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★★★ 平成19年における密輸及び密航取締り状況について ★★★ 平成20年における密輸及び密航取締り状況について(海上保安のHP)
★★★ 平成23年における密輸及び密航取締り状況について (海上保安庁 警備救難部 国際刑事課)★★★
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The horror of Meth: Before-and-after pictures reveal shocking transformation in faces of users hooked on deadly drug (Mail Online)
第2回パリMOU・東京MOU合同閣僚級会議の結果について (国土交通省のHPより)
(岩崎忠夫大臣政務官が代表として参加し、サブスタンダード船の排除に向けた我が国の決意を表明)

海上災害の予防対策(総務省のHPより) PSCの検査について批判的な事実を書いている。

新しい旗国: モンゴルツバル籍船 が密輸や違法行為に使われているらしい。

オーストラリアで摘発された北朝鮮船「ポン・ス」(PONG SU)は ツバル籍に登録されていた。 モンゴル籍船カンボジア籍船 も違法行為に使われているらしい。

「テロの危機回避などで各国が外国船の船籍を厳しくチェックする動きが強まっており、 検査をかいくぐるために 「モンゴル船籍」 を取得する船が増えてきたという。」

サブ・スタンダード船と旗国の関係は注目するに値する関係がある。 チェックの甘さ、不適切な検査でも検査を合格した証書が発給される事実があるからだ。

US コーストガードのホームページでたまたま中国人の密入国の写真を見つけた。 よくこのようなぼろ船でアメリカまで来たものだ。驚く。日本に来るのは簡単だろうね!

「昨年4、5月の2カ月間で、日本の港湾に寄港した モンゴル籍船 は24隻しかなかったが、今年4、5月の2カ月間では約5倍の115隻も寄港している。」

詳細については「拉致問題関連」のHPを参考にしてください。

パナマ籍などに船籍を偽装した疑いのある砂利運搬船 の件もチェックの甘さを着いた事件だろう。

★尾道糸崎税関職員に問題あり の場合もあるし、日本への密輸は簡単かもしれない。

Vietnamese ship held in Philippines over alledged rice smuggling lacks import license 02/25/15 (Thanh Nien News)

By Le Tan - Anh Vu


The MV An Bien 89-ALCI (IMO 9437892). Photo credit: Marinetraffic.com

The owner of a Vietnamese ship, which was seized in the Philippines with 2,900 tons of suspected smuggled rice, has admitted the vessel was not licensed to import rice into the country.
On Monday (February 23), the Philippine military forces held the ship named MV An Bien 89-ALCI with 116,000 sacks of rice in waters off Pata Island in Sulu, according to media reports.
The ship was carrying 16 Vietnamese crew members, including its captain Nguyen Van Loi. Each sack of rice weighed 25 kilograms, the reports said.
Thanh Nien has found that the ship belongs to Agribank Financial Leasing Company No. 1 (ALCI), a subsidiary of the state-owned Vietnam Bank for Agriculture and Rural Development (Agribank).
On April 1, 2014, it was leased to a Hai Phong City-based transport company named TTC Hai Phong.
Nguyen Hong Long, ALCI’s general director, said the ship was not licensed to import rice into the Philippines, although it has been allowed to provide maritime transport services.
Do Ngoc Binh, director of TTC Hai Phong, told Thanh Nien the ship was transporting rice from Vietnam’s An Giang Province to the Philippines under a contract with a partner.
He refused to reveal the name of the partner.
Binh said his company has all legal papers regarding the transport of the rice, and the owner of the batch will be responsible for explaining the legitimacy of the rice.

【大量覚醒剤密輸入事件】(平成27年2月18日発表) 02/18/15 (函館税関 Hakodate Customs)

 函館税関小樽税関支署は、平成26年12月12日、小樽港で外国船から陸揚げして密輸入された大量の覚醒剤密輸入事件を摘発した。 (事件の概要)
 犯則嫌疑者3名(ロシア人2名、日本人1名)は、氏名不詳者と共謀のうえ、ロシアから覚醒剤を輸入しようと企て、平成26年12月10日午後6時半頃、小樽港港町ふ頭堺町岸壁に接岸したカンボジア王国籍「ARROW-Ⅰ」号から、ロシア連邦のナホトカ港から積載してきた下記覚醒剤の塊6個を携帯したうえ、同ふ頭に上陸して陸揚げし、市内入浴施設内ロッカーに隠匿しているところを、税関職員に発見・摘発されたものである。 (犯則物件)
 ・覚醒剤   26.729キログラム

小樽港に覚せい剤27キロ密輸 容疑の3人逮捕 18億円相当 02/18/15 (北海道新聞)

 【小樽】覚せい剤約26・7キロ(末端価格18億7千万円相当)を密輸入したとして、道警薬物銃器対策課と小樽署、函館税関小樽税関支署、第1管区海上保安本部は18日、覚せい剤取締法違反(営利目的輸入)の疑いで、名古屋市東区東桜2、無職鈴木広幸(ひろし)容疑者(54)を、同法違反(営利目的所持)の疑いで、いずれもロシア国籍のタイヤ販売業セルゲイ・チトフ容疑者(26)、船員ロマン・アンドルシェンコ容疑者(31)を逮捕、送検したと発表した。札幌地検は同日までに3人を同法違反(営利目的輸入)などの罪で起訴した。

 同署などはチトフ容疑者らが隠し持っていた覚せい剤約26・7キロを押収。同署などは背後に大規模な密輸組織が関わっている可能性があるとみて調べている。

 逮捕、送検容疑は昨年12月10日、ロシアから小樽港に入港していたカンボジア船籍の貨物船「アロー1」(933トン)に覚せい剤約26・7キロを隠し、密輸入した疑い。3容疑者は「違法な薬物とは知らなかった」と容疑を否認しているという。

 同署などによると、小樽税関支署の職員が12月10日、小樽港周辺で不審なリュックを背負ったチトフ容疑者ら2人を発見。支署の職員が11日、2人が立ち寄った入浴施設のコインロッカー2カ所を調べたところ、リュックに入った円盤状に固めた覚せい剤約26・7キロが見つかった。<どうしん電子版に全文掲載>

小樽で覚せい剤27キロ押収 所持容疑のロシア人ら逮捕 02/18/15 (北海道新聞)

 【小樽】道警薬物銃器対策課と小樽署、函館税関小樽税関支署などが、小樽市の入浴施設のコインロッカーから覚せい剤約27キロを発見、押収していたことが17日、捜査関係者への取材で分かった。道警によると、末端価格は18億円相当で、道内の1回の押収量としては過去2番目の多さ。同署などは覚せい剤を隠し持っていたとして、覚せい剤取締法違反(営利目的所持)の疑いでロシア人船員の男2人と名古屋市の男を逮捕、送検し、背後に大規模な密輸組織が関わっている可能性があるとみて調べている。ロシア人の2人はいずれも同法違反罪で起訴されている。

 逮捕、送検容疑は昨年12月10日午後、小樽市内で覚せい剤約27キロを所持していた疑い。ロシア人は20代と30代の2人で、ロシアを出港し、小樽港に停泊していたカンボジア船籍の貨物船「アロー1」の船員。名古屋市の男は50代で受け取り役とみられる。<どうしん電子版に全文掲載>

覚醒剤27キロ 小樽で押収 02/18/15 (読売新聞)

 覚醒剤約27キロ(末端価格18億7000万円相当)をロシアから密輸したとして、北海道警小樽署などは18日、名古屋市東区東桜、無職鈴木広幸容疑者(54)を覚醒剤取締法違反(営利目的輸入)容疑で逮捕したと発表した。ロシア国籍の男2人も同法違反で起訴されており、同署などは密輸の実態を調べている。

 発表によると、鈴木容疑者は昨年12月10日、タイヤ販売業セルゲイ・チトフ(26)、船員ロマン・アンドルシェンコ(31)両被告と共謀し、カンボジア船籍の貨物船でロシアから小樽港に覚醒剤約27キロを輸入した疑い。鈴木容疑者は覚醒剤の受け取り役とみられ、調べに対し「知人に荷物を受け取るよう頼まれたが、覚醒剤だとは知らなかった」と、容疑を否認しているという。

 函館税関小樽税関支署の職員が昨年12月11日、チトフ被告らが立ち寄った小樽市の入浴施設のコインロッカーを調べたところ、リュックサックに入った円盤状の覚醒剤の塊6個を発見、押収した。1回の押収量としては道内で過去2番目、昨年1年間では全国で3番目に多い押収量に相当するという。

覚せい剤18億円相当密輸=容疑のロシア人ら3人逮捕-北海道警 02/18/15 (時事通信

 ロシアから覚せい剤約27キロ(末端価格約18億円)を密輸したとして、北海道警小樽署などは18日までに、覚せい剤取締法違反(営利目的輸入)容疑で、無職鈴木広幸(54)=名古屋市東区東桜=、ロシア国籍のタイヤ販売業チトフ・セルゲイ(26)、船員のアンドルシェンコ・ロマン(31)の3容疑者を逮捕した。「覚せい剤とは知らなかった」といずれも容疑を否認している。

 逮捕容疑は昨年12月10日、円筒状にした覚せい剤の塊6個を貨物船に積み込み、小樽港に密輸した疑い。

 道警小樽署などによると、貨物船はロシアから入港。貨物船からリュックサックを背負って降りる不審なロシア人2人を小樽税関支署の職員が発見し、追跡した。リュックを小樽市内の入浴施設のコインロッカーに置いて出て行ったため、中身を調べたところ覚せい剤が見つかったという。

覚醒剤密輸:ロシア・ナホトカから27キロ19億円相当 02/18/15 (毎日新聞)

 覚醒剤約27キロ(末端価格18億7000万円)を密輸したとして、北海道警小樽署などは18日、名古屋市東区東桜2、無職、鈴木広幸(ひろし)容疑者(54)とロシア人2人を覚せい剤取締法違反(営利目的輸入)容疑で逮捕・送検したと発表した。

 道警によると、押収した覚醒剤は、円盤状(直径35センチ、厚さ8センチ、重さ4~5キロ)に加工した塊6個。押収量は1993年の約30キロに次いで道内2番目。

 小樽署などによると、小樽市の小樽港フェリーターミナル近くの温泉施設で昨年12月10日夕、施設を利用したロシア人2人が、背負っていたリュックサックを持たずに出たのを税関職員が確認。施設のロッカーを調べたところ覚醒剤が見つかった。鈴木容疑者は受け取り役だったという。

 ロシア人はタイヤ販売業、チトフ・セルゲイ(26)▽船員、アンドルシェンコ・ロマン(31)の両容疑者。

 容疑は、ロシア・ナホトカ港から小樽港に入港した貨物船に隠していた覚醒剤を販売目的で密輸したとしている。3人は容疑を否認している。札幌地検は18日までに3人を覚せい剤取締法違反で起訴した。

覚醒剤約27キロ密輸の疑い 02/18/15 (NHK北海道)

 ロシア人船員らを通じて覚醒剤およそ27キロ、末端価格にして18億円分を密輸したとして、名古屋市の男が18日までに逮捕されました。

 男は容疑を否認しているということです。

 逮捕されたのは、名古屋市東区の無職、鈴木広幸容疑者(54歳)です。

 警察の調べによりますと、鈴木容疑者は去年12月、小樽港に停泊中の貨物船のロシア人船員ら2人を通じて、覚醒剤およそ27キロ、末端価格にして18億円分を密輸した疑いがもたれています。

 覚醒剤は市内のコインロッカーに保管されているのを税関の職員が発見して押収され、直径35センチ、厚さが8センチほどの円盤状に固められていたということです。

 調べに対して、鈴木容疑者は「知人から荷物の引き取りを依頼されたが覚醒剤とは知らなかった」と容疑を否認しているということです。

 警察によりますと、一度におよそ27キロの覚醒剤が押収されるのは、道内では過去2番目に多い量だということです。

 警察は背後に大がかりな密売組織が関わっている疑いもあるとみて、全容の解明を進めることにしています。

覚醒剤27キロ密輸の疑いで逮捕、容疑を否認 北海道警 02/18/15 (朝日新聞)

日本でロシア市民2人 麻薬密輸容疑で逮捕 02/18/15 (The Voice of Russia)

北海道で、ロシア市民2人が、麻薬密輸容疑で逮捕された。18日イタル-タス通信が、北海道警察の発表をもとに伝えた。

それによれば、麻薬はカンボジア船籍のロシア船により小樽港に持ち込まれた。

逮捕されたのはロマン・アンドリュシチェンコ、セルゲイ・チトフ両容疑者で、2人は罪を否認し「自分達の荷物には麻薬はない」と主張している。

没収された麻薬は、全部で6包、およそ26,7キロ。地元マスコミ報道では、小樽市内の公衆浴場の倉庫に隠されていた。日本のしかるべき法律によれば、ロシア人容疑者には、3年の禁固刑から最高は終身刑までの判決が下される可能性がある。

ARROW (ARROW-1 now) IMO 8227446 (ShipSpotting.com)

この写真が撮影された時の船名は「ARROW 」、そして国籍はモンゴル籍船

「The most bizarre car loading I've seen. Dеnis on Apr 30, 2012 12:57 (2 years ago) 」のコメントがあるが、 PSC(外国船舶監督)は不備としてコメントしないのだろうか?

ARROW 1 IMO 8227446 (ShipSpotting.com)

From(Maritime Connector.com)
Ship Name: ARROW 1
Type of Ship: GENERAL CARGO
Flag: CAMBODIA
IMO: 8227446
Gross Tonnage (ITC): 933 tons
Year of Built: 1984
Builder: SANTIERUL NAVAL SEVERNAV - SEVERIN, ROMANIA
Class Society: RUSSIAN MARITIME SHIPPING REGISTER
Manager & owner: TRIERA - NAKHODKA, RUSSIA
Former name: ARROW until 2010 May
VLAD until 2006 Oct
VLADIVOSTOKSKAYA until 1998 Jan

中国サンゴ密漁船、台風接近で船員の上陸警戒
海保など監視強化 11/06/14 (日本経済新聞)

 小笠原諸島や伊豆諸島の周辺に最大時約210隻が集結した中国サンゴ密漁船とみられる外国漁船の多くは5日、台風20号が接近する周辺海域から離れ始めた。海上保安庁や警視庁は一部の外国船が島に避難し、乗組員が上陸する事態も想定し監視を強化する。

 「台風が接近中。南下せよ」。海保の巡視船は5日、小笠原諸島周辺を重点的に警戒。スピーカーを使い、漁船に中国語で警告した。

 海保によると、漁船の多くが南東へ移動を始めたが、天候不良で視界が悪く、全船の動きを把握するのは難しい。第3管区海上保安本部(横浜)の幹部は「中国から長時間かけて来ており、採算が取れるまで帰ろうとしない」と指摘する。

 台風20号は6日朝にかけて小笠原諸島に最接近する見込みで、最大9メートルの高波が予想される。海保は船体の損傷といった危険が生じた場合、領海内の沖合で停泊を認めるが、乗組員が上陸しないよう監視する方針だ。

 父島に住む事務員、坂井公子さん(48)は「避難して入港しようとする漁船がいれば拒否できないのでは。最近は友人との間で、夜は海岸に近づかない方がいいと注意し合っている」と話す。

 小笠原村は乗組員が上陸した場合、住民に危険が生じる恐れがあると警視庁に訴えた。警視庁は小笠原署に警察官28人を派遣、警戒を強める。

 海保は尖閣諸島(沖縄県)の警備にも多くの巡視船を派遣しており、小笠原との「2方面作戦」を強いられている。漁船団が出没する海域は南北約600キロに及ぶうえ、密漁は原則、現行犯でなければ逮捕できず、摘発のハードルは高い。

 海保は10月5日以降、中国人船長5人を逮捕。うち4人は既に担保金(罰金)の支払いを保証する書面を提出し釈放された。密漁の罰金は最高1千万円だが、実際は数百万円程度のケースが多く、多額の利益が見込めるサンゴ密漁には抑止効果が低いとの指摘もある。小笠原の漁業者は罰金引き上げや船体没収など罰則強化を求めている。〔共同〕

サンゴ密漁:価格高騰 罰金払ってまた…中国船歯止めなし 11/02/14 (毎日新聞)

 【佐藤賢二郎、宮崎隆、上海・隅俊之】東京・小笠原などでの中国漁船によるサンゴ密漁問題で、過去に別の海域で逮捕された中国人船長が小笠原近海で再び逮捕されていたことが31日、関係者への取材で分かった。船長は罰金を払いながら密漁を繰り返していた。サンゴが中国で億単位で取引されるのに対し、日本での密漁の罰金は最大1000万円。罰金が軽すぎて法で歯止めがかからない実態が浮かんだ。

 横浜海上保安部は30日、小笠原諸島・北之島沖で中国サンゴ漁船の船長(45)を漁業法違反(無許可操業)で現行犯逮捕した。海保によると船長は昨年3月、沖縄県の宮古島沖でも逮捕され、罰金を払い釈放された。

 海保によると、逮捕歴のある中国人船長が小笠原諸島で逮捕されたのは初めて。海保幹部は「サンゴを求め沖縄から小笠原に移動してきた可能性が高い。中国で良質のサンゴは億単位で取引されているとの情報もあり、担保金(罰金)の額が低すぎる」と話した。

 実際、「一獲千金」を狙う中国の密漁船は後を絶たない。海底を根こそぎさらう漁法に、中国の業者も「赤サンゴは日本でも取れなくなるのでは」と懸念している。  中国紙によると、福建省寧徳で2012年5月以降、10以上の密漁団が摘発され、約38キロの赤サンゴが押収されたケースでは、評価額は2240万元(約4億円)に上った。

 ある密漁者は出稼ぎ先で技術を学び、仲間数人で密漁を計画。漁船を約100万元(約1800万円)で購入し、赤サンゴを取る大型網を隠せるよう改造し密漁船に仕立てた。密漁先で裏切り者が通報しないよう携帯電話の電波を遮断する機器を付ける船もある。

 乗組員の給料や漁船の改造費、燃料費なども含めると投資は約200万元(約3600万円)。それでも密漁が成功すれば見返りは大きく、全財産を投じる者もいる。赤サンゴに詳しい上海の業者によると、以前は台湾の業者が高知県産を中国で販売していたが、ここ数年で日本産の価値に中国漁民が気づき始めたという。

 上海の専門店には日本円で数十万円から100万円以上の値札が付いた赤サンゴの宝飾品が並ぶ。日本の赤サンゴは「アカ」、桃色サンゴは「モモ」と日本語で呼ばれる。中でも深紅の「アカ」は人気で、高級品は1グラム1万元(約18万円)以上と5年前の約5倍に高騰しているという。

 中国は法律で採取を禁止し、悪質な場合10年以上の懲役刑が科される。だが、執行猶予の付くケースもあり、密漁の歯止めにはなっていない。業界関係者は「日本の赤サンゴは密漁者に根こそぎにされる」と警告する。

 太田昭宏国土交通相は31日、「違法操業には厳正に対処する。(中国側には)外交ルートできちんと抗議している」と述べた。だが、小笠原近海で今年、船長が逮捕された中国漁船は6隻、拿捕(だほ)は1隻にすぎず、残りは法令に基づき洋上で釈放しているのが現実だ。

 一方、小笠原諸島の警戒強化で警視庁は同日、小笠原署に警察官28人を派遣した。島内パトロールや船員が上陸した場合のトラブルに備える。10月に入り「陸から見える距離に不審船が近づいている」などと住民から不安の声が上がっていた。

中古トラクターなどの密輸図る 容疑でロシア国籍男を告発 10/20/14 (西日本新聞)

門司税関博多税関支署は20日、ロシア国籍で、福岡県嘉穂郡桂川町、会社役員男(32)容疑者を、関税法違反容疑で佐賀地検に告発した。

 同支署の調べによると、ロシア国籍の同容疑者は、今年5月22日、輸出の際に必要な税関長への申告に基づく輸出許可を受けずに、中古トラクター1台をカンボジア王国国籍の船に積み込ませ、ロシアに向けて輸出しようとした疑いで、貨物確認にあたった同支署の税関職員に発見され、摘発された。

 その後の調べで、同容疑者は昨年4月14日から8月24日まで、9回にわたり、同様の手口で、船外機46機をロシアに輸出した疑い。

 この事件では、同支署が佐賀県、熊本県、宮崎県の各県警と共同捜査を続けていた。

=2014/10/20 西日本新聞=

宗谷岬沖でカニ密漁 海保がロシア人船長を逮捕・送検 11/13/13 (稚内プレス)

 稚内海保は、日本の排他的経済水域(EEZ)内で無許可操業したカンボジア船の漁船「クモン」(44トン)のロシア人船長(38)を漁業主権法違反の容疑で逮捕し11日、旭川地検稚内支部に送検した。

 発表によると、7日午前11時半ころ、宗谷岬沖合い55キロ付近の日本のEEZで、許可を受けずにカニ漁をしていた同船を水産庁の航空機が発見し海保の航空機などが現場に向かったが、ロシア側海域に入ったため追跡を断念した。

 翌8日になり、この船が燃料補給で稚内港に入港したため事情を聞いたところ容疑を認めたため9日に逮捕した。

覚醒剤10キロ密輸容疑で男逮捕 愛知、7億円相当 11/11/13 (朝日新聞)

 第4管区海上保安本部と名古屋海上保安部は10日、覚醒剤約10キロ(末端価格7億円相当)を密輸しようとしたとして、住所不定、職業不詳の寺山秀朋容疑者(60)を覚醒剤取締法違反(営利目的輸入)の疑いで逮捕したと発表した。「知らない」と容疑を否認しているという。

 保安本部によると、寺山容疑者は今年7月18日、名古屋港弥富ふ頭(愛知県弥富市)で、停泊中のカンボジア船籍の貿易船から覚醒剤が入った袋を受け取るため、近くに止めた乗用車で待機した。実際には同容疑者でなく、共犯のほかの仲間が覚醒剤を受け取ったという。

 この事件では、韓国籍と中国籍の男3人が現行犯逮捕、起訴されている。寺山容疑者は事件後、逃亡していた。

名古屋港で船員らによる覚せい剤密輸を摘発 08/05/13(弁護士小森榮の薬物問題ノート )

ひと昔前までは、入港した外国船の周辺には誰でも近づくことができ、某国の貨物船が入港すると、岸壁付近に怪しげな車がやってきて、暴力団員風の男たちがうろついているといった噂もありました。
でも今では、外国船が接岸する岸壁には背の高いフェンスが張り巡らされ、部外者が船に近づくことはできません。しかも、高性能カメラなどの監視網も整備され、外国船を利用した密輸を阻んでいます。
それでも、犯罪組織に雇われた船員は、相変わらず、薬物を船内に隠して入港し、ひそかに持ち出して日本で待ち受ける相手に手渡しているのです。 外国航路の貨物船内は、船員の居室内だけでなく、倉庫の壁面パネルの裏側や床下、機関室に据え付けられた大型機器の周囲など、薬物の小さな包みを隠す場所が多く、またひとたび入港してしまえば、船員は比較的自由に上陸できるからでしょうか。

船員による薬物密輸の手法は、昔からあまり変わっていませんが、その仕掛けには時代の変化がみられます。 港を監視している税関職員が、人目を避けるように外国船から降りてくる船員を発見したとすれば、当然、その船員を追跡し、薬物の受け渡しが行われる場面を確認することでしょう。受け取り側も一網打尽にするのが密輸捜査の鉄則なのですが、ところが、苦労して受取人を逮捕してみても、本当の買い手である密売組織に迫ることが、難しくなってきました。
密輸を請け負う船員と連絡を取り合い、密輸された覚せい剤を受け取るのは、たいてい日本に在留している同国人で、密輸された覚せい剤は、何人もの手を経て真の買主の手に渡る仕組みになっているのです。

日本国内の密売を取り仕切る暴力団組織は、いまや、密輸に直接手を下さず、何重ものバリアを張り巡らして、捜査の手をかわそうとしているようです。

名古屋港に停泊していたカンボジア船籍の貨物船から覚せい剤を密輸したとして、名古屋海上保安部が覚せい剤取締法違反(営利目的輸入)の疑いで韓国籍の男ら3人が逮捕された。この船、2012年にPSC(外国船舶監督官)により出港停止命令を受けている。故意に規則を守らないサブスタンダード船は犯罪と関連がある確率は他の船と比べると高いのである。


名古屋港における大量の覚醒剤密輸入事件の摘発~名古屋税関~(Youtube)


(東京MOUのDetention List(Jan 2012)より)

2012年1月のPSC処分船リストによると門司港でカンボジア船籍船「XIN RUI 6 (IMO: 88904604)」 が日本のPSCから出港停止命令を受けた。

名古屋税関は、第四管区海上保安本部、名古屋海上保安部及び愛知県警察本部薬物銃器対策課と共同により、名古屋港で覚醒剤を密輸入しようとした韓国人男性及び中国人男性2名を摘発し、本年8月5日、関税法違反で名古屋地方検察庁に告発した。

08/07/13(名古屋税関)

事件の概要

 上記韓国人男性らは、共謀の上、覚醒剤を本邦に輸入しようと企て、本年7月18日、愛知県弥富市楠三丁目19番地、名古屋港弥富ふ頭89番岸壁に停泊中のカンボジア王国籍外国貿易船「XIN RUI 6」号から、覚醒剤9,993.1グラムの入った黒色袋を陸揚げし、不正に輸入しようとしたところを取締中の名古屋税関と第四管区海上保安本部の職員に発見されたものである。


覚醒剤10キロ密輸 中国人ら3人逮捕 2013 08 03(Youtube)


From MarineTraffic.com


XIN RUI 6 (IMO:8904604) (ふなLOG )

From(Maritime Connector.com)
Ship Name: XIN RUI 6
Type of Ship: GENERAL CARGO
IMO: 8904604
Flag: CAMBODIA
Gross Tonnage (ITC): 1492 tons
Year of Built: 1989
Builder: HONDA HEAVY INDUSTRIES - SAIKI, JAPAN
Class Society: UNION BUREAU OF SHIPPING
Owner & Manager: HUAWEI SHIPPING - DALIAN, CHINA
Former name: EASTERN SUN until 2009 Aug
RUI FENG until 2008 Jun
GREAT SEA until 2003 Jul

中国人船員が持ち込み=押収覚せい剤10キロ公開—海保・税関 08/07/13(時事通信)

 名古屋港で7月、大量の覚せい剤が密輸された事件で、第4管区海上保安本部(名古屋市)と名古屋税関は7日、逮捕した3人のうち、中国江蘇省からカンボジア船籍の貨物船に乗った中国人船員が覚せい剤を持ち込んだと発表した。押収した覚せい剤約10キロ(末端価格約7億円)も報道陣に公開した。

 この事件で名古屋海上保安部は、中国籍の船員桑洪日容疑者(38)、韓国籍の無職金重明容疑者(38)=川崎市川崎区=ら3人を覚せい剤取締法違反容疑で逮捕。名古屋地検は7日、3人を同法違反罪などで起訴した。

覚せい剤10キロ押収=貨物船で密輸、3容疑者逮捕-名古屋海保 08/05/13(時事通信)

 名古屋港に停泊していたカンボジア船籍の貨物船から覚せい剤を密輸したとして、名古屋海上保安部が覚せい剤取締法違反(営利目的輸入)の疑いで韓国籍の男ら3人を逮捕したことが、5日分かった。同部と名古屋税関はこの事件にからみ、覚せい剤約10キロを押収した。

 関係者によると、覚せい剤は7月17日に入港した貨物船で持ち込まれ、末端価格は約7億円に上るという。海上保安部は翌18日、覚せい剤を密輸した疑いで男3人を逮捕した。

コンテナ船で鉄鉱石を運ぶ話ははじめてだ。はじめ、バルクキャリアの鉄鉱石は可能なのかと不思議に思った。普通、バケットか、アンローダーで荷役するのに どうやって見つけ出すのかと思ったが、コンテナ船と言う事で納得。ただ、コンテナに鉄鉱石を入れると疑われるとは思わなかったのだろうか?? だから見つけられた?又は事前に通報があったのだろうか?

覚醒剤200キロ密輸容疑 140億円分、石材に隠す 06/25/13(朝日新聞)

 石材に大量の覚醒剤を隠して船で密輸したとして、兵庫県警と近畿厚生局麻薬取締部が、メキシコ人の男ら3人を覚醒剤取締法違反(営利目的密輸入)の疑いで逮捕したことがわかった。押収した覚醒剤は約200キロで、末端価格約140億円。1千万回分もの使用量に相当する。

 捜査関係者によると、覚醒剤を約1キロずつ入れたポリ袋を石材で固め、50センチ四方大の鉄鉱石に見せかけて持ち込もうとしていた。神戸税関がX線検査で見抜いた。3人は「鉄鉱石と思っていた」などと、容疑を否認しているという。

 逮捕したのはサンチェス・コルデーロ・フロレンティーノ容疑者(36)らメキシコ人の男2人と海運会社員の日本人の男(27)。3人は5月4日、密売目的で覚醒剤をメキシコから神戸市中央区の神戸港にコンテナ船で密輸した疑いがある。県警や麻取は、サンチェス容疑者がメキシコの密売組織のメンバーとみて調べている。

覚醒剤200キロ密輸容疑…鉄鉱石くりぬき隠す 06/25/13(読売新聞)

 神戸港に荷揚げされた鉄鉱石から覚醒剤約200キロ(末端価格約140億円)が見つかり、兵庫県警や神戸税関が押収したことが捜査関係者への取材でわかった。県警などは6月上旬、密輸に関与したとしてメキシコ人2人と日本人1人の男計3人を覚醒剤取締法違反(営利目的密輸)の疑いで逮捕した。警察庁によると、昨年1年間に全国で押収された覚醒剤の総量は計約330キロで、今回の押収量はその6割に相当するという。

 捜査関係者によると、鉄鉱石はメキシコからの船便で運ばれた。同税関が5月上旬、大量の鉄鉱石の一部をX線検査したところ、石の中に不審な影が見つかったため、県警などが調べたところ、1個20~30キロの重さがある複数個の鉄鉱石の中がくりぬかれ、覚醒剤が入れられていたという。

 12年12月に博多港で約110キロ(同約90億円)、13年4月に横浜港で約240キロ(同約168億円)が押収されていたことから、税関などが警戒を強めていた。

 県警などは逮捕した3人の他に密輸組織が関与しているとみて、実態解明を進めている。

 財務省によると、覚醒剤の密輸を巡っては、航空機の乗客が体内やスーツケースに隠して少量を持ち込むケースが多かったが、最近は一度に大量密輸する事案が頻発。押収量が5キロ以上あった密輸事件は08年の3件から、昨年は17件と約6倍に増えている。

覚醒剤200キロ密輸容疑で逮捕 06/25/13(NHKニュース)

覚醒剤を鉄鉱石の積み荷に隠して神戸港に密輸したとして、メキシコ人と日本人の男3人が警察に逮捕され、覚醒剤およそ200キロ、末端の密売価格にして100億円以上が押収されました。 警察によりますと、3人は容疑を否認しているということです。

逮捕されたのは、サンチェス・コルデーロ・フロレンティーノ容疑者(36)らメキシコ人2人と、神戸市中央区の海運会社社員、谷水豪容疑者(27)の合わせて3人です。

警察の調べによりますと、3人は覚醒剤を石材の中に隠して鉄鉱石と共に船に積み込み、先月、メキシコから神戸港に密輸したとして、覚醒剤取締法違反の疑いが持たれています。 神戸税関が積み荷をエックス線検査で調べたところ不審な点が見つかり、警察が神戸市西区の土地に運び込まれた石材の中から、覚醒剤およそ200キロ、末端の密売価格にして100億円以上を押収し、この土地に出入りするなどしていた3人を逮捕しました。 警察の調べに対して3人は、いずれも容疑を否認しているということです。 警察は、大がかりな密売組織が背後にあるとみて調べています。

メキシコからの覚醒剤密輸

財務省によりますと、メキシコからの覚醒剤の密輸の摘発は平成19年は1件でしたが、去年は24件と急増し、中国からの密輸に次いで2番目の多さでした。 押収量も全体の14%に当たる69キロで、財務省は「ここ数年、メキシコは覚醒剤の生産量が増えていて、販売価格が高い日本への輸入が進んでいるとみられる」と分析しています

覚醒剤240キロ製粉機に隠す、中国人4人起訴 05/02/13(読売新聞)

 メキシコから横浜港に荷揚げされた大型製粉機内に覚醒剤約240キロ(末端価格約168億円)が隠されていた事件で、東京地検は2日、住所不定の会社員、甘慶堯容疑者(55)ら中国籍の4人を覚醒剤取締法違反(営利目的所持)で東京地裁に起訴した。

 起訴状によると、4人は4月12日、横浜港から都内の倉庫を経由して埼玉県加須市の倉庫に運ばれた製粉機内に覚醒剤を隠し持ったとされる。製粉機を引き取りに来た中国人らが、警視庁に現行犯逮捕されていた。このほか、日本人2人と中国人4人も営利目的密輸容疑で逮捕されたが、6人は処分保留で釈放された。

覚醒剤:陸揚げコンテナで110キロ押収…福岡 12/23/12(毎日新聞)

 九州厚生局麻薬取締部と門司税関は23日までに、博多港(福岡市)に陸揚げされたコンテナ内の重機から覚醒剤約110キロ(末端価格約90億円)を押収した。麻薬特例法違反(規制薬物の所持)容疑で佐賀県神埼市神埼町、会社経営、北村竜次容疑者(37)ら計5人を逮捕しており、覚せい剤取締法違反(営利目的密輸)容疑も視野に、流通ルートや密輸組織の解明を目指す。

 同取締部によると、他に逮捕されたのは、米国、ベトナム、カナダ、セルビア国籍の33〜51歳の男4人。容疑は、12月中旬ごろ、九州内で覚醒剤と認識して所持したとしている。5人は容疑を否認しているという。

 同部の調べでは、オーストラリア警察当局の情報から国際薬物密輸組織による密輸入ルートを把握。12月上旬、オランダから釜山(韓国)経由で博多港に入港した貨物船で運ばれたロードローラーのローラー内部から覚醒剤を発見した。

 さらに麻薬特例法に基づき、通関させて密売組織を突き止める「コントロールド・デリバリー」(泳がせ捜査)を適用して追跡。5人を佐賀県と山口県で逮捕した。

重機の中に覚醒剤 社長など5人逮捕 12/23/12(NHK)

今月3日、福岡市の博多港に入港した船に積まれた重機の中から覚醒剤110キロが見つかり、建設機械会社の社長など5人が密輸しようとしたとして麻薬特例法違反などの疑いで逮捕されました。

逮捕されたのは佐賀県神埼市の建設機械会社社長、北村竜次容疑者とベトナム人4人の合わせて5人です。

九州厚生局麻薬取締部と門司税関博多税関支署の合同捜査本部によりますと、5人は今月3日、オランダから博多港に入港したコンテナ船に積まれていた建設用の重機の中に覚醒剤110キロ、末端価格にして90億円相当を隠して密輸しようとしたとして、麻薬特例法違反などの疑いが持たれています。

重機はローラーを使って地面を固めるもので、合同捜査本部によりますと、覚醒剤はローラー部分の中に隠されていたということです。

合同捜査本部は「重機の中に薬物が入っている」という情報を受けて捜査を進め、重機が送り先になっていた北村容疑者の会社で受け取られたのを確認したうえで5人を逮捕したということです。

合同捜査本部は、入手先などを調べています。

覚せい剤44キロの密輸容疑 積み荷の機械に隠す 12/07/12(産経新聞)

 東京港で10月、貨物船の荷物から大量の覚せい剤が押収された事件で、警視庁と福島県警、東京税関の合同捜査本部は7日までに、覚せい剤取締法違反(営利目的輸入)容疑で、福島市の会社役員の男(62)ら4人を再逮捕した。麻薬特例法違反容疑で、岩手県大槌町の会社員(56)も新たに逮捕した。

 合同捜査本部によると、覚せい剤は約44キロ(末端価格35億円相当)。積み荷のクレーン用のウインチ部分に隠されていた。七つの袋に分け、長さ約1・5メートル、直径約35センチの金属製の筒に詰めてあった。

 4人の再逮捕容疑は、10月12日、ウインチ1基に覚せい剤約44キロを隠して香港から貨物船を出港、同15日に東京都品川区の大井コンテナ埠頭に陸揚げさせ密輸した疑い。

博多港で覚醒剤密輸未遂 韓国籍の男を告発 08/18/12(日本経済新聞)

 覚醒剤約1キログラム(末端価格約8千万円相当)を密輸入しようとしたとして、門司税関博多税関支署は17日までに、韓国籍の男(40)を関税法違反(輸入未遂)の疑いで福岡地検に告発した。同支署によると、博多港(福岡市)を利用する旅客が覚醒剤密輸の疑いで摘発されたのは初めて。

 同支署によると、男は7月28日、韓国・釜山と福岡を結ぶ定期高速船で博多港に入港した。入国審査で「3日間の観光旅行」と申告したが、軽装ぶりを税関職員が不審に思い、X線などで所持品を検査。黒色のスポーツバッグの中から覚醒剤を発見した。

 覚醒剤はインスタントコーヒーのスティック計60本や、せっけんの紙箱の中に小分けして隠していたという。同支署などの調べに、男は「韓国で知人から荷物を預かった。覚醒剤が入っているとは思わなかった」などと説明しているという。

 同支署の通報を受けた福岡県警が同日、男を覚せい剤取締法違反(営利目的密輸)容疑で緊急逮捕。同容疑については福岡地検が17日、処分保留とした。

新岡山港に入港する外国船のほとんどはサブスタンダード船 である。しかしながら、PSCによる検査が厳しくないので出港停止命令を 受けるサブスタンダード船はほとんどいない。

新岡山港はISPSの承認を受けている(国土交通省) しかしながら、ゲートでのチェックは厳しくない。また、あまり人気がない場所なので違法物の受け渡しを見られる可能性も少ない。ただ、 時々、税関職員と保安職員が合同でやってくる。他の県では警察が見張っているケースもあるが、岡山では警察が隠れて見張っているのを見たことはない。 事前に覚醒剤の情報が流れたのか、運悪く捕まったのか知らないが、なぜ彼らは捕まったのだろうか?  (平成23年における密輸及び密航取締り状況について (海上保安庁 警備救難部 国際刑事課) を読むと逮捕者の一人がマークされていたそうである。納得!) 夕暮れにポルシェやセルシオに乗っているうさんくさそうな中国人やあそこにいるのは税関とか言っている中国人女性とかが船にいたことなどを見たことがあるから、今回は氷山の一角だと思う。 船員の写真を撮るな、すぐに船から降りないと海に放り投げると言われた事もある。結構危ないんだよね、サブスタンダード船に行くこと自体!
ISPSの承認を受けている岡山の港について言えば警備員がいるが、形だけの場合も多い。 外国船に訪船する許可を税関に申請になければならないが、その申請許可を所持しているかチェックしないことも多い。また、身分証明書を確認しないこと も多い。このような状態なので、国土交通省港湾局が一旦、ISPSに関して認可すれば、その後に問題がないのかチェックしていないと考えられる。 もし、定期的なチェクなどをしているのであれば、チェックの時だけ適切にしているのか、チェックがずさんと言っても良いだろう。
また、ISPSの承認を受けていない港に多くの外国籍船(多くはカンボジア籍船)が入港している現状も放置されているので、行政に責任があるのは 間違いない。港湾局のキャリアはISPSの重要性を理解していないし、犯罪や防犯にもつながることなど全く理解していない。東大卒だから 使えると言うのは間違いだと思う。テストも重要だがテストだけではないことははっきりしている。岡山にはサブスタンダード船が 入港する港が多々あるので、見張っていれば同じように手柄を上げることが出来る可能性は非常に高いと思う。

船員による覚せい剤密輸|岡山港で覚せい剤3キロ 11/26/11(小森榮の薬物問題ノート/ウェブリブログ)

覚醒剤密輸を否認 中国籍の船員2人 岡山地裁初公判 11/30/11(産経新聞)

 覚醒剤(かくせいざい)約3キロを密輸したとして、関税法違反と覚せい剤取締法違反の罪に問われたいずれも中国籍の船員、于涛(ユタオ)(31)、毛東傑(マオドンジェ)(34)両被告に対する裁判員裁判の初公判が29日、岡山地裁(田尻克已裁判長)で開かれた。両被告は「共謀していないし、覚醒剤とは知らなかった」と起訴内容を否認した。

 検察側は冒頭陳述で、両被告は事件前から共犯の別の中国人2人と会い、「共謀があった」と指摘。船内で覚醒剤を見たことや50万円の報酬が約束されていたことなどから「違法薬物との認識があり、営利目的だった」と述べた。弁護側は「氷砂糖だと思った」などとして無罪を主張した。

 起訴状などによると、両被告は別の中国人2人と共謀し、昨年11月、中国で貨物船に覚醒剤約3キロ(末端価格約2億3千万円)を積み、新岡山港(岡山市)に陸揚げしたとされる。

輸出される時に漁船はどこの国籍に登録されたのだろうか?船舶の登録に関与した人間、船舶は検査されたのか知らないが、検査されたのであれば 検査した会社および検査官、そして船舶の売買に関与したブローカーも問題がなければ公表して欲しい。
基本的には同じようなケースに関与している可能性は高い!

事業内容で海外の顧客のニーズに合わせ中古船舶物件をリサーチ、 船舶購入から回航、改造艤装工事、輸出に至るまでの全ての諸作業に迅速に対応しています。漁船の輸出に際しては関係官庁よりの 輸出承認取得の為の申請業務を確実に遂行します。(大和船商のHPより) と書かれているので道警の捜査が進めば同様のケース、または、韓国支店(韓国釜山市海雲台区住共APT404-706号)を経由してのトンネル輸出が 明らかになる可能性もある。結構、韓国人もこの手のケースに関わる。(違法な船舶登録やインチキな検査) 船舶をカンボジア籍に登録する会社や検査する会社は韓国に本部がある。

過去に尾道糸崎税関に提出された虚偽の報告書で船舶が輸出されたケースが あった。問題が大きくなるまで似たようなケースが繰り返されていた。広島県警は私文書偽造なので犯罪にはならないと言って関与しなかった。 面倒な事には関与したくなかったのだろう。検察審査会に相談した時は、 「警察は忙しいし、犯罪行為を犯した全ての人を逮捕はしない。警察も人間、早くうちに帰りたい。」と言われた。 まあ、警察を擁護するような検察審査会に何が出来るのだろうと思ったことは今でも覚えている。 今回のケースはたぶん、氷山の一角だと思う。



ロシアに漁船不正輸出 外為法違反容疑で2人逮捕 10/02/12 (北海道新聞)

 北海道警は6日、所有者と偽って漁船をロシアに不正輸出したとして、外為法違反などの疑いで、札幌市西区の 貿易会社「大和船商」の社長と従業員の2人を逮捕した。

 2人の逮捕容疑は昨年、宮城県の業者が所有する中古の漁船をロシアの業者に輸出する際、船を自社が所有しているとして国に書類を提出し、承認を受けるなどした疑い。

 道警が会社を捜索するなどして詳しい経緯を調べる。

ベトナムの5人、5キロ泳ぎ上陸 福岡県糸島市、就業目的 10/02/12 (北海道新聞)

 福岡県糸島市で9月末、入管難民法違反容疑で県警に現行犯逮捕されたベトナム人の男5人について、唐津海上保安部(佐賀県唐津市)は2日、日本で就業するのを目的に、唐津湾沖に停泊中の船から海に飛び込み、約5キロを泳いで糸島市に上陸したと発表した。

 同保安部によると、5人は9月上旬から北太平洋上で操業していたサンマ漁船の乗組員。サンマを台湾へ運ぶ貨物船に乗り移り台湾へ向かっていたが、台風17号の影響で貨物船が唐津湾に避難した9月28日夜、浮輪3個を持ち出し、海に飛び込んだという。

外国船の積み荷、検査法を初適用 北朝鮮からの物資か 08/25/12 (朝日新聞)

 東京・大井埠頭(ふとう)に今月入港した外国籍の貨物船について、北朝鮮が輸出したとみられる、輸出入を禁じられた物資を積んでいる疑いがあるとして、東京税関が貨物検査法に基づき、積み荷の検査をしたことが関係者への取材でわかった。

 同法は、武器などを積んでいると判断した北朝鮮関連船舶の積み荷を検査できるとする特別措置法。一昨年7月の施行以降、同法に基づく検査は初という。

 関係者によると、貨物船は22日夜に入港。翌23~24日、税関が海上保安庁などの情報をもとに、積み荷の検査などを行った。積み荷は北朝鮮から持ち込まれたとみられる鋼材などで、今後、内容を詳しく調べる方針という。

Iran in mass shipping exodus from Malta to Tuvalu by David Lindsay  08/12/12 (INDEPENDENT online)

75 sanctioned Iranian ships transferred from Maltese shipping registry

Iran, which is facing ever increasing international sanctions over its nuclear development programme, has been packing its bags and moving its fleet of oil tankers and container ships out of the Maltese shipping register where they once hid to an even smaller island – the South Pacific island of Tuvalu.

No less than 75 Iranian-owned oil tankers and container ships, which the West insists are linked to the Iranian government and its nuclear development programme, have recently been moved to the maritime flags of Tuvalu, Tanzania, Sierra Leone, Bolivia and Moldova as sanctions against the rogue state increase.

According to a 12 July US Office of Foreign Assets Control (OFAC) list of ships linked to the sanctioned National Iranian Tanker Company (NITC), only 12 oil tankers Iran once registered under the Maltese flag remained on the Maltese shipping registry as of last month, The Malta Independent on Sunday has determined.

Twenty-four have been re-registered in Tuvalu and 12 more have been reflagged by Tanzania. The remaining 12 tankers will no doubt also be reflagged elsewhere in the near future. A statement issued by the NITC has confirmed that the mass exodus from the Maltese shipping registry was clearly aimed at circumventing United Nations and European Union sanctions that Malta is bound to uphold – at a significant cost to the coffers of the country’s shipping registry, which collects handsome fees from ships flying the Maltese flag.

Almost 36 IRISL ships have also recently been transferred from the Maltese to the Tuvaluan shipping registry.

On 1 July, the European Union implemented a ban on the import of Iranian oil. Weeks earlier, NITC had begun pre-emptively reflagging its ships away from Malta and Cyprus, where they had previously sought refuge in a web of shell companies that has since been unravelled.

According to the NITC, “The change of flags of the fleet was a transparent and pre-emptive action to avoid breaching the new sanction law which was intended to be implemented in the concerned flag state [i.e. Malta].”

But despite the ship transfers, the NITC insists there is nothing illegal about its operations and that it is not an entity of the Iranian government, a point hotly disputed by Brussels and Washington DC.

NITC, formerly an Iranian state enterprise, which has described itself as privatised since 2000, initially reflagged its oil tankers from Iran to Malta and Cyprus around 2008. That was the time the US blacklisted Iran’s state-owned merchant fleet, the Islamic Republic of Iran Shipping Lines, but spared NITC.

In response to those sanctions, IRISL embarked on a global game of cat and mouse in which scores of IRISL-linked ships blacklisted by the US and later by the EU, have been reflagged and renamed in Malta and elsewhere, and in some cases multiple times, with ownership transferred to opaque shell companies.

The NITC added in its statement last month, “We hereby strongly refute any allegation of being a governmental entity or a property of the government of Iran and reiterate that the vessels within the fleet have always been operated legally and in accordance to the applicable national international laws and regulations.”

The OFAC also lists another 39 container ships and oil tankers that have changed their shipping flags, and names, of late from the Maltese flag to the flags of Moldova, Tanzania, Bolivia and Sierra Leone. Almost all of these ships − 32 of 39 − are owned by the Iranian state-owned Islamic Republic of Iran Shipping Lines.

Out of these 75 ships, the island of Tuvalu has reaped the greatest benefits, having taken on at least 24 of Iranian ships from the Maltese register. Some 2,000 miles northeast of Australia, the country’s population stands at just over 10,000 and its annual gross domestic product is roughly €35 million.

Much like Iran had operated in Malta, Iran’s new base in Tuvalu consists of a handful of new nominal corporate owners holding one tanker each and sharing a post office box address in Vaiaku.

In addition to the transfers to Tuvalu, 21 more ships were transferred to Tanzania, which has said it was looking into the reflagging some NITC tankers to its flag.

Three more were transferred to the Bolivian flag, 15 to Sierra Leone, eight to Moldova, three were transferred to the Iranian flag, and one was transferred to the Barbados registry.

悪質な日本人達だな! 関税法上の違反だけなのか? (関税法の罰条 : 税関)

乾燥ナマコ:国後沖の拿捕船が密輸か 洋上、露側と取引 06/13/12 (西日本新聞朝刊)

 北方領土・国後島沖で、日本人2人が乗って6月26日未明にロシア国境警備隊に拿捕(だほ)された船は、洋上で露側から乾燥ナマコを大量に買い付けていた疑いのあることが、関係者の話で分かった。日露の取り締まり機関のレーダーに捕捉されにくいプレジャーボートを使っていた。北方領土周辺の乾燥ナマコは関税法上は「輸入」扱いとなり、日本で通関する際に高率の関税や消費税がかけられることから密貿易を図ったとみられる。【本間浩昭】

 地元水産関係者によると、拿捕されたプレジャーボートには日本人2人とロシア人2人が乗っていた。露当局に拘束された日本人は、北海道根室市の元漁師の男性(58)と別海町の無職の男性(54)。露当局から詳しく事情を聴かれている模様だ。日本の海上保安部なども2人の帰還後、事情を聴く。

 関係者によると、4人は乾燥ナマコ800キロを買い付けるため、網走港からプレジャーボートで出港したが、機関故障でいったん帰還。6月25日夜に斜里町のウトロ港で別のプレジャーボートに乗り換え、国後島沖に向かった。同島の北西約12カイリ(約22キロ)で露警備艇に見つかり、拿捕されたらしい。

北九州エリアで外国籍の サブ・スタンダード船が ISPSに満足していない岸壁に接岸しているのを見て武器の密輸もその気になれば可能ではと 思っていたが実際に行われていたんだな!

倉庫からロケット砲 北九州 暴力団の武器庫か 06/13/12 (西日本新聞朝刊)

 福岡県警は28日、北九州市戸畑区浅生3丁目の木造2階建て倉庫から、軍事用ロケットランチャーとみられる火器1基と拳銃5丁、実弾五十数発が見つかったと発表した。県警は暴力団の武器庫である可能性が高いとみて、爆発物取締罰則違反と銃刀法違反の疑いで捜査している。

 県警によると、同日午後2時ごろ、詐欺容疑で逮捕した男(36)の関係先として倉庫を家宅捜索し、1階で自動式拳銃4丁と回転式拳銃1丁に実弾、2階からランチャーが見つかった。男は銃火器について「知らない」と話しているという。

 ランチャーは長さ約70センチ、直径約7センチ。県警がエックス線で内部を調べた結果、砲弾のようなものが装てんされていた。

 現場はJR戸畑駅の南東約500メートルの住宅街。県警は爆発物処理班を出動させ、午後10時40分にランチャーを撤去した。一時、倉庫から半径25メートル以内の93世帯計181人に避難を呼び掛け、うち住民約100人が近くの市民センターに約3時間避難した。警察官に「説明が遅すぎる」と詰め寄る人もいた。

 部活動帰りに現場近くを通った中3男子は「いつも通学に使う道なので怖い」。近くで飲食店を営む男性(69)は「現場の建物には以前、人が住んでいたが、ここ1、2年は空き家になっていた。40年もここで商売しているが、爆発物なんて寝耳に水だ」と驚いていた。

日米韓 背信の黙認 疑惑の船 日本が物証 06/13/12 (朝日新聞デジタルより引用)(つれづれなるままに )

 中国による北朝鮮への弾道ミサイルの運搬・発射用の大型特殊車両の輸出の事実は公表されることなく、閣に葬られていた。背景には、3度目の核実験をちらつかせる北朝鮮と、暴発を恐れる関係国との聞の虚実ない交ぜの駆け引きがあった。

 やはり、中国は北朝鮮への軍事関連物資の輸出にからんでいた――。 昨年10月に初めて得た物証に、日本政府の関係者たちは沸き立ったという。弾道ミサイル運搬車両を運んだ「HAR MONYWISH」は、以前から北朝鮮との関係が取りざたされる「疑惑の船」だった。

 政府関係者によれば、この船はカンボジア船籍だが、船員のほとんどは中国人。過去4年間で10回近く、北朝鮮の清津、元山、南浦などに寄港し、中朝貿易に深く関わってきた。中国が運航するカンボジア船籍の船舶は、北朝鮮やミャンマー、ラオスなどへの「闇」の支援に使われているとの疑惑が絶えなかった。

 日本政府はこの船が日本に入港する機会を狙い、船長の同意の下に立ち入り検査を繰り返してきた。

 過去、中国は北朝鮮に、ロケット推進燃料としても使えるヒドラジンやケロシン、原子力関連施設に必要とされる鉛ガラスなどを輸出。いずれも民生用とも弁明できるもので、国際社会の批判をかわしてきた。、

 国連安全保障理事会の北朝鮮制裁決議の履行状況を監視するため、常任理事国5カ国と日韓の専門家でつくるパネルでも、中国の港が北朝鮮の武器輸出の中継港になっているという疑惑が何度も指摘されてきた。

 だが、中国の専門家はこうした指摘をことごとく否定。「税学的根拠に乏しく、メディア報道に依拠しすぎている」などとして、安保理に提出された専門家による報告書の公開をほぼ認めず、報告書への署名自体を拒んだこともある。

 今回、輸出の事実が明らかになった大型特殊車両「WS51200」は、ミサイルの起立装置の装着を前提に開発した軍事関連物資。近隣諸国に脅威を与える弾道ミサイルに関係する物資でもあり、中国に対する国際的な非難や釈明を求める声が強まりそうだ。

国後沖で露が外国籍船を拿捕…日本人2人乗船か 6/26/12(読売新聞)

 北海道などに26日入った連絡によると、北方領土・国後島沖で同日午前1時頃、外国船籍の貨物船とみられる船がロシア国境警備局に拿捕(だほ)された。

 船には日本人2人が乗っていたとの情報がある。銃撃はなかったという。

 道には外務省から同日午後、拿捕された船に該当する船がないか照会があったが、道内に該当する船はなかったという。

国際条約を満足しない状態のカンボジア籍船 に対して大きな不備をしてきしないPSCISPSコードを満足しない港湾施設の問題を 指摘しない保安職員達。日頃の活動が問題なんだよ!日頃から カンボジア籍船サブ・スタンダード船を厳しく検査し、 問題があれば指摘していれば間接的にはこのような会社をのさばらせることはなかった。

Russia stepping back in m/v Alaed incident 06/20/12(Maritime Bulletin)

As of morning June 20, still no trace of m/v Alaed, and no confirmed news on vessel’s latest movements, but most probably, vessel turned back, as Britain's Foreign Secretary said on Tuesday. Today may be decisive for the whole story, as now decisions are made by Russian authorities, not by ship owner, (who's a pawn actually, in this situation) and maybe Russian authorities will be sensible enough to step back and return vessel under the pretext of insurance withdrawal, or just without any pretext, as long as Russia doesn't officially recognize Alaed incident as related to Russia. Legally Russia may send to Syria whatever she wants, but Western countries vowed to ban arms coming to Syria, and both parties are adamant in pursuing their will, so situation actually, may lead to a serious conflict.

If Western navies try to intercept the vessel even just for checking cargo, it will be the violation of the international law, because Russia is not bound to any sanctions against Bassar al Assad regime. The Alaed incident then, revealed a serious flaw in international laws, when a State may act against the will and intentions of nearly all international community, but stay legal, nevertheless.

It’s not for Russia to complain on illegal hampering Russia’s trade and on double standards Western countries practice, because, just for one reason, the legitimacy of Russia’s ruling regime is dubious to say the least, but still, any action against m/v Alaed is a violation of international laws and Russia’s rights.

I’m thrilled when I read Western or Russian media articles on Russia’s interests in Syria, or Iran, or anywhere else, I found them very funny. More often, than not (in most cases, if you ask me), the things they call Russian interests are a far cry from real interests of the nation, and Russian authorities make decisions with very serious consequences, inspired not by true needs, but by petty corporate or individual interests.

One example. Several years ago Russian Customs implemented a new regulation, demanding all the scrap collected in Russian Far East ports for export, to be transported to Petropavlovsk-Kamchatskiy port for a clearing. Petropavlovsk was made the only Far East port authorized for scrap customs clearing. There are three port in Russian Far East connected by rail with the rest of the country and capable of accumulating scrap from vast territories of Far East and Siberia, these ports are Vladivostok, Nakhodka (Vostochniy) and Vanino. Naturally, they were the only ports to handle export scrap. Petropavlovsk-Kamchatskiy is four thousand miles away. Scrap has to be carried to Petropavlovsk, has to be offloaded from vessels, and then loaded again as “cleared” and ready for export. All the scrap goes to China, Korea and Japan. Russian authorities added extra 8 thousand miles to export routes. Why? Because there is only one Steel Mill in Russian Far East, in Komsomolsk-on-Amur, and that Mill (AmurStal) produces steel only from scrap, it was built in Soviet era as such, as the main processor of Siberian scrap. AmurStal can’t pay the prices Asian neighbours offer, and the Mill was in a chronic state of crisis. Stocks of AmurStal were bought by an individual, close to Putin. That person worked out a plan to make scrap export non-profitable, and pushed a new regulation, which actually, is an economic sabotage of national proportions. Scrap is one of the main export items of Russian Far East ports and ship owners, and the whole business was badly damaged. I wrote an article then, published by one of the leading Russian opposite periodicals, Novaya Gazeta, but to no avail, and scrap still has to be cleared through Petropavlovsk. So much for the interests of Mother Russia.

The same “national interests” may stay behind Russian stubborn support of Assad regime in Syria. Maybe there are person or persons with vast personal interests in arms trading or something else, and the fall of Assad will be a big financial loss for some people in high places. Even Kremlin and Government insiders more often, than not, find themselves at a loss, when trying to explain this or that Russian political move or law making. Russia lacks a mechanism which secures the pursuit of long-term national interests, making the policy transparent and politicians responsible, and is ruled by a bunch of minions concerned with their personal profit and power.

Voytenko Mikhail

Russian freight ship intercepted by UK 06/19/12(InvestmentWatch)

Russian freight ship intercepted by UK, On grounds of not having insurance for the cargo, with apparently US involvement, supposedly carrying weapons off the coast of Scotland, supposedly bound for Syria.. Russia has not yet responded to confirm or deny allegations.

The UK has made moves to stop a cargo vessel allegedly carrying refurbished Russian-made attack helicopters from completing its journey to Syria.

The MV Alaed had its insurance withdrawn by The Standard Club in London while it was about 50 miles (80.4km) off Scotland’s north coast.

The insurer said it had sought more information on the boat’s cargo.

Withdrawal of insurance prevents the MV Alaed from sailing until its owner can secure new cover.

It was thought that the vessel had stopped off the Western Isles.

The Foreign and Commonwealth Office (FCO) said it was unclear where the vessel would now go.

The Russian embassy in London has not yet commented.

The UK and US have raised concerns with Russia about shipments of weapons to Syria, which is subject to a European Union arms embargo.

In a statement, the FCO said: “We are aware of a ship carrying a consignment of refurbished Russian-made attack helicopters heading to Syria.

輸貨物船、数隻存在か 中朝間を頻繁に往来 6/14/12(朝日新聞)

 昨年8月、弾道ミサイルを運搬する大型特殊車両4両を中国から北朝鮮に運んだ貨物船を運航した中国企業が、所属や船員構成の似た貨物船数隻を使い、中朝間を頻繁に往来させていることがわかった。日本政府はこの企業と北朝鮮の武器輸出入商社との関係を疑い、情報を収集している。

 日本政府関係者が明らかにした。中国は4両の輸出目的を「大型木材を運ぶ民生用」と主張しているが、日本政府は、北朝鮮の武器輸出入商社が当初からこの輸出に関与していた可能性があるとみている。

 問題の中国企業は、大連に本社を置く「大連青松船務代理有限公司」。日本政府の調べでは、同社は4両を運んだ「HARMONY WISH」と大きさや名前が似た貨物船数隻を同時に運航していた。いずれも「HARMONY WISH」と同じカンボジア船籍で、全て、1~2人のミャンマー人以外は中国人船員という構成。過去5年間で、1隻あたり各10回前後、北朝鮮の元山や清津、南浦などに寄港していた。

Harmony Wish (EX-Hoei Maru) - IMO 8853776 (ShipSpotting.com) によるとKamishima Shipbuilding Osakikamijima, JapanのGrab Dredgerガット船 として建造されている。つまり、写真を見ると売船後に改造されている。

大規模な改造を行う(現在のGross tonnage: 1,999 tons)と新しい規則(国際条約)を満足しなければ ならない。名古屋と岡山の東備港に入港していた。そして東備港で PSC が検査をおこなっている。 PSCはどのような検査を行ったのであろうか。 出港停止命令は出していない。

東備港 (備前市、岡山) (岡山県)サブ・スタンダード船が頻繁に入港することは このサイトで書いているが、たぶん担当エリアのPSC の能力不足なのか、やる気がないのか、出港停止命令を受けている船舶は少ない。

金総書記称賛の手紙も発見 軍用特殊車両密輸の船から 6/14/12(朝日新聞)

 中国が昨年8月、弾道ミサイルの運搬・発射用の大型特殊車両4両を北朝鮮に輸出した際に使ったカンボジア船籍の貨物船「HARMONY WISH」(1999トン)から、中国人船長が書いた北朝鮮の故金正日(キム・ジョンイル)総書記宛ての手紙が見つかり、日本政府が入手していたことがわかった。

 政府関係者によると、手紙は昨年1月12日、名古屋港に入っていたこの船に対し、第4管区海上保安本部が船長の同意を得て行った立ち入り検査で発見された。2010年12月中旬、この船が北朝鮮東部の元山港に入った際に船長名で作成されたもので、船長は北朝鮮側の関係者に書かされたと説明したという。

 政府はこうした経緯から、この船が北朝鮮と極めて密接な関係にあり、軍事物資運搬に使われている可能性があると判断。海上保安庁がこの船を徹底的にマークしてきた。その結果、昨年10月に大阪港で、第5管区海上保安本部による大型特殊車両4両輸出の事実を示す文書の入手につながった。

 名古屋港で見つかった手紙は、中国人船長が10年12月24日の金総書記の北朝鮮軍最高司令官就任19周年を祝福する内容で、「金正日最高司令官同志は、非凡な英知と深謀遠慮をお持ちでいらっしゃる」と称賛していた。ただ、この手紙が実際に金総書記に送られたかどうかは分からない。さらに「朝鮮は帝国主義者による多くの有害な陰謀にもかかわらず、あらゆる領域で輝かしい成功を収めています」とし、「これも聡明な指導者によるものです」と金総書記をたたえていた。

 港湾管理会社などによると、「HARMONY WISH」は8日朝に岡山県備前市の東備港に入った。中国から耐火物原料を積んできたという。積み荷を下ろし、13日午後4時10分ごろ、出港した。行き先は明らかにされていない。(牧野愛博)

中国、北朝鮮に軍用車両 6/13/12(朝日新聞)

安保理決議に違反
日米間が把握、公表せず

中国が昨年8月、弾道ミサイルの運搬・発射用の大型特殊車両4両を北朝鮮に輸出していたことがわかった。日本政府が昨年8月、車両を運んだ貨物船で輸出目録を発見し、入手した。車両は今年4月、北朝鮮の軍事パレードで新型の弾道ミサイルを搭載して登場した。この輸出は、北朝鮮への大量破壊兵器関連物資の輸出などを禁じた国連安全保障理事会制裁決議に違反する。決議に反する対北支援を一貫して否定してきた中国の主張が崩れた。

複数の日本政府関係者が朝日新聞の取材に明らかにした。

日本と情報を共有した米国と緯国の計3カ国は、北朝鮮が3回目の核実験に踏み切る可能性があるなか、北朝鮮に強い影響力を持つ中国との関係を良好に保つ必要性があると判断。米国の主導で一連の経緯を公表せず、結果的に制裁決議の空文化を招いた。

4両を運んだのは、カンボジア船籍の貨物船「HARMONY WISH」(1999トン)。日米韓の情報衛星は、この船が昨年8月1日に上海を出港、3日後に北朝鮮西部の南浦に到着した事実を確認した。

その後、昨年10月3日に大阪港に入港していたこの船に対し、第5管区海上保安本部が任意で立ち入り検査を実施。不審な積み荷はなかったが、上海の輸出代理店が発行した輸出の詳細な目録が見つかった。内閣情報調査室を通じて外務・防衛両省、首相官邸に報告された。

目録によれば、輸出した貨物は、中国軍系の「中国航天科工集団公司」の子会社が昨年5月に開発・製造した大型特殊車両「WS51200」(全長21メートル)4両。中国軍はWS系と呼ばれるオブロード型車両を弾道ミサイルの運搬・発射用に開発してきた。「51200」型は、ミサイルの大型化に対応するため、従来の12輪の「2900」型を改造して16輪にしていてる。大陸間弾道ミサイル(ICBM)「東風31」(射程約8千キロ)の運搬を一念頭に置いた開発とみられている。

輸出元は、中国の「武漢三江輸出入公司」で、中国航天科工集団公司の関連会社とみられる。輸入元は北朝鮮の「リムモク総合貿易会社」。日本政府がリストアップしている北朝鮮の武器輸出入関連企業の極秘ファイルには掲載されていない。同社は、北朝鮮が制裁を逃れるために作ったペーパーカンパニーの可能性が高いという。

北朝鮮は4月15日に平壌で行われた故金日成国家主席の生誕100年を祝う軍事パレードで、新型の弾道ミサイルを搭載した16輸の大型車両8両を公開し た。北朝鮮には発射台を搭載したこれらの車両を独自に開発する技術はなく、形状がWS51200に酷似していることから、日米韓は中国が輸出した4両と同一だと断定した。

そのうえで、日米韓は今回の輸出が、2009年の2度目の核実験を契機に、小火器や軽火器を除く全兵器と、その関連物資の北朝鮮への輸出を禁じた国連安保理の制裁決議1874号に違反すると結論づけた。

制裁決議は安保理の最も強い意思表明手段で、加盟国に対して法的拘束力を持つ。

中国はこれまで対北朝鮮制裁決議に違反した事実はないと説明してきた。今回も公式には関与を否定していたが、米国が4月、中国に非公式にこの事実を提起したところ、初めて輸出の事実を認めたという。ただ、「伐採された大型木材を運搬する目的での輸出だった」として、あくまで民生用の輸出と釈明しているという。

政府関係者によると、中国の貿易実態をまとめた中国税関統計には、4両の輸出に関する記載はない。 WS系車両はミサイル起立装置の装着を前提に開発されており、中国が国際社会の批判をかわすために強弁している可能性が高い。

Turkey Intercepts Ship Carrying Weapons to Syria

Turkey has intercepted a vessel in the Mediterranean suspected of carrying weapons and ammunition to Syria. 04/19/12(Israel National News)

By Elad Benari

Turkey has intercepted a vessel in the Mediterranean suspected of carrying weapons and ammunition to Syria, a diplomatic source told AFP on Wednesday.

According to the source, “We received information that the vessel has a cargo of arms and ammunition headed for Syria.”

The Antigua and Barbuda flagged Atlantic Cruiser which anchored off the coast of Iskenderun port Wednesday morning belongs to a German company, AFP noted, adding that the search of its cargo was delayed until Thursday morning due to stormy weather.

Earlier this week, the German shipping firm denied allegations that its vessel was carrying Iranian arms to Syria, violating EU sanctions against the Damascus regime.

The German news weekly Der Spiegel had reported that the Atlantic Cruiser, owned by German company Bockstiegel but chartered by a Ukrainian firm, had been stopped on the high seas with Iranian weapons on board.

Bockstiegel said they had no indication that the cargo included arms or ammunition, and the Ukrainian company that chartered the ship also said that the cargo contained no weapons, but legal goods for civilian use.

AFP quoted a statement by Bockstiegel, released late on Wednesday, which said that the Atlantic Cruiser entered the port of Iskenderun "unsolicited and as agreed" with German and Turkish authorities.

The statement added that the ship was “never stopped or intercepted by Turkish authorities.”

Turkey has imposed sanctions on Damascus, due to President Bashar Assad’s violent crackdown on anti-regime protesters. The sanctions include interception of arms shipments there by air, land and sea.

良いうわさがない旗国に登録されている船に要注意は当然か!! 不正も簡単、検査のごまかしも可能で簡単が売りだから当然といえば当然! チェックもしないからね!! 保安庁によるチェックも地域により違いが大きい。 ある一部の税関職員が甘すぎたのか??

「迅速・正確・100%安全」 巧妙化する密航ビジネス (1/2ページ) (2/2ページ) 03/25/12 (SankeiBiz(サンケイビズ))

 船を使って日本を不法に出入国する密航ビジネスが様変わりしつつあるようだ。かつては食うや食わずで100人単位が命懸けで密航してきたが、最近は少人数が船室に保護され、食事付きも。“統計に表れない入国者”は1000人単位で存在するとみられるが、警察や海上保安庁が摘発する密航者数は激減。水際で防ぐ決め手がない。

最近の摘発者数は激減

 海保によると、1990年代は船を1隻丸ごと密航用に仕立てたり、コンテナに詰め込んだりして、大人数が劣悪な環境で渡航。98年の真夏、東京港に到着した貨物船のコンテナで中国人16人が見つかったが、うち8人は衰弱死していた。

 そうした密航はこの数年、ほとんど摘発されなくなった。

 昨年8月、中国人の男がカンボジア船籍貨物船に潜み、福岡県の博多港に不法上陸し逮捕された。同じく昨年11月には横浜・大黒ふ頭に着岸したコンテナ船から密航者5人が逃走。海保は密航を手助けしたとして船長や甲板員ら3人を逮捕した。

数人単位で食事付き

 逮捕者らの供述から浮かび上がった手口は-。密航ブローカーから依頼を受けた一部の外国人船員らが窓口になり、自分が乗務する貨物船などに乗せ、居住区の部屋に数人単位で潜伏させる。

 密航者のことは船内でも限られた人しか知らず、定時に食事も与える。スーツ姿で夜の闇に紛れ下船する密航者もいた。

 報酬の“相場”は1人100万~250万円。ブローカーが最大8割、残りが船員らの取り分に。高額なほど密航中の待遇は良くなるらしい。

フリーペーパーで募集

 東京・大久保のコリアンタウン。路上に並ぶハングルのフリーペーパーにはこう書いてあった。

 「出入国で悩んでおられる方、解決可能。迅速、正確、安全100%。24時間対応…」。携帯電話番号まである。

 在留期限を超え出国できない外国人や、不法入国後に出国を希望する外国人、正当な手段では入国できない仲間を日本へ呼び寄せたい人向けのビジネスだ。

 「この携帯の持ち主はブローカーというより、その手先。暗躍するやつは人目に付かない奥にいる」と捜査担当者。

 貨物船を使う手口のほかに、捜査当局は韓国からの「高速型密航」も警戒する。時速約70キロで疾走する小型高速船で朝鮮半島から九州北部へ。下見を重ねた日本の沿岸で数人を別の船に移したり上陸させたりする。この間、わずか数時間。捜査担当者は「端緒情報もつかみにくい」と漏らす。

 〈集団密航船と摘発〉海上保安庁によると、1990年代は中国から日本へ船による集団密航が相次いだ。97年は2人以上の摘発を指す集団密航事件だけでも、中国人ら1337人を摘発した。しかし2000年代に入り摘発件数も人数も激減。統計上は10年に日本から強制退去させられた不法入国者のうち、約千人が「船で日本に密入国した」と供述している。これに対し同年、日本の捜査当局が摘発した集団密航事件の外国人は22人にすぎない。

Cyprus intercepts ammunition cargo for Syria 01/11/12(Arab Times)

NICOSIA, Jan 11 (Reuters) - Authorities in Cyprus have intercepted a cargo of ammunition bound for Syria for checks, media on the island said on Wednesday.

A vessel carrying the cargo stopped for refuelling at a port in Limassol where the cargo was intercepted, Cyprus's Politis newspaper reported.

The ship was carrying 60 tonnes of ammunition and had been sailing to the port of Latakia in Syria from St. Petersburg in Russia, the newspaper reported.

Another newspaper, Simerini, said initial reports suggested the vessel was carrying 35 tonnes of explosives, weapons and munitions.

Cypriot officials were not immediately available for comment. State radio reported the vessel would be allowed to sail and said authorities were planning to issue a statement.

In 2009, Cyprus confiscated munitions from a ship sailing to Syria from Iran for violating UN sanctions. The deteriorating cargo, stored in scorching temperatures close to Cyprus largest power station, exploded in July last year killing 13 people and destroying the facility.

岡山 覚せい剤密輸で中国人船員ら逮捕 3キロ、末端価格で2億4千万円 11/25/11(山陽新聞)

 新岡山港(岡山市中区新築港)に今月入港した貨物船の中国人船員が、覚せい剤約3キロ(末端価格約2億4千万円相当)を密輸していたことが24日、捜査関係者への取材で分かった。岡山県警などの合同捜査本部は覚せい剤を押収し、受け取り役を含む中国人の男女数人を覚せい剤取締法違反(営利目的所持など)の疑いで逮捕、送検。背後に密輸組織が介在しているとみて、流通ルートの解明を目指す。

 岡山県警や神戸税関によると、県内の覚せい剤密輸事件での一度の押収量としては、岡山空港で昨年7月、アメリカ人の男が密輸した約3キロと並び、過去30年で最多。新岡山港を舞台にした密輸は初めてという。

 送検容疑は今月11日、カンボジア国籍の貨物船「HAI(ハイ) XIN(シン)6(シックス)」が新岡山港に入港。午後3時ごろ、この船の中国人船員2人が密輸目的で覚せい剤を所持して下船し、岸壁に止めた車で待ち受けていた中国人の男に手渡した疑い。逃走した受け取り役の女を含め、数人を逮捕したという。

「覚せい剤は体に巻き付けて密輸 県警逮捕の4容疑者」 11/25/11(山陽新聞)

 新岡山港(岡山市中区新築港)に入港した貨物船の中国人乗組員2人が覚せい剤約3キロ(末端価格約2億3千万円)を密輸した事件で、2人は500グラムずつに小分けしたビニール袋を体に巻き付けて下船、自転車に乗って受け取り役と接触していたことが捜査関係者への取材で25日、分かった。

 乗組員は「中国で知人に渡された。人には言えない違法なものと知っていた」と供述。岡山県警などの合同捜査本部は、国際的組織が関与しているとみて、卸元など背後関係を追及している。

 岡山県警によると、覚せい剤取締法違反(営利目的輸入)で逮捕、送検されたのは、いずれも中国籍で、乗組員の于涛(30)と毛楽傑(33)、受け取り役の千葉県船橋市芝山、自称運転手呉禎(41)と同市飯山満町、無職王欽(43)の4容疑者。

 送検容疑によると、于と毛の両容疑者は11日午後2時40分ごろ、カンボジア船籍の貨物船「HAI(ハイ) XIN(シム)6(シックス)」から覚せい剤約3キロを隠し持って上陸。約1・2キロ離れた岡山市中区藤崎の駐車場まで自転車で移動し、車で待っていた呉容疑者に渡した疑い。

積荷は覚せい剤!? 11/26/11(わがまま きまま きのみ きのまま )

去る11月11日に、新岡山港に入港した貨物船

HAI XIN 6

IMO 8509105
船籍 カンボジア

同船に乗り組んでいた中国人船員2名(甲板員とコック) 受け取り役2名が覚せい剤取り締まり法違反で逮捕された。

運び屋の船員は、500gずつに分けた覚せい剤を 粘着テープで身体に貼りつけて下船。 受け取り役と接触していた。 押収された覚せい剤は約3キロ。末端価格は約2億3千万円。

貨物船はスクラップを積み込むために7日に 中国浙江省の海門を出港。11日朝に新岡山港に到着。 中国人9名が乗り組んでいた。

Vessels held for illegal oil transfer 02/12/11 (The Star online)

JOHOR BARU: The Southern Malaysian Maritime Enforcement Agency (APMM) detained two tankers for illegally transferring 300,000 litres of marine gas oil (MGO) at Tanjung Piai here.

Southern region commander Laksamana Pertama Zulkifli Abu Bakar said a patrol boat spotted the vessels about three nautical miles south-east of Tanjung Piai on Thurs­day.

“We saw the vessels close to each other at around 4.45am and found that they were conducting an illegal ship-to-ship oil transfer,” he said.

On troubled waters: The two vessels which were caught for illegally transferring oil off Tanjung Piai by maritime authorities on Thursday.

He added that further investigations revealed that both ships did not have proper documentation or permits.

“The crew members — 16 Indonesians, a Myanmar man and a local crewman, all aged between 22 and 57, on board were also detained for further investigations,” he said.

Zulkifli said that one ship was registered in Singapore while the other in Port Klang.

“The offence is classified under section 491(1)(k) of the Merchant Shipping Ordinance (MSO) 1952,” he said, adding that if found guilty, they could face a fine of not more than RM100,000, or a jail term of up to two years, or both.

高知県警察は、HPで密航者(船)について書いている。

日韓密航5百人超 主犯格を入管法違反容疑で国際手配へ 02/28/11(朝日新聞)

 九州と韓国の間で小型船による密航を請け負っていたグループが2007年以降、韓国人を中心に少なくとも520人を乗せ、5億円を超える手数料を得たとみられることが捜査関係者への取材でわかった。密航者の多くは、過去に日本から強制送還されたことがあり、再入国が難しい韓国人ら。日本の大都市の飲食店や風俗店で働くなどしていたとされる。

 警視庁などは、韓国側リーダーとして、韓国に住む30代の男について出入国管理法違反(不法入国幇助〈ほうじょ〉)の疑いで逮捕状をとった。密航者の日本入国を助けた容疑という。国際刑事警察機構(ICPO)を通じ、国際手配する。

 メンバーは日本国内で活動する韓国人ブローカーら。警視庁組織犯罪対策1課や長崎県警、第7管区海上保安本部(北九州市)などは、長崎県平戸市の田平港で韓国人やイラン人の男女14人を密出入国させたなどとして10年5~6月、韓国人の男6人を逮捕し、その後、同4人を逮捕。今年1月には、平戸市の春日港で韓国人の男女3人を密出国させたなどとして無職額田昭嘉被告(69)と、韓国人の男2人を逮捕した。

 捜査関係者によると、グループは両港のほか、長崎県対馬市の厳原港、佐賀県唐津市の小友港と、韓国・釜山の港との間で漁船やプレジャーボートを使った密航を繰り返していた。

 逮捕者の供述などによると、密航船はほぼ月1回の割合で運航。片道数時間で、行きも帰りも6、7人ずつを乗せていた。日本の港には人目につきにくい深夜に入港。密入国者を降ろし、待っていた密出国者を乗せてすぐ出港していた。日本に上陸した後は、密航者をレンタカーで大阪や東京などの大都市圏に送っていたという。

 日本国内の韓国人向けフリーペーパーの広告や口コミで密航者を募集。手数料は1人100万円だった。

 警視庁がレンタカーの使用記録などを調べると、07年8月~10年5月、密航船を計約40往復運航した疑いが強いことが判明した。(峯俊一平)

覚醒剤6キロを体に…フィリピン人船員が密輸 10/26/11 (読売新聞)

 東京港に停泊中の貨物船の船員が、上陸する際に体に覚醒剤を巻き付けて密輸したとして、警視庁が今月23日、フィリピン国籍の船員、フレデリック・ナピナス・サムヤ容疑者(32)を覚醒剤取締法違反(営利目的密輸)の疑いで現行犯逮捕していたことがわかった。

 同庁幹部によると、サムヤ容疑者は今月23日、品川区の大井ふ頭で、覚醒剤計約6キロを八つの袋に小分けにし、コルセットを使って体に巻き付けるなどして密輸した疑い。

 税関職員が1人で船から外出するサムヤ容疑者の様子を不審に思い、職務質問して密輸が発覚した。容疑を認め、「日本まで持って行くよう頼まれた」などと供述しているという。

あるルートが厳しくなれば他の方法に変える。今まではそれさえも適切に行ってこなかった。それだけ!

国際郵便で覚醒剤6キロ密輸 容疑の中国人逮捕 02/25/11 (朝日新聞)

 香港から航空小包郵便で覚醒剤約6キロ(末端販売価格約5億4千万円)を密輸したとして、警視庁は25日、中国国籍の会社員傅金駒容疑者(32)を覚醒剤取締法違反(密輸)の疑いで逮捕した。捜査関係者への取材でわかった。

 捜査関係者によると、傅容疑者は今月初旬、香港から覚醒剤約6キロを小包に隠し、成田空港経由で都内の郵便局に密輸した疑いがある。国際郵便を検査していた税関職員が発見したという。

 郵便の配送先は千葉県内の旅館になっており、受取人は傳容疑者だったという。

逮捕されたのはベトナムから台湾を経由して大阪港に入港したシンガポール船籍の貨物船 ・「WANHAI232号」の元船員で台湾出身の陳志福容疑者(43)ら、3人です。 ”覚醒剤密輸”容疑で3人逮捕 - NHK大阪府のニュース

WAN HAI 232の姉妹船の写真 (SYMPHONIC SHIP)

シンガポール船籍の貨物船「サンオナー」とシンガポール船籍の貨物船 「WANHAI232号」の共通点はシンガポール船籍。シンガポール船籍は ブラックリストに入っていないので隠れみのとしては良いのかな??

台湾から覚せい剤 約3キロを密輸 01/19/11 (KTV)

先月、大阪の南港で覚せい剤約3キロを船で密輸したとして、台湾人の船員ら3人が18日までに逮捕・起訴されました。

関税法違反の罪で起訴されたのは台湾人の船員・陳志福被告(43)と、無職の蔡吉和被告(49)、インドネシア国籍の船員・ジュジュ・ファリダトゥーラ被告(36)です。

3人は先月、大阪南港に停泊する船で覚せい剤約3キロ、末端価格で約2億7000万円相当を、お茶の袋に入れて密輸したとされます。

蔡被告らから依頼を受けたジュジュ被告が、台湾で覚せい剤を船に積み込んで南港に到着し、先月28日先に入国していた蔡被告らに引き渡したところで税関職員らが3人を逮捕しました。

蔡被告は「物を運ぶ依頼はしたが、覚せい剤とは思わなかった」と否認していますが、陳被告ら2人は認めているということです。

覚せい剤密輸船、シエラレオネ船籍の貨物船UNIVERSAL のように船主も逃げるのだろうか??そしたら船も放置??貨物船「サンオナー」の写真は下記をクリックすれば見れるよ!

2010年12月6日月曜日シンガポール船籍の貨物船「サンオナー」 崎守埠頭 (室蘭なブログ『むろグ』)

船の総トン(1920トン)から判断して国際船舶及び港湾施設保安コード に適合する必要がある。つまり逮捕された貨物船「サンオナー」の船員がいつ、どこでかばんを船に持ち込んだのか「Log Book (記録簿)」 に記入されていなければならない。このような事件が発覚した以上「Breach of Security」を理由に PSC(外国船舶監督官)国際船舶及び港湾施設保安コード に関して厳しい検査が可能だ。例えば、過去に寄港した10港で訪船者を記録を付けているのか(名前、訪船時刻、訪船理由、身分証明書のチェック、 船員が持ち込む所持品のチェック等)を確認できる。問題があれば更なる検査も可能だ。 日本のPSC(外国船舶監督官) だけではないが 国際船舶及び港湾施設保安コード で要求されている記録簿に不備があっても一般的に指摘することはない。記録簿も故意に記入しなかったり、虚偽の記載をすることも 可能だからチェックしても意味がないと言えばそうかもしれない。しかし、やらないよりはやるほうが良いと思う。 多くの日本人は知らないが、日本のPSC(外国船舶監督官) よる検査が甘い現状や 国際船舶及び港湾施設保安コード に関して問題がある港の施設はある。このような現状がこのような事件が起きる原因の一つであることに間違いはないと思う。

下記のサイトにアクセスすれば貨物船「サンオナー (Sun Honor)」がシンガポール籍に登録されていることが確認できる。

Ships registered with the Singapore Registry of Ships (MPA Singapore)

2 Chinese, 1 Japanese men arrested for drug smuggling in Hokkaido 12/06/10 (Mainichi Japan)

SAPPORO (Kyodo) -- Police in Hokkaido have arrested a Japanese and two Chinese men on suspicion of smuggling into Japan about 5 kilograms of stimulant drugs via the port of Muroran, investigative sources said Monday.

Hitoshi Takeda, a 38-year-old unemployed man from Chiba Prefecture, is suspected of receiving a bag containing the narcotics with a street value of 450 million yen from the two Chinese, who were among the crew members of the Sun Honor, a Singaporean-registered freighter, on Nov. 30, the sources said.

The arrests were made after Japanese customs officials spotted the two Chinese men entering a restroom in the port with a bag and leaving without it, then Takeda emerging carrying it.

The 1,520-ton freighter, loaded with minerals, arrived in the port from Hong Kong on Nov. 27.

3 held for drug smuggling 12/06/10 (Kyodo)

Photo shows the Singaporean-registered freighter Sun Honor docked in Muroran, Hokkaido, on Dec. 2, 2010. Police said on Dec. 6 they have arrested two Chinese crew members of the ship and a Japanese man on suspicion of smuggling some 5 kilograms of illegal stimulants into Japan.

覚醒剤5キロ トイレで授受…所持容疑で3人逮捕 12/06/10 (読売新聞 北海道)

 北海道警室蘭署、室蘭海上保安部が、室蘭市の室蘭港から覚醒剤約5キロ(4億5000万円相当)を密輸しようとしたとして、千葉県船橋市、無職武田仁容疑者(38)と貨物船船員の中国人の男2人を覚醒剤取締法違反(営利目的所持)などの疑いで逮捕したことが6日分かった。道警によると、道内の港湾で摘発された覚醒剤量としては過去最大という。

 捜査関係者によると、中国人の2人は、室蘭港崎守ふ頭に入港したシンガポール船籍の貨物船「サンオナー」(1920トン)の船員。2人は11月30日午後、同ふ頭の公衆トイレにかばんを持って入ったが、出て来た時は持っておらず、直後にトイレに入りかばんを持って出てきた武田容疑者を、函館税関室蘭税関支署の職員が職務質問し、かばんに隠されていた覚醒剤をみつけた。

 武田容疑者は、容疑を認めている。室蘭署、室蘭海保などは、組織的な密輸の可能性があるとみて追及している。同貨物船は、中国の黄埔港から29日午前、室蘭に入港したという。

 同支署は、麻薬が密輸されるという情報をつかみ、船員を監視していた。

室蘭港で覚せい剤5キロ押収 所持容疑で男3人逮捕 12/06/10 (北海道新聞12月6日夕刊掲載)

 【室蘭】室蘭港に覚せい剤約5キロ(末端価格約4億5千万円相当)を持ち込んだとして、室蘭署と室蘭海保は6日までに、覚せい剤取締法違反(営利目的所持など)の疑いで、千葉県船橋市、無職武田仁容疑者(38)と中国人船員2人の計3人を逮捕、薬物を押収した。

 道警によると、昨年6月に新千歳空港で覚せい剤約6・7キロが押収されているが、道内の港湾での覚せい剤押収量としては過去最多。

 逮捕容疑は、11月30日午後、室蘭1件市の崎守埠頭(ふとう)で覚せい剤約5キロを所持していた疑い。中国人2人は、中国経由で29日夜に室蘭港に接岸したシンガポール船籍の貨物船「サン1件オナー」(1920トン)の船員。

覚醒剤5キロ所持容疑、日中の3人逮捕 室蘭港 12/06/10 (産経新聞)

 北海道の室蘭港に覚醒(かくせい)剤約5キロ(末端価格4億5千万円)を持ち込んだとして、道警は、覚せい剤取締法違反(所持)の疑いで日本人と中国人の男計3人を逮捕した。

 捜査関係者によると、逮捕されたのは千葉県船橋市、無職武田仁容疑者(38)と、室蘭港に停泊しているシンガポール船籍の貨物船「サンオナー」(1520トン)の中国人船員2人の計3人。逮捕容疑は先月30日、室蘭港でかばんに入れた覚せい剤約5キロを所持していたとしている。

 中国人船員2人が港内のトイレにかばんを持ち込んで立ち去った直後、武田容疑者がかばんを持って出てきたところを税関職員が職務質問し、覚せい剤を見つけた。覚せい剤が持ち込まれるとの情報を基に、道警と函館税関、第1管区海上保安本部(小樽)が捜査していた。

 道警などは販売目的で国内へ持ち込もうとしたとみて、密輸ルートの解明を急いでいる。

 サンオナーは鉱物を積んで先月27日に入港。積み荷を降ろし、同30日に出港する予定だった。

ピアノなど「ぜいたく品」北に不正輸出、容疑の社長再逮捕へ 06/09/09 (読売新聞)

 北朝鮮への不正輸出事件で、京都府舞鶴市の貿易会社社長で韓国籍の鄭麟(チョンリン)チェ容疑者(50)(逮捕)が、大型タンクローリー以外にも高級外車やピアノを不正輸出していた疑いが強まったとして、兵庫県警は8日、外為法違反(無許可輸出)容疑で逮捕状をとった。9日に再逮捕する。(チェは「爪」の下に「木」)

 今後、同国の物資調達について解明を進める。

 捜査関係者によると、日本政府は2006年11月、北朝鮮の核実験に対する経済制裁の一環で「ぜいたく品」の輸出を禁止した。しかし、鄭容疑者は経済産業相の許可を受けずに、08年10月と同年12月、「ぜいたく品」に該当するピアノ約30台とドイツ製高級車数台を神戸港から中国・大連経由で輸出した疑いが持たれている。受け入れ先となっていた北朝鮮企業は、経産省に「核兵器などの開発に関与している恐れがある外国企業」と認定されており、鄭容疑者側の利益は1千数百万円に上っていた。

 県警の調べに対し、鄭容疑者は容疑を認めているといい、神戸地検は8日、タンクローリー事件について、鄭容疑者と貿易会社を外為法違反、関税法違反両罪で起訴した。

ロシア船員を大麻不法所持で逮捕 小樽海上保安部 05/30/09 (小樽ジャーナル)

 小樽海上保安部(港町5・村田織彦部長)は、5月30日、小樽港中央ふ頭4番バースに着岸中のロシア船籍「ANTON GURIN(アントン グリン)」(6,689トン・乗組員ロシア人25名)の甲板員を、大麻取締法違反容疑で逮捕した。

 同部によると、28日(木)、同部・小樽税関支署・小樽警察署の3機関合同で同船内を立入検査を行ったところ、居室から若干量の程度の大麻らしき植物を発見。小樽簡易裁判所裁判官の船内の捜索差押状の発付を許可を得て、船内の捜索差押を行い、甲板員のSAVOSTYANOV VITALY(サボスチャノフ ビタリー・31歳)のベッドの上から、ビニール袋に包まれた大麻1g弱を発見した。

 発見物と甲板員の尿の簡易鑑定の結果、大麻の陽性反応を示したことから、5月30日(土)14:16、大麻取締法違反(大麻不法所持)容疑で、同甲板員を通常逮捕した。

 また、同船の甲板上において、ビニール袋に包まれた大麻らしき塊を発見し、同時に捜査を進めている。

 容疑者は、容疑を否認しているという。(写真提供:小樽海上保安部)

まともな海運会社所有の外航近海船でも日本で食料を手配すると高くつくから次の港までの最低限の 食料で我慢することが多い。岡山県備前市の東備港にやってくる船のほとんどが サブ・スタンダード船。 国際規則を満足するとお金が掛かるので、 チェックが甘い、監督が緩い国問題を見逃してくれる検査会社 を選び、問題がある状態、または、違法状態で入港する船が、日本の牛肉を手配することは考えられない。 岡山県備前市の東備港は知られていない サブ・スタンダード船 の宝庫だと思っていたが、いろいろなことがあるわけだ。 北九州市の門司港に覚せい剤約300キロが密輸した貨物船UNIVERSAL(1195トン)シエラレオネ船籍だった。同じ国籍の船が岡山県備前市の東備港に入港していたのを見たことがある。 この港は日本では聞きなれない船籍の貨物船が多い。

テレビのニュースで不正輸出でキリバス船籍の貨物船が使われたので、キリバスについて調べてみた。 Kiribati Ship Registry (10 Anson Road #25-02 International Plaza Singapore 079903) が登録をおこなっているようだ。maritimeChain.com pte ltdがおこなっているようだ。モンゴル船籍や以前はカンボジア船籍を扱っていた会社。 犯罪や違反に関与する確立が高い船が選ぶグループ(旗国およびシンガポールの会社)で共通点がある。結局、行き着くところは同じところなのかもしれない。

関税法違反:中国へ牛肉不正輸出 社長2人逮捕 岡山県警 02/10/09 (読売新聞)

 中国向けに牛肉を不正輸出したとして岡山県警は13日、大阪市住吉区南住吉3、貿易業「モントレイディング」社長、森山慶英(74)▽神戸市灘区鶴甲(つるかぶと)3、食品卸業「神戸ミートサプライ」社長、外池新治(54)の両容疑者を関税法違反(無許可輸出)容疑で逮捕したと発表した。森山容疑者は容疑を一部認め、外池容疑者は否認しているという。

 容疑は、税関長の許可を受けず07年6月に牛肉46.3キロを関西国際空港から中国・大連に輸出し、同年8月には同69.9キロを中国の船会社が所有するキリバス船籍の貨物船に積み込み、岡山県備前市の東備港から輸出したとしている。牛海綿状脳症(BSE)の発生で中国は01年9月以降、日本からの牛肉や牛肉製品の輸入を禁止している。だが和牛は富裕層に人気があり、県警は高値での取引を当て込んで不正輸出した疑いがあるとみている。【坂根真理】

中国人が覚せい剤を運んでいたことが確認できれば、日本は中国人を中国へ引き渡すべきだ。 中国では覚せい剤に関われば死刑なので その方が良いだろう! (独り言) 死刑になれば2度と日本に来る事はない。 中国人が覚せい剤を運んでいたことが確認できれば、日本は中国人を中国へ引き渡すべきだ。 中国人なのだからリスクを知っているだろう! (2007/08/20 共同通信)

覚せい剤密輸事件・携帯・GPSを解析 02/20/09 (RKC 高知放送)

2月はじめ室戸市での漁港で覚せい剤120キロが押収された事件で、漁港で覚せい剤を受け取ろうとした中国人の男や、密輸船と見られる漁船から携帯電話が押収されていたことがわかりました。この事件は2月7日、室戸市の椎名漁港で覚せい剤120キロが見つかり、覚せい剤を運んだ中国の漁船の船長ら6人と、漁港で受け取ろうとした中国人の男3人のあわせて9人が覚せい剤取締法違反の疑いで逮捕されました。その際に、合同捜査本部が漁港で受け取ろうとした男から携帯電話を押収し、さらに漁船から携帯電話とGPSを押収していた事がわかりました。漁港で受け取ろうとした男は 容疑を否認していますが、「香港から来た」などと供述していることや、漁船の船籍が中国の香港であることなどから、合同捜査本部では、今回の事件に香港の密輸組織が関与している可能性が高いと見て携帯電話やGPSの履歴を解析するなどして、事件の全容解明を進めています。

大量覚せい剤事件、中国船を立入り検査 02/13/09 (RKC 高知放送)

室戸市の漁港で大量の覚せい剤が見つかった事件で、県警などの合同捜査本部は、13日、事件に関わった疑いのある中国船を立ち入り検査した。立ち入り検査は13日午前9時から高知港で始まり、県警や海上保安部のほか警視庁、大阪府警などの捜査員が乗組員の立ち会いの下で調べを進めた。この事件は2月7日、室戸市の椎名漁港で覚せい剤あわせて約120キロが入ったバッグ4個が見つかったもので、合同捜査本部はこれまでに中国船の乗組員など中国人9人を覚せい剤取締法違反の疑いで逮捕した。9人は容疑を否認しているという。海上保安部によると、中国船は漁をしたような形跡はなく、「密輸船」の可能性が高いとの見方を強めている。合同捜査本部では、立ち入り検査とあわせて証拠を固め、事件の全容解明を進める方針。

「The ship was a Chinese "xiang zhu 2543" fishing boat, towed on the 9th morning flight to Hong Kong the highest known.」 とChina News Netの記事には書いてある。しかし、「xiang zhu 2543」で検索しても出てこない。もしかして香港籍船と言うのはうそなのか???? 総トン数が100トン以上であればIMO番号を持っているはず。 日本の警察は本当に 香港海運局(英語) に対して漁船「珠香2543」が香港国籍として登録されているのか問い合わせたのだろうか???もして確認していないのなら日本の警察は 外国に対して役に立たないと言う事だ!真実はどうなのか、警察庁よ!

Japanese police seized 120 kilograms of methamphetamine and arrested nine Chinese 02/11/09 (China News Net)

そう言えば3から4年前には日本の内航船だった船に乗降りが簡単なように船尾に鋼製のはしごを付けたり、 中国人女性と偏見かもしれないがまともな日本人とは思えない日本人が周りを気にしていたケースがあった。 税関職員や保安職員は船尾に鋼製のはしごについて気にしてなかったが。小型船を使っての密輸や密航には 便利だと思ったことがある。カンボジア籍船になった後については知らない。 まあ、中国人女性が船にやって来るときには絶対に税関職員や保安部職員が来なかったから前もって チェックしていたのか、来ないのを確認してからやってきていたのかも知れない。ポルシェに乗って来た中国人 もいた。そんなに儲かるの???????と思ったこともある。

中国人達よりも前は、いかにもそれふうの日本人が夕方ごろに船の近くに駐車していたことがあった。 ISPSコード(国際船舶及び港湾施設保安コード) の適用された後に、日本人は見なくなった。しかし、外国籍船が年12回未満利用する施設に対して保安措置が要求されない 場所に外国船が接岸している場合、中国人が来る場合も未だにある。現状をよく理解しているのかな、港湾局の危機管理室は?? アメリカがクレームしなければ、日本のテロ対策はざるでも良いのだからこんなものか!

静かな漁港に衝撃 02/10/09 (読売新聞)

 室戸市室戸岬町の椎名漁港で7日夜、末端価格で約120億円に相当する覚せい剤約120キロが見つかり、中国人計9人が覚せい剤取締法違反や漁業法違反容疑で逮捕された事件は、静かな港町に住む住民らに大きな衝撃を与えた。県内の覚せい剤密輸事件としては、1998年に窪川町(現四万十町)沖で発見された約170キロに次ぐ押収量で、住民からは「こわい」「まさか、こんな場所で」と不安や驚きの声が上がった。

 「室戸沖を不審船が航行している」。室戸署に県警から第1報が入ったのは7日午後9時25分頃。その後、「母船から離れた小型船が、室戸岬へ向かっている」と連絡があり、同署は室戸岬周辺にパトカーを緊急配備。同10時40分頃、椎名漁港の離岸堤で、署員が白い粉の入った黒いキャリーバッグ4個を発見した。

 当時、漁港内にいた釣り人からは、「小型船が入港して、荷物を降ろして出て行った」「中国語を話す不審な男の車が徳島方面に走った」などの情報が寄せられた。徳島県警に検問を依頼し、8日午前0時頃、徳島県海陽町で、車で逃走していた梁ウィリアム(35)、張翼(36)両容疑者を発見。同7時15分には、室戸市佐喜浜町のバス停にいた林江容疑者(30)を見つけた。

 椎名漁港周辺は、パトカーやヘリコプターの音とサーチライトの明かりで一時騒然とし、多くの住民が現場近くに集まった。当時、釣りをしていたという徳島市の男性(70)は「船が急にライトを消して入港し、怪しかった。地元の人しかいない場所で、逆に目立ったのでは」と話し、近くの女性(70)は「こんな何もない静かな場所が密輸の現場になるなんて。恐ろしい」と驚いていた。

 一方、梁容疑者ら覚せい剤取締法違反容疑で逮捕された3容疑者は9日、送検され、漁船法違反容疑で海上で逮捕された6容疑者は同日、高知港に到着。地検に向かう容疑者らは、報道陣を見ると顔を隠すなどして車に乗り込み、船から高知海上保安部に身柄を移された容疑者らは、疲れた表情で建物に入った。

室戸の覚せい剤120キロ押収:椎名漁港で受け渡し?夜釣り客目撃、大胆犯行 /高知 02/10/09 (毎日新聞)

 ◇まさか、こんなところで…

 室戸市室戸岬町の椎名漁港で約120キロ(末端価格約120億円)の覚せい剤が見つかった事件は、普段は地元漁船が出入りするだけの静かな漁港が覚せい剤の受け渡し場所に使われたとみられ、中国人9人が逮捕された事態に周辺住民は一様に驚きの表情を見せた。当時、堤防には夜釣り客の姿もあり、複数人に目撃される中での大胆な犯行。不審船を追う海保の航空機が飛び交い、7日深夜から8日未明にかけ、辺りは騒然となった。【服部陽、千脇康平】

 「飛行機の赤色のライトがまぶしくて、家に向かって飛んでくるようで怖かった。まあびっくりしたわ」。漁港近くに住む主婦(70)は8日午前0時ごろ、ライトと騒音で目が覚めた。「誰か海に落ちたんやろか」と思ったが、赤色灯をつけたパトカーも駆けつけ、「何か事件が起こった」と感じたという。

 第5管区海上保安本部(神戸市)の航空機が、国籍不明の不審船を発見したのは7日午後4時ごろ。室戸岬沖約90キロの日本の排他的経済水域内を航行していた。追跡中、不審船は停止やジグザグ航行などを繰り返した。その後、不審船から小型船が出て、向かった先は椎名漁港だった。

 漁港はブリのシーズンで、9日朝も水揚げされた魚がずらり。夜はアオリイカ目当ての釣り客が、主に徳島県からやって来て堤防に陣取るという。7日夜も室戸署に「小型の船から何者かがキャリーバッグを置いていった」との目撃情報を寄せたのは釣り客だった。

 逮捕された中国人3人のうち、レンタカーで逃げた2人は徳島県内の検問にかかり、もう1人は同市内のバス停にいたところを確保された。覚せい剤入りのバッグは堤防に放置されたままだった。

 国道55号をはさみ、ひしめきあうように民家が建ち並ぶ漁港の町。地元の漁師の男性(54)は「まさかこんなところで覚せい剤の受け渡しがあるとは夢にも思わん。静かだから穴場だと思ったんやろか。これまで不審な船なんて見たことないけんどな」と首をひねった。近くの女性(74)は「逮捕されたからよかったけれど、物騒で嫌ですね」と語った。

 ◇逮捕の中国人3人を送検

 県警は9日午後、覚せい剤を譲り受けようとして逮捕した中国人3人を覚せい剤取締法違反の疑いで高知地検に送検した。

 一方、漁業法違反容疑で拿捕(だほ)された不審船は香港船籍の漁船「珠香2543」とわかった。室戸岬沖から巡視船に曳航(えいこう)され、約21時間半後の9日午前10時過ぎ、高知港(高知市)に入港した。高知海上保安部が乗組員6人を調べている。

大麻取締法違反(所持)の疑いで、ロシア人船員マチャシュ・セルゲイ容疑者(44)が乗っていた貨物船「SINARA(シナラ)」は カンボジア船籍船(IMO: 7929877, Call Sign: XUMH9, 検査会社:Union Bureau of Shipping)だ。 TOKYO MOUのHPより

大麻所持容疑でロシア人船員逮捕 小樽海保 12/04/08 (産経新聞)

 小樽海上保安部は4日、大麻取締法違反(所持)の疑いで、ロシア人船員マチャシュ・セルゲイ容疑者(44)を同日までに逮捕、送検したと発表した。

 調べでは、同容疑者は2日夜、2等機関士として乗り組み、小樽港に着岸中の貨物船「SINARA(シナラ)」の船内で大麻約1グラムを所持していた疑い。

 貨物船はウラジオストクから木材を積んで小樽港に入港していた。

覚せい剤+不審船+○○人のニュースに関する動画 (日本は日本、大陸は大陸) 「室戸の港で発見された覚せい剤と沖の不審船及びなぞの中国籍人物に関するニュースの動画を見つけた。 まだまだ真相解明とまではいかないかもしれないが、『日本の警察は甘くないゾ』ということを内外に示してもらいたいものだ。 日本には公務員多すぎ、と思っている人でも、治安維持のために、警察やら海上保安庁関連の人員の増員は賛成してくれるのではなかろうか。」

上記のコメントで少し言いたい。 国際船舶・港湾保安法を改正するべきだ! 外国籍船が年12回未満利用する施設に対して保安措置は要求されない。つまり、今回のように高知の田舎に外国籍船舶が入港することに関して 問題がない。国はこの事実を知っている。限られた予算で結果を出そうと考えれば、国際船舶・港湾保安法の改正を検討すべきだ。

船舶油濁損害賠償保障法 が改正され、2005年3月1日から適用された。 「外航船舶は2005年3月1日より、船主責任保険(PI保険)等への加入が義務付けられます。 無保険の船舶は入港が禁止されます。」(国土交通省のHP)
【対象船舶】
総トン数100トン以上の以下に示す船舶(油タンカーを除く※1)。なお公用船舶については、適用が除外されます。
○日本籍船:国際航海に従事する船舶
○外国籍船:我が国の港に入出港又は係留施設を使用(※2)する船舶
※1:油タンカーについては、既に条約に基づく保険義務付けが実施されています。
※2:日本の港から出港し海外の港へ片道のみ航海する場合(日本の中古船を海外に売却する場合等)も、法律の適用対象となりますのでご注意下さい。

この船舶油濁損害賠償保障法は入港通報の義務付けを要求している。

通報の手続き等
○ 通報義務付開始日・・・2005年3月1日
○ 通報すべき船舶・・・ 本邦以外の地域の港から本邦内の港に入港しようとする100トン以上の一般船舶及び
本邦以外の地域の港から特定海域(※)へ入域しようとする、100トン以上の一般船舶及び
本邦以外の地域の港から本邦内の港に入港しようとする、2,000トンを超える油を積載する油タンカー
※特定海域とは、東京湾及び伊勢湾、瀬戸内海をいいます。
○ 通報すべき者 ・・・船長、船舶所有者等、船長又は船舶所有者等の代理人のいずれか
※一般船舶にはバージ、船体ブロック等の自航能力のないものも含まれ、バージ等をタグで曳航する場合には、タグの船長に通報義務が課せられます。
○ 通 報 項 目・・・船名、船籍、総トン数、船舶所有者名、入港地名、入港日時、証明書番号、保険締結情報等(詳しくは、以下の「統一様式の記載要領」をご参照ください。)
○ 通  報  先・・・入港しようとする港を管轄する各地方運輸局の本局(神戸運輸監理部、沖縄総合事務局を含む)
○ 通 報 期 限・・・入港又は入域しようとする日の前日(行政機関の休日(日曜日、土曜日及び国民の祝日、12月29日から翌年の1月3日)を除く)の正午まで

下記の記事の情報から香港籍の漁船「珠香2543」(193.78トン)であれば、本邦以外の地域の港から特定海域(※)へ入域しようとする、100トン以上の一般船舶と してマークされてもおかしくない。総トン数100トン以上の以下に示す船舶に漁船が含まれているのか明確でない(一般船舶の定義が不明?)。 本船が報告していなければ、 国際船舶・港湾保安法で義務付けられている 入港情報の通告を怠ったパナマ船籍のケミカルタンカー「スプリング ゼファー」(742トン、9人乗り組み)の船長 のケースのように海上保安署は漁船「珠香2543」の船長を逮捕することが出来る。 PSC が厳しく検査すれば問題船が簡単に入港できなくなり問題船(密輸及び密航船)を絞込むことが出来る。 また、 ISPSコード(国際船舶及び港湾施設保安コード) により承認された港湾施設の中には、保安措置に問題のある施設がある。問題を把握し指摘する必要があり、 問題を改善できない場合は施設の承認を取り消すべきである。 ここまでおこなって警察やら海上保安庁関連の人員の増員するなら賛成するかもしれない。

漁港の覚せい剤 3人を逮捕 02/08/09 (NHK)

7日夜、高知県室戸市で、漁港の堤防に置かれていたバッグから大量の覚せい剤が見つかった事件で、警察は、漁港から立ち去ったとみられる中国人の男3人が覚せい剤の密輸にかかわっていた疑いが強まったとして逮捕しました。

この事件は、7日夜、高知県室戸市の椎名漁港の堤防に置かれていた4つのバッグの中から黒いナイロンに包まれた物が4個見つかり、このうち1個は、末端価格にして30億円分の覚せい剤およそ30キロと確認されたものです。

警察は、残りの3個も覚せい剤とみて鑑定を急ぐとともに、漁港から不審な男が立ち去ったという情報を基に捜査を進め、7日未明から朝にかけて、徳島県と室戸市内で外国人の男3人を見つけました。3人はいずれも中国人で、取り調べを進めた結果、覚せい剤の受け渡しにかかわっていた疑いが強まったとして、覚せい剤取締法違反の疑いで逮捕しました。

一方、高知海上保安部は、7日、室戸岬沖を航行していた不審な船が港での覚せい剤の受け渡しに関係している疑いもあるとみて、8日、室戸岬からおよそ100キロの海上で停船させて立ち入り検査しました。この船は香港船籍の193トン余りの漁船で、海上保安部は、中国人の乗組員6人を、停船命令に従わず航行を続けたとして漁業法違反の疑いで逮捕したうえで、船を高知港にえい航して取り調べを進めることにしています。

120 kg of illegal stimulant found in Kochi port; 9 Chinese arrested 02/09/09 (毎日新聞)

KOCHI - Three Chinese men were arrested Sunday on suspicion of attempting to pick up four bags containing a combined 120 kilograms of an illegal stimulant with an estimated street value of 12 billion yen in a fishing port in Kochi Prefecture, police said. In addition, a local Japan Coast Guard office said it had apprehended six Chinese crew members of a fishing boat for not obeying a Coast Guard order to stop in nearby waters. Police suspect the boat may have transported the stimulants.

The four bags were found Saturday in the port in Muroto after a Japan Coast Guard airplane had spotted the suspicious boat off Cape Muroto earlier in the day, according to prefectural police and a regional Coast Guard office.

They said the plane spotted the boat about 90 kilometers southeast of the cape at around 4 p.m. Saturday and informed the Kochi Coast Guard office, which then notified Kochi prefectural police at about 9:30 p.m.

About an hour later, police officers who were patrolling the port area found the bags, each of which contained about 30 kg of white powder, on a dike at the port.

A police test on one of the bags confirmed it contained a stimulant and they believe the other three contain the same substance.

Police also received a report that several men had left the port by car around the same time.

Two men in the car were later located in neighboring Tokushima Prefecture and a third man was apprehended near the site where the bags were discovered, leading the police to arrest the three—all Chinese in their 30s—on suspicion of violating the drug control law.

The boat’s 47-year-old captain and five crew members were apprehended for seeking to avoid a Coast Guard inspection in violation of the fisheries law.

覚せい剤:高知の漁港に120キロ 中国籍の3容疑者逮捕 02/08/09 (Japan Today)

 高知県室戸市室戸岬町の椎名漁港内の堤防で7日午後10時40分ごろ、覚せい剤計約120キロが入ったキャリーバッグ4個を県警室戸署員が発見した。車で現場から走り去る外国人の姿が目撃され、行方を追っていた県警は8日、覚せい剤取締法違反(営利目的譲り受け未遂)容疑で中国籍の男3人を逮捕した。一方、高知海上保安部は室戸岬沖を航行していた中国船籍の漁船を漁業法違反(立ち入り検査忌避)容疑で同日拿捕(だほ)し、中国籍の乗組員6人を逮捕。県警は、船と覚せい剤事件との関連や背後関係を調べるため、警視庁や大阪府警、海上保安庁などと合同捜査本部を設置した。

 同署によると、逮捕されたのは、いずれも職業不詳で中国籍の30~36歳の3容疑者。逮捕容疑は、キャリーバッグに入った覚せい剤を譲り受けようとしたとしている。同署員が徳島県内などで、3人を見つけた。3人とも容疑を否認しているという。

 また、高知海上保安部によると、漁業法違反容疑で逮捕したのは、漁船「珠香2543」(193.78トン)の船長(47)ら6人。容疑は8日午前10時50分ごろ、室戸岬沖約105キロの海上で停船命令に従わなかったとしている。同保安部は漁船を高知港(高知市)にえい航し、調べを進める。【服部陽、千脇康平】

国籍不明の船はどの国の国籍証書を持っていたのか?どこの国旗を掲げていたのか?乗組員の免状はどこが発行したのか? 本船は検査証書を保持しているのか?警察と保安庁は捜査情報を公表してほしい!

高知・室戸市の漁港でバッグに入った覚せい剤約120kgを発見 中国人2人を逮捕 (FNNニュース) 覚せい剤密輸北朝鮮ルート事件(上) (ニッポンリポート 佐久間 哲) 覚せい剤密輸中国ルート事件(上) (ニッポンリポート 佐久間 哲)

堤防に大量の覚せい剤入りバッグ 沖に不審船 02/09/09 (読売新聞)

 7日午後8時15分ごろ、高知県警に「室戸沖に国籍不明の不審船がいる」と高知海上保安部から連絡があった。室戸署員が高知県室戸市の沿岸部などを警戒していたところ、同市室戸岬町の椎名漁港の堤防でキャリーバック(縦30センチ、横45センチ、高さ約60センチ)4個を発見。うち1個から覚せい剤計約30キロ(末端価格約20億円)が見つかった。同署では、ほかの3個にもそれぞれ同量の覚せい剤があるとみて鑑定している。

 現場では、不審な人物が車で立ち去る姿が目撃されていて、同署は中国籍とみられる男2人を徳島県内で、国籍不明の1人を室戸市内で見つけ事情を聞いている。

 国籍不明の不審船は、同日午後4時ごろ、第5管区海上保安本部の航空機が公海上を九州沖から四国沖に向かう1隻を発見。高知や神戸などの海保所属の巡視艇と巡視船計5隻が周囲から警戒していたが、8日午前、高知県沖で不審船を立ち入り検査した。船には、国籍不明の6人が乗っていたという。高知海上保安部では、不審船を高知港に曳航してさらに詳しく事情を聞く方針。

室戸岬の漁港に覚せい剤30キロ、中国人?男3人を事情聴取 02/08/09 (読売新聞)

 7日午後9時25分頃、高知県室戸市の室戸岬沖約80キロの太平洋上で、「不審な船が航行している」と高知海上保安部から室戸署に通報があった。

 署員が沿岸を警戒していたところ、同10時40分頃、同市室戸岬町の椎名漁港の堤防で、キャリーバッグ(高さ60センチ、幅45センチ、奥行き30センチ)4つを発見。うち1つから覚せい剤約30キロ(末端価格約30億円)が見つかった。漁港で不審な男らが車で立ち去る姿が目撃され、徳島県内などで中国人とみられる男3人を発見、同署で事情を聴いている。

 室戸署の発表によると、覚せい剤は黒っぽいポリ袋に包んでバッグに入っていた。残り3つのバッグにも同じ袋が入っており、同量の覚せい剤があるとみて鑑定している。

 港で男らがバッグを降ろしていたのを釣り人らが目撃しており、署員が警戒していた。不審船は、同保安部の巡視船などが室戸岬沖で停泊させ、立ち入り検査している。6人が乗っているという。

さようなら、覚せい剤運搬船!

2010年8月23日の早朝、覚せい剤運搬船として使われたシエラレオネ船籍の貨物船UNIVERSAL(1195トン)が2隻にタグボートに引っ張られ どこかへ移動していた。8月2日には門司港のある岸壁で船名が「CHIWAN 8」と書き換えられていた。


二隻のタグボートにエスコートされて関門航路西方面に移動していく「CHIWAN 8」(元「UNIVERSAL」IMO: 8988399)。

1年9カ月放置されていた覚醒剤密輸船が門司出港 転売スクラップへ 08/23/10 (読売新聞)


約1年9カ月ぶりに門司港を出発する貨物船の旧「ユニバーサル」=23日午前、北九州市

 平成20年11月に約299キロの覚醒(かくせい)剤を密輸したとして乗組員らが逮捕された後、北九州市の門司港に放置されていたシエラレオネ籍の貨物船が熊本県上天草市でスクラップにされることが決まり、23日、事件から約1年9カ月ぶりに同港を出発した。

 港を管理する北九州市によると、貨物船は旧「ユニバーサル」(859トン)。インドネシア人乗組員らが福岡県警などの合同捜査本部に逮捕され、港に係留されたままになっていた。

 市は船舶代理店を通じて中国の船主側に早期の出港を要請。今年4月に神戸市の貿易会社が同船を購入し、中国での売却を計画したが、修理に予想以上の費用がかかることが判明。最終的に広島市の船舶会社に転売されスクラップが決まった。

 北九州市によると、元の中国の船主側は約580万円の岸壁使用料を滞納しているが、一部は支払われる見通し。

外交が得意な日本の外務省または国土交通省に問題を解決できるように依頼すればよいだろう。 まあ、逃げるのが好きな外務省職員もいるから、北九州市港湾空港局のために情報を提供しよう。 シエラレオネ船籍の貨物船UNIVERSALは下記の会社で登録されているはずだ。 Sierra Leone International Ship Registry

本部、中国及び韓国の連絡先は下記のとおりだ。

国土交通省と福岡県警は上記に連絡を取るべきだろう。「船舶の登録は適切に登録をされたのか? 船主の連絡先等などはどのようになっているのか?今回の件で登録した旗国としてどのように対応するのか?」 等の質問をするべきだろう。そして対応次第では国連やIMOの会議で問題点として議題にあげるべきだ。 このHPを見ればわかると思うが、問題が起きる前から問題を認識し適切な対応を行っていないからこのようになるのだ。 日本はISPSコードのチェックが甘い! 外国船舶がISSCを持っているかチェックするだけで、船舶がISPSコードを満足しているのか、 日本の港湾がISPSコードを満足しているのか等のチェックが甘い。今回の事件から多くを学ぶべきだ。

覚せい剤 中国発が台頭 12/10/08 (読売新聞)

覚せい剤を積載していた貨物船=11月12日、北九州市門司区、本社ヘリから、金子淳撮影

 北九州市の門司港に入港した外国貨物船から覚せい剤約300キロが発見・押収された事件は、中国南部から大量の覚せい剤が密売目的で国内に持ち込まれている実態をあらわにした。県警などは、中国マフィアや日本の暴力団の関与もあるとみており、過去に密輸が繰り返されてきた疑いも浮上している。北朝鮮ルートの覚せい剤流入量が減る中、北京五輪の警戒態勢が緩んだこの時期を狙って中国から大量密輸を図った可能性も指摘されている。

 ■北朝鮮ルートは激減  11月11日午前2時すぎの門司港岸壁。古びた貨物船から14個の黒い箱を慌ただしく運び出す男たちを、フェンス越しに嶋田徳龍被告(40)=覚せい剤取締法違反(営利目的密輸入)の罪で起訴=がじっと眺めていた――。

 貨物船は表向き、肥料に使うリン鉱石約千トンを運ぶため、10月17日にベトナム国境近くの中国・防城を出た。だが、複数の船員は調べに「アモイ近くから出港し、防城へ着く前にシャブ(覚せい剤)を積んだ」と供述した。夜、洋上で別の船からロープで覚せい剤を搬入、防城で公安当局の検査を受けたが、発見されなかったという。

 船が防城を出た8日後、嶋田被告は門司港にいた。直後に香港へ渡って11月7日に帰国、関西からおいの車で3日かけて再び門司港へ来た。

 県警などの合同捜査本部は、一連の行動を「下見、香港で密輸の相談、覚せい剤の譲り受け」だった可能性があるとみている。帰国後、嶋田被告の携帯電話から中国に住む人物との複数の通話履歴が確認されたという。捜査幹部は「中国の第三者を介して、貨物船と情報をやり取りしていたのでは」とみる。

 嶋田被告は同月11日午後、北九州市内で逮捕された。「魚釣りに来た」と容疑を否認したという。

 ■船員「以前も運搬」

 今回逮捕、起訴された船員の中の数人は、過去にも覚せい剤密輸にかかわった疑いがあるという。捜査本部によると、昨年以降、中国から福岡や鹿児島県などへ来た密輸が疑われる貨物船の船員名簿に今回の船員と同一とみられる名前が複数あったという。

 その1人、2等機関士の男は昨年1月と同12月、愛知や鹿児島、福岡へ入港した中国発の船に乗っていた。船は今回と同じアフリカ船籍で、男は「大量の覚せい剤を載せていた」と供述。今回の事件についても「乗船前に現地のマフィアと会った」と話しているといい、捜査当局は船員の仕切り役だったとみている。

 ほかの船員の多くは「通常の10倍の給料で雇われた」と供述しているという。マフィアとつながりのある海運会社が、密輸のたびに高い報酬で船員を現地で募り、2、3人ほどの仕切り役を通じて指示を出す――。捜査幹部は、繰り返されている可能性がある中国からの「密輸船」の構図を、そうみている。

 ■五輪後、警戒緩む?

 今回の覚せい剤押収量は、過去の押収事案の中で4番目に多かった。薬物捜査の経験が長い県警幹部は、中国マフィアの影がちらつくことや船の出港地などから「福建省など中国南部で精製された可能性が高い」と話す。

 かつて、国内に流通する覚せい剤は北朝鮮製が中心だった。警察庁によると、02年までの5年間の大量押収事案のうち、北朝鮮を仕出し地とする押収物が4割以上だった。それが、北朝鮮から大量密輸を図ったとして関東の暴力団幹部らが06年に逮捕された事件を契機に流入量は激減した、と捜査当局はみている。

 代わって台頭したのが、中国南部やカナダルートだ。「北京五輪前の厳戒態勢で中国からの流入が減り、末端価格が高騰していた。大量密輸で多額の売却益を狙ったのではないか」。今回の事件を捜査幹部はそう読み解く。

 県警幹部は「今回は氷山の一角。今後も中国からの密輸を警戒する必要がある」と話している。

覚せい剤密輸船、門司港のお荷物 船主も逃げちゃった 12/10/08 (読売新聞)

扱いの決まっていない密輸船。奥に小さく見える船が、新たに着いた貨物船=9日、北九州市門司区

 北九州市の門司港に覚せい剤約300キロが密輸された事件から1カ月。岸壁に残された密輸船の扱いが宙に浮いている。福岡県警や第7管区海上保安本部など合同捜査本部の調べでは、船を引き取るべき船主らが中国マフィアの関係者とみられることが判明。船主は行方をくらまして連絡が取れない状態が続いており、関係者は苦り切っている。

 問題の船は、シエラレオネ船籍の貨物船UNIVERSAL(1195トン)。11月10日、肥料に使うリン鉱石を積んで中国から門司港の田野浦6号岸壁に入港。翌11日に捜査当局が船内を捜索し、大量の覚せい剤を押収。インドネシア人船員全12人と、受け取り側とみられる日本人2人を覚せい剤取締法違反容疑で逮捕した。その後、船員12人と日本人1人が起訴された。

 積み荷のリン鉱石は11月下旬、付近の化学工場に引き渡された。しかし、船自体はそのまま放置され、岸壁を長期間占拠していた。

 同じ岸壁に次の船が来る今月9日を前に、北九州市港湾空港局や海運代理店などが協議。8日午前、代理店側がタグボートなどを用意し、約200メートル離れた8号岸壁に船を移動させた。代理店の担当者は「岸壁の使用料は1日約1万円。移動にかかる費用なども本来はうちの負担ではないのに」と困惑気味。港湾空港局によると、11月分の岸壁使用料は、12月下旬に代理店側に請求する予定という。

 今のところ、8号岸壁が利用できるのは来年1月5日まで。港湾空港局の担当者は「責任のある船主がいない以上、誰かに負担を押しつけるわけにも行かず、妙案は浮かんでこない」と話す。(大畑滋生)

いつかこのような問題が起こると思っていた。

ツバル籍船 モンゴル籍船 カンボジア籍船
シエラレオネ籍船 シエラレオネ籍船 キリバス籍船

上記の船舶は要注意と思う。まあ、税関や保安庁の判断次第だけどね!

「船舶代理店の担当者は『田野浦海岸岸壁にアフリカ船籍の船が入港するのは、これまで聞いたことがない』と話している。」 シエラレオネ はリベリアの隣の国だ。船尾に「モンロビア」と書いてある船はリベリア籍船。 シエラレオネ共和国 (フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』) を参考にしてほしい。リベリア籍船は門司港あたりには入港しないのかな??

「覚せい剤は598個のウーロン茶袋に入れられ、船橋下部の機関室の鉄製床下に隠されていた。」 機関室のLower Floorにパイプやバルブの上に鉄板を置いてある。隠す場所としては問題ないスペースだ。 機関員に見つからずに隠すのは難しい。もちろん、船舶保安に問題がある船なら可能性はある。 日本では国際船舶保安証書を持っていれば、保安規則を満足しても厳しくチェックすることがない現状にも 問題があると思う。

覚せい剤 貨物船に330キロ 中国から門司入港 200億円相当、14人逮捕 11/13/08 (西日本新聞朝刊)

 福岡県警と第7管区海上保安本部などの合同捜査本部は12日、北九州市門司区田野浦海岸の門司港に寄港したアフリカ・シエラレオネ船籍の貨物船「ユニバーサル号」(1、195トン)から覚せい剤約330キロ(末端価格約200億円)を押収し、覚せい剤取締法違反(営利目的譲受未遂)の疑いで日本人2人、同法違反(営利目的所持)の現行犯としてインドネシア人船員12人を逮捕したと発表した。県警によると、一度の押収量としては今年最多で、過去3番目という。

 逮捕されたのは、中国在住の自称会社役員嶋田徳龍容疑者(40)とおいの東京都板橋区、無職嶋田幸太郎容疑者(22)、インドネシア人船長のヘルミ・アナワ容疑者(49)らで、逮捕日はいずれも11日。全員が容疑を否認しているという。

 調べでは、嶋田容疑者ら2人はワゴン車で門司港へ行き、11日に船員から営利目的で覚せい剤を譲り受けようとした疑い。船長らは船内に覚せい剤を隠していた疑い。覚せい剤は598個のウーロン茶袋に入れられ、船橋下部の機関室の鉄製床下に隠されていた。

 捜査本部は、嶋田容疑者ら2人が密輸にかかわっているとの情報を得て昨年から内偵捜査。10月25、26両日、門司港で受け渡し場所を下見する2人を確認。11月11日午前9時すぎに貨物船を捜索し、同日夜、同市小倉北区内で2人を見つけ逮捕した。2人が過去にも密輸を繰り返し、暴力団が関与している疑いがあるとみて調べている。

 貨物船は化学製品の原料となるリン鉱石約1000トンを積載。10月17日にベトナム国境に近い中国南部の防城の港を出た後、故障修理のためとして同国・温州沖に一時停泊。11月10日朝に門司港に入港し、積み荷を降ろした後、12日午後に上海に向けて出港予定だった。船舶代理店の担当者は「田野浦海岸岸壁にアフリカ船籍の船が入港するのは、これまで聞いたことがない」と話している。

水島の PSC(外国船舶監督官) は厳しくない。それに海上保安職員や税関職員がチェックに来ることは少ないと思う。 ここが狙い目かもしれない。

全国に偽造100円硬貨流通か、岡山で中国籍船員が使用 11/09/08 (読売新聞)

 岡山県で10月に偽造100円硬貨が使用された事件があり、財務省は18日、同県警が押収するなどした硬貨135枚のうち、造幣局が鑑定した28枚がすべて偽造品だったと発表した。

 同省は偽造通貨が流通している恐れがあるため、日本銀行や金融機関、警察などに情報を提供した。

 偽造硬貨は「昭和63年」と刻印され、本物に比べて少し軽く、やや光沢がないという。表裏の図柄が鮮明でなく、周囲が角張ったり、表面に直線状の傷が入ったりしている。

 同県警によると、偽造とみられる硬貨は同県倉敷市玉島乙島の薬店で32枚が見つかり、玉島署が10月28日、医薬品を購入した際に使用したとして中国籍の船員の男(42)を偽造通貨行使容疑で逮捕。その後、船員が乗っていた貨物船などからも103枚を押収した。

偽造100円:中国籍の船員を逮捕 岡山県警 10/28/08 (毎日新聞)

 偽造100円硬貨を使用したとして岡山県警は28日、中国籍の船員、陳墨墨容疑者(42)を偽造通貨行使容疑で逮捕し、陳容疑者の荷物から偽造とみられる100円硬貨100枚を押収した。容疑を認めているという。県警は、入手先などを追及している。

 調べでは、陳容疑者は18日午後2時ごろ、岡山県倉敷市内のドラッグストアで胃薬や化粧品を買った際、偽造の100円硬貨37枚を使った疑い。男性店長が硬貨の刻印が薄く、側面の溝の幅が広かったことなどから県警に通報。県警が回収して鑑定した結果、偽造の可能性が高いことが分かった。

 陳容疑者は、中国船籍の貨物船(船員15人)に乗船。水島港で鉄を陸揚げした後、岩手県・釜石港に寄港していたところを県警が逮捕した。【松井豊】

不審船の定義は明確なの?漁船と貨物船の見分け方は漁具があるか、ないかだけ? 偽装国籍証書の船は不審船になるのか?「退去命令」を無視したらどうなるのか?

日本領海内の外国不審船規制へ、領海外国船舶航行法が成立 06/05/08 (読売新聞)

 日本の領海内を航行する外国の不審船に対する包括的な規制策を定めた領海外国船舶航行法が、5日午後の衆院本会議で全会一致で可決、成立した。

 昨年施行された海洋基本法に「海洋の安全確保」が盛り込まれたことを受け、従来はあいまいだった領海警備の法的根拠がより明確となる。

 領海外国船舶航行法では、外国船舶が避難や人命救助など正当な理由がなく日本の領海内にとどまることを禁止する。不審船に対して海上保安庁が立ち入り検査を行い、違反行為があれば退去命令を出せる。

 立ち入り検査や退去命令を拒否した場合の罰則規定も盛り込んだ。

 1994年発効の国連海洋法条約は、沖合12カイリの領海内の外国船舶航行について、沿岸国の安全などを害しない限り自由に通過する「無害通航権」を定める一方、無害通航に反した船を取り締まるための国内法整備を認めている。

 中国、韓国、ロシアなどは国内法を制定しているが、日本は96年の条約批准後も国内法整備が遅れ、北朝鮮工作船事件で海保が漁業法で対応せざるを得なかった事例もあった。漁業法に基づく立ち入り検査は漁船が対象で、貨物船などを装った不審船には適用できなかった。領海外国船舶航行法の成立で、不審船全般に立ち入り検査や退去命令が可能になる。

巧妙化する密航・密輸(海上保安庁のHPより)

中国船籍は隠れみのに出来るだろう。中国籍船のなかには二重国籍の船もいる。 その気になれば、ある港では中国籍、他の港では他国籍と申告だって出来る。 新聞の記事に載っていたことだが、 中国籍船の二重国籍は合法でないそうだ(保安庁より) 中国船籍の貨物船「HAI XING3」は頻繁に下関に入港していたので、 初回でなければ、いろいろと問題がありそうだ。

最近の不正薬物等の密輸動向 (外務省のHPより) にいろいろと書かれているが、 国際船舶・港湾保安法が 「国際船舶・港湾保安法の施行について(国土交通省のHPより) によると『保安措置の実施が義務付けられる国際港湾施設」とは 「重要港湾の岸壁等で旅客船が年1回以上又は貨物船が年12回以上利用する施設(重要国際埠頭施設) 並びに重要国際埠頭施設のある港湾内の停泊地等の水域施設です。』となっている限り、 問題が残っていることは明らかだ。政府関係組織は上記の点についてどのように考えているのだろうか??? ざる状態に限られた人材や予算で対応できるのか??

 山口県・下関港に入港した中国船籍の貨物船「HAI XING3」(207トン)が、北朝鮮などに入港したことを申告していなかったとして、下関海上保安署が貨物船の中国人船長、劉明国容疑者(58)を国際航海船舶及び港湾保安法違反(虚偽通報)の疑いで逮捕し、同県下関市の水産物輸入代理店を捜索していたことがわかった。

 北朝鮮への制裁措置として、日本政府は昨年10月以降、北朝鮮からの輸入を全面禁止しているが、この貨物船は、北朝鮮産の可能性があるアサリ60トンとシジミ16トンを積載していたことも判明。同海保は、貨物船が北朝鮮産の水産物を産地を偽装して国内に持ち込もうとしていた可能性があるとみて、外為法違反容疑でも調べている。これらのアサリやシジミが北朝鮮産と確認されれば、制裁措置の発動後では初めてとなる。

 調べでは、貨物船は今月8日に下関港に入港した際、中国・丹東から入港したと申告したが、海保や税関などの立ち入り検査で、実際には北朝鮮や韓国の港に立ち寄っていたことが判明したという。

飲酒運転で当て逃げ 警視庁幹部を逮捕<11/18 3:48>(日テレNEWS24のHPより)

密航事件で横浜など捜索 門司海保と福岡県警 08/24/06(朝日新聞)

 正規の船員手帳を使った中国人による密入国事件で、門司海上保安部(北九州市)と福岡県警は24日、神奈川県警などの協力を得て横浜市や神戸市のマンションなど7カ所を入管法違反容疑で家宅捜索した。神奈川県警が横浜市内で、殺人未遂容疑と窃盗容疑でそれぞれ指名手配されていた中国人男性2人を逮捕した。窃盗容疑で逮捕された男(35)は、船員を装った密航者4人の引受人と見られるという。

 門司海保は6月、グルジア船籍の貨物船ペンシャン号に乗り、正規の船員手帳の写真を張り替えて船員になりすまして密入国したとして、中国人4人を入管法違反容疑(不法入国)で逮捕、密入国を手助けしたとして、船長ら8人を同法違反(密航助長)容疑で逮捕している。

船ぐるみ密入国手助け容疑、中国人12人逮捕 門司海保 08/24/06(朝日新聞)

 正規の船員手帳で密入国したり、船員として密入国を手助けしたりしたとして、門司海上保安部(北九州市)が中国人12人を入管法違反の疑いで逮捕していたことがわかった。正規の船員手帳を持った密入国者を摘発したのは全国で3例目。今回は船員全員が密入国に加担した悪質なケースで、同海保と県警は新たな密航の手口として警戒を強める一方、背後に大がかりな密航組織があるとみて、23日までに同容疑で兵庫県と神奈川県の関係個所の捜索令状をとり、近く強制捜査に乗り出す方針だ。

 門司海保などによると、グルジア船籍の貨物船ペンシャン号で、12人のうち8人は正規の船員で、密入国者4人を手助けしていた。4人は実在する人物の船員手帳の写真を張り替えて船員になりすましていた。

 船は6月9日に中国山東省を出港。同13日、日本の領海内に入る際に義務化されている24時間前通報をしていたにもかかわらず、通報時間より早く領海内に入ってきたことから立ち入り検査を実施した。

 船員手帳の写真が張り替えられた疑いがあることから、海上保安試験研究センターに鑑定を依頼し、写真が張り替えられていたことが判明。「一見しただけでは見破るのが困難なほど精巧だった」(海保幹部)という。

 12人は入管法違反(不法入国と密航者助長)容疑で逮捕、起訴され、9月に福岡地裁小倉支部で初公判が開かれる。

 同様のケースとしては2月に若松海保が北九州市八幡西区に入港したパナマ船籍の貨物船で、正規の船員手帳を所持していた7人と船員7人ら中国人計15人を入管法違反容疑で逮捕した。

 このケースでは、船員手帳を持っていた中国人は「家族に裕福な暮らしをさせるために密航した」「2、3年で200万円ほど稼いで帰国するつもりだった」などと供述。密航費用は「中国の組織に密航が成功した後で、家族などに頼んで15万~18万元(約225万~270万円)を支払う約束だった」などと話しているという。

 船員7人は密航を手助けした見返りに報酬を受け取る予定だったといい、「密航を貿易船のサイドビジネスにしていた可能性が高い」(海保幹部)としている。

自称韓国人の女2人逮捕 コンテナ船機関室に潜み密出国計画 01/18/06(産経新聞)

 18日午後3時15分ごろ、北九州市門司区の太刀浦第2コンテナターミナルに接岸していた韓国籍のコンテナ船「SSブサン」

(1,512トン)を門司海上保安部などが立ち入り検査、機関室に潜んでいた韓国人女性2人を見つけた。

 事情を聴いたところ2人とも以前から日本に滞在し不正に出国しようとしていたことが判明、同海保は入管難民法違反(密出国企 図)の現行犯で、いずれも自称韓国籍の白美仙(ペク・ミセン)(33)、奇貞淑(キ・ジョンスク)(35)両容疑者を逮捕した。

 調べによると、同船は17日に韓国の釜山を出発。18日に下関と太刀浦を経由して釜山に戻る予定だった。同保安部が船長らか ら事情を聴くなどして密出国の背後関係などを調べている。

北の覚醒剤密輸貨物船 乗員の半数が関与か 05/14/06(共同通信)

≪ツルボン1号 9人、14年10月乗船≫

 平成14年10月に北朝鮮から数百キロの覚醒剤が密輸された事件で、覚醒剤を運んだ北の貨物船「ツルボン1号」の現在の乗組員17人のうち半数以上の9人が、当時の密輸事件の際にも同乗していたことが、警視庁と鳥取県警の調べで分かった。

 逮捕された韓国籍の禹時允(59)と指定暴力団極東会系組長、宮田克彦(58)ら3容疑者が、第三者を介して知り合っていたことも判明した。禹容疑者は同年4月と7月にも各数百キロの覚醒剤を北から密輸した疑いもあり、警視庁は捜索で押収した航行日誌などをもとに同船の不法活動の実態解明や3人を仲介した人物の特定を進める。

 同船は同日午後、北に向け、鳥取・境港を出港した。

 調べでは、ツルボン1号は北の貿易会社が所有。平成12年ごろから北朝鮮の清津港と境港の間を月1回程度往復。北からはカニなどを、日本からは中古自転車などを運んでいた。

 14年10月の覚醒剤の密輸入にも利用され、海上にポリ袋に入った覚醒剤を投下した乗組員と、釣り船で回収した遊漁船業、権田修容疑者(54)が携帯電話を使って綿密に連絡を取り、覚醒剤の受け取りを成功させていた。

 警視庁は、当時も乗船していた9人のなかに「投下役」を務めた乗組員がいた疑いがあるとみて、日本国内の関係者の供述や権田容疑者の携帯の通話記録をもとに捜査する。

 今回の事件では、宮田容疑者が覚醒剤の受け取りや密売の首謀者で、禹容疑者は北との連絡役だったが、権田容疑者も含め、3人は当初面識がなかった。宮田容疑者は“売人”として暴力団関係者らの間で有名で、大量購入を狙い、第三者を通じて北に太いパイプがあるとされる禹容疑者らと知り合ったという。

北朝鮮貨物船を捜索 数百キロの覚せい剤密輸 05/12/06(共同通信)

 数百キロの覚せい剤を密輸入したとして警視庁組織犯罪対策5課は12日、覚せい剤取締法違反(営利目的輸入)容疑で韓国籍の禹時允容疑者(59)=長野県伊那市伊那部=と指定暴力団極東会系組長宮田克彦容疑者(58)=東京都板橋区中丸町、遊漁船業権田修容疑者(54)=鳥取県米子市皆生=の3人を逮捕した。

 3容疑者とも「知らない」と容疑を否認。さらに数人の逮捕状を取って捜査している。

 組対5課は同日午後、逮捕容疑となった密輸入に利用された北朝鮮の貨物船「TURUBONG-1」と釣り船のほか、禹容疑者の自宅などを家宅捜索した。TURUBONG-1はこの日、鳥取県・境港に入港した。

 禹容疑者は、2001年の不審船事件で北朝鮮工作船から回収された携帯電話の持ち主とされる。組対5課は、禹容疑者が北朝鮮からの密輸入に中心的な役割を果たしていた可能性があるとみて捜査する。


ヘロイン密輸に使われた船(03/22/06 CNN)

ヘロイン密輸に使われた船をオーストラリア軍の戦闘機が爆撃し、沈没させた。 アレグザンダー・ダウナー外相が「この船を沈める事で、起こった事に対する我々の怒りを 人前で見せ付ける事は適切だ」と言った。

日本国や海上保安庁では絶対に出来ない行動。日本も工作船を沈没させたが、 沈没させるつもりだったとは思えない。オーストラリアはすごい!

N Korean heroin ship sunk by jet (03/23/06 BBC)

英語が苦手な人はこのHPの訳を参考にしてください。

A North Korean cargo ship that was used to smuggle heroin into Australia has been sunk by an Australian fighter jet.

An F-111 aircraft bombed the Pong Su during target practice on Thursday at a secret location offshore, police said.

Australian troops seized the ship in 2003 after spotting it unloading part of a huge heroin shipment at a beach.

The Australian government said the bombing was a warning to North Korea to halt its involvement in drug smuggling - an allegation Pyongyang rejects.

"It is appropriate that we publicly demonstrate our outrage at what has happened by sinking this ship," Foreign Minister Alexander Downer said.

Captain cleared

"We are concerned about possible links between the North Korean ship and the North Korean government."

The Pong Su's cargo of heroin, worth about US$115 million (£66 million), would have provided four million hits of the drug on Australian streets, Mr Downer said.

The ship was towed to a secret location off Australia's eastern coast

Earlier this month, an Australian jury cleared the captain of the Pong Su and three officers of involvement in an international drug ring.

But four crew members who were involved in transporting the heroin from ship to shore pleaded guilty to drug charges.

Two have been sentenced to 22 and 23 years in prison and the other two are awaiting sentence.

The 3,500-tonne Pong Su was used to smuggle in more than 125 kilograms of heroin.

High-sea chase

It had anchored off the town of Lorne in Victoria state while the cargo was carried ashore by dinghy.

It was seized in April 2003 after a four-day chase by the Australian navy.

Earlier this week, the freighter was towed out of Sydney Harbour to a location 140km (90 miles) off the coast of eastern Australia, the Australian Federal Police said.

The fighter jet then dropped the bomb that sank the ship, the police added.

The Pong Su was found carrying a huge cargo of heroin

Although North Korea has denied any link to the smuggling operation, Mr Downer said it was hard to imagine a shipping company acting on its own in Pyongyang's Stalinist-style economy.

"I mean this isn't, after all, a private sector economy where private companies are doing things on their own accord," Mr Downer said.

"North Korea has been involved in illicit drug trade, North Korea has been involved in illicit financial dealings, and North Korea has been involved in the illicit trade in WMD (weapons of mass destruction) technology over quite some years," he added.

Australia and the United States have said the case of the Pong Su strengthens their suspicions that Pyongyang deals in drugs to help support its failing economy.

TradeWindsのHPより

Crew acquittal weakens North Korea drugs link (03/06/06 The AGE)

VICTORIA'S biggest heroin importation could not be "pinned" on the North Korean Government after the acquittal of four senior crew members of the freighter Pong Su, a United States Government analyst said yesterday.

Speaking from Washington, Raphael Perl, a senior policy analyst for terrorism, narcotics and crime, said he had no doubts that North Korea was involved in the drugs trade "big time".

But he said a Supreme Court jury's verdict yesterday finding the four men not guilty of aiding and abetting the importation of 125 kilograms of heroin ? estimated by police to be worth up to $160 million ? had to be respected.

After the verdicts were announced, Justice Murray Kellam said suppression orders preventing publication of cases, in which four men had pleaded guilty, had expired.

Kiam Fah Teng, 47, and Yau Kim Lam, 34, both members of a shore party that met the heroin importer, Ta Song Wong, pleaded guilty to aiding and abetting the importation. Teng was jailed for 22 years, with a 15-year minimum, and Lam for 23 years, with a 16-year non-parole period.

Wong, who brought the drugs from the Pong Su with an unnamed man, who drowned, is yet to be sentenced.

Another member of the shore party, Wee Quay Tan, is also awaiting sentencing.

In his opening address at the seven-month trial, prosecutor John Champion, SC, said it was not part of the case against the four crew that the North Korean Government or any of its agencies instigated or sponsored the drug drop. But US Government reports ? the most recent of which was published last week ? have speculated that the importation at Boggaley Creek, near Lorne, on the night of April 15, 2003, was part of North Korean drugs trade activity.

The US State Department, in an international narcotics control strategy report dated March 2006, said the Pong Su incident drew worldwide attention to the possibility of North Korean Government trading in drugs.

In a report to the US Congress in March 2005, Mr Perl said that the case arguably showed how North Korean drug traffickers had joined forces with criminal gangs from neighbouring countries.

Dong Song Choi, 61, described in court as the ship's political secretary, Man Sun Song, 65, the ship's captain, Man Jin Ri, 51, the first officer, and Ju Chon Ri, 51, chief engineer, pleaded not guilty to aiding and abetting the importation of a commercial quantity of heroin. They denied any involvement in the importation or knowledge of it.

「人民網日本語版」2004年6月4日の記事によると 天津税関、韓国へのコークス密輸船を調査
したそうである。

天津税関輯私局がこのほど国内沿海で行った輸送船舶の検査で、天津新港でコークス1500トン(400万元相当)を積載したある貨物船が、港湾監督部門に目的地を上海と申請しながら、実際には韓国に向かっていたのが見つかった。同船は許可証を受けておらず、密輸の疑いがもたれている。

これまでの調査によると、同船のもつ船舶営業運輸証の営業範囲は「国内沿海および長江中下流域の各港間の普通貨物船による運輸」に限られている。同船は、国内関連機関の検査に対応するため、国内港湾監督部門のスタンプと偽造印を使用し、虚偽の航海日誌と運行日誌を作成していた。また、海外からニセの外国船舶証明書を購入したほか、中国の積出港海事局が発行する「国際航行船舶出口岸許可証」も偽造しており、課税対象の輸出貨物を国内から無許可で海外に運び出したあと、外国の港湾ではモンゴル籍の船舶と偽って申請を行い、税関の監督や管理を逃れて密輸を行った。(編集KS)

天津税関輯私局の調査はすばらしい。尾道糸崎税関は「ニセの外国船舶証明書」の件では 協力もしなかった。広島県警は、私文書偽造だと言って、何もしなかった。 これが日本の公務員の現状である。問題解決をしようとする姿勢が見られない。

ニセの外国船舶証明書を購入し、日本の港湾ではモンゴル籍の船舶と偽って申請を行れば、 見つかる可能性はないであろう。保安庁もほとんどチェックしていなかった。船舶代理店任せであった。 今も何も変わっていないと思う。

ライブドアの堀江社長逮捕以来、法令順守、企業倫理、違法はだめとか、テレビを通して言われている。 尾道糸崎税関の監視官は、 法令順守はお金を儲けてからで良いと言っていた。この監視官のような公務員がいるから、 違法な輸出、違法や輸入、密入国、ライブドア事件、 耐震偽造公認会計士の粉飾決算関与 が可能なのだと思う。

法令順守は公務員の常識であるのなら、彼は非常識な公務員となる。実際は、どうなのだろうか。

人の命も日本人でなければ、軽いと思わされる出来事に遭遇する。これが日本の現実。 ライブドアの堀江社長は運が悪かっただけであろう。本当に法令順守と言うのであれば、 法の改正や制度の改正がさまざまな分野で必要となる。やる気はあるのか?多分、無い!! 正直者がばかを見る!

Diesel Dacoits

The Indian Coast Guard のHPより

For the first time in the country, an incident of diesel smuggling came to light when the Indian Coast Guard apprehended a foreign oil tanker engaged in illegal selling of diesel off Mumbai coast. The 62-metre long vessel A1-Rehmat, which sailed out from Umm-a1-Quwain, United Arab Emirates with 890 metric tons of diesel, was bound for Colombo, but it never reached the destination and stayed outside Mumbai anchorage for about 20 days. During this period, the vessel transferred about 460 metric tons of diesel to a barge Rajveer. Thereafter, the vessel left Mumbai anchorage for another mid-sea transfer off Gujarat coast.

An extensive search was launched by the Coast Guard ship Veera, which was on patrol duty off Gujarat coast. Despite rough sea and poor visibility in the area due to inclement weather, CGS Veera finally intercepted the vessel about 62 nautical miles south west of Porbandar. The ship's boarding party carried out initial investigation and observed certain irregularities and suspected the vessel to be involved in some nefarious activities. Accordingly, the vessel was brought to Porbandar Harbour for detailed investigation by Coast Guard and Customs.

The oil tanker, Al-Rehmat, possessed a Honduras registration. On enquiry, Honduras Shipping Registry confirmed that the vessel is not registered in Honduras. On further investigation, the Panamian certificates of the Master and Engineer were also found to be fake. Not only this, the bill of lading and bill of export carried by the vessel were also not genuine.

Out of eleven crew present onboard, 10 were Indians and one Nepali. After grilling the crew, it was found that the diesel brought from Gulf countries was sold at a cheap rate on the Indian coast evading customs and excise duties.

The vessel whose earlier name was MT Rakhmat was more than 30 years old. As per Merchant Shipping Act, vessels of more than 30 years in age are not permitted to operate on Indian ports due to safety reasons. This was the first time in India when smuggling of diesel at sea had been detected.

インドでも国籍のないタンカー「A1-Rehmat」がインドのコーストガード(日本で言う保安庁みたいな組織)により 見つけられている。この船も貨物船「第38コスモスター」と同様にホンジュラス国の国籍証書を持ち、 ホンジュラス国籍となっていた。しかし、Honduras Shipping Registry (ホンジュラス海運局)に 問い合わせると該当する船舶は登録されていないことが確認された。

また、船長及び機関長が所持していた免状も偽造であることが発覚した。日本がどのような対応を しているのか良く知らないが、偽造書類の対応を考えていなければ適切な対応を迅速しなければならない。 広島県警は何も出来ないと言った。これは事実である。

保安庁は「海外からニセの外国船舶証明書を購入したほか、中国の積出港海事局が発行する『国際航行船舶出口岸許可証』も偽造」 や「外国の港湾ではモンゴル籍の船舶と偽って申請」が現実に起こっていることをしっかりと理解しなければならない。 インドでも国籍のないタンカー「A1-Rehmat」がホンジュラス国籍として、偽造のパナマの免状を所持した 船長や機関長により運航されていた。インドのコーストガードが捜査により、偽造であることを確認した。
保安庁はドラマや映画「海猿」のイメージで満足していてはだめである。

油田の開発でも日本政府が後手になったはずかしい事態なっている。中国のこのような対応を見ても 日本のダメ公務員の判断力の結果なのかもしれない。年金を食い潰す社会保険庁も良い例だろう。

★ポート・ステート・コントロール(PSC)(外国船舶監督官) はカンボジア籍船やモンゴル籍船が密輸に使われているだけでなく、国際条約を満足していないことが ある現実を理解し、検査を行うべきである。ツバル籍船もあやしいかもしれない。 PSC(外国船舶監督官)の検査はまだまだ甘い。

Mongolia sets up shipping register
Registry based in S'pore with half-a-dozen ships

(SINGAPORE) In a move that defies not merely the nay-sayers but perhaps the imagination as well, land-locked Mongolia has become the latest international maritime player with the start-up of its own shipping register.

The Mongolia Ship Registry Pte Ltd, which was registered in Singapore just over a year ago, became operational last week with half a dozen vessels registered and 20 applications pending, according to its deputy registrar, Capt Johnathan Foong.

The company is targetting between half to one million gross tonnes of ships under flag by the year-end, although Capt Foong says it is emphasising quality over quantity.

When asked why such a substantially land-locked country like Mongolia would want to venture into the world of international shipping, Capt Foong said: 'It doesn't matter (that the country is land-locked), because it is given the right by the United Nations to fly the Mongolia flag and transit international waters, so why not Mongolia?

'And now with a democratic process and capitalism in Mongolia this is one way of encouraging foreign exchange earnings,' he added.

But when probed as to whether the Mongolian registry was set to sail the dubious flags of convenience waters reviled by many for their notorious harbouring of substandard vessels and shady business operations, he was unequivocal.

'We are not a fly-by-night company or flag of convenience which are all out to make money,' he said. 'We are a very strict regime because this ship registry is run directly by the government.

'We assess all ships before admitting them into the registry because we are very fussy on the kinds of ships we allow in. We check the background of the ships, their condition, age, past survey records, port detention rates and also the owner is very important because we don't want any terrorist or drug smuggler,' Capt Foong said.

He also noted the company has agreements with major classification societies like the American Bureau of Shipping, Bureau Veritas, Germanischer Lloyd, Det Norske Veritas and Lloyd's Register of Shipping, among others, to survey and issue statutory certificates to Mongolian flagged vessels.

The registry's existence came to light when an e-mail was sent to clients of the now disgraced Cambodian registry after the Cambodian government announced it was cancelling the contract of the Singapore-based Cambodian Shipping Corporation (CSC) Pte Ltd.

This move came about after the Cambodian-flagged cargo ship Winner was seized by the French Navy last year for alleged cocaine smuggling.

In the e-mail CSC's executive director Ng Eng Choon said: 'To assist all our loyal and supportive owners in avoiding detentions due to invalid ship's documents, we recommend owners to consider transferring their vessels to the Mongolia Registry.'

While Capt Foong says there is no direct connection between the Cambodian and Mongolian registers, he said he had done some consultancy work for the Cambodian registry prior to joining Mongolia, but insisted the two registries are independent of each other.

While he said the company is a joint venture between the Mongolian government and an unspecified Singapore businessman, Registry of Companies data shows no Mongolian directors or officers in the company.

Published March 12, 2003

モンゴル籍船舶が出港停止命令を日本で頻繁に受けている。英語がわかる人は 上記の記事と現実との隔たりがあるとがわかるだろう。日本はカンボジア籍 の時と同じように野放しにするのだろうか。徹底的に検査を行い、国際条約を 満足しない状態で入出港を許可しないか、見守っていくしかないだろう。

欠陥船根絶で監査制度試行 日本の提唱受けIMO (共同通信)の記事を 読むと「国際条約の専門家や船舶検査官らを各国が派遣して監査チームを 結成し、海上人命安全条約や海洋汚染防止条約などに適合した国内法を 整備し、人員や設備などの十分な体制を取っているかを調べる。」と書かれて いる。人員や設備などの体制をチェックするよりも、問題のあるフラッグ (旗国)に登録されている船舶をどのように検査しているのか、検査報告書 と船舶の現状の違いについてどのような対応をしているのか。問題のある 検査会社に対する処分や制裁等を行っているかを確認するほうが良いであろう。 一般的に問題がある旗国でも規則等はあるのである。問題は、規則の厳守を 怠っているから問題なのである。また、問題を知っていながら放置している 旗国もある。また、PSCの能力のばらつきにより、サブスタンダード船が が問題を放置したまま入港を繰り返している場合もあるのである。

故意に問題を見逃している検査会社もあり、実際にこのような検査会社を 取締まらなければならない。現状は、野放し状態である。

また、日本周辺を航行する多くの サブスタンダード船 の多くが、 元日本籍船舶 で日本から輸出された事実にも注目しなければならないだろう。監査制度 を提唱するぐらいだから、これらの問題にも取組むと推測する。今後の活動 に注目したい。 モンゴル籍船舶 の例のように、言っていることとやっている事が 全く違う場合もあるのである。効果を上げるにはどのようにすべきか考えて ほしい。今後の 本のPSCの活動 日に反映されることを祈るのみである。 多くの カンボジア籍船モンゴル籍船舶 は問題を抱えたまま日本に入港している。 PSCは検査を行う時は、気まぐれで検査せずに、徹底的に検査してほしい。 船主、荷主、港湾関係者の圧力に負けずに、PSCの誇りを持ってUSコーストガード のように日本のPSCは他のアジアのPSCとは違うと知られるようになってもらいたい。

ソサン号拿捕 12/11/12  (北朝鮮の大量破壊兵器)

 2002年12月11日、15発の「スカッド」ミサイルを輸送していた船が、ソマリア半島東方960kmにおいて、スペインの哨戒艇により拿捕された。船は国旗を掲げていなかったが、船上の捜索後、カンボジア国旗が発見され、乗組員全員(21人)が北朝鮮市民だった。

 「スカッド」ミサイルを輸送していた「ソサン」号の船長は、停戦命令に従うことを拒否し、拿捕実施のために、スペイン海軍は、武力を行使せざるを得なかった。「ワシントン・ポスト」の情報によれば、拿捕に出た艦の2人のスペイン軍人は、当初、空中に警告射撃を行った後、ヘリからスペイン特殊部隊グループを乗船させ、船の拿捕を実施した。アメリカ特務機関は、偵察衛星と米海軍艦艇の助けにより、北朝鮮からの出港時から「ソサン」の貨物を「管理」していた。拿捕は、国際水域で実施された。

 「ソサン」の船倉で発見された「スカッド」ミサイルは、分解状態だったことが確認された。アメリカ紙筋は、秘密貨物がイエメン行きであり、イエメン政府が「既に保有している老朽化した「スカッド」の数の充足のため」、北朝鮮からミサイルを購入したとも表明した。

 しかしながら、翌日の12月12日、状況は、根本的に変わった。当初、米特務機関は、「ソサン」がイエメンではなく、近東の港湾の1つに向かっていると伝えた。後に、ワシントンは、マドリードにとって突然に、スペイン海軍艦艇により拿捕された「スカッド」ミサイルを積んだ船を解放した。この際、合衆国は、差し押さえられた弾道ミサイルが防衛目的のみを目的とし、他国に移転されないことをイエメンが確約したと表明した。イエメン代表も、アメリカ人に状況を完全に明らかにし、武器納入が数年前に締結された契約に従い実施されていたと伝えた。米国務長官コリン・パウエルは、特にこれに基づき、米国がミサイルを積んだ拿捕船をイエメン沿岸への航行を続けるのを許したと、ジャーナリストに表明した。

 米国の決定は、スペインの憤慨、特に、スペイン軍人中における公然たる不満を引き起こした。スペイン国防省では、スペイン人が予期せぬ解放により曖昧な立場に陥ったことで、「驚き、憤慨した」と表明した。その結果、米国防次官ポール・ウルフォウィッツは、12月13日、スペイン国防相フェデリコ・トリリオに電話で謝罪をせざるを得なかった。

 同日、北朝鮮政府は、「スカッド」を輸送していた商船「ソサン」のインド洋での拿捕に関する作戦へのスペイン軍艦の参加と関連して、「失望」をスペインに表明した。米国の行動を非難する北朝鮮外務省の特別コミュニケにおいて、平壌は、昨年北朝鮮と外交関係を樹立したスペインが、文書によれば、「名誉ある人々としてのスペイン人に相応しくない海賊行為」に利用されたという「憤慨と失望」を表明した。

 その結果、スペインは、自らが無計画の行為で責任を問われた。「ムンド」紙は、スペイン社会の憤慨を「無駄で、不必要かつ明らかに危険な仕事」をスペイン水兵に強制した米国の行動は、アメリカ人からより詳細な説明を要求すると表現した。「ムンド」の考えによれば、それが提示されなければ、スペインは、今後、「犯罪者を逮捕したが、裁判官が裏口から逃がしたような無様で、恥ずべき警察官の事態」に陥らないように、インド洋から自国艦艇を撤収するはずである。

 今、公式説は、次のように見られる。武器密輸の最大の事例は、合法的取引だった。イエメンは、平壌からミサイルを購入したことを公式に認めた。実際、北朝鮮が何故、商船のセメント袋の下に隠すような奇妙な輸送形態を選んだかは明らかではない。

第5章 組織犯罪対策の推進(警察庁)

外国に本拠を置く国際犯罪組織

 国際的な密航請負組織である「蛇頭(じゃとう)」は、中国での密航の勧誘、引率、搬送、船舶や偽造旅券の調達、日本での密航者の受け入れ、隠匿を行うなど、国境を越えて暗躍している。
 また、ロシア人犯罪組織による盗難車の密輸出事件やロシア人女性の売春事件、韓国人グループによるすり事件等、外国に本拠を置く国際犯罪組織が我が国で活動する例も多くみられる。

ロシアに輸出される中古自動車

事例1
平成15年10月、京都市内で開催されていた時代祭の見物人のショルダーバッグから現金入りの財布を抜き取った3人グループのうち、2人の韓国人の男を窃盗罪で逮捕した。事件当時、両名は頻繁に来日しており、うち1人は犯行時にナイフを所持していた(京都)。

事例2
15年10月、八戸港に入港した中国船籍貨物船に対し、函館税関八戸支署とともに船内検索中の八戸海上保安部から「機関室内から覚せい剤約2キログラムを発見した。その際に中国人船員1人が逃走した」旨の通報を受け緊急配備を実施し、逃走した船員を発見、確保するとともに、海上保安部・税関と合同で同船舶の船内を検索した結果、船員居室の天井裏に潜んでいた中国人密航者7人を発見し、入管法違反(不法入国)で逮捕した。
 また、海上保安部、税関との合同捜査の結果、密航者を輸送した中国人船員20人、日本での出迎え役の中国人3人を同法違反(輸送等)で、船員1人を覚せい剤取締法違反で逮捕した(青森)。

問い合せ先
警視庁公安部
刑事第二課
TEL03-3581-4321(内線58300)
平成13年6月23日
警視庁
海上保安庁

中古漁船の北朝鮮向け不正輸出事件被疑者の逮捕と捜索差押の実施について

 海上保安庁、警視庁公安部、東京税関は、共同で捜査を進め、本日までに下記のとおり4名を 外為法違反、偽造私文書行使罪で逮捕し、関係箇所の捜査を行った。


1 被疑者
  • 国籍:大韓民国
    住居:大韓民国釜山市南区
     船舶仲買人
     ユン キンジュン(51歳)
     逮捕年月日:平成13年6月22日 通常逮捕 (外為法違反、偽造私文書等行使)
  • 住居:埼玉県春日部市
     アカガネ海運株式会社 代表取締役
     前田 純平(67歳)
     逮捕年月日:平成13年6月23日 通常逮捕 (外為法違反、偽造私文書等行使)
  • 住居:宮城県多賀城市
     松島海運有限会社 代表取締役
     岸本 洋二(59歳)
     逮捕年月日:平成13年6月23日 通常逮捕 (外為法違反、偽造私文書等行使)
  • 住居:宮城県塩竃市
     松島海運有限会社 社員
     佐藤 拓(34歳)
     逮捕年月日:平成13年6月23日 通常逮捕 (外為法違反、偽造私文書等行使)
2 罪名
  • 外国為替及び外国貿易法 第48条第3項違反(無承認輸出)
  • 刑法 第161条第1項(偽造私文書等行使)

3 事案の概要
  •  被疑者らは、共謀のうえ、中古いか釣り漁船一隻を真実は北朝鮮に輸出するにもかかわらず、 その情を秘し、インドネシア共和国所在の水産会社に輸出するように装い、平成12年6月、漁船の 輸出承認を得るため、関係省庁に対して偽造に係る文書をあたかも真正に作成されたもののように装って他の書類と共に提出して行使し、インドネシア共和国向けの輸出承認を得た後、通商産業大臣の承認を受けることなく同漁船を北朝鮮に輸出し、平成12年10月、水産庁に対し、輸出後に確認のため提出を約していた漁船輸出後提出書類を提出するに際し、偽造に係る書類をあたかも真正に作成されたもののように装って他の書類と共に提出して行使したものである。

中古漁船:ロシアにも不正輸出の疑い資金の流れを追及 03/01/2006 (毎日新聞)

韓国への中古漁船の不正輸出事件で、外国為替及び外国貿易法違反容疑で逮捕された宮城県多賀城市、「松島海運」代表、岸本洋二容疑者(64)が、ロシアへも不正輸出した疑いのあることが、門司海上保安部(北九州市)の調べで分かった。門司海保は、同容疑者が価格を実際より低く申告し審査を逃れる手口で不正輸出を繰り返していた可能性が強いとみて、ほかにも関与した人物がいないかどうか、資金の流れなどを追っている。

調べでは、同容疑者は03年、ロシアへ中古の底引き網漁船を輸出。この際、兵庫県内の船主に代金として数百万円支払ったにもかかわらず、税関へは船体価格を経済産業相の承認の不要な100万円以下の船だとして申告し、審査を逃れた疑いが持たれている。

漁船の輸出は、水産庁の事前審査後に経産相の承認を得るのが条件だが、船体価格が100万円以下なら税関への申告だけで輸出できる。

今回の「第2大和丸」の場合も、実際は約300万円の船体価格を90万円と偽り、経産相の承認を得なかった。その一方、輸出のために韓国側へ提出した書類には「300万円」と記載してあったことも門司海保の調べで判明した。

同容疑者は01年6月、北朝鮮へ中古漁船を不正輸出したとして警視庁に逮捕された。このときは、書類には輸出先を「インドネシア」と虚偽記載。船は日本から南下中に「故障した」と言って韓国に寄り、その後、北朝鮮の港へ入った。

ただ、水産庁や経産省には書類を提出し形式的な手続きは踏んでおり、門司海保は同容疑者が手口を変えた経緯にも関心を寄せている。【西脇真一、千代崎聖史】

中古船密輸ルート解明日本→韓国に寄港→北朝鮮・金策港警視庁と海上保安庁 07/19/2001 (東京朝刊)

中古漁船が北朝鮮に不正輸出された事件で、中古漁船は日本を出港した後、いったん韓国・東岸に寄港、乗組員を入れ替えて最終的に北朝鮮の海軍基地として知られる金策(旧・城津)港に運ばれていたことなど海上輸送の全容が十八日、警視庁公安部と海上保安庁の調べで分かった。また神戸市の貿易会社社長、金基敏容疑者(五二)らが船の代金、報酬などとして平成十二年四月から五月にかけ計約二千四百万円を受け取っていたことも判明した。

◆逮捕社長に報酬2400万円

調べでは、不正輸出された中古イカ釣り漁船は平成十二年八月六日、福島県いわき市の小名浜港を出港、同月中旬、いったん軍事境界線に近い韓国東海岸の墨湖港に入港。漁船は東南アジア系乗組員に引き継がれ、最終的に同月下旬、北朝鮮海軍の軍港として知られる北朝鮮・金策(旧・城津)港に運ばれたという。 同港は北朝鮮の造船業の拠点の一つとされており、公安当局では北朝鮮側が中古船の改造を念頭に置いていた可能性もあるとみている。 また公安部によると、中古漁船売買は神戸市の貿易会社「東亜技術工業」部長、島田利一容疑者(五四)が同年三月中旬、北朝鮮国内の企業から「百-二百トンクラスの船を二千万-三千万円で」との条件で受注。島田容疑者は同社社長の金容疑者の指示で宮城県多賀城市の海運会社「松島海運」社長、岸本洋二被告(五九)に船の調達と輸送を依頼。岸本被告は韓国までの輸送を担当する日本人乗組員を手配、韓国人の船舶ブローカー、尹卿重被告(五一)に韓国から北朝鮮への輸送を発注した。 東亜技術工業に中古船を発注した北朝鮮国内の企業は、北朝鮮の工作機関「作戦部」と密接な関係にあるとみられ、公安当局は両社のこれまでの取引関係について関心を高めている。

一方、東京地検は同日、金、島田の両容疑者を外国為替管理法違反(未承認輸出)の罪で東京地裁に起訴した。

中古漁船不正輸出北朝鮮「作戦部」指示か平壌の企業が直接発注 07/18/2001 (東京朝刊)

中古漁船が北朝鮮へ不正輸出された事件で、密輸グループの不正輸出は「三号庁舎」と呼ばれる北朝鮮・朝鮮労働党の秘密工作機関が直接指示していた疑いの強いことが関係者の話で十七日分かった。警視庁公安部と海上保安庁でも不正輸出は「作戦部」などの工作機関が主導したとの見方を強めており、北朝鮮当局の指示に基づく「日本漁船調達ルート」だった疑いが濃厚となっている。

公安部などはこれまでに、宮城県多賀城市の松島海運社長、岸本洋二被告(五九)や神戸市の貿易会社「東亜技術工業」社長、金基敏容疑者(五二)の関係先など十六カ所を家宅捜索。大量の取引関係書類を押収し、分析を進める一方、北朝鮮工作機関の関与を視野に容疑者らを追及していた。 公安部などの調べで、密輸グループは平壌市内の企業から中古漁船を受注していたことが分かった。関係筋によると、この企業は拉致(らち)や工作員の潜入・収容を実行する「作戦部」など北朝鮮の工作機関と密接な関係があると指摘され、公安部は北朝鮮の秘密工作機関がこの企業を通じ、中古漁船の不正輸出で主導的な役割をした可能性が強いとみて裏付けを進めている。

公安当局によると、北朝鮮には対外工作活動を行う組織が存在。この組織は所在する庁舎の棟番から「三号庁舎」と呼ばれており、「作戦部」「連絡部」「対外情報調査部」「統一戦線部」などの機関があるとされる。このうち、韓国や日本での拉致などは、「作戦部」主導であるとみられていた。 北朝鮮は日本や韓国の沿岸部で工作員の潜入・収容や電波情報の収集など各種の違法工作を行っていることが公安当局の調べで判明しているが、今回不正輸出された中古漁船も、北朝鮮で改造され、工作活動に使用された疑いがもたれている。

韓国では、領海を侵犯した北朝鮮の小型特殊艇数隻が撃沈・捕獲されている。公安当局者によると、小型特殊艇(工作子船)は一〇〇トン前後の工作母船で運ばれ、領海近くで母船から切り離されるが、今回不正輸出された船舶は、この母船の大きさとほぼ一致。こうした工作船はいずれも作戦部などに所属していたとみられる。 中古船の不正輸出に「三号庁舎」の関与が浮上したことで、公安当局は「作戦部」が工作母船への改造を目的に日本の中古船の入手を図った可能性もあるとみて調べる。

中古漁船不正輸出密輸グループ「北」から代金う回受領海産物商社を介在か 07/07/2001 (東京夕刊)

中古漁船が北朝鮮に不正輸出された事件で、神戸市の貿易会社「東亜技術工業」社長、金基敏容疑者(五二)=外国為替管理法違反容疑などで逮捕=ら密輸グループが、北朝鮮からの中古船代金などを、山陰地方の海産物商社などをう回させて受領していた疑いの強いことが七日、関係者の話で分かった。 警視庁公安部と海上保安庁では、不正輸出の発覚を恐れた密輸グループが、隠蔽(いんぺい)工作のため、この商社をう回して送金を受けた可能性があるとみて、送金ルートの全容解明を急ぐ。

これまでの調べでは、金容疑者らは北朝鮮側から一〇〇トンクラスの中古漁船を受注。同じ容疑で逮捕された韓国人の船舶ブローカー、尹卿重容疑者(五一)らと共謀して通産省(当時)に偽造書類を提出、インドネシアへ輸出するよう装って昨年八月、福島県の小名浜港から北朝鮮へ向け中古イカ釣り漁船(一三〇トン、二十七メートル)を不正に輸出した疑いがもたれている。

関係者によると、金容疑者らは北朝鮮側から船体の代金と、逮捕された六人の報酬、船を北へ運ぶ乗組員への謝礼などとして二千数百万円を受領。この際の送金に、金容疑者が以前から知っていた商社をう回させていた可能性があるという。

この商社は、山陰地方に本社を置いて魚介類を取り扱っている日本企業で、全国約六千数百社の同業のなかでも上位の業績をあげている。同じ県内には北朝鮮企業と取引がある関連貿易会社があり、商社はこの貿易会社が輸入した北朝鮮の海産物などを買い取り、日本国内の市場へ卸している。 公安部などはすでに商社を家宅捜索し、関係書類などを押収。また、すでに容疑者の関連先など十四カ所を家宅捜索しており、押収した大量の資料を分析して、資金の流れの解明を図る方針。

不正輸出漁船インドネシア国旗で偽装密輸グループ、船名も書き換え 06/30/2001 (東京朝刊)

中古漁船が北朝鮮に不正輸出された事件で、韓国人船舶ブローカー、尹卿重容疑者(五一)=外国為替管理法違反容疑などで逮捕=らの密輸グループが、漁船に虚偽の輸出先であるインドネシアの国旗を掲げ、船名を洋風に書き換えるなどの偽装工作をしていたことが二十九日、警視庁公安部と海上保安庁の調べで分かった。 公安部などは、密輸グループが輸出申請の関係書類を偽造するだけでなく、外観上もインドネシアへの輸出を偽装していたとみて調べている。 調べによると、漁船の船尾にはインドネシアの国旗を掲出していたほか、船の先頭部と船尾に記された日本名の船名は、アルファベットで洋風に書き換えられていたことが新たに分かった。海上保安庁は昨年六月二十八日、漁船を立ち入り検査した際に船体の様子を撮影。この際、保安官がこうした不審な点を発見したため、出港が一時延期されていた。

しかし、密輸グループは、中古漁船の輸出にあたって通産省(当時)などに提出が義務づけられていたインドネシア政府発行の「暫定船籍証明書」などの書類を偽造、審査の通過を図った。 海保の担当者は「船籍国を示す国旗が上下逆に取り付けられており、不審に思った。立ち入り検査中にもかかわらず漁船のエンジンはかけられたままで、検査が終了次第、すぐに出港しようとあせっていたのではないか」と指摘する。

公安部などは、密輸グループが漁船の北朝鮮への不正輸出を隠し、許可された通り、インドネシアに輸出すると見せかけるため漁船の外観にも偽装工作を図っていたとみて、尹容疑者らを追及する。

漁船不正輸出逮捕の社長航程、「北」に詳細報告補修状況も確認 06/29/2001 (東京朝刊)

中古漁船が北朝鮮に不正輸出された事件で、警視庁公安部と海上保安庁に外国為替管理法違反(未承認輸出)などの容疑で逮捕された神戸市須磨区、貿易会社「東亜技術工業」社長の金基敏容疑者(五二)らが、漁船を発注した北朝鮮側に、不正輸出する漁船の航路や入港日程などを詳細に報告していたことが二十八日、海運関係者の話で分かった。公安部などでは、金容疑者が取引に主導的な役割を果たしたとみて追及する。

関係者らによると、金容疑者は北朝鮮側から一〇〇トンクラスの漁船を受注。宮城県多賀城市の松島海運社長、岸本洋二容疑者(五九)=外為法違反容疑などで逮捕=らに注文通りの種類の漁船確保を指示したうえ、出港までの間に補修整備の進行状況を自ら確認していたことが新たに判明した。 また、漁船はインドネシアに向かっていったん南下し、九州近海を北上して、軍事境界線に近い韓国の東海岸に入港。さらに別の乗組員に引き継がれて北朝鮮の港に入港したが、金容疑者はこうした漁船の詳細な航程について、北朝鮮の発注元に報告していたことも分かった。 金容疑者は在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の幹部として、当時の朝銀兵庫信組の理事や近畿地方の朝鮮学校の理事など要職を歴任。同社は主に船舶関連機器を北朝鮮などに輸出しており、その際の荷受け側は平壌市内の運輸会社となっていたが、公安当局者は「最終的な荷受人はいずれも軍の関係先だった可能性が高い」とみている。

公安部は今後、金容疑者が北朝鮮からの指示を受け、密輸グループに実行を命じていたとみて本格追及する。

「北」への漁船不正輸出会社社長ら逮捕密輸組織の黒幕的役割 06/28/2001 (東京夕刊)

国内で廃船となった中古漁船が無許可で北朝鮮に輸出された事件で、警視庁公安部は二十八日、外国為替管理法違反(未承認輸出)容疑などで、新たに神戸市長田区東池尻町、貿易会社「東亜技術工業」の社長、金基敏容疑者(五二)と、取締役、島田利一容疑者(五三)を逮捕した。 公安部は金容疑者が北朝鮮からの指示を受けて、密輸グループに実行を命じた“黒幕”だったとの見方を強めており、関係先の家宅捜索にも着手した。 これまでの調べでは、昨年六月、福島県・小名浜港から中古イカ釣り漁船一隻(約一三〇トン、二十七メートル)を下取り、インドネシアに輸出するよう装ったうえ、偽造した関係書類を通産省(当時)に提出して、同年八月北朝鮮に輸出したとして、埼玉県春日部市のアカガネ海運産業社長、前田純平(六七)ら四容疑者が逮捕された。

この際、公安部は金容疑者の関係先にも捜索を実施。押収物を分析した結果、金容疑者が北朝鮮当局からの指示を受けて、前田容疑者ら「実行犯」に不正輸出を実行させていた疑いが強まった。

金容疑者の「東亜技術工業」は平成八年四月、サリンの原料となる化学物質を北朝鮮に不正に輸出したとして、外為法違反容疑で兵庫県警に社員が逮捕されたことがある。関係者によると、金容疑者は、同社を通じて、海外の船主などと取引を展開している。北朝鮮ともつながりがあると指摘されていた。

漁船密輸韓国内に中継基地乗組員引き継ぎ北朝鮮へ 06/25/2001 (東京夕刊)

中古漁船が北朝鮮に不正に輸出されていた事件で、密輸されたイカ釣り漁船は北朝鮮に入港する直前、南北軍事境界線に近い韓国の漁港にひそかに入港、現地で待機していた別の乗組員に引き継がれていたことが、二十六日までの海運関係者の話で分かった。 警視庁公安部は、航路や輸送時の状況を解明するため、最終的に北側に運び込んだ乗組員からも近く事情聴取し、日、韓、朝の三カ国にわたる連携工作の実態解明を進める。

これまでの調べでは、密輸された中古漁船は、逮捕された韓国人船舶ブローカー、尹卿重(ユン・キョンジュン)容疑者(五一)が経営するとされるインドネシアの会社が購入するように見せかけ、昨年八月六日、福島県の小名浜港を出港。同月中に北朝鮮に運ばれたとみられている。

その後の調べで、漁船は「機関関係に故障が発生したため、いったん韓国に向かう」などと海上保安部に無線連絡。一転、韓国へ向かったが、実際には無線で伝えていた修理設備のある港には入らず、南北軍事境界線に近い、韓国・東海岸の小漁港にひそかに入港していたことが判明した。

さらに、日本から韓国まで漁船を運んだ日本人乗組員はこの港で下船。船は現地で待機していた乗組員に引き継がれて北朝鮮領海に入っていたことも分かった。 公安部は密輸には三カ国にわたる役割分担があったものとみて、漁船の引き継ぎ時の状況や北朝鮮までの航路を調べる。

漁船不正輸出「北朝鮮へ頻繁に渡航」尹容疑者が話す 06/25/2001 (東京朝刊)

中古漁船の北朝鮮への不正輸出事件で、外国為替管理法違反などの容疑で逮捕された韓国人船舶ブローカー、尹卿重容疑者(五一)が「北朝鮮に事務所があり、頻繁に北朝鮮に渡航している」と周囲に話していたことが二十四日、関係者の話で分かった。

警視庁公安部は、尹容疑者が北朝鮮と日本の間を行き来したうえで、不正な船舶取引を行っていたとみて追及する。 これまでの調べでは、尹容疑者はインドネシアの水産会社オーナーを自称。逮捕容疑の中古漁船の不正取引では、この水産会社を漁船の購入者として偽装。実際は宮城県の松島海運社長、岸本洋二容疑者(五九)らに輸出の仲介業務を行わせ、漁船を北朝鮮に売却していた疑いが持たれている。

関係者によると、尹容疑者は韓国を拠点に、日本や東南アジアを頻繁に行き来し、船舶取引の商談や不正輸出の工作に奔走。さらに、日本の海運会社関係者や別のブローカーらに、北朝鮮への渡航経験が多いことを語っていたという。

北朝鮮への漁船密輸東南アジア向け「変だ」工作船事件で検査強化 06/24/2001 (東京夕刊)

「『北』の工作船は、不正輸出された中古の日本船が転用されたものではないか」-。度々こううわさされながら、堂々と領海侵犯を繰り返してきた北朝鮮の工作船。これまで摘発に届かなかった「北」への漁船不正輸出事件に二十三日、警視庁公安部の捜査のメスが入った。二年前の工作船事件を教訓に取り締まり活動を重ねてきた海上保安庁が端緒となる情報を入手、警視庁の独自情報と合わせた“陸”と“海”の共同作戦。公安当局は北朝鮮への中古漁船の不正輸出ルートの全容解明を目指す。

◆海保情報が端緒

平成十一年三月、能登半島沖に日本漁船を装った北朝鮮の工作船が確認されて以来、海保は全国十一カ所の保安本部に「輸出漁船の立ち入り検査強化」を命じていた。 きっかけは昨年六月だった。第二管区海上保安本部小名浜海上保安部の保安官が、福島県小名浜港でインドネシアに輸出される漁船に、立ち入り検査した。 「おかしいぞ」。検査の中で保安官はインドネシア向けに輸出される漁船なのに、船内に置かれた東南アジアの海域資料や航海用具が極めて少ないことに気づいた。税関職員の立ち入り検査などもあり、漁船の輸出はいったんストップされた。これが今回の摘発容疑となった船だった。 同七月に、アカガネ海運産業が偽造文書を提出して再申請を行い、輸出が許可された。その後、売却された漁船が、いったん韓国の港に入ったところまで海上保安庁は確認した。連絡を受けた警視庁は北朝鮮に輸出されたことを最終確認した。 海保は同六月以降、関係省庁からこの漁船に関する数十種類の書類を収集。不審な点を調査した結果、水産庁に出されたインドネシアの「永久船籍証明書」が偽造であることを突き止め、警視庁と合同捜査を開始した。

軍事専門家は「冷戦時代から日本漁船を売却する複数のシンジケートが存在するのではないかとの指摘が数多くあり、不正輸出のうわさは絶えなかった」と指摘する。 警視庁は不正輸出に関する情報をキャッチしたことはあったが、輸出先が北朝鮮だという明確な証拠が得られなかったうえ、直接の持ち出し先が東南アジアなどと偽装されていたため摘発は困難だった。しかし、今回は周到な監視活動で関係者の逮捕にこぎつけた。この事件を突破口に、北朝鮮と日本を結ぶ違法漁船輸出ルートの全容解明を図っていく方針だ。

◆簡便な書式、偽造気づかぬことも

中古漁船不正輸出の舞台となった小名浜港は、福島県いわき市の南東部に位置し、昭和三十一年に国際貿易港となり、平成十年には東南アジアとのコンテナ航路が開設されるなど、北朝鮮や韓国への国際物流ルートが拡大してきた。

小名浜港で、外国への輸出入品の通関手続きを行う小名浜税関支署の担当者は「輸出関連書類が偽造されていても、関係省庁の印章などが精巧だと、不正に気づかないことがあるかもしれない」と顔を曇らせる。 小名浜港近くにある通関手続き代行業者は「漁船輸出に関する通関手続きは年間数件あるが、必要な各省庁の輸出承認書類は簡便な書式が多く、偽造されれば分からないのが実情」と話す。

小名浜港を管轄する小名浜海上保安部では輸出される船が港を出る際、不審物を積んでいるか船舶をチェックするが、通常は税関支署が確認した通関書類を信じて出航を許可するという。実際、小名浜港から昨年八月に不正に北朝鮮に輸出された漁船は税関支署を通過し出航が許可された。 同保安部では「輸出先の海図の有無や船長資格者の乗船などはチェックし、問題はなかった。通関書類が偽造かどうかは税関の仕事。まさか北朝鮮に不正輸出されているとは…」と語った。

一方、宮城県多賀城市の松島海運事務所。突然の摘発に、倉庫や工場に囲まれた九階建てマンション最上階の事務所には報道陣が殺到、周囲は一時騒然となった。 外為法違反容疑で逮捕された同海運社長、岸本洋二容疑者は捜査員に両わきを抱えられて護送車に乗り込んだ。松島海運の依頼で中古船の修理や補強などを行ったという同県の船舶関連業者は、「中古船を国内や海外に転売するブローカーといううわさはあったが、北朝鮮とは思わなかった」と驚いた様子だった。【写真説明】 「松島海運」の家宅捜索を終え、押収物を運び出す捜査員=23日午後3時、宮城県多賀城市明月

漁船密輸「北」へ48隻関与追及、海運業者ら4人逮捕警視庁 06/24/2001 (東京夕刊)

国内で廃船となった中古漁船が無許可で北朝鮮に輸出されていた事件で、警視庁公安部は二十三日、外国為替管理法違反(未承認輸出)などの疑いで宮城県の輸出仲介業者や韓国人の船舶ブローカーら四人を逮捕し、船を北朝鮮に運んだ船員ら四人からも近く聴取する。さらに逮捕容疑となった船を含め、平成十一年の不審船事件以来、四十八隻の日本漁船が北朝鮮に不正輸出されたことを公安部など公安当局が監視・把握していることも新たに判明した。 廃棄漁船は北朝鮮で偽装船や工作船に改造されている可能性があると公安部はみており、四十八隻についても逮捕したブローカーらが関与していないか追及する一方、他の不正輸出グループの割り出しも進める。

逮捕されたのは埼玉県春日部市のアカガネ海運産業社長、前田純平(六七)▽宮城県多賀城市の松島海運社長、岸本洋二(五九)▽韓国人船舶ブローカー、尹卿重(五一)-ら四容疑者。調べによると、前田容疑者らは昨年六月、福島県・小名浜港に所属する中古イカ釣り漁船一隻(約一三〇トン、二十七メートル)を下取り、インドネシアに輸出するよう装い、偽造した関係書類を通産省(現・経済産業省)に提出、同年八月、北朝鮮に輸出した疑い。 漁船は福島県の所有者から尹容疑者が経営するインドネシアの水産会社が買い取ったように偽装。実際は岸本容疑者が仲介し尹容疑者を経由して北朝鮮へ輸出、前田容疑者は岸本容疑者の通産省への輸出申請手続きを代行した。中古船は昨年八月、前田容疑者らが手配した乗組員が運航、小名浜港を出港し北朝鮮の港に入ったとみられる。

二年前の日本海での不審船事件以来、日本の廃棄漁船が工作船に転用されている疑いが強まり、海上保安庁などでは輸出用船舶の監視を強化。その結果、四十八隻の中古船舶が北朝鮮に渡っていることが判明した。多くはフィリピンへの輸出に偽装し、同国経由で北朝鮮に運ばれ、洋上売買されるケースもあった。 尹容疑者らの逮捕容疑となった不正輸出では韓国経由だったが、船員が「韓国に寄りたい」と主張したためだったという。

「北」に廃船密輸出偽装・工作船に転用か業者逮捕へ外為法違反容疑で警視庁 06/23/2001 (東京夕刊)

国内で廃船となった中古漁船などが無許可で東南アジア諸国などを通じて北朝鮮に不正輸出されている疑いが強まり、警視庁公安部は二十三日、外国為替管理法違反(未承認輸出)容疑で中古船ブローカーら関係者の事情聴取を始め、関係先の家宅捜索に着手した。容疑が固まり次第、同日中にも逮捕する方針。こうした漁船は最終的に偽装船や工作船などとして再利用されている可能性が出ており、公安部で追及する。(9面に関連記事) 不正輸出された漁船は四十隻以上にのぼると公安部はみている。北朝鮮の不審船については、以前から日本船が転用されているのではないかとの疑惑が出ていたが、この実態に捜査のメスが入るのは異例だ。

調べによると、中古船ブローカーらは日本国内で廃船処分された漁船などの船舶を下取りし、外為法で定められた経済産業省への輸出承認を受けずに東南アジアなどに輸出していた疑い。

密輸には十人前後が関与。一隻あたり五百万円前後で下取りし、これまでに少なくとも四十隻以上が密輸出されたとみられる。 漁業関係者によると、漁船などの解体には数百万円から約一千万円の費用がかかる。所有者にとっては廃船の処分が大きな負担となっており、密輸グループはこうした事情につけこんでいた。

公安当局によると、これまで日本の領海内で確認された北朝鮮のものとみられる工作船は、いずれも日本の漁船を装い、エンジンや航法装置などを高性能に改造したものとみられていた。このため公安部は、背後に国際的な組織が関与しているものとみて、押収物を詳しく分析する。改造された船舶は日本の船名をそのまま残し、工作員の潜入や収容に使う工作船に改造されている可能性もあるとみている。

大麻が発見されたカンボジア籍貨物船 平成17年3月3日 (田海上保安部)

薬物乱用の増加や銃器の一般社会への浸透を防ぐため海上ルートによる薬物・銃器の密輸事犯の摘発や水際阻止に努めています。平成17年3月3日には、ナホトカ港から酒田港に入港したカンボジア籍貨物船「カトラン」に立入検査を実施したところ、消化ホース格納箱に隠匿された大麻樹脂を発見し、ロシア人1名を大麻取締法違反で摘発しています。

不正はいろいろな組織で存在する!

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