under investigation by the Marine Department, Brunei Darussalam (MDBD) and may be attributed to bad weather conditions. “According to the Meteorological Department, Ministry of Communications, the weather conditions during the incident were reported as heavy intensity thundershowers which occurred mostly over Brunei Bay.”

To enable the Marine Department to carry out its investigation effectively and efficiently, the public is advised to stay well clear of the area, and to navigate with extreme caution should travel be extremely necessary.

Captain Basza stressed that safety is the Marine Department’s main concern, and when asked what is being done, said, “We have lit up the vessel with a marker so that the public making use of the area will be alert.”

The plight of the vessel now remains unknown but Captain Basza said the owner of the vessel is still trying to find a source or a way to salvage the vessel.

“The owner has been very cooperative so it depends on how soon a source of salvage can be attained because you need some speciality vessels for this kind of salvage work,” he said.

脱出設備

写真の脱出設備は、機関室下部から安全な位置まで火災から保護するタイプである。 1981年SOLASから要求される。キールが1984年9月1日以後に据え付けられた船舶に 適用される。ドアはSOLASの要求を満足する自己閉鎖型の防火ドアである。

次の更新まで続く

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国土交通省のHPからです。船ができるまでを簡単に説明しています。船について よくわからない人は、参考にしてください。

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